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業績の概要とカーボンニュートラル化に係わる取り組みの要旨 自然の恵みを活かした低カーボンエネルギーによる室内環境の形成 株式会社電算は 長野県を基盤としてインフォメーションテクノロジーの研究開発に取り組み サービスとして提供する総合情報サービス企業である 旧本社の老朽化のため 長野市内にて新本社を建

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全文

(1)

延床面積

階数

地下0階

地上5階

塔屋0階

主用途

竣工年月日

代表応募者・機関

建築主

設計者

施工者

施工者

施工者

施工者

支部選考

委員長

講評

関与した

建築設備士

の言葉

26.0%

「ノンカーボンである自然のポテンシャルを徹底利用」をコンセプトの1つとして、長野という地域の寒冷かつ地下水が豊富である等の豊か

な自然環境を最大限に活用し、種々の環境配慮技術を展開することで一つの秀逸なノンカーボン建築物の設計例を提示している。カー

ボンニュートラル化を含む省エネルギー対策において、費用対効果を十分に検討し、建築物を設計することは重要な課題であるが、本業

績では、多様な環境配慮技術を採用し、空調・照明・換気に係る1次エネルギーを標準ビルに比較して45%低減しており、地域の特性を利

用したカーボンニュートラル建築物として高く評価できる。

長野を拠点とする情報サービス企業、株式会社電算の新本社ビルにおいて、環境配慮の実現を目指したものです。

まず、在籍率が高いオフィスにおける快適性の実現を目指しました。全面放射冷房や明るさ感を高める鉛直面発光照明などの熱と光の放

射を活用した室内環境調整技術により、快適性を維持しながら負荷を低減しています。また、吹抜を活用した奥行の小さいオフィス形状

や、長野の豊富な地下水や冷涼な外気、自然光などを徹底活用により、長野の気候風土に根差した建築・設備計画としました。結果、稼

働率の高い情報系企業のオフィスでありながら大幅な省エネルギーを達成しました。今後も建築設備士の立場から、より良い運用に向け

たサポートを継続し、さらなる発展に貢献したいと考えます。

省エネ法 9.760(GJ/年・kwh)

・CO

2

排出係数〔出典名/電力(t-CO

2

/kwh)

中部電力 環境経営データ集、二酸化炭素(CO2)排出量の推移より CO2排出原単位(2013年)による /0.513(t-CO2/千kwh)

・CO

2

排出量の合計

99(kg-CO2/年・㎡)

・CO

2

削減率

■定性的な実績

・省エネルギーへの取組み・工夫

自然採光、自然換気、床染み出し空調による放射冷却、井水放射冷却、ノンカーボンエネルギーによる空調負荷低減

・低カーボンエネルギーへの転換

井水熱源ヒートポンプ、デシカント空調への排熱温水利用、自然換気、ナイトパージ、屋上緑化、クールトレンチ、地下水利用の無散水融雪

■定性的な実績

 ※該当無し

・カーボンクレジット等

※該当無し

■定量的な実績

・一次エネルギー消費量の省エネ率を算定するための参照値(ベースライン)の根拠・出典名

稼働時間・負荷密度の高い利用特性のため、実態に合わせてシミュレーションにより標準ビルを算定

2,524(MJ/年・㎡)

・一次エネルギー消費量の業績の実績値

1,877(MJ/年・㎡)

・一次エネルギー換算係数根拠

株式会社日建設計

株式会社電算

株式会社日建設計

株式会社竹中工務店

株式会社テクノ菱和

株式会社三晃空調

高砂熱学工業株式会社

9,851

事務所

2013年3月

所在地

長野県長野市大字鶴賀字河原276番6

カーボンニュートラル賞

選考支部名称

北信越支部

受賞名称

カーボンニュートラル賞(北信越支部)

(2)

■ 業績の概要とカーボンニュートラル化に係わる取り組みの要旨

1/4

1.環境配慮手法

自然の恵みを活かした

低カーボンエネルギーによる室内環境の形成

□建築概要

建設地:長野県長野市

延床面積:9,851㎡

敷地面積:4,939㎡

規模:地上5階

構造:鉄骨造、免震構造

竣工:2013年3月

□空調設備概要

井水ヒートポンプ冷暖同時

空冷ヒートポンプモジュールチラー

井水利用天井放射冷房

デシカント空調機+二次側空調機

(単一ダクトVAV)による床染み出し空調

□衛生設備概要

上水・雑用水2系統による加圧給水方式

(雑用水原水:雨水,井水,空調ドレン水)

