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長野工業高等専門学校紀要第 3 4 号 ( 2 0 0 0 ) 1 2 5

本校 『 学園だよ り』の変遷 と実状

第 1 報   変 遷 と 編 集 に つ い て

曾田友紀子 倉津英夫 山田達朗 長坂明彦 芳賀武 大矢健一 松岡保正 小澤志朗 大西浩次 川口修一 三尾敦

A Brief History of Nagano Kosen Public Relations Newsletter, 

"Gakuen Dayori", and Its Image Today 1st Report: History and Editing Yukiko SODA Hideo KURASAWA Tatsuro YAMADA

Akihiko NAGASAKA Takeshi HAGA Ken'ichi OHYA Yasumasa MATSUOKA Shiro OZAWA Kouji OHNISHI Shuichi KAWAGUCHI Atsushi MIO

キー ワー ド:学園だ よ り,広報誌,変遷,編集, メデ ィア,学園だ よ り編集委員会

1.ま え が さ

本校 の F 学園だ よ りJ は発行号数か ら,全 国の高 専 の 中 で も歴 史 的 にか な り古 い部 類 に入 ろ う.

1 9 7 1( 昭和4 6 )年に創刊号が発行 され,昨年 の平成 1 1 年 には1 0 0 号 を達成 してい る. この間発行 当初 か ら比較す ると様々な変化をへて,判,文字 とも大 き くな りさらにカラー貢 も一部導入 され,読みやす く 充実 した内容 になってきている.

パ ソコソ等の普及 に伴 う編集 システムの変化,あ るいは種々の メデ ィアの出現 に伴 い F 学園だ よ り』

の在 り方 にも従来 とは違 った観点か ら考 えるべ き事 があるのかもしれない. しか しや は り根本的 なこと が らは, F 学園だ よ りJが どの よ うな主 目的 を もっ て発行 されるべ きなのか, どのよ うに関係者 に評価 されているのか,少 し立 ち止 まって考 えることが重 要であろ う.

● 1‑般科助教授 ' 2機械工学科教授

● 3電気工学科教授

■ .機械工学科助教授

● 5電子制御工学科教授 ' 8電子情報工学科講師

● 7環境都市工学科教授

● 8‑般科教授 暮 9学生課長

● 1 0技術室第一技術班 原稿受付 2 0 0 0 年 9 月 2 0 日

そ こで この報告書で はまず, 『 学 園だ よ り』 の時 代時代での特徴 と歴史的変遷 をた どり,変化 の背景 な どに迫 りたい.その上で,現在 どの よ うな編集方 針で, どの ような方法で編集 されているかを紹介 し たい.す なわち,過去 と現在 を紹介す ることに よ り,

よ り望 ましい r 学 園だ よ りJ lの在 り方を模索す る一 歩 としたい.

2. 『 学園だよ り』の変遷 2‑ 1 草創期 一森本校長 とともに‑

1 9 7 1( 昭和4 6 )年 7 月 1 日に発行 された r 学園だ よ りJ第 1 号 の巻頭 は , 「 創刊 にあた って」 と題 さ れた森本校長のつ ぎの よ うな文章ではじまっている.

やや長 くなるが紹介 してお こ う.

このたび 「 学園だ よ り」を発行す ることにな りました.おたがいに同 じ学園にお りなが ら他 の部門での出来 ごとや計画を知 ることな く, 普 たおたがいの考 えや感想 を述べ合 う機会 もな く 暮 しているとい うのが今 の状態です. これでは 学園において好 ましい人間関係が育つわ け もな

く,一体感 も生れ ない と思います.

われわれ も例 えば図書館セ ンターの建 設,そ

の他 もろもろの小 さい ことにせ よ学校 の考 えな

り計画を早 く学生諸君 にお しらせすべ きで あっ

た と思います.ただいいわけにな りますが今 ま

ではそのようなお知 らせをす る機関がなか った

(2)

126

曾田 ・倉揮 ・山田 ・長坂 ・芳賀 ・大矢 ・松岡 ・小揮 ・大西 ・川口 ・三尾 わ けです.

この 「 学園 だ よ り」 はい まの ところ年 に何 回 発行 す るか どの よ うな方針 で行 くか決 って い ま せ ん.

この部分 か ら,昭和

38

年 の学校 創立以来 の学 生 と 学校 とのパ イ プ役 にな るよ うな広報誌 が存在 せ ず, そ のため に F 学 園 だ よ り』が創刊 され た こ と, 当初J は発行 回数 も定 ま って いなか った ことが知 られ る.

r 長 野 高専 二十 年 の歩 み』 ( 昭 和

58

10

月発 行) に よれ ば , 「当時 全 国 的 に全 共 闘運 動 ・学 園騒 動 が 流行 してお り,本 校 で も一部過激派学生 に よ り,学 校 当局 へ種 々 な要 求が突 きつ け られ て いた. そ れ ら の要求 を‑ が いに斥 け るので はな く,学校 側 と して で きるだ け事情 を説明 し,意志 を通 じあお うとい う の も目的 の一 つで あ った」 とい う.以 下 F 歩 み』 と 略称 して, お りお り参 考 にさせ ていただ くことを最 初 に申 し述べ てお く.

編集 は当初 学生課長 に任せ られ てお り,第 1 号 は 8貢, イラス ト2つ, 同窓会名古屋支部会 の写 真が 最終貢 に 2 枚 とい うシ ンプル な体裁 で あ った. また 図書館 だ よ りと昭和 4 6 年度 の教官役職員名簿 にそれ ぞれ 1 貢 が あて られ て いた. 図書館 関係 の記事 は, 昭和 5 9 年 1 月 r 図書館 ニュースJ が創刊 され るまで 折 に触 れ て各 号 に組み込 まれ てい る.第 2 号 は昭和 4 6 年

10

月,第 3 号 は昭和 4 7 年 3 月 にいずれ も 6 貢 で 発行 され た. が,昭和 4 7 年度 は第 4 号 が 2 月 に発行 された のみ,昭和 4 8 年度 は第 5 号 が

10

月 に第 6 号 が 昭和 4 9 年 2 月 に発行 され て年 2 回の発行 だ った.

