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雑誌名 静岡大学国際交流センター紀要

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(1)

就職に必要な日本語能力とその支援 : 元留学生へ の聞取り調査をもとに

著者 袴田 麻里

雑誌名 静岡大学国際交流センター紀要

巻 5

ページ 35‑55

発行年 2011‑03‑30

出版者 静岡大学国際交流センター

URL http://doi.org/10.14945/00006609

(2)

就職 に必要 な 日本語能力 とその支援

―元留学生への聞取 り調査をもとに一

袴     麻 里

【要   旨】

本稿で は、静岡県 の大学 を卒業 した 13人 の元留学生 へ の間取 り調査 を もとに、 日本企業 に就職 し、活躍す るには、職種 にかかわ らず高 い 日本語力が必要 であ ることを明 らか に し た。 イ ンタビューか ら、業務遂行上、 「 業務上必要 な言葉」「説明力」 「 敬語」 「議事録作成」

が重要 で あることが分 か った。 この うち、「 業務上必要 な言葉」 は業務 の内容 に左右 され るため、大学在学 中 に対応す ることは難 しいが、「 敬語」「説 明力」「 議事録作成」 は十分 に高 め られる技能である。特 に「説明力」「議事録作成」 に必要 な日本語力 は、 アカデ ミッ ク・ ジャパ ニーズが 目標 とす る日本語力で もあ り、大学生活で こそ向上 させ られ る技能で あることを考察 した。

【キー ワー ド】留学生、就職支援、 日本語能力、 アカデ ミック・ ジャパ ニーズ

1.は じめに

「留学生30万 人計画」 を受 け、静 岡県で は、平成20年 か ら県 内企業 と県 内の高等教育機 関や留学生 を対象 に調査 を行 い、留学生 の就職支援 の基礎資料 を得 た (静 岡県留学生等交 流推進協議会 2008、 静岡総合研究機構、 2009)。 その結果、製造業 を中心 に企業 は留学生 採用 に関心 があるが、早期離職 と日本語能力、人間関係 に懸念 を感 じている。 また、留学 生 の過半数 は日本で就職 したい とい う希望 を持 って い るが、非常 に難 しい とい うイメー ジ を漠然 と持 っていることが分か った。一方、大学 は、留学生 向 けの就職 ガイ ダ ンスや説 明 会 な ど具体的 な就職支援 を行 っていないが、今後 は必要 があ ると考 えてい ることが分 か っ た。 このよ うな調査 と平行 して、留学生 を対象 とした企業説明会 を開催 した り 注 1、

留学生 採用 を明記 した求人票 の整備 注 2な ど、留学生 の就職支援 も少 しずつ始 ま った。

しか しなが ら、 日本語力不足で就職活動 がで きない、 うま くいかないとい う声 も多 く聞 かれ る。2000年 以降、就職活動 中、就職後 に必要 な 日本語能力・ 技能が「 ビジネス日本語」

と して認識 され るよ うにな り、 さまざまな教材が出版 されている。 しか し、 その多 くが就 職後 を想定 してお り、留学生 が 日本で就職活動 をす る際 に必要 な情報 を掲載 して いる教材 は少 ない。 日本企業への就職 を希望す る留学生 には、 日本語教育 において、就職後 に活用 で きる ビジネス 日本語 と同時 に、就職活動 に直結 した内容 も必要である (堀 尾 2010)。

本稿で は、静岡県内の大学 を卒業 し日本企業 に就職 した元留学生へのイ ンタビュー調査 を もとに、 まず 日本企業勤務 に必要 な 日本語力 を明 らか に し、 そ こか ら就職活動 に必要 な 日本語力、大学在学 中 に身 につ け られ る日本語力を考察す る。

‑35‑

(3)

静岡大学国際交流センター紀要   第 5号

2.調 査 の概要 注 3

調査対象 は、静 岡県 内の大学 を卒業 し、 日本企業・ 機関 に就職 して 1年 以上経過 した元 留学生 13名 (A〜 M、 表 1)で ある。平成 21年 8〜 9月 に、質問紙調査 (Appendix参 照 )

と 1時 間程度 の間取 り調査 を実施 した。調査時 に勤務 していた企業への入社方法 は、 自由 応募 が 5名 、大学在籍時か ら継続 (ア ルバ イ トなど )が 3名 、知人 の紹介、ハ ローワーク か ら紹介 がそれぞれ 2名 、大学推薦 1名 であ った。

表 1:回 答者の属性 (「 *」 =日 本 にお ける事柄、「 **」 =調 査時の事柄 )

13名 中 10名 が 日本語能力試験 1級 に合格 していた (G、 Lは 試験未受験、 Kは 2級 )。

そのほとん どは、 日本 の大学入学前 の合格 であ る。 また、 G、 L、 M以 外 は学士課程 を 日 本 で修了 してお り、現在 までの就業年数 と学位取得 に必要 な期間を合算す ると、調査時点 での 日本滞在 はおよそ 5〜 10年 であ る。 Gは 、修士 のみの取得 であるが、1998年 に来 日し て い るため、調査時点 で 日本滞在 11年 目であ った。 Lは 、修士課程 2年 と博士課程 3年 、 その後離職 中の期間 も含 めて 3年 日本 にい るため、調査時点での 日本滞在 は 8年 である。

学士号 を 日本で取得 した元留学生 の場合 は、 これ に入学前 の 日本語教育機関在籍期間 も加 わ り、全員が長期 にわた って 日本 に滞在 している。全員が 日本語 を使 って業務 を行 ってい た。

出 身 性 就業年数 * 業種 **

業務 担 当 地域 **

職種 ** 専攻 分野 *

取得 学位 *

日本語 能力 検定

在 日年数 **

A 中 国 女 4年 5ヶ 月 製造業 国 外 営業・ 販売 情報・ IT 学 士 1級 10年

B 中 国 男 2年 5ヶ 月 製造業 国 内 営業・ 販売 語学・ 文学 学 士 1級 、

B」 T― J2 7年

C ベ トナ ム 女 2年 4ヶ 月 製造業 国 内 翻訳・ 通

訳、管理 経営 。経済 学 士 1級 7年

D 韓 国 女 1年 5ヶ 月 ナー ビス業 国 内 営業・ 販売 人文

社会学 学士 1級 7年

E 中 国 女 1年 4ヶ 月 製造業 国内、国外 貿易業務 人文

社会学 学 士 1級 7年

F 中 国 女 1年 製造業 国 内 翻訳 0通

訳、教育 教育学 ≠士・ 修士 1級 8年

G 中 国 女 4年 4ヶ 月 製造業 国 内 L/r=7 理工学 修 士 10年

H 中 国 男 3年 5ヶ 月 通信業 国 内 t/r=7 情報・ IT 学± 0修 士 1級 8年

I 中 国 女 3年 4ヶ 月 通信業 国内、国外 !//4) + '/ -") - - 情報・ IT 学 士 1級 8年

J 中 国 男 2年 4ヶ 月 通信業 国 内 a/,)=7 情報・ IT 学士・修士 1級 9年

K ス リラ ンカ 男 2年 4ヶ 月 製造業 国 内 r- / ,27 人 文 社会学 学 士 2級

L ギ ニ ア 男 2年 通信業 国 内 a/r=7 理工学 修± 0博 士 8年

M 中 国 女 1年 4ヶ 月 教育・研究 国 内 研 究 バ イ オ 博 士 1級 5年

― ‑36‑

(4)

