相続税の事業承継税制の特例 申請手続きマニュアル
(以下「京青税 研究部」という。)
●目次
1.特例承認計画・・・・・・・・・・・・・・・・・P01~P08
2.認定申請書・・・・・・・・・・・・・・・・・・P09~P38
3. 相続税の申告書・・・・・・・・・・・・・・・・P39~P43
4. 年次報告書・・・・・・・・・・・・・・・・・・P44~P59
5. 継続届出書・・・・・・・・・・・・・・・・・・P60~P63
6. 特例承認計画に関する報告書・・・・・・・・・・P64~P71
7. その他(提出先・出典など)・・・・・・・・・・P72~P74
特例承認計画
-1-
特例 承継 計画
第一種相続
認定 申請 基準 日
認定 申請 期限
(→ 都道 府県
) 相続 税申 告期 限(→
税務 署)
報告 基準
①日
報告 期限
①(→
都道 府県
) 届出 期限
①(→
税務 署)
報告 基準 日②
報告 期限
②(→
都道 府県
) 届出 期限
①(→
税務 署)
報告 基準 日③
報告 期限
③(→
都道 府県
) 届出 期限
③(→
税務
)署
報告 基準 日④
報告 期限
④(→
都道 府県
) 届出 期限
④(→ 税務 署)
報告 基準 日⑤
報告 期限
⑤(→
都道 府県
) 5か月
8か月
10か月 1年 1年 1年 1年 1年
3か月 3か月 3か月 3か月 3か月
5か月 5か月 5か月 5か月 5か月
届出 期限
①(→
税務 署) 届出 期限
①(→
税務 署) 届出 期限
②(→ 税務 署)
特例 承認 計画 に関 する 報告 書(→
都道 府県
) 届出 期限
⑤(→
税務 署)
報告に係る
確認書添付 報告に係る
確認書添付
報告に係る 確認書添付 計画に係る
確認書添付 認定書
添付 報告に係る
確認書添付 報告に係る
確認書添付
4か月
3年に1回 の税務署への届出 書の提出が必要
基準期間①相続報告 相続報告
基準期間③ 基準期間②相続報告
基準期間④相続報告 相続報告 基準期間⑤
●特例承認計画
●特例承認計画の基礎知識
⑴特例承認計画(様式21)
・相続税の事業承継税制の特例の適用を受けるためには、施行規則第17条2項の規定による確認申請書(特例承継計画)(様式21)を作成し、都道府県知事に提出し、
確認を受ける必要がある(円滑化規6、7、16、17)。
・この特例承認計画を作成する際、認定経営革新等支援機関の指導及び助言を受けなければならない((円滑化規16、17)。
⑵特例承認計画の提出期限
・特例承認計画は、令和5年(2023)年3月31日までに都道府県知事に提出しなければならない。
・令和5年(2023)年3月31日までに特例会社の非上場株式等を相続により取得する場合には、認定申請書の提出と同時に特例承認計画を提出することができる。
・認定書の提出前であれば、非上場株式等等を相続により取得した後に特例承認計画を提出することもできる。
・令和5年(2023)年4月1日以後に開始した相続により特例会社の非上場株式等を取得する場合には、相続前に特例承認計画を都道府県知事に提出し、確認を受ける必要がある。
⑶特例承認計画に変更があった場合
・特例承認計画を受けた後、特例承認計画の内容に変更があった場合(5年間の経営計画等)には、認定経営革新等支援機関の指導及び助言を受けた上で、施行規則第18条5項
の規定による変更確認申請書(様式24)を都道府県知事に提出し、確認を受けることができる(円滑化規18②)。
ただし、都道府県知事の確認を受けた後、特例後継者を変更しようとする場合には、特例後継者を2人又は3人記載し、かつ、まだ株式の相続を受けていない場合に限り、
変更することができる(円滑化規18①)。
-3-
●特例承認計画の手続き
○特例承認計画(様式21)
原本及びその写し1部を提出する。
また、特例承認計画の記載事項を確認するために、下記の添付書類が必要。
添付書類 会社の主たる事業内容 登記事項証明書 資本金額又は出資の総額 登記事項証明書 特例代表者の氏名 登記事項証明書 代表権の有無 登記事項証明書 会社について
特例代表者について
主な確認要件
○添付書類
チェック 添付書類 内容 入手先
□
登記事項証明書・特例会社の履歴事項全部証明書の原本を添付しなければならない。
・この履歴事項全部証明書は、確認申請日の前3か月以内に取得したものでなければならない。
・先代経営者(様式21では「特例代表者」をいう)が、確認申請日に代表者を退任しており、かつ、過去 に代表者であったことが履歴事項証明書では不明なときには、代表者であった旨の記載がある閉鎖 事項証明書を添付する必要がある。
https://www1.touki.or.jp/gate way.html
□
その他確認の参考となる書類 ・その他、確認の判断ができない場合、参考となる資料が求められることがある。□
返信用封筒 ・返信用宛先が明記された定形外封筒を同封する。●特例承認計画(様式21)の記載方法
○申請書のダウンロード
中小企業庁「法人版事業承継税制(特例措置)」の下記リンク先より「特例承認計画(様式)21」(Word文書)をダウンロードする。
○特例承認計画記入表の作成
(※作成する必要はないがあると便利)https://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/shoukei/shoukei_enkatsu_tokurei_yoshiki.htm ※サービス業、小売業、製造業の記載例もあり。
記入欄 様式21の
記入欄 確認書類等
1 2
郵便番号
3会社所在地
3登記事項証明書
会社名
3登記事項証明書
会社電話番号
3主たる事業内容
4登記事項証明書
資本金額又は出資の総額
5登記事項証明書
常時使用する従業員数
6会社代表者名
(会社であった者を含む)
3、7登記事項証明書
申請時の代表権の有無
8登記事項証明書
(代表権がない場合)退任日
8登記事項証明書
特例
後継者 特例後継者
9株式を承継する時期(予定)
10上記の時期までの経営上
の課題
11上記の課題への対応
125年間の 経営計画
株式等を承継した後5年
間の経営計画 ※別紙で作成
13認定支援機関による指導及び助言を受けながら作成する。
認定支援機関による指導及び助言を受けながら作成する。
(株式等の贈与後・相続後に本計画を作成する場合、先代経営者 が役員を退任している場合は記載不要)
経営の 計画 特例 代表者
会社
確認項目 申請日 提出先
-5-
●特例承認計画(様式21)の記載方法
1
3
4 65
7 9
8
3.会社について
経営承継円滑法の認定を受けようとする事業者の名称等を記載する。
7.特例代表者の氏名
代表者の氏名を記載する。特例代表者は特例承認計画時に、現に代表者である者、又は代表者であった者である必 要がある。
8.代表権の有無
代表者の代表権の有無を記載する(「無」の場合は、退任した年月日を記載 )。
