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〈附属病院報告〉近畿大学医学部附属病院・福祉相談(ソーシャルワーク)部門の報告--「医療・福祉相談室」は平成23年4月から「患者支援センター」に改編

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Academic year: 2021

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(1)Bulletinof⊂enterfor⊂1inicalPsychologyKinkiUniversityVoL4:159∼164(2011). 159. 近畿 大 学 医 学 部 附属 病 院 ・ 福 祉 相 談(ソ ー シ ャ ル ワ ー ク)部 門 の 報 告 一 「医療 ・福祉相談室」 は平成23年4月 か ら 「 患者支援セ ンター」 に改編 一. 小. 西. 直 毅. 近 畿 大 学 医 学 部 附 属 病 院 患 者 支 援 セ ン ター. は じめ に 当 院 に は 「専 門 の 相 談 員 が 不 在 で あ る 」 と、 奇 し く も病 院 機 能 評 価 を 受 審 の 際 に 指 摘 さ れ た こ と が き っ か け と な り、 平 成16年4月. に ソ ー シ ャ ル ワ ー カ ー(以. 「医 療 ・福 祉 相 談 室 」 で の 任 務 が 始 ま っ た 。 そ れ か ら 丸7年. 下SW)は. 採 用 され. が 経 過 し た 。 そ し て 本 年4月. よ り質 の 向 上 を め ざ し て 「医 療 連 携 」 と 「医 療 相 談 」 「福 祉 相 談(ソ. 、. ー シ ャ ル ワ ー ク)」 部 門. を 統 合 し 「患 者 支 援 セ ン ター 」 と し て 改 編 さ れ る こ と に な っ た 。 本 報 告 で は 、 病 院(組 こ の7年. 織)と. 福 祉 相 談(ソ. ー シ ャ ル ワ ー ク)部. 門の 関係 に 焦 点 を あ て て、. 間 に つ い て 事 実 と筆 者 の 見 解 を 証 言 と し て 残 し た い 。 一 言 で 要 約 す る と、 日 々 、 臨. 床 業 務 に 追 わ れ な が ら、 組 織 内 で は ソ ー シ ャ ル ワ ー ク に 対 す る 誤 解 、 い わ ゆ る 社 会 的 コ ン フ リ ク トと の 格 闘 だ っ た 。 医 療 の 価 値 観 と福 祉 の 価 値 観 に は 相 違 が あ る の で 、 こ れ は 半 永 久 的 課 題 で も あ ろ う 。 そ し て 「患 者 支 援 セ ン タ ー 」 へ 改 編 さ れ た 意 義 を 積 極 的 に 捉 え 、 こ れ か ら の 展 望 を 示 した い 。. 1.「 医療 」 と 「社会 福祉 」 「医 療 」 と 「 社 会 福 祉 」 は異 な る 分 野 で あ る。 そ れ ぞ れ に貴 い理 念 が あ り、 この 道 に従 事 す る者 に と って 源 泉 と も な る信 念 をそ れ ぞ れ に持 って い る はず で あ る。 共 に人 の 幸 せ を追 求 す る とい う、 対 人 援 助 の 隣接 分 野 で あ る。 そ の 重 複 す る領域 を一 般 的 に 「医療 福 祉 」 と呼 ん で い る。 だが 、 この 分 野 で 働 くSWの. 多 くは、 実 は 「医 療 」 に取 り込 まれ す ぎ ない よ う に注 意 を. 払 っ て い る 。 な ぜ な ら ば、 医 師 の 指 示 の 下 で 業 務 を行 う他 の 医療 職 と は異 な り、 医 療 職 と連 携 す る こ と を任 務 とす る福 祉 職 だ とい うア イデ ンテ ィテ ィー が あ るか らで あ る。. 2.「 医 療 職 」 と 「 福祉職」 SWは. 「福 祉 職 」 で あ る。 そ して 名 称 独 占 の 「 社 会 福 祉 士 」 「精 神 保 健 福 祉 士 」 とい う国.

