笥[修理報告]
著者 勝又 智志
図書名 在外日本古美術品保存修復協力事業 : 修理報告書
: 絵画/工芸品[平成14年度実施事業] : The Cooperative Program for the Conservation of Japanese Art Objects Overseas
開始ページ 151
終了ページ 180
出版年月日 2004‑03‑31
URL http://id.nii.ac.jp/1440/00005472/
Creative Commons : 表示 ‑ 非営利 ‑ 改変禁止
http://creativecommons.org/licenses/by‑nc‑nd/3.0/deed.ja
ェ士竿 云扁
Craft works
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7 背 1(1 j 端喰部亀
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8 背 1(蒻',: 喰部他
災 修復後Crack s a l 0 1 1 g I i l l ' l i 1 1 s l i i h 1 1 1 1 1 i . aft<'!'I'l'ヽI ( ) ! ' ; t i 1 1 1 1 1
草花蒔絵螺釧鎌倉彫蹴笥
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年]文(1冬 'rti.l キ
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山名: 1\'( 化 IIぷ絵螺釧鎌介彫節..竹j
所)1淑: フィラテ‘ルフィア必 帥i蘭·,;
II 、'j:―ィ t : I り !if.II、'j:イし
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名1','( 化 d炸絵螺 釧
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し:3 2 . 2 c m X 4 8 . 6 c m X 5 1 . 6 c m
フィラテルフィア必術節所)1湖
化蒔絵螺釧鎌倉 彫鏑笥
漆芸修復家 勝又 竹志
フィラテ‘‘ルフ ィ ア美術創'i;J 祈蔵、 1店化
I
紺絵螺釧鎌·介胤多節:~•';'j (以後本査料と呼ぶ) は在外11
本古
必術 i'n',修似キ ] ' ; 業の 炭 と し て 平 成 1 3 イ I '· 6 J l ~ 平成 1 5 年 3 月 までの 22 か ) l I 川 、 束ぷ 文 化財研 究所第 ·修似ア トリ 工に
い て 修復が行 わ れた 。 本才,訂 は 1呆イ( ・ 修復の際得 られた'情報 と 修似 の 経糾\ をまとめたも
概要
木製、 漆喰り の
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き)i
を仙'iえた小)1性
のdふ
絵笥笥である。 仝I 1 ( j
を本彫朱漆喰とし、 背1(ii
を除く 各1(1 j
に窓枠 をもう け、 四 令 1\\ 化凶 の 曲絵 を 施 して い る 。 木咬 料 は 18 76 年、 ヽ 1',11ふア メ リ カ 最人 の 部 iii で あ っ たフィ ラ
テ)レフィアにおいて独立100 周年を記念して間
催されたフィラテ,,ルフィア)i i . 1 , 1
I曹:'tL 会に出
, 11111さ札にもので ある。 所)l泌節であるフィラデルフィア必術'fo',;は判1、'i= の出,',i',
作を数多く 所)l泌してお り、本沢料も また、その 折 llVi:人され)祈成された笥笥である。ヽ1'1 II、'i=、
I J I
j 祐政Jiサは万jJ.11曹虹
会を文術I
羞,11111
の輸出
の契機としてとらえ、1
月を帝げて賑興災にJI又り糾み始めた
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期であった。 本査料には西欧人の如 f趣味にあわせた、1,⑮, ,
厄が、1揺識的
に」収り人れ
らi しており、明
治初期 、 牛'j: に 愉 ,'I', を 11 的 とした 1 立足 ,\ん の 牡色 が視れた 作,'11り として 、 また 、 11、'i= 代 がl.怜し できる 邸味 にお しヽ ても 汎
屯なd、'f:
絵質`;..笥である。 (図 1 、 2)形状及び細部の仕様
木賽 料の h粁. 辿 は }底板、 イHI! 板、 天板、背 而板、台輪 の それぞれを 内外 とも 1 l Iこ げた後、鍛造した釘で打 ち 付 け、糾 み I ·けたものである 。 接合部である )舟 戸 面 に i 釘穴 が II 立 たないように塗が行われ た後、緑と筑色 の 色漆 で 1岡略化 した烏の文様を オ紺 き 、 磨き上げている 。 両開 きの 扉は各而 2 個 の 内蝶番 で本体に取り付け れ、 1 「而 l ド央 には 牡月 の 図を毛彫した鍵金 具 が取り 付 け られて い る 。 金 具 は銅に微祉の金を含有した赤釧の 烈 _I ·げ 色 である媒 色とし、 毛彫と 飾 金具の 周囲を 金鍍 令で仕上げた もの である 。扉 下には 1 杯 の 抽斗と 2 杯 の 小 オ111 斗 を 、扉 内には 大中 小 の 小抽 斗六杯を備え 、 鍵 金具 と 同 じ 仕土げによる摘み 金具が付 く 。 (図 15) 1 5
Fro n t , me t a l l oc k and k e y , a f t e r r e s t o r a t i o n
1『({/::11、¥糸全
船}搾IH 頷lti1J彫玲在がf'j1 5 3
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1 6
正面柚.., ̲ .
