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自分の責任  資料名「海の勇者」

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Academic year: 2021

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第5・6学年 道徳学習指導案

1 主題名 自分の責任 資料名「海の勇者」(文溪堂) 内容項目 4-(3) 身近な集団に進んで参加し、自分の役割を自覚し、協力して主体的に責 任を果たす。 2 主題設定の理由 ○ 本学級は、5年生3名、6年生8名の複式学級である。少人数のため、中学年の頃から運動 会や委員会活動等で多くの出番が与えられてきた。高学年になってからは学校行事や委員会活 動、クラブ活動、学級での活動、地域での行事等、様々な場面で責任ある役割を任せられるよ うになり、その責任を果たそうと努力する姿が見られるようになってきた。しかし、係活動や 委員会活動も最初のうちや興味があるうちは意欲的に活動するが、時間がたつとだんだん興味 や意欲が薄れてしまい、自分の役割に対する責任がいいかげんになってしまう児童も少なくは ない。また、自分から進んで集団に参加し役割を果たそうというよりも言われたことをこなす という指示待ちの児童が多く見られる。このような児童に集団の一員としての役割意識を認識 させ持続させるためには、自分の立場や全体の動きを自覚しようとする態度を身に付けさせな ければならない。そこで集団の中で進んで自分の役割に取り組むことが責任を果たすことにな ることに気づかせたい。 ○ 本主題は、第5学年及び第6学年の内容における視点4「主として集団や社会とのかかわり に関すること」の指導項目(3)「身近な集団に進んで参加し、自分の役割を自覚し、協力して 主体的に責任を果たす」に相当する内容である。 人間は一人では生きていけない。人が存在していくためには、必ず集団の中に属しその中で 役割を持ち、責任を果たしていくことが求められる。また、集団が維持されていくためには、 そこに属する人が役割と責任を果たすことが求められる。人間は個の存在として集団の中で成 長することができ、個の努力によって集団は維持され成長していくのである。自分たちの集団 をよりよいものにしていくためには、集団がお互いの努力や多くの人の支えによって成立して いることを自覚させ、集団に依存するのではなく、一人一人が進んで自分の属する集団の役割 を担い、責任を果たしていく心情を育てることが重要になる。 高学年になると、児童は学級での係活動、当番活動の他に委員会活動やクラブ活動等、集団 の一員として責任のある役割を担うことが多くなり、多くの児童が自分の役割を持ち、責任を 持って果たそうと努力をしていく。この時期に自分に対する役割や責任を再び自覚させ、問い 直させることは、これから予定されている最上級生に向けての取組や卒業に向けての取組につ ながると考える。 ○ 本資料は、嵐にあったエンタプライズ号のカールセン船長が乗客と船員を救命ボートに避難 させた後、救助船に発見されるまでの1週間、1人でその役割と責任を全うし、船は沈んでし まうのにかかわらず、多くの人にその行動を讃えられ、迎えられるという話である。 極限状態のもと、命をかけてカールセン船長のとった責任ある行動は児童に感動を与えるに ちがいない。船長という役割のもと、自分の責任を果たすために船に残ったカールセン船長の 気持ちを話し合わせ、考えをまとめさせながら、ねらいにせまらせていきたい。

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自分の思いや考えが表現できる支援のあり方については、気づく段階では、運動会で自分の 役割に取り組んでいる児童の写真や感想から学校、学級、家庭でもっている役割を意識させ、 めあてにつなげていきたい。とらえる段階では、まず、嵐の映像を見せ乗客や船員、船長が立 たされている状況をイメージさせる。次に、その状況下で避難命令を出し、自らの役割のため に一人船に残る道を選んだカールセン船長の気持ちを考えさせることによって、役割がその人 の責任をつくることと役割を持ち責任をもって果たすことの大切さに気づかせる。最後に、船 を沈めたのにもかかわらず、皆から温かく迎えられたのはなぜかを考えさせることで自分の役 割を持ち、責任をもってやり遂げることのすばらしさをつかませていきたい。みつめる段階で は、自分の役割についてどうなのかを振り返らせることにより、自分自身の姿を見つめさせて いきたい。たかめる段階では、責任をもって取り組むことが感じることができる教師の説話を 取り入れたり、心のノートに気持ちをまとめさせたりすることにより道徳的実践力を高めてい きたい。 評価については、児童の発言や表情・行動等やワークシートの感想をもとに児童観察を行い、 ねらいが達成されているかを評価したい。事後においては、総合的な学習の時間の児童の行動 や感想、卒業式への取組等からも児童の変容をとらえていきたい。 3 活動構成の工夫 【体験活動】 【道徳の時間】 【体験活動】 4 本時の計画 今 日 の キ ラ リ さ ん 友 達 の が ん ば り を 認 め 伝 え る 活 動 係 活 動 、 掃 活 動 、 委 員 会 活 動 、 ク ラ ブ 活 動 等 高 学 年 と し て 責 任 あ る 立 場 で 互 い に 切 磋 琢 磨 し て い く 活 動 道徳の時間 主題 自分の責任 資料名「海の勇者」 ねらい これまでの学級や学校の中での自分の役 割を振り返らせ、改めて自分の役割を自 覚させることによって、責任を持って自 分の役割を果たそうとすることは、自分 だけではなく学級、学校のためになるこ とに気づかせ、自他の生活に生かそうと する態度を養う。 総 合 的 な 学 習 の 時 間 ( 世 界 に 一 つ だ け の ア ル バ ム 作 り ) ○ 分 担 し て 作 ろ う 9月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 心 の ノ ー ト ( 継 続 的 な 活 用 ) 総 合 的 な 学 習 の 時 間 ( 忠 魂 碑 を 調 べ よ う ) ○ 協 力 し て 取 り 組 も う 【学級活動】 ○6年生を送る会の計画 をしよう 【学級活動】 ○思いを込めた卒業式を 責任を持って作ろう 【卒業式】 ○私たちの卒業式を作り 上げよう。 【6年生を送る会】 ○みんなで協力してこれ までの思いを伝えよう。 【 運 動 会 】 係 活 動 等 、 自 分 の 役 割 を 責 任 を 持 っ て や り 遂 げ る 活 動