(2) 160. 近 畿 大 学 臨 床 心 理 セ ン タ ー紀 要. 第4巻2011年. 家 資 格 を有 して 、 何 らか の 「困 りご と」 を抱 え て い る患 者 さ んや ご家 族 の方 か らの相 談 を受 けて い る。 SWが. 関与 す る 問 題 は、 「医療 」 の 範 躊 で は 解 決 し難 い 「 経 済 的 ・心 理 的 ・社 会 的 問 題 」. で あ る。 権 利 と して の 社 会 保 障 を重 要 視 し、 社 会 保 険 や 年 金 の 制 度 、 あ る い は障 が い者 福 祉 や 介 護 の 制 度 等 の 活 用 を図 った り、 他 機 関 と連 携 ・協 働 して 問 題 の 解 決 ・調 整 を援 助 し、 社 会復 帰 の促 進 を図 って い る。 敢 えて 「 福 祉 職 」 とい う に は具 体 的 な理 由 が あ る。 例 え ば、 が ん の 終 末 期 で あ る患 者 さ ん や ご家 族 に相 談援 助 を行 う場 合 を考 え てみ た い 。 当 院 の よ うな特 定 機 能 病 院 は 、 「 病 院 は機 能 別 に役 割 分 担 され て い る。」 「積 極 的 な治 療 が で きな い 病 状 の 場 合 、 終 末 期 医療 の み を診 る こ とが で きな い 。」 「ホ ス ピ ス な ど他 の 療 養 先 を探 して 転 医 しな くて は な らな い。」 とい う 医療 政 策 事 由 の前 提 が あ る。 こ の よ う な事 由 に は、 本 来 一 般 の 人 は違 和 感 を抱 くで あ ろ う。 SWは. 、 い くら病 院組 織 の 側 と はい え、 そ の 立 場 か ら接 す る と単 に転 医等 の説 得 者 とな って. し ま う。 しか し門外 漢 で は い られ ない の で、SWは. 一 般 の 人 が 抱 く違 和 感 に共 感 しな が ら、. 当事 者 に と っ て プ ラス と な る方 向性 を 共 に探 っ て い く とい う立 場 で接 して い く必 要 が あ る。 た とえ 「 福 祉 職 」 の 立場 を貫 い て も、 適 切 な療 養 先 選 定 を 目的 に相 談 援 助 を行 い 、結 果 的 に 無 駄 な入 院期 間 を短 縮 す る こ とは 、 「医療 職(者)」. との相 互 理 解 や チ ー ム ア プ ロー チ の も と. で十 分 可 能 で あ り、 病 院 に とっ て不 利 益 に は な らな い。 しか し この立 場 は 、組 織 内 で は 十 分 に理 解 さ れ て い な い。. 3.SW業 SWが. 務 の7年 間 業 務 を は じめ て か らの 相 談 実 績 を表 ① か ら④ に集 約 した。. 表① は、 年 度 別 の 新 規 の相 談 件 数(実 人 数)と 、 継 続 相 談 件 数(述 べ 人 数)で あ る。 業 務 開 始 後2年 間 は1名 、3年. 目か らは2名 、4年. 目か ら3名 の 相 談 員 体 制 とな っ た。. 表② は、 相 談 内 容 別 件 数 の 累 積 件 数 で あ る。 ⑭ 「退 院 援 助 」 が 最 も多 い。 次 い で ⑤ 「在 宅 支 援 」、③ 「受 診 や 入 院 、 不 安 等 の 問 題 」 と続 く。 相 談 依 頼 元 は医 師 、 看 護 師 の みで は な い。 患 者 さん や ご家 族 、 他 機 関 等 か らと様 々で あ る。 また① 「医療 費 の 問 題 」 ⑥ 「家 族 関 係 の 調 整 援助 」 な ど相 談 内 容 は経 済 的 問 題 、 心 理 、社 会 的 問 題 に及 ぶ 。 表③ は、 診療 科 別相 談 件 数 の 累積 件 数 で あ る。 が ん 診療 連携 拠 点 病 院 で あ る当 院 は、 が ん 患 者 さん の ケ ー ス が 最 も多 い 。 次 い で 公 的機 関 等 との 連携 が 必 要 な難病 、 後 遺 症 を残 す 疾 患 や リハ ビ リテ ー シ ョン に関係 す る ケ ー ス が 多 い 。 また 、 無保 険 者 、外 国 人 、 児 童 や 高 齢 者 の 虐 待 、DV、. 自殺 企 図 な ど、 社 会 問題 と な っ て い る分 野 や 、 救 命 セ ン ター 、NICU、. 産婦. 人科 な ど、 医療 供 給 体 制 の 問題 に 影響 す る分 野 に も関与 が あ る。 表 ④ は、 在 宅 療 養 や 転 院 に 帰 結 した ケ ー ス 数 で あ る。 在 宅 療 養 支 援 診 療 所 や訪 問 看 護 ス テ ー シ ョ ンに 自宅 で の看 取 りを依 頼 す る こ とや、 人工 呼 吸器 装 着 等 の重 症 患 者 さん の入 院先.

