• 検索結果がありません。

傷害の防止

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "傷害の防止"

Copied!
4
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

1

-第3学年4組

保健体育科学習指導案

1.単元名「傷害の防止」 2.指導観 ○ 医学の進歩や医療機関の充実により、人生 80 年の時代となった。長い人生を寄り快適に充 実した物にするため、健康維持に努める人は少なくないが、同時に、交通事故をはじめとする さまざまな事故により、命を落とす人が後を絶たない。また、事故に限らず身の回りには多く の障害が発生し、健康に影響を与えている。しかし、これらの事故や障害を引き起こす発生要 因を見たとき、当事者の心身の状態や、安全に対する意識の低さなど(人的要因)と、危険な 物の管理不行き届きや危険な箇所の整備不備など(環境要因)が重なり合っており、単に「思 いがけず起こった」とは言えない。そこで、人が安全に生きていくためには、事故や傷害の発 生要因を客観的に見つめ、原因を正確につかむことが必要であるということ、それぞれの要因 に対して適切な対策を立てれば事故や傷害は未然に防ぐことができることを認識させ、安全に 対する意識を高めていくことは必要不可欠であると考える。また、傷害が発生した場合どのよ うな救急処置をすればいいのかといった基本的な意識や技能も重要である。安易に「医療機関 に頼ればいい」、「医療機関でなければできない」と思いがちな場合も、早急に対処を行うこ とで回復を早めたり、時には生命をとりとめることもあるからである。救急処置の意義を考え、 知識にとどまらず、技術を身につけることは今後の人生を歩んでいく上で意義深い。 ○ 本学級(男子 19 名、女子 18 名)は授業では自由に発言する、質問するなど意欲的である。 興味本位で周囲を顧みない発言や行動が見られることはしばしばあり、集中力や真剣味に欠け がちである。本単元を学習するにあたってはアンケート(別紙参照)を実施した。自転車に乗 る際や、登下校などで安全面に気をつけている生徒は全体の 30 %であり、安全面への意識の 低さがうかがえる。骨折、捻挫、脱臼、熱傷、創傷のいずれかを経験したことのある生徒は全 体の 63 %であったが、そのうち応急処置を行った経験がある生徒は 15 %であった。さらに、 その応急処置の方法を見ると、捻挫では「湿布で冷やした」、「冷却スプレーで冷やした」と いう程度で、適切な処置についての知識を持ち合わせていない。人工呼吸や心臓マッサージに ついては、テレビで見たことがあるがどのような時に行うのかという知識はなく、実習などの 経験もない。口につけて息を吹き込むという行為を興味半分にとらえたり、抵抗感を持つ生徒 もいる。また、簡単にできるものと容易に考えているようである。 ○ 身近で起こりやすい事故や傷害を元に、その発生原因を分析させ、多くの場合が安全な行動 や環境の改善によって防止できることを様々な事例や生徒の体験を元に気づかせたい。また、 適切な応急処置をおこなうことで、悪化防止、苦痛緩和、不安感緩和ができることに気づかせ、 実習を通して基本的知識や技能を身につけさせたい。 3.目標 ○ 応急処置の意義を理解させる。 ○ さまざまな傷害に応じた応急処置の基本的知識、技能を身につけ、実践力を育てる。 ○ 基本的知識をもとに、様々な状況を想定し、その状況に応じて行動ができるようにする。 4.本単元における評価規準 ア運動や健康・安全への関 イ運動や健康・安全につい ウ 体育的な技能 エ運動や健康・安全につい 心・意欲・態度 ての思考・判断 ての知識・理解 1.健康の保持促進のために必 1.健康な生活や疾病の予防 1.健康は主体と環境を良好 要な生活行動に関心をもっ について日常生活を振り返 な状態に保つことによって て学習することができる。 り、問題点や課題を発見す 成 立 す る こ と が 理 解 で き 2.仲間との学び合いに進んで ることができる。 る。 参加しようとする。 2.健康な生活や疾病の予防 2.健康を保持促進するため 3.健康の保持促進のために必 に つ い て 仲 間 と の 学 び 合 には栄養・運動・休養など 要な生活行動に関心をもっ い、資料、経験、実習をも の生活習慣が深く関わって て自ら課題を発見し取り組 とにして科学的に考え選択 いることを理解できる。 もうとする。 すべき解決方法を考え、行 3.障害の発生要因、応急処 動 を 判 断 す る こ と が で き 置の意義・手順を理解し、 る。 実践することができる。

