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(1)

<共通テーマ>

「読解力を育成する教科指導」

<研究の視点>

○考える力をはぐくみ、生活を工夫する力を育成する問題解決的な学習の取組の充実

テーマに迫るためのねらいと手立て

( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) 楽しい食事を工夫しよう 1 2 3 4 (5) 6 7 8 第6学年 11時間扱い アイ アイウオカ

≪ねらい≫

考える力をはぐくみ、生活を工夫する力を育てるためには、調査や実習等の実践的・体験 的な学習を多く取り入れ課題を解決していく問題解決的な学習を通して、児童一人一人の思 いや発想を生かした課題を、児童自らが見付け、解決の見通しをもつようにしていくことが 大切である。

本題材では、まず、児童の考える力をはぐくむために、個々の学習課題をはっきりさせ、

具体的に考えさせることで、読んだり解釈する力を高められるように考えた。また、食事調 べカードなどの調べ学習では、自分に必要な情報を得る機会ができるようにした。食事作り での工夫、調理の手順や材料、手順を家族にインタビューし、考えながら文章や図にまとめ ることによって分析・解釈をし、考えながら「読み取る力」が高められると考える。また、

得た情報を整理して自分の考えをまとめ、読み手が分かりやすいように、文章や図に整理す ることで書く力も高められる。特にレシピカードでは、材料や作り方、手順を工夫し、自分 の献立のよさを伝えるための言葉と絵を加えるなど、表現方法を十分に考えさせたい。児童 一人一人が自分の生活を振り返り、理解し、自分の言葉で発信していくことで、考える力を 一層伸ばせると考えた。

そして、大切なのは、学校で学んだことを家庭生活で生かす「実践力」である。調理実習 では、まずは、自分で考えたレシピカードから熟考して調理実習のための実習計画表を立て、

自分の考えた通りに実践してみる。実習後は自己評価・相互評価をし、しっかりと振り返る。

次に、反省点・改善点を考察して、問題を解決し、家庭での実践に向けて実践カードを熟 考することで、より考える力が身に付き、生活を工夫する力が育成されると考えた。

≪具体的な手立て≫

①考える力をはぐくむための手立て

食事調べをし、材料別や調理別に分け、学習コーナーを設け、

。 , 、

調理の視野を広げさせる 食事調べカードから主食 主なおかず 汁物、小さなおかずなどがあるか自分の生活を振り返り、3つの

。 、

グループに栄養が行きわたっているか見直す 自分は誰のために どんな1食分を作るのか、目的をはっきりもたせる。

食事調べか

ら学習課題を

はっきりさせ

(2)

体内での主な働きにより「主に体をつくるもとになる 「主に」 エネルギーのもとになる 「主に体の調子を整えるもとになる」」 の3つのグループにいきわたるように考えさせる。そのために、

具体的にどのような食品を組み合わせて食べればよいのか、めや すをもちやすいように、色どりの組み合わせ方や、主なおかずや 小さなおかずの例をあげるなどの分かりやすい資料を用意する。

1食分が考えられたら紹介し、友だちと話し合うことで、さらに 考えを深めさせる。

自分で考えた料理を自己流のレシピカードに作成する。レシピ に載せる必要な項目を全員で確認し、分かりやすいレシピのポイ ントをおさえる。作り手が分かりやすいレシピを作成するために 言葉や絵、図表を考えさせる。また、調理実習カードでは手順よ く料理が出来上がるようにイメージしながら、具体的に表に表さ せる。

②生活を工夫する力を育成するための手立て

料理が多種になり、調理計画の段階で個別指導が多くなること が予想される。そのため、野菜の切り方、ゆでる・いためる調理 のポイントや段階を示した資料を充実させる。資料の中から、児

、 。

童が自分に必要な情報を得て 自ら課題解決できるようにさせる

調理実習後、みんなで見合うことで調理した達成感を味わわせ るとともに、振り返りカードで自己評価し、家庭実践に向けて計 画を立てさせる。家族とのふれあいを深め、家族の一員として家 庭で生かせる喜びを味わわせ、家庭生活をより豊かにするための 意欲的・実践的な態度を養い生活に生かせるようにする。