昭和 4 9 年 に は教 官 7 名 (うち 3 名 は主事) が編集 委 員 に任命 され,編集 を担 当す る よ うにな る と同時 に この年度 か ら

3

回発 行 にな り,昭和

50

年度 か ら, 7 月

・12

月 ・3 月,つ ま り学生 の長期休 暇 の前 に発 行 され るよ うにな った. また 「 森本校長 は, 自分 の 計 画 で F 学 園 だ よ り』 を出 しは じめた ことで もあ り, 教官 中 の適任 と思われ る者 を任命 して良 い 『 学 園だ

よ り』 を作 る よ う努力 した」 と前掲 『 歩 み』 は述 べ てい る.

昭和

50

年 3 月 に発行 された第 9 号以 降,体裁 も安 定 し,現 在 も受 け継 が れ て い る題 字 の右 下 に は 4. 5×7. 5 c m 前後 で学校 に関連 す る写真 が掲 載 され, 最終貢 には校 内短信 と編集後記 が付 され る よ うにな った.現 F 学 園だ よ り』 の校 内短信 の題 字両脇 の イ ラス トは当時 か らほ とん ど変化 してい ない.貢 赦 は おおむね 6 また は 8 頁 で,開校十周年特集号 に あた る第

5

号 のみ

12

貢 で構 成 され てい る.昭和

51

3

月 発行 の第

12

号 か らは毎 号 8 また は

10

貢 が定 若 しは じ めた よ うで あ る.

1

学園だよりの内容 その

1

( 太字は特集)

早 発行 年月 日 ペー ジ お も な 内 容

12

昭和

446.7.16.10.1 86

創刊にあたって ( 校長)厚生補導に 2いて ( 学生主事)食堂直営 ( 学生 課長)図書館センター ( 同) 滞独雑感 ( 柳田)高専体育大会 保 健室より

3 47.3.1 6

寮 ( 主事)エ嶺祭反省 修学旅行 ロードレース

4 48.2.1 8

雑感 ( 学生主事)学生生活について の.計 ( 厚 委)

5 48.10.15 8 r

r 高専信濃」の記事抄

6 49.2.1 8

十周年記念式式辞 ( 校長)祝辞 ( 文 部大臣)

7 49.7.15 8

オリ

ソテーシコン

(4

名)通学 . 下宿等調査 ( 委員会

)

8

9 550.1.0.3.715 88

特集 「 高専生活の課題」工嶺祭 体 育大会 修学旅行 竃等センタ一便 り 校内短信 ( 以降,恒例となる) 就職 卒業研究 卒業生近況 ■ 在校 生調査

10 50.7.15 8

入学式校長訓辞 特集

1.2

年オリ エンテ‑シヨンから

ll 50.12.10 8

就職 エ嶺祭

10

年史

12 51.3.5 10

卓上旋盤

「K‑2」

高専卒業生の 吐会での活

卒業生座談会 1 3

51.7.19 8

校長訓示 オリエンテーションをふ

り かえる

14 51.12.20 8

入社試験 エ嶺祭

15 52.3.7 8

校長の新年あいさつ 卒業生大いに 語る

16 52.7.19 10

校長訓示 実力を問われる時代 柔 道部山本考の事故 オリエソテーシ

17 52.12.20 8

卒業生の活躍 アンケー トにみる高 コソ特集編

専生の意識

18 53.3.7 10

本校の教育改善 門出を祝して 高 生の意百 ( 2 )

19 53.7.10 10

表紙史跡写真 ( 以降恒例)夏休みを 有意義L =過すには 1 )レ‑コラム

20 53.12.20 10

̲( 私にとって青春とは 修学旅行と現 以降恒例)

場見学

21 54.3.6 10

卒業にあたって 就職状況

22 54.7.16 10

高専全国大会 本校で開催決定 各

部の目標等

23 54.12.20 10

14

同工嶺祭の意図したもの,残さ れた問題 女子学生座談会

24 55.3.5 10

校長随筆 卒業研究

25 55.7.12 10

入学式式辞 私の夏休み

26 55.12.20 10

全国高専大会終わる .

27 56.3.4 10

卒業研究 卒業生便 り

28 56.7.13 10

校長随想 職場から見た高専

29 56.12.21 10

エ嶺祭の成果と課題 アメリカ留学

記 科学技術

30 57.3.5 10

卒業研究 就職進学の状況

31 57.4.30 8

入学式式辞 入学にあたって 出身

学調べ 部 介 卒業生進路状況

32 57.7.14 10

校長随想 読書特集 ( アンケート,

私の読んだ本等) 科学技術

33 57.12.20 10

工場見学 就職. .進学

34 58.3.5 10

後輩‑先生へそして未来へ

20

周年 行 大

35 58.4.26 8

新入生諸君へ ( 校長)入学にあたつ て 卒業生進路

36 58.7.

l l

10

オリエソテーシコン 夏休の過ごし

文献1 )より

(3)

本校 r 学園だよ り」の変遷 と実状 第 1報

内容面については表 1 を参照 されたい.当初 は取 り上げる内容 も各号毎に決め られていなか った らし く, さまざまである.入学式や卒業式 とい う取材の 定石 とも言い得 る学校行事が必ず しも取 り上げ られ ているとは限 らない ところに,かえって新鮮味が感

じられる.入学式の際の校長訓辞が掲載 されたのは, 昭和50 年 7 月発行の第1 0 号か らである.それまでに 校長の文章が掲載 されたのは,前掲の創刊号 「 創刊 にあた って」,昭和49 年 2 月発行第 6 号 の 「 開校十 周年記念式典式辞」のみであ り,寮や学校生活 につ いての各主事の指導的発言,教官の雑感等学生 との 意思疎通をはかる記事や,就職状況や学校設備の充 実にかかわ る連絡がおもな内容を占め,学生の側か らはエ嶺祭,修学旅行, ロー ドレース等にかかわ る 意見や感想が よせ られている.高専体育大会,臨海 学校の記事は第 2 号か ら,工嶺祭,修学旅行, ロー

ドレースの記事は第 3 号か ら紹介 されている.

