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(1)

○相場見通し(サマリー)

○重要日程

〇国別注目ポイント!

5月末までの見通し

【対ドル】上昇を予想。外資流入への期待を背景に人民元高を予想。

米中貿易協議を進めるなか、当局が輸出競争力を高めるための元安誘 導を見込み難く、人民元高が継続しよう。

【対円】上昇を予想。ドル円が反発するなか、対円で上昇を見込む。

【対ドル】上昇を予想。3月経常収支・貿易収支共に前月から拡大。当 面、世界的に景気拡大が続くなか、堅調な外需を背景に上昇を見込 む。

【対円】上昇を予想。堅調な外需を背景としたバーツ高、ドル円反発で 対円での上昇を想定。

【対ドル】上昇を予想。当局による介入を背景に上昇を見込む。ルピア 安に対し、中銀金融操作局長は1ドル13,800ルピアでの介入を表明し ており、同水準手前で反発を見込む。

【対円】上昇を予想。ドル円の反発を受け、ルピア円は上昇を予想。

米中貿易問題に注目

国 5月末までの注目ポイント

【米中貿易問題】

・米中協議の行方に着目。米国側は500億ドルの中国製品への関税賦課 に続き、1,000億ドルの追加関税を検討。中国側も500億ドルの対抗関税 措置を公表するなど、緊張感が高まった。しかし、習近平国家主席は自動車 関税引下げ等の開放的政策を公表しており、トランプ米大統領も好意的に 捉えている。米中交渉を通じ、貿易戦争など全面衝突は回避する見通し。

【景気動向】

・3月製造業PMI(購買担当者指数)は51.5と、2月(50.3)から上昇した。

政府が構造改革を進めるなか、緩やかな景気減速が見込まれるが、PMIは 当面、景気の好不調の分かれ目である50を維持しよう。

【景気動向】

4/30に3月貿易収支・経常収支、5/21に1-3月期GDPが公表される。

2月貿易収支・経常収支はそれぞれ前月を上回っており、グローバルに景気が 回復するなか、外需がタイ経済を支える構図は当面継続する見通し。

【中央銀行動向】

5/16に中央銀行会合が開催される。インフレ率が低位(3月CPI:前年比

+0.79%)に留まるなか、当面金利据え置きがコンセンサス。

イン ネシ

【中銀発言】

ルピア安を受け、3月に中銀金融操作局長が13,800ルピア(対ドル)に達した 際の介入実施を明言した。同様な発言が中銀関係者から出るかに注目。

通貨強弱: 人民元 タイバーツ

インドネシアルピア ドル

16日 (月) インドネシア3月貿易収支 7日 (月) インドネシア1-3月期GDP 17日 (火) 中国 1-3月期GDP 14日 (月) タイ 金融政策会合 19日 (木) インドネシア 金融政策会合 15日 (火) インドネシア4月貿易収支 27日 (金) 日本 金融政策会合 21日 (月) タイ 1-3月期GDP 30日 (月) 中国 4月PMI 31日 (木) 中国 5月PMI

30日 (月) タイ 3月貿易収支・経常収支 31日 (木) タイ 4月貿易収支・経常収支

4月 5月

人民元・円 (円) 17.13 上昇 16.70 17.60 ドル・人民元 (元) 6.2750 下落(元は上昇) 6.1500 6.4000

バーツ・円 (円) 3.45 上昇 3.35 3.55

ドル・バーツ (バーツ) 31.181 下落(バーツは上昇) 30.300 32.000

100ルピア・円(円) 0.782 上昇 0.7500.830 ドル・ルピア (ルピア) 13,755 下落(ルピアは上昇) 13,55013,830

ドル円 (円) 107.52 上昇 100.00 112.00

インドネシア ルピア

4月16日現在(矢印は2月末比) 予想(4月16日~5月31日)

人民元

タイバーツ

(2)