作りたい1 食分の食事を 具体的に考え させる

レシピカー ド・調理実習 カードの作成 をさせる

調理計画が 立てやすい環 境を整え、問 題解決させる

家庭実践カ

ードで自分の

生活に生かさ

せる

(3)

≪家庭科で育てる読解力≫

題材 「楽しい食事をくふうしよう (第6学年、全11時間)の場合」

過程 学習活動 本題材で育てる読解力

か 1食分の食事について考えよう む

(1h) ・毎日の食事を調べ、食事を作ると きに様々な工夫がされていること を知る。

見 ・食事調べから学んだことを生かし 通 て、 食分の食事計画を立てる。1 す

(2h)

見 ・自分が立てた 1 食分の食事の栄養 直 的なバランスを確かめ、見直す。

す (1h)

調理の計画を立てて作ろう 見

通 ・自分の調理計画を立て、調理実習 す カードを作成する。

(3h)

た ・自分の調理実習計画にそって調理 し する。

か ・できた料理を見合い、試食しなが め ら、振り返り、まとめる。

る (3h)

家族と楽しく食事をしよう 生

か ・食事は家族とのふれあいを深める す はたらきがあることが分かり、家 (1h) 庭での実践計画を立てる。

食事調べカード(資料A)

「よ~く見つめカード」

・家の人はいつもどんな工夫をし ているのかな?

(解釈、分析、熟考)

ミニ栄養士!(資料B)

オリジナル1食分

調理実習カード①②(資料C・D)

レシピカード

・3つのグループの栄養のバランスは 大丈夫かな?

・食品の組み合わせはどうかな?

(分析、理解、熟考、自分の考え)

評価・ふり返りカード

(資料E)

・どう書いたらわかりやすいかな?

・作りやすい手順はどうかな?

(情報の取り出し、要約、熟考、自分の考え)

家庭でチャレンジ☆

実践カード(資料F)

・手際よくできたよ。

・味付けがちょっとうすかったかな?

・友だちのいいところが分かったよ。

(自分の考え、評価、よさの共有、学び合い)

・学んだことを生かしたいな。

・家族が喜ぶためにもっと工夫したい な。

(自分の意見、熟考、評価)

(4)

21 12

0 10 20 30 40

和食

洋食 2 6 5 2

0 1 0 2 0 3 0 4 0

ご は ん パ ン め ん

2 2 7 4

0 1 0 2 0 3 0 4 0

肉 類 魚 類 野 菜

1 4 1 9

0 1 0 2 0 3 0 4 0

は い い い え

6学年 家庭科学習指導案

1 題材名 楽しい食事をくふうしよう (11時間扱い)

内容(4)アイ(5)アイウオカ

2 題材について

(1)児童観

本学級の児童は、5年生から始まった家庭科の学習に対して関心が高く、意欲的に取り組ん でいる。

本題材に関わる実態調査の結果は以下の通りである (33名)。

毎日の食事で和食と洋食は 主食は何が好きですか?

どちらが多いですか?

好きな食べ物は何ですか? 食事のバランスは意識しますか?

実態調査の結果により、1学期で学習した「ゆでる 「いためる」調理については、全員が家」

。 、 、 、

で実践したことが分かった 食事作りで必要と思うことの質問には 見た目や味付け 色どり

、 、 。 、

衛生面 栄養バランスなどがあげられ 5年生での学習が知識として身に付いている しかし 日々の食事で栄養バランスを意識している児童は半数以下である。好きな食べ物は肉類が圧倒 的に多く、野菜嫌いの児童もいる。簡単な調理は、1人で作れる児童が多く、さらに色々な調 理を行いたいという意欲も見られた。

(2)題材観

本題材は 「自分の食生活を振り返り、望ましい食生活をおくろうとする中から、食事作りの、 視点に気付き、楽しく食事する」をねらいとしている。この学習を通して、日常の食生活に関 心をもち、これまでの調理技能を生かして、1食分の食事を調理し、家庭での実践を図るとと もに、家族とふれあいながら楽しく食事するよさに気付く学習である。