第 2 号 , 3 号で紹介 されてきた 「 卒業生だよ り」

紘,本校の卒業生 との杵の強 さを象徴す るコラムで あろ う.他にも卒業を意識 した記事 として,昭和50 年 3 月発行の第 9 号はじめ卒業生の活躍ぶ りを寄稿 によ り紹介す るなど,例年 3 月発行号は卒業生中心 の紙面構成が継続す るのに加 えて,毎号の ようにと 卒業,進路特に就職 にかかわる記事が満載 されてい

る.

2 ‑ 2 成長期 一紙面 ・組織の充実‑

1 978 ( 昭和53)年 7 月発行の第1 9 号以降,表紙は 現行 とほぼ同 じ,題字の下 に大 きな写真 (1 0. 5×15

c

m

)

,その下 に目次お よび小 さめのスナ ップ写真 と い うレイアウ トが定着す るようにな り,本文は 2 貢 以降に登場す ることとなった. この第 19 号から昭和 5 5 年 3 月発行の第24 号 までの表紙 は,学校周辺の史 跡で飾 られている.また,昭和55 年 7 月発行の第25 号か ら昭和59 年1 2 月発行の第41 号 までは,本校 と周 囲の山々の姿が表紙 を占めている.r 歩み』はその 間の事情を 「とか く表紙が校長訓示などの固い もの にな り易かったので, イメージを柔 らか くす るのが ね らいであった.なるべ く,本校の校舎を入れた風 景の写真を使 うようにした」 と伝 える.昭和57 年 4 月に発行 された第31 号以来 4 月にも発行 されること となった r 学園だより』の表紙 は,例年入学式風景 が紹介 されている.従来 , 7 月発行の号に掲載 され ていた卒業式,校務分掌,行事予定等の記事が時節 とずれていたため , 4 月に発行す ることになった.

以後 F 学園だ より』は 4 月 , 7 月,1 2 月, 3 月の年 4 回発行 とな り,主な内容 も,特集 ・文化 ・スポー ツ ・校内短信 とい うような,大体のパ ターンも固定

1 27 す るよ うになっていった.

特筆すべき記事 として,卒業生に贈 る学校長の文 章である 「2 + 2は 4 である」が昭和55 年 3月発行 の第24 号に登場す る.当時の林侍一郎校長 は翌年 3 月発行 の 27 号 には 「エスカレーターの力学」,昭和 58 年 3 月の第34 号 には 「 ̀ ̀ 熟慮"の尺度」,翌年 3 月 発行 の38 号 には 「5 年生 の諸君へ」,翌年 3月発行 の第42 号には 「5 年生諸君へ」 とい う文章 を寄せて いる.卒業す る 5 年生諸君にとって,校長か ら親 し く寄せ られた贈 り物 として卒業式の告辞 とはまた異 なる受 けとめ られ方をされていたのではあるまいか.

以後 3 月発行の r 学園だ よりJ において同趣 旨の文 章を認めることができるのは,平成 5 年の第74 号の

「 21 世紀を担 う信頼 され る技術者に」 とい うタイ ト ルの森粛校長の文章だけである.

また,昭和53 年 7 月発行の第1 9 号か らは 「1 )I /I 表

2

リレーコラム一覧

早 発 行 年月 日 題 名 . 執筆者

1 9

2 0 5 5 昭和 3.7. 3̲ 1 2. 1 2 0 0 禅 と私 コソピュークと音楽 堀 内泰輔 青木博夫 2 2 5 4.7. 1 6 弓 と私 宮下重敬 2 3 5 4. 1 2. 2 0 シー .ハイ

服部秀人 2 4 5 5.3.5 音楽 と私 伊東‑輿 2 5 5 5.7. 1 2 内地留学雑話 松 岡保正 2 6 5 5. 1 2. 2 0 手作 りの苦労 と喜 び 藤原勝幸 2 7 5 6.3.4 日記 よ り 松浮すみ 2 8 5 6.7. 1 3 私 の学生時代 宮尾芳一 2 9 5 6. 1 2. 2 1 実験実習 に思 う 武井清水 3 0 5 7.3.5 南極行 清水賢二 3 2 5 7.7. 1 4 学生時代 の思い出 中村博雄 3 3 5 7. 1 2. 2 0 全員集合のすすめ 鹿島健次 3 4 5 8.3.5 軟石の作品 と私 . 宮尊 敬 3 6 5 8.7. l l 秩 .搾和野 片山修一 3 7 5 8. 1 2. 2 0 創立の ころ 松本忠雄 3 8 5 9.3.5 「ゆ り 2 号」の打ち上 げに思 金丸正弘

4 2 6 0.3.6 私が出会 った先生 坂 口正雄 4 5 6 0. 1 2. 2 0 今 .思 うこと 小枝淳一 4 6 6 1.3.4 ち っと一筆 内山泰‑

5 4

5 6 8 1 6 平成 元. 3.3.2 3.2 転勤で今思 うこと 駒浮春男 二度 とない青春 大岩宏明 元 . 1 2. 1 8 自己 との出会いは読書か ら 山本光夫 6 2 2.3.1 六十 の手習い 小林義一 6 9 3. 1 2. 1 6 本校で感 じた こと 大瀬絃興 7 6 5.7. 1 5 自分を大切 にす る 高島三男 7 8 6.3.1 セ レソデ イビテ ィ 松 島久夫 8 0 6.7. 1 4 本校 の若木を見て感 じた こと 霜 田浩二 8 4 7.7. 1 7 会計課 と補正予算 古川勝行 8 8 8.7. 1 7 冬季 オ リンピック種 目の リユ 芳賀 ‑ 武