修 1以後D r aw e r s b e l o w t h e d o o r , a 「 lc r r c s t o r n l l o n
1 7
天板修復後Top b o a r d , a f t e r r e s t o r a l i o n
——
背面の全面とその 他 4 面 の窓 枠 に は 、木),',j多 朱漆 冷 り で桝形 の 地 火にイ廿僻 の 文 4菜 を 密に彫りこみ、 そ れ そ れの石櫂の外皮には桝形文、 I I ! 桝文、化桝文、他叫と文 を 施 し 表情既 か なものとして い る。 ( l><I 2 )
木彫の 塗 は彫りの峰部 を艶 のある 朱 喰 り とし 、),',]多 り の 谷 には 朱色 の 顧料 がそのまま 施 さ れ て い る こと力 ら 、朱塗り に朱蒔の技法を ijj: 川 し イ I : I . キ げら札て い ることが 解 る 。 朱 I 淋 とは 、),',]; り に 紺 < 漆冷り を 施 し、漆 が乾く前に朱の顔料を iiぶ き 付 け たものである 。 木 衣 料 の 楊介 は iii条部分 のみ 朱漆喰り を 数 1111 行い、磨 の仕上 げを 完了 して お き 、 その後令 1(1i に 生 漆を 摺 込み 、峰部分 の漆を 拭 きき り、 その , -_で朱粉を彫り の 谷 部分にのみ残るように 1紺 き 、令 休 を )~埒 き イ I : I . キ げしたものである 。 車色 の 朱色に I唸彩か付 き、 彫り の形 を 強
く際だ たせる鎌倉 彫 の 冷技法 である。
各而の窓枠内には、 : 且昌色仕 卜 げ 1 (1 i に 繊釧 な 薗 絵螺釧 が施 されて い る。 」い (1i左 の 厨には削 肉 の高蒔絵 -, ••
1 8 JdJlll 伯 i
イI多伐と移t しcfl f a c e , a f t e r r c s L o r a L i o n
1 9 イ i 仇I] [ ( 1 j イI径移H炎 l~i ghl r a c e . a r t c r r c s l o r a l l o n
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20 背面亀裂 修復前
Cr ac k s o n t h e b ac k , b e f o r e r e s t o r a t i o n
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C r a c k s o n t h e ba c k , a f t e r r e s t o r a t i o n
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化1/、'i 絵螺
釧鎌介彫節.符'j1
麦の 穂を描き、 遠胡に 釘訓 1 ·. と 息 われるヒバ リ を象 嵌 している 。 イ i ii にはもみじとその~咽 呆 が、令粉に朱 の顔料を蒔きつめた変り 祢の 技法 と I'I 蝶具 の象 嵌 で表さ れ て し ヽる 。 )~( ド の 柚 ·l には 約 に 、!悶、小 刊 l 斗 には /, ·.
面に 憮 子、右面に松 菜に木の火を (I 蝶具 や 貨蝶具 の象 嵌 と 薄肉 の ,•,':j ,紺 絵で表している 。 )く板 には冬の ·h附揺 であ ろう か、 一 本の水仙 に 枯菜 と 木 の火が添えられた 図 が 11 i]~ 浜の 技法 で枯'i か札る 。 ) I~ 側 血 には 硲 の 栄 を 令
銀の薄肉高蒔絵で、化をl'I蝶具の象嵌で表す。
辿贔にはい (1jのヒバリ に使川されたものと詞質の索材で トンボが象嵌されてい る 。 れ側 而 には 栄桜 が左 側而 と , , i]~ 染の 技 法で表されている 。 これらに 使 川 された i'I 蝶
貝の背面には、 淡い糾色に着色した和紙を伏せ彩色として貼 りつけている。
このため),',j~りの深い部分が付(かに紆色に見えることで繊訓な),',診りが強
1~11i]
されている。 四
季折々の仰'(物に'ii iを糾うヒバリ 、 ト ンボ、 化弁、枯葉、な どが脇役のような イ(在 として 必 ず 添うように 廿'j かれ、それそれの季 節 を ·h『感既 かに表 現 して いる 。 こ のよう な 窄 間 を 1 1 : かした絵 1叫的 なiふ絵は江) ; 後期 にも 兄 られる 表視形式で あるが、 その イぷ統の流 れをくむ rl対絵とい える 。 木査料 の 制作年 は 明 治 9 年以前 であ り i/,\1 絵 師 たちは江戸の 時代 を 牛 きた 1 紺 絵 !'\Iii そ のものである 。 制作 の 技術 や、1訊屑 の 名 え )j に 汀. ) り紺 絵の 牛革色 が 強 く 視 れるのは当然といえる 。 ( 図 4 、 1 6 ‑1 9 )
方で 扉 の 内側 には新しい IIふ代 の 衣視が 兄 られる 。 )v( の 裏 T(1i と 6 杯の 小打1」 斗 の 前板 には、 冠 .'i' の ·,,;;; I : の 図が箪致を残すような技法 で衣 視 されて い る 。 色説,1 も ii、'i 絵の リ,し に 対し て 水色 を)よ 訓 とした IIJJ るい 色 を 使 川
してい る。 技 法と して は塗膜 の 表 血 に 研 ぎつけた 跡 や 艶 I ·げの処理が見 られる ことか ら 漆 裕 り の 技 法と名:
え ら れるが 、 当 II寺 紹介 され始めた 油 絵の衣 況や技法の彩評も 兄 て 取 れるのではなかろうか 。 (l:;<I 3 ) 現在、国 内 には東京 I r.J ヽ'rl1.1l物創·,; に 1 1 1 1 1 キ の 出 祉, II 録と、受 'l't 11 録が 1 -Jill、また、国 立 公文 書角'{ に 1 1111 の 出
品日録が保存されている。 ,11',1 1 1 1 1 ,