量的緩和の縮小に向けてユーロは堅調推移継続を予想 USD/CNY

人民元・円 人民元は上昇 16.70 – 17.60

外資流入や政府の元高許容が想定されドル・人民元は下落を予想。ドル円の反 発と共に人民元・円は上昇を予想。

ブルームバーグ・グローバル債券インデックスに中国債が採用されるなど、債券を通じた 外資流入が期待され元高を後押ししよう。米中貿易問題に関しては、米国側が中 国製品500億ドルに対する関税策の公表に続き、1,000億ドルの追加関税を検討 し警戒感が高まった。しかし4/10に習近平国家主席がアジアフォーラムで自動車関 税引下げや知的財産権保護など開放的政策を公表し、それに対しトランプ米大統 領も好意的姿勢を示すなど、互いにメリットのない貿易戦争は回避する見込み。対 米強硬策と捉えられる人民元切り下げは考え難く、政府は足もとの元高を許容する だろう。

バーツ・円 バーツは上昇 3.35 – 3.55 ドル・人民元 人民元は上昇 6.1500 – 6.4000

○相場見通し ①人民元 ②タイバーツ

THB

出所:Bloomberg

出所:Bloomberg

①人民元

②タイバーツ

ドル・バーツ バーツは上昇 30.300 – 32.000 バーツ 堅調な外需がタイ経済を支える構図は変わらず、ドル・バーツは下落を予想。バー ツ・円は上昇を予想。

3/30に公表された2月貿易収支・経常収支は前月から増加しており、良好な外需 を背景としたバーツ高は継続する見込み。米中貿易摩擦に関しては、最終的には互 いに譲歩するなか、解決が図られる見込みであり、アジア通貨安への警戒感は後退 しよう。 尚、4/14に米国が公表した為替報告書(※)で、米国がタイを「為替操作 国」に認定するとの観測が公表前にあったが、結局認定はなされなかった。

※米国為替報告書:他国による輸出競争力向上を狙った自国通貨安誘導を牽 制するもので、年2回(4、10月)公表される。3つの基準(①貿易収支②経常収支

③為替介入)を満たす国を、「為替操作国」に認定し、制裁措置等が実施される。

14 15 16 17 18 19

1/13 3/24 6/2 8/11 10/20 12/29 3/9 5/18 人民元/円(週足)

2.8 2.9 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 3.6

1/13 3/24 6/2 8/11 10/20 12/29 3/9 5/18

タイバーツ/円(週足)

(3)

○相場見通し ③インドネシアルピア④ドル円

ルピア・円 ルピアは上昇 100 ルピア 0.750 – 0.830

当局による介入がルピアを支えドル・ルピアは下落を予想。ルピア・円は上昇を予 想。

年初から、経常赤字国であるインドネシアルピアの下落が目立っていたが、3月に中 銀金融捜査局長が「13,800ルピア(対ドル)に達したら介入を実施する」と口先介 入を実施。それ以降、13,800手前でルピア安が止まっている。同国の外貨準備は3 月時点で1,260億ドルと過去最高水準(アジア通貨危機時は200億ドル弱程)に 積み上がっており、介入余地は十分にある。経常赤字国であり、潜在的にルピア安 圧力はかかりやすいが、同水準を抜けた場合、実際の介入ないし更なる口先介入の 可能性が考えられ、ルピア安は一時的に留まろう。

IDR

出所:Bloomberg

③インドネシアルピア

ドル・ルピア ルピアは上昇 13,550 – 13,830 ルピア

量的緩和の縮小に向けてユーロは堅調推移継続を予想

ドル・円 ドルは上昇 100.00 – 112.00 ドル円は米中交渉の進展と米6月利上げが材料となり戻りを試す

米中の保護貿易戦争に対する懸念、要人の発言に振らされ、目先ドル円の上値 は重くなりやすい。但し、ここもとの米中要人の発言は、交渉に対し、前向きなものと なっている。米中間で制裁案は示されているが、最終的な制裁実施までには依然時 間はある。交渉決裂リスクを過度に警戒する必要はないと見る。貿易戦争は互いに メリットがなく、妥結に向かうというのがメインシナリオ。リスク回避の円高の動きも長続 きせず、徐々に下値を固める展開が想定される。

