厚生労働行政推進調査事業費補助金(化学物質リスク研究事業)
OECD
プログラムにおいてTG
とDA
を開発するためのAOP
に関する研究平成30年度 分担研究報告書
Bhas42
細胞形質転換試験法のTG
開発研究分担者 大森 清美
神奈川県衛生研究所 理化学部 主任研究員
A.
研究目的Bhas42細胞形質転換試験法(Bhas42CTA)
は、化学物質の非遺伝毒性発がん性を遺伝 毒性発がん性と区別して検出できるOECD 唯一の試験法(ガイダンスドキュメント掲 載)である。
OECDでは、非遺伝毒性発がん
性(NGTxC)検出を目的としたIATA(OECDNGTxC
・IATA)開発が行われており、 NGTxC
のMoAが議論されている。そこで、NGTxC
・IATA
のexpert working group
と し て 、Bhas42CTAにおける非遺伝毒性発がん性発
現の機序解析データをNGTxC・IATAに提供
することにより、Bhas42CTAのTG開発に寄 与する。B.
研究方法OECDのNGTxC・IATAの専門家メンバー
間で実施された電話会議等での打ち合わせを 行 う と と も に 、
IATA
に 関 わ るAssay templateの作成を行った。2018年6月には、
OECDにて開催された専門家会議に参加し、
Assay template
として提出したBhas42細胞 形質転換試験法(Bhas42CTA)の研究背景と 研 究 状 況 に つ い て 報 告 す る と と も に 、NGTxC
・IATAの構築に向けた調整を行った。
また、TG及びAOP作成に資する情報を得る
ため、
OECDの分子スクリーニングとトキシ
コゲノミクスに関する専門家会議に参加し た。
(倫理面への配慮)
当研究は、倫理審査およびCOIの指導・管 理に該当しない。
C.
研究結果OECDのNGTxC・IATAの専門家メンバー
間 で実 施さ れた 電話 会議 等で は、6
月 の 研究要旨Bhas42
細胞形質転換試験法(Bhas42CTA)は、化学物質の非遺伝毒性発がん性を遺伝毒性発がん性と区別して検出できる
OECD
唯一の試験法(ガイダンスドキュメント掲 載)である。OECD
では、非遺伝毒性発がん性(NGTxC)検出を目的としたIATA
(OECDNGTxC・IATA)開発が行われており、NGTxC
のmode of action (MoA)
が議論されてい る。そこで、NGTxC・IATAのexpert working group
として、Bhas42CTAにおける非遺伝 毒性発がん性発現の機序解析データをNGTxC・IATA
に提供したところ、SimplifiedNGTxC AOP flow」が組み立てられ、 NGTxC
・IATA
における有害性発現経路(AOP: AdverseOutcome Pathway)の構築と Bhas42CTA
のTest Guideline
(TG)開発に繋がり得る活動と なった。182
OECDでの対面会議に向けての調整および Assay templateの作成についての説明が行わ
れた。日本に対しては、Bhas42CTAのプロモ
ーション試験についてAssay templateの作成 が 依 頼 さ れ た た め 、Bhas 42 Cell transformation assay template
(Promotion test))を提出した。6月の対面会議では、非遺伝毒 性発がん物質の検出法に関わる情報提供と して、「Bhas 42 cell transformation assay (Bhas
42 CTA)」のプレゼンテーションを行い、
Bhas42CTA研究の背景と機序解析の進捗状
況を報告した。その結果、複数のKey Event で構成された「Simplified NGTxC AOP flow」が組み立てられ、各Key Eventに関わる試験 法の取りまとめを行うため、13ブロックの
reviewing teamsを各専門家メンバーが分担
した。
6月の対面会議後にも電話会議で調整
を行い、各試験法のAssay template作成法お よび評価法についての調整を行った。
また、
IATA構築やTG開発に関連するAOP
作成の情報を得るため、6月にOECDでの分 子スクリーニングとトキシコゲノミクスに 関する専門家会議に参加し、NGTxCのAOP 作成に資する情報を得ることができた。D.
考察今 後 も
Bhas42CTA
の 機 序 解 析 結 果 をNGTxC
・IATA
に 提 供 す る こ と は 、Bhas42CTAのTG
開発に繋がる活動となるものと考える。
E.
結論OECDのNGTxC・IATAの専門家会議の活
動および分子スクリーニングとトキシコゲ ノミクスに関する専門家会議への参加は、NGTxC
・IATA
に お け るAOP
の 構 築 とBhas42CTAのTG開発に繋がり得る活動と
なった。F.
研究発表F.1.
論文発表 なしF.2. 学会発表
なしG.
知的財産権の出願・登録状況G.1.
特許取得なし
G.2.
実用新案登録 なしG.3.その他
なしH.
添付資料Bhas 42 cell transformation assay Bhas 42 CTA
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Bhas 42 cell transformation assay Bhas 42 CTA
Kiyomi Ohmori
Kanagawa Prefectural Institute of Public Health
Bhas 42 Cell Transformation Assay (Bhas 42 CTA)
EU Reference Laboratory for Alternatives to Animal Testing (EURL ECVAM)
EURL ECVAM RECOMMENDATION on the Cell Transformation Assay based on the Bhas 42 cell line Nov-2013
GUIDANCE DOCUMENT ON THE IN VITRO BHAS 42 CELL TRANSFORMATION ASSAY Series on Testing & Assessment No. 231
08-Jan-2016, revised 20-Jul-2017
Development of “Bhas Promotion Assay; cell transformation assay for the detection of non- genotoxic carcinogen using Bhas 42 cells* ”
(in 2000 by research grants of Kanagawa Prefecture)
An Inter-laboratory Collaborative Study by the Non-Genotoxic Carcinogen Study Group in Japan, on “Bhas Promotion Assay”
(from 2001 to 2004 by research grants of Japan Chemical Industry Association)
Framework of the protocol on Bhas 42 CTA
New proposal to OECD by Ministry of Economy, Trade and Industry in Japan and JaCVAM Added an initiation test by Food and Drug Safety Center (in 2005)
* derived as a clone formed by the stable transfection of the v-Ha-ras oncogene into the BALB/3T3 A31-1-1
established by Sasaki et al. in 1989
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添付資料