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発刊にあたって

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Academic year: 2021

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発刊にあたって

ここに、教職課程の研究誌「学び舎 教職課程研究」の第一冊を送ります。

 いま、わが国における社会構造の急激な変化には目をみはるものがあります。

 それにともなって、若者たちの規範意識や自律心の低下、学びのモチベーションや 家庭・地域の教育力の低下、学校のなかでは学力低下、学級崩壊、いじめ、不登校な ど、どれをとっても今後の日本の進路を大きく左右する、むつかしい問題がでてきて います。だからこそ、その直接の担い手である「学校の先生」に対して、揺るぎない 信頼を確立することが必要とされているのです。

 さて、「教育」とは「教師」であるといってもいいでしょう。 「先生」ほど「向き 不向き」のある職業はないと思います。そして、「教育」の仕事に求められる資質・

能力というものは、いつの時代にあっても変わるものではありません。

 教育者としての使命感、人間の成長・発達についての深い理解、生徒に対する教育 的愛情、教科等に関する知識、広く豊かな教養、これらを基礎とした実践的指導力等

というものは、21世紀のいまの時代にあっても「不易」のものだと思います。

 平成17年10月の中教審の答申「新しい時代の義務教育を創造する」は、優れた 教師の条件について、次の3つの要素が重要である、としています。

 ①教職に対する強い情熱

 ②教育の専門家としての確かな力量

 ③総合的な人間力(豊かな人間性や社会性、常識と教養、礼儀作法をはじめ対人関   係能力、コミュニケーション能力などの人格的資質、教職員全体と同僚として協   力していくこと)

 この冊子は、教職を目指す学生諸君が「確かな力量」を持ち、 「違いを共に生きる」

ことのできる、優れた教師として社会に巣立っていくための指針として、さらには本 学の教職課程を担当する教員の、日頃の研鎖の成果を発表する場として編纂されまし

た。

 この冊子を見ることによって、本学の教職課程が毎年どのくらい前進したかという 実践記録(もちろん論文や教育研究も含みますが)、つまりは本学教職課程の成長の

「一里塚」ともいうべきものになるでしょう。

愛知淑徳大学・資格教育センター長          小栗正彦

一1一

参照

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