‑クエとの出会い

9 7 1 0. 1 2. 1 7 中国 とアメ リカを旅 して 畑 宏

(4)

128

曾田 ・倉洋 ・山田 ・長坂 ・芳a r 7・大矢 ・松岡 ・小浮 ・大西 ・川口 ・三尾

コラム」がはじまっている.教職員が自身の趣味や 時事問題等について自由に語 るとい う方針で,おお むね 4 分の 1 貢程度の文章を寄稿するとい う形式 を とって,表

2

に示 され ているよ うに第

104

号 までの 期間に

32

回掲載 されている.表紙 に紹介された史跡 についての解説や 「リレーコラム」等 の記事 は 「 文 化」 とい う枠組 のなかで扱われ,教官,学生の別 な く随想や趣味の紹介,外部講師に依頼 した講演の概 要等,人文科学全般にかかわるさまざまな記事が掲 載 された.昭和56年

12

月発行の第

29

号か らは 「 科学

・技術」 とい うコラムも誕生 し,本校教官の専門で ある研究の一端が紹介 され るようになる.平成元年

7

月発行の第

60

号 までに

8

回寄稿 された 「 科学 ・技 術」は,平成 2 年 7 月発行の第

64

号か ら 「 文化 ・科 学 ・技術」 と改称 され るに至 った.

続 いて表 3 を参照 されたい.昭和

58

12

月発行の 第

37

号 は,創立

20

周年記念号である.

16

貢の大増刊 で用紙 も平素のもの と異なる立派なもので,表紙 は カラー写真で校舎全景 を航空写真で紹介 している.

同年

10

1

日 「 編集委員会規定」が制定 され

, 3

主事,教官若干名,庶務課長,学生課長が委員 とな り,F 学園だ よ り

,『 学校要覧』の編集にあた るこ とが明 らかになった. もっとも,編集委員会 自体 は, 昭和

50

年か ら教官 7 または 8 名,事務官 3 名で発足

している.正式に編集委員長が発令 されるようにな ったのは,昭和

56

10

1

日付けの小林計一郎委員 長 からである.昭和

54

年度からは教官

10

名,事務官

3

名の総勢

13

名に増員 され,翌年には教官 は1 1 名 に 増 えて総勢

14

名にな り,昭和

57

年度には教官1 1 名, 事務官が 4 名 に増 えて総勢

15

名に,昭和

62

年度以降 は教官

12

名,事務官

4

名にさらに技官

1

名が加わ り 総勢

17

名 に増 え,昭和

63

年度は教官11 名で他は変わ

らない.平成元年 には再 び教官

12

名,事務官 4 名, 技官

1

名 の総勢

17

名,平成

5

年度 は教官

12

名,事務 官 5 名,技官 2 名で総勢

19

名 と増 え続 けたが,平成

6

年度以降は教官

12

名,事務官

5

名,技官

1

名 の総 勢

18

名,平成 9 年度以降 3 主事は入 らな くなって教 官 9 名,事務官 2 名,技官 1 名の総勢1 1 名 と減員 さ れている.

2‑3

確立期 一広報誌 としての性格一

3

にあるよ うに

, 1985

( 昭和

60)

7

月に発行 された第44 号の特集記事は 「 長野高専総点検一三主 事 に聞 く‑」 とい うもので,本校 のかかえる 「 大問 題」について忌博のない意見を編集長が三主事 に聞 いている.勉学面における 「 持続性」のなさ,混合 学級の弊害,生活面 における遺徳意識 の問題,再出 発 した学生会‑の 「自浄作用」の期待等,座談会の

表 3 学園だ よ りの内容 その2

(りま特集)

号 発行 年月 日 ペー ジ お も な 内 容

周年記念式典式辞 .

高専の思い出 卒研 テーマ

20

周年 書食 談会

39 59.4.26 8

入学式式辞 I )I L 1 ヽ 卒業生の進路

40 59.7.12 10

・学生会再建 なる 後輩たちへ

41 59.12.20 10

暮工場 および現場見学 暮クラス対

ロー ドレース

42

43 660.3.60.4.26 1100 5

年 生諸 君 へ ( 校 長) 最終 講 義 卒業研究

入学 式校 長訓辞 入学 に あた って の進

44 60.7.15 10

・長野高専総点検 先輩か ら後輩へ オ リエンテーシ ョン

45

46 661.3.4 10二12.20 100

・工嶺祭をふ りかえって 初めての 九州修学旅行

事卒業を目の前にして 卒業研究

47 61.4.21 10

入学式校長訓辞 各部紹介 卒業生

の進

48 61.7.14 10

事長野高専の現実 と希望 卒業生 に 耳 オ リエンテーシ ョン

49 61.12.18 10

・修学旅行 就職 .進路状況 エ嶺

50 62.3.5 10

・卒業生 を送 る 暮卒業研究 最終

51 62.4.21 10

入学式校長訓辞 '歓迎の辞 卒業生 の進

52 53

54 6662.7.2.3.3.2 112.1139 11

0

00

・円高不 況 の中で長野高専生 は今 社会が今求めるもの

・厳 しかつた就職 .進学戦線 雄風 寮の改革進む 特別寄稿

・5

年間の思い出 卒業研究 惜別 のこ ぼ

55

56 663.4.3.7.3108 1120

入学式校長訓辞 新入生像をさく ー る (アンケー ト) 卒業生の進路

・新任教官の見た長野高専 卒業生 の章

57 58 59

60 6

平 元 元

3.成.3.2.4.12.2206 111122

0

2

・就職 .進学戦線 ・電子情 報工 学 科 卒業 生 の言葉 F 7 OB 通信

‑ 究

・電子情報工学科第

1

期生を迎 えて 本校設備 の紹介 卒業生の進路 元.7.

13

し方 ・新 しい時代の胎動 .夏休みの過 ご

61 62 63

64

元.