3.調 査結果 と考察

表 2は 、元留学生 が挙 げた業務上重要 な 日本語技能 であ る。

3.1.説 明力

多 くの元留学生 が「 業務上 の対話」「書類作成」「説明力」 とい う技能 を挙 げたが、 イ ン タビュー内容 をみ ると、 そのほとん どが「説 明力」 であ った。

非常 に興味深 い ことに、営業職 の A、 B、 Dと 、 システムエ ンジニア (以 下 SE)職

」、研究職 の Mが 異 口同音 に、業務 にお ける説明力 の重要性 を述べている。 また、 SE職

の Iは 」が述べた事柄 を文面 で も送付す る必要があ ると述べた。説 明力 は、職種 に関係 な く、入社後 に必要不可欠 な力だ と言 って よいだろ う。

元留学生 の発言 (A、 B、 D、 」、 M)か らは、業務 を遂行す る上で は、 まず事柄 を正 確 に伝 え る (以 下、下線部 )、 その上で相手 の判断や行動 を促 す に足 る説明をす る (以 下、

二重下線部 )と い う 2段 階の説明力が必要 であ ることが うかがえ る (A、 B、 D)。

A:今 、 ある程度規模 の大 きな仕事 を してい るわ けで、 しか も、 自分が取 りまとめ とい う ポ ジションにほとん どいるわけです よ。 これ、 マネ ジメ ン トす るとい うのは、状況 を 把握 して、 きちん とそのポイ ン トで、 どうい う緊急性 とか重要性があるか、 それをい か に相手 に正確 に伝 え るか。情報、 い っぱい散 らか って ます けど、 自分で整理 して、

時間軸 を作 って、 いつ までに何 をや るのか、何 をや らなければな らないのか、 これか ら計画 してい く。今 まで こうで した、だか ら我 々はこうや るべ きだ とい うことを相手 に説明す る能力です よ。非常 に面 白 くしゃべ るとい うの もいいんです けど、 いか に正 確 に しゃべ るか、 その表現 とい うのは、文章で表現 と言葉 (口 頭 )で です。相手 は、

いろん な人 なんですよ。社内に対 して は、 自分 の上司 に報告 した り、管理部 門 に報告 した り、管理部門 に指摘 され る内容 が もしあ った ら、 それを説得 した りとかですね。

一緒 に仕事 してい るパ ー トナーに も、 こうい うふ うにお客 さん と交渉 して くれ とか、

そ うじゃなければ、営業 とかにこういうようなダメージになりますよとか。そういう 話を、 いつのタイ ミングで しなければな らないということをまとめたりす るわけです 表 2:業 務上重要な 日本語技能

A B C D E F G H I K L M

聞取 り ● ● ●

業務上 の対話 ● ● ● ● ●

書類作成 ● ● ● ● ● ● ●

説明力 ● ● ● ● ● ● ●

くだ けた状況 での対話 ●

資料 の読 み取 り

‑37‑

(5)

B:

静岡大学国際交流センター紀要   第 5号

よ。 お客 さん と話 す とき もあ ります けど も、 お客 さん の場合 は、冷 た く鋭 い言 い方 じゃ あ通 用 しな いか ら、 表現 を選 ん で話 す わ けです。

お客 さんの所へ行 って、 そ うい う交渉 とい うか。社 内 は何 とかなるんです けど、外 に 出て いると相手 はお客 さんだか ら、 ち ゃん と しないと、 この人使 えないとか思 われ た くない し、 や っぱ り信用 とい うか。 (中 略 )例 えば商品の説明。今 の商品 と昔 の商品 どう違 うか というのを説明。あと他社 の対抗品 とい うか、 うちの商品はどうい うメ リッ

トあるか とい う説 明。

営業 って、 お客 さん と話 をす る時間がす ごい多 いんです。例 えば自分が企画を作 って、

自分 のお客 さんに合 った商品のチ ラシを作 って、業者 に全部連絡 して、 お客 さん にそ れ を持 って い って説 明 して、「 これ いいよ」 って言 われ た ら、 募集 をか けて、 また (業 者 を )全 部回 る。 それでバ スの中で また「次 の商品が あ るんです けれ ども」 とい う応、うに説明 を して、 1人 1人 とまた しゃべ るんです よ。

J:自 分 は SEと い うことで、設計段階か ら、 あ と、 いろいろ設計 した ものを レビュー し て、 コーデ ィング、 あ とは検査。 自分 は何 を したいのか、何 をや ったのか、 きちん と 説明 しな きゃいけない。報告 は、不良品を出さないために常 に報告 しなきゃいけない。

それ、業務上 のや りとりがす ごく大事 なんです。 あ とは、 もう 1つ は、最後、終 わ っ た ものの納期 の ときは、客先 に対 してそれ も説明 しな きゃいけない。 これをや った、

何か問題残 って るか、 これか らどうや って対処 してい くか。 そ うい うすべて説 明 しな きゃい けない。 もちろん、 その説明、全部業務用語 じゃない と思 う、 (お 客 さんが )

分 か らないか ら。

説明がない とマイナスに考 え られ る。 もちろん 自分がで きた仕事 も、 ちゃん とその成 果 が表現 で きない と、評価 は落 ちるか ら。 (中 略 )会 議、 うちで簡単 な ミーテ ィング が、実験 のスケ ジュール とか実験 の結果 の報告 とか、教授 と助教授 と しょっち ゅうあ ります。 うちで簡単 な会議 の ときは、教授 の都合 のいい時や るか ら「 じゃあ今 日の午 後 でいい ?」 って言 われた ら、午前 中か らち ょっとそのデータの結果 を見せ る準備 し て、説 明 はそんなに事前準備 しない。 その場で、 や った ことを見 なが ら説明す る。

3.2.入 社後 に感 じた困難

表 3は 、入社後 の 日本語力 の変化 (自 己評価 )を 示 した ものであ る。

D:

M:自 分 のや って ること、何 で こうな った (と い う説 明 )。 特 に ミスが起 きた とき、 その

― ‑38‑一

(6)

表 3:日 本語力 の変化

G**=「 書類作成」 「 くだ けた状況 での会話」 は業務上 ない。

どの回答者 ももともとある程度 日本語力 を有 してお り、 また 日本滞在 も長 い。 しか し、

表 3を 見 ると、 日本語力 の不足 を感 じた ことが分か る。 (以 下、下線部 )。

特 に、業務上必要 な言葉 は、 日本語力が高 い場合 で も困難 を感 じるよ うで あ る。業務上

1=問 題ない、 2=内 容や相手 によっては難 しい、 3=か な り難 しい

聞取 り 業務上 の対話 書類作成

入社時 現 在 入 た L時 現 在 入社時 現 在

A 3 1 1

B

C* 1

D 1

E 2 3 3

F 1

G**

H 3 1

1 1

1

K 1 3

L 1

M

C*=入 社後「 書類作成」業務 がないため、技能が落 ちた と感 じる。

説明力 くだ けた状況での対話 資料 の読 み取 り

入社時 現 在 入 た L日 寺 現 在 入社時 現 在

A 2

B 1 1

C 1 1

D 1 1

E 2 1

F 1 1

G** 1 1

H υ

I 1 1

J K

L 1

M 1

一 ‑39‑

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静岡大学国際交流 セ ンター紀要   第 5号

必要 な言葉 で は、 まず専門用語、特 にカ タカナ語 の困難 さが挙 げ られ る。大学 での専攻 と 全 く違 う分野 を扱 う業種 の企業へ就職 した B、 Cは 、 当然困難 であろうと推測 され るが、