米国のファンダメンタルズは依然として良好であり、金融政策面ではFRBによる緩や かな利上げが続く見通し。一方、日銀やECBについては通貨高への警戒感もあり利 上げには慎重なスタンスとなろう。5月下旬にかけては、米中の貿易交渉進展に伴い 市場変動率が落ち着き、米国の6月利上げ観測も材料となり、ドル円は徐々に戻り を試す見込み。

USD

出所:Bloomberg

④ドル円

0.75 0.80 0.85 0.90

1/13 3/24 6/2 8/11 10/20 12/29 3/9 5/18 インドネシアルピア/円(週足)

100 105 110 115 120

1/13 3/24 6/2 8/11 10/20 12/29 3/9 5/18

ドル/円(週足)

(4)

○今後の政治・経済指標等日程

出所:Bloomberg

【4月下旬】 【5月上旬】 【5月下旬】

日本 中国 タイ インドネシア 日本 中国 タイ インドネシア 日本 中国 タイ インドネシア

4月16日 月 貿易収支 5月1日 火 PMI 5月17日 木 機械受注

4月17日 火

1-3月期GDP 小売・生産・投

5月2日 水 PMI

CPI

PMI

CPI 5月18日 金 外貨準備

4月18日 水 貿易収支 5月3日 木 5月19日 土

4月19日 木 金融政策会合 5月4日 金 外貨準備 5月20日 日

4月20日 金 CPI 外貨準備 5月5日 土 貿易収支 5月21日 月 1-3月期GDP

4月21日 土 5月6日 日 5月22日 火

4月22日 日 5月7日 月 外貨準備 1-3月期GDP 5月23日 水 外貨準備

4月23日 月 5月8日 火 貿易収支 外貨準備 5月24日 木

4月24日 火 5月9日 水 CPI 5月25日 金 外貨準備

4月25日 水 5月10日 木 CPI 5月26日 土

4月26日 木 5月11日 金 外貨準備 5月27日 日 CPI

4月27日 金

金融政策会合 失業率 求人倍率 鉱工業生産

外貨準備 5月12日 土 5月28日 月

4月28日 土 5月13日 日 5月29日 火 貿易収支

4月29日 日 5月14日 月 金融政策会合 5月30日 水

4月30日 月 PMI 貿易収支

経常収支 5月15日 火 小売売上高 貿易収支 5月31日 木 PMI 貿易収支

経常収支 5月16日 水 1-3月期GDP

鉱工業生産

(5)

中国の動向-主要トピックス①

(3/16~3/22 )

◎携程が出資するクルーズ合弁会社を閉鎖へ

大手オンライン旅行会社、携程旅行網(シートリップ)と米クルーズ船会社のロイヤ ルカリビアンクルーズは、上海市に設立していたクルーズ船運営の合弁会社、上海大 昂天海郵輪旅遊を今秋にも閉鎖すると発表した。閉鎖の理由は、中国には世界中 のクルーズ船会社が参入しており、中国ブランドである天海郵輪は海外ブランドとの 競争を続けるのが困難となったようだ。天海郵輪は中国初の豪華客船運営として 2014年に設立された。合弁会社が保有するクルーズ船も売却する予定。

(3/23~3/30)

◎ウォルマート、一部の店舗でアリペイ利用停止

米小売大手ウォルマートは中国の一部店舗で、支付宝(アリペイ、電子決済サー ビス)の利用を停止した。アリペイの利用が停止されたのは雲南、貴州、四川、重 慶の4省市の約90店舗。アリペイの競合である微信支付(ウィーチャットペイ)の 利用はこれまで通り。ウォルマートの責任者はアリペイの利用停止について「経営判 断によるもの」と説明。消費者からは「決済方法を選べないのは不便」といった不満が 高まっているようだ。

