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表-1 コンクリートの配合 単位量 (kg/m3) W/C (%) S/a (%) W C S G 50 43 165 330 778 1039 60 45 165 275 835 1028

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表-1 コンクリートの配合 単位量 (kg/m3) W/C

(%) S/a

(%) W C S G

50 43 165 330 778 1039 60 45 165 275 835 1028 C : 普通ポルトランドセメント, S : 細骨材 (洗い海砂、砕砂) , G : 粗骨材(砕砂)

400

50 40 30 40 80 40 30 40 50

100 20 45

240 2002020 5070

120

コンクリート打設方向

温度センサー(熱電対) D13(黒皮付)

SD295A SUS304

φ13

20 32.5 45

リード線 3m

含水率センサー

含水率センサー

温度センサー(熱電対)

(単位:mm)

400

50 40 30 40 80 40 30 40 50

100 20 45

240 2002020 5070

120

コンクリート打設方向

温度センサー(熱電対) D13(黒皮付)

SD295A SUS304

φ13

20 32.5 45

リード線 3m

含水率センサー

含水率センサー

温度センサー(熱電対)

(単位:mm)

図-1 鉄筋コンクリート供試体

交流インピーダンス法を用いた中性化と塩害の複合劣化を受けるコンクリート中にある 鉄筋の腐食速度に関する研究

㈱四国総合研究所 正会員 ○横田 優 香川大学工学部 正会員 松島 学

(財)鉄道総合技術研究所 正会員 佐々木孝彦 同 左 正会員 飯島 亨

1.はじめに

中性化や塩害など鉄筋腐食劣化を受けるコンクリート構造物の劣化予測を行うためには、コンクリート中 の鉄筋の腐食速度評価が必要不可欠である。本報文は、中性化と塩害の複合劣化を受けるコンクリート構造 物を想定して、初期混入塩分量と水セメント比が異なる鉄筋コンクリート供試体を促進中性化させた時の腐 食速度の変化を電気化学的手法である分極抵抗法を用いて測定検討した結果について報告するものである。

2.実験概要

実験には図‐1 に示す鉄筋コンクリート供試体 を用いた。かぶり20および45mmの位置にそれ ぞれ2本ずつ黒皮付き鉄筋(D13, SD295A)とス テンレス丸鋼(φ13, SUS304)を配置した。長さ はいずれも240mmあるが、中央の120mmを試 験区間(表面積 49.0cm2)とし、両側はエポキシ 樹脂で塗装した。コンクリートは水セメント比

(W/C:50, 60, 65, 70%)4種類と初期混入塩化 物量(Cl-:0, 1.2, 2.0, 5.0 kg/m3)4種類の計16 配合とした。W/C 50%および60%の配合を表‐1 に示す。スランプおよび空気量はそれぞれ 12±

2cm、4.5±1%に調整した。また、W/C 65%およ び70%のコンクリートは、W/C 60%の配合に加水 しW/Cを調整した。

供試体はコンクリートを打設した翌日に脱型し、コンクリ ート打設下面を試験面にして残り五面をエポキシ樹脂で塗装 した後、温度 20℃、相対湿度(RH) 60%の恒温恒湿室内で 3 ヶ月間気中養生した。その後、温度 20℃、RH60%、炭酸ガ

ス濃度 5%の条件下で促進中性化を行った。各供試体の中性

化の進行具合は、上記供試体と同様に作製した寸法100×100

×400mm の角柱供試体を端から定期的に割裂して調べた。

中性化部は割裂面にフェノールフタレイン 1%エタノール溶 液を噴霧して赤紫色に着色しない部分とした。

促進中性化 10 週目以降、定期的に腐食速度と反比例の関係にある分極抵抗の測定を行った。鉄筋を試料 極、対向するステンレス丸鋼を対極として、10Hzと20mHzの 2周波数の交流インピーダンス値から見か けの分極抵抗Rp’(Ω)を求め1)、それに鉄筋の表面積49.0cm2を掛けて真の分極抵抗Rp(Ωcm2)とした。腐 食速度は、これを式(1)に代入して腐食電流密度 Icorr(A/cm2)を求め、さらにファラデーの第 2法則から年 間当りの単位表面積当りの腐食減量(mg/cm2/年)に換算した。結果は2本の鉄筋の平均値で整理した。なお、

