【調査概要】 東日本大震災から1ヶ月が経過し、この震災を通じて、被災者への見舞意識が浸透し、義援金活動や 節電の協力の成果がみられる一方、そろって、“自粛ムード”が蔓延することを問題視する声も出始め ています。マーシュでは1都3県在住者を対象に、何を自粛すべきで、何を自粛すべきではないのか? の意識調査を実施しました。また、この震災から得たこと、意識の変化なども同時に調査しました。 ■調査結果掲載ページ
http://www.marsh-research.co.jp/examine/ex2304.html
調査名: 地震・震災に関するアンケート 調査対象者: 1都3県在住の20∼69歳の男女 有効回答数: 500s 割付: 性年代別均等 実査期間: 2011年4月5日∼4月8日 調査方法: インターネット調査 調査機関: 株式会社マーシュ TEL 03-5433-0321震災から1ヶ月…『自粛すべきでない』 トップ3は「アニメ番組」
「外食」「結婚式」−1都3県在住者に意識調査を実施
報道関係者各位 2011年4月11日 株式会社マーシュ インターネット調査会社の株式会社マーシュ(東京都世田谷区三軒茶屋、代表:町田正一)は、1都3県 に在住する20歳∼69歳の男女を対象に、インターネット調査で「東日本大震災後の意識に関する調査」 を実施しました。 実査期間:2011年4月5日∼4月8日 自主調査「東日本大震災後の意識に関する調査」【調査トピックス】
●生活の回復・復旧実感度は、半数強が「実感している」と回答。年代が高くなるにつれ、 その割合は減少傾向。 ●世間全体の自粛ムード実感度は、9割弱が「自粛ムードを感じる」と回答。50代が顕著。 ●自粛すべきという意見が高かったTOP3は、「必要以上の電気使用」「必要以上の日用品・食品購入」 「ガソリン」の順。 一方、自粛すべきではないという意見が高かったTOP3は、「アニメ番組」「外食」「結婚式」の順。 ●今回の地震体験後の意識変化が「あった」という割合は8割。 ●意識変化があった人内容は、 「資源・エネルギーの大切さを再認識」「当たり前と思っていたこと の大切さを実感」「危機管理意識の高まり」が多数。■対象者属性
50.0 50.0 男女 N=500 男性 女性 20.0 20.0 20.0 20.0 20.0 年代 N=500 20代 30代 40代 50代 60代 45.2 24.2 14.8 15.8 0.0 居住地 N=500 東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県 それ以外 32.4 2.8 14.0 50.8 未既婚・子供有無 N=500 未婚 子なし 未婚 子あり 既婚 子なし 既婚 子あり 3.0 29.0 22.2 1.8 9.0 職業 N=500 会社経営、役員 正社員 派遣社員 契約社員 公務員Q1.現在のあなたご自身の生活について、今年3月11日に発生した東日本大震災が
発生してから、回復・復旧を実感していますか。(一つ選択)
■生活についての回復・復旧実感度
N=500
現在の生活について、回復・復旧を実感しているかを尋ねたところ、全体の半数強
(
52.8%)が実感していると回答した。
男女でみると男女よりも女性の方が実感している割合がやや高い。年代別では、年代が
高くなるにつれて、実感している割合が減少する傾向がみられる。
N 全体 500 52.8 25.2 性別 男性 250 47.2 30.4 女性 250 58.4 20.0 年代別 20代 100 63.0 18.0 30代 100 57.0 23.0 40代 100 58.0 22.0 50代 100 48.0 27.0 60代 100 38.0 36.0 ■色=全体比+10ポイント以上、■色=全体比+5ポイント以上、■色=全体比-5ポイント以上、■色=-10ポイント以上の乖離 回復・復旧 を実感して いる 計 回復・復旧 を実感して いない 計 10.2 9.6 10.8 13.0 8.0 12.0 11.0 7.0 42.6 37.6 47.6 50.0 49.0 46.0 37.0 31.0 22.0 22.4 21.6 19.0 20.0 20.0 25.0 26.0 19.0 21.6 16.4 15.0 19.0 17.0 18.0 26.0 6.2 8.8 3.6 3.0 4.0 5.0 9.0 10.0 0% 20% 40% 60% 80% 100% 回復・復旧を実感している やや回復・復旧を実感している どちらともいえない あまり回復・復旧を実感していない 回復・復旧を実感していないQ2.では、世間全体をみて、現在自粛ムードを感じていますか。(一つ選択)
■世の中の自粛ムード実感度
N=500
世間全体での自粛ムードについて、実感しているかを尋ねたところ、全体の(
36.8%)が
「非常に感じる」と回答した。「非常に感じる」と「やや感じる」を足し上げた自粛ムード実
感者は約