◎宅配便業界、国内初の条例実施

中国国務院(中央政府)は、5月1日から「宅配便暫定条例」を施行すると発表 した。電子商取引(EC)の普及とともに市場の急成長を踏まえ、業界を整備す る狙いと見られる。宅配便業の監督管理について初めての条例。当該条例は2015 年末に導入した宅配便の実名制度について、更に送り主の個人情報を登録するよ う要求。また、新たに個人情報の漏れについて、最高10万元(約168万円)の罰 金を科すと定めた。

りそな銀行上海駐在員事務所

(6)

中国の動向-主要トピックス② りそな銀行上海駐在員事務所

(4/8~4/12)

◎証券・生命保険の外資規制緩和、上半期に実施へ

中国人民銀行(中央銀行)の易総裁は、証券会社や生命保険会社 の外資による出資比率を51%に引き上げ、3年後には出資制限自体を 撤廃すると発表した。出資比率の上限を引き上げることはこれまでに方針 が示されていたが、今回の発表で実施時期が今年の上半期(1~6月)

と明確になり、生命保険については従来の計画を前倒しした。金融市場の 対外開放拡大に向けた一環と見られる。

主要経済指標

出所:Bloomberg

(3/31~4/7)

◎ 海外上場イノベーション企業、本土CDR上場認可

中国国務院(中央政府)は、阿里巴巴集団(アリババ)や騰訊(テ ンセント)など海外に登記、上場する中国系イノベーション企業が、中国 本土市場で株式や中国預託証券(CDR)を発行、上場できるようにす ると発表した。条件を満たす企業の中から証監会が選定した企業に、試験 的に株式またはCDRの発行を認める。従来の規則では、海外に登記する 企業や海外資本が多くを占める資本構造の企業は、中国本土での上場 が認められていなかった。

<月次データ>

項目 単位 2013/12 2014/12 2015/12 2016/12 2017/12 2017/10 2017/11 2017/12 2018/1 2018/2 2018/3

実質GDP成長率 % 7.7 7.2 6.8 6.8 6.8 6.8

消費者物価上昇率 % 2.5 1.5 1.6 2.1 1.8 1.9 1.7 1.8 1.5 2.9 2.1

失業率 % 4.1 4.1 4.1 4.0 3.9 3.9

輸出額 10億ドル 207.4 227.5 223.1 209.1 231.7 187.8 215.8 231.7 200.7 171.6 輸入額 10億ドル 182.2 177.9 163.5 169.5 177.2 . 150.8 177.1 177.2 180.2 137.9 経常収支 100万ドル 148,204 236,047 304,164 202,203 164,887 164,887

外貨準備高 10億ドル 3,821.3 3,843.0 3,330.4 3,010.5 3,140.0 3,109.2 3,119.3 3,140.0 3,161.5 3,134.5 3,142.8 主要政策金利 % 6.00 5.60 4.35 4.35 4.35 4.35 4.35 4.35 4.35 4.35 4.35 対ドル為替レート 人民元 6.15 6.16 6.29 6.65 6.75 6.62 6.62 6.59 6.43 6.32 6.32

※ 対ドル為替レート:期末又は月末値  主要政策金利:1年物貸出基準金利

(7)