9.特例後継者について
後継者の氏名を記載する。(最大3人まで) 特例後継者として氏名が記載されていないと、事業承継税制の特例の 認定を受けることができない。
特例後継者を変更する場合には、変更申請書による変更手続きを行う必要がある。
●特例承認計画(様式21)の記載方法
10 11
12
13
10.~12.特例代表者が有する株式等を特例後継者が取得するまでの期間における経営の計画について 株式を承継する予定の時期、当該時期までの経営上の課題、当該課題への対処方針について記載する。
株式等の相続後に本計画を作成する場合や、既に先代経営者が役員を退任している場合には記載不要である。
当該会社がいわゆる持株会社である場合には、その子会社における取組みを記載する。
13.特例後継者が株式等を承継した後5年間の経営計画
特例後継者が実際に事業承継を行った後の5年間で、どのような経営を行っていく予定か、具体的な取引内容を記載す る。この事業計画は、後継者が先代経営者や認定経営革新等支援機関と相談し、事業の持続・発展に必要と思われる内 容を自由に記載してもよいことになっている。必ずしも設備投資・新事業展開や、売上目標・利益目標についての記載 が求められるものではない。
すべての取組が必ずしも新しい取組である必要はないが、各年において取組が記載されている必要がある。
既に後継者の代表権を持っていても、株式等を取得し、経営権が安定した後の取組について記載する。
また、当該会社がいわゆる持株会社である場合には、その子会社における取組を記載する。
-7-
京青税 研究部
●特例承認計画(様式21)の記載方法
14
15
16
14.認定経営革新等支援機関の名称等
申請者に指導・助言を行った認定経営革新等支援機関の名称等について記載する。
代表者欄に記入する氏名及び使用する印鑑は、その認定経営革新等支援機関の内部規定等により判断する。
15.指導・助言を行った年月日
認定経営革新等支援機関が指導・助言を行った年月日を記載する。
16.認定経営革新等支援機関による指導・助言の内容
中小企業者の作成した特例承継計画について、認定経営革新等支援機関の立場から、円滑な事業承継のための指 導・助言を行い、その内容を記載する。
指導・助言については、⑩~⑬に、「なぜその取組みを行うのか」「その取組みの結果、どのような効果が期待さ れるか」の記載があるかを確認する。
認定申請書
-9-
特例 承継 計画
第一種相続
認定 申請 基準 日
認定 申請 期限
(→ 都道 府県
) 相続 税申 告期 限(→
税務 署)
報告 基準
①日
報告 期限
①(→
都道 府県
) 届出 期限
①(→
税務 署)
報告 基準 日②
報告 期限
②(→
都道 府県
) 届出 期限
①(→
税務 署)
報告 基準 日③
報告 期限
③(→
都道 府県
) 届出 期限
③(→
税務
)署
報告 基準 日④
報告 期限
④(→
都道 府県
) 届出 期限
④(→ 税務 署)
報告 基準 日⑤
報告 期限
⑤(→
都道 府県
) 5か月
8か月
10か月 1年 1年 1年 1年 1年
3か月 3か月 3か月 3か月 3か月
5か月 5か月 5か月 5か月 5か月
届出 期限
①(→
税務 署) 届出 期限
①(→
税務 署) 届出 期限
②(→ 税務 署)
特例 承認 計画 に関 する 報告 書(→
都道 府県
) 届出 期限
⑤(→
税務 署)
報告に係る
確認書添付 報告に係る
確認書添付
報告に係る 確認書添付 計画に係る
確認書添付 認定書
添付 報告に係る
確認書添付 報告に係る
確認書添付
4か月
3年に1回 の税務署への届出 書の提出が必要
基準期間①相続報告 相続報告
基準期間③ 基準期間②相続報告
基準期間④相続報告 相続報告 基準期間⑤
●認定申請書
●認定申請書(様式8の3、8の4)の基礎知識
(1)第一種特例経営承継相続と第二種特例経営承継相続
・事業承継税制の特例は、複数の贈与者又は被相続人から複数の後継者へ、特例会社の株式を贈与又は相続することが対象となった。
・先代経営者から特例後継者への相続を第一種特例経営承継相続(以下「第一種特例相続」をいう)といい、先代経営者以外の株主から特例後継者への相続を第ニ種特例経営承 継相続(以下「第ニ種特例相続」をいう)という。
・第一種特例相続の相続人を「第一種特例経営承継相続人」といい、第二種特例相続の相続人を「第ニ種特例経営承継相続人」という
(2)認定申請書(様式8の3、8の4)
・相続税の事業承継税制の特例の適用を受けるためには、認定申請書を提出する。第一種特例相続の認定の申請をするときには第一種特例相続認定中小企業者に係る認定申
請書(様式第8の3)を、第ニ種特例相続の認定の申請をするときには第二種特例相続認定中小企業者に係る認定申請書(様式第8の4)を提出しなければならない。
・例えば、先代経営者から特例後継者への非上場株式等の相続(第一種特例相続)後に、先代経営者の配偶者から特例後継者への非上場株式等の相続(第二種特例相続)をした場 合には、両方の相続について認定書を提出する必要がある。第一種特例相続の認定を受けていたとしても、第二種特例相続についての認定を受けなければならない。
したがって、認定申請書として以下の書類の提出が必要である。
・第一種特例相続に係る認定申請書(様式8の3)とその添付書類
原本及び写し
・第ニ種特例相続に係る認定申請書(様式8の4)とその添付書類
原本及び写し
上記の認定書を提出した後は、都道府県知事から認定書の交付を受ける(円滑化規7⑭)。
(3)認定申請書(様式8の3、8の4)の提出期限
・
相続開始の日の翌日から5か月を経過する日以後から相続開始の日の翌日から8か月を経過する日までの期間内に、認定申請書及び添付書類を都道府県知事に提出し、認定
を受ける必要がある.-11-
○添付書類
●認定申請書(様式8の3、8の4)の添付書類
添付書類
上場会社等又は風俗営業会社に該当しないこと 誓約書
資産保有型会社に該当しないこと 貸借対照表
資産運用型会社に該当しないこと 損益計算書
【資産保有型会社又は資産運用型会社に該当しないものとみなされる場合】
常時使用する従業員数が5人以上であること 従業員数証明書
事務所、店舗、工場等を所有し、又は賃借していること 固定施設に係る登記事項証明書、賃貸契約書 相続開始の日まで3年以上にわたり、次に掲げるいずれかの業務をしていること
商品販売等 商品販売等に係る契約書
商品販売等を行うために必要となる資産の所有又は賃借 事務所等をして使用している不動産の登記事項証明書、賃貸借契約書
総収入金額が0円を超えること 損益計算書
常時使用する従業員数が1人以上であること(一定の場合には5人以上) 従業員数証明書・誓約書 特定特別子会社が上場会社等、大会社又は風俗営業会社に該当しないこと 誓約書
特例後継者以外の者が拒否権付株式(黄金株)を有していないこと 定款の写し、株主名簿、登記事項証明書