これらのことから、次のことをおさえることが大切であると考える。

①毎日の食事に関心をもち、材料や目的に合わせて食事を作るときの視点に気付

(5)

②栄養的なバランスを考えて、1食分の食事をバランスよく組み合わせられるよ うにすること。

③食事のはたらきについて理解し、家族と楽しい食事をするための工夫が必要で あることに気付くようにすること。

家族との楽しい食事をするための工夫が必要であることを知り、毎日の食事に関心をもち、

児童なりの考えをもつことができるようにすることが大切である。

(3)指導観

「飽食の時代」と言われる現代、子どもたちは食料に恵まれた生活をしている。しかし、好 きなものだけを食べたり、コンビニエンスストアやファーストフードで1食分をすませてしま う児童も少なくない。毎日体に必要なものを、朝食・昼食・夕食の3回に分けて食事をとるこ とは、生活の柱となり、生活の中で重要な部分を占めている。毎日の食事について、なぜ食べ るのか考え、どのように食べたらよいか、日常とっている食事を改めて見直し、食事への認識 を深めることができるようにしたい。

バランス良く食事をとることが大切であることが分かり、日常生活に生かせるようにする。

例えば、外食をするときでも、3つのグループが大まかに分かっていれば、バランスのよい食 事の組み合わせを考え、選択することができる。そのために、食事には主食・主なおかず・汁 物・小さなおかずがあり、食事を作るときの基本となることを知り、材料や目的に合わせて組 み合わせて作る視点を理解させたい。また、同じ食品でも切り方や、ゆでる・いためる・焼く などの加熱の仕方、味のつけ方によって、色々な料理になることを知り、組み合わせ方の視野 を広げさせたい。

食事作りは、好きなものを組み合わせて作るだけでなく、健康を保つためには多くの食品を 組み合わせて食べることが大切である。3つのグループを偏りなく取り上げている組み合わせ が望ましい。各グループからバランスよく食品を組み合わせて、おかずとなる料理を考え、具 体的な1食分の食事を考えることができるようにする。分量、色どり、食べやすさ等を考える とともに、家族との楽しい食事をするための工夫を考えられるようにしたい。

各家庭において味の付け方、食材の使い方は異なるが、家族の一員として1食分の食事を調 理できるようにしたい。家庭科において、学習したことを生かす場は家庭である。学校で学ん で得た知識・技能を「チャレンジ活動」として家庭実践につなげたい。児童が食品の学習をよ り身近に感じるには、日々の生活から学んでいくことが大切であると考える。そのため、毎日 の給食から関心を高めたい。食のプロである栄養技師と連携をとり、一人一人の児童の実態に 合わせて指導していく。

どのような食生活が望ましいのかを「考え 「学び合い 「深め 「振り返り」ながら「実践」」 」 」 できるようにしたい。

3 題材の目標

<家庭生活への関心・意欲・態度>

○毎日の食事に関心をもち、食事を作るときの視点に気付き、家族と楽しい食事をしようと している。

<生活を創意工夫する能力>

○栄養的なバランスを考えて、1食分の食事を工夫して調理計画を立てている。

<生活の技能>

○1食分の調理計画を立てて調理実習することができる。

(6)

<家庭生活についての知識・理解>

○食事のはたらきについて理解している。

4 題材の評価規準 【内容(4 (5 】) )

ア 家庭生活への イ 生活を ウ 生 活 の 技 能 エ 生 活 に つ い て

関心・意欲・態度 創意工夫する能力 の知識・理解

日常の食事に関心をも 食生活を見直し、調和 調 和 の よ い 日 常 の 調 和 の よ い 日 常 の 内 ち、調和のよい食事の のよい日常の食事につ 食 事 の と り 方 に 関 食 事 の と り 方 に つ