中国の景気動向

1年物貸出基準金利

6.5 7.0 7.5 8.0 8.5

13/3 14/3 15/3 16/3 17/3

前年比%

出所:中国国家統計局、りそなHD

GDP

2,500 3,000 3,500 4,000

13/3 14/3 15/3 16/3 17/3 18/3

10億ドル

出所:中国経済信息網、りそなHD

外貨準備高

6 6.2 6.4 6.6 6.8 7

13/2 14/2 15/2 16/2 17/2 18/2

ドル/元

出所:Bloomberg、りそなHD

人民元

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000

13/2 14/2 15/2 16/2 17/2 18/2

出所:Bloomberg、りそなHD

上海総合指数

0 1 2 3 4 5 6

13/3 14/3 15/3 16/3 17/3 18/3

前年比%

出所:中国国家統計局、りそなHD

中国 CPI

4 4.5 5 5.5 6 6.5 7

13/4 13/10 14/4 14/10 15/4 15/10 16/4 16/10 17/4 17/10 18/4

%

出所:中国人民銀行、りそなHD

政策金利

-40 -20 0 20 40 60 80

13/3 14/3 15/3 16/3 17/3

10億ドル

出所:中国税関、りそなHD

貿易収支

3.8 3.9 4.0 4.1 4.2

13/3 14/3 15/3 16/3 17/3 18/3

%

出所:中国国家統計局、りそなHD

中国 都市部失業率

4 5 6 7 8 9 10 11 12

13/3 14/3 15/3 16/3 17/3

前年比%

出所:中国国家統計局、りそなHD

中国 生産

(8)

”上海下午茶”(上海からティータイム) りそな銀行上海駐在員事務所

ワイマイ

外売(出前)について ワイマイ

最近、外売(出前)アプリの大手である美団が新たに配車サービスのアプリ を開始しました。美団のライバルは、配車アプリ業界トップの滴滴です。

滴滴の市場シェアを奪うために、乗客や運転手に対して、たくさんのキャン ペーンを実施しています。

乗客は毎日三回まで、短距離の乗車であればほぼ無料で利用できます。

運転手に奨励金を配り、滴滴から運転手を奪っています。

運転手が不足した滴滴は急きょ上海周辺の都市から運転手を募集しまし た。

しかし、管理規則によると、アプリで登録できる自動車は、上海市のナンバー プレートの自動車のみとなっています。

自社の登録車を増やすために、配車企業は自動車の登録情報を偽造しま した。

そのため、実際に来た車がアプリ上で表示する車が違うという事象が度々発 生し、美団と滴滴は各10万元の罰金を科されました。

美団と滴滴の戦いは、乗客と運転手にとってはお得ですが、お互いルールは 守らなくてはいけませんね。

○ワイマイ(外売(出前))

ディーサンファンズーフー

第三方支付(第三者決済業界)について

ディーサンファンズーフー

最近、中国人民銀行は外資企業による第三方支付(第三者決済業界)へ の参入に関する具体的な管理方法を発表しました。

アリペイ等の台頭で2013年から2017年までの5年間で、第三者支払企業 が処理した支払件数は371億件から3,193億件、金額は18兆元(約 297万億円、1元=16.5円)から169兆元(2,789万億円)に上昇し ました。

基本的に、外資企業と中資企業は同じ基準で管理されます。

具体的な必要条件は、

①中国国内に事業本体が存在する(現地法人がある)

②支払業務の処理能力及び緊急対応能力が完備されている

③個人情報などを中国国内に保管することとされています。

また上記条件のほかに、『非金融機構支払サービス管理弁法』の資本力、

主要な出資者などの要求を満たす必要があります。

金融業界の対外開放の一環ですが、これからは決済業界でも外資系企業 のビジネスチャンスが増えることが期待そうですね。

○ディーサンファンズーフー(第三方支付(第三者決済業界))

(9)

タイの景気動向

タイ中央銀行が発表した2018年2月の主要経済指標(速報値)によれば、タ イ経済は順調に拡大した。輸出と観光業が引き続き成長している。民間消費は前 年同月比2.5%上昇で、前月から伸びが3.3ポイント低下した。製造部門は成長 を続け、自動車、化学品、ハードディスクドライブ等の工業生産は堅調だった。民間 投資は同3.1%上昇。建設投資は低迷したが、設備投資は前月から4.6ポイント 上昇した。公共の支出も増加した。

タイ商業省によると、2018年2月の輸出額は前年同月比10.3%増の203億 6,520万米ドルだった。2カ月連続で2桁の伸びを記録した。農産物・加工品は 同0.3%増の31億4,500万米ドル。主要工業製品は同11.5%増の165億 300万米ドル。自動車・同部品、コンピューター・機器、精製油等は伸びた一方、