代表者であったこと 登記事項証明書
一定の議決権保有割合の要件を満たしていること 株主名簿等
特例承継計画に記載された先代経営者であること 特例承認計画における確認書
事業承継税制の特例の贈与をしていないこと 第ニ種特例経
営承継相続人 等の被相続人
先代経営者からの贈与又は相続以後に、相続が発生していること 株主名簿等
相続により取得をした特例会社の非上場株式等に係る相続税を納付する見込みがあること 遺言書の写し又は遺産分割協議書の写し、相続税の見込み額を記載した書類 特例後継者が2人又は3人以上にいる場合には、2人又は3人に限定されていること 特例承認計画における確認書
一定の株式保有割合の要件を満たしていること 株主名簿等
被相続人が60人以上である場合には、相続開始の直前において、特例会社の役員であること 登記事項証明書、戸籍謄本
相続開始から5か月後に代表者であること 登記事項証明書
相続開始の時以後、相続により取得をした特例会社の株式等のうち納税猶予の対象とする部分のすべてを有していること 株主名簿等 相続より取得した株式について一般の事業承継税制の認定を受けていないこと
特例承継計画の確認を受けた特例後継者であること 特例承継計画における確認書
主な確認要件
会社について
第一種特例経 営承継相続人 等の被相続人
特例後継者
⑴定款の写し
第一種(第二種)特例相続認定申請基準日において有効な申請会社の定款の写しを提出する。「第一種(第二種)特例相続認定申請基準日」とは、相続開始の日の翌日から5 か月を経過する日をいう(円滑化規6①)。
また、定款の写しが有効なものとして、認定申請日付で原本証明をしなければならない。
この写しは、第一種特例相続認定基準日(令和〇〇年〇月〇日)における当社定款の原本と 相違ないと証明します。
令和●●年●月●日
〇〇〇〇株式会社
代表取締役 〇〇 〇〇
法人実印
※1 令和〇〇年〇月〇日には、第一種特例相続認定申請基準日を記載してください。
※2 令和●●年●月●日には、原本証明をした日付を記載してください。
⑴株主名簿の写し
第一種特例相続の認定申請の場合は、以下の①~④の時点のおける株式名簿の写しを提出する。
第二種特例相続の認定申請の場合は、以下の③、④の時点における株式名簿の写しを提出する。
① 相続開始の直前
② 被相続人が相続の直前において代表者でない場合には、代表者であった期間のうちいずれかの時
③ 相続の開始の時(遺産分割協議等による株式の異動を反映したもの)
④ 第一種(第二種)特例相続認定申請基準日
また、株主名簿の写しが有効なものとして、認定申請日付けで原本証明をしなければならない。
被相続人又は第一種(第二種)特例経営承継相続人の同族関係者である会社がある場合には、当該会社の株主名簿の写しの提出も必要である。
なお、持分会社の場合には、相続開始直前及び相続開始の時における定款の写しを提出する。
●認定申請書(様式8の3、8の4)の添付書類
第一種特例相続の定款の写しの原本証明の例
それぞれの添付書類について、具体的には以下の書類の添付が必要となります。
-13-
⑶登記事項証明書
以下の登記事項証明書を提出する。
①
第一種(第二種)特例相続認定申請基準日以降に取得した履歴事項全部証明書
② 第一種特例経営承継相続人の被相続人が相続開始の直前において代表者でない場合には、代表者であった旨の記載がある閉鎖事項証明書 上記の書類については、以下の注意が必要である。
(イ)
第一種(第二種)特例相続認定申請基準日以降に取得したものであること。
(ロ) 原本を提出すること(写しは不可)
(ハ) 被相続人が60歳以上である場合には、第一種(第二種)特例経営承継相続人が相続開始前から役人に就任していたことがわかること (ニ) 第一種(第二種)特例経営承継相続人が第一種(第二種)特例相続認定申請基準日において代表者に就任していたことがわかること
⑷株式の取得の事実を証する書類
遺言書の写し又は遺産分割協議書の写しの提出が必要である。
⑸相続税の見込額を記載した書類
相続により取得した株式に係る相続税の見込額を記載した書類及び相続税の納税猶予見込税額を記載した書類(※)を提出する。
※以下の事項が記載されていることがポイントである。
① 1株当たりの評価額
② 第一種(第二種)特例経営承継相続人が相続又は遺贈を受けた株式数
③ 通常どおり相続税を払うとした場合の相続株式に係る相続税
④ 納税猶予を受けようとする相続税額
従って、税務署提出予定の相続税申告書(第1表、第8の2の2表及びその付表、第11表)案の写し等が①~④の要件を満たすこととなる。
●認定申請書(様式8の3、8の4)の添付書類
⑹従業員数証明書
相続開始の日の時点における従業員数証明書を提出する。
従業員数証明書とは、以下の書類をいう。
①
厚生年金保険の標準報酬月額決定通知書の写し
②
健康保険の標準報酬月額決定通知書の写し
①及び②の書類は、相続開始の日の直前において日本年金機構等から通知を受けたものである。第一種(第二種)特例相続認定申請基準日までの間に通知を受けた場合は、
当該通知書の写しも添付する。
また、第一種(第二種)特例相続認定申請基準日までに、標準報酬月額決定通知書に被保険者の増減があった場合には、厚生年金保険及び健康保険についての被保険者資
格取得確認及び標準報酬月額決定通知書の写し又は被保険者資格喪失確認通知書の写しを時系列に揃えてすべて添付する。
なお、健康保険、厚生年金保険被保険者標準報酬月額決定通知書に代えて「被保険者縦覧照会回答票」で証明する場合には、相続開始の日から一定期間(2週間以上)経過
後に年金事務所へ申請し、交付を受けた被保険者縦覧照会回答票の写しを添付する。被保険者縦覧照会回答票の写しを添付した場合には、標準報酬月額決定通知書に被保
険者の増減があった場合の被保険者資格取得確認及び標準報酬月額決定通知書の書類の添付は不要である。決定通知書に役員や使用人兼務役員等がいる場合には、当該役員、使用人兼務役員にマークを付記しておく。例えば、役員である者には「役」というマークを付記する。
③ 2か月を超える雇用契約書及び給与明細書の写し等(厚生年金保険及び健康保険の加入対象外である者がいる場合等)
75歳以上の厚生年金及び健康保険の加入の対象にならない従業員がいる場合には、雇用契約書(2か月を超える雇用であること及び正社員並みとしての雇用形態がわかる もの)及び給与明細書等を提出しなければならない。
また、使用人兼務役員である場合には、2か月を超える使用人としての雇用契約書及び使用人給与明細書の写しの他に、使用人としての職制上の地位を証する書類、雇用 保険の被保険者資格を証する書類等を提出する必要がある。
④常時使用する従業員を明記した表紙
様式は問わないが、相続の日時点における常時使用する従業員数を
明記した書類を表紙に添付する。
令和●●年●月●日 従業員数証明書