容 。

( )4 とり方をしようとして いて考えたり、自分な す る 基 礎 的 な 技 能 いて理解している と いる。 りに工夫したりしてい を身に付けている。

の る。

調理に関心をもち、日 日常よく使用される食 日 常 よ く 使 用 さ れ 日 常 よ く 使 用 さ れ 評 常よく使用される食品 品を用いた簡単な調理 る 食 品 に 用 い た 簡 る 食 品 を 用 い た 簡 価 を用いた簡単な調理を について考えたり、自 単 な 調 理 に 関 す る 単 な 調 理 に 関 す る 規 ( )5

使用としている。 分なりに工夫したりし 基 礎 的 な 技 能 を 身 基 礎 的 な 事 項 に つ

準 ている。 に付けている。 いて理解している。

日常生活の食事に関心 1食分の食事が調和の 調 理 の 計 画 を 立 て 調 和 の よ い 日 常 の をもち、調和のよい食 よい食事となるよう、 た り 、 1 食 分 の 食 食 事 の と り 方 に つ 事のとり方をしようと 食品の組み合わせなど 事 作 り の 計 画 を 立 いて理解している。

( )4

している。 を考えたり自分なりに て た り す る こ と が 材

工夫したりする。 できる。

食 事 を す る こ と に よ 材料や目的に応じたゆ 食 品 に あ っ た 洗 い 日 常 よ く 使 用 さ れ 評

り、身体の成長や活動 で方やいため方を考え 方 、 調 理 に あ っ た て い る 食 品 を 用 い 価

に必要なものがとれる たり、自分なりに工夫 材 料 の 切 り 方 、 味 た 簡 単 な 調 理 に 関 規 ( )5

ことや人間関係が豊か したりする。 の 付 け 方 及 び 後 片 す る 基 礎 的 な 事 項 準

になることに関心をも 付けができる。 に つ い て 理 解 し て

ち食事をとろうとする。 いる。

学 ①食品の組み合わせや ①1食分の食事が、調 ① 米 飯 と み そ 汁 を ① 食 品 の 特 徴 か ら 習 栄養的なバランスに 和のよい食事となる 中 心 と し た 1 食 グ ル ー プ 分 け が に 関心をもっている。 よう食品の組み合わ 分 の 食 事 の 計 画 で き る こ と が 分 お ②毎日の食事作りの工 せを考えたり、自分 を 立 て る こ と が か り 、 バ ラ ン ス け 夫について関心をも なりに工夫したりし できる。 よ く と る こ と の る って進んで調べよう ている。 ② 栄 養 バ ラ ン ス や 大 切 さ を 理 解 し 具 としている。 ②家族の好みなどを考 分 量 を 考 え て 調 ている。

体 ③調理に関心をもち、 えて日常よく使用さ 理 の 計 画 を 立 て ② 一 人 分 の 分 量 ・ の 必要な材料や分量、 れる食品や家庭や地 ることができる。 時 間 配 分 や 手 順 評 手順を考えて調理の 域で採れる食品を使 ③ 計 画 し た 調 理 を を 考 え た 調 理 計 価 計画を立てようとし って1食分の食事を 既 習 の 技 能 を 生 画 の 立 て 方 や 調 規 ている。 工夫している。 か し て 手 順 よ く 理 方 法 を 理 解 し 準 ④衛生や安全に注意し 作 る こ と が で き ている。

ながら調理に取り組 る。

もうとしている。

(7)

5 題材の指導と評価の計画(11時間扱い)

ア(関心・意欲・態度)イ(創意工夫)ウ(技能)エ(知識・理解) 小題 ○本時のねらい 学習活動における具体の評価規準 評価方法 材名 時 ・主な学習活動 ア イ ウ エ 具体の評価規準 教師 児童

一 1 ○毎日の食事を調べ、食 ① ①食品の組み合わせや 発表 食 事を作るときの視点が 栄養的なバランスに 観察

分 分かり、様々な工夫が 関心をもっている。

の されていることに気付 食 くようにする。

事 ・1日の食事調べをする。 ② ②毎日の食事作りの工 学習 学習

に 夫について関心をも カード カード

( ( )