数が膨人であるのと、記載が節略なため本査料と特定される記載を見つけ ることは出米ないが、 そのうちJい;(I ,q 、'r. l'lり物 f(行
に所)' 1 :
泌されているII
鉢 1 のなかに、バ 11椅已之平(父1
ミ)、池田 泰真、 小川 松 L心 など i 1 : / ; 後 期 よリ 泊邸 し多くの 名 品 を残 した蘭絵 1りfi の 名前が、膨人・ な 数 の漆 悩 や 術
寸、小節筍などの
iiぷ絵‘家
具とともに記さ札ており、本狩料との1州辿
の11f
能‘性が推測される。修復前の状態
本査料の 担 勧は索 地 である 本 質の屹煤による 収絲i に 起囚 しており 、按合部 や 木)形部分 に 爪人 な 亀裂が発 生 していた 。 敏も 人 きな 亀 裂は 背 1 (1i の 本)形漆喰 り の 乳:1) 分 に 、背 1 (1i / , : 端より 16 cm ほどの 地、,,',,: で縦)j 向 に最 人·
幅 3 mm 、 長さ 4 1. 5cm の 亀 裂が人る 。 ) ,: れ に 分断 された 似 は れ側 の 材が外側 に 1 .5 mm ほど膨れた 状態 で l,'iJ 巫 されており 、 左 右 のみならず 前 後に広が っ た 亀 裂は火際の 、j 法以上に 大 き< 兄 え 、 :1 ,ri 々しい 状態 であ っ た 。背面板には上下に木地 の 狂い を 抑 える 為 に 2 . 5cm lll乱 の 端喰材が人 るが、その接合 1(1i にも 亀 裂が人り、
上方で 15cm、下方で 8 cm の 亀 裂が水 平 方阿 に イlji びていた。 木彫部の亀裂周 圃 には り)削 が容易な柔らかな 材
質のためか各所で欠損が見られた。 (図 7、 8、 20 、 21)こ の背面板は 上下 左右の 材に囲まれるようにはめ込 まれ 、緑);';-] りの朱 飲 り の 部分 で釘によ り接介 された 後 、 下地と朱 塗 りが行われているのであるが、 ―[ 炭こ の 接合部分か ら 天椒 と 側板 の 三 )j で 元 令に 切 れ 、 I
I輪との間も亀裂が 生 じた状態であ った。背面から見て)t イ則 の 亀 裂は 人 きく、 }政 人: 11w; 3 mm和 に )ムがり、 側板
中央付近が大きく外側 に膨らんでいた 。 (図 22 、 23)
木地の 亀 裂は 左右の側 板にもおよび、両側面と もに 台輪 との按介 部 が人きく り) れ、) , •:側 ははほ小 火 の 位 置で下方より蒔絵を分断するように中 心付近まで 1 mm ほ ど の ,1w; で 切 れていた 。 iiぷ絵が 施 されている 黒 喀り の面を よく見ると わずかに接合の 跡が見え、 接ぎ合わせの箇: ) iJ1であることが解 る。 れ側而 は背 1(11 省りの箇
所で木彫部に縦方向の亀裂が入る。台輪とり軋
板の寸法に 1111111ほどの),'..
:があ り、側
板のみが大きく収縮したことを示している。 (屈 24 、 25)
両側而と 天板には蒔絵の完了後に嵌め 込んだ螺釧の欠損が見られた。 左佃l 中 央には蒻の花が 4 個の白蝶 具 の 四具を 川 いて表されているが、先端部分の最も大きな貝が欠失しており、薄紅色に染められた利紙が 現れ て いた 。 イ i側而は 左」:部とオ[ 中 央部の桜花が 2 つ欠損していた。左 」..部は貝周辺 の蒔絵 にも欠 1員が見
れる 1 ~ 、同 11かに剥落したと息われる 和紙 がケミカル な素材 で節略 に接芽'『 されていたか、変 色が著 しく、
的 れた 状態 であ っ た 。 右 中 火部 の 具 は、」1 而判.I 斗の奥に り長り 付 いた形で保介されていたが 、 汚れが激しい I ·. 、 中 央部 に 亀 裂が人 っ た状態 で 付杓しており 1真 正に 取り外 す 必災 があ っ た 。 また 残存する貝も 一 部に 剥 開mが 兄 られ剥裕 の f U , 険があ っ た 。 天板は 水仙 の 化 と 1青菜 の 一部 に象 i1決 の 欠祖が兄 られた 。 ‘ り 初は剥落面が 令 ),'氏 が腐食したような 印 象の灰 色 であ っ たため、令)萬 の卯 嵌 と 名えられたが、観察 の 結呆、汚れの下に 和 紙 の イ[在 が 認 められたことから 、 側而同 様螺釧が象嵌 されていたことが判明 した 。 側 1(1i に 比 べ 蒔絵自体の 拍似 は 少 な いが、 tり れと)腐食が杓:し く 、注、怠深く ク リ ー ニングする 必災 があ っ た 。 (図 26 - 28)
d炸絵が施された黒漆のよ 血 には、各 而 ともに捺り似や指紋が t~ る 所 に 兄 られた 。 4、'「 に大板の抱 )l災は臼濁
した被膜 が )り1: < 被り艶を失 っ て いた 。 また オill 斗 内 部 の喰 膜 もう っ すらと 礼且 しが倣 っ た 状態 であ っ た 。 (図 9 、 30)
扉内部 の 漆絵 に は指紋や水滴状 の 染みなど の 朽れが、点在 して いた 。
本彫部 は 各 而 ともに焦 色 の Jイ[粕物が見 られた 。 特に 人板 の )形り の 糾 れは 苫 しく 、彫り の谷 部分 の 形状が
不 明 なほ ど であ っ た 。 また、 背而 の 彫り の 峰部分 には 強い I I ・・・)」 で他 の硲 膜 1 (1i と 接触した際 に 付 いたと思わ
れる灰色の唸料状の付秤物が各所で見られた。 (図5 、 6)}氏災 は 移動 のた びに}底面が捺 ら れたためか、木 地 が蕗 1'-11, するほど激し く 損似 していた 。
9 日(雌建令 具は右 扉の金具の左 端にある プ レート状 の 飾り 金具が欠落し保fr されて いた 。 こ の金具 裂には 2 伽1 の 突起があり鍵金 具 本体に嵌るように作られていたが、片 側 の突起が折 れ機能しない 状態であ っ た 。 ま た 右扉 の 内 蝶番 の 組み付けが悪< 扉にがたつきが見られ、閉じた状態 で1州か に) 「:にイ項いてしまう仰 向 があ る I ·. 、鍵が久われているため 施錠がで きず、扉が常に開いてし まう 状態 であ っ た 。 また 、』 j)井 の 鍵金 具 は 本 の 釘が欠出 し 、 左扉背 而 の差込式の止め金具の釦は 4 本の 内ド の 2 本が欠祖 し 、後祉] の 鉄釦が代 JI」 さ