得られた値は鉄筋全表面積当りの平均腐食速度である。 Icorr = K / Rp, K:定数(=0.026V) ・・・(1) キーワード:鉄筋コンクリート、腐食速度、温度、湿度、分極抵抗、中性化残り、塩害

連絡先:高松市屋島西町2109番地8(〒761-0192)Tel : 087-844-9215 Fax : 087-844-9235 土木学会第59回年次学術講演会(平成16年9月)

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【測定環境条件:20℃, 相対湿度60%】

0.01 0.1 1 10 100

-30 -20

-10 0

10 20

30 40

50

中性化残り(mm)

腐食速度(mg/cm2 /年)

50-0.0-20 50-0.0-45 50-1.2-20 50-1.2-45 50-2.0-20 50-2.0-45 50-5.0-20 50-5.0-45 60-0.0-20 60-0.0-45 60-1.2-20 60-1.2-45 60-2.0-20 60-2.0-45 60-5.0-20 60-5.0-45 65-0.0-20 65-0.0-45 65-1.2-20 65-1.2-45 65-2.0-20 65-2.0-45 65-5.0-20 65-5.0-45 70-0.0-20 70-0.0-45 70-1.2-20 70-1.2-45 70-2.0-20 70-2.0-45 70-5.0-20 70-5.0-45 W/C - Cl- - かぶり

(%) - (kg/m3) - (mm)

図-2 温度 20℃、RH60%の環境下での中性化残りと鉄筋(D13)の腐食速度との関係

3.結果および考察

図-2に20℃、RH60%の環境下でのかぶり20、45mmの鉄筋の中性化残りと腐食速度との関係を示す。

塩化物量が多い供試体ほど腐食速度は大きいが、いずれの供試体も中性化の進行に伴い、3 段階に腐食速 度が変化することがわかる。第1段階は中性化進行の影響が認められない腐食速度が一定の期間である。腐 食速度を決定している要因は初期混入塩化物量とW/C であり、塩化物量が多いほど、W/C が大きいほど腐 食速度は大きい。この段階の腐食速度は内在塩分による塩害単独劣化の腐食速度に相当する。第2段階は中 性化の進行に伴うpH低下および中性化に伴う表層部塩化物イオンの内部への移動・濃縮などの影響が鉄筋 の表面側に到達し腐食速度が急激に増加する期間である。この腐食速度の増加傾向は、pH 低下や塩化物イ オンの移動・濃縮などの影響範囲が鉄筋の奥側に達するまで継続しているものと推察される。第2段階が始 まる中性化残りは塩化物量が多いコンクリートほど大きい傾向が認められる。たとえば塩化物量が0 kg/m3 の場合、腐食速度の増加が認められる中性化残りは0mmであるが、5kg/m3の場合の中性化残りは約10mm である。第3段階は、第2段階で述べた腐食要因による影響が鉄筋の奥側よりもさらに深部にまで及んでい る段階で、第2段階ほどではないが、引き続き腐食速度が増加する期間である。腐食速度増加の主な原因は 中性化の進行に伴う更なるpH低下が考えられる。この段階の腐食速度は塩害と中性化の複合劣化による最 終段階の腐食速度に相当する。鉄筋裏側まで中性化した時の、たとえば、中性化残り-20mmの時の腐食速度 は内在塩分による塩害単独劣化の腐食速度よりも5~20倍ほど大きい。

4.まとめ

温度20℃、相対湿度60%の環境下における、W/C 50~70%の4種類、塩化物量0~5kg/m3の4種類、計 16種類のコンクリート供試体中に埋設されたかぶり20および45mmの鉄筋について、中性化の進行に伴う 腐食速度の変化を実験から明らかにすることができた。

今後は、温度や湿度がコンクリート中の鉄筋の腐食速度に及ぼす影響について調べる予定である。

参考文献

1)横田優:建設後36年経過したRC造開水路側壁の腐食モニタリング結果について,コンクリート工学年次

論文報告集、Vol.20、No.1、pp.185-190、1998.6

土木学会第59回年次学術講演会(平成16年9月)

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参照

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