つ って進んで調べよう 資料A) 資料A

い としている。 観察

て 2 ○食事調べから学んだこと ① ①1食分の食事の計画 発表 考 ・ を生かして、1食分の食 を立てることができ 観察

え ③ 事計画を立てることがで る。

よ 本 きるようにする。

う 時 ・食品が3つのグループ ① ①食品の特徴からグル 発表 に偏りなく取り上げら ープ分けができるこ 観察 れているか確かめる。 とが分かり、バラン

スよくとることの大

。 切さを理解している

・主食と主なおかず、汁 ① ①1食分の食事が、調 学習 学習 物、小さなおかずの組 和のよい食事となる カード カ ー ド

) )

み合わせを決める。 よう食品の組み合わ(資料B (資料B せを考えたり、自分

なりに工夫したりし ている。

4 ○自分が立てた1食分の食 ① ①1食分の食事が、調 学習 学習 事の栄養的なバランスを 和のよい食事となる カード カード

) )

確かめ、見直しができ よう食品の組み合わ(資料B (資料B るようにする。 せを考えたり、自分 発表 相互観察

・3つのグループを見直 なりに工夫したりし 観察

しながら、つけ足した ている。

り変えたりする。

調 5 ○自分の調理実習計画を 理 ・ 立てることができるよ の 6 うにする。

計 ・ ・調理するメニューを決 ③ ③調理に関心をもち、 調理実習 調理実習 画 7 め、調理実習カード① 必要な材料や分量、 カード① カード①

) )

を に記入する。 手順を考えて調理の(資料C (資料C

(8)

立 ・レシピカードを作成す 計画を立てようとし レシピカ レシピカ

て る。 ている。 ード ード

作 ② ②栄養バランスや分量 調理実習 調理実習

ろ を考えて調理の計画 カード① カード①

) )

う を立てることができ(資料C (資料C

る。

・自分の立てた食事の計画 ② ②一人分の分量・時間 調理実習 調理実習 をもとに、できあがりの 配分や手順を考えた カード② カード②

) )

時間がそろうような実習 調理計画の立て方や(資料D (資料D

作業の様子

計画を立てる。 調理方法を理解して

いる。

8 ○自分の調理実習計画に ④ ④衛生や安全に注意し 実習の 調理実習

・ そって調理ができるよ ながら調理に取り組 様子 自己評価

9 うにする。 もうとしている。 相互評価

・衛生・安全・能率に注

意して調理実習をする。 ③ ③計画した調理を既習 評価・振 評価・振

・できた料理を見合い、 の技能を生かして手 り返りカ り返りカ

試食する。 順よく作ることがで ード ード

) )

きる。 (資料E (資料E

・振り返り、まとめる。 評価・振 評価・振

10

り返りカ り返りカ ード ード

) )

(資料E (資料E 家 ○食事は家族とのふれあ ② ②家族の好みなどを考 発表 発表 食 族 1 いを深めるはたらきが えて日常よく使用さ

事 と あることが分かり、楽 れる食品や家庭や地 観察 実践 を 楽 しく食事ができるよう 域で採れる食品を使 カ ー ド

し し にする。 って1食分の食事を 実践 (資料F

よ く ・調理実習の振り返りをも 工夫している。 カ ー ド

う とに家庭での実践計画を (資料F

立てる。

(9)

6 本時の学習指導(本時3/11時)

(1)目標

・1食分の食事作りのために必要なことを考え、食品の組み合わせを考えたり、自分な

。 ( )

りに工夫したりすることができる 生活を創意工夫する能力

(2)展開

家庭科で育 過 時 学習活動 ○教師の働きかけ * 評価の(観点)<方法> 資料等

てる読解力

程 間 A:十分満足 B:おおむね満足

つ 8 1本時の課題を確認 ○家族のためにオリジナル1食分を考えるこ

か する。 とを伝える。

ミニ栄養士! オリジナル1食分を考えよう

2前回の食事調べか ○食事作りで気を付けていることを確認する。1日の食事 解釈・理解 ら学んだことを振 ○教科書を読み、理解を深める。 調べカード 評価・分析

り返る。 (資料A

深 5 3ゲストティーチャ ○学校の食のプロから話してもらうことで、

め ーの話を聞く。 食事作りへの関心を高める。

る どのような工夫をして給食の献立を作っ

、 。

ているか 組み合わせについての話をする

・主食と主菜、汁物、副菜の組み合わせ方 栄養的なバランス・色どり

主食との組み合わせ方

・おかずの調理方法(ゆでる・いためる)