(2)

2 -5.単元指導計画 学習活動・内容 指導上の留意点 形態 評価規準 第 1.中学生期の事故と傷害につ ○自分自身の事故や傷害について 一斉 ア-1 一 1 いて知る。 関心をもたせに生徒のアンケート 班 イ-1 次 を元に考えさせる。 第 1.交通事故の要因と、その防 ○ 交通事故の要因を考えさせると 一斉 イ-2 二 2 止について知る。 共に、防止策も考えさせる。 班 エ-1 次 エ-2 1.応急処置の意義と手順を理 ○さまざまな傷害の要因を理解す 一斉 エ-3 第 1 解する。 ると共に、応急処置の手順を身に 班 三 つけさせる。 次 2.気道確保と人工呼吸法及び ○人工呼吸法と心臓マッサージが 一斉 イ-2 1 心臓マッサージができるよう できるようにさせるために、ダミ 班 エ-3 7 にする。 ー人形を使い実習をさせる。。 個 時 (本時1/1) 間 ア 5 3.止血法、包帯法及び運搬法 ○2つの応急処置法を理解させる 一斉 -2 を理解する。 ために包帯などの実物を使い自習 班 エ-3 をさせる。 4.熱湯、凍傷、感電とその処 ○熱湯、凍傷、感電の際の処置法 一斉 エ-3 置について理解する。 について理解させるために、資料 班 を見せながら手順を説明する。 6.本時 平成20 年 11 月 日( ) 第5 校時 於3年4組 (1)本時の指導観 人工呼吸法は資料などでその手順や方法を学習し、知識があるからといって実践できるほど簡 単なものではない。実際に患者を前にすると突然の状況に気が動転し、冷静な判断や処置ができ なくなることが多い。意識不明の患者の場合は、気道確保で手こずることもある。ましてや呼気 吹き込みの段ともなると知識だけでは吹き込みの適度なペースがつかめないので、適切な処置が できないで終わることもある。実習などで経験してみると、数回の吹き込みだけでも処置する側 の体力、気力がいかに必要であるかということがよく分かる。そこで、本時ではダミー人形を使 って実際に人工呼吸を行い、本などを読んだだけでは分からない点(呼気量、ペースなど)をし しっかりと身につけさせる。 また、その難しさを感じた上で、命を扱うことの重みを考えさせ、正しい知識を身につけてお くことの大切さ、真剣に取り組む必要があることにも気づかせたい。 (2)本実践における交流活動 六班の班を作り、6体のダミー人形を用意する。人工呼吸法をマスターするうえで、グループ 内でお互いの課題を発見し、それを互いに教え合い、励ましあったりする交流活動を取り入れた いと考える。 (3)本時の主眼 ○実習を通して、人工呼吸法の技能を習得する。 ○人工呼吸法をマスターする上での課題に気づき、課題を進んで解決しようとする態度を身に つける。 (4)準備 ①教科書 ②学習プリント ③ホワイトボード ④人工呼吸実習用ダミー(6体) ⑤体操服 ⑥消毒用綿花

(3)

