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農産バイオマスや食品廃棄物の利活用のあり方と課題 -バイオディーゼル燃料事業・もみ殻固形燃料事業を事例に-

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【論文】

農産バイオマスや食品廃棄物の利活用のあり方と課題

一バイオディーゼル燃料事業・もみ殻固形燃料事業を事例に−

泉谷眞実・野中章久*

(弘前大学・ *農研機構東北農業研究センター)

Current Status

andProblemsmAgriculturalWasteBiomass

andFoodWaste

Utili"tion MasamilZUMIYA(HirosakiUniversity) AkihisaNONAKA(NAROTohokuAgriculturalResearchCenter) Thisstudyaimstoclaribrthepresentstatusandproblemsinagriculturalwastebiomassandfbod wasteutilizationthroughacasestudyofabio-dieselfUelbusinessandaricehunsolidfUelbusmess inJapan.Theanalysisclarifiesseveralpoints.First, thebiomassenergybusinessisoperatedbya

varietyindustries,whopromote thebusinesswhileleveraginglocaltechnology.Second, these

businesseswerestartedinanefhrttohandletheirwastebyusingitmoreeffectively.Additionany,

theirprojectsaredependentonthenon-marketsector.Thebusinesshasproblemsinthesalesside,

whichrequiremore emphasisoninternal apphcationsandenvironmentalmarketingtosolve.

Moreover, thebusinesseswouldbenefitfrompromotingitsuseintheagriculturalsector、 Keywords;Biomass,FoodWaste,Bio-dieselfUel,Wastevegetableon,RicehullsolidfUel 1.問題状況と課題 わが国の食品廃棄物やバイオマスの利活用は, 全般的にみた場合,順調に進んでいるとはいえな いが,用途や品目によっては成長部門も多くみら れる 特に,バイオマス・エネルギーの分野では, 再生可能エネルギーへの期待もあいまって,その 成長は顕著である. 例えば,食品廃棄物の利用では,廃食油から生 産されるバイオディーゼル燃料の牛産量は, 2006 年の5,000キロリットルから2010年には2万キ ロリットルへと4倍に増加しており! ) ,軽油換算 (1 リットル120円換算)では24億円となり, 廃食油の処理費用の削減と軽油代金の地域外およ び国外流出を防いでいる. また,林産バイオマスの分野でも木質ペレット の生産量は2003年の3,800トンから2010年に は5万8,243トンへと10倍以上に増加しており (平成24年度林業白書) ,灯油換算では(ペレ ット2kgの熱量=灯油1 リットル, 1 リットル 100円換算) 29億円となり,先と同様の効果を もたらしている. さらに,本稿で取り上げる農産バイオマスの分 野でもエネルギー利用の動きがみられる. 以上のような状況を踏まえて本稿では,比較的 順調に成長が見られるバイオマス・エネルギーの 分野から食品廃棄物を利用した廃食油バイオディ ーゼル(以下, B.D.)燃料部門と,農産バイオ マスを利用したもみ殻固形燃料部門の二つの部門 を対象として, その利用のあり方と課題について 検討したい. B.D・燃料事業については全国の製 連絡先:izumiya@hirosaki・u.ac.jp(泉谷眞実)

