聴覚障害乳幼児療育における新生児聴覚スクリーニング検査の在り方に関する研究
2
0
0
全文
(2) ・0AE機器での検査の場合、近隣の自動ABRの. 易にできる時代であり、検査側への質問も専門的. ある施設を紹介する。. になっている。そのため検査側の対応や、きめ細. ・検査に関する知識や技量がある人が検査を行う。. かい支援が必要である。しかし、外来患者の対応. しかし、検査を複数回行うことは保護者の不安. 等で忙しく、きめ細かい対応が困難な場合もある。. や負担があり、検査に対する保護者の心理面に配. 一人ひとりの保護者に対応することが望ましいが、. 慮することが望ましい。. 対応が困難な状況にあるならば、専門機関と連携. 2.リファー後∼確定診断の現状と課題. し、細かな対応をする方が、検査を行う側、受け. 保護者は、新生児聴覚スクリーニング検査を受. る側にとって相互によいと考える。. けることや検査時に対して不安は見られない。し. 3.確定診断後∼療育の現状と課題. かし、検査結果後やその対応に不満を抱いている。. 検査の結果は、引き延ばさずに、今の時点で分. そこで、新生児聴覚スクリーニング検査の告知に. かっている部分を保護者に逐一報告する必要があ. ついて、誰が、いつ、どこでという部分は整備さ. る。また、確定診断時の結果通知や説明が断定的. れる必要がある。. で不満があることで、保護者の不安は大きいこと. (1)誰が. が分かっている。そのため、両親2人で来所する. 検査や聴覚障害について知識があり、説明がで. ことの徹底をし、専門職の同席を行い多角的な視. き、リファー後の保護者の心理面に配慮ができる. 点を持てるようにすることが望ましい。更に、確. 人がよい口しかし、実際に結果を伝える側の知識. 定診断時の保護者のカウンセリングの重要性が認. 不足や説明不足があげられている。説明不足や知. められ、対応例を検討している。また、将来のこ. 識不足は保護者の不安を更に増大させるため、専. とやこれからの育児について情報がほしいという. 門家を同席させる必要がある。. 意見から療育機関への連携を密に取るようにする. (2)いつ. 必要があると考える。. 検査結果を1ヵ月健診時に伝える取り組みは保. 保護者の不安が軽減するためには、療育機関の. 護者の不安の軽減につながる。更に確定診断まで. 取り組みが重要である。しかし、療育機関が遠い. の期間が短くなることから、1ヵ月後の健診時に. ことや少ないということが保護者の負担になり問. 伝えるほうがよい。しかし、実際に取り組んでい. 題になっている。これらの問題に対して、保護者. るところは少なく、人口の規模の大きさや里帰り. の二一ズにあった支援を行うために、家庭訪問支. 分娩等により1ヵ月後の健診時に結果を伝える取. 援やサテライト教室があり、この取り組みにより. り組みを行わないほうがよい地域もある。. 保護者の負担や不安は軽減している。. (3)どこで. 1V.今後の課題. プライバシーが守られている場所、落ち着いた. 提言した望ましい支援体制の在り方が、関係者. 場所で告知が行われる必要がある口. (保護者、産科、病院、専門家、療育関係者)にど. (4)その他. う影響するのか研究を進めていきたい。. 近年では、検査結果の通知時に保護者に何をど 主任指導教員 鳥越隆士. のように伝えるかということが分かっているが、. 保護者もインターネット等で情報を得ることが容. 一213一. 指導教員鳥越隆士.
(3)
関連したドキュメント
④日常生活の中で「かキ,久ケ,.」音 を含むことばの口声模倣や呼気模倣(息づかい
Denison Jayasooria, Disabled People Citizenship & Social Work,London: Asean Academic Press
2020 年 9 月に開設した、当事業の LINE 公式アカウント の友だち登録者数は 2022 年 3 月 31 日現在で 77 名となり ました。. LINE
また、視覚障害の定義は世界的に良い方の眼の矯正視力が基準となる。 WHO の定義では 矯正視力の 0.05 未満を「失明」 、 0.05 以上
在宅の病児や 自宅など病院・療育施設以 通年 病児や障 在宅の病児や 障害児に遊び 外で療養している病児や障 (月2回程度) 害児の自
自由報告(4) 発達障害児の母親の生活困難に関する考察 ―1 年間の調査に基づいて―
②Zoom …
平成 支援法 へのき 制度改 ービス 児支援 供する 対する 環境整 設等が ービス また 及び市 類ごと 義務付 計画的 の見込 く障害 障害児 な量の るよう