Iの よ うに大学 の専攻 と同 じであ って も、 やは り大学 で扱 う用語 とは大 きな相違があ り、

困難 さは変 わ らない場合 もある。

B:や っぱ り 1年 ぐらいはかか るんです けどね。最初 は半年工場 へ行 って、 もうそ うい う 勉強 は して たんです よ。 (う ちの会社 は )仕 込 みか ら塗料 の製造工場 を持 って るんで、

一応研修 の形で。その時、塗料 な もんで化学系の名前多い じゃないですか。片仮名ば っ か りで、 もう全然分 かんないですね。今 は特 に問題 ないです けど。

C:私 、最初入 った ときに結構困 りま した。 だ って経済 の勉強 したのに、機械 とか ロボ ッ トとか、そ うい う通訳 して くださいとい うのが、 もう泣 きそ うと思 ってた。 ドライバー とか ロケ ッ ト便 とか専門の言葉、 そ うい う勉強 は学校 で全然教 わ ってないか ら、何か は全 く分 か らない ときもあ って、現場 に行 って班長 にそれを教 えて くだ さい とか。今 は慣 れ ま したけど、最初 は入社 した ときは、勉強 の部門 と仕事 は全然違 うんだな、 も う困 りま した。最初 か ら勉強 しなければな らない。

I:う ち らの場合 だ と専門用語 とかがあ りますか ら、最初 はや っぱ リバ ーっと言 われ ると、

カ タカナで長 く言 われ ると、何 を指 してい るかよ く分かんなか った。だんだん覚えて 慣れ る しかないですね。 1年 目は全 く分か らなか ったです。 2年 目に入 ってきて、や っ とち ょっと分か るよ うにな って、 3年 目、 ち ょっと自分 も言 え るよ うにな って、今 は や は り自分 も言 え るよ うにな って、聞いて も分か るよ うにな りま した。時間がかか り ます。 いまだ に分かんない言葉 もあ るんです よ。

また、用語 だ けの問題 で はな く、 Aが 述べているよ うに、業務 内容が把握 で きていない 段階で は、 あ らゆ る面で困難が生 じるのは当然 である。 しか しなが ら、研修期間を経 て業 務 を行 って い く間 に徐 々に慣れ、 ほとん どが 1年 程度 で「 問題 ない」 と自己評価 で きるま で にな るよ うだ。

A:日 本人 もそ うだ と思 うんですよ。学生 は少 な くとも 4年 間決 ま った生活パ ター ンで、

話す内容 とか も、 みんな大体想像つ くわけです よね。仕事 の場合 は、 あま り知 らない 人 と、 いきな りの電話 とか、 もう誰か らか さっぱ り分 か らん とい う聞 き取れない電話、

多 々あ るわ けです よ。 それが、 いろいろ大変 だ った とい う。 で も、内容 によ って は、

簡単 な聞 き取 りとか頻繁 にあれば、 2、 3カ 月です ぐ慣 れ ます し。練習です よ。仕事 の Eメ ールを同 じ部署 の人 に CCし て もらって、 それを最初 は、 ほかの仕事 あんま り ないですか ら、 そのメールを 1行 を 1秒 か 2秒 でず っと読 むわ けです よ。  1つ のメー

ル、  1分 間か けて理解 で きた とい う感 じなんです けど。今 は行間取 って、 それをさ ら に返事 を書 かな きゃいけないので、 そんな長時間か けて メール読 むだけで は仕事 にな らないので、練習 しているうちに上達す ると思 います。

‑40‑―

(8)

業務上 の対話 は、 当然敬語 を含 むが、 Eが 述べて い るよ うに、敬語 を難 しいと感 じる元 留学生 は多い。多 くの留学生 は、 日本語学習初期 に敬語 を知識 と して学ぶが、大学入学後、

それ ほど身近 に敬語 を耳 にす る機会が多 い とは言えず、 また実際 に使 う機会 も少 ない。 し か し、入社後 は、 日常的 に敬語 を用 いて業務 を行 う。 日本語学習 を始 めて以来 な じみが薄

く知識があや遮、やな敬語 を、利害関係 の発生す る相手 に使用 しなければな らな くなるため、

「 難 しい」 と感 じるのは当然であろ う。

E:学 校 での言葉遣 いは、授業中の、例えば先生 の問題 に答 えた りとか、 それ も普通 に今 みたいなそ うい う□調 で しゃべればいい し、 ち ょっと間違 えて も許 して くれ る。 そん なに緊張感 がないんです。仕事 に就 くと、相手 が、 もしお客 さんの場合 は、 す ご く緊 張 します。例 えば私、最初作 ったのは、貿易 の仕事、今 日出荷す るものを業者 さん に 依頼 す る、 その フ ァクスの文章。短 いんです けど も、短 くて も敬語 を使 うんです。 す ご く丁寧 な敬語。敬語 はす ご く大事 だ と思 う。「本 日の集荷 をよろ しくお願 いいた し ます」それ は簡単 な ことなんです けど、敬語 のあいさつの言葉、決 まり文章 みたいなく そ うい うの も最初 の時 は全然分 か らな くて。先輩作 った文章 を見 ない と、 100パ ーセ

ン ト自分 でで きないんです。 もしミス 1個 あ って も、「 を」 とか「 に」 とか 1個 ミス があ って も残 るか ら、 そ こは怖 いです。

しか し、  Iの イ ンタビューか ら分か る通 り、入社 時 に困難 を感 じる敬語 も、研修が あ っ た り、 日々の業務 の中で慣れてい った りして、徐 々に困難度が低 くな るよ うであ る。

I:上 司 とかお客 さん と話す時 に、や っぱ り敬語 を使 わない といけな くて。 日本人 で も敬 語 はす ご く大変 なんですね。大学 はほとん ど同期 の間で しか しゃべ って いな くて。敬 語 で も、 うち らの場合 だ と、「です、 ます」 は もう敬語 だ と思 ったんです けど、  1年

目、入社 して一番訓練 されたのが電話対応 です。「 どこどこの ど こどこです」 みたい な、「 お世話 にな ってお ります」 とか、「お ります」 とか、「 お りません」 とか、「 い らっ しゃいます」 とか、 そ うい う敬語です。最初、電話対応 も確か に大変 で した。 あ と、

電話 だ と聞 き取 れないときが多 くて、 それが大変 で した。や っぱ り慣 れ るの は 2年 、 少 な くとも 2年 はかか りますね。

このよ うに、入社 して しば らくは大変で も現在 は問題 がない とい う場合が多 い。 しか し

SEの Hは 3年 以上勤 めていて も、議事録作成 に必要 とされ る「話 し合 いの要点 をつかみ、

不要 な情報 を除 いた上で、全体 をまとめて書 く」 とい う複合的な 日本語力 はいまだに不十 分だ と述べている。 」も同様 の発言 を していた。

H:例 えば議事録、主任技師 とか課長 もいて打 ち合 わせがあ って、議事録 を書 くじゃない ですか。 その場 で理解 しない と、議事録 とい うア ウ トプ ッ トは作れない じゃないです か。 だか ら、 そ うい うところで コ ミュニケー ション能力が、 この ときは発信 で はない です けど も、聞 き取 る能力 はとて も要求 され るんです よ。何 を しゃべ って るか、何 の