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造事業者を対象としたアンケート調査結果から, もみ殻固形燃料については青森県の事例からそれ ぞれ検討を行う. バイオマスのエネルギー利用の意義としては, 地球温暖化の防止, エネルギー自給率の向上,農 業・農村振興の三つがあげられる. しかし, アメ リカ合衆国のバイオエタノール事業にみられるよ うに,主産物のエネルギー利用は食料・飼料との 競合を引き起こすという問題がある. これに対し て,本稿が対象とする食品廃棄物や廃棄されるバ イオマスを利用した「リサイクル・バイオマス・ エネルギー」は,廃棄物を利用することで食料と 競合せずにバイオマス。エネルギーのメリットを 発揮でき, さらに廃棄物を利用することで廃棄物 処理費用や環境負荷を低減し, それを資源化する ことで化石燃料を使用した場合の地域からの燃料 費の流出を防げるというメリットがある. なお,本稿ではバイオマスの利活用のあり方を 考えるのに際して,市場領域と非市場領域との関 係性という視点から分析を行いたい. それは,既 存の研究ではバイオマス事業を分析するに際し て,市場領域における持続性を検討する目的で経 済性・収益性の分析が行われる一方で,非市場領 域に関しては環境負荷や温室効果ガスの排出削減 効果のような外部性を扱う場合が多く,市場領域 と非市場領域が別々に取り扱われる傾向が強いか らである. しかし,我々は非市場領域については 外部性のみではなく,公共領域や自給領域等にも 注目する必要があると考える. この視点は,野中 〔15〕で指摘した農村経済における 「自給的経 済領域」の重要性や役割の分析とも通じる. また,一般的に,市場領域と非市場領域は,対 立関係としてとらえられる傾向が強いが,本稿で は金子〔10〕が指摘するように,社会経済シス テムは非市場領域が市場領域を補完することによ ってはじめて成立するという視点をとりたい. そ の点からみると,本稿は,バイオマス・エネルギ ー利用における市場領域と非市場領域の相互関係 はいかなるものか,市場ベースのみでの事業展開 は可能なのか,事業運営における非市場的要素の 重要性,等について検討を行うことでもある. さらにこの視点は, バイオマス・エネルギー分 野の「成長」性を考える場合の, 「成長」の意味 内容や条件を検討することにも関わってくると考 えられる. 以下, 第2節では,本稿の分析視角となる市 場領域と非市場領域に関する研究動向を整理し, 市場領域と非市場領域の定義と関係について検討 する.第3節ではB.D燃料事業について,第4 節ではもみ殼固形燃料事業をそれぞれ取り上げ, そこでの事業のあり方と課題について検討した い.分析にあたっては,事業者の性格と原料調達 面および製品利用・販売面の三つの側面を主要な 対象としたい. そして第5節で二つの部門に共 通する特質と課題について検討していきたい. 2.市場領域と非市場領域に関する研究動向 まず,本稿の分析視角である市場領域と非市場 領域について, これまでの研究動向をみていきた し、、 ここでは市場領域を,西部〔14〕の「市場経 済」の定義である 「生産・流通・消費という経済 活動が全体として貨幣を媒介とする自由な商品売 買を通じて行われる経済」領域として把握してお きたい(P145)2). このように市場領域を把握した場合,非市場領 域はどのように把握出来るのだろうか. ポランニー〔11〕では,非市場領域(この用 語は直接使用されていないが) として①「互酬」 , ②「再分配」 ,③「家政」 (「みずからの使用のた めの生産」 (P70)) という三つの原理をあげ, 「西 ヨーロッパでは封建制が終焉を迎えるまでの,既 知の経済システムはすべて互恵,再配分,家政, ないしは, この三つの原理の何らかの組み合わせ にもとづいて組織されていた」 (P72)とのべてい る. 具体的にこれらを佐藤[17]からみると, 「交 換」 とは「利己心に基づいた財の所有権の自由な 移動であり,市場経済をこの原理によってのみ組 織化された経済と特徴づけることもできる」. 「互 恵」 とは「親族や友人間の贈り物に典型的に示さ れる財の義務的なやりとり」 , 「再分配」 とは「政 治的・宗教的権威を中心として行われる財の集中 と分配」 , 「家政」 とは「自家消費の目的とした