(3) 小 西 直毅:近 畿 大 学 医学 部 附属 病 院 ・福 祉 相 談(ソ. ー シ ャル ワ ー ク)部 門 の報 告. 161. の 選 定 な ど も行 っ て い る 。 SWの. 相 談 援 助 は 、 上 記 の よ う な 直 接 的 援 助 の み で は な く、 間 接 的 援 助 も あ る 。SWは. 院 ボ ラ ン テ ィ ア の 導 入 を 図 り、 コ ー デ ィ ネ ー ト も行 っ て い る(表. 病. ⑤)。 活 動 内 容 は 、 外 来 受. 付 周 辺 で の 案 内 、 エ ス コ ー ト、 小 児 科 病 棟 で の 英 語 学 習 ボ ラ ン テ ィ ア な ど で あ る 。 ま た 、 表 ⑥ の 「介 護 保 険 ・訪 問 看 護 教 室 」 は 、 地 域 の 事 業 所 の 方 を ボ ラ ン テ ィ ア で 講 師 に 招 き、 患 者 さ ん ご 家 族 を 対 象 に 「介 護 保 険 制 度 や 訪 問 看 護 」 に つ い て 講 義 し て い る 。 ス タ ッ フ の 参 加 も も ち ろ ん 可 能 で あ る 。 地 域 と の 医 療 福 祉 連 携 の ユ ニ ー ク な 試 み と 自負 し て い る 。 そ の他 、 実 習 指導 、 看 護 学校 、 医学 部 、 他 大 学へ の講 義 な どの教 育活 動 、 講 演 や研 究活 動 、 ジ ャ ー ナ ル や テ キ ス トの 執 筆 な ど の 業 績 も残 し て い る 。. 表①相談件数 5000 4000. ・鮮. 11 「. 緯L諮L灘_脚. 3000 鰐. ・1;. 一一 }一. 2000 '. ∼. 1000. 一. → ; ,. 0. 一. 一. 翻. ,㍗. 一 つr}"、. 16年 度. 祓. 轟{. 17年 度. 毯. 慧 割匿ll■翻. 18年 度19年 璽新 規. 度20年. 嗣 一. 一一 ∼. L__ご. 1巨. 「. 「. 度21年. 騨 擁 22年度. 度. 継 続. 表②相談内容別件数 ⑰その他 ⑯復職、復学への援助 ⑮住居設定 、改修等 ⑭ 退院後、他 施設の選定 ⑬ 医師等への情報提供 ⑫ 診断、治療 内容の理解促進 ⑪ 心理 社会的問題 ⑩ 遺族へのケア ⑨ 傷病や障がいの受容 ⑧院外(地域 機関等)関係 の調整援助 ⑦院 内(患者、職員)関係 の調整援助 ⑥家族関係 の調整援助 ⑤在宅ケア諸サービスの活用 ④療養 中の生 活上の問題 ③ 受診 や入院、不 安等の問題 ② 生活費等に関する相談 ① 医療費に関する問題 020004000600080001000012000140001600018000. ■16年 度. 朧17年. 度. ■18年. 度. ■19年. 度520年. 度21年. 度. 讐22年. 度.