集積回路は落ち込んだ。市場別では日本向けが41.1%増で最大。欧州連合

(EU)向けが12.4%、CLMV諸国(カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム)向 けが11.4%、米国向けが5.1%とそれぞれ増加した。輸入額は同16.0%増の 195億5,760万米ドル。この結果、貿易収支は8億760万米ドルの黒字となった。

対米ドル・バーツ相場は平均で1米ドル=31.38バーツで、前月の31.32バーツ 比バーツ安となった。

タイ商業省が発表した3月の一般消費者物価指数(CPI)は、前年同月比 0.79%上昇。9カ月連続の上昇。食品・飲料のCPIは同0.19%、非食品は同 1.13%とそれぞれ上昇した。また、今年1~3月のCPIは前年同期比0.64%上 昇となった。

主要経済指標

りそな銀行バンコック駐在員事務所

出所:Bloomberg

<月次データ>

項目 単位 2013/12 2014/12 2015/12 2016/12 2017/12 2017/10 2017/11 2017/12 2018/1 2018/2 2018/3

実質GDP成長率 % 0.2 2.4 2.9 3.0 4.0 4.0

消費者物価上昇率 % 1.7 0.6 -0.9 1.1 0.8 0.9 1.0 0.8 0.7 0.4 0.8

失業率 % 0.7 0.8 0.9 1.0 1.2 1.2

輸出額 100万ドル 18,439 18,732 17,088 18,172 19,741 20,083 21,435 19,741 20,101 20,365 輸入額 100万ドル 18,849 17,201 15,613 17,169 20,019 . 19,869 19,672 20,019 20,221 19,558 経常収支 100万ドル 1,795 5,122 4,240 4,133 3,407 3,087 4,837 3,407 5,211 6,157

外貨準備高 10億ドル 167.3 157.1 156.5 171.9 202.6 200.5 203.1 202.6 214.7 212.7 215.6 主要政策金利 2.25 2.00 1.50 1.50 1.50 1.50 1.50 1.50 1.50 1.50 1.50 対ドル為替レート バーツ 30.7 32.5 34.3 35.3 33.9 33.3 32.9 32.7 31.9 31.5 31.3

※ 対ドル為替レート:期末又は月末値  主要政策金利:タイ翌日物レポ金利

(10)

タイの景気動向

-15 -10 -5 0 5 10 15 20

12/12 13/12 14/12 15/12 16/12 17/12

前年比%

出所:タイ国家経済社会開発庁、りそなHD 実質GDP

-3 -2 -1 0 1 2 3 4 5

13/3 14/3 15/3 16/3 17/3 18/3

前年比%

出所:タイ商務省、りそなHD

CPI

1,000 1,500 2,000

13/4 14/4 15/4 16/4 17/4 18/4

出所:Bloomberg、りそなHD

タイSET

25 30 35 40

13/4 14/4 15/4 16/4 17/4 18/4

ドル/バーツ

出所:Bloomberg、りそなHD

タイバーツ

150 160 170 180 190 200 210 220

13/3 14/3 15/3 16/3 17/3 18/3

10億ドル

出所:タイ中央銀行、りそなHD

外貨準備高

1 1.5 2 2.5 3

13/4 14/4 15/4 16/4 17/4 18/4

%

出所:タイ中央銀行、りそなHD

政策金利

-6 -4 -2 0 2 4 6 8

13/3 14/3 15/3 16/3 17/3

10億ドル

出所:タイ税関、りそなHD

貿易収支

65 70 75 80 85 90

13/3 14/3 15/3 16/3 17/3 18/3

前年比%

出所:タイ商業会議所大学、りそなHD

消費者信頼感指数

-10 -5 0 5 10 15

13/3 14/3 15/3 16/3 17/3

前年比%

出所:タイ中央銀行、りそなHD

鉱工業生産

(11)

タイにおける自動車産業の動向 りそな銀行バンコック駐在員事務所

(12)

