平成
26 年度
東京都地区子ども会育成研究協議会
報告書
子ども会活動の活性化を求めて
魅力ある子ども会活動とは
主催 公益社団法人全国子ども会連合会 特定非営利活動法人東京都子ども会連合会 小金井市子供会育成連合会 後援 内閣府・厚生労働省・文部科学省・東京都 小金井市・小金井市教育委員会平成 26 年度 東京都地区子ども会育成研究協議会
研究テーマ
子ども会活動の活性化を求めて
魅力ある子ども会活動とは 1.目 的:子ども会活動は地域に於いては必要な活動であるといわれています。 行政もそれを認識して、子ども会活動を支援している自治体は大半を 占めています。しかしそこで核となる育成者(責任者)は仕事の厳し さと、社会での働き方の変化で、昔ほど自由に活動できる人が少なく なっており、いまや育成者は高齢化の一途を辿っているのが現実です。 子ども会活動を活性化させるためには、子ども会の存在意義をもう一 度見直し、そこに参加する大人たちの意識を高め、行政を巻き込んだ 活動をすることが肝要です。そこで今年の研究協議会では子ども会活 動をより活性化していくために、核となるジュニアリーダー、青年リ ーダーをどのように育成していくのか、行政とどのように連携をとる のか、を中心に研究・協議し、その成果を各市区町村の活動に反映さ せることを目的とします。 2.開 催 日:平成 26 年 11 月 24 日(月休) 受付開始 9 時 20 分 開会 9 時 45 分~ 3.会 場:①小金井市民交流センター 小金井市本町 6-14-45 電話:042-380-8077 FAX:042-380-8078 ②小金井市市民会館(小金井市商工会館 3F) 小金井市前原町 3 丁目 33-25 電話:042-385-5116 ③小金井市前原集会施設(分科会にて使用) 4.主 催:公益社団法人全国子ども会連合会 特定非営利活動法人東京都子ども会連合会 小金井市子供会育成連合会 5.後 援:内閣府・厚生労働省・文部科学省・東京都・ 小金井市・小金井市教育委員会6.参加対象:東京都内各市区町子ども会の育成者・指導者及び保護者 中学 2 年生以上のジュニアリーダー、青年リーダー 幼稚園・保育園・児童館等の青少年・児童の関係者 各市区町青少年行政担当者等 7.参加人数:144名 (内 JL・・・23 名、行政マン・・・8 名) 8.講 演:テーマ「伝統芸能と子どもたちへの継承」 講 師:目黒流貫井囃子保存会会長 大澤 国栄(おおさわくによし)氏 9.分科会協議 第一部会 「育成者はどのように地域活動の指導者と連携するか」 第二部会 「地域活動と行政のかかわり」 第三部会 「地域活動としての子ども会活性化」(事例紹介) 第四部会 「ジュニアリーダーの役割と青年リーダーに求めるもの JL 討議」 10. 全 体 会 各分科会での協議内容を報告する。 さらに協議の必要な案件については共有する。 11.参 加 費 通常参加者 @1,600 円(資料代・昼食代他) JL&青年リーダー @ 700 円(昼食代他) 情報交換会 @2,400 円(20 歳以上) 12.タイムテーブル 9:00 準備・設営開始(交流センター・小ホール) 9:20 受付開始 参加者チェック、名札、資料、昼食券渡す 9:45 開会式・表彰式(優良団体、個人表彰) 10:20 アトラクション 「貫井囃子保存会」によるお囃子(実演) 10:40 基調講演 「伝統芸能と子どもたちへの継承」 講師:目黒流貫井囃子保存会会長 大澤 国栄(おおさわくによし)氏 11:30 会場移動 12:00 昼食 (各分科会会場)
