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三浦一郎先生をお送りするにあたって

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Academic year: 2021

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三浦一郎教授をお送りするにあたって

経営学部長

 池 田   伸

 三浦先生は今年度定年を迎えられ,2016 年 3 月末をもって退職されることとなりました。 ご着任以来35 年の長きにわたって,私たち経営学部および経営学研究科の発展に大きく寄与 されました。このご功績にあらためて思いをいたし,私たちの深甚の謝意を表しつつ,この 『立命館経営学』をご退職記念号として謹呈させていただきます。  三浦先生のご経歴は,1975 年に京都大学経済学部をご卒業後,同大学院経済学研究科修士 課程に進まれ,同博士後期課程を1980 年に満期退学され,ただちに立命館大学経営学部に助 教授として赴任されました。その後1994 年に教授に昇任され,今日に至るまで経営学部にお いて教育研究および大学運営に大きく貢献されました。  三浦先生のご研究は,当時の有力学説であった森下大阪市大教授の商業経済論における消費 および消費者の欠落への批判を出発点とし,とくに高度成長期を通じて発展した各種流通業の 業態の変遷や特質について検討を加えられました。今世紀に入ってからは,経営学の創設者と もいえるP. F. ドラッカーの研究を精力的に進められ,2005 年の「ドラッカー学会」の発足 から2012 年には同代表理事にご就任されて今日まで,ドラッカー・ルネサンスともいうべき アカデミアにおける学際的現代的なドラッカー再評価をリードされ続けています。また,日本 流通学会や日本ベンチャー学会においても,その創設および創成期の運営に深く関わられ,両 学会の発展に大きく貢献されました。  教育面でも30 年以上にわたる三浦先生の経営学部・経営学研究科の教学へのご貢献には多 大なものがあります。学士課程教育においては,「マーケティング論」等の基礎的科目の大規 模講義を担当されつつ,当時では珍しい幅広い社会的ネットワークを活かした寄付講座・協定 科目等を数多く企画・運営されて受講生に経営の現場からの最先端の知識と情報とを提供して いただきました。また大学院では,社会人を含む数多くの院生がゼミに集い,かれらに対して 三浦先生は極めて熱心に研究指導,論文指導を行われました。博士課程後期課程で研究指導を 担当された修了生のうち8 名までが全国で大学教員として現在活躍しておられます。  三浦先生はまた,大学運営にも大いに寄与されました。学部内の各役職をご歴任後1998 年 の経済・経営両学部の衣笠からのびわこ・くさつキャンパス(BKC)への移転・新展開に際し ては,移転の企画・実施の実質的な責任者を務められ,移転後には文理総合インスティテュー

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ii ト教学委員長やBKC 教学部長としてその後の BKC の文理融合型キャンパスとしての新展開 の礎を築かれました。  このように三浦先生におかれましては,本学経営学部において熱心に教育研究に取組んでき ていただきました。引き続き,本学特任教授として,ご健康でますますのご活躍いただけます よう祈念しております。今後とも,本学ならびに経営学部および経営学研究科に対して特段の お力添えを賜りますようお願い申し上げます。

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