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生産活動であり, 自給自足によって特徴づけられ る農村共同体に典型的に見いだされる」 (P23 24) . 「交換」が市場領域に, 「互恵」 , 「再分配」 , 「家政」が非市場領域に含まれる. また, 西部〔14〕は, ポランニーを援用しな がら3」 , 「経済調整」を行う方法として①「交換」, ②「互酬」 ,③「再分配」の三つをあげ, それぞ れ,①市場②コミュニティ (共同体) ,③国家 が担っていると整理している (P144∼145). 「交換」 とは「等価の財やサービスを二人の私的 所有者が交互に取り替えることだが,市場の経済 調整としては, 自由な契約に基づき一定の価格を 持った商品とその価格に相当する貨幣の所有者が 交互に持ち手を変えること」であり (P144) ,市 場領域を意味していると考えられる. これに対して,②「互酬」 とは「二者問では贈 与と返礼(反対贈与)によって助け合うことであ り, 三者以上の問では贈与の連鎖が円環的に閉じ ることで共同利益を実現すること」 (P144),O 「再分配」 とは「国家や政府が制定する法律に基 づいて,財やサービスないし貨幣を税として集権 的かつ強制的に徴収し,計画的に国民に再分配す ること」 とされており (P145) , この二者が「非 市場領域」に含まれるといえる. 神野〔7〕では,財政社会学的アプローチから, 「社会全体」 (広義の社会システム)は, 3つの サブシステムから形成されるとして, 「政治シス テム」 「経済システム」 「社会システム」の三つ をあげている(P10) . また,神野[8)によると, 「政治システム」 とは| 強制力にもとづく支配・ 被支配という人間関係」であり, 「経済システム」 とは「等価物を交換する人間と人間との関係」 (P14) , 「社会システム」は「人間と人間との自 発的協力による結びつき,つまり共同体的人間関 係」 (「協同組合などのボランタリーセクターと, コミュニティや家族といったインフォーマルセク ターを含む」) を意味している(P10) . 神野は市場領域と非市場領域を明確に区別して いるが, 市場領域には「経済システム」が,非市 場領域には「政治システム」 と 「社会システム」 が含まれているといえる. これに対して, 富沢〔20〕では, 「社会的経済 セクター」の分析の中で, 「社会を構成する領域」 (P64)を,①「公共セクター」 ,②「民間営利セ クター」 ,③「民間非営利セクター」 (協同組合, NPO等) , そして④「コミュニティ (世帯,家族 など)」に区分している(P66) . 富沢は市場と非 市場という区分は行っていないが,市場領域には ②「民間営利セクター」が含まれ, 非市場領域に は①「公共セクター」と③「民間非営利セクター」, そして④「コミュニティ」 が含まれると考えられ る. また, ヒックス 〔2〕では, 「原始的非市場経 済についてのモデル」 (P31)として,①「慣習経 済」 と②「指令経済」 をあげ(P34) , 「市場の勃 興」によって③「商人的経済」 (P62)が発生した ととらえている.前者の二つが非市場領域に,後 者が市場領域に含まれると考えられる. 以上のように市場領域と非市場領域をとらえる 概念は多様だが, これらを踏まえて,本稿では市 場領域を,貨幣を媒介とした商品売買を通じて行 われる経済領域(「交換」 「民間営利セクター」 「商 人的経済」) とし,非市場領域を①「公共領域」 (「再分配」 「政治システム」 「公共セクター」) , ②「自給領域」 (「家政」) ,③「コミュニティ領 域」 (「互酬」 「民間非営利セクター(協同組合, NPO) 」 「コミュニティ」 「社会システム」)から 構成されるとする. また,②「自給領域」 を,野中〔15〕のいう 「100%自給消費」 (「自給」) , 「余剰品の販売を前 提にしたもの」 (「自給的生産」) , 「商品生産的な 形態をとりつつ自ら消費」する形態(「自給的経 済領域」) (機会費用的な視点から商品交換を自 給に転換する方式もここに含める)に区分してお きたい. つぎに,市場領域と非市場領域の関係について これまでの議論から整理しておきたい. 本稿ではまず第1に, 市場領域と非市場領域 は補完的な関係にあるという視点をとる. 青木他〔1〕は市場と政府の関係を扱った研究 であるが,その第2章「国家の役割の再定義」 (ジ ョセフ。E・スティグリッツ)において, 「政府 の役割に否定的な経済学者の伝統的見解を批判し たうえで,政府と市場の関係を代替ではなく補完

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とみる新しい見方を提起」 している. また,金子 〔10〕では, 「市場は非市場的制度によって支え られて初めて安定的に機能する」 ととらえている (P145) .本稿もこれらの視点をとりたい. 第2に,市場領域と非市場領域は相互に変動 するものとしてとらえる.すなわち,西部〔14〕 でいう 「両者の位相的境界」は変動す る(P34)と いう視点である. 金子〔10〕で指摘されている 資本主義経済は「非市場的領域を市場化していく 傾向を持つ」 (P92)という視点でもある. メーカーから収集している割合は23.0%と低く なっている (その他は15.5%) . 食品製造メーカーと比較した場合, 小売店・飲 食店や家庭,給食からの排出は, 相対的に1カ 所の排出源からの排出量が少なく,排出源が多数 に分散して立地していることから, その収集にコ ストと手間が多くかかる状況になっている. つぎに,廃食油の収集に際しての金銭授受の状 況についてみると(N=160) , 「買い取りjが62.5% で最も多く, ついで「無償」が43.1%で続いてい る. ポイント等との「交換」を行ってる事業所は 8.8%と少なく,逆有償(「処理料をもらう」)で 行っている事業所の割合も3.1%と極めて低くな っている (その他3.1%) . 以上のように,原料の調達過程では, 「買取」 での商品取引が進んではいるものの, 「無償」や 「交換」のような非市場的な取引の位置も大きく なっている 3)製品利用・販売面の特質 ここでは,製品としてのB.D燃料の利用や販 売過程の特質について検討していきたい. ヨーロ ッパと比較した場合, 日本におけるディーゼル乗 用車の普及は進んでおらず(山根〔22〕) , さら に新型エンジンの導入によってB.D燃料100%で の利用に制限が加わっており,需要が減少してい るのが現状である. まず,B.D燃料の自社利用をみると (N=162) , 89%の事業所が自社利用を行っており, BD燃料 利用の自給的(非市場的)な性格が存在する. 自 社利用の量の全体の製造量に占める割合は, 10 割が33%, 5割以上10割未満が23%を占めてお り,製造量の5割以上を自社で利用している事 業所が半分強を占めていることがわかる. 自社でのBD燃料の利用先をみると(N=144) , トラックが62.5%で最も多くなっている. トラッ ク以外ではその利用割合はトラックの半分以下に 下がり,送迎車27.1%,重機25.7%, ごみ収集車 が25.7%と続いている. また, 発電機での利用は 15.3%,農業用機械での利用は6.9%と極めて低 くなっている (その他は22.2%) . ただし,長期 的な燃料価格の上昇の下でのエネルギーコストの 削減を考えた場合,農業分野におけるバイオマス 3.バイオディーゼル燃料事業の特質4) では, B.D.燃料事業について,全国の製造事 業者を対象としたアンケート調査結果から5) , そ の事業のあり方と課題について検討したい. B.D.燃料とは,植物油とメタノールのエステ ル変換によって製造され,ディーゼル機関で利用 される軽油代替燃料である.世界的にはドイツを 中心に生産と利用が増加し, アメリカでは大豆油 を, ヨーロッパではナタネ油を原料として生産さ れている. 日本では,廃食用油が主たる原料とな っている (山根〔21〕) . 1)製造事業者の特徴 製造事業者の特徴をみるために, アンケートの 回答事業者の主な事業をみると (N=162, 回答 数164) ,福祉関係が29%で最も多く,ついで廃 棄物処理関係が26%, 土木建設関係が14%, 流通・輸送関係8%, 地方自治体・三セクが4 %,その他19%となっている.その他の中には, B.D.燃料の専門製造事業者が含まれている. このように, B.D燃料の製造事業は,農業以 外の多様な業種の企業によって副業的に行われて おり, かつ地域の中小企業が主体となっていると いえる. このように,多様な異業種が実施してい ることがBD.燃料事業主体の特徴である. 2)原料調達面の特質 つぎに, B.D燃料事業で原料となる廃食油の 調達面についてみていきたい. 事業における原料廃食油の収集先では (N=161) ,小売店・飲食店が85.7%と最も割合 が高く,つぎに学校・病院等の給食からが77,0%, 家庭71.4%と続いている. これに対して食品製造