・味の付け方 など

解釈・分析 20 4各自で1食分の食 ○計画の立て方の手順を確認し、分かりやす

理解・熟考 事を考える。 いように板書しておく。

自分の考え

○自分の特徴が出せるように工夫させる。

(組み合わせ、色合い、家族の好みなど)

学 習 カ

○ 1食分のテーマ をもうけることにより「 」 、 ード

「○○のために」という自分の思いを反映

させる。 (資料B

○テーマは事前に決めさせておく。

【学習コーナー】 資料

・色どりの例 ・おかずの例 お か ず

・主食との組み合わせ方の例 の例

ゲストティーチャーは学習コーナーや机間 指導で食品の組み合わせ方などの支援を行 う。

(10)

*1食分の食事作りのために必要なことを考え、工夫して1食分を考えよ うとしている。

(生活を創意工夫する能力)<学習カード・学習の様子>

A:栄養バランスを考え、材料の組み合わせや色どり、調理方法を意識し てオリジナル1食分を作ろうとしている。

→積極的に研究していることを称賛し、1食分作りにさらに意欲を高 めさせる。

B:ゲストティーチャーの話や学習コーナーの資料を参考にして、オリジ ナル1食分を作ろうとしている。

→オリジナル1食分を考えられたことを称賛し、色どりや調理方法を 工夫するように助言する。

努力を要する児童への手だて

→主食を決め、3つの食品群にいきわたるように学習コーナーを参考 におかずを考えさせる。

広 10 5オリジナル1食分 ○自分の工夫が分かるように発表させる。 自分の考え め を発表し合う。 ○自分のオリジナル1食分と比べながら聞く 紹介・評価

る ようにさせる。 よさの共有

ま 2 5本時のまとめと次 ○次時にオリジナル1食分を見直し、自分の と 時の予定を確認す 調理計画を立てることを伝え、意欲を高め

め る。 させる。

<栄養技師の話>

(11)

7 成果

(1)食事調べをしたことにより、1品のおかずだけでなく1食分全体を観察したため、1食 分を考えるにあたっての様々な情報が得られた。栄養バランスへの意識が高められ、学 習課題につなげられた。

「よ~く見つめカード」

(資料A)

毎日の食事で工夫してい ることは何か、具体的な質 問を考えたことにより、自 分が1食分を考えるときの 課題が見つけられた。

児童の感想より ~見つけられた課題~(情報収集)

・肉と野菜が同時にとれるように工夫している。苦手な食べ物を好きな食べ物といっしょにに こんだり、いためたりして工夫している。

・野菜の種類を多く使うことを心がけている。家族がたくさん食べられるようにと思いながら 料理をしている。

・自分の好みの食材が入ったりしていて、色合いやバランス以外のそういうところも気を付け ているんだなあと思った。

・いろんな栄養が1日の中ですべてとれるようにし、家族の好みをいれて満足できる量を考え ている。見た目がきれいになるようにし、今日の色合いは、赤・緑・白・黄・茶だった。

・赤・緑・黄の色の物が入るように色合いを工夫していた。塩分をひかえ目にしている。

・嫌いな野菜をどうしたらたくさん食べてくれるのか考えて、しる物にしたり工夫しているこ とに気付いた。

につなげられた。

「だれのためにどんな1食分を考えるのか」

・弟のために、栄養たっぷり、嫌いなものも食べられる料理。

・妹のために低カロリーの1食。

・じいちゃんのためのパワフル料理 (大工仕事をいつもしているから)。

・お父さんのために、体力が付いて好ききらいをなくすための料理。

・弟のために、好きな物の中に嫌いな物を入れる料理。

苦手なものも食べやすいよ うに工夫している。

色合いを意識して調理し ている。おいしく食べら れて栄養もいっぱい。

テーマを 決める

食事調べカード「よ~く見つめカード」(資料A)から得た情報を自分ではどう生かすか、1食分の 自分の課題をはっきりともつことができた。

(12)