‑41‑

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静岡大学国際交流 セ ンター紀要   第 5号

問題 につ いて議論 しているか、結論 と して どうい う遮ゝうに解決策 を出 したか、 そ うい う議事録。 これ難 しいです よ。 まだ課 の中で はいいんです けど も。 お客 さん先 に出た ら、話題がす ご く発散す るんです。何 を言 って るか、今話 して る分野が全 く理解 で き なければ、議事録取 るのはす ご く難 しいです。練習 しなが ら、書 けるよ うにな るんで す けど、や っぱ りまだ上司の指導が必要ですね。直 して もらえ るとい うのか、 こんな ところ足 りないです よみたいな、 そ うい うヒン トとい うのか、 ち ょっと修正があるん です けども、大学 の先生 よ り丁寧ではないですね。

3.3.大 学在学 中に対応 できること

入社後、元留学生 は、業務上必要 な言葉、説明力、敬語、議事録作成 に困難 を感 じた こ とが分 か った。 この うち、業務上必要 な言葉 は、業務 の内容 に左右 され るため、 た とえ大 学 での専攻分野 に直結 した職務内容であうて も、在学中には対応が難 しい と思われ る。 よっ て、説明力、敬語、議事録作成 に対 す る困難 を緩和す るために、在学 中に可能 な指導 を考 えてみたい。

まず、説 明す る時 は、事柄 を正確 に相手 に分か るよ うに伝 えな らなければな らない。 そ の上で は じめて相手 の判断や行動 を実際 に促す に足 る説 明をす ることがで きる。

事柄 を正確 に分 か りやす く伝 え る能力 は、大学生活 において必要不可欠 な能力である。

日頭で も書面で も、 自分 が述べたい ことをただ述べ立 て るので はな く、情報 を収集、取捨 選択 し論理性 を持 たせ た説明を しなければな らない。 これ は、 アカデ ミック・ ジャパ ニー ズが 目標 とす る事柄であ る。

堀井・ 門倉 (2003)は 、大学生活 の中心 であ る「 日本語 で講義 を理解 す る」 「 発表 をす る、論文 を書 く」 ためには、音声情報 と視覚的情報 を総合的 に理解 す る能力、文法的 に的 確 な文章 を書 く、立論能力、特定 の情報 を抽 出させた り、予測・ 推測力 を使 った りして、

課題達成 を求 め るなどのスキルが必要 とされ ると述べている。 そ して、 これ らは、問題発 見解決能力、す なわち (1)図 書館やイ ンターネ ッ トや人的 リソースな どを活用す る情報収集 能力、 (2)集 めた情報 を分析・ 統合 し、理論 を構築す る能力、侶 )構 築 した論理 を他者 に分か

りやす く伝 え る能力の育成 に通 じることを示唆 している。

また、三宅 (2003)は 、大学 の勉学 に必要 な力が十分 でない 日本人大学生 に対 して、大 学 の初年度教育 において展開 されている「大学 の授業・ レポー トな どの勉学 に対応 で きる 日本語力」 を養 う授業 内容 を分析 し、 日本人大学生 の問題 はそのまま留学生 のアカデ ミッ ク・ ジャパ ニーズに関連 してお り、 アカデ ミック・ ジャパ ニーズの最終 目標 は、母語話者、

非母語話者 ともに同 じであると論 じている。

つま り、入社後必要 となる説明力 は、母語 のいかんにかかわ らず 日本 の大学 で勉学す る 上 で不可欠 な能力 のひ とつであると言え る。業務 において は、事柄 の説明 によ って利害関 係 を持つ特定の相手 に実際 に判断 させた り行動 させた りす る場合が あるが、 とにか く第一 段階の事柄 を正確 に分 か りやす く伝 え る日頭能力、作文能力 は、大学在籍 中 に身 につ け、

向上 させ られ るはずである。

また、聞 き取 った ことをまとめて書 く能力 も、実 はアカデ ミック・ ジャパ ニーズにおけ るノー トテーキ ングである。学部入学時に日本語能力試験 1級 に合格 していて も、大学 で

‑42‑

(10)

の勉学生活 には不十分 な ことはよ く知 られてい る。 因 (2003)は 、学部 1年 の留学生 は、

授業 に関 して理解 にともな う困難 が多 く、 その原因 と して、教員 の話 し方 (早 い、切 れ 目 がない、要点 や話 の節 目がつかめない、 な ど )、 一般知識 の不足 (用 語、 固有名詞、有名 人、 な ど )、 専門知識 の不足 (理 論 その もの、 内容 その ものの難 しさ、前提 の基礎知識 の 不足 )、 とい った事柄 を紹介 して いる。

このよ うに理解 に困難があるため、留学生 の中には、講義 中教員が講義 内容 を整理 した 板書 を写すだ けで必死 とい う場合 も珍 しくない。板書 が読 みに くい、板書 が少 ないなどの 場合 には、教科書 を読 んでま とめた り、級友 の ノー トを借 りた りして、 内容 をまとめた り もす る。 このよ うな実情 をみ ると、 ノー トテーキ ング して いるよ うにみえて も、実際 に講 義 を聞 いて 自分 で整理 している場面 は意外 に少 ないので はないか、 ひいて は、 ノー トテー キ ングがで きる留学生 はそれ ほど多 くないので はないか と推測す ることも可能 であ る。 し か しなが ら、現実 の社会生活で は不可欠 の能力 であ ることを考 え ると、聞 き取 った ことを まとめて書 く力 は、在学 中に こそ身 に付 け られ る技能 だ と言 え る。

次 に敬語への対応であるが、敬語 で用 い られ る動詞 や接頭辞 な どは、一般的 に初級 の後 半 に導入 され る。 しか しなが ら、 Eと Iが 述べていたよ うに、大学生活 において は、 アル バ イ ト先等での定型敬語 を除 いて、敬語 を使 う機会 はまず ない。  Iの よ うに「 です」「 ま す」 が敬語 だ と思 っている留学生が いて も不思議 で はないのである。 そのため、 日本 での 就職 を考 え る留学生 には、既習 の知識 を整理 させ、 日常生活 にお ける敬語 に対 す る気付 き

を促す ところか ら、敬語指導 を行 う必要があ ると思 われ る。

4.留 学生が 日本の企業 に就職 し活躍するため に

今 回の調査 で、 8/13人 の元留学生 か ら、留学生 は在学 中 に 日本社会、 日本企業 の文化 につ いて アルバ イ トや社会活動 な どを通 して知識 を得、 自分 な りに理解 しておかな ければ な らない とい う意見が あ った。 また、 自分 の強みを認識 し、企業 とい う組織 の中で、 自分 が どのよ うな役割 を果 たすのかを考えなければな らない とい う回答 も複数 あ った。 しか し、

自分 な りに 日本社会 を理解 し、 自分が果 たせ るであろ う役割 を認識 した と して も、 それを 周囲 に効果的 に伝 え る術 を持 たなければ、就職活動 が円滑 に進 まない ことは言 うまで もな い。 つ ま り、就職活動 の時点か ら、具体的 な事柄、抽象的 な事柄 を理解 し、 自分 の視点か ら説 明す る力が必要 とされ るので ある。 OPIの 超級 は、 どんな場面、話題 で も、相手 を混 乱 させ ない (牧 野、他 2001)発 話 レベルだが、 この レベル、 または これ に近 い レベルの

日本語能力が就職活動 や就職後 に要求 されていると言 え よ う。

また、 なん とか就職 を果 た して も、 日本語力が低 ければ、企業 内での活躍 は望 めない。

実際 に E、  I、 L、 Mは 、留学生が 日本企業で活躍、昇進す るには、顧客や取 引先 に応対 で きるな ど高 い水準 の 日本語力が必要 であ ると強調 して いる。 (以 下、下線部 )