2 3
背面左伽l亀裂 修復後r a c k o n t h e l e f t e nd o f t h e ba c k b oa r d , b e f o r e r e s t o r a t i o n Cra c k o n t h e l e f t e n c l o f t h e ba c k b o a r d , a f t e r r e s t o r a t 1 0 n
'罪花 1/ぷ絵螺釧鎌介彫笥笥
1 5 7
れた状態であ っ た 。
修復
修復は、日本の 1 叶 指 巫文化財 に 適)心 される 現状保イf修似 の 似則 に )&づいて 1 J ~ うこととした。 削 11 ['ill の イ I: オ菜 については東京文化財研究所修似技術憎I I 伝統技術研究‘至辰、 /Jll )J暴 迎氏、所)1泌飴 フィラテル フィア災 術創i 担 当官 、マ ラ ン カ サリ ー 氏 と 協議 した I ·. で ‘火施 した 。 本 壺 料 にお け る 修似 の 葛,l.i: と ) I ~ 本)j 針 は 以 卜.の 辿
りである
1 . 修復 におい ては 、イぷ統漆 滋 技法 および 伝統材料 を 使川 し 、本費料 の 牛'i:性 を失わぬよう 現状維ボヤ を )甚 4 姿勢とし、最遥 な 修俊法を 心 がけるも のとする 。
2 . 本査料 の 亀裂は、 長期 にわたる乾煤によ る 本地 の 収縮か らきて い る ため‘元令に接合 することは 困 難で あるが、保仔環境を蜂え可能 な 限り本地 の 形 状 を 補 1F. することで 、蚊小限 の 亀 裂111闊 で修複すること
る。3 . 塗膜及 び彫り部 の flう れは、仝体 のバランスを 配)恙 しながら 11f 能 な 限り」 [又り除く 。
4 . 欠損した螺細は復元も検討 したが、本賽料 は 具 衣 血 の レリ ーフの 状態 が想 定できない土、周辺途 )l葵 の 傷みが激しいため、総体的 に 検討 した 結呆、現状維持 とすることとした 。
以 上の、1訳 を払本方 針 とし、 作 業の辿 行 にしたが っ て 牛 じた 問 題 につ い て は、その 都 度 閃係芥 で訊し合 い、修復法 を検 討 することとした 。
修復工程
1 . 本査料には美 術創'{側 で 作成 した詳 釧 な (じ 裂や擦 過似 および 欠柑部 のチ ェッ ク リ ス ト が添 付 されて い た ので、これに払 づき 況状 を 確 認 すると 北 に 、 Ii i] オ巣の 形式 で リ ス ト を 作り 修似 削 の 状態 の 検杏 を 1 j キ
t
"‑0~
2 . 修 復 前の状態を 写真撮彩した 。
3 . 亀裂部周 辺 に発生してい る冷 )I岱 や 本地 の 船l 腐化の 内、儀lj 浴 の 危険がある ものには 、雁)文紙 を 知 1111状 に糸Ill く切 っ た紙片 を生魅 糊 を 川 い て 貼り つ け、 作 業 中 の 欠出 の f'IW とした 。
4 . 背面板の形状を 可能な眼り補正 するため 、 ,·,·,•ii/11Ui に 粛l 格 した 汎叫 し 風,’心 に 本査料 を 」支 期 に 渡り 1呆 ↑岱 する
こととした。 湿し風呂の i/』度を徐々にJ
·_げ、 それに伴う 他裂の状態を観察し、材木の{i)Jきを把趾す z.ことにつとめた 。 蔽初 の万か ) l 間 ば湿. 度 を 70 % - 75% に維 す、'j: した 状態 で 保笠 した が 、 ほと んど動 き i
確認できなか っ た 。 そこで湿度 を 8 0 % - 85% に リ 1 き I ·_ げ、 さらに 、本製 の 枠 に 納 め 背血側 より 丸 枠 を
用いた芯張り を立て、), :
ーカを加えたところ、 2 辿間
の11s,、点
で動きが兄られた。 背面に兄
られた 3r n m l l l r ' , ¥
の 祖 裂 は 2 mm に改柑され、段匁も イ·Wか であるが I II 国 が兄 ら れた 。 ただし 、背 1(1i板と両 側板 の 隙 間 に i
変化が見られ
なかった。 (l:>< 1
31)5 . 本休 への 加 湿 の JlJ JIIIJ 、 剛l災及び彫り
に
Jif=. 柏
した朽
れのクリ
ーニングを行っ た 。 :且 漆の冷 膜に は池い)文)l如が残
f汁しており、
シェラックなどの冷装が 1
iわれた疑
いがあったため、1、,,:· 除
削 に紫外刷蔽彩 を 行い 残 留物 の 確 認
を1i キ
った。 その結呆、 席)j災如(旧
こ(喰装が1
i キ
われた)1多 i称
はなく、ワ ック スなど何
らかの艶I
·. げ材が湘く残位 したものと名:えられた。:且
漆及びd、I(
絵螺釧の部分に対 しては、純水を
使
川
しi,1il
<絞った綿イh
を竹苑
などに巻ゞ
‘付
け、喰)l岱に水分が残らなしヽよ に注ぷ しながら徐々に·切れを取り除 し、た。 水分で除ムできない朽れに対 しては、溶剤試,I_I餃を 1 i キ
い、唸)炭に刈して安仝な溶 剤 を選択した 。 試験 の
貼呆エタノールでの拭
き収りが波も艮好 であ っ たことから 、糾溝 に エ タ
ノールを合ませ、徐々に汚れを収り除くこと で辿炭 な 艶を阿復すること
ができた。 (I:況1
32)6 .
朱喰りの彫り;~;11
の tりれに対し
てし、始 めに)j製 の 強 い特殊な毛枠で彫 り の 奥 に残 留 した 埃 を す蚤き 出 した 。
‑ ‑ ‑ " . . . .
"'一,,_‑ , . ̲ ‑
-―=-一;,:-;:ー --1'-給9———鴫、•
ヽ----~~ 岬H瓜J
'ヽ, ', .