ヒートポンプ給湯(厨房給湯)

□電気設備概要

高圧本線予備線電源受電方式

事務室部LEDによる鉛直面発効照明

株式会社電算は、長野県を基盤としてインフォメーションテクノロジーの

研究開発に取り組み、サービスとして提供する総合情報サービス企業である。

旧本社の老朽化のため、長野市内にて新本社を建設するに至り2013年3月に竣

工した。より一層の環境配慮が求められる時代背景の中、最先端の建築・設

備技術により、地域の特性を活かした『先導的環境配慮モデルオフィスの実

現』により地球環境への貢献を目指した。

写真 4-3 吹き抜け空間 写真 4-2 西・東側外装(壁面) 写真 4-1 南側外装(庇) 図 4-5 オフィス基準階平面図 N 8m 77m 奥行の浅いオフィス空間 主開口部(南北面) コミュニケーションボイド (自然採光・自然換気排気経 路) 東西に長い平面 壁面 (西面) 壁面 (東面) 庇(南 面) 自然換気 給気口 (南北面) 建築・室内環境の工夫による 徹底的な負荷削減 長野の恵まれた自然の 最大限の活用 明るさ感と全面放射による 快適性と省エネの追求

図 2-5 電算新本社ビルの環境配慮手法

この資料は、受賞者に了解を得て、建築設備技術者協会より公開している資料です。個人で利用するに留め、無断転載等を禁止します。

(3)

2.空間全体の放射環境を調整する放射冷暖房システム

3.明るさ感を高めた光環境の形成

○天井面の工夫:放射冷房に十分冷たい15℃の冷水を熱

源を使わずに井水から取り出して天井で利用

○床面の工夫:新鮮外気を居住域に効率的に供給すると

ともに、床面からの放射効果を意図して計画

○窓面の工夫:夏季、中間期はコアンダ効果を活用した

エアバリアファンにて南面の日射によるガラス表面温度

の上昇を抑制。冬季は発熱ガラスにより放射環境を良好

に保つ

○天井照明は、照明による適度な輝度面を鉛直に配置するこ

とで、人の明るさ感を高める計画とした。

○旧本社(一般事務所ビル)では17W/㎡、新本社では曇天判

断によるブラインド角度制御による昼光利用制御により4~

6W/㎡と大幅な省エネを図っている。

図 3-9 天井断面詳細図

照明発熱(天井裏)

鉛直面発光照明

(スクリーンライト)

250mmH

井水放射パネル(裏面断熱)

・寸法 :2,000mm×500mm (敷設率 80%程度) ・材質 :亜鉛メッキ鋼板 (パンチング0.7mmφ) ・断熱材:グラスウール 32K (PE 袋入 20mm 厚) ・流量 :0.6L/min・m2

レターンスリット

3,200mm(1 スパン)

パネル裏面 (断熱材) パネル内部 (水配管マット) パネル表面 (パンチング配置)

図 3-16 染み出しカーペット

・OA フロア

図 3-17 手元開閉可能吹出口

図 3-18 冷房時の床面温度

図 3-19 暖房時の床面温度

床表面:24℃

床表面:24℃

(室内空気:26℃)

(室内空気:20℃)

閉鎖時

開放時

図 3-25 窓面の工夫

発熱ガラス (ガラス内表面温度に 基づき ON-OFF) エアバリアファン (南面のみ) (窓面温度に 基づき ON-OFF) 窓面温度 センサー ガラス内表面 温度センサー 発熱なし時ガラス性能 ・熱貫流率 :2.0W/m2K ・日射熱取得率 :0.70

吸込口

吹出口

FL6+A12+EC6 [吹出口+0.1m] 1.9m/s ※窓面風速はガラス内側近傍風速の 実測結果(2014/8/29 11 時)による [+2.5m]0.3m/s [+1.7m]0.9m/s [+0.9m]1.6m/s

図 3-6 全面放射冷暖房システムの概念図

天井放射 ・井水放射冷房 ・熱くない照明 床放射 ・床染み出し空調 窓放射 ・発熱ガラス ・エアバリアファン 図 3-34明るさ感を高める照明

図 3-37

スクリーンライト詳細図

帯電防止シート 保護アクリルカバー ドットプリント アクリルパネル ドットプリント (虚像)

事務所内観

(4)