都道府県知事 殿
〇〇〇〇株式会社
代表取締役 〇〇 〇〇 令和〇〇年〇月〇日における当社の従業員数は〇〇人であることを証明します。
※1 令和〇〇年〇月〇日には、その相続の開始の日を記載してください。
※2 令和●●年●月●日には、本書類を作成した日を記載してください。
法人実印
●認定申請書(様式8の3、8の4)の添付書類
従業員数証明書の例
-15-
⑺第一種(第二種)特例相続認定申請基準事業年度の決算書類関係
決算関係書類とは、貸借対照表、損益計算書等をいう。第一種(第二種)特例相続認定申請基準事業年度の決算関係書類
ex 3月決算で2020年4月1日に相続が開始した場合には、2020年3月期の決算書類関係を提出する。
資産保有型会社又は資産運用型会社に該当しないものとみなされる場合には、原則として相続開始の日の3年前の日を含む事業年度以後の各事業年度の決算関係書類等 の対象となる。
ex 3月決算で2020年4月1日に相続が開始した場合には、2018年3月期~2020年3月期の3期分の決算書類関係を提出する。
決算関係書類 資産保有型会社又は資産運用型会社に
該当しないものとみなされる場合 左記以外
貸借対照表 〇 〇
損益計算書 〇 〇
株主資本等変動計算書 〇 〇
個別注記表 〇 〇
事業報告書(法人事業概況説明書でも可) 〇 〇
減価償却明細表(固定資産台帳) 〇 〇
法人税申告書別表四 × 〇(注1)
その他の書類 注2 注3
(注3) 資産保有型会社又は資産運用型会社の判定に当たり参考となる書類
特定資産明細を裏付ける書類として、それぞれのケースに応じて以下の書類を添付する。
①特定資産明細表(様式7の3(別紙1)参照)の有価証券の項目において「特別子会社の株式又は持分((※2を除く))」欄に記入した場合 (イ) 当該事業年度末日現在における当該特別子会社の株主名簿の写し
(ロ) 当該事業年度末日以降の履歴記載のある登記事項証明書
(ハ) 当該事業年度末日の翌日からみて直前の当該特別子会社の事業年度に関する特定資産明細表及び決算関係書類等
②特定資産明細表の不動産の項目に記入する場合
個々の資産の利用状況により、それぞれ添付書類が異なっている。
(イ) 「現に使用しているもの」欄に記入した場合
会社のパンフレット、所在地が確認できる外観写真、地図等、不動産を自ら使用していることがわかる書類 (ロ) 「現に自ら使用していないもの」欄に記入した場合
賃貸借契約書
(ハ) 1つの物件を「現に自ら使用しているもの」欄及び「現に自ら使用していないもの」欄に按分して記入した場合
第三者に賃貸をしている部分に関する賃貸借契約書及び建物図面、按分計算書(任意様式)等、合理的な按分を行ったことがわかる書類
(注1) 相続開始の日の3年前の日を含む事業年度以後の各事業年分
(注2) 資産保有型会社又は資産運用型会社に該当しないとみなされることの判定に当たり参考とな る書類・本社、事業所、工場等、従業員が勤務するための物件を所有又は賃借していることがわかる 書類(謄本や賃貸借契約書等)
・商品販売、役務提供等の業務を3年以上引き続いて行っていることがわかる書類(売買契約書、
請負契約書等)
●認定申請書(様式8の3、8の4)の添付書類
⑻上場会社等又は風俗営業会社に該当しない旨の誓約書
相続の開始の日以後において上場株式等又は風俗営業会社のいずれにも
該当しない旨の誓約書の提出が必要である(図表①)。⑼上場会社等又は風俗営業会社に該当しない旨の誓約書
特別子会社及び特定特別子会社に関する以下の誓約書の添付が必要である。
① 外国会社に該当しない特別子会社に有しており、かつ、特定特別子会社が上場 会社等、大会社又は風俗営業会社のいずれにも該当しない場合(図表②)
② 特別子会社が該当する場合であって、申請会社又は申請会社と支配関係にある 法人が、その特別子会社の株式等を保有していない場合(図表③)
③特別子会社がない場合(図表④)
誓約書 令和●●年●月●日
都道府県知事 殿
〇〇〇〇株式会社
代表取締役 〇〇 〇〇
中小企業における経営の承継の円滑化に関する法律第12条第1項の認定(施行規則第6条第1項第12 号の事由に該当する場合)の申請をするにあたり、当社は、相続の開始の時以後において、同法施行 規則で規定する上場株式等又は風俗営業会社のいずれにも該当しないことを誓約します。
[作成のポイント]
〇申請会社が誓約すること
〇相続の開始の時以後、上場会社等又は風俗会社に該当しないこと
※ 令和●●年●月●日には、誓約書を作成した日付を記載してください。
法人実印
(図表①)
誓約書
令和●●年●月●日 都道府県知事 殿
〇〇〇〇株式会社
代表取締役 〇〇 〇〇
中小企業における経営の承継の円滑化に関する法律第12条第1項の認定(施行規則第6条第1項 第12号の事由に該当する場合)の申請をするにあたり、相続開始の時において、下記に掲げる当社 の特別子会社は、同法施行規則で規定する外国会社に該当しません。
また、相続の開始の時以後において、下記に掲げる特定特別子会社が同法施行規則で規定する上場 会社等、大会社又は風俗営業会社のいずれにも該当しないことを誓約します。
記
〇〇〇〇株式会社(所在地:京都府○○〇〇〇〇〇〇〇〇)
[作成のポイント]
〇申請会社が誓約すること
〇相続の開始の時において、特別子会社が外国会社に該当しないこと
〇相続の開始の時以後、特定特別子会社が上場株式等、大会社又は風俗営業会社に該当しないこと
〇特別子会社がある複数ある場合でも、要件を満たしていることについて1枚の誓約書にまとめて記 載して構いません
※ 令和●●年●月●日には、誓約書を作成した日付を記載してください。
法人実印
(図表②)
●認定申請書(様式8の3、8の4)の添付書類
-17-
誓約書 令和●●年●月●日
都道府県知事 殿
〇〇〇〇株式会社
代表取締役 〇〇 〇〇
中小企業における経営の承継の円滑化に関する法律第12条第1項の認定(施行規則第6条第1項第12 号の事由に該当する場合)の申請をするにあたり、相続開始の時において、当社又は当社による支配 関係がある法人が、下記1に掲げる当社の特別子会社の株式を有していないことを誓約します。
また、相続開始の時以後において、下記2に掲げる当社の特定特別子会社が同法施行規則で規定す る上場株式等、大会社又は風俗営業会社のいずれにも該当しないことを誓約します。
〇〇〇〇 Co.Ltd(所在地:‥‥‥‥)記1
〇〇〇〇株式会社(所在地:京都府○○〇〇〇〇〇〇〇〇)
[作成のポイント]
〇申請会社が誓約すること
〇相続の開始の時において、申請会社(又は申請会社による支配関係がある会社)の特別子会社が外国 会社に該当すること
〇申請会社(又は申請会社による支配関係がある会社)が外国会社である特別子会社の株式又は持分を 有しないこと
〇相続の開始の時以後、特定特別子会社が上場株式等、大会社又は風俗営業会社に該当しないこと