(4) 近 畿 大 学 臨 床 心 理 セ ン タ ー紀 要. 162. 第4巻2011年. 表③診療科別相談件数 その他. 東洋医学 ー 口腔科 睡. 一. 救命救急 センター 中央手術 ・ 集中治療. 1. };. 潟…. 腫瘍免疫. 一. ■■. 馴 鰯`. }. 噂. ど. 麻酔科. 一. 放射線科 ー膿■ き 産婦人科. ■ ■. 鰭. 一. 騰. 耳鼻咽喉科. 眼科 隙■■騨 鶯 泌尿器科 ■贈■■■■. 繍 ■脚. 騰鐵. 形成外科. 胃瞬. 皮膚科 リハ ビリテーション科 整形 外科 心臓 外科 1. }脳. 神 経 外 科1 外科 小児科 メンタル ヘ ル ス科. 1呼. 吸器 ・ ア レル ギ ー 内科. 1腫 !神. 瘍 内科 経 内科. 1腎. 臓膠辮. 一. ・. 隔麟 灘 循環器内科 {0. 5001000150020002500. ■16年 度. 獺17年. 度. 麗18年. 3000 度. ■19年. 度. 嶽20年. 度21年. 度. 撒22年. L__. 表④在 宅 ・転院 件数. 「 250 200. 1 150 100. …一…一 . ∼一一. 喘噌咽噌一. 競. 50 0. 帽. 」 ■__1._. 16年 度. 囑掴h卿. 一1. ¶一. 臼. 門u-__層_. 一且 一昌 一 ;「. 度19年. ■在宅. 度20年. 転院. 度.   f. … 一. 葦. ∼. 擁. 紅.」. ;. 三_、. ;. __._帖_.一_一_漏____謡._L___. 17年 度18年. '. ;. '. 「. 21年 度. 開 . F _. r 一. よ」.. 22年 度. 度.

(5) 小 西 直 毅:近 畿 大 学 医 学 部 附 属病 院 ・福 祉 相 談(ソ ー シ ャル ワー ク)部 門 の 報 告. 4,SW業 SW業. 163. 務の特徴 務 は 臨床 業 務 で あ り、 患者 さん ご家 族 との 面接 を通 して 援 助 を行 う。 この 点 は重 要. で あ り、 医 師が 無 診 察 で 処 方 が で きな い こ と と同様 で あ る。 だ が、 これ まで の依 頼 の 中 に は、 面 接 をせ ず に事 務 的 に転 院先 を探 す こ とや 、 早 期 転 院 、 あ るい は転 院 の 説 得 を要 求 して くる 例 が い くつ もあ っ た。 要 求 に応 え られ ない と批 判 を受 け るが(実 際 に診 療 部 長 会 議 で そ の よ うな発 言 もあ っ た と聞 い た。)、そ もそ もSWの SWが. 役 割へ の 誤解 に基 づ く不 当 評価 で あ る。. 少 数 で あ る と、 面 接 を 中心 と した業 務 に は 限 りが で て くる の で 、優 先 す る必 要 が あ. る対 象 の 問 題 を決 め な くて は な ら な い。 こ の 場 合 、 福 祉 か ら見 て 優 先 され る 問題 が 必 ず し も医 療 か らみ て優 先 さ れ る 問題 と は一 致 しな い 。例 え ば、 治 療 が 終 了 し退 院 可 能 とな れ ば 、 ベ ッ トを早 く空 け るた め に退 院 先 選 定 を急 が な くて は な らな い の が 医療(病 院)の 事 情 で あ る。福 祉(SW)は. 、 早 期 退 院 で は な く、 選 択 肢 の提 示 と適 切 な療 養 先 選 定 を優 先 して相 談. 援 助 を行 う。 しか し医療(病 院)の 事 情 も考 慮 しな け れ ば な らな い で 、早 期 か らの介 入 や 手 順 上 の 無駄 を省 くこ とで 結 果 的 に 入 院期 間 が 短 縮 され る よ うア プ ロー チ して い る 。 医療 と福 祉 に接 点 は あ るが 、 主 旨は相 違 す る 。 SWは. 少 人 数 で 単独 部 門 に位 置 づ け られ て い る。 この 場 合 、 相 談 依 頼 の受 け方 は、 事 が表.