■ 業績の概要とカーボンニュートラル化に係わる取り組みの要旨

3/4

4.ノンカーボンである自然のポテンシャルを徹底利用

○井水の熱利用(井水放射冷房・井水ヒートポンプ・融雪)

外気温度によらず年間を通じて15℃程度と安定している井水

を夏季や放射冷房や空調熱源に、冬季は空調熱源や無散水消

雪に利用。

○地中熱の利用(クール・ヒートトレンチ)

免震層内を通して外気取り入れを行うことで、夏季は6℃以上

の冷却効果、冬季は8℃程度の加熱効果が得られた。

○外気の利用(自然換気)

放射冷房を行いながら自然換気を行うシステムを導入。コ

ミュニケーションボイドを介した重力換気により換気回数6.5

回/hの自然換気やナイトパージが実施されている。

○水資源(雨水・井水)の利用

節水を図りながら、雨水と井水を雑用水に利用することで、

雑用水のうち年間97.2%の上水を削減している。

図 4-10 設備システムフロー(夏季)

揚水井戸 15℃ 汲上水槽 18℃ 16℃ 18℃ 25℃ 25℃ 17℃ 19℃ 還元井戸 12℃ 50℃ 還元水槽 19℃ 26℃ デシカント (除湿) 居住域 28℃ 17℃ 19℃ パネル表面21℃ 床表面24℃ 還り空気 30℃ 免震層からの 外気 井水ヒートポンプ (計705kW) 床染み出し空調 井水放射冷房 21℃ 自然換気 (中間期) 空調機 (二次冷却) 40℃ 34℃ 空冷HP モジュールチラー (追いかけ) + CO2制御 1,680L/min 1,420L/min 雑用水利用 260L/min 1,680L/min 揚水井戸 15℃ 汲上水槽 18℃ 16℃ 18℃ 25℃ 25℃ 17℃ 19℃ 還元井戸 12℃ 50℃ 還元水槽 19℃ 26℃ デシカント (除湿) 居住域 28℃ 17℃ 19℃ パネル表面21℃ 床表面24℃ 還り空気 30℃ 免震層からの 外気 井水ヒートポンプ (計705kW) 床染み出し空調 井水放射冷房 21℃ 自然換気 (中間期) 空調機 (二次冷却) 40℃ 34℃ 空冷HP モジュールチラー (追いかけ) + CO2制御 1,680L/min 1,420L/min 雑用水利用 260L/min 1,680L/min -5 0 5 10 15 20 25 30 -200 -100 0 100 200 300 400 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 温 度[ ℃ ] 井水 利 用 熱 量[ GJ/ 月]

井水温度と利用熱量の月別推移

井水ヒートポンプ利用熱量 放射パネル利用熱量 融雪利用熱量 外気温度(各月平均) 汲上水槽内井水温度(各月平均)

図 4-13

井水温度と利用熱量の各月実績

※4 月は竣工直後のため、運転調整段階であった 揚水井戸 15℃ 汲上水槽 15℃ 15℃ 15℃ 12℃ 11℃ 還元井戸 45℃ 還元水槽 13℃ 6℃ デシカント (コイル凍結防止) 居住域 20℃ 床表面25℃ 還り空気 18℃ 免震層からの 外気 井水ヒートポンプ (計446kW) 床染み出し空調 27℃ 自然換気 閉 空調機 (加熱) 5℃ -5℃ 空冷HP モジュールチラー (追いかけ) + CO2制御 窓表面 19℃ 無散水融雪 15℃ 10℃ 雑用水利用 260L/min 1,680L/min 1,420L/min 250 L/min 1,430L/min 発熱 ガラス 揚水井戸 15℃ 汲上水槽 15℃ 15℃ 15℃ 12℃ 11℃ 還元井戸 45℃ 還元水槽 13℃ 6℃ デシカント (コイル凍結防止) 居住域 20℃ 床表面25℃ 還り空気 18℃ 免震層からの 外気 井水ヒートポンプ (計446kW) 床染み出し空調 27℃ 自然換気 閉 空調機 (加熱) 5℃ -5℃ 空冷HP モジュールチラー (追いかけ) + CO2制御 窓表面 19℃ 無散水融雪 15℃ 10℃ 雑用水利用 260L/min 1,680L/min 1,420L/min 250 L/min 1,430L/min 発熱 ガラス

図 4-11

設備システムフロー(冬季)

図 4-12

揚水井戸と還元井戸の配置

揚水井戸(上流側)