(分科会担当者打合せ…商工会館 3 階 B 室) 13:00 各分科会に分かれて協議(第1~第4部会) 第一部会 「育成者はどのように地域活動の指導者と連携するか」 第二部会 「地域活動と行政のかかわり」 第三部会 「地域活動としての子ども会活性化」(事例紹介) 第四部会 「JL の役割と青年リーダーに求めるもの JL 討議」 15:00 休憩・移動 15:15 全体会 各分科会の報告・協議(商工会館 2F) ※事業報告 「2014 自然体験活動 in 三宅島」(DVD) 17:00 閉会式 次期開催地(江東区)の紹介(商工会館 2F) 17:30 情報交換会(商工会館 3F) 18:30 情報交換会終了・解散 ① 小金井市民交流センター JR 中央線「武蔵小金井駅」徒歩1分 ② 小金井市市民会館(小金井市商工会館3F) ③ 小金井市前原集会施設 (商工会館隣) 分科会で使用 111
開会式・表彰式
会 場:小金井市民交流センター 時 間:9 時 45 分~10 時 20 分 司 会:事業部長 玉盛 正陽 1、 開会の言葉 2、 主催者挨拶 公益社団法人全国子ども会連合会 副会長 河本 功 特定非営利活動法人東京都子ども会連合会 理事長 齋藤 武 小金井市子供会育成連合会 会 長 齋藤 武 3、優良団体・個人表彰 特定非営利活動法人東京都子ども会連合会の表彰規定に基づき、 平成 25 年度における優良団体・個人の表彰を行います。(表彰者後記) また、この場をお借りして全国子ども会連合会の表彰・伝達式も行います。 4、来賓ご挨拶 東京都 青少年・治安対策本部(原稿代読) 小金井市 市 長 稲葉 孝彦 様 小金井市教育長 教育長 山本 修司 様 5、来賓ご紹介 司会者 6、開会式・表彰式終了 7、写真撮影(表彰者・来賓者)表彰者は以下のとおりです
■団体表彰(子ども会、ジュニアリーダー組織、指導者・育成者組織) 子ども会組織 貫井南町西四子供会 様(小金井市) 代表者 齋藤 美奈 様 ジュニアリーダー組織 該当なし 指導者・育成者組織 該当なし ■個人表彰(指導者、育成者) ① 辻 真由美 様 (町田市子ども会育成会連絡協議会) ② 杉 浦 修 様 (江戸川区子ども会連合会) ③ 武藤美奈子 様 (小金井市子供会育成連合会) ■平成 26 年度・全国子ども会連合会 表彰・伝達 伊興パワーキッズ 様(足立区少年団体連合協議会) 代表者 元井 一壽(もといかずとし)様アトラクション
場 所:小金井市民交流センター 時 間:10 時 20 分~10 時 40 分 解 説:貫井囃子保存会 小金井市無形文化財指定「目黒流貫井囃子保存会」によるお囃子
貫井囃子は、江戸時代末期(天保年 間)に、当時地元で花火職人をして いた鈴木三郎衛門他数名の者が、現 在の世田谷区千歳船橋から習い覚え、 地元貫井神社の祭礼に奉納したのが 始まりとされています。戦後一時途 絶えてしまいましたが、昭和 45 年に、 前会長の大澤敏夫氏を中心に地元の 青年数名が復活をさせ、保存会が結 成され現在に至っています。 現在、約 40 名の会員によって週3回の練習を続けているほか、関東を中 心に全国各地において保存活動を行っています。 また、東日本および全関東祭ばやしコンクールで優勝し、東京都祭ばや しコンクールでは第1回から連続15回の最優秀賞を受賞しています。 その他、CDへの収録や民族音楽の観点から学術研究の対象として注目 され、海外での出演や高等学校の音楽の教科書に載るなど、幅広い分野 で活躍しています。基調講演
場 所:小金井市民交流センター 時 間:10 時 40 分~11 時 30 分 司 会:玉盛 正陽(事業部長) 記 録:北村 恵子(小金井市) 記 録:八田 珠穂(小金井市)「伝統芸能と子どもたちへの継承」