2.3.12.5.2.7.12.111803 11112220

・僕 らが今 求 め る もの OB 通 信 就職 .進学状況

・よき高専生活のために 卒業研究 惜別 の辞

・人間性豊かな技術者を目指 して 卒業生の進路

暮3

主事語 る 卒業生の話 オ リエ ソテーシ ソ

65

66 2.3.3.12.1ll7 1140

暮国際化 の中 の長野 高専 工 嶺 祭 = 活躍 の記録

・我が青春 本年度の足跡 卒業研 究

67 3.4.25 12

・豊かな学園生活をめざして 卒業 の進

68 69

70 3.7.3.4.3.2 112.1126 11248

・そ び えるイソテ 1 )ジ エソ トビル 新主事語 る 進路講演会

・新 た な飛躍 を 目指 して 工 嶺祭 健闘 プロコソ .ロボ コソ

明 日の高専を考 える .卒業を前に 究

71

72 4.4.4.7.3103 210

4 暮新入生歓迎 長野高専マ ップ 卒 業生の進路

i長野高専

30

年 り歩み 進路講演会

73 4.12.16 16

・栄光め ざして エ嶺祭 就職 .追

文献 2 ) より

(5)

本校 F 学園だよりJの変遷 と実状 第 1 報

形式で活発に討議 されている.だが, この ような校 内の学生への問題提起を意識 した記事 は以後,掲載 されていない.

その理 由の一つ として,F 学園だ よ り』が中学校 を意識 した広報誌 としての性格を強めていった こと を指摘 しておきたい.同昭和

60

3

月には毎年のよ うに F 学園だ より 』 3 月号で卒業す る 5 年生に向け て寄稿 していた林侍一郎校長 と,昭和

50

年以降編集 委員を務め,昭和

56

10

1

日に成立 した編集委員 会規定に基づ き引 き続 き編集長の地位 にあ った小林 計一郎教授がそろって定年退官 している.同年 3 月 発行の第

42

号の巻頭記事 は林校長の 5 年間 を振 り返 っての卒業生へ向けての文章であ り,後述す る 「 最 終講義」 に寄稿 された教官 4 名の中にはもちろん, 小林先生 も含 まれている. くしくも第 4 4 号 の表紙 に は 「これまで

19

回にわたって本校周辺の史跡め く ・り の写真を連載 してきましたが,今回から本校の部活 動の様子を紹介 していきたい と思います」 とあ り, サ ッカー部の練習風景が紹介 されている.以後現在 に至 るまで 4月発行の入学式,卒業式の写真を除い て部活動を中心 とす る学生諸君の姿を写真で紹介す る方針は基本的に貫かれている. F 学園だ よ り』 は, 広報誌 として新たなる第一歩を踏み出 した とい うべ

きかもしれない.

平成元年 7 月発行の第

60

号から表紙 は毎号 カラー となった.平成

5

7

月発行 の第

76

号の表紙 はスラ イ ドからおこした写真が用いられ,一人の学生 に焦 点を合わせた新鮮 な構図 とともに画像の美 しきが際 立つ出色の出来 となった.同年

12

月に発行 された第 7 7 号は創立30 周年記念号 とな り,表紙 には校舎全景 を収めた航空写真が用いられた.

24

貢 とい う増刊号 で,30 年の歩みが概観できるよ うに構成 されている.

表 3, 4 に示されてるよ うに頁数 は,昭和 6 3 年 4 月発行の第

57

号が

12

貢になってか ら次第 に

12

貢が主 流にな り,平成

2

12

月発行の第

65

号では

14

貢,平 成 4年 3月発行の第

70

号では

18

貢,同年 4月発行 の 第71 号では

20

貢を記録 した.第71 号 は

26

×47

行, 横

2

段組みであった ものを,見易 さの点か ら

22

字 ×

42

行に移行 した号でもあった.平成 6 年 7 月発行 の 第

80

号か ら従来の B5 版から A 4 版サイズに移行 し,

25

×48

行,横

2

段組みに書式を変更 した.

平成

8

12

月発行の第

89

号から,表紙ばか りでな く特集部分のカラー化がはじま り,平成1 1 年 7 月に 発行 された第

100

号では全頁総 カラーが実現 された.

32

貢すべてがカラーであ り, しかも表紙 は本校の卒 業生でプロの漫画家,田上勝久氏の御厚意 によるイ ラス トとい う豪華かつユニークな装丁であった. な

129

お この第

100

号 と平成

9

4

月に発行 された第

91

号 とはともに当該年度の国立大学等優秀広報誌表彰 に おいて全国高等専門学校の レイアウ ト部門最優秀賞 を受賞 した.

内容面で新 しく加わ った記事 としては,学科や寮 の新設に関連 した特集記事が挙げ られ る.電子情報 工学科の増設については,平成元年 3 月発行の第

58

早,同年 4 月発行の第

59

号 , 7 月発行 の第

60

号 に連

4

学園だよりの内容 その

3

い は特集)

発 年月日 行 ペー ♂ お も な 内 容

74

75

平成

5.3.1 14

卒業生に贈 る言葉 .御卒業おめで とう 卒研テーマ 学位取得

5.4.26 20

入学式校長祝辞 .ようこそ

31

期生

卒業式関連

76 5.7.15 14

・知的冒険のススメ 設備拡充 進 路講演会

77 5.12.16 24

・長野高専過去

10

年間 技術展示会 エ嶺祭 スポーツ 工場見学

78 6.3.1 16

・課外活動スペシャル プロコソ

79 6.4.26 20 ・32

期生を迎 えて 学科紹介 卒業

式関連

80 6ー7.14 12

・女子寮新築 .男子寮増築 進路講 浜会 各種スポーツ大会

81 6.12.15 16

・留学生,長野 高専 Jumpup 修 学旅行 工場見学 エ嶺祭 各種大

82 7.3.1 14 .