(2)自分で調理できるおかずだけでなく、日常の食生活でよく口にする食べ物や、資料を参 考に1食分を考えることによって、組み合わせの視野が広げられた。

「ミニ栄養士!1食分の食事」

(資料B)

3つのグループに栄養がいき わたるように気を付けさせるた めに例をあげ、よりよい1食分 にするために話し合った。

(3)調理実習カードその①では、学校で調理できるものの範囲で1食分を立てた。1度1食 分を考えた経験から、使える食材の中から栄養バランスを意識してメニューを決定する ことができた。調理実習を行うための1食分の食事を考える際、バランス確認表を使い 慣れたことで、スムーズに1食分を考えることができた。

「調理実習カードその① (資料C)」

~抽出児童の変容~

テーマ「妹のために好ききらいがなくなる料理 (野菜嫌い)」

ミニ栄養士 調理実習

主食 ご飯

( )

主な ぶた肉のしょうが焼き 肉入り野菜いため チャーシュー おかず [ぶた肉・キャベツ] [肉(チャーシュー ・にんじん)

キャベツ・玉ねぎ]

汁物 みそ汁(豆腐・ネギ・大根・じゃがいも)

小さな サラダ サラダ

おかず [冷しゃぶ・レタス・トマト [ハム・キャベツ・レタス 玉ねぎ・ピーマン トマト・玉ねぎ・モロコシ

・クルトン] クルトン]

主に体の調子を整えるが少 ないよ。

野菜をもっと入れないと。

自分のテーマを中心に 考えながら、栄養のバラン スをしっかりとチェックし ながら考えられた。

テーマは前回と同じで「弟の好ききらいをなくす料理」

ミニ栄養士ではハンバーグにつけたピーマンとにんじん。

調理実習では肉じゃが(ベーコン使用)ににんじんを、

サラダにピーマンを入れることで工夫した。

野菜嫌いな妹を思い、どうした ら食べやすいかを考え、自分が できる料理の中で熟考できた。

(13)

「レシピカード」

・見る人が調理しやすいレシピカードを作るには、何を記載するとよいレシピカードになるか を話し合った。その中から自分で選択し、順序立ててレシピカードを作成した。自分の言葉 で発信していくことで、レシピの内容を要約することができ、熟考がさらに深まった。

調理の時間の全体の流れを表に表すことで、1食分の調理全体をイメージし、出来上がりが そろうように考えて計画を立てることができた。自分で考え、思考することによって、いかに 調理を手際よくできるかを多角的に見ることで様々な角度から考え工夫できた。

「調理実習カード

その②」

(資料D)

レシピカードに載せる項目

(児童の話合いから)

・料理名 ・シェフ名(名前) ・材料の分量と切り方

・必要な調理器具 ・手順 ・もりつけ図

・調理のポイント ・おすすめ など

調理のポイン トや注意する点 をアドバイス方 式で載せた児 童。手順の言葉 が要点を得てい る。見て分かり やすく、楽しい レシピと友だち に好評だった。

切り方まで詳細に図に表した児童。図が 分かりやすく、作り手にとって調理しやす い。“にんじんがやわらかくなったら・・・”

など手順の言葉が親切。

切るものは最初のうち にまとめて切ってしまお うと考えた児童。ガス台 2つ使用する。にこんで いる間にサラダを作る。

汁物を先に作り始め、

火にかけている間に主な おかずを作る。簡単なサ ラダは最後に作る。

(14)

(4)調理計画が立てやすいよう、資料の充実を図ったことで自分に必要な情報を得て解決し ようとした。主なおかずに関しては、資料で提示したものを参考にしながらも、自分が 調理しやすいように中身をオリジナルにする工夫が多く見られた。