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・エネルギー(輸送用燃料や発電用)の利用は拡 大する余地があると考えられる. このような自給的な利用に対して, BD燃料の 販売状況をみると(N=162) , まず「販売してい ない」事業者が38.3%も存在している.販売先 として最も割合が高いのは地方自治体の31.5%で あり,ついでその他27.2%,市民24.7%,輸送業 者18.5%となっている (無回答5.6%) . このように,製品利用・販売面では自社利用割 合が高く,そこでは主に輸送用のトラックで利用 されている. 1)で製造事業者の業種をみたが, 福祉関係では利用者の送迎業務が,廃棄物処理関 係では廃棄物の輸送が必要となっており,利用に おいては業務用での燃料の大量需要の存在を前提 としている. また,販売面では地方自治体の役割 が高くなっており, いずれの点も製品の利用に際 して非市場的な領域の占める位置が大きいことを 示している 最後に地元自治体との関係をみておくと (N=162) ,連携を行っていない事業者は33.3% に過ぎず,大部分の事業者がなんらかの形で地元 自治体との連携を行ってる.連携の内容では廃食 油の回収での連携が51.2%と高く,つぎにBD燃 料の利用が32.7%となっており,原料調達過程と 製品利用過程の両側面において公共部門である地 元自治体の役割は大きいといえる. で,農村部においては重要な産業である農業分野 での利用が低いことがあげられる.農業における エネルギー利用を考えると,特に電力での利用に は大きな可能性があると考えられる. 4.もみ殻固形燃料事業の特質6) つぎに,農産バイオマスであるもみ殻を利用し た, もみ殻固形燃料事業を事例として,事業のあ り方と課題について検討していきたい. 1 ) もみ殻固形燃料の概要 もみ殻は,堆肥原料や畜舎の敷料として利用さ れる割合が高いが,全体の14%が焼却され, 22% が用途不明となっており,未利用部分が3分の1 を占めており, その利用率の向上が必要である. もみ殻固形燃料は,広島県のT社が開発し, 2008年から販売を行っているもみ殻固形燃料製 造機を用いて製造を行う.製造は, もみ殻をすり つぶすと同時に,電気で300度に加熱しながら10 分の1の容量に圧縮し,固形燃料化するものであ る.これによって容積が大幅に減量化できるため, 輸送が容易となる.形状は筒型の薪状であり,薪 の代替燃料としての利用や非常用燃料として利用 できる. もみ殻固形燃料の熱量は, 2kg当たり灯油1リ ットルに対応し, 1kg当たりの生産コストは25 ∼30円(減価償却含む)である.単純に熱量と 価格の関係だけをみると,灯油価格が1 リット ル当たり50∼60円を越えると代替可能となる. 2) S社の事業概要 事例としたs社は,青森県日本海側の稲作地 帯に立地する土木業を主とする民間企業である. 1979年に創業し,社員数はおよそ20名の小規 模な事業所である. S社は2010年9月にもみ殻固形燃料製造機を 導入し,生産を開始した. 2011年7月には2台 目の機械を導入し,生産の拡大をはかっている. 製造機1台につき製造過程で1名,梱包過程(ホ ームセンター向けの出荷の場合)で1名が従事 している. 3)原料調達面の特質 S社の原料調達面の特質についてみていきた b,‐ 4)小括 以上,我が国におけるB.D燃料事業を対象と して製造事業者の特徴,原料調達面と製品利用・ 販売面での特質について検討を行った. まず,製造事業者の特徴としては,農業外の多 様な業種の地元企業が参入していることがあげら れる, また,原料調達面と製品利用・販売面では 非市場領域へ強く依存していることがあげられ る. このことは原料調達面での無償や交換による 調達割合の高さ,製品利用・販売面における自社 利用割合の高さから示される. さらに,原料調達 と製品利用の両面で地元自治体の役割が大きいこ とからも示されている (収集過程の支援,製品利 用での支援) . 事業の課題としては,需要先が限られている中

