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EABCT 2017(47th Congress of the European Association for Behavioural and Cognitive Therapies)
は,Turkish Association of Cognitive and Behavioural Therapies(TACBT) の 主 催 で9月13日 か ら16 日までの4日間スロベニアの首都リュブリャナで 開催された。
初日から認知行動療法の著名な研究者による
full-dayのワークショップが開かれ,後半3日間
はキーノート,ディベート,half-dayワークショッ プやポスター展示などが行われた。
1日 目 はSteven Hayesに よ るAcceptance and Commitment TherapyのFull-dayワ ー ク シ ョ ッ プ に 参 加 し た。 2 日 目 はRobert D. FriedbergのIf at first you donʼt succeed…:Pivoting after mistakes in CBT with youth,3 日 目 はRelational Obsessive Compulsive Disorder, 4 日 目 はMindfulness in Psychotherapyに参加した。
Acceptance and Commitment Therapy(以下ACT)
のfull-dayワークショップでは,ACTに対しこれ
まで興味はあったが勉強する機会がなかったた め,中心開発者であるSteve Hays自身によるアク トの概要,心理的柔軟性モデルについての説明と それらがどのように治療に繋がるかなどロールプ レイやデモンストレーションを交えて学べた。
Friedberg氏のワークショップでは,治療にお けるケースフォーミュレーションの重要性につい て実例を基に学んだ。特に,見立てやケースフォー ミュレーションを行う上での注意事項,治療が上 手く進まない場合にケースフォーミュレーション の立て直し,セラピストが陥りやすい間違いなど
を学べた。事例の中にはFriedberg氏の拠点であ る,アメリカならではの話やインド,アイスラン ド,タイといった様々なバックグラウンドを持っ た参加者が自身の体験などを交えてディスカッ ションができ,他国の心理療法の有様も同時に 学べた。また,Relationship Interrupted: Assessment and Treatment of Relationship Obsessive Compulsive Disorder(ROCD)というワークショップでは関 係性強迫症という人間関係(特に恋愛関係)に対 し強迫的に疑いを持ち,試し行動などを行うと いうあまり知られていない強迫障害について学 べた。国内外でのROCDに関する文献が少ない ため,新たな障害について学べた貴重なワーク ショップだった。
【所感】
筆者は国際学会には始めて参加し発表ではな く,ワークショップ等のみの参加であったが,最 先端の認知行動療法の情報や他国の臨床の実践状 況など日本の学会とは異なった学びを得ることが できた。また,今後どのような道に進みたいか,
どのようなことをしたいかなど自身が臨床家とし て理想とする像を描くきっかけやインスピレー ションを多く得られる機会だった。
Rikkyo Psychological Research
2018 Vol. 59, 109-110 海外出張報告
EACBT 2017
参加報告
立教大学大学院現代心理学研究科 花城 清香
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ACT ワークショップの様子(Steven Hayes 氏)
リュブリャナの町並み