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心 ·、,,、 9' キ . ̲ .,:、'-;• ;'
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イJll]しc「 L
r a c c . Lowa r d
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しかし、この 作 業だ けで」イ[粕し た 切 れは除ム できなかったため、 薄<宋 らかな 紙 を )形りの 部分 に当 て 、 その I から 1!1'~かに 水 分を合ませた喰 刷 ℃ で彫り の 谷部 をたたき、 I .'i i イ,,t した 的 れを 水 分でゆるめな がら 紙 の 繊糾 に i刃れを吸い取 らせることでバ1'1: か ずつ i り ずしを 収 り除くこ とができた。 )火 色 の塗料が 固着 した 部分 は、 水拭 きや浴 剤 での除去が ,f: 11f 能 であ っ たので 、ガ先 を浴とした 彫刻)) で命 膜を僅かすつ l『 lj
ることと した。(
図 33、
34)7 . 火板 にある 螺釧 の 欠損跡は、灰 色 に変 色 するなど 最 も 切 れが激しか っ たが 、伽J f1 材料 で あ る 利紙が残 っ て い る ·F が確認されたため 、水分 の 使川 を 杵 え 、モ枠 とエタノールによる オ愉除 のみと した 。 また 右 側 1 (1 j 上部 の 桜化 の 螺細欠損箇所は接軒の際 使 川 された 材料 の変 色と硬 化の ため、和紙本米のしなやか が失われた 状態 にあ っ た 。当 初、 溶 剤 を )‑ I l い て接邪 材 のみを 除 去する事を 11 的 として 作 業を行った が、和紙が粉状に崩れ る 状態であ っ たため、 全て 取り外すこととした 。
8 . 帰除後の墜膜に極薄 い 生漆を含浸さ せ 塗膜の強 化 を行 っ た 。漆の表面は経 介―:_変 化 により極細かい断 文
が 人 る。この 断文が光を乱反射させ艶 の 減少を引 き 起こすとと もに、塗膜に手 油や指紋を 残 し やす<
· ~• :
花d、Ip 絵螺 釧
鎌介彫秤訊';'j 」59
2 6
左側面螺細欠損部Missing rad e n o n t h e l e f t f a c e
`
凶
29
火板修似111)
T op b o a r d , b e f o r e r e s t o r a l l o n
翠辺 左
Top b o a r d . a f t e r r e ; ! . l ora l i o n
2 7
オ了{J!IJ1 ( 1 i I
-.r°'ill9翡,:含Illク(m t r n
イl多移ilj,jMi s s i n g rad e 1 1 on し he upp e r p r 1 r t o f t h e r i g h t f a c e . a f t e r r e 8 t o r a t i o n
4
彫り谷惰11の的 iしの除 1:-Removing~r ime from t h e lo ヽvcr p a r l o f L h c c a r v mg
3 5
漆固めUrushi ‑ ga tam e
し――-
,
' , ' , :
化d、'ii絵
螺釧鎌介彫舒`げ,:i)1 6 1 .
3 6
Im p r e g n a t i n g lwlzz邸o i n s i d e
る 似囚に な っ ている 。 このため、漆の含浸は修復の際には 一般的に飲股全面に行われる作 業 で あ る が、本壺料の場合は彫りの 部 分の li'il めに 牛'i:別 な 配)恵が必変であ っ た 。 それは 、朱 ,i対の処埋が iiふ さ 放 し ため、 li'il めの際 、朱 の 色 に変 色 の 危険 があり 、彫り の 谷部分に浸透しないよう峰の部分に限 定 して 同 め 作 業を 行 わなければならなか っ たことであり 、釧心 の 汁瓜 を 変する 作業とな っ た 。 ( lxl 35 )
9 .
ほほ.. •年にわたる)J I I
i址と心りk リ による本地の修化
も最終段階とな り、心張り を収り外し、漆公,'11',1 0 .
っ て 最辿 な 塚燒である 60 %~ 65 % の 湿 度まで徐々に )火 すこととした 。 ところが、 1!11!. )文 を 60 % に )ノJ -•
と 、残念 な がら本 地 は修 正前 の 形状に)及 ろうとし 、段),図も 発牛 する 状況 であ っ た 。 この ため、修復後
保イ!'..」以 lj位を名えた場合、 心張り などのJI
:)Jによる修正
は修似部分の(じ裂につながリかねなし、こと力‘、 60% の尉燒で
) 1
ゾ)をかけない状態で安巫 した地点
で本地の接合をh しヽ、刻'戸
の允康によるな心が最 も 本費 料 に 適 した修復であると 判断· した 。
亀裂 の ) 討l 辺 を補強 するため溶 剤 で 礼りめ た 支漆 を 含汝 した 。
1 1 . 必漆に淋の繊維 と エゾマツ の 本粉 を 混 ぜ合 わせた 刻'戸 を 作り、他 裂の発 牛 しに 本地 の 中 心部 分から針 を ) J I I I ・.した 欽総 で 如典し た 。 中心 部分 が I · 分に位媒した後、 内側 と 外側 の メ又)j か ら 允瑣. するのであ Z:
が、刻 '戸 は 一 度 の 如打で屹く)'/み に 限)文 があるため、 1 mmf閑度 の ) '/みを l>J辻度に l 数 I I I I に 分け て 如渡
ることとなった。中 心部
分は按牙"(-))が求められるため女漆の:
化を多めにし、 」姪めの麻の繊維を多川
した 。 また、冷 膜衣而に近く なるに従 っ てよ リ糸Ill か な 木粉 を 1出川 するなど 、深 さによ っ て 刻位 の 成分 を
心ぇて如渡を行った。 (図 36)1 2 .
如渡による人まかな形状が,),し[ した後、彫金川
の鑢を川
いて)彩りの形状
に合わせて形を東各えに。 地」..など 訓 かな 部分 の俊 元は迎けたが、火 や 菜 などは 篠tl'\: の ~)j げとならないよう)l多 状 のつなが リ が 判明
ろ程度の似几
を和った。 (lxl
37)1 3 . 他裂部 の 衣 1 (1i を整えるため、女漆を柏筏で箆付 けした 。 1 4 .
衣血
を名介砥石で窄{iJl
ぎした後、d、lj. 絵筆で透漆
を喰った。1 5 . jlf. J文表 血 を 名介砥石で空研ぎを行い表 1(1i の 仕 I ·. げに 価 え た 。 ( 1>< 1 38 )
1 6 .