9割に達する。
年代別では、
50代が最も自粛ムード実感者の割合が高く(95.0%)を占める。
N 全体 500 89.8 3.6 性別 男性 250 89.6 4.0 女性 250 90.0 3.2 年代別 20代 100 83.0 6.0 30代 100 91.0 5.0 40代 100 89.0 4.0 50代 100 95.0 1.0 60代 100 91.0 2.0 ■色=全体比+10ポイント以上、■色=全体比+5ポイント以上、■色=全体比-5ポイント以上、■色=-10ポイント以上の乖離 感じる 計 感じない 計 36.8 40.4 33.2 34.0 36.0 36.0 39.0 39.0 53.0 49.2 56.8 49.0 55.0 53.0 56.0 52.0 6.6 6.4 6.8 11.0 4.0 7.0 4.0 7.0 3.2 3.2 3.2 5.0 5.0 3.0 1.0 2.0 0.4 0.8 1.0 1.0 0% 20% 40% 60% 80% 100% 非常に感じる やや感じる どちらともいえない あまり感じない 全く感じないQ3.次にあげるそれぞれの項目毎に、自粛論について、あなたのお気持ちに近いものを
お知らせください。(一つ選択)
56.6 43.2 30.4 23.6 22.8 22.6 21.4 18.8 16.0 12.2 9.6 7.6 7.4 6.6 5.6 5.6 5.2 4.4 3.8 3.8 3.4 3.0 2.6 2.0 1.4 1.0 27.2 31.6 19.6 19.6 37.8 19.0 31.2 22.6 27.0 12.8 16.2 17.4 16.6 12.6 17.0 12.0 8.8 9.6 9.4 6.8 4.4 7.2 4.2 5.6 3.2 3.8 8.0 13.4 29.4 32.6 26.4 32.8 26.2 32.0 21.4 37.0 38.6 25.6 26.2 30.6 25.4 29.4 30.8 25.6 27.2 23.2 26.0 29.2 27.8 28.0 27.2 36.0 2.8 4.0 9.2 9.8 6.8 10.8 10.0 12.4 16.4 15.8 17.0 24.4 24.6 28.4 26.0 25.8 30.4 28.0 30.8 33.0 30.6 25.0 29.2 30.8 29.6 23.8 5.4 7.8 11.4 14.4 6.2 14.8 11.2 14.2 19.2 22.2 18.6 25.0 25.2 21.8 26.0 27.2 24.8 32.4 28.8 33.2 35.6 35.6 36.2 33.6 38.6 35.4 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 必要以上の電気の使用 必要以上の日用品・食品購入 パチンコ・パチスロ 競艇 ガソリンの使用 競馬 要件以外の携帯電話の使用 ゲーム(ゲームセンター) お店の夜間営業(24時間営業) ブランド品の購入 マリンスポーツ レジャー 旅行 プロ野球・サッカー等 自宅外飲酒・宴会 パーティ・お祝い お笑い番組 銀行・ATMの営業 イベント・コンサート 外食 結婚式 子供を屋外(公園等)で遊ばせる 自宅内飲酒 テレビCM(AC以外) アニメ番組 東日本大震災の話題 自粛すべき どちらかといえば自粛すべき どちらともいえない どちらかといえば自粛すべきではない 自粛すべきではないQ3.次にあげるそれぞれの項目毎に、自粛論について、あなたのお気持ちに近いものを
お知らせください。(一つ選択)
■自粛すべきかどうかの意識状況(26項目)
N=500
26項目を挙げ、自粛すべきかどうかを5段階評価でそれぞれ尋ねた。
「自粛すべき(どちらかといえば含む)」という意見が高かったのは、「必要以上の電気の
使用」が(
83.8%)、「必要以上の日用品・食品の購入」の(74.8%)、「ガソリンの使用」の
(
60.6%)という順で続く。主にライフラインや通信・生活必需品を必要以上に使用・購入
することや趣味娯楽などに対して、自粛すべきという回答が上位を占める。
一方、「自粛すべきではない(どちらかといえば含む)」という意見が高かったのは、「アニ
メ番組」が(
68.2%)、「外食」の(66.2%)、「結婚式」の66.2%の順で続く。
Q4.今回の東日本大震災を機に、生活や考え方で変化したことはありますか。(一つ選択)
N 全体 500 性別 男性 250 女性 250 年代別 20代 100 30代 100 40代 100 50代 100 60代 100 81.4 73.6 89.2 80.0 86.0 81.0 78.0 82.0 18.6 26.4 10.8 20.0 14.0 19.0 22.0 18.0 0% 20% 40% 60% 80% 100% ある ない■地震体験後の意識変化有無(生活・考え方)
N=500