・井戸径 250A、配管径 125A

・井戸ピット深さ:G.L.-100m

・サクション深さ:G.L. -36m

還元井戸(下流側)

・井戸径 300A、配管径 125A

・井戸ピット深さ:G.L.-100m

・注入管下端 :G.L. -32m

100m 程度

15 20 25 30 35 0:00 3:00 6:00 9:0012:0015:0018:0021:00 温度[ ℃ ] クールトレンチによる温度への影響 (2013/7/26) 外気 西OA吸込 東OA吸込 15 20 25 30 35 0:00 3:00 6:00 9:0012:0015:0018:0021:00 温度[ ℃ ] クールトレンチによる温度への影響 (2013/7/26) 外気 西OA吸込 東OA吸込

図 4-17

クールヒートトレンチによる外気の冷却・加熱効果

-10 -5 0 5 10 15 温度[ ℃ ] クールトレンチによる温度への影 響(2014/1/27) 外気 西OA吸込 東OA吸込 [時]

夏季(2013/7/26)

冬季(2013/1/26)

-6℃ +8℃ 0 6 12 18 24 0 6 12 18 24 外気 西 OA 吸込 東 OA 吸込

図 4-16

免震層内平面図

外気取入口(1階より) 30m 程度 西側外気取入口(空調機へ) 東側外気取入口(空調機へ) ※免震層外周のクリアランス部は ゴムにより密閉 (最大風量 30,000m3/h) (最大風量 25,000m3/h)

図 4-20 自然換気ルート

事務室 S N 事務室 事務室 事務室 事務室 会議室他 排気口(トップライト) 給気口(ペリカウンター内) ボイド エントランス他 食堂他

図 4-22

自然換気窓の各月開放時間(2013 年度)

-10 0 10 20 30 0 50 100 150 200 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 各 月 平均 外気 温度 [ ℃ ] 窓開放時間[ h ]

自然換気窓の開放時間

2階北側 2階南側 3階北側 3階南側 4階南側 外気温度

0

50

100

150

200

3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月

窓開放時間 [ h/ 月 ]

自然換気窓の開放時間

年間自然換気時間 ・2 階北側:458h ・2 階南側:522h ・3 階北側:526h ・3 階南側:562h ・4 階南側:543h :ナイトパージ時間

図 4-25

給水システムフロー図

上水受水槽 水道本管 厨房 手洗い・飲用 W.C.洗浄 水 加湿 冷却塔補給 雑用水受水槽 INV INV 中間水槽 還元水槽 熱利用後 井水 雨水ろ過 雨水貯留槽 雨水 (屋上より集 水) (20m3 (18m3 (45m3(55m3 (120m3 300L/min 260L/min 260L/min 50L/min 260L/min 空調ドレン排水 (一部)

この資料は、受賞者に了解を得て、建築設備技術者協会より公開している資料です。個人で利用するに留め、無断転載等を禁止します。

(5)

5.自然採光と太陽光発電の両立

6.ノンカーボンエネルギーによる空調負荷の低減

7.エネルギー・CO

2

排出量実績

○トップライトから入射する太陽光線に対して、自然採

光・発電・日射遮蔽を同時に行う。

○中間期:自然換気が有効な場合は100%ゼロエネルギーにて空調

負荷を処理。自然換気が利用出来ないときは外気温度との差が大

きくなり地中熱による処理熱量が増加

○夏季:デシカント空調の運転により除湿を行い結露

しづらくする。放射パネルへの送水温度を下げて運用

し放射パネルによる処理熱量が50W/m

2

に増加。放射パネ

ルを24時間運転することで立上がり負荷を低減

○冬季:OA機器発熱が高いため、外気冷房によって日中の冷

水を使わずに冷房負荷処理。地中熱により加熱負荷も低減

○人員密度とOAコンセント発熱、

稼働時間は一般事務所ビルと比べ

大きく稼働率が高い

○空調・換気・照明のみで標準ビ

ルと比較すると

-45%

の省エネル

ギー、省CO

2

効果である。

-60 -30 0 30 60 90 120 150 180 処理熱量[ W/ m2 ] コイル処理熱量の変化(3 階南側、5/27) 自然換気 0 6 12 18 -60.0 -30.0 0.0 30.0 60.0 90.0 120.0 150.0 180.0 -60 -30 0 30 60 90 120 150 180 処理熱量[ W/ m2 ] コイル処理熱量の変化(3 階南側、7/25) クールトレンチ 放射パネル処理熱量 DEC-301プレクール AHU-302 -150.0 -120.0 -90.0 -60.0 -30.0 0.0 30.0 60.0 90.0 120.0 150.0 -150 -120 -90 -60 -30 0 30 60 90 120 150 処理熱量[ W / m2 ]