講師:大澤 国栄(おおさわ くによし)氏 小金井市無形文化財指定 目黒流貫井囃子保存会 会長 ・貫井囃子の紹介 江戸時代末期に鈴木三郎衛門ほか数名が貫井神社に奉納したのが始まり。 昭和45年に先代会長(父親)が保存会を結成、4歳(昭和48年)のとき に踊りででるように言われデビューしたのが入会のきっかけ(先代会長の命 のまま出演)。 ・経歴紹介 4 歳で入会 9 歳で関東芸能郷土芸能おはやしコンクール優勝 17 歳で東日本郷土芸能おはやしコンクール優勝 ・教わる側の立場にいたとき 戦後一度途絶えた貫井囃子を復活させようとしていた先代会長だが、周囲み んなに復活は無理だと反対されていたため、意地もあり息子にはとにかく厳 しかったイメージしかないが、今になって会長として引っ張っていくことの 大変さが分かるようになった。 そのため今の子たちにも、何年後、何十年後に分かってくれればいいなとい う長い目で見て教えている。「あのとき、こういうことを会長さんは言って いたんだ」とあとで気付くことがあっても良いと考えている。・その後、入会者が増えたきっかけ 小金井市立第四小学校で、当時「武蔵野研究会」というクラブができ、その 活動に貫井囃子を体験する、というものがあり、小学生はもちろん先生方自 らも貫井囃子を習いに来た。 当時完璧な人間だと思っていた先生も失敗する姿を見て、それが逆に「大人 にも出来ないことがあるんだ」と思えて距離が縮まり、良い関係を築いてい た時代だった。 貫井囃子をやりたかったけれど入会の方法がわからなかった生徒もいて、中 にはそのまま本入会する子もいたため、保存会の子どもの数は増えていった。 ・現在の貫井囃子(会長になって) お囃子に入会するには勤めていること、または学校に行っていることが条件。 練習では年齢もキャリアもバラバラの人間が集まり、先輩が後輩を教えて、 自分も高めつつ継承していく。一人が間違えるとみんなのリズムがおかしく なるので、自然と自分の役割に自覚と責任を持つように思う。 お囃子に行かせれば悪い道にそれない、と言って一番多感な時期のお子さん を預けにくる親御さんもいるが、「礼儀」や「挨拶」は特別厳しく教えてい るわけではない。ただ技術があがっていき、責任感が出てきたとき、自然と 身についていっているように感じる。 親御さんや先生にも簡単には出来ない、最低でも10~20年、40年やっ ても完璧にはできない技術を身に付けていくことで、自信を持って、変わっ ていく子もいる。同じ舞台に立ち、お囃子をやっていて良かったと思っても らえる様な指導を心がけている。 お囃子のお面や衣装、練習場も、技術向上に伴って、それぞれが大事に大切 に使おうとしていくため、何十年も前のお面もまだ使えていたり、3、40 年前に建てられた練習場の床もピカピカだったり、クロスもきれいなままで ある。最初は靴をそろえる事も出来なかった子どもたちが、挨拶や掃除も先 輩たちの姿を見て学び、衣装のほつれをご年配の方に教わって直すなど、お 囃子を通して普通なら知り合わないような異年齢の方々と知り合っていくこ とも、お囃子の魅力のひとつだと思う。 ・行政や親御さんに望むこと もっと見る、知る、触れる機会を作ってほしい。 小中学校の授業等で取り入れるなどして、知る機会を増やせばお囃子をやっ てみたいと思う子も増えるのではないか。 そんなことより勉強をさせてほしいという親御さんもいらっしゃるが、何も
考えずにただ体を動かしたり、太鼓を叩いたりして溜めこんだものを発散す る時間も子ども達には必要かと思うので、無駄な時間と決めつけないでもら えたらと思う。 娯楽や習い事が多い時代、お囃子は時代に逆らうようなものかもしれないが、 誰もが聞いて分かるような唱歌や音頭をとりいれることで、まず若い人たち に興味を持ってもらえるように工夫している。 180年前から続く、貫井囃子の芯となるものはしっかりと守り継承しつつ、 古いものを無理に今の子たちに押し付けるのではなく、時代にあった新しいも のも取り入れて興味を持ってもらえるような努力を今後も続けていきたい。 ・まとめ 「子ども会活動の活性化」に繋がる部分は少なかったかもしれませんが、子 どもたちを取り巻く環境、会への加入率の低下や、後継者育成など、子供会 の皆さまとは抱えている課題に同じようなものも多々あります。 今後、地域での活動で何か関わっていくことがありましたら、同じ課題を抱 える会どうし多少でも子どもたちに良い刺激が与えられるのではないかと 思いますので、お互い協力し合っていけたらと思います。