② 国内における核融合研究開発の状況
核融合研究開発体制
○ 我が国の核融合研究開発は、文部科学省、経済産業省のもとに進められている。政
府関係の研究開発は、原子力委員会のもとに進められ、その内容は、「原子力開発
利用長期計画」及び「第三段階核融合研究開発基本計画」に示されている。
○ 我が国の核融合研究開発は、原子力委員会の核融合専門部会において、総合的推進
及び連絡調整が図られている。
出典:日本原子力産業会議 原子力ポケットブック
出典:日本原子力産業会議 原子力ポケットブック
④ 核融合炉から出る放射性廃棄物とその処分
国際的な協力で研究開発が進められている核融合炉の ITER を例にすると、長期に
わたる実験により、プラズマに近い内部機器などは放射化する。ITER の運転が終了し、
廃炉として解体するときには、これらは、放射性廃棄物となり、廃棄物の中にある放
射性物質には、炭素 14、コバルト 60、ニッケル 63、ニオブ 94 などがある。
ITER の放射性廃棄物は、低レベル放射性廃棄物で、除染段階時に約 3 トン(工学
設計活動に基く試算で今後詳細な設計が行われるなどにより、見直される)ある。
しかし、時間の経過とともにその量は減少し、放射性廃棄物としての管理が必要無
いもの(クリアランス レベル以下)が増える。ただし、中には、長寿命の放射性廃棄
物も含まれており、適切な処分が必要である。
放射性廃棄物の処分シナリオ
ITER の放射性廃棄物の処分は、現在の技術で取扱い可能で、その方針は、原子力委
員会「RI・研究所等廃棄物処理処分の考え方」等に基くと考えられる。