E:日 本 の企業で働 くな ら、留学生 は、 ど うして も 1番 は語学力。 日本語。 すべて これが 原点。上 司の、同僚 の、 お客 さんの意思、 ち ゃん と理解 で きる。 あと、 自分 の思 った ことをち ゃん と伝え ることはす ごく大事 です。私、難 しいなと感 じるのは、その瞬間、

自分 は何 か言 いたいけど、で もや っぱ り母 国語 じゃないか らぱ っと出ないんですね。

一 ‑43‑―

(11)

静岡大学国際交流センター紀要   第 5号

一瞬で タイ ミング過 ぎち ゃった ら、 もう周 り聞いて くれないんです。例えば会議 中 と かそ うい うときは。職場 だ と本 当にそ うい う、学校 みたいな親切 とい うか、余裕 とか ないんです。

I:う ちは協力会社 は外国人 が多 くて、技術的にす ごく高 いんです。 プ ログラ ミングを組 んだ り、 いろいろ、 ものす ご くレベルが高 いんです けど、 リー ダー とか上 にはな らな いみたい。 いつ も下 にい るんです。 (そ れ は )日 本語 の問題 はあ りますね。上司 と し て は心配 してい るんです。外 国人 の人 を客先へ行かせて、 いろいろ交流 とか コ ミュニ ケー シ ョンが問題があ るん じゃないかな と思 う。 だか ら私 はいまだ に同期か先輩 か上 司 と一緒 に客先へ行 ってい るんです。外 だ と、や っぱ リ ミス とかを犯 しち ゃいけない ですね。 (中 略 )あ と、単 に 日本 にいるだ け じゃあ、 それ は多分で きないです。業務 に も携 わ って きて分 か るよ うにな って、かつ 日本語が うま くしゃべれて、 それでお客 さん と話 して。 そのあ と、お客 さんの信頼 も得 ないといけないですね。お客 さん って、

外国人 だ と思 った時点 で大丈夫かな って考え るんです。私 もお客 さんの ところへ行 っ て一番最初 に言 われたのが、 コ ミュニケー ションは問題 ないんで しょうかね と。社 内 は何 とか な るんです よ。外 に出す と、会社 のイメー ジも背負 っていますか ら。

L:本 当 は、 これ (Read and write」 apanese)が で きた ら一番入 りやす い。 で きない ときは全部 の会社 に applyで きないね、 で しょう ?ど こへで も行 けるために、 これ はベー シック。多分、 (日 本語能力試験 )1級 な くて も 2級 ぐらいだ った らいい と思 う。本 当 はどこの国で も言葉 が一番大事 だ。 どこの国で も。 それがで きた らもっとプ ラスにな っています。本当、言葉が一番。

M:大 学 院 に入 って きた人 は、授業料免除で、多少奨学金 もらってて、生活 は買 い物 だ け すれば、 日本語が な くて も困 らない。就職 しなければね。就職 しよ うと思 った ら、 も う日本語 ない と絶対駄 目ですね。 なので、 ほとん どみんな帰 っち ゃう。私 の学年 は、

私 だ け残 って る。大学 は もちろん残 ってほ しいんだけど、 ただ、使 えない と しょうが ないか ら。

つ ま り、 日本企業 でキ ャ リアア ップを図 るには、 日本語能力 のみで も、専門能力 のみで も不足である。理系大学院課程 で は専門分野での業績 を重視 し、留学生 に日本語 は必須 で はない と考 えて い る場合 が あ るが、理系 の博士課程 を修了 した L(電 気電子工学 )と M

(バ イオテクノロジー )は 、理系 の職種 に就 いていなが ら、 日本語力 の重要性 を述 べて い る。優秀 な人材 が 日本 で就職 を果 た し、 さ らに定着す るためには、専門分野での業績や知 識 :技 術 と高 い 日本語能力が ともに必須 だ と言 えよ う。

5。   終わ りに

静岡県 の大学 を卒業 した元留学生への聞取 り調査 を もとに、 日本企業 に就職 し、活躍す るには、職種 にかかわ らず高 い 日本語力が必要であることを明 らか に した。特 に「業務上

― ‑44‑―

(12)

必要 な言葉」「説 明力」「 敬語」「議事録作成」 は、業務遂行上、重要 であ る。 この うち、

「敬語」 は特別 に学習す る必要 が あ るが、「 説 明力」「議事録作成」 は大学生活 において十 分 に高 め られ る技能 であ る。 また、 この 2項 目は、就職後 だ けでな く、就職活動 に も必要 な技能 であることも考察 した。

もちろん、留学生 の就職支援 において、 日本語 だ けが重要 なので はない。原 田 (2010) は、大学 院生 の相談事例 か ら、就職活動 と研究活動 の兼 ね合 いの難 しさ、「 日本人化」志 向の結果 と して アイデ ンテ ィテ ィの保持困難、就職 が 目的化 され「 日本で働 く意味」 の軽 視 とい った事例 を紹介 している。 そ して、 日本語力、情報収集・ ネ ッ トワーキ ング、就職 活動 ノウハ ウ、 自己のアイデ ンテ ィテ ィの確立 とい った要因が絡 み合 う留学生 の就職活動 には、 日本人学生 向けの就職支援 とは異 な る支援 も必要 であ ると述べている。 また、今回 の調査で も、 日本人学生 と異 な り留学生 は人生の先輩 として相談相手 にな って くれ る家族 が身近 にいない ことか ら、精神 的な面 での支援 も重要 だ と言 え る。

つ ま り、 日本での就職 を望 む留学生 には、 日本語能力向上の支援 と就職活動 自体 の支援 の双方が必要である。 日本で仕事 をす ることに対す る理解 と、 それに必要 な技能・ 資質、

就職活動 で大勢 を占め る日本人学生 と肩 を並 べ られ る基本的な能力がなければ、就職活動 を通 じて職 を得 ることは難 しいであろ う。基本的能力 における留学生 と日本人学生 との違 いは、や は り日本語能力 だろ うと思 われ る。 Lが 述べていたよ うに、高 い 日本語力 は、 自 分で選んで「 どこへで も行 けるために」必要 なのであ る。 日本語指導 にあた って は、就職 活動のための 日本語で はな く、 まずは日本の大学の卒業生 に S、 さわ しいアカデ ミック・ ジャ パ ニーズを身 につ けさせ るべ きである。留学生 には ビザや職種 の制限など特有 の注意点が あ るが、就職活動 のノウハ ウ、企業分析 や業界分析 の指導、企業説明会への参加促進、 自 己アイデ ンテ ィテ ィ確立 など、 日本人学生 と同様 の支援 は、留学生 の就職指導 に も欠 かせ ない。留学生 の就職支援 には、留学生 が 日本人学生 と同 じ支援 を受 け、 それを糧 と して 自 分 でキ ャ リアデザイ ンで きるよ う、「 日本 の大学生」 と して 日本語能力 を含 む基礎 的 な能 力を向上 させ ることが第一であ ると考 え る。

[注 ]

1)静 岡県 と静 岡県国際経済振興会が「 留学生就職支援 セ ミナー」 を平成 21年 か ら静 岡市、

浜松市 で開催 している。

静 岡大学 で は、学務部学生生活・ 就職支援 チームが平成20年 10月 よ り求人票 を電算化 しウェブ上で (http://wWW3.ibac.co.ip/2012/univ/ShiZuOka/Student/work/tOp.

html)閲 覧 で きる体制 を整 えた。 その際、求人票 に留学生 の採用 に関す る項 目を掲 載 し、留学生雇用 の意志が あ る企業が選 び出せ るよ うに した。

その他 の調査結果 については、静 岡県留学生等交流推進協議会 (2009)を 参照。

[参 考文献 ]