コイル処理熱量の変化(2

階北側、1/29)

外気冷房 処理熱量 -150.0 -120.0 -90.0 -60.0 -30.0 0.0 30.0 60.0 90.0 120.0 150.0 -150 -120 -90 -60 -30 0 30 60 90 120 150 処理熱量[ W/ m2 ]

コイル処理熱量の変化(3

階南側、1/27)

外気冷房 処理熱量 -60.0 -30.0 0.0 30.0 60.0 90.0 120.0 150.0 180.0 -60 -30 0 30 60 90 120 150 180 処理熱量[ W /m2 ] コイル処理熱量の変化(3 階南側、7/30) 自然換気 -60 -30 0 30 60 90 120 150 180 処理熱量[ W/ m2 ] コイル処理熱量の変化(3 階南側、5/16) 自然換気 -60 -30 0 30 60 90 120 150 180 5/21 処理熱量[ W/ m2 ] コイル処理熱量の変化(3 階南側、5/21) 自然換気 外気冷房 ※自然のポテンシャルによる空調負荷低減効果(処理熱量)の算出方法 ・井水(放射パネル) :放射パネル熱交換器の往還温度差と送水量から算出 ・地中熱(クールトレンチ):外気温度と空調機入口空気のエンタルピー差と導入外気量から算出 ・外気(外気冷房) :外気温度と室内空気のエンタルピー差と導入外気量から算出 ・外気(自然換気) :表 4-2 の結果より算出した各階の流量係数の平均値(0.25)と室内外空気の温度差を用いて各時間帯の自然換気量を算出(風力換気の影響はないものとした)。 算出した自然換気量と室内外空気のエンタルピー差から算出

図 6-21 自然のポテンシャルの活用による空調負荷低減効果(3 階南側)

-9W/m2 (-100%) 外気(外気冷房):-9W/m2 (15 時) -13W/m2 (-17%) 地中熱 :-13W/m2 (14 時) ① 2014/5/16 ( 中 間 期) 放射冷房・自然換気 併用あり ②2013/5/27(中間期) 放射冷房・自然換気 併用なし 0 6 12 18 ③2013/7/25(夏季) デシカント除湿なし ⑤2014/1/29(冬季 3 階南側) ④2014/8/29(夏季) デシカント除湿あり 24 時間放射冷房 外気(自然換気):-67W/m2 外気(外気冷房):-21W/m2 地中熱:-10W/m2 井水 :-18W/m2 (13 時) -116W/m2 (-100%) 外気(外気冷房):-21W/m2 地中熱:-30W/m2 井水 :-32W/m2 (12 時) -83W/m2 (-70%) 地中熱:-34W/m2 井水 :-28W/m2 (15 時) -62W/m2 (-38%) 地中熱:-33W/m2 井水 :-50W/m2 (11 時) -83W/m2 (-45%) 外気(外気冷房):-125W/m2 (15 時) 地中熱 :-24W/m2 (10 時) -125W/m2 (-100%) -24W/m2 (-16%) -90 - 120 - 150 ⑥2014/1/29(冬季 2 階北側) -60.0 -30.0 0.0 30.0 60.0 90.0 120.0 150.0 180.0 -60 -30 0 30 60 90 120 150 180 処理熱量[ W/ m2 ] 空調機冷却 デシカント一次冷却 井水(放射パネル) 地中熱(クールトレンチ) 外気(外気冷房) 外気(自然換気) デシカント加熱 デシカント再生加熱

-150.0

-120.0

-90.0

-60.0

-30.0

0.0

30.0

60.0

90.0

120.0

150.0

-150

-120

-90

-60

-30

0

30

60

90

120

150

処理熱量[

W/

m2

コイル処理熱量の変化(3階南側、1/27)

DEC-301プレクール

放射パネル処理熱量

自然換気

外気冷房

処理熱量

DEC-301温水コイル

AHU-301

空調機加熱 井水 HP 排熱利用: -25W/m2(9 時) -25W/m2 (-100%) 0 6 12 18 0 6 12 18 外気 (外気冷房) 井水 (放射パネル) デシカント一次冷却 空調機冷却 外気(自然換気) 地中熱 (クールトレンチ) デシカント再生加熱 デシカント加熱 空調機加熱