インドネシアの景気動向

インドネシア中央銀行は、 2018年度の予想成長率レンジを前年比+5.1~

5.5%と前回見通しを維持した。その根拠として①継続的な建設・設備投資、② 金融緩和政策、③非ガス・石油セクターの輸出拡大による貿易赤字の大幅減 少を挙げた。

①継続的な建設・設備投資

2018年1-2月は建設投資が増加。特に発電所と空港といった政府のインフラ建 設プロジェクトによるものが大きい。また、住宅建設が回復し、今後もこの傾向が続く と見られる。設備投資に関しては、コモディティーの輸出増加等に対応するため、国 内企業が生産を拡大し、機械や備品等の投資が増加した。

②金融緩和政策

2018年3月22日の会合では政策金利が引き続き据え置かれた。金融政策レ ビューでは、低インフレ環境継続等、安定的なマクロ環境のもと、経済回復モメンタ ムを加速させるため、現水準の金利が適切だとした。2018年3月の消費者物価 指数は前月比+0.20%(2月+0.17%)、前年比+3.40%(2月+

3.18%)となった。引き続きインフレ目標を+3.5±1%に維持した。

③貿易赤字の大幅減少

2018年2月の貿易収支は1億2千万米ドルの赤字となり、1月(7億2千万米ド ルの赤字)から貿易赤字が大幅に減少。要因は、非石油・ガスセクターの大幅な 黒字拡大(1月:1億8千万米ドルの黒字→2月:7億5千万米ドルの黒字)

であり、特に国内産業の生産拡大とそれに伴う輸出の拡大が大きい。

主要経済指標

出所:Bloomberg

<月次データ>

項目 単位 2013/12 2014/12 2015/12 2016/12 2017/12 2017/10 2017/11 2017/12 2018/1 2018/2 2018/3

実質GDP成長率 % 5.6 5.1 5.2 4.9 5.2 5.2

消費者物価上昇率 % 8.1 8.4 3.4 3.0 3.6 3.6 3.3 3.6 3.3 3.2 3.4

失業率 %

輸出額 100万ドル 16,968 14,436 11,917 13,832 14,873 15,242 15,320 14,873 14,553 14,097 輸入額 100万ドル 15,456 14,435 12,077 12,783 15,093 . 14,241 15,105 15,093 15,309 14,213 経常収支 100万ドル -4,336 -5,961 -4,703 -1,797 -5,761 -5,761

外貨準備高 10億ドル 99.4 111.9 105.9 116.4 130.2 126.5 126.0 130.2 132.0 128.1 126.0 主要政策金利 % 7.50 7.75 7.50 4.75 4.25 4.25 4.25 4.25 4.25 4.25 4.25 対ドル為替レート ルピア 10,439 11,875 13,394 13,305 13,384 13,528 13,527 13,561 13,380 13,604 13,760

※ 対ドル為替レート:期末又は月末値 主要政策金利:2016/8より7日物リバースレポ金利導入、それ以前は中銀参照金利

(13)

