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エコプロ2018出展報告

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Academic year: 2021

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(1)森・赤羽・高田:エコプロ 2018. 資. 105 . 料 エコプロ 2018 出展報告 森 圭子 *1・赤羽幾子 *2・高田裕介 *2. Report on exhibiting in EcoPro 2018 Keiko MORI*1, Ikuko AKAHANE*2 and Yusuke TAKATA*2 日本ペドロジー学会は,東京ビックサイトにて(一. は展示を始めた 2014 年から,両学会を併せてモノリ. 社)産業環境管理協会および日本経済新聞社が主催し. ス・泥だんご作成体験コーナー・画像・解説パネルが. ている「エコプロダクツ展」に,2014 年から毎年出. 中心である。2018 年はモノリス 11 本,地球土壌儀,. 展しており,2018 年で 5 回目の出展となった。2018. 世界の土壌の画像,解説パネル 5 枚,ペドロジー学会. 年の内容を中心に出展概要について報告する。. の紹介パネル(以上,ペドロジー学会側),e 土壌図. エコプロダクツ展は 2018 年で 20 回目を迎えた国. (タッチパネルモニター) ,土壌肥料学会ポスター,世. 内最大級の環境関連イベントで,"SDGs 時代の環境と. 界土壌デーポスター,解説パネル 2 枚,土壌動物標本. 社会,そして未来へ " をテーマに,環境問題を中心に. と実体顕微鏡,引出し式のモノリスの展示を行い,泥. 様々な社会で発生している問題や課題を解決するイベ. だんご作成コーナーを設けた (以上, 土壌肥料学会側) 。. ントとして展開されている(http://eco-pro.com/2018/. また,両学会の紹介チラシおよび e 土壌図チラシを各. outline/) 。2018 年は 12 月 6 日(木)~ 8 日(土)の. 100 部と国際土壌年の際に作成したリーフレット「土. 3 日間にわたって開催され,538 社・団体が出展し,. とは何だろう?」50 部を持ち帰ることができるよう. 総来場者数は 162,217 名であった。. に準備した。. ペドロジー学会は例年(一社)日本土壌肥料学会に. モノリスは身近な土をテーマに据え,日本を代表す. 隣接するブースで出展し,共同展示の形をとっている。. る土壌として沖積土と黒ボク土をそれぞれ 2 本,土壌. 配置は主催者の裁量によるもので,2018 年は大学・. の発達の様子がわかるモノリスを 3 本のセットで展示. 教育機関コーナーに背中合わせの展示となった。内容. した。また,世界の土壌についてはチェルノーゼム,. 展示と解説のようす(ペドロジー学会)1. 展示と解説のようす(ペドロジー学会)2. *1 埼玉県立川の博物館(〒 369-1217 埼玉県大里郡寄居町小園 39) Tel: +81-48-581-8739; Fax: +81-48-581-7332 E-mail: [email protected] (K. Mori) *2 農業環境変動研究センター(〒 305-8604 茨城県つくば市観音台 3-1-3) 2019 年 5 月 21 日受付・2019 年 7 月 17 日受理.

(2) 106. ペドロジスト 第 63 巻 第 2 号(2019). 展示と解説のようす(日本土壌肥料学会). 泥だんごコーナーの様子. アクリソル,アレノソル,フェラルソル各 1 本を展示. いが興味があるという来場者には泥だんご作成キット. し,地球土壌儀・モニターの画像と共に解説した。こ. (粉砕済みの土壌と作り方)を持ち帰っていただいた。. れまでの経験から,解説パネルをじっくり読む人は少. ブースの配置が会場の端にあり,小中学生の来場者が. なく,通りかかった際に短時間で読み取れる方がよい. 例年よりやや少なかったが,大人の参加者も見受けら. と思われたため,なるべく少量の文字数のパネル展示. れ,土壌について関心を高めるきっかけとなった。. を心がけた。具体的には「土とは何でしょう?」,「ど. 日本ペドロジー学会は,生命基盤である土壌がどの. んな土がある?」,土壌の発達の様子を示すモノリス. ようにして生成し,変化していくのか,そして多様な. の解説として「山の石が風化してできた土の場合」, 「世. 土壌をどう分類し,利用していくのかについて,研究. 界の土」 「土を分類する」「土の役割とは」「土壌の記. し,議論し,社会に発信することを目的とする学会で. 念日・年」を展示した。土壌動物の標本はツルグレン. ある。また,世界土壌憲章では,学会に土壌の情報・. 装置で抽出し,エタノールで固定されたものをシャー. 知識を普及し,持続可能な土壌管理の重要性を訴える. レに入れて実体顕微鏡で観察できるようにした。また,. ことを呼びかけている。日本において,土壌に対する. 学会の紹介パネルおよびチラシには学会の目的・事業・. 関心は決して高くはなく,また教育普及も十分とは. 出版物の案内と共に学会ホームページの二次元コード. いえない。2015 年の国際土壌年が過ぎたが,IUSS は. を掲載した。. 2015 年から 2024 年を国際土壌の 10 年(international. 期間中は学会員が展示の前で来場者に解説を行った. decade of soil)として土壌への関心を高めることを呼. り, 配布物を渡したりした。モノリスは目を引くため,. びかけている。ペドロジー学会の目的を鑑みても,土. 通りかかる人が立ち止まって見るという効果があり,. 壌に対する知識や情報を発信することは現代の社会に. 土壌について解説するきっかけとして大変有効である. おいて重要な役割であると考えられる。環境諸問題の. と共に,異なる土壌の形態や分布,土壌の生成につい. 解決をさぐる「エコプロダクツ展」のようなイベント. て解説をする際に大変役立った。ブースに訪れる人は. に参加することは,微力ながら世の中に対して“発信. 「環境」や「SDGs」に関心が高い企業や一般人,大学. し続ける”という意義において,有効であると思われ. 生が多く,じっくりと解説を聞いたり,質問をしたり する人が多かった。e 土壌図はタッチパネルモニター. た。 2018 年の出展にあたり,日本大学の小林孝行氏、. を使って実際に操作することができた。自宅周辺など. 東京農業大学の加藤拓氏・中塚博子氏ご協力いただい. それぞれの興味に応じて調べる来場者も多く,特に企. た。また泥だんごの準備には東京農工大学の田中治夫. 業や団体の方に好評で,サイトにアクセスすれば無料. 氏・杉原創氏ならびに大学・大学院生の方々,泥だん. で閲覧できることに驚きの声も聞かれた。泥だんご. ごコーナーの開催にあたっては日本大学・東京農業大. コーナーは,あとは磨くだけの状態にした泥だんごを,. 学・筑波大学・東京農工大学の学生・院生の方々にご. 作り方を解説しながら実際に磨いてもらい,時間はな. 協力いただいた。ここに深く感謝申し上げる。.

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