<野菜の切り方> <主なおかず・小さなおかずの例>

<色合いの例>

(5)具体的な自己評価をすることによって、しっかりと振り返られることに加え、自分の改 善点を発見することにつなげられた 「友だちシェフからの言葉」では、同じ調理台で調。 理していた児童同士でお互い見合い、良かった点や気付いたこと等、励ましの言葉を書 き合った。自分自身では気付かないような所を改めて意識させてくれた。また、見る立 場では友だちの工夫や調理の仕方を観察することによって学べた。

・自分のできばえが何%か自己評価し、その点数を付けた理由を具体的に書いた。自分

、 。

の反省点を具体的に書くことができ 改善点を明確に見いだす手立てとつなげられた

「評価・ふり返りカード」

(資料E)

にらを一番最後にいため たが食感が残らなかった。

にらの食感を残すために短 時間でいためようと思った。

味付けが少しうすくて、

量も多かった。じゃがい もの切り方が小さすぎて とけてしまった。にんじん が少し大きかった。

野菜の切り方を少し大きめ

(15)

・家族の好み 家庭でよく使う食材 我が家でよく登場する食材、 ( )、地域で採れるもの 手( に入りやすい食材)を具体的に考え、そこから1食分の食事を立てることによって、

より家庭で実践する意欲を高められた。ここでは主食を自由にすることで、家庭に密 着した調理が考えられるようにした。栄養のバランスを意識しながら、家族が喜ぶた めの工夫を深めたことで、家族の一員として家庭で生かせる喜びを味わえたようだ。

「実践カード (資料F)」

手伝いをするのと、自分1人で1食分を考えて主体的に作る のとは大きな違いがある。自分の力でやりぬくことで、課題解 決する場が多く与えられ、考える力が高まる。

~おうちの人から~

・たまにしか手伝わないので、包丁は上手でも分からないこと だらけの様でしたね。でも、お母さんが他の事をしながら、

近くでアドバイスするのをよく聞いて、お母さんはほとんど

、 。

手を出さなかったのに よく自分の力で頑張ったと思います

「さすが6年生」と感心しました。また作ろうね。

・生まれて初めて作った夕食は、とてもおいしかったです。ねぎが多かったり、レタスが大きかった

、 、 、 、 、

りしたけれど 自分で考えて食事の計画 買い物 料理と1人で頑張っていたのが 母親にとって おいしくなったスパイスだと思いました。また忙しい日はお願いします。

8 今後の課題

読解力の研究を通して見えてきた課題が2つある。

・日常をしっかりと振り返り、具体的に言葉で表現すること。

今まで家庭科の学習では、体験の充実を意識してきた。あまり言葉の表現については意 識してこなかった。問題解決能力を高めるには、体験と言葉をしっかり結びつけ、体験し たことを言葉で振り返ることが大切だと感じた。自分の体験を自分の言葉で表現すること により、生きる力につながると思う。課題に適した学習カードを使用することで、体験と 言葉をつなぐ学習活動ができるだろう。生活にかかわる言葉を意識し、児童に体験させて いくことが必要である。

・自分の願いや思いを実生活とつなげ、生活を工夫する力を高めていくこと。

活動を振り返り、家族の一員として家庭で実践する機会を増やしていく必要がある。今 回取り組んだ「1食分の食事」も実践回数を増やしていくことにより、工夫を重ね、生活 で学んだことを活用する力をはぐくみ、さらによりよくしようとする意欲を育てるものと 考える。そのためには、基礎的な知識・技能を身に付けさせることが重要である。その学 びを経て、自分の生活とつなげ、熟考や評価していくことによって考える力がはぐくまれ ると考える。

妹はかたい肉が苦手のため、主なおかずはハンバーグにした。

ほうれん草が手に入りやすいから、小さなおかずは「ほうれん草の しらすあえ」にした。

(16)

(資料A)

(17)

(資料B)

(18)

(資料C)調理実習カード①

(19)

(資料D)調理実習カード②

(20)

(資料E)

(21)

(資料F)実践カード

参照

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