• 検索結果がありません。

2S 複素関数論 標準 H006-1

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "2S 複素関数論 標準 H006-1"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

2S 複素関数論 標準 H006-1

担当教員

:

浜中 真志 研究室

:

理学部

A

327 E-mail:[email protected]

コーシーの積分定理・コーシーの積分公式 (2019 7 1 )

作成日: June 20, 2019 Updated : July 2, 2019 Version : 1.0 実施日: July 1, 2019

準備とウォーミングアップ

例題

1. (

実積分の極限評価

) t >0

とする

.

以下を示せ

. (1) lim

t→∞

π

2

0

etsinxdx= 0 (2) lim

t→∞

π

π 2

etsinxdx= 0

【解答】

(1) 0≤x≤ π

2

において

sinx≥ 2

πx

より

0< etsinx≤et2πx.

よって,

0<

π

2

0

etsinxdx≤

π

2

0

etπ2xdx=−π

2t(et1).

はさみうちの原理より

, lim

t→∞

π

2

0

etsinxdx= lim

t→∞

−π

2t (et1) = 0

(2) f(x) =etsinx

とおく

. f−x) =f(x)

であるから

,f(x)

のグラフは

x = π

2

に関して

対称である. よって,  

π

π 2

etsinxdx =

π

2

0

etsinxdxt−→→∞ 0.

複素線積分

(

以下すべて

, z =x+iy (x, y R)

とする

.)

定義

1. (

複素線積分

) C

をなめらかな有向曲線とし

, C :z =z(t) (a ≤t ≤b)

のパ ラメータ表示を持つとする

. (

向きは

t:a →b.)

複素関数

f(z)

C

に沿った線積分 を以下で定義する

. ∫

C

f(z)dz :=

b a

f(z(t))dz dtdt

C

1 i

O

例題

2.

単位円

C (

右図

)

のパラメータ表示が

C={

z C | z =e, 0≤θ < 2π}

であることを利用して

,

次の複素線積分を求めよ

. (nZ.

積分路の向きは「反時計まわり」とする

):

I =

C

zndz.

【解答】 単位円上の点を

z=e (0≤θ <2π)

とおくと

, dz =ie

より

, I =

C

zndz =

0

ei(n+1)θidθ=

0

(icos(n+ 1)θsin(n+ 1)θ)= {

2πi n=1 0 n ̸=1

問題

1. (円周積分路での複素線積分) n Z, a C, R > 0

とする. 積分路を

C = {z C | |z−a|=R}.

としたとき

,

次の複素線積分を

(

コーシーの積分定理・積分公式を 用いずに

)

求めよ

. (

積分路の向きは「反時計まわり」とする

.)

(1) I =

C

(z−a)ndz (2) I =

C

ez

z−adz (ez

z =a

のまわりでテイラー展開

)

【解答】

(1) z =a+Re (0≤θ < 2π)

とおく

.

答えは例題

2

と同じ

. (2) 2πiea

標準

H0-2S19-06

難易度

: C

名古屋大学・工学部

(2)

2S 複素関数論 標準 H006-2

担当教員

:

浜中 真志 研究室

:

理学部

A

327 E-mail:[email protected]

コーシーの積分定理・積分公式

定理

1. D

を複素平面内の領域とし

,

その境界を

C =∂D

とする

. (C

は区分的にな めらかな有向曲線とし

,

その向きは

D

の内部が進行方向の左手となるように定めら れているとする.)

f(z)

D∪∂D

を含む領域で正則な関数のとき, 以下が成り立つ.

[

コーシーの積分定理

]

I

C

f(z)dz = 0

[

コーシーの積分公式

] 1 2πi

I

C

f(z)

z−adz =f(a) a ∈D

問題

2.(コーシーの積分定理の実積分への応用)

各問ごとに図に与えられた積分路と複素関

数を利用して実積分の値を求めよ

.

例題1の結果および

,

ガウス積分の値

ex2dx= π

は既知としてよい

. (

図は黒板に記載する

.)

(1) I =

0

ex2cos 2kxdx (k >0). (

ヒント:

f(z) =ez2

を図に与えられた周回積

分路

C =AB+BC+CD+DA

で積分する

.

それぞれの区間の線積分を評価し

,R→ ∞

の極限をとる

.

曲線の向きに注意

.) (2) I =

0

sinx

x dx. (ヒント:f(z) = eiz

z

を図に与えられた周回積分路

C =AB+Cε+CD+CR

で積分する

. Cε,CR

はそれぞれ半径

ε,R

の半円弧

.

それぞれの区間の線積分を評価 し

, R→ ∞, ε→0

の極限をとる

.

曲線の向きに注意

.)

【解答】

(1)

は黒板で解説

. (2)f(z) = eiz

z

を図

(2)

に与えられた積分路

C

で積分する

. f(z)

C

の内部で正則だから, コーシーの積分定理より

C

f(z)dz = 0.

半円弧

Cε

上では

, z = εe, 0 < θ < π

とおくと

,

Cε

f(z)dz =

0

π

eiεe

εe iεe =

−i

π

0

eiεedθ−→ −ε0 iπ.

半円弧

CR

上では,

z =Re, 0< θ < π

とおくと,

CR

f(z)dz =

0

π

eiRe

Re iRe

0

π

eiR(cosθ+isinθ) Re iRe

=

π

0

eRsinθR→∞−→(例題1)0.

以上の結果より

,ε→0, R→ ∞

の極限で

0

−∞

eix

x dx−iπ+

0

eix

x dx+0 = 2i

0

sinx x dx− = 0.

よって

I =

0

sinx

x dx= π 2.

(1)

A B

C D

O ik

R -R

(2)

C

C

A B C D

ε R

R -R

(3)

O A

B

4 π

R

標準

H0-2S19-06

難易度

: C

名古屋大学・工学部

参照

関連したドキュメント

 当図書室は、専門図書館として数学、応用数学、計算機科学、理論物理学の分野の文

第四系更新統の段丘堆積物及び第 四系完新統の沖積層で構成されて おり、富岡層の下位には古第三系.

(1)高圧ケーブル及び公称断面積 60mm 2 以上の低圧ケーブルの端末処理は、JCAA 規格の材料を用いること。. ただし、 60mm 2

凡例及び面積 全体敷地 2,800㎡面積 土地の形質の変更をしよ うとする場所 1,050㎡面積 うち掘削を行う場所

15 校地面積、校舎面積の「専用」の欄には、当該大学が専用で使用する面積を記入してください。「共用」の欄には、当該大学が

・分速 13km で飛ぶ飛行機について、飛んだ時間を x 分、飛んだ道のりを ykm として、道のりを求め

核種分析等によりデータの蓄積を行うが、 HP5-1

 既往ボーリングに より確認されてい る安田層上面の谷 地形を埋めたもの と推定される堆積 物の分布を明らか にするために、追 加ボーリングを掘