因京子 (2003)「学部留学生 の学習活動 の現状 と意識 一九州大学 の場合 一」『 日本留学試験 とアカデ ミック・ ジャパ ニーズ 日本留学試験が 日本語教育 に及 ぼす影響 に関す る 。 調査研究 一国内外 の大学入学前 日本語予備教育 と大学 日本語教育 の連携 の もとに一』

‑45‑―

(13)

静岡大学国際交流 セ ンター紀要   第 5号

pp.63‑72,横 浜国立大学留学生 セ ンター

静 岡総合研究機構 (2009)『 留学生 の生活実態及 び企業 の留学生採用 に関す る ヒア リング 調査報告書』 https://wWW2.pref.shizuok a.jp/al1/file̲dOWnload105700.nsf/

pages/9861C834312EEF7149257737000ハ 501B(2010年 11月 28日 閲覧 )

静 岡県留学生等交流推進協議会 (2008)「 静 岡県 にお ける留学生 の就職意識 と企業 の留学 生採用意識 に関す る調査結果」 『 話 っ、輪 っ、和 っ !2008報 告書』静岡県留学生等交 流推進協議会、 pp.72‑152

静 岡県留学生等交流推進協議会 (2009)「 留学生 の 日本企業へ の就職 0日 本企業 での活躍 を促す ために」『 話 っ、輪 っ、和 っ !2009報 告書』静 岡県留学生等交流推進協議会、

pp.59‑148

原 田麻里子 (2010)「 留学生 の就職 プロセスにおける一考察 一大学 におけるキ ャリア相談・

支援現場 か らみ た現状 と課題 ?」 『 留学生交流・ 指導研究』 Vol.12,pp.143‑156,国 立 大学留学生指導研究協議会

堀井恵子・ 門倉正美 (2003)「 アカデ ミック・ ジャパ ニーズ とは何 か :ど のよ うにその力 をつ けていけるか」『 日本留学試験 とアカデ ミック・ ジャパ ニーズ 日本留学試験 が 日 本語教育 に及 ぼす影響 に関す る・ 調査研究 一国内外 の大学入学前 日本語予備教育 と大 学 日本語教育 の連携 の もとに一』pp.229‑233,横 浜国立大学留学生 セ ンター

堀尾佳以 (2010)「 留学生就職支援 と ビジネス 日本語 一ア ジア ン・ ブ リッジ・ プ ログ ラム 自立化 に向 けての取組 み―」 『 留学生交流・ 指導研究』 Vol.12,pp。 121‑132,国 立大学 留学生指導研究協議会

牧野成一、鎌 田修、 山内博之、斎藤真理子、萩原雅佳子、伊藤 と く美、池崎美代子、 中島 和子 (2001)『 ACTFL― OPI入 門 一 日本語学習者 の「話 す力」 を客観 的 に測 る一』 ア ル ク

三宅和子 (2003)「 留学生・ 日本人大学生 のアカデ ミック・ ジャパ ニーズ とは」『 日本留学 試験 とアカデ ミック 0ジ ャパ ■―ズ 日本留学試験 が 日本語教育 に及 ぼす影響 に関す る・ 調査研究 一国内外の大学入学前 日本語予備教育 と大学 日本語教育の連携の もとに一』

pp.101‑112,横 浜国立大学留学生 セ ンタ‐

‑46‑―

(14)

Appendix 1

1.基 本 情報 /basic question

a。 出身 /Where are you from?

国 //country 地 域 //′ province,state, city b.  生年 //丁 e‖  us your birth vear.

19

c.男 女 /Malo or Female

男 /Male     女 /Female

d.勤 務年数 /How long have you been working in the company?

F,/years ry fi,/months

e.専 門 /What was your major when you were an international student?

(1)経 営・ 経済        Management,Economics

(幼   法学       Law

(3)  語学・ 文学       Linguistics, Literature

(4)そ の他 の人文・ 社会学系  Social and Cultural Studies other than mentioned above

(5)  教育学       Education, Pedagogy

(6)惰彗幸風 ・ IT         Inforrnation Technology(IT)

(7)  理工学        Science, Engineering (8)バ イオ ◆農学        Biology,Agriculture

綸 )化 学        Chemistry

tO  医学 0薬        Medical Sciences,Pharmacology

llll  その他 の自然科学 系    Natural Sciences other than rnentioned above

f.最 終学歴 /Last Academic Record

学部 /University(undergraduate)  修士 /Masters   博士 /Doctorate

g。 既婚 0未 /Martted or Single

既婚 /Married        未婚 /Single

h.就 職 した経験 の有無 /Have you had any full¨ time work expettence before ioining the company where you are presently working7

あ る /Yes    ない /No

2.会 社 に つ い て /about the company where you are working now a.  業種 /cate9ory of industry

(1)サ ー ビス業    service

(2)製 造業      manufacturing

(3)運 輸・ 流通業    traffic&distribution

И )通 信業       telecom&computer

(5)建 設業       construction&building (6)卸 売・ 小売業    wholesale&retail

‑47‑

(15)

静岡大学国際交流 セ ンター紀要   第 5号

仔 )そ の他       Others b.職 種 /kind of work

(1)営 業・ 販 売       Business,Salesperson (2)翻 訳・ 通 訳      Interpreter,Translator (3)エ ン ジニ ア     Engineer

に )教 育 Education

幅 )経 営 0企     Management,Planning (6)経 理・ 会計     Accounting

(71  研究・ 製 品開発  Research&Development,Product Development

(ω   広報・ 宣伝    Public Relations&Advertising (9)人 事・ 労務管理  Human Affairs,Supervisor aO  生産・ 品質管理   Manufacturing,Quality Control QD  法律業務      Law

aa  貿易業務      Trade,Commerce

aЭ   海外拠点開発   Overseas Base Development

00  金融 Banking, Finance

α 9  その他       Others

c。 現在 の業務 は、主 に国 内向 け業務ですか、海外 向け業務ですか。

Which is the main focus of your current job′  international or domestic?

(1)国 内 /domestic (2)国 外 /international

3.ど う して 今 の会 社 に就 職 しよ う と思 い ま した か 。 (複 数 回答 )

Why did you decide to enter the company?(multiple choice) (1)  技術ブフが高 い//to acquire high technical capabilities (2)  給料 が 7訂 ヽヽ ノ /tO get a high salary

椰 )企 業 に将来性 が あ る /the company has a future

(4)人 材 育成 に力 を入 れて い る /The company is dedicated to developing its human

幅 )社 内外 で人 間関係 を広 げ られ る /to build up a human network both inside and Outside of the company

(6)社 会 的 。経済 的 に成功 で きる /to have the chance to become successful both so―

cially and econornically

(7)有 名 な企業である /The company is famous

(8)母 国 で関連会社 の トップ になれ る /to become a president of the branch of the company in my country

(9)い ろいろな種類 の仕事 を経験 で きる /You can experience various kinds of work aO  能力が高い人たちと働 ける /to work with excellent staff/colleagues

aD  勉学の成果を発揮・ 活用で きる /be able tO put what l learned into practical use

aa  友人、知人が勤務 している /My friends or acquaintances work here

‑48‑

(16)

tЭ   福利厚生 が整 って い る /to benefit from welfare system of the company

tO  自分 の実力 を試 せ る /to have Opportunities to test my ability

aD  国際的 に展開 している /1t has international branches

00  転職 や昇進 な ど、将来 的 に有利 だ /to have advantages when getting promotions and/Or new jobs in the future

aη   仕事第一 に生活で きる/to give priority for work

aЭ   仕事以外の時間を大切 にで きる /to give priority for free time

a働   大学か ら推薦 /紹 介を受 けた /to get a recommendation or suggestion from the university

ぼ 0  在 留 資格 が得 られ る /to get a wOrking宙 sa ぼ⊃   そ の他 /Others

4.日 本 語 能 力 につ いて /about your Japanese language pro輛 ciency

a。 以 下 の能 力 につ いて教 え て くだ さ い。 以下 の① ② ③ の レベ ルで答 え て くだ さい。 /

Please te‖ your」 apanese language proficiency level with following  ① ② ③

.