= 卒業生関連 ∠ ゝ .これが電子制御工学

科 卒研 テーマ

83 7.5.1 18

・新入生歓迎 卒業式関連

84 7.7.17 12

・高専生の進路 修学旅行 オ リエ

ソテーシ コン スポーツ大会

85 7.12.18 12

・第

30

同工嶺祭 工場 .現場 見 学

就職 .進学状況 各種大会

86 8.3.1 12

29

期生 の卒業にあた って .平成

8

年度に向けた学内の動 き

87 8ー4.25 16

・新入生歓迎 卒業式関連

88 8.7.17 12

・学内 LAN パ ワーア ップ 進路講

演会 修学旅行 オ リエソテーシ ヨ

89 8.12.17 12

'

・寮改修 エ嶺祭 各種大会 進路 状況

90 9.3.3 12

卒業生関連 .つ くる喜びに魅せ ら れて 卒研テーマ 学位取得

91 9.4.30 20

・歓迎

35

期生 卒業式関連

92 9.7.16 16

・燃やせ青春 部活 とともに 進路

講演会 修学旅行 オ リ

ソテーシ

93 9.12.17 16 ヨ ン

・ロボコン プロコン 中学生 ′ 1日

体験入学 実務訓練 工嶺祭

94 10.3.3 16

卒業生関連 .オ リンピックボラン

テ ィア 卒研テーマ

95 10.4.30 16

入学式 .それぞれのスター ト 卒 業式関連

96 10.7.14 12

・修学旅行 夏休み関連 オ リエソ チ‑シ

ソ 各種大会

97 10.12.17 16

寮関係 科学の祭典 .空 き缶ア‑ ト

・長野高専生の活躍 エ嶺祭

98 11ー3.3 16

卒業生関連 .担任か らクラス‑贈

る言葉 卒研テーマ

99 ll.4.28 16

・歓迎

35

期新入生 卒業式関連

100

l

l.7.13 32

・祝 学 園 だ よ り

100

号 修 学 旅 行

(6)

1 30 曾田・倉洋 ・山田 ・長坂 ・芳賀 ・大矢 ・松岡 ・小汚 ・大西 ・川口・三尾 続掲載 され,平成 3 年 7 月発行 の第68 号ではインテ

リジェン トビル と命名 された電子情報工学科棟 の内 部 まで特集が組 まれて紹介 されている.平成 5 年 7 月発行 の第76 号には学 内 LAN と電算セ ソタ‑が紹 介 されている.平成 7 年 3 月発行の第82 号では電子 制御工学科について,その新校舎完成 と併せ て特集 されている.寮関連では,平成 6 年 7 月発行 の第80 号 で 「 女子寮新築 ・男子寮増築」 とい う特集 を組み, 平成 8年1 2 月発行 の第89号では 3, 4号館 の改修 を, 平成11 年1 2 月発行 の第101 号で は 2 号館 の改修工事 完成をそれぞれ紹介 している.

学校生活 に関連す る記事 としては他 に,昭和59 年 4 月発行 の第39 号 か らは本校 に編入 した留学生 を, 翌々年 4 月発行の第47 号 からは併せ て高校か らの編 入生の紹介がある. また,平成元年 か ら参加す るよ うにな った アイデ ィア対 決 ロボ ッ ト・コソテ ス ト

( 東京工業大学森政弘名誉教授 のグループと NHK 主催) と平成 2年度か らはじまった高等専門学校協 会連合会主催 のプログラ ミング ・コンテス ト等 も学 生 の活躍 とい う点で取 り上げるのに格好 の機会 を提 供 している.

時代 の流れを見据 えて学生を啓発す る存在 として, 平成 3 年1 2 月発行 の第69 号の特集 「 新たな飛躍 を目 指 して」 を執筆 した前教務主事 の山岸亘先生 を紹介 してお きた い.「 大学編入への道」 とい うタイ トル の下 に,先生 はもはや高専 も大学への編入を閉 ざ し ている時代 ではない ことを指摘 され,同年度 の卒業 生 の大学‑の進学率21%,合格率80%を 「 素晴 らし い飛躍 であ る」 とした.「 大学編入」が少子化 に よ ってやがて到来す る 「サバイバル時代 には高専 の一 つの魅力 となる」 ことを予言 し,高専生 の新 たなる 進路の可能性 を明 らかにした山岸先生の寄稿 の意味 は大 きい.

昭和60 年 3 月発行の第42 号か らは じまる 「 最終講 義」 とい うコラムは,従来退職 なさる教職員 の紹介 を記 していただけであったのを ご本人 自身の原稿 と して掲載す るよ うにした ものである. タイ トルは適 宜変更 されているが, コラム自体 は一つの伝統 とし

て現 F 学園だ よ り』 に受 け継 がれ,新任教官紹介 と 対 をな しなが ら本校 の歴史を辿 るのに欠かせ ない貴

重 な 1 貢 をかたちづ くっている.

なお,平成11 年度か ら 「 編集委員会」は 「 学園だ よ り編集委員会」 と名称変更 された.前年度 か ら教 官 は委員長以下 9 名,事務官 1 名,技官 1 名,庶務 は学生課担当 とい う構成 が とられている.

3. 『 学園だよ り』の編集について

3‑1 F 学園だよ り』の製作 とその内容 ( 1 ) 発行時期,形式,編集 スタ ッフ

まず編集委員 は教官 として委員長お よび各学科 よ り各 1 名 の 5 学科で 5 名,一般科 よ り 3 名,事務 よ り学生課長, ならびに技術室 よ り 1 名 が入 り,総勢 1 1 名体制で運営 している.庶務 は学生課が担当 して いる.

現在年 4 回発行 しているが , 1 回の発行 には教官 4 名が担当 し,そ こに写真撮影 スタ ッフとして技術 室 の 1 名 が加わ ってい る ( 表 5 参照).ただ し現在 委員長 は毎号の発行 に直接加わ り,総括的 に企画 か

ら発行 まで携わ っている.

具体的な発行時期,編集 スタ ッフを今年度 の予定 を例 に表 5 に掲 げる. 発行時期 は前章で も述べ た が,夏休み,冬休み,春休みの前,および新学期号 として 5 月の大型連休前 に発行 している.表 5 の担 当者◎印は担当号のチーフを示 している.