〇特別子会社がある複数ある場合でも、要件を満たしていることについて1枚の誓約書にまとめて記 載して構いません
(図表③)
法人実印
※ 令和●●年●月●日には、誓約書を作成した日付を記載してください。
誓約書 令和●●年●月●日
都道府県知事 殿
〇〇〇〇株式会社
代表取締役 〇〇 〇〇
中小企業における経営の承継の円滑化に関する法律第12条第1項の認定(施行規則第6条第1項第12 号の事由に該当する場合)の申請をするにあたり、当社は、相続の開始の時以後において、当社には 同法施行規則で規定する特別子会社がないことを誓約します。
(図表④)
法人実印
※ 令和●●年●月●日には、誓約書を作成した日付を記載してください。
●認定申請書(様式8の3、8の4)の添付書類
⑽戸籍謄本等
認定会社の株式を保有する以下の者の戸籍謄本等を提出する。
① 第一種(第二種)特例経営承継相続人の被相続人(死亡による除籍謄本)
② 第一種(第二種)特例経営承継相続人
③ 申請会社の議決権を有する親族全員
④ 剰余金の配当等又は損金不算入給与を受けた親族全員
ただし、④については資産保有型会社又は資産運用型会社に該当しないものとみなされる場合(円滑化規6②)に該当するものとして認定の申請をる場合には、提出の必要 はない。
⑾特例承継計画に係る確認書
特例承継計画に係る確認書(様式22)(円滑化規17⑤)を添付する。特例承継計画が変更があった場合には、当該変更後の確認書(様式22) )(円滑化規18⑩)も提出をする。
⑿その他認定の参考となる資料
直前期末から相続開始の日までの間の資産及び負債について著しい増減があった場合や、合併、株式交換等があった場合には、相続開始の時の貸借対照表、その事業年 度開始の日から相続開始の時までの損益計算書、株主資本等変動計算書の提出を求められることがある。
⒀返信用封筒
定形外封筒(宛先を明記する)を同封する。
●認定申請書(様式8の3、8の4)の添付書類
-19-
●様式8の3の記入欄
○申請書のダウンロード
中小企業庁「法人版事業承継税制(特例措置)」の下記リンク先より「認定申請書(様式8の3)」(Word文書)をダウンロードする。
○特例承認計画記入表の作成
(※作成する必要はないがあると便利)https://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/shoukei/shoukei_enkatsu_tokurei_yoshiki.htm ※サービス業、小売業、製造業の記載例もあり。
記入欄 様式8の3
記入欄 確認書類等
1 2
郵便番号
3会社所在地
3登記事項証明書
会社名
3登記事項証明書
電話番号
3会社代表者名(特例後継者)
3登記事項証明書
主たる事業内容
41登記事項証明書
資本金の額又は出資の総額
42登記事項証明書
相続開始の直前における総
株主等議決権数
12株主名簿等
相続開始の時における総株
主等議決権数
13株主名簿等
黄金株の発行の有無(ありの 場合には保有者の氏名及び 住所)
40
登記事項証明書、定款等 厚生年金保険の被保険者の
数
61従業員数証明書
厚生年金保険の被保険者で はなく健康保険の被保険者 である従業員の数
62
従業員数証明書 厚生年金保険・健康保険の
いずれの被保険者でもない 従業員の数
63
従業員数証明書 確認項目
申請日 提出先
会社
●様式8の3の記入欄
○特例承認計画記入表の作成
(※作成する必要はないがあると便利)記入欄 様式8の3
記入欄 確認書類等
役員(使用人兼務役員を除く)
の数 64 従業員数証明書
総収入金額 58 損益計算書
特例承認計画の確認の有無 4 特例承認計画の確認書
特例承認計画の確認の年月
日及び番号 5 特例承認計画の確認書
特例承認計画に記載した特
例代表者 6 特例承認計画の確認書
特例承認計画に記載した特
例後継者名 7 特例承認計画の確認書
氏名 14 登記事項証明書等
最後の住所 15 登記事項証明書等
相続開始の日 8 戸籍謄本
第一種特例相続認定申請基
準日 9
相続税申告期限 10
第一種特例相続認定申請基
準事業年度 11,43
相続開始の日の年齢 16 戸籍謄本
贈与税の事業承継税制の特
例に係る贈与の有無 17
代表者であった時期 18 登記事項証明書
代表者であった期間のうち、
筆頭株主であった期間(※1) 19 株主名簿等
(※1)の時期における総株主
等議決権数 20 株主名簿等
(※1)の時期における保有議
決権数 22 株主名簿等
(※1)の時期における同族関 係者の氏名、住所及び保有 議決権数
23 株主名簿等 相続開始の直前における保
有議決権数 25 株主名簿等
相続開始の直前における同 族関係者の氏名、住所及び 保有議決権数
26 株主名簿等 特例承認
計画
被相続人
確認項目
会社
-21-
●様式8の3の記入欄
○特例承認計画記入表の作成
(※作成する必要はないがあると便利)記入欄 様式8の3
記入欄 確認書類等
氏名 27 登記事項証明書等
住所 28 登記事項証明書等
被相続人との関係 29 戸籍謄本
相続開始の日の翌日から5月 を経過する日における代表 者への就任の有無
30 登記事項証明書 相続開始の直前における役
員への就任の有無 31 登記事項証明書
贈与税の一般事業承継税制
の適用の有無 32
相続の開始の直前における
保有議決権数 34 株主名簿等
相続等により取得した議決権
数(※2) 36 遺言書又は遺産分割協議書等
(※2)のうち相続税の事業承 継税制の特例の適用を受け ようとする数
37 相続税の見込額を記載した書類等 (※2)のうち第一種特例相続
認定申請基準日までに譲渡 した数
38 株主名簿等 相続の開始の時における同
族関係者の氏名、住所及び 保有議決権数
39 株主名簿等 特定特別子会社への該当の
有無 65
会社名 66 登記事項証明書
会社所在地 67 登記事項証明書
主たる事業内容 68 登記事項証明書
資本金の額又は出資の総額 69 登記事項証明書
常時使用する従業員の数 70 従業員数証明書
総株主等議決権数 71 株主名簿等
株主又は社員の氏名、住所
及び保有議決権数 72 株主名簿等
確認項目
特別 子会社 特例経営
承継 相続人
●様式第8の3の記載方法
1.提出年月日
認定申請書の提出する日を記入する。
申請の期限日が土日祝日である場合には、次の平日が期限となる(当日消印有効)。
2.都道府県知事名
本店を所轄する都道府県知事名を記入する。
3.会社所在地等
認定を受けようとする会社の所在地等及び会社印を押印する。
4.確認の有無
確認を受けている場合には、確認書を申請書に添付する。確認書の変更があった場合には、変更後の確認書も添付 する。
5.~7.「有」の場合
特例承認計画の確認を受けている場合は、当該確認書に記載されている事項を記載。
なお、複数の後継者が認定を受ける場合は、1人ずつ本申請書を作成する。