①問題ない /no problem

②内容や相手によっては難 しい /sometimes difficult but tt depends on the con―

tents or person

③かなり難 しい /quite difficult

b。 日本 語 の試験 に合格 して い ます か。 /Have you passed the」 apanese proiciency exanlinations listed below?

① 日本〔 言 吾育旨 ;力 議ヽ 1資 (1イ 吸、  2級 を )//」 LPT (lst grade, 2nd grade)

② BJT(Jl、   」 2、  J3、  J4、  J5)

③」 TEST(B、 準 A、 A、 特 A/B,pre― A,A,Special― A)  ④その他 Others

5。 今の仕事 に絶対に必要だと思 う力、知識をチェック して ください。 (複 数回答 )

Please check the items below which you think are important for your work.(multiple choice)

入 社 時 when you entered

the company

現在

no、 v

間取 り//1istening comprehension

業務 JttC)対 話//face to face conversation in business situation 書類作成 /making documents

説 明力 /presentatlon

く だ け た 状 況 で の 対 話 /face situation

face conversation in a casual

資料 の読 み取 り /reading comprehension

‑49‑―

(17)

静 岡大学 国際交流 セ ンター紀要   5号

6.今 の会社 に対 す る満 足度 につ いて教 えて くだ さい。

Please te‖  us your degree of satisfaction toward the company where you work at nowi

7.同 僚 社員 との付 き合 いにつ いて教 え て くだ さ い。

Please explain the nature and frequency of your social contact with your co‖ eagues.

a。 同僚社 員 と どの程 度 付 き合 い ます か。 (1つ 選 ん で くだ さ い )/

Range of your association with your co‖ eagueS(Select and circle one。 )

①できるだけ仕事上のことに限定 している /

1 try to contact my colleagues in job― related occasions only

LWI*'/ your own initiative

働 きか け力 //ability tO ask others for cooperation/help 扶新予丈〕 //ability to get things done

課題 発 見力 ///analysis of present situation (COndition) 計画力/planning with details as part of the process 倉 1造 力 //′ creativity

発 信 力

/ノ

/preSentation ability

傾聴力 /1istening to others with attention 柔軟性 /flexibility

状況把 握力 /assessment of the situation 規 律 lL/obedience tO rules

7 | v z 3 / l-^ p - tv/J,/handling stress 日本語、母国語、英語の能力 /1anguage abilities

母国の文化や社会 に関す る知識/knOwledge about your countryls society/culture この業務のための専門知識 0技 術 /expertise,skill,qualifications

日本 の文化や社会 に関す る知識/knOwledge about Japanese sOciety/culture

その他 /others( )

満足度/Degree of satisfaction

hi6,/as a whole 100%‑90% 80%‑70% 60%‑50% 40%‑30%    20%‑0%

給 与 0賞 与 ///salary, bonus 100%‑90% 80%‑70% 60%‑50% 40%‑30% 20%‑0%

業務 内容 /content Of work 100%‑90% 80%‑70% 60%‑50% 40%‑30%    20%‑0%

昇進 /prOmotion 100%‑90% 80%‑70% 60%‑50% 40%‑30%    20%‑0%

勤 務 時 間 ・ 場 所 /working

tilne and place 100%‑90% 80%‑70% 60%‑50% 40%‑30%    20%‑0%

上 司 との関係 /boss 100%‑90% 80%‑70% 60%‑50% 40%‑30%    20%‑0%

同僚 との関係 /colleagues 100%‑90% 80%‑70%    60%‑50% 40%… 30% 20%‑0%

その他 /others(   ) 100%‑90% 80%‑70% 60%‑50% 40%‑30%    20%‑0%

― ‑50二 一

(18)

②社内や部内の行事 にはできるだけ参加する /

1 take part in events or activities held by my section in the company as much as possible.

③人数は少ないが、公私 ともに付き合 う人がいる /

Although there are not so rnany cases,I associate、 ′ ith some of rny colleagues both officially and personally.

④程度の差はあるが、できるだけ誰とでも公私 ともに付 き合 う /

1 anl making efforts to associate socially and personally  Ⅵ7ith everyone, but it de―

pends on the individual.

b.一 緒 に仕 事 を して みて、 日本 人社 員 に対 す るイ メ ー ジに変 化 が あ りま したか。

Have you changed YOur impression toward  」apanese workers after working in the company7

c.一 緒 に仕事 を してみて、 日本 人社員 は外 国人 社 員 に どん な イ メ ー ジを持 つて いる と 思いますか。

VVhat do you think are  」apanese workersi impressions toward foreign workers?

8.在 学 中 に知 って いれ ば よか つた こと、 身 につ けて いれ ば よか つた こ とが あ った ら、書 いて ください。

Please write about what techniques or ways of thinking YOu ShOuld have learned as stu―

dents′  which rnight have helped you in your present situatioǹ

9.2008に 静 岡 県 の 企 業 に ア ンケ ー トを取 つた と こ ろ、 留 学 生 を採 用 す る 際 に不 安 に思 っ て い る こ と と して 、 以 下 の よ うな事 柄 が 挙 が りま した。

Our survev regarding employment of international students in Shizuoka Prefecture indi‐

cates that  」 apanese companies have some fears or perceive a certain degree of risk when employing international students as shown below:

留 学 生 雇 用 の不 安 (%)

fear Or risks by  、 vhen employin3‐  international students

tota︲ 舗 採 用 経 験 あ り have employed

採 用希 望 want to employ

採用経験 な し nc employment

留学生 の 日本語 力 に不安 が あ る

」 apanese language problem 36.0

顧客対応 など業務遂行で不安だ lack of Japanese socia1/business skills

22.0

技術 や情報 の移転 が不安 だ loss of cOnfidential kno、 vledge 日本人従業員 との協調性 が不安 だ

lack of cooperation betvreen  」apanese and inter―

national staff

32.4 23.2

‑51‑

(19)

静岡大学国際交流 セ ンター紀要   第 5号

a。 上 記 の結 果 を見 て、 ど う思 い ます か。

VVhat do YOu think about the results above7

b.な ぜ この よ うな結果が 出 た と思 い ますか。

VVhy do you think Japanese companies have these concerns? Please explain briefly.

c。 この よ うな不 安 を与 え な いよ うにす る には、 ど う した らよい と思 います か。

How can these concerns be reduced or elinlinated frorn the thinking of Japanese companies?