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S社では, もみ殻を個人の農家が保有する小規 模な乾燥施設30∼40施設から調達している. もみ殻は農家からの無償での引き取りであり,農 家はS社のもみ殼倉庫(2,000m:』の保管が可能 で,長さは50mにもおよぶ)に軽トラック等で 各自が搬入する.搬入は収穫・乾燥調製作業が行 われる秋の1週間から10日間のうちに行われ,S 社の年間必要量200 tがこの期間に全て集めら れる. なお,雨にぬれたもみ殻は原料として利用 できないため,受入れ時に社員1名が検査を行い, ぬれたもみ殻の受入れを行わないようにしてい る. このようにS社は, もみ殻が大量に集中して 発生する大型乾燥施設からではなく,個人の農家 が保有する小規模な乾燥施設から発生したもみ殼 を利用している. その調達は,農家が無償で直接 持ち込む方法を採用し,年間に必要なもみ殻を確 保しているのである. このような方法を採用した理由は第1に, S社 の立地する地域では現在でも, もみ殻の焼却によ る煙害が問題となっている.特に個人の農家が保 有する乾燥施設から発生したもみ殻の焼却が問題 となっており,農家もその対策が求められていた ことがあげられる. 第2に, 大型の乾燥施設から発生するもみ殻 はすでに用途が決まっており, ここからの調達は 困難であると考えたこと. 第3に,大型の乾燥施設から発生したもみ殻 をその施設以外のユーザーが利用する場合には, 他の用途との兼ね合いでユーザーが無償で搬出す ることが必要である. その場合に必要となる輸送 費と人件費の捻出がS社は困難だと判断したこ とをあげている. 4) S社の製品利用・販売面の特質 このように製造されたもみ殻固形燃料の利用・ 販売面の特質についてみていきたい. 2012年の年間製造量は140トンであり,販売 先は,個人ユーザー50名程度とホームセンター およそ50店舗(県内,東北一円)である.販売 単価は, 1kg当たり40円に設定している. もみ殻固形燃料の利用について検討するに際し ては,木質バイオマス燃料である薪の利用状況に ついてみておく必要がある.それは, もみ殻固形 燃料が用途としては薪の代替燃料であり,木質ペ レットやチップとは異なって,薪ストーブで利用 される 「薪状固形燃料」 として位置づけられるか らである. S社の事例では,後述するように家庭 での最終消費が主体のため,薪ストーブを対象に して販売面をみていきたい. 農村部においては,薪ストーブは広く利用され ていると考えられるが, その普及状況等に関する データは多くない.例えば,澤内・國井〔16〕 では岩手県西和賀町の薪利用の実態について紹介 しているが, 2009年の住民アンケート結果では, 24.8%が薪ストーブを利用していると推計されて いる. また,泉谷編〔3〕第V章では青森県弘前 市のりんご農家アンケート調査結果から, りんご 剪定枝の利用状況について明らかにしている. そ こでは回答した321戸の農家のうち, 80%の農 家が剪定枝を自宅や農園の薪ストーブで利用して いる. 日本全体での販売向けの薪の生産量を示した図 2をみると, 2005年以降,薪の生産量は11年 まで増加していることがわかる. 6.0 率雪雲雲霞霊需壼壼零雲霞塞露雲霞雪需壼霊 弱一言雲琴琴一篝雲睾言琴昏塞琴霊雲雲琴篝雲一 準 一 簔 毫 毒 簔 雲 雲 一 雲 塞 一 雲 一 些 罫 町 一 一 ︾ 一 ︾ ︾ 司 一 ︾ 一