紙面 の大 きさは A4 判 を用いている.頁 は固定 し ていないが,概ね1 2‑1 6 貢立てである. 1 貢 の構成 は横書 きの 2 段組を原則 とし , 1 段 当た り 25 字の48 行, したが って 1 貢当た り 24 00 字 にな り,文字 の大

きさは 9 ポで明朝体 を用いている.文字,写真 とも ほぼ白黒印刷であるが,現在表紙 の他, 2‑ 4貢 を カラー印刷 とし, よ りイソ′ (ク トがあ り臨場感が出 るよ う工夫 している.

( 2) 企画か ら発行 までの流れ

F 学園だ よ り』の内容を企画 して,発行す るまで には大 きく分 けて表 6 の よ うなフT ,‑チャー トが描 ける.

フローチ ャー トに沿 って も う少 し詳 しく説明を加 えよ う.( Dの企画案作成が最 も内容の良否 を決め る といってもよいが, この部分 は多分 に発行号 の担 当 チーフに負 うところが大 きい.すなわ ち,企画案作

表 5 発行時期,スタッフ一例 ( 平成1 2 年度)

号数 発行予定日 編集委員会予定日 担当者 ( ◎印はチ‑フ)

第 1 0 4 号 平 1 2.7. 1 3( 木) 平 1 2.5.9 ( 火) ◎松岡.小浮 .曾田.長坂 .三尾

第 1 0 6 号 平1 3.2. 2 8 ( 水) 平 1 2. 1 2. 1 4 ( 木) ◎芳賀 .山田 .大西 .長坂 .三尾

(7)

本校 F 学園だよりJの変遷 と実状 第 1 報 表

6

編集のフローチャー ト

成会議 までにチーフは実質上,各担当者,委員長 の 話を聞 きなが ら企画案の素案を練 り,そのたたき台 を作 り上 げることになる.

このたたき台を もとに,( ∋で担 当者が集 ま り素案 の検討,修正 を行 いなが らよ り細 かな点,例 えば原 稿 は依頼記事 にす るのか, どんな人 に依頼す るのが 適当かな ど大 まかな内容が決め られ,かつ担 当分担 が決定 され る.

段階( 参では編集委員会 を開催 し,各分担者 が分担 箇所でのね らい,簡単な割 り付けの想定 の もとに企 画案を説明発表す る.企画案 に対 し各委員の意見 を 参考 に, よ り充実 した内容 になるよ う修正,変更 が 加 えられ る.

この決定を受けて担当者 は分担箇所全体 を呪み か つ細 かな レイアウ トを考 えなが ら,大 きな見 出 し, 写真 のスペース,記事 な ど 1 つ 1 つを割 り付 けてい く.割 り付 けにしたが って文字数を算出 し,段階③ の執筆依頼を行 う. この場合学校 内だけではな く, 学外の場合 もあ り,担当者 は大変であるが企画のね

1 31 らい と内容 をよ く理解 して頂 き,原稿 を依頼す る.

担当者の意図 と執筆者の意識のすれ違 いが生 じない ため には この手順が重要である. この後必要な写真 を準備, あるいは担 当者 自身で リー ド文 な どま とめ る記事を作 り上 げることになる.

④ では担当者 に委員長が加わ り,すべ ての原稿, 写真,図表等を持ち よ り,仕上 げ状態を想定 し割 り 付けに対応す る原稿 1 つ 1 つを確認 してい く. 同時 に内容,字句の点検 も行 う. また時間的に間に合わ ない部分 は割 り付けのみを予定 し,全体 の編集 をそ のまま行 う.その後,( 参で校長等の決裁 を とる.

段 階⑥ は担当チーフおよび委員長が直接印刷業者 に会 い, レイア ウ トの確認, カ. ラー貢 の指定,各見 出 しの大 きさ,書体,地紋, カラー貢 の色 の使 い方 などこまかな注文を出す と共 に場合 によっては印刷 業者 のア ドJ l .イスを受ける.特 にレイア ウ ト,見出 し, カラーなどほ読者を引 き付 け,見やす くな るよ うに工夫 してい く.

段 階( 参の校正 は原則再校 までである.初校 は担当 者全員ですべての頁 に渡 り,再校 はチーフはすべて の頁 に渡 り,その他 の担当者 は少 な くとも担当部分 を校正 している.なお,現在 は委員長 も全 てについ て校正 に加わ っている.後 は( 砂の刷 り上 が り,納品, 配布 となる.配布 は学生 にクラス担任 か ら 1 郡,煤 護者 には民間の宅配業者 を通 じて 1 部配送 している.

この区分 け,配送 に関 しては学生係 にお願 い してい る. また,保護者への配送 は今年度か ら実施 した も ので, これに関 してはさらに次報 を参照 されたい.

最後 に発行後 は担 当者を主体 に反省⑨ を行 い,吹 回の編集委員会で報告 し,以後 の編集 に役立 て るよ

うに している.

( 3) 主な内容

既 に述べた とお り貢数は1 2 ‑1 6 貢で仕上 げて きて いる. この中で,表紙 には大 きな写真 と目次を入れ てい る.写真の内容 は前章 でその変化 を見た. また 最後貢 は校 内短信欄 を作 り,主 な学内行事,人事異 動,部活動結果,各 種 資格 取得 者,海 外 渡航 な ど 様々 な出来事を短 く掲載 し,記録性及 び関係者への 広報 を行 ってきた.

ここ何年か各号 2‑ 4 貢 に渡 り,で きるだけ タイ ム リーな内容で特集 を組 んでいる.一つの話題 に焦 点を当て掘 り下 げた内容 の ものをね らった.その他,

オ リエンテーシ ョンといった学校行事,部活動 な ど での学生 の活躍 などに多 くの紙面 を割 いて きた.中 には トピックス的な記事, あるいは教官の学位取得 な ども取 り上げている.