背l 川
の亀
裂部周辺は、彫
りの1隆部分の朱冷と谷部分
の朱1/、1;
の二つの処J州
で11
:I . キ
げ部分は本米イ{在しない部分であることから、亀裂 の 修似部分令休を朱 1/J{ の イ L I . キ げと
しヽるが、 如浜
- ととしな 。
'-~'l は、朱蒻の}j が
塗に比
べ彫りの形状が柔らかく兄
えるL
、色
の臼Kが 弱
められることから、鑑,,, の女)j げとならない と斗':lj断
した絆渫である。1 7 . 朱蒔には朱漆の顧料である硫化水鋲を使用した 。 硫化 水銀を掠材料とす る朱は 赤み の 強 い)j から ~)
朱、赤 l二l 、筑口、淡日、の 4 種類である 。 今 同 はこれに弁柄 と焦弁枡i の 6 種の顕料を調合し て、近 似
色 の朱 粉を製作した 。
り\化
I
I、\i絵螺
釧鎌·介彫節笥] 6 3
1 8 .
名介砥れで表血の-;f'i みを東各えた修復箇所に、 Ii、怜絵 ,..I陀を川いて透漆を紺.
く地喰し、 t枠を川いて朱粉# 晶き詰めた。
)f多状が複雑なため地喰り に11
、'i'間を災 し、漆の収しきを名:}忍すると一•度にii\ける範圃はオ 'I•そ 10cm であ っ た 。 また ),『l 辺 の )形り に 朱粉 が 散 らな い よう 配}恵 する 必災 があり、 相)心 の 11 、'i'= 間 を 災 する 作
業であった。
(図39)1 9 . 乾いた朱粉 の 表 血 に溶 剤 で 洲 めた透漆を染みこませ、 1 り心ど朱粉 を ii、l,i き 晶 めた 。
2 0 . 朱蒔を終えた修復箇所の 帖l 辺に 残 留し た外\ 粉 を 毛林 で 払い のけ 、溶剤 で 薄 めた透漆を 柚遺t <喰 り込 み、余分な漆を雁皮紙で吸い取り、朱粉 の 間 めと した 。この 作 業を数 J11J 繰り返し行 うことで漆 I i'il イ i の 色 味である褐色が朱粉に浸透し 、)剖辺 との 色相 に泣和感 のな い 状態 をつく りだ すことができた 。 ( 図 40)
2 1 .
螺釧欠損部の周辺塗膜は、 塗膜が下地こと輩lj/limしているため、 伏せ彩色に使川した和紙を杓さダ,ヽ 1-'
に注意しながら 麦 漆を亀裂に流し 込み、 本枠 に 納 め、 心阪り をたて 扱イ\ した 。 革 lj腐ff:部 と 心阪 り枠 の 間
には安全かつ確実に接着できるよ うに、樹脂板やビニー
ルなど 4 Ji;、,1の材質を 爪ねた緩衝材を快んで押 さえ込んだ。 (図 41)2 2 . 右 側而 上部の 螺釧欠損部 は 、利 紙 を 収り除 いた後 、彫刻) ] で 1ヽ・ 地 1(1i を格えた 。 晶 lj淵:i呆イf した 和紙 を 顕 微鋭で観察する と比較的繊維 が糸Il l < 、 1叫ヽ但 '.i i 川 にあ り、 利紙 の 中 でも ) '/T の )nu文紙に類似し た 和紙 で あると 考えられた 。 螺釧欠机部 は 視状維すれ の )j 針 で修似する J'- ~i: であ っ たが 、本欠祖部 の 状態 は 、 虚監
買」..遥和感が加く 感じられることから、 和紙のみを似}じし貼 り込むこととした。 )豆手の)雁皮紙に)j蓼で溶いた弁オiり でオ''j: 色 した後、 象 lj/fil/噌;II である 桜化 の 形 状 に 切 り抜 き 、膠 を 川 いて投奇"i"- した 。 (図 28 )
2 3 .
泉IJ
;落し 1尉{・されていた桜化形の具箪鼎誰部は、泉I]腐m,
r1iに和紙が残っ
ているものの、 隅の部分がせ リ トがり 平 而 が崩 れ ているため 、況状 では 具 を 貼 ることが出 米 ないと 判 断 さ i したため 、 I>関 の 和紙 の 一 部 を 削 り洛 とす こ ととし、小足部分には刻 '戸を允 J渡 し 、桜着; 1(1i を格えた 。 表 1(1 i が 猿IJl雅 し ,fll 紙 の 地色が鉗 出 し た部分 は弁 hり で着色 し 、 鑢で)店l 辺 の命)l 災 の 形状 を 丸各 えた後、膠を 具 の 背間 に 付け、指 で 軽 く 押 さえ 込
み核竹した。
(図42)2 4 . 保怜されてい た プ レ ー ト状 の 飾 令 具 を鍵令 具 に 取り 付 けるにあたり、 ,{, Ji の 鍵金 具 を 収 り外し た 。 た、 金具の 背面にあ る 2 本の突 起部 分の 内 、吸机 している l ·. Ji にある突 起部分 を工ポ キ シ 樹脂 で廂り 上げ、本体に嵌るよう に似 几 した 。 この 扉 は 本米 であれば、 鍵穴に X し込 まれた 鍵が扉 のつまみを 服 ねているのであるが、鍵 が失わ几ているため、この 飾 令具が その 代川 として 扱 われ破州 したものと 名:ぇ られた。今後も同様 の 使川 が 朽 えら i しることから 、 吼建 令 具 へ の 接 1''iは 強詞 なものとする 必災 があ り、エ ポキシ樹脂で接 粋 li'il 巫し た 。 欠 m した 釘 は 4 本 あ り、本体 と 1 ,;j む化が銅 の 孜 I ·. げ 色 である 黒色 であ っ た
が、修復においては真鍮製の
釘に漆 卜地を焼き付け Z で、1 且色に色付けし、その代川とした。
(lxl
43)2 5 . イ i 馴 の 内蝶番 の緩みは、本 体側 のネジパの 吸机 が)恥囚 と 名: えられたので 、い っ たん本休 より 右訓 を 」収
り外すこ ととした。
蝶番の ドを確認、したところ、 卜方の蝶番卜ょ り、[悲色に許色された)旱手の紙がりけれ た。
これについては、令具を取り付ける11祭
、辿刺に),' ,j ~
り込み過ぎた部分を補う為に補殴されたものと名 えられた 。 木 ネジの 穴は本質が 仝て 抜け落 ち 、人 きな 穴 とな っ てお り、蝶番を固定することが出 米
ー」
表
1
草花蒔絵螺釧鎌介彫笥筍の蛍光 X 線分析結呆N o . 測
定箇所·P l aces a n a l yze d
opy Ana l ys i s o f "Saha Maki e R ad e n Kamakurabori Cab i n e t "
金
ー鋲ー
鉗I i晨炭比
*G o l d ‑ s i l v e r ‑ c o p p e r R a t i o o f concentr ation
事令鋲銅
G o l d S i l v e r C o p p e r ( w t % ) ( w L % ) ( w t % ) I
い (ii,(jJ . ) J ' i { ( : 「.