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4 本時の計画 (1)ねらい これまでの学級や学校の中での自分の役割を振り返らせ、改めて自分の役割を自覚させること によって、責任を持って自分の役割を果たそうとすることは、自分だけではなく学級、学校のた めになることに気づかせ、自他の生活に生かそうとする態度を養う。 (2)準備 読み物資料「海の勇者」 挿絵の拡大図 ワークシート 児童の活動写真と感想 (3)展開 段階 学習活動と意識の流れ 教師のかかわり(支援・援助) き づ く 1 自分が所属している集団の中での役割について話 し合い、本時のめあてをつかむ。 ○皆さんは、学校や学級、家庭でどんな役割を持ってい ますか。 ・集団生活をするために、それぞれが担って いることを確認しねらいとする価値への方向 付けをする。 ・役割を持ち責任を果たすために取り組んで いる活動写真や事後の感想を紹介して、学習 への意欲を高める。 ・ と ら え る 2 資料「海の勇者」を読んで話し合う。 (1)船が大きく傾いた時の船長の気持ちを考える。 ○避難命令を出したときの船長はどんな気持ちでしょ う。 ・なんとか船員と客員と船を守りたい。 ・船員と客員だけは何としても避難させなければ・・・。 ・もう船はだめかもしれない。 ・積み荷を届けないと信用がなくなるかもしれない。 ・自分は最後まで責任を果たそう。 (2)たったひとり船に残ったカールセン船長の気持ち を考える。 ◎たった一人でかじを握りながら、船長はどんなこと を考えていますか。 ・無事にみんなを避難させることができてよかった。 ・みんな助かるだろうか。 ・絶対に船は沈ませないぞ。 ・生きて戻ってやるぞ。 ・自分のしたことは船長として間違ってはいない。 ・自分が船に残ったことは良かったのか。 ・事前に資料を読みきかせておき、内容を把 握させておく。 ・海の嵐の映像を見せ、嵐のすさまじさとそ れに巻き込まれた船長や乗客、船員の気持ち にせまらせ、極限の状態だったことに気づか せる。 ・乗客や船員の命を守るために、苦渋の決断 をした船長の気持ちを考えさせる。 ・船長のとった行為に対する自分の思いをワ ークシートにまとめさせて考えさせることに より、カールセン船長の気持ちを捉えさせる。 ・ワークシートに船長の気持ちを書かせる際 には机間巡視を行い、児童に質問を投げかけ ながら、船長としての役割が一人残る行動に つながったことに気づかせたい。 めあて 自分の役割を見つめよう。

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・皆と一緒に避難すれば良かった。 ・助けは来ないのだろうか。 ・一人で大丈夫だろうか。 ・残ったけれど死にたくない。 ・船長はとても不安だったと思うけれど、船長の役割 が船長の気持ちを支えたのだと思う。 ・役割って人を支えるんだね。 ・船長は自分の役割をしっかりと考えていたんだね。 (3)船長を温かく迎えた人たちの気持ちを考える。 ○多くの人はカールセン船長のどんなところを褒め称 えているのでしょう。 ・1人残った勇気や根性です。 ・船長の最後まであきらめずにがんばったところです。 ・船長としての責任を最後まで果たしたところです。 ・自分の考えをグループで交流させたり全体 の場で交流させたりすることにより、それで も船に残ったカールセン船長を支えたのが自 分の役割と責任感だったことに気づかせる。 ・全体での意見交流やその後の話し合いを通 して、役割が船長の決断を促し、責任ある行 動をとらせたことに気づかせる。 ・船長としての役割が責任感を生んだことに 気づかない時は、もしカールセン船長の立場 が船長でなかった時のことを考えさせ、役割 と責任についておさえる。 ・自分の役割を責任をもって果たしたカール セン船長に、多くの人が共感し褒め称えたこ とから、自分の役割を持ち責任を果たすこと が、多くの人たちの信頼を得ることにつなが ることに気づかせ、みつめる段階につなげて いく。 み つ め る 3 学習で学んだことを生かして、自分自身を振り返 る。 ○カールセン船長と同じように自分の役割をもち責任 を果たしていますか。 ・気づく段階で取りあげた役割について、自 分はどうなのかをワークシートに書かせて振 り返らせた後、グループで思いを出し合わせ、 これからの自分について考えさせる。 た か め る 4 教師の話を聞き、本時のまとめをする。 ・これからクラスで取り組んでいくことや責 任について心のノートにまとめさせることに より、協力して主体的に責任を果たそうとす る意欲を高めさせる。

参照

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