したがって、特例後継者の氏名には必ず1名のみ記載することになる。
9.第一種特例相続認定申請基準日
第一種特例相続認定申請基準日とは、相続の開始の翌日から5か月を経過する日をいう。
10.相続税申告期限
申告期限の日が日曜日、祝日など休日又は土曜日に当たるときは、これらの日の翌日が相続税の申告期限となる。
11.第一種特例相続認定申請基準事業年度
第一種特例相続認定申請基準事業年度とは、以下の(イ)~(ハ)のすべての事業年度をいう。
(イ) 相続開始日からみて直前の事業年度
(ロ) 第一種特例相続認定申請基準日の翌日からみて直前の事業年度 (ハ) (イ)と(ロ)の間の各事業年度
12.、13. 株主等議決権数
申請会社が発行する株式総数に係る議決権の数を記載する。
自己株式や完全に議決権のない種類株式等は含まない。
1
3
4 5
6 7
101189
1213 2
-23-
●様式第8の3の記載方法
15.最後の住所
相続税の申告書に記載する被相続人の住所を記載する。
17.相続の開始の時における過去の法第12条第1項の認定(施行規則第6条第1項第11号又は第13号の事由に係るものに限 る。)に係る贈与の有無
過去、被相続人が当該会社の株式を贈与し、事業承継税制の特例の適用を受けているかについて、有無を記載。
19.代表者であって、同族関係者と合わせて申請者の総株主等議決権数の100分の50を超える数を有し、かつ、いずれ の同族関係者(第一種特例経営承継相続人のなる者を除く。)が有する議決権数も下回っていなかった時期(※)
代表者が、
(イ) 代表者であった
(ロ) 代表者の親族等と合わせると総議決権数の過半数を占めていた
(ハ) 親族等(第一種特例経営承継相続人となる者を除く)の中で最も多く議決権を有していた(イ)~(ハ)のすべての 条件を満たしていた時期を記入する。
21.(※)の時期における同族関係者との保有議決権数
(※)の時期のうち、任意の日の状態で、被相続人(先代経営者)及びその親族等が保有していた議決権数の合計及びそ の割合を記載する。
また、この日における株主名簿の写しを添付する。
22.(※)の時期における保有議決権数及びその割合
(※)の時期のうち、任意の日の状態で、被相続人(先代経営者)が保有していた議決権数及びその割合を記載する。
23.、26.(※)の時期における同族関係者
申請会社の議決権を保有する親族等が複数いる場合は、欄を追加して各々記載する。
1415 16
27 17 18
19
20
22
23
24 25
26
21
28
29
●様式第8の3の記載方法
32.相続の開始の時における過去の法第12条第1項の認定(施行規則第6条第1項第7号又は第9号の事由に係るものに限 る)に係る受贈の有無
過去、相続人が会社の株式について贈与又は相続を受け、一般事業承継税制の認定を受けているかについて、有無 を記載。「有」の場合には、一般の認定と特例の認定を合わせて受けることはできない。
37.(※1)のうち租税特別措置法第70条の7の6第1項の適用を受けようとする株式等に係る数(※2) 納税猶予の対象としたい議決権の数を記載する。
38.(※2)のうち第一種特例相続認定申請基準日までに譲渡した数
納税猶予の適用を受けようとする株式を、第一種特例経営承継相続人が既に手放した場合に記載する。
39.相続の開始の時における同族関係者
申請会社の議決権を保有する親族等が複数いる場合には、欄を追加して各々記載する。
30 31 32
33 34
35 36
38 37
39
40
-25-
●様式第8の3の記載方法
●様式第8の3の記載方法
41.主たる事業内容
複数の事業を行っている場合には、主たる事業を1つ記載する。
特に、中小企業者の定義において、製造業その他/卸売業/小売業/サービス業等が判別できるように記載する。
42.資本金の額又は出資の額
第一種特例相続認定基準日における資本金の額又は出資の総額を記載する。第一種特例相続認定申請基準日は9.参照。
43.認定申請基準事業年度における特定資産等に係る明細表
認定申請基準事業年度は11.参照。認定申請基準事業年度が複数になる場合には、特定資産明細表を挿入し各事業年度 ごとに作成する。
44.有価証券((1)~(3)及び(12)~(14))
有価証券とは、金融商品取引法2条1項の有価証券及び同条2項のみなし有価証券が該当する。
内容欄には、申請会社の資産のうち上記に該当するものをすべてを、銘柄ごとに分けて数量等を記載する。帳簿価額欄 には、それぞれについて期末簿価で金額を記載する。運用収入欄には、期中に受け取った配当金や分配金等のほかに期 中に売却をした場合の対価も含まれる。
45.不動産((4)(5)(15)(16))
不動産とは、土地、借地権、建物、建物と一体不可分の付属設備及び建物と同一視できる構築物が該当する。
内容欄には、申請会社の資産のうち上記に該当するものすべてを、所在・面積及び種別がわかるように具体的に記載 をする。利用状況欄には、申請会社が事業用として使用している否がわかるように記載する。(自ら使用している場合に は、本社、支店等。自ら使用していない場合には、販売用土地、賃貸マンション等)。帳簿価額欄には、それぞれについ て期末簿価で金額を記載する。運用収入欄には、期中の賃貸料収入等のほかに期中を売却をした場合の対価も含まれる。
⑸、⒃では同一の土地・建物の中に自社利用している部分とそうでない部分がある場合は、床面積割合等、合理的な 方法により按分をして記載する。
46.ゴルフ利用権等((6)(7)(17)(18)) 47.絵画、彫刻等(⑻⑼⒆⒇)
事業の用に供することを目的として有するものには、例えばゴルフ会員権販売事業者が保有する在庫、古物商や貴金 属販売店が保有する在庫(棚卸資産)等が該当する。
一方で、接待用で所有しているものは、事業の用に供することを目的としないで有するものに該当する。
47.現金及び預貯金((10)(21))
申請会社の資産のうち現金や各種預貯金及びこれらと同視し得る積立金等が該当する。
4241
43
45
46
47 44
-27-
京青税 研究部
●様式第8の3の記載方法
48.現金及び預貯金等((10)(21))
申請会社の資産のうち現金や各種預貯金及びこれらと同視し得る積立金等が該当する。
49.貸付金及び未収金等((11)(22))
申請会社の資産(債権)のうち、特例経営承継相続人及びその親族等に対する預け金や差入保証金、立替金等にも該当す る。利用状況欄には、貸付金・未収金の債務者氏名又は会社名を記載する。
52.資産の帳簿価額の総額
貸借対照表の資産の部の合計額を記載する。
以下の点に留意する。
(イ) 貸借対照表に計上されている帳簿価額を用いて計算をする。
(ロ) 減価償却資産・特別償却適用資産・圧縮記帳適用資産については、それぞれに対応する減価償却累計額・特別償却 準備金・圧縮積立金等を控除した後の帳簿価額を記載する(直接減額方式を適用する。)