栄の栄り)令l < irilu111c, ma p l e l e a f , f r o n l , r i g h l d o o r 1 8 1 .1 0 . 1 0 . 1 L 0 . 2 9 9 . 7 0 . 3 0 . 0
ー・・ ・・ー・・・・・0・・・・ー・・・-·· —ー・ ・ ー ・ ・ ・・ ・・ ・ ・ー・ ・・ー●ー ・・・ ― ― -- - -ーー ・・ ・一ー・・・--ー・・一ー・ー・---···--··--···--ー・・・・・ー・・ ・ ・・・-···――ー・・ー・・ー・・―_ Jl _ _ · ·-··· · · ·-·· -—・ ・・・・・
0 2 rl渾 i 右扉 ,
糸闊どの栄 令色部( , o l d , m a p l e l e a f , f r o n l , r i g h l d o o r 2 2 0 . 4 0.
」 I. 3 1 2 . 0 9 9 . 5 0 . 1 1 0 . 1
ー・・ ・・・.... " . . . . . . . . . . . . . . "一――.... —... —... ————.. —— —————— ——··· ――ー一ー・.... —... 一... J ー...一ー・―― ―― ―――――――― ー・・―― ―
0 1 : C い(1i o l d a
,(i 扉紅栄n d s l i v e r , map
のl
菜令銀e l e a f , f r o n l
色部, r i g h t . d o o r 」53 . 4 : 3 . 8 2 . 1 2 L . 0 2 . 6 8 5 . 4 1 4 . L I O . 3
‑ ‑. . ‑. ‑ ‑. ‑. ‑. . -・・・ー・・・ ・ ・・ ・- . . . . . . . . . . . . . . . . ‑ . ‑‑‑. . ‑‑. . . . . . ‑ . . . . ‑. . ‑. . . ——.. ‑. . . . ‑‑. ‑ -―---―ー・ ・- - ―ー・・···--・・・・・・____ J _ _ _ ―― ー ・ ・・・―――――・・・ー ・・・ ・--
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l い (1i, {
i 扉紅栄の栄赤色
部l~ ccl, map l e l e a f , f r o n l , r i g h l d o o r 9 7 . l O . l O . 0 1 7 . 4 9 7 . 6 0 . 1 9 9 . 3 0 . 7 0 . 0
.. ............................................ .. .ー・・・・・ー・・・・・・・・・・ー・・・・--—ー・・・・・・・・・・・・・ー・・・・・・・・・・・ー・--――――ー・ ・ ・ Jl ̲ ‑ ‑ ‑ ‑ ‑ ‑ ‑ ‑ ‑ ‑ ‑ ‑ ‑ ‑ ‑ ‑ ‑ ‑ ‑ ‑ ‑ -——
r i i . キ 1 ( 1 i
,(i 扉糸 l菜の菜枝の文,',,、,)
l n l r r ! , C c i l o n o f b r a n c h e s , m a p l e l e a f , f「onl, i r g h t d o o r L 7 . 3 0 . L O . I 7 6 . 0
・一.............ー・・・・・・・・・・・・ー・・・・・・・・・・・・・・ ・ ・ ・・・.......一ー・・・・・ー・・一ー・ ・ー・・一・・・・・・・一..... ...一
0 6 ii・ . 1(1i /ば) " i ; d / : の 杷
l~a rlcy h e a d , f r o n t , l e f t d o o r 4 5 . 0 0 . 1 0 . I 6 8 . 6
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・ ・・ー・・・一ー・・・・一ー・・・ー・・一ー・・ー・・一・・・・一ー・・・・・・・・・ー一・・・・........ 一.......................ー一・・―....—
0 7 V
背e r m 1(1i i l 中 i o n c
央o a t 1 -. i n r g m , c a r
木彫朱v i n g , b a c
喰k f a
部c e , u p p e r c e n t e r 8 8 6 1 4 0 . 2
9 7 . 1 2 . 8 0 . 1
__________________―-一一
9 8 . 6 1 . 4 0 . 0
‑‑‑‑ ‑ ‑‑‑‑ ‑ ‑ -———— ——————————————————— — —————— ---- --- — —— —— — ——- ‑ ‑‑‑‑ ‑ ‑‑‑‑‑ ‑ ‑ ‑ ‑‑ ‑ ‑‑‑ ‑ ‑ ‑ ‑‑‑‑‑‑ ‑‑‑ ‑ ‑ ‑‑ -—— ———— — ——————————- ‑ ‑‑‑ ‑‑‑‑ ‑‑ , . ‑‑ ‑ ‑‑ ‑ ‑ ‑ ‑ ‑‑ ‑‑ ‑ ‑ ‑ ‑ ‑‑‑‑ ‑ ‑‑ ‑
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――――--―― 0 ・・一ー・・・――-. . ‑ ‑. . . ‑‑ ‑ ‑‑‑ ‑ ‑ ‑‑‑ ‑‑ ‑‑ ‑ ‑‑ ‑ ‑‑ ‑ ‑ ‑‑
ii'.. 1(1iN扉内側 •,,;; ;-1 : 1 I 1 1 I 1 J J J L 廿色部 0 9
1 3 1 u c , M l . f . u j i , i n n e r s i d e o f t h e l e f l d o o r , f r o n l 1 5 9 . 3
―――――――――――----―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――--――――――――――疇~ ・・―――――――――――――――――――――――----―――――ー一・・・・・・
ii'.. 1(1i/臼扉内 側 . , キ ; ; ; ‑ 1 : 1 I 1 稜綜 1冗色部
J O Wh i l e , M l . F u j i , i n n e r s i d e o f t h e l e f l d o o r , f r o n l 1 8 0 . 7
——··----――ーー・・・―――――――――――――――――――――――――――――――――---――――――――――――――――――――—--―――――――――--------―――――――――――――-
. ‑ ‑. ‑ . . . . . . . . . ‑ . .