地震体験後の意識変化有無(生活・考え方)を尋ねたところ、全体の(
81.4%)が「ある」と
回答した。男女別では、男性よりも女性の方が意識変化があるという割合が高い。
Q5.「ある」という回答の人のみ
それはどのようなことですか。(自由記述)
●意識の変化があるという人の内容 ※回答(自由記述)の一部 【20代男性】 ・当たり前のように使っていた電気がいざたりなくなると貴重な存在であると実感している。 (20歳) ・節電を心がけたり、自粛とは何かと考えたりした。 (25歳) ・普段どれだけ恵まれているかということ東京が地方に支えられていることネットワークが人々の暮らし を支えていること。(29歳) 【30代男性 】 ・本当の意味で危機感を持つようになった。また行動するようになった。 (31歳) ・電気や水など、何気ないもののありがたさがわかった。 (35歳) ・世界の日本に対する見方が思ったより好意的だったことを知った。募金やボランティアに対して懐疑 的だったが素直に見ることが出来るようになった。 (39歳) 【40代男性 】 ・いざというときの備え、家族の守り方を考え直した。 (41歳) ・災害時の初期対応を家族で考えるようになった。 (46歳) ・節電・節水に今まで以上に気を使っている。人間は本当は優しくて思いやりのある生き物だと感じた。 隣にだれが住んでいるのかさえ、気にしない人たちが多いと言われているのに、世の中捨てたもんじゃ ないなぁと思った。(49歳) 【50代男性 】 ・想定外という言葉の意味。自然に対して「想定外」という言葉のむなしさを感じた。(50歳) ・今まで日本人は明るい照明や十分な冷暖房に慣れていたが、やろうと思えばずいぶん省エネできる んじゃないかと思った。(57歳) ・非常時の安全確保の方法を考えた 節電を実行している。(59歳)■地震体験後の意識変化の内容
N=407
地震体験後の意識変化は、「資源・エネルギーの大切さを再認識」、「当たり前と思ってい
たことの大切さを実感」、「危機管理意識の高まり」などが回答の多くを占める。
●意識の変化があるという人の内容 ※回答(自由記述)の一部 *続き 【20代女性】 ・現代の生活が便利すぎていたということ電気は、みんな必要ないほどの過剰な量を使っていたとい うことなどに気づかされた。(20歳) ・節電などはもちろんしているものの、なんでも自粛すればいいというものではないと思いました。外食 や旅行、イベントなどでも、その人にはその人の生活があり、お金が回らないと、困る人もいる。(23 歳) ・電気、ガソリンの節約無駄な買い込みはしないようにしようと思った。いつ自分も被災者になるかわ からない。今の自分にできることは何だろう・・といろいろ考えさせられた。(29歳) 【30代女性 】 ・家や、マンション、車などなど、高価なものを購入するのは、今は控えようと思うようになりました。 ローンを組んで購入しても、壊れてしまえば、借金が残るだけで、大変だから。購入するよりも、レンタ ルした方が得ではないかと、最近感じます。 (30歳) ・災害時の備えやどう行動するか等、全く準備していなかった。子供が生まれ、自分だけどうにか逃げ るというわけにもいかなくなったので、色々考えたり用意しようと思うようになった。 (33歳) ・日本は電気を使いすぎ。今の節電モードの明るさで充分。パートナーはいらないと思っていたけど、 結婚したくなった。 (38歳) 【40代女性】 ・今住んでいる家、街、人々、そして家族は、無くならないものでは、決してないということ。原発に対し て興味を持たなかったことへの反省。 (41歳) ・何事も起こらない普通の毎日がとても貴重なものだとわかった。 (42歳) ・想像を絶することが、起こることがあるのだということ。(47歳) 【50代女性】 ・今まで大地震や津波の被害も実生活に変化がなかったので人事の様に感じていた面が反省させら れた。特別な被害は受けて無いが、大きな揺れを実体験し、スーパーでの買い占めを目にしたり、不 安に感じたり、募金を色々な所でしたのも初めてです。(51歳) ・今まで 節電は、心がけていたが更にこころがけるようになった。コンビニの明かりが、今くらいで十 分だと思う。銀行のATMの時間短縮は、かなり不便になっている。 (53歳) ・日本人の強さ、優しさを強く感じ、日本人で良かったと感じる。 (55歳) 【60代女性】 ・家が壊れた親類がいるので、地震に対して、自分自身も甘かったと思います。 (60歳) ・普通の生活ができることが本当に幸せなことなのだということが、実感できるようになった。 (62歳) ・自分にとって一番大切なものは何かという事。日本は余りにも便利さを追い求めたのではないか。物 への執着心を捨てようと思った。 (68歳)
■調査結果掲載ページ http://www.marsh-research.co.jp/examine/ex2304.html ■マーシュホームページ http://www.marsh-research.co.jp/