(ハ) 貸倒引当金・投資損失引当金等の評価性引当金については、資産の帳簿価額の総額・特定資産の帳簿価額の合計額 から控除する前(引当前)の金額を記載する。
53.総収入金額
総収入金額には、損益計算書の次の金額を記載する。
売上高+営業外収益+特別利益
ただし、期中に固定資産や有価証券等の売却がある場合には、損益にかかわらず売却対価に直してから金額を加算し、当 該事業年度の総収入金額を算出する。
54.剰余金の配当等
該当期間中に経営承継相続人及びその親族等に対して支払った剰余金や利益の配当金額の、該当期間における合計金額 を記載する。
55.損金不算入となる給与
当該期間中に経営承継相続人及びその親族等に対して支払われた給与のうち、法人税法34条及び36条の規定により損金 の額に算入されない金額があった場合に、その合計額を記載する。
損金不算入となった金額が、いつの支払日の給与から算出すべきか特定できない場合は、事業年度に対する該当期間の 日数按分で算出する。
59.やむを得ない事由により資産保有型会社又は資産運用型会社に該当した場合
資産運用型会社又は資産運用型会社に該当した日、その理由及び解消見込時期を記載する。
48
49
50 51
52 53
54 55
59 5857
56
●様式第8の3の記載方法
61.厚生年金保険の被保険者の数
厚生年金保険に加入している人数を記載する。ただし、平均的な従業員を比して労働時間が4分の3に満たない短期労働 者等は含まない。
62.厚生年金保険の被保険者ではなく健康保険の被保険者である従業員の数
厚生年金保険の加入対象外で健康保険のみに加入している人数を記載する。例えば70歳以上の従業員又は役員等を記載 する。
63.厚生年金保険・健康保険のいずれの被保険者でもない従業員の数
社会保険加入対象外の常時使用する従業員数を記載する。例えば、75歳以上の従業員を記載する。
ただし、平均的な従業員と比して労働時間が4分の3に満たない短期労働者等は含まない。
64.役員(使用人兼務役員を除く)の数
(a)(b)でカウントした者のうち役員の数を記載する。申請会社にいる全役員の人数ではないことに注意する。
なお、役員とは、株式会社の場合には取締役、会計参与及ぶ監査役をいい、使用人兼務役員は含まない。
65.~72.相続開始の時以後における特別子会社について
相続開始の時以後に特別子会社が複数ある場合には、表を追加してそれぞれ記載する。
特別子会社が特定特別子会社に該当するかどうかも記載する。
72.株主又は社員
議決権を有する株主(持分会社の場合は社員)を、欄を追加するなどしてすべて記載する。
61 62 63 64
66 65
6867 6970 71 60
72
-29-
●様式8の4の記入欄
○申請書のダウンロード
中小企業庁「法人版事業承継税制(特例措置)」の下記リンク先より「認定申請書(様式8の3)」(Word文書)をダウンロードする。
○特例承認計画記入表の作成
(※作成する必要はないがあると便利)https://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/shoukei/shoukei_enkatsu_tokurei_yoshiki.htm
※サービス業、小売業、製造業の記載例もあり。
記入欄 様式8の4
の記入欄 確認書類等
1 2
郵便番号 3
会社所在地 3 登記事項証明書
会社名 3 登記事項証明書
電話番号 3
会社代表者名(特例後継者) 3 登記事項証明書
主たる事業内容 33 登記事項証明書
資本金の額又は出資の総額 34 登記事項証明書
黄金株の発行の有無(ありの 場合には保有者の氏名及び 住所)
32 登記事項証明書、定款等 相続開始の直前における総
株主等議決権数 13 株主名簿等
相続開始の時における総株
主等議決権数 14 株主名簿等
厚生年金保険の被保険者の
数 53 従業員数証明書
厚生年金保険の被保険者で はなく健康保険の被保険者 である従業員の数
54 従業員数証明書 厚生年金保険・健康保険の
いずれの被保険者でもない 従業員の数
55 従業員数証明書 役員(使用人兼務役員を除く)
の数 56 従業員数証明書
総収入金額(営業外収益及び
特別利益を除く。) 50 損益計算書
確認項目
会社
申請日 提出先
京青税 研究部
●様式8の4の記入欄
○特例承認計画記入表の作成
(※作成する必要はないがあると便利)記入欄 様式8の4
の記入欄 確認書類等
第一種特例特例経営承継贈
与(相続)の有無
4第一種特例贈与・相続認定書
贈与者(被相続人)
5第一種特例贈与・相続認定書
第一種特例経営承継受贈者 (第一種特例経営承継相続 人)
6
第一種特例贈与・相続認定書
贈与・相続の開始の日
7第一種特例贈与・相続認定書
認定の有効期限
8第一種特例贈与・相続認定書
氏名
15株主名簿等
最後の住所
16株主名簿等
相続開始の日
9戸籍謄本
第ニ種特例相続認定申請基
準日
10相続税申告期限
11第ニ種特例相続認定申請基
準事業年度
12,35相続開始の日の年齢
17戸籍謄本
第一種 特例経営 承継贈与 (相続)
被相続人
確認項目
-31-
●様式8の4の記入欄
○特例承認計画記入表の作成
(※作成する必要はないがあると便利)記入欄 様式8の4
の記入欄 確認書類等
氏名 18 登記事項証明書等
住所 19 登記事項証明書等
相続の開始の日の年齢 20 戸籍謄本
被相続人との関係 21 戸籍謄本
相続の開始の日の翌日から5 月を経過する日における代 表者への就任の有無
22 登記事項証明書 相続の開始の直前における
役員への就任の有無 23 登記事項証明書
贈与税の一般事業承継税制
の適用の有無 24
相続の開始の直前における
保有議決権数 26 株主名簿等
相続により取得した議決権数
(※1) 28 遺言書又は遺産分割協議書等
(※1)のうち相続税の事業承 継税制の特例の適用を受け ようとする数(※2)
29 相続税の見込額を記載した書類等 (※2)のうち第ニ種特例相続
認定申請基準日までに譲渡 した数
30 株主名簿等 相続の開始の日における同
族関係者の氏名、住所及び 保有議決権数
31 株主名簿等 特定特別子会社への該当の
有無 57
会社名 58 登記事項証明書
会社所在地 59 登記事項証明書
主たる事業内容 60 登記事項証明書
資本金の額又は出資の総額 61 登記事項証明書
常時使用する従業員の数 62 従業員数証明書
総株主等議決権数 63 株主名簿等
株主の氏名、住所及び保有
議決権数 64 株主名簿等
特別 子会社 特例経営
承継 相続人
確認項目
●様式第8の4の記載方法
1.提出年月日
認定申請書の提出する日を記入する。
申請の期限日が土日祝日である場合には、次の平日が期限となる(当日消印有効)。
2.都道府県知事名
本店を所轄する都道府県知事名を記入する。
3.会社所在地等