ー―――--―――――――――――――――――――i1:_ ,(1 i/i:J.; 1\ 内側窄 i' I 色部 1 1
Wh i l e , s k y , i n n e r s i d e o f t h e l e f t d o o r , f r o n t 6 . 4 9 j , 8
ー・ ・ー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一...............................................ー・・・・・ー・・・一・・・・ ・・ ・ー・・・ー ・・・・・一ー・・・ー・・ ・ ・・..・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
) 2 1 i ̲ : 1 ( i 1 k / l , j ‑ J i l ( i i 、I,ヽ,'.1 鉗色部
Y e l l o w , b i r d , d e c o r a t i v e e d g e , f r o n t l e f t 3 . 6 8 . 3 1 7 2 : .
ー・・・ー・・_____ー・ー・・・ー・__________ー・・・一・ー・----········--·····-···· ー● ー・・・・・ー・・・ー・ー・・・ ・・・・---···ー・・ー・ー一ー・・一ー・・ー・ ··-iト・ー一ー一ー・・・――-··
— ——— — ——————
、 il: 1(1i k I H I i 1 ( 1 i 緑色地文
H 'Gr e e n b a c k g r o u n d d e s i g n , d e c o r a t i v e e d g e , f r o n t l e f t 1 3 . 0 8 . 9 3 9 . 7 I O . 3
_____ー・一ー・・一ー・一ー・____ー・・___ー・ー・・・・ー・ー一ー・______ー・___ー・____....ー・・・一ー・・ー・・・ー・・・__ー・ー一ー・・・______....ー・一ー・・____.......ー・・ー一ー・—_,トー一ー一ー・・・・一ー・・・―――――ー・・―――
] 1 1 印 (1i
扉令具.. '
且色地B l a c k , m c l a l r i l l i n g , d o o r , r r o n l 4 . 0 l 6 6 5 . J 0 . 1
————
―ー・---――ー・・ー・・______―-一―――――-‑ ‑‑‑ ‑ ‑‑‑‑‑ ‑‑ ‑‑‑‑ ‑ ‑‑ ‑ ‑‑ ‑ ‑ ‑‑‑ ‑ ‑‑ ‑‑ ‑‑ ‑‑
-―――――ー一・-‑ ‑‑ ‑ ‑ ‑ ‑‑ ‑ ‑. . . . . ‑ ‑ ‑‑ ‑ ‑ ‑‑
-一ー一・__一● 一・・・・・—_ ,
トー――――ー・・―――――――――――――――――I
i ̲ : 1 ( 1 i J.)i'i令具. 令色部
]5 キG o l d , m c l a l r i l l i n g , d o o r , r r o n t 2 5 . 7 1 4 7 7 . 0
——---·
ー・· —ー・------· ー・~—— ——- ‑‑‑ ‑ ‑ ‑‑ ‑ ‑ ‑‑‑ ‑ ‑
-ー・-‑ ‑ ‑‑ ‑ ‑ ‑ ‑ ‑‑ . — — -—---·
一・・・・・・・-‑ ‑‑‑ ‑ ‑‑ . ‑‑ ‑ ‑ ‑‑‑ ‑‑‑ ‑ -— — — — ———·-— ————— — —————— ————
い(1 i 水仙 の 化銀色部
— 1 —— 6 ——— S i l —— v e ——— r , —— n a — r — c — i — s s —— u — s — ——————————————— f l o w e r , l o p f a c ——— e ————————... .. .... 0 . J ... 1 8 . ー・・・・...ーー・______..ー・...――――――― 1 1 3 . 2 5 . ― 2 ― .l[ ――― 0 ― . ―ー・――― l 9 ― 9 ―. . ... 2 0 ... . 7
1 7 I ~ 1(1i
水仙の雌金色
部G o l d , n a r c i s s u s f l o w e r , L o p f a c e 1 2 6 . , 1 2 . 5 2 1 . 7 l . 3 8 7 . 6 1 1 . 9 0 . 5
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1 8 . I . キ 1 ( 1 i
~ どの先端 •1i.11
粉1 1 , m m e j , / J ' J , l i p o f n a r c i s s u s l e a f , l o p f a c e 9 3 . 8 0 . 5 6 0 . l O . 1 9 6 . 5 3 . 5 0 . 0
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ti 、:
.1(1i右扉内側 内 枠端部 1勺色物質
1 9 ¥ l ' h i t e s u b s t a n c e , e d g e o f t h e f r a n i e i n s i d e , b a c k o f t h e i r g h t d o o r , f r o n t 1 0 9 . 1 4 6 . 3 8 7 . 1
かい状態であった。
このため現状 での取り 付け は不可 能 であることから、 補瑣 した紙の )立み分を刻苧で充 瑶 するととも
に、ネジ穴も刻苧を用いて適 当 な大きさの穴となるよう同 11 、'i= に 充瑣した 。 刻苧の乾繰後、元の 状態 に
糾 み 付け る ことで 扉の 傾き や 、常に開いてし まう 状態を改将することが 出 米た。
位.化
1/、1,;絵螺釧鎌倉
彫笥笥1 6
4 1
螺釧欠 1員部への芯張り, l t i m b a r i o n t h e mi s s i n g r a d en p a r t
4 2 螺釧欠
相部
の形状修 Ii:
Co r r e c t i n g t h e s h ape o r l h c mi s s i n ̲ g r o d e 1 1 p ; i r t
こ雫:.ii
璽P