10。 今 後 につ いて教 え て くだ さい。

Please te‖  us about your future plans. Checkレ

年齢が高 い

older than Japanese students 22.0

転職や帰国などです ぐに離職す る恐れ

、 vill quit a job in a short span of tilne to return home or change jobs

就 労 ビザな ど雇用手続 きが面倒 だ difficult visa procedure

応募者 が いない可能性が あ る possibilities of no applicants その他

others

形態・ 職種 な ど

status&

kind of work

この まま勤 める /stay in the company as long as possible

正社員でない形態で勤める /change the full― time status to part― time worker 起業する/start a cOmpany

他 の会社 に勤める (ど んな )/move to other company(PleaSe specify:   ) 他の職種に就 く (ど んな )/change the job(Please specify:       )

未定 /undecided 地位・ 内容 など

Position&job

経営 に関わる /take part in company management 管理業務 に関わ る/take part in personnel management 現場に関わる/stay in the same field

まだ分 か らな い /undecided 生 活 基 盤

life in  」 apan Or other place

日ラ ベに住 み続 けるノ //Stay in  」apan as long as possible 母 国 へ戻 る //return to your mother country

他の国へ行 く/go to anOther country 未 定 ノ ノ /undecided

― ‑52‑

(20)

11.留 学生が 日本の社会、 日本の企業で活躍するため に、 どんな ことが必要 だ と思 います

か 。

そのために、どうすればいいと思いますか。

What do you think is necessary for non… 」 apanese to work actively in Japan′  and to work for  」 apanese companies?

12.ご 協 力 あ りが と うござ い ま した。 いた だ いた回答 を基 に、 30‑40分 程 度 イ ンタ ビ ュー に うかが いた い と思 います。 お近 くまで参 りますが 、 ご都合 の よ い場 所 、 日時 を ご指 示 くだ さ い。 で きる だ け早 くうかが う 日時 を決 定 し、 ご連 絡 差 し上 げ ます。

丁hank you for your answers. Professor Mari Hakamata in the lnternational Center′

Shizuoka University wi‖  meet you for a 30‑40 rninute interview based on your answers in this questionnaire。

Please list your most convenient placer date and tirn e o  After receiving you response′

l will te‖  you the placer date and tirne as soon as possible.

ご都 合 の よ い 」 R駅 や バ ス 停 な ど /station or bus stop which is convenient for you

ご都 合 の よい 日時 /date and time

8月 ・ 9月 /August O September

月・ 火・ 水・ 木・ 金・ 土・ 日  / Mon.・ Tues.・ Wed.O Thurs.・ Fri。 ・ Sat. O Sun.

午 前・ 午 後・ 夜  / morning e afternoon・ evenmg

ご連絡先 /yOur contact information 電話番号/tdephone number

メールア ドレス /email address

‑53‑

(21)

元 留 学 生 の 皆 様 へ 調 査 に 関 す る 同 意 の お 願 い

留学生 に 日本 での就職 に関す る情報 を提供 し、留学生 が 日本 で就職 しやす くす るた めの調査 に ご協力 を お願 いいた します。本調査 は、袴 田麻里 (静 岡大学国際交流センター准教授 )が 中心 とな って行います。

<調 査方法 >

○ アンケー 岬 査

回答 は、番 号を〇で囲むか、答 えを記入 して くだ さい。指示 がない場合、一つだけ選 んで くだ さ い。回答後 は、 同封の封筒 で 2009年 8月 14日 (金 )ま でに返送 して くだ さい。

・入社前 と入社後のギャ ップの有無、具体例

・ 主 となる業務、主業務 に関連す る業務

・ 必要 とされ てい る人材 (能 力、夫口 識

)

・ 同僚社員 との付 き合 い          な ど

○ イ ンタ ビュー調査

日時・ 場所 を決 めて、イ ンタ ビュー を行 います。 いただいたアンケー ト調査の回答 に基づ き、

30■ 0分 程度 お話 をお開かせ くだ さい。 イ ンタ ビュー は 日本語で行 います。

<情 報の保護 >

個人的な事柄やお答 えにな りた くない事柄 は、お答 えにな らな くて も結構 です。その時

,点

で回答 を や める、またはその質 問を飛 ば してくだ さい。 いただいたアンケー トの回答 は、厳重 に保管 され

1年 後には破案 します。イ ンタ ビューは分析 のため録音 し、文字化 しま丸

<謝 礼 >

今回の調査 にご協力いただいた皆様へは、大変少額 ですが図書カー ドを差 し上げます。

<問 い合 わせ >

本調査に関す る問い合わせ は、袴 田 麻里 (は かまた ま り、05卜 478‑1675、

klnhakatnOipc shizuoka ac jp)へ お願 いいた します。

以上の本調査 の意 図を ご理解いただ き、調査へ の ご協力 に同意 いただ けま した ら、以下 ヘサイ ンをお願 いいた します。

Gonsent to Participate in Research for former International Students

<Purpose of the Research>

You are being asked to participate in research. which will be conducted by Professor Mari Hakamata in the International Center, Shizuoka University. The purpose of the study is to give international students real information about working in Japan and help then when eetting a job.

This informtion is important to understand the nature of the research and to protect your rights to privacy and safety.

<Research Procedures>

OThe Questionnaire

If there are multiple choices, please circLe the nmber. If there are no directions, pLease choose only one answer. For other questions, please answer accordingly, After comileting the survey, please send it by postal nail with the enclosed envelope by 14'n Ausust 2009.

You viIL be asked about the following:

'kind of enploflrcnt and range of your work . before and after entering the conpany 'necessary skills and knovledge for your vork . social contact vith your colleagues etc.

OThe Interview

Professor Mari Hakanata at the International Center of Shizuoka University will neet you for a 30-40 ninute interview based on your qtrestiomaire, Intervievs vill be conducted nainly in Japanese.

<Risks and Confidentiality>

When sone of the items in the questionnaires seen personal, you don't hae to answer then if you don't want to. You can stop anytime. You can skip any question if you do not {ant to ansver.

You responses on the questiomaires will be anonynous. fhe questionnaire will be stored in a secure location for only one year after which they vill be destroyed. The results of the intetview vill be tape-recorded and then nade into a transcripc.

<Compensation>

You will receive a T0SH0 CARD (book puchase card) as conpensation for paticipating in this study.

<Contact lnformation>

If you have any questions about this research, you may contact Prof. Mari Hakmata at (053) 478-1675 or try e-mail at knhakam@ipc. shizuoka. ac, jp.

Your signature belw indicates that you have read this page and agree to participate in the research.

中 m 駄   鵬 鯉 ︱ ヽ ヽ や 堰 枢 輩 固 朴 K E 職

ご署名

Signature of Participant

(22)

Japanese Proficiency and Support for Getting a Job in Former International students-

Japan - Interviews with

HAKAMATA, Mari This paper aims to clarify that high Japanese proficiency is extremely impor-

tant for international students to get a job and get promoted in Japan through data from interviews with 13 former international students in 2009. The business

situation requires "technicai words and expressions", "explanation skills", "KEIGO (honorific expressions)", and "memorandum taking skills". Of these four items,

"technical words and expressions" are difficuit to acquire at the university because

it depends on the work or business area of each company. But international stu- dents can improve their "explanation skills", "KEIGO", and "memorandum taking skills" through their campus life. It is suggested that "explanation skills"and

"memorandum taking skills", in particular, can be improved in daily academic life because they have something in common with Academic Japanese.

― ‑55‑

表 3:日 本語力 の変化 G**=「 書類作成」 「 くだ けた状況 での会話」 は業務上 ない。 どの回答者 ももともとある程度 日本語力 を有 してお り、 また 日本滞在 も長 い。 しか し、 表 3を 見 ると、 日本語力 の不足 を感 じた ことが分か る。 (以 下、下線部 )。 特 に、業務上必要 な言葉 は、 日本語力が高 い場合 で も困難 を感 じるよ うで あ る。業務上1=問題ない、2=内容や相手 によっては難 しい、3=か な り難 しい聞取 り業務上 の対話書類作成入社時現

参照

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