3 2 う 3 2 叩篝篝毒簔蕊義霧窪鑿簔寒鍾毒篝

5.0 0 0 0 4 3 2 万立方メートル 旬q z− = = 塞圭 = = 篝 毒二 争聟= … = =− = = =三 = 竿=− = = = = … = ユー

-震

1 .0 0.0 2000 5 6 7 8 9 10 図2薪の生産量(販売向け)の推移 資料:平成25年森林及び林業の動向. 11 12 このように薪の需要は一定程度農村部では存在 しており,販売向けの生産量は近年には増加傾向 にあるといえる. そこで, S社と直接取引を行っている最終消費 者に対して行ったアンケート調査結果から, ユー ザーの利用実態と指摘された課題についてみてい きたい7) . まず, ユーザーの居住地を製造事業所の近隣で

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ある 「西北」地域県内で事業所から比較的遠方 の「東青」地域と 「中南」地域「その他」に分 けると (N=25) , 近隣の「西北」が24%,遠方 の「東青」 16%, 「中南」 44%, 「その他」 16%で あり, ユーザーは県内の製造工場よりも比較的遠 方に居住していることがわかる. もみ殻固形燃料の用途は(N=25) , 自宅用が 88%で大部分を占め,事務所・店舗12%,備蓄 用4%, その他4%で,農業用は0%である. この ように家庭での最終消費需要が多くなっている また, B.D燃料と同様に農業での利用は全く行 われていないのが現状である. 図3から, もみ殼固形燃料を使い始めた理由 をみると, 「原油価格の高騰」や「化石燃料の節 約」が多いが,他方で「薪の代替・不足」をあげ ている人も3分の1におよんでいる. に困難はみられないが, 一部に薪の入手が難しく なっているユーザーがいることがわかる もみ殻固形燃料の利用の上で困っている点があ ると回答した人は64%におよぶが(N=25) , その ほとんどが焼却灰の処理に閨する事項をあげてい る.焼却灰に関しては(N=25) , 「利用している」 が60%であるが, 「ごみ回収で処理している」が 40%となっており, ユーザーサイドでは灰の処理 が課題となっている 今後に関しては(N=25) , 「現状維持」が44% であるが, 「止めたい」 8%と 「減らしたい」 20% をあわせると3割になる. この中には,一般論と して燃料は節約したいので減らしたいと回答した 人も含まれる 5)小活 以上で青森県のS社ともみ殻固形燃料のユー ザーを対象として, もみ殼固形燃料事業における 事業主体の特徴,原料調達面と製品販売面での特 質について検討してきた. 事業主体は農外の地元中小企業であり, BD、 燃料事業と共通した面がある. T社での聞き取り 調査結果等からでは, もみ殻固形燃料製造の事業 主体は, もみ殻の排出主体である農業生産者,農 協の他,福祉施設,土木業等の幅広い業種にわた っており, この点もB.D燃料事業と類似してい るといえる. 原料調達面では, もみ殻焼却による環境汚染の 問題を背景に,排出者から無償で収集を行ってお り,無償取引という非市場的な領域での調達を行 っている.製品販売面では,大型の小売店や直接 販売を行っており, ここでは商品化が進んでいる といえる‘直接販売では,薪を市場から調達して いる人を主な対象としているが, ユーザーの薪の 不足分を補う働きもしている. 事業面での課題は,需要面と副産物の利用面で 発生している. もみ殻固形燃料は薪代替燃料であ るが,家庭での利用のみでは利用量に制限がある. ここでも農業利用の可能性が高いが,導入は進ん でいないのが現状である そのような中で,東日 本大震災後には地震や災害時の非常用燃料として 自治体にもみ殻固形燃料を販売する取り組みを行 っており, これは非市場領域での利用を進める取

その他 薪の代替・不足 籾殻の有効活用 原油価格の高謄 化石懲料の節約 CO2排出削減 2 9

口 ニーー=毒← ‐ .号 ここ=8 「 篭菫二室二言=二二二=菫壽=菫壼壼弓12 ト墓 ー ニニ 一 11

喜一雲T = 「

5 15 0 10 図3 もみ殻固形燃料を使い始めた理由(N=25) 資料:アンケート調査結果. 薪と比較して良い点(複数回答,N=24)では, 「入手しやすい」が71%で最も多く, 「使いやす い」 38%, 「コストが安いj33%, 「その他」21%, 「わからない」 8%となっており,入手しやすさ が格段に高い割合を示している、薪が入手しにく い人たち, あるいは薪が入手出来なくなる季節の ニーズに対応しているといえる. そこで,一般的な薪の入手方法をみると (複数 回答, N=24) , 「購入」 している人が67%で最も 多く,つぎに「自分で無償入手」が33%, 「知人 から無償入手」が29%となっており, ユーザー は薪を購入している割合が高いことがわかる. 薪の入手の容易さについては(N=23) , 「容易」 であるが35%, 「難しい」が26%, 「どちらとも いえない」が39%である.全体として薪の入手