認定を受けようとする会社の所在地等及び会社員を押印する。
8.当該第一種特例経営承継贈与又は第一種特例経営承継相続に係る認定の有効期限(当該認定を受ける前の場合は、
その見込み)
相続税の申告期限の翌日から5年を経過する日までを記載するとされている。
10.第ニ種特例相続認定申請基準日
第ニ種特例相続認定申請基準日とは、相続の開始の翌日から5か月を経過する日をいう。
1 2
3
109
8 7 6 5 4
-33-
●様式第8の4の記載方法
11.相続税申告期限
申告期限の日が日曜日、祝日など休日又は土曜日に当たるときは、これらの日の翌日が相続税の申告期限となる。
12.第ニ種特例相続認定申請基準事業年度
第ニ種特例相続認定申請基準事業年度とは、以下の(イ)~(ハ)のすべての事業年度をいう。
(イ) 相続開始日からみて直前の事業年度
(ロ) 第ニ種特例相続認定申請基準日の翌日からみて直前の事業年度 (ハ) (イ)と(ロ)の各事業年度
13.、14. 総株主等議決権数(相続開始の直前及び相続開始の時) 申請会社が発行する株式総数に係る議決権の数を記載する。
自己株式や完全に議決権のない種類株式等は含まない。
16.最後の住所
相続税の申告書に記載する被相続人の住所を記載する。
24.相続の開始の時における過去の法第12条第1項の認定(施行規則第6条第1項第7号又は第9号の事由に係るものに限 る。)に係る受贈の有無
過去相続人が会社の株式について贈与を受け、一般事業承継税制の認定を受けているかについて、有無を記載。
「有」の場合は、一般の認定の特例の認定を合わせて受けることはできない。
29.(※1)のうち租税特別措置法第70条の7の6第1項の適用を受けようとする株式等に係る数(※2) 納税猶予対象としたい議決権の数を記載する。
30.(※2)のうち第二種特例相続認定申請基準日までに譲渡した数
納税猶予の適用を受けようとする株式を、第二種特例経営承継相続人が既に手放した場合に記載する。
31.相続の開始の時における同族関係者
申請会社の議決権を保有する親族等が複数いる場合は、欄を追加して各々記載する。
1112
14 13 15
1617 1819 20
21 22
23 24
25
27 26
28
29 30
31
●様式第8の4の記載方法
32
-35-
●様式第8の4の記載方法
33.主たる事業内容
複数の事業を行っている場合には、主たる事業を1つ記載する。
特に、中小企業者の定義において、製造業その他/卸売業/小売業/サービス業等が判別できるように記載する。
34.資本金の額又は出資の額
第ニ種特例相続認定申請基準日における資本金の額又は出資の総額を記載する。第ニ種特例相続認定申請基準日につ いては10.参照。
35.認定申請基準事業年度における特定資産等に係る明細表
認定申請基準事業年度は12.参照。認定申請基準事業年度が複数になる場合には、特定資産明細表を挿入し各事業年度 ごとに作成する。
36.有価証券((1)~(3)及び(12)~(14))
有価証券とは、金融商品取引法2条1項の有価証券及び同条2項のみなし有価証券が該当する。
内容欄には、申請会社の資産のうち上記に該当するものをすべてを、銘柄ごとに分けて数量等を記載する。帳簿価額欄 には、それぞれについて期末簿価で金額を記載する。運用収入欄には、期中に受け取った配当金や分配金等のほかに期 中に売却をした場合の対価も含まれる。
37.不動産((4)(5)(15)(16))
不動産とは、土地、借地権、建物、建物と一体不可分の付属設備及び建物と同一視できる構築物が該当する。
内容欄には、申請会社の資産のうち上記に該当するものすべてを、所在・面積及び種別がわかるように具体的に記載 をする。利用状況欄には、申請会社が事業用として使用している否がわかるように記載する。(自ら使用している場合に は、本社、支店等。自ら使用していない場合には、販売用土地、賃貸マンション等)。帳簿価額欄には、それぞれについ て期末簿価で金額を記載する。運用収入欄には、期中の賃貸料収入等のほかに期中を売却をした場合の対価も含まれる。
⑸、⒃では同一の土地・建物の中に自社利用している部分とそうでない部分がある場合は、床面積割合等、合理的な 方法により按分をして記載する。
38.ゴルフ利用権等((6)(7)(17)(18)) 39.絵画、彫刻等(⑻⑼⒆⒇)
事業の用に供することを目的として有するものには、例えばゴルフ会員権販売事業者が保有する在庫、古物商や貴金 属販売店が保有する在庫(棚卸資産)等が該当する。
一方で、接待用で所有しているものは、事業の用に供することを目的としないで有するものに該当する。
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●様式第8の4の記載方法
40.現金及び預貯金((10)(21))
申請会社の資産のうち現金や各種預貯金及びこれらと同視し得る積立金等が該当する。
41.貸付金及び未収金等((11)(22))
申請会社の資産(債権)のうち、特例経営承継相続人及びその親族等に対する預け金や差入保証金、立替金等も該当する。
利用状況欄には、貸付金・未収金の債務者氏名又は会社名を記載する。
44.資産の帳簿価額の総額
貸借対照表の資産の部の合計額を記載する。
以下の点に留意する。
(イ) 貸借対照表に計上されている帳簿価額を用いて計算をする。
(ロ) 減価償却資産・特別償却適用資産・圧縮記帳適用資産については、それぞれに対応する減価償却累計額・特別償却 準備金・圧縮積立金等を控除した後の帳簿価額を記載する(直接減額方式を適用する)。
(ハ) 貸倒引当金・投資損失引当金等の評価性引当金については、資産の帳簿価額の総額・特定資産の帳簿価額の合計額 から控除する前(引当前)の金額を記載する。
45.総収入金額
総収入金額には、損益計算書の次の金額を記載する。
売上高+営業外収益+特別利益
ただし、期中に固定資産や有価証券等の売却がある場合には、損益にかかわらず売却対価に直してから金額を加算し、当 該事業年度の総収入金額を算出する。
46.剰余金の配当等
該当期間中に経営承継相続人及びその親族等に対して支払った剰余金や利益の配当金額の、該当期間における合計金額 を記載する。
47.損金不算入となる給与
当該期間中に経営承継相続人及びその親族等に対して支払われた給与のうち、法人税法34条及び36条の規定により損金 の額に算入されない金額があった場合に、その合計額を記載する。
損金不算入となった金額が、いつの支払日の給与から算出すべきか特定できない場合は、事業年度に対する該当期間の 日数按分で算出する。
51.やむを得ない事由により資産保有型会社又は資産運用型会社に該当した場合
資産運用型会社又は資産運用型会社に該当した日、その理由及び解消見込時期を記載する。
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