逆 に 1 年間のなかで定番 となった記事 も多 くなっ

(8)

132

曾田・倉浮・山田・長坂 ・芳賀 ・大矢 ・松岡・小帯・大西 ・ 川口・三尾 てきた.例を挙げれば,工嶺祭の記事,卒業,入学

の記事,卒業生の進路先,記録性に重点を置いた運 動部の春季北信高校総体 ・各種大会結果,卒業研究 テーマ一覧表 などである. これ らは見方によって多 くの情報 を含 んでお り,かつ記録性 も強いため掲載 について簡単 に賛否を下 し得 るものではないが,マ ンネ リにならないよ う工夫 と切 り口を考 える必要が ある.

なお,以上 に挙げた内容に関す る区分 は第 2 報の アンケー ト項 目1 1を参照にされたい.

3‑2

編集に当たっての留意点 ( 1 ) 編集方針

F 学園だよ りJは,本校における学生,父母,戟 職員その他の関係者 との コミュニケ‑シ ョソを図 る

ことを目的 として発行 される広報誌 である. したが って,下記の方針で編集内容を検討する.

( 丑本校の教育 ・研究 の活動状況,結果がわかるよ う な記事を選ぶ.

②本校の教育方針が学生 ・保護者 ・中学生 などにわ かるように,本校 の資任者の ビジ ョンあるいは教 職員のオピニオンを適宜記事 にす る.

@本校の記録 として後 日利用で きるもの.

④読者層 ( 学生 ・保護者 ・教職員 ・中学生 ・その 他)に適切 な内容であって,読みやすい文章 とレ イアウ トに心がける.

⑤広報誌 としてふ さわ しい内容を選 び, また用語の 選択 にも注意を払 う.

( 2 ) その他の留意点 ( i )原稿依頼について

( 丑執筆を依頼す る際 は,取材の趣 旨 ・書 いて もら う 内容を十分説明 し,納得の上で引 き受けて もら う.

( 診学園だ よ りが学外 にも配布 されることも考慮 し, 読者の誤解を招 くことのない内容 を依頼す る.

③表題,氏名が制限文字数に含 まれ るか否かを明示 す る.

④原稿 の受け取 り日を明示す る.

( 9学外で行われる行事の写真が必要 なときは,担当 者が編集委員会のカメラとフイル ムを行事参加者

に渡 し,撮影を依頼す る.

⑥外部 の写真,図等を使用す る場合 は必ずその版権 所有者 よ り使用許可を とること.

( i i ) 原稿の校閲について

①依頼 した原稿 は,学生に読みやすい文章,漢字か な使 いであるか確認す る.

( 卦改訂が必要 な場合 は,必ず執筆者 の了解を とる.

原稿 ミスに関 しても原則執筆者の了解をとる.

( i i i ) その他割 り付 けなど

( Dタイ トル ・リー ド文 ・本文等の区別が視覚でわか るよ うに工夫す る.

② イラス ト・写真 ・アニメなどを利用 し,で きるだ け視覚に うったえる.

③全体 に堅苦 しさをな くし,親 しみが持てるような 内容, レイアウ トになるよう工夫す る.

④学生名が数多 く載 るように心がける.

( 参各号 の反省事項を参考にす る.

なお, この他に教職員の指名はフルネームとす る, 学生 は 「 君」 , 「さん」,卒業生 は 「 氏」 , 「さん」 と す るなど用語の使い方の統一性,校正のチ ェックポ イン トが,従来か ら徐々にマニュアル化されてきて いるが, ここでは細かな技術的な点は割愛す る.

3‑3

配布先 と利用方法

r 学園だ より』の配布先 の一覧表を表 7 に示す.

7

配布先一覧 配 布 先 部 数 学 生

1000

部 保護者

1000

部 教職員

187

部 全国高専

61

部 中学校

414

部 工業高校

17

部 教育委員会

132

文部省

9

信州大学

5

部 予 備

175

教職員は本校 にみえている非常勤講師約

50

部を含 んでいる. また中学校 は,県内

195

校,新潟県

10

校, 山梨県 2 校で各校 2 部送 っている.工業高校 は県内 の他隣県の新潟県 2 校である.教育委員会 は市町村 約

120

のはか,県の

12

部を含んでいる.

この他に適宜,本校を訪れた方,あるいは逆に企 業を訪問した際などに利用 している.

4. あ と が き

本校 で F 学 園だ よ りJの よ うに息 が長 く,かつ 様々な意見 と情報が盛 り込 まれた発行紙は他 にみ る ことはできない. この点か らす ると,F 学園だ よ りJ の歴史 はそのまま本校の歴史の一端 と重複 させ るこ とがで きる.時代 と共に形式はもちろん記事 の内容, 取 り上 げ方にも変化があることを具体的に紹介 した.

一方編集については過去の蓄積のなかか ら,かな

りマニュアル化 された手順が確立 されてきてお り,

効率的にで きるようになってきている.同時 に内容

の充実 に伴い,委員の仕事 も増 えていることは否定

(9)

本校 r 学園だ よ りJ の変遷 と実状 第

1

できないだろ う. さらに委員の数 も削減傾 向にある.

今後 どうあるべ きかの若干の考察 は次報で述べ るこ とにし, ここでは変遷 と現状を示 した.

最後に本稿 を書 くにあた り,前編集委員長である 中村吉光先生をはじめ として,今 日までの委員長, 編集委員の方々によりまとめ られた委員会資料を一 部参考にさせて頂 きま. した. ここに感謝申 し上げま す.

1 3 3

参 考 文 献

1 ) r 長野高専二十年の歩み』 長野工業高等専門学校 昭和 5 8 年 1 0 月発行

2)

r 長野高専三十年史』 長野工業高等専門学校 平 成 5年10月発行

3 ) r 出版編集技術J 上巻 日本 エ デ ィ タ ー ス ク ー ル

出版部 1 9 9 4 年 3 月発行

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