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り組みと位置づけられる. また, 畠11産物である焼却灰の処理が課題となっ ており, ここでの農業利用をいかに進めるかも課 題となる その際にそこで利用される技術が,地域の事業 主体の経済的性格や地域に賦存する資源の特性, 事業のローカルな展開に適合した形で導入されて おり,既存の開発技術を組み合わせている場合が 多いという点である. このような「適正技術」 (田 中〔18〕)の導入も特徴としてあげられる. 最後に, これら事業の課題としては製品利用, 販売面での制約がみられる. このような課題は, マーケティング上での課題であるが,本稿の分析 を踏まえると,高付加価値化による販売促進の側 面のみではなく, 自給化というもう一つの利用面 を含めた戦略的な対応が必要となると考えられ る. また,資源の有効利用というバイオマス・エネ ルギー事業の本質的な側面は,環境面を活用した 製品差別化のルートを通じて,市場性を確保でき ると考えられる、 現状での農業部門における利用の少なさを踏ま えると,農業におけるエネルギー・コストの削減 と地産エネルギーの利用向上をはかり,地域所得 の流出を防ぐためには,作業用機械での利用のみ ではなく,電気利用等も含めた農業部門での利用 増加がのぞまれるだろう. いずれにしても,上記二つの対応は, 国や自治 体による制度的な支援によって初めて市場性を持 つ取り組みであり,バイオマス・エネルギーの市 場性の獲得には非市場領域の補完が不可欠である と考えられる 5.おわりに 以上,事例調査の分析結果を踏まえると,二つ の部門には以下の二点の共通した特徴が示されて いる. 第1に,事業主体の多様性があげられる.特 に非農業部門の地元の中小企業が多く参入してい る点に注目する必要がある. このことは, バイオ マス・エネルギー事業を推進していくに際して は,多様な主体を視野に入れる必要があることを 示している. また,地元企業が多く参入している ことから,農村の六次産業化や農商工連携,農福 連携を考えていく際に,事業の対象として農産加 工事業や直売所事業,農家レストラン事業に加え て,バイオマス・エネルギー事業も視野に入れる 必要があることを示唆している. また,完全な市場領域のもとで事業が成立して いるわけではないが,単に公共部門による補助金 等の直接支援によってのみ維持されているのでも ないことも明らかになった. そこでは,軽油や灯 油のように外部から調達する生産財や消費財との 機会費用的な代替効果が計算され, そのもとで自 給的な経済部門として位置づけがなされていると いえる. また,公共機関による支援も,投資補助 金にとどまらず,原料調達や製品利用の面での支 援がなされている。 このことは, 関連事業所間の連携が,単に市場 領域を通してのみではなく, 自給的経済領域等の 非市場的な経路も活用しながら行われていること を意味している. 第2に,事業の出発点が廃棄物をどう処理す るかという視点から始まり, それを有効活用する 取り組みを進める中で地域の資源を活用すること に繋がっているという点である. B.D.燃料事業 も廃食用油の処理の必要性があり, それを資源と して利用する中で事業が発展してきている. もみ 殼固形燃料事業ももみ殻の適切な処理が必要な中 で事業が進められている. 注 1) 『平成25年度地域バイオディーゼル流通システム 技術実証事業「間接補助事業者事業報告会」 (資料 集)』日本有機資源協会, 2014年3月27日, P4に よる. 2)もちろん「市場経済」概念と 「市場領域」の概念は 異なる‘ 丸山〔19〕は, 「市場経済」 という概念は 「経済のどのような側面に着目し, また,何と比較 するかによって説明の仕方が異なってくる」が, 「資 本主義的商品経済をもって市場経済とする見方が有 効である」 とし, 「労働力と土地の商品化が見られ ない経済を非市場経済j と呼んでいる(P11・12) . た