写真 4-4

トップライト

発電 自然採光 パネルによる遮蔽効果

図 4-6

シースルー太陽光

パネル概念図

パネル仕様

・定格能力 :6kW

・熱貫流率 :5.8W/m

2

K

・日射遮蔽係数:0.33

0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 ガラス (フロートガラス 8mm) シースルー 太陽光パネル ピ ー ク 冷 房 負荷[ W /m 2] 年 間 空 調 負 荷[ G J /m 2年]

よる空調負荷低減効果

年間冷房負荷 年間暖房負荷 空調負荷最大値 年間空調負荷 61%減

図 4-9

発電量実績

(2013 年 6 月平均)

図 4-8 シースルー太陽光パネルによる

吹抜空間の空調負荷低減効果

0 5 10 15 20 25 1:00 7:00 13:00 19:00 消費電力[ W /m 2 ] 事務室照明 消費電力の推移 (冬季電力ピーク日 2014/1/10) 2階事務室 3階事務室 4階事務室 0 5 10 15 20 25 1:00 7:00 13:00 19:00 消費電力[ W /m2 ] コンセント 消費電力の推移 (冬季電力ピーク日 2014/1/10) 2階事務室 3階事務室 4階事務室 コンセント 照明 図 3-1 事務室面積あたり消費電力の推移 (平日 2014/1/10(2013 年度ピーク日)) 0 6 12 18 0 6 12 18 24 [時] 3 階事務室 4 階事務室 2 階事務室 消費電力 [ W /m 2] 0 5 10 15 20 25 1:00 7:00 13:00 19:00 消費電力[ W /m2 ] 事務室照明 消費電力の推移 (中間期休日 2013/5/26) 2階事務室 3階事務室 4階事務室 0 5 10 15 20 25 1:00 7:00 13:00 19:00 消費電力[ W /m 2 ] コンセント 消費電力の推移 (中間期休日 2013/5/26) 2階事務室 3階事務室 4階事務室 コンセント 照明 図 3-2 事務室面積あたり消費電力の推移 (休日 2013/5/26) 0 6 12 18 0 6 12 18 24 [時] 3 階事務室 4 階事務室 2 階事務室 消費電力 [ W /m 2]

大部屋事務室部分の空調負荷特性(新本

0 50 100 150 200 250 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月11月12月 1月 2月 3月 延床面積あたり一次エネルギー消費量[ M J/m 2月]

一次エネルギー消費量の月別推移(24h)

熱源 空調搬送(ポンプ) 空調搬送(ファン) 発熱ガラス PAC 照明 衛生・給湯 コンセント サーバー 厨房 全体合計 1,921MJ/m2年(100%) 空調・照明・換気 1,008MJ/m2年(52%) コンセント・サーバー他 913MJ/m2年(48%) 電化厨房:500食/日 (計画値) サーバー容量75kVA 2013年度(竣工1年目) 13% 7% 12% 2% 6% 6% 2% 29% 11% 5%7% 0% 4月 5月 6月 7月 8月 -18% -18% -4% -1% -3% 前年度同月からの 削減率 2014年度(竣工2年目)

図 6-12 ビル全体一次エネルギー消費量実績

0 50 100 150 200 250 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 延床面積あたり一次エネルギー消費量[ MJ/ m 2月]

一次エネルギー消費量の月別推移(24h)

熱源 空調搬送(ポンプ) 空調搬送(ファン) 発熱ガラス PAC 照明 衛生・給湯 コンセント サーバー 厨房 EV・その他 全体合計 1,921MJ/m2年(100%) 空調・照明・換気 1,008MJ/m2年(52%) コンセント・サーバー他 913MJ/m2年(48%) 電化厨房:500食/日 (計画値) サーバー容量75kVA 2013年度(竣工1年目) 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 ② 電算新本社 ① 標準ビル 一次エネルギー消費量・CO2排出量[MJ/m2年・kg-CO2/m2年] 2,524 MJ/m2 (133kg-CO2/m2年) [100%] 1,877 MJ/m2年 (99kg-CO2/m2年) [74%] 熱源 1,486MJ/m2年[100%] 816MJ/m2年[55%] 空調搬送 (ポンプ) 空調搬送 (ファン) PAC 照明 衛生・給湯 コンセント サーバー 厨房 EV・その他 空調・照明・換気: 建物全体:

参照

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