(6) 近 畿 大 学 臨 床 心 理 セ ン タ ー紀 要. 164. 第4巻2011年. 面 化 して か ら後 で対 処 してい くとい うこ とが 多 くな る。 上 記 の よ う に退 院援 助 を例 にす る と、 病 状 が 安 定 してか ら療 養 先 を探 さ な け れ ば い け な い場 合 、 無 駄 な入 院期 間 は お のず と発 生 し て しま う。 早 期 に ス ク リー ニ ング で対 象 を把 握 し、 介 入 や 療 養 先 へ の退 院 の準 備 を早 め る こ とが 必 要 で あ る。 そ の た め に は、SWを. 増 員 して 病棟 や 診療 科 の カ ンワ ァ レ ンス に参 加 した. り、 多 職 種 と合 同 の部 門 に組 織 上 位 置 づ け る な どの体 制 が 必 要 で あ る。. 5.組. 織 の 中 でSWを. これ ま で のSW業. どの よ う に位 置 づ ける か? 務 の特 徴 で あ る、 少 人 数 で福 祉 の優 先 度 の 高 い 分 野 の業 務 につ い て面 接. を 中心 に行 う方 法 を、 今 後 も維 持 す る のか 改 革 す る のか は、 練 る余 地 が あ る。 病 院 運 営 の 観 点 か らは、 地 域 機 関 との 連 携 や 退 院 支 援 部 門 を強 化 して、 特 定 機 能 病 院 と し て よ り洗 練 させ て い く必 要 が あ ろ う。 ま た、 福 祉 の 観 点 か ら も、 個 別 事 例 対 応 の み で は解 決 され ない 、 病 院 組 織 内 の課 題 や 社 会 的 に取 り残 され て い る様 々 な 問題'(難 病 患 者 や 重 症 患 者 の レス パ イ ト入 院 、 当事 者 組 織 との 協 働 な ど)に 、 機 関や 地 域 、 社 会 、 そ して 当事 者 ら と関 わ りなが ら解 決 手段 を講 じて い か な けれ ば、 とい う時 代 の 要 請 もあ る。 方 策 と して は、 患 者 さ ん ご家 族 に関 わ る相 談 窓 口 を統 合 して対 応 す る シ ス テ ム の 構 築 や 、 退 院 支 援 の チ ー ム に よ る早 期 介 入 、 病棟 や 診 療 科 との 連 携 ア プ ロー チ が 有 効 と思 わ れ る。 や は りSWは. 大 幅 増 員 し、 医 療 連 携 や 退 院 支 援 部 門 と協 働 して これ か らの 時 代 を切 り開 い て ゆ. く土 台 づ く りが 求 め られ るで あ ろ う。. 6、 「医療 ・福 祉 相 談 室 」 か ら 「 患 者 支 援 セ ン タ ー」 へ 患 者 さ ん は、 一 人 ひ と りす べ て初 診 か ら終 診 まで 繋 が っ て い る 。 そ れ を病 院側 は 分 業 し、 応 じて い る 。 そ れ は誤 りで はな い が 、効 率化 の た め の 役 割 分担 が 行 き過 ぎ る と複 雑 化 し、 基 本 的 な こ とが 見 過 ご され 、 本 来 の 医療 とは か け 離 れ た 事 態 にな って しま う場 合 が あ る。 医 療 不 信 や総 合 医 が 求 め られ る背 景 の 問題 は この 点 に集 約 され る。病 院 は、 医 療 の 周 辺 で 起 こ っ て い る こ と を大 きな枠 組 み で捉 え 、患 者 を 支援 し、 本 来 の 医療 が 適切 に行 わ れ 、 質 を高 め て い く こ とが 出 来 る よ う、 本腰 を入 れ な け れ ば な らな い 。 そ こ で 、福 祉 相 談 室 は今 年3月 を持 っ て任 を終 え 、4月 か らは 、患 者 支援 セ ン ター と して 発 展 解 消 され る こ とに な っ た 。患 者支 援 セ ン ター は 、 医療 相 談 、 医療 連携 部 門 が 統合 され た 部署 な の で 、 前 章 や上 記 に指 摘 した 問題 に対 応 す る枠 組 み を有 して い る 。 患 者 総 合(相 談) 支 援 セ ン ター の構 想 は実 は4年 前 に上 司 に提 案 した の だ が、 よ うや く様 々 な組 織 上 の 苦 難 を 乗 り越 え て実 施 に結 び付 け た の は 、 附属 病 院事 務 部 の橋 本 克 己部 長代 理 で あ る。 SWは あ る。. 、 この 英 断 に応 え、患 者 支援 セ ン ター の 要 と して 機 能 す る よ う業 務 遂 行 す る の み で.

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