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だし, 「市場経済」の例の一つとして「市場を通し て互いの生産物を交換するような経済,すなわち, 社会的分業関係が市場を通して成り立っているよう な経済」 (P11)という西部と類似した定義もあげて いる. またボランニー〔11〕は, 「市場経済とは, 諸々 の市場からなるひとつの自己調整的システムのこと をいう. . 。 . ’市場価格によって統制される経済, そして市場価格以外には何ものによっても統制され ない経済のことである」 (P57)としている. 3)ポランニー〔12〕の解題で玉野井氏は, 「実体的意 味の経済」 として「互酬」 「再分配j 「交換」の三つ をあげ(P23) , 丸山[19]は‘ 「非市場経済の統合 形態」 (ここでは,非資本主義商品経済という意味) として, 「互酬」 と 「再分配」をあげている(P15 18) . 4)本節は,泉谷・野中・金井・小野〔5〕をもとに, 未公表のアンケートデータも含めて加筆・修整した ものである. 5)アンケートは, 2014年2月に実施した実施者は, 弘前大学農学生命科学部,東北農業研究センター, 東北環境パートナーシップオフィス, いわてバイオ ディーゼル燃料ネットワークの4団体である.合計 447事業者に送付し,返送が8通, 回答は172通, うち有効回答が162通であり,有効回答率は36.9% であった.詳しくは泉谷他〔5〕 を参照. 6)本節は,泉谷・菅原(4〕 をもとに,未公表のアン ケート結果を加えて加筆・修整を行ったものであ る. 7)アンケート調査はS社の協力を得て, 2012年12月 に実施した全利用者39名に対して郵送で行い, 回答は25名, 回答率は64.1%であった. 形燃料化事業の原料調達方式一青森県のS社 を対象として−」 『農業市場研究』第23巻第2 号, 2014, 75-80. 〔5〕泉谷眞実・野中章久・金井源太・小野洋「バイ オディーゼル燃料事業における原料調達と製品利 用・販売間の調整に関する考察」 『農業市場研究』 第23巻第4号, 2015, 52-58. 〔6〕泉谷眞実「バイオマス静脈流通論』筑波書房, 2015. 〔7〕神野直彦『システム改革の政治経済学』岩波書 店, 1998. 〔8〕神野直彦『人間回復の経済学』岩波書店, 2002. 〔9〕金子勝『市場と制度の政治経済学」東京大学出 版会, 1997. [10]金子勝『セーフティーネットの政治経済学」筑 摩書房1999 〔11]カール・ポランニー「大転換』東洋経済新報社, 1975. 〔12〕カール・ポランニー「経済の文明史』筑摩書房, 2003. 〔13〕西部忠『市場像の系譜学』東洋経済新報社, 1996. 〔14]西部忠『資本主義はどこへ向かうのか」NHK 出版, 2011. 〔15〕野中章久「国産ナタネの歴史と現状j野中章久 編著『国産ナタネの現状と展開方向』昭和堂, 2013, 283−299. 〔16〕澤内大輔・國井大輔「家庭における木質バイオ マス利用の影響評価手法の開発一岩手県西和賀町 の薪利用を事例とした実証分析一」農林水産政策 研究所『バイオエネルギーの活用とその評価」 (温 暖化プロジェクト研究資料第2号)2014, 39.79. [17]佐藤光『カール。ポランニーの社会哲学」ミネ ルヴァ書房, 2006年. 〔18〕田中直『適正技術と代替社会」岩波書店, 2012. 〔19〕丸山真人「市場経済と非市場経済」山口重克『市 場経済一歴史・思想・現在一』名古屋大学出版会, 1994. 〔20〕富沢賢治『社会的経済セクターの分析」岩波書 店, 1999. 〔21〕山根浩二監修『自動車用バイオ燃料技術の最前 線(普及版)』シーエムシー出版, 2013. 〔22〕山根浩二『改訂新装版バイオディーゼル」東 京図書出版会, 2007. 引用文献 〔1〕青木昌彦。奥野正寛・岡崎哲二編著『市場の役 割国家の役害'l』東洋経済新報社, 1999. 〔2〕ジョン・ヒックス『経済誌の理論」講談社, 1995. 〔3〕泉谷眞実編著『未利用バイオマスとしてのりん ご剪定枝の活用戦略〔増補改訂版〕」弘前大学出 版会, 2011. 〔4〕泉谷眞実。菅原悠「もみ殼の地域需給構造と固 付記本研究はJSPS科研費24580312の助成 を受けたものです.

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要旨:本論文の目的は,農産バイオマスと食品廃棄物の利活用のあり方と課題を,廃食油バイオディーゼル燃料部 門ともみ殼固形燃料部門の二つの部門を対象として検討することである. 分析の結果以下の点が明らかになった. まず,バイオマス・エネルギー事業は多様な事業主体によって取り組 まれており,そこでは適正技術が用いられている, また,事業の出発点が廃棄物をどう処理するかという視点から 始まり,それを利用する中で地域の資源を活用することに繋がっている.そして, これら事業は非市場的な領域に 依存しており,事業推進上,いずれも製品の販売面で課題を抱えている.その対応としては自給面での利用拡大や 環境面でのマーケティング活動が重要である. さらに農業部門での利活用の推進が有益であるといえる. キーワード:バイオマス,食品廃棄物,バイオディーゼル燃料,廃食油, もみ殻 [2015年7月15日受理〕

参照

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