インドネシアの景気動向

0 20 40 60 80 100 120 140

13/3 14/3 15/3 16/3 17/3 18/3

10億ドル

出所:インドネシア銀行、りそなHD

外貨準備高

4.5 5 5.5 6 6.5

12/12 13/12 14/12 15/12 16/12 17/12

前年比%

出所:インドネシア中央統計局、りそなHD

実質GDP

8,000 9,000 10,000 11,000 12,000 13,000 14,000 15,000 16,000

13/4 14/4 15/4 16/4 17/4 18/4

インドネシアルピア

ドル/ルピア

出所:Bloomberg、りそなHD

3,500 4,000 4,500 5,000 5,500 6,000 6,500 7,000

13/4 14/4 15/4 16/4 17/4 18/4

出所:Bloomberg、りそなHD

ジャカルタ総合指数

2 3 4 5 6 7 8 9

13/3 14/3 15/3 16/3 17/3 18/3

前年比%

出所:インドネシア中央統計庁、りそなHD

CPI

4 4.5 5 5.5 6 6.5 7 7.5 8

13/4 14/4 15/4 16/4 17/4 18/4

%

出所:インドネシア銀行、りそなHD

政策金利

2016/8/19より政策金利の指標を変更 中銀参照レート「BIレート」

→「7日物リバースレポレート」

-3 -2 -1 0 1 2

13/3 14/3 15/3 16/3 17/3 18/3

10億ドル

出所:インドネシア中央統計庁、りそなHD

貿易収支

95 100 105 110 115 120 125 130

13/3 14/3 15/3 16/3 17/3 18/3

前年比%

出所:インドネシア中央統計庁、りそなHD

消費者信頼感指数

46 47 48 49 50 51 52

15/3 16/3 17/3 18/3

前年比%

出所:Markit、りそなHD

製造業PMI

(14)

○チャート集① 過去20年間の相場推移(人民元)

出所:Bloomberg

リーマン・ブラザーズ破綻 (08.10)

管理変動相場制に移行 (05.7)

人民元ショック (15.8)

5.5 6.0 6.5 7.0 7.5 8.0 8.5

10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20

21 人民元/円(左軸) ドル/人民元(右軸)

(15)

○チャート集② 過去3年間の相場推移(人民元)

出所:Bloomberg

6.2 6.4 6.6 6.8 7.0

15 16 17 18

'16/04 '16/07 '16/10 '17/01 '17/04 '17/07 '17/10 '18/01 '18/04

人民元/円(左軸) ドル/人民元(右軸)

(16)

○チャート集③ 過去20年間の相場推移(タイバーツ)

出所:Bloomberg

陸軍によるクーデター発生 (06.9)

リーマン・ブラザーズ破綻 (08.10)

陸軍による

クーデーター発生(14.5)

タイのプミポン国王陛下 崩御(16.10) タクシン愛国党、

総選挙圧勝(05.2)

25 30 35 40 45 50

2 2.5 3 3.5 4

4.5 タイバーツ/円(左軸) ドル/タイ バーツ(右軸)

(17)

○チャート集④ 過去3年間の相場推移(タイバーツ)

出所:Bloomberg

30 31 32 33 34 35 36 37

2.8 3 3.2 3.4 3.6

'16/04 '16/07 '16/10 '17/01 '17/04 '17/07 '17/10 '18/01 '18/04

タイバーツ/円(左軸) ドル/タイ バーツ(右軸)

(18)

○チャート集⑤ 過去20年間の相場推移(インドネシアルピア)

出所:Bloomberg

リーマン・ブラザーズ破綻 (08.10)

スハルト政権退陣 (98.5)

資本規制強化 (01.1)

FRBがテーパリング示唆 (13.5)

6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000

0.6 0.8 1 1.2 1.4 1.6 1.8

2 100インドネシアルピア/円(左軸) ドル/インドネシア ルピア(右軸)

(19)

○チャート集⑥ 過去3年間の相場推移(インドネシアルピア)

出所:Bloomberg

12,800 13,000 13,200 13,400 13,600 13,800 14,000

0.75 0.78 0.81 0.84 0.87 0.90

'16/04 '16/07 '16/10 '17/01 '17/04 '17/07 '17/10 '18/01 '18/04

100インドネシアルピア/円(左軸) ドル/インドネシア ルピア(右軸)

(20)

○チャート集⑦ 過去20年間の相場推移(中国、香港、タイ、インドネシア)

タイSET指数 中国上海総合指数

出所:Bloomberg

香港ハンセン指数

ジャカルタ総合指数

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000

0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1,800 2,000

0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000

(21)

各国政策金利の推移

○チャート集⑧ 中国、タイ、インドネシアの政策金利推移

出所:Bloomberg

0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0

'13/04 '14/04 '15/04 '16/04 '17/04 '18/04

0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0

'13/03 '14/03 '15/03 '16/03 '17/03 '18/03

インドネシア中銀参照レート「BIレート」

中国1年物預金基準金利

インドネシア7日物リバースレポ金利 タイ翌日物レポ金利

中国1年物貸出基準金利

中国7日物リバースレポ金利

参照

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