3 -(5)展開 学習活動・内容 指導上の留意点 形態 評価 配時 1.授業準備の確認 一斉 1 2 .前 時 の学 習 内容 (応急処置 ○手順とその方法を教科書やプリントを 一斉 3 の手順)を想起し復習する。 見ずにどれだけ覚えているか、全体に問 いかけながら確認させる。 1 3.本時の学習内容、めあてを 一斉 確認する。 めあて 人工呼吸と心臓マッサージををマスターしよう! 4 .器 具 の取 り 扱い を機器なが ○手順を確認させるために、ホワイトボ 一斉 5 ら、 教 師の 師 範を 見てイメー ードに手順を書いたカードを提示する。 ジをつかむ。 ○ダミーを使って、吹き込みまでを実習 させることを確認させる。その後心臓マ ッサージをおこなうことを確認させる。 ○吹き込む量やペースを確実に押さえる。 ○状況を理解させるために本時では意識 なし、呼吸なし、脈はある患者という設 定を説明する。 ○イメージをつかみやすくするように器 具の取り扱いとあわせて、教師が師範を おこなう。 ○吹き込む時は、鼻をつまむこと、口を 大きく開けて隙間ができないように患者 の口を覆うことを確認させる。 ○息が漏れて、吹き込みが不十分な例も おこなってみせる。 5.実習をおこなう。 ○実習がスムースに進むように恥ずかし 班 エ-3 28 がらずに積極的に取り組むように促す。 ○活発な交流が行われるように学習プリ ントやホワイトボードを見ながら理解で きていない点や誤った点はグループ内で ①協力者を呼ぶ。 教えあうように促す。 「誰かいませんか」 ②意識確認 ○大きな声を出して確認すること。患者 耳の そ ばで 「 大丈 夫ですか」 の体を揺らすことは危険であることを押 と声 を 出し 肩 をた たいて意識 さえる。 確認をおこなう。 ③気道確保 ○患者の頭部側にある手で額を押さえ、 額を押さえて、あごを上げて 逆の手で下あごをあげることを確認させ 上向きの状態にさせる。 る。 ④呼吸確認 ○口で呼吸を確認する場合にも、耳で確 患者 の 口元 に 耳を あてて、呼 認することを教える。 吸を確認する。 ⑤人工呼吸 ○成功した場合にはランプがつき、失敗 あご を ての ひ らで 上げて、鼻 した場合にはランプがつかないことを確 をつ ま む。 口 を指 で開き、自 認させる。 分の口で患者の口をふさぐ。 【ランプがつかない原因】 大き く 、ゆ っ くり と、長く息 ・口の覆いが不十分である。 を吹き込む。 ・鼻をつまみ忘れている。 3回おこなう。 ・気道確保が不十分である。 ⑥脈の確認 不十分な場合は個別に指導していく。

(4)

4 -心臓 に 耳を つ けて 、脈がある ○呼吸は肺の動き、脈は-心臓の動きを意 か確認する。 図するものであることを確認させる。人 工呼吸を行っても心臓が停止していれば 死に至ることを知らせる。 ⑦人工呼吸の継続 ⑧心臓マッサージ ○押さえるポイントを間違えないように 胸部 中 央に 、 肘を 伸ばした状 確認させる。 態で 両 手を の せる 。肘を曲げ ・押さえるポイントは、肋骨中央一番 ない ま ま、 垂 直に 胸部を押さ 下の部分から指二本分上の位置。 える。 6 .代 表 生徒 が 患者 発見から人 ○再度確認させるために二人の生徒を指 一斉 5 工呼吸、心臓マッサージまで 名し、それぞれに実演させる。 実演する。 ○実演した生徒の良かった点を周囲の生 徒に言わせる。 7.学習プリントに今日の授業 ○本時の授業の振り返りを行わせるため 個人 イ-2 5 のまとめを書く。 に、自己評価させる。 ・わかったこと ○人工呼吸の難しさや重要性に気づかせ ・気づいたこと るために実習をやってみて、わかったこ ・思ったこと と、気づいたこと思ったことを書かせ発 表させ、意見交流させる。 8.本時のまとめを聞く。 ○本当にその場に遭遇した場合は、冷静 1 な対応、判断することが難しい。だから こそ、実習を積み重ねることが大事であ ることを伝える。 9.次時の連絡を聞く。 ○損傷とその処置について学ぶことを知 一斉 1 らせる。

参照

関連したドキュメント

区分 授業科目の名称 講義等の内容 備考.. 文 化

授業科目の名称 講義等の内容 備考

「PTA聖書を学ぶ会」の通常例会の出席者数の平均は 2011 年度は 43 名、2012 年度は 61 名、そして 2013 年度は 79

学年 海洋教育充当科目・配分時数 学習内容 一年 生活科 8 時間 海辺の季節変化 二年 生活科 35 時間 海の生き物の飼育.. 水族館をつくろう 三年

確認事項 確認項目 確認内容

⽉⽇ 時間 事象・対応内容

確認事項 確認項目 確認内容

確認事項 確認項目 確認内容