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肺 区 域 切 除 術 後 の 積 極 加 圧 法 に よ る 肺 再 膨 張 に 関す る 研 究

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Academic year: 2022

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(1)616.. 肺 区 域. 24‑089.. 87‑031.. 84. 切 除 術 後 の 積 極 加 圧 法 に. よ る 肺 再 膨 張 に 関す る 研 究 第2編 肺 区 域 切 除 術 後 の 積 極 的 加 圧 法 に よ る 肺 再 膨 張 に 関 す る 臨 床 的 研 究 (本 論文 の要 旨は 第32回 中 国四 国 外 科学 会 及 び第12, 13回周 立 病 院,療 養 所総 合 医 学 会 に発 表 した) 岡 山大学 医学 部 第1(陣 日. 内)外 科 教 室(指 導:陣 内教 授) 下. 哲. 雄. 〔昭和34年2月26日 目. 第1章 第2章. 受稿〕 次. 第2節. 緒言並に文献 通常の肺切除術後の空気 もれと再膨張. 第1節. 検査材料並に検査方法. 第2節. 検査成績. 第1項. 空気 もれ持続時間 と再膨張. 第2項. 切離面の空気 もれ と空気 もれ持続. 検査成績. 第1項. 加圧による空気 もれ持続時間の変 化 と再膨張. 第2項. 切離面 の空気 もれ と切除範囲 と加 圧. 第3項. 加圧例の空気 もれ持続 時間並 に再 膨張 と血 胸. 時間 第3項. 血胸と空気 もれ持 続時 間. 第4項. 空気 もれ持続時間と術後排液量. 第5項. 術後合併症. 第3節 第3章 第1節. 小. 括. 第4項. 加圧例の空気 もれ持続時間と術 後 排液量. 第5項. 加圧例の合併症. 第3節. 小. 括. 積極的加圧法を行つた肺区域切除術後. 第4章. 総括及び考按. の空気 もれと再膨張. 第5章. 結. 検査材料並に検査方法. 論. 参考文献 用 い ら れ て い る が,排. 第1章. 緒 言 並 に 文 献. 肺手術後の残存 肺 の再 膨張 につ いて 武 田1)牧 野2). 高 橋5)な. ど は ネ ラ トン カ テ ー テ ル を,赤. 径1.0〜1.2cmの. ビ ニ ー ル 管 を,林7)は. は再膨張 をはか る こと 自体 が術 後 の合 併 症 と くに気. 1.5cmの. 管枝瘻や膿 胸の発 生 を防 止 す る こと とな る とい い,. テ ル を,加. 多くの人 が同意 を表 明 して い る.そ して 残 存肺 の再. を,太. 膨張の良 否を左 右す る因 子 と して 切 離 面 よ りの空 気. い て い る.ま. もれの多少並 に持続 が最 大 の もの で あ ろ う こと は い. は 排 液 管 を2本. うまで もない ことで あ る.し か しな が ら実 際 問題 と しての術後の胸 腔 内吸 引 は ほ とん ど習慣 的 に行 わ れ ていて多種 多様 で あ る.例 えば 最 近 で は吸 引 は主 と して水流ボ ンプあ るい は電 動 式 の低 圧 持 続 吸 引器 が. 液 管 に つ い て は 八 塚3),塩 沢4),. ポ リエ チ レ ン 管 を 宮 本8)は 納9)は. 中10)は. 本8),赤. 口 径0.8cmの. 口. 直 径. 気管内 カテー. テ ラ ックス ゴ ム管. 内 径1.0cmの. ガ ス用 ゴ ム な ど を 用. たOverholtll),塩. 沢4),八. 塚3)な. ど. 挿 入 す る の が よ い と し て い る が,宮. 倉6)は 原 則 と し て1本. 塚3)は2本. 倉6)は. の み と して い る.八. の 排 液 管 は 別 々 に2個. の吸 引器 に連 結 吸. 引 す る の が よ い と し て い る.さ. らに吸 引圧 につ い て. も 八 塚3),塩. 至‑20cm水. 沢4)は‑15em乃. 柱圧.

(2) I. 2236. 日. を,宮 本8),太 中10)は‑10cm水. 下. 哲. 雄. 柱 圧 がよいとし 第2章. て お り,ま たSteele12)の 米 国 にお け る統 計 で は大 多数 が‑5cm乃. 至‑20cm水. 通 常 の 肺 切 除 術後 の 空気 もれ と再 膨 張. 柱 圧 で 行 つ て い る.. 空気 もれ は肺 区 域切 除 術 後 に は多少 に拘 わ らず 必ず 存 在 す るが,香 積13)は 術 後3〜4時. 間 で 急 激 に減. 第1節. 検 査 材 料 並 に検 査 方法. 材 料 は国立 岩 国病 院 にお いて 行 つ た肺 区域切除 例. 少 し以 後 緩 除 とな る点 を明 らか に して い る.し か し. 100例 を対 象 と した.そ. し て 排液 管 には山 名の作製. 空 気 もれ の 状 態 は吸 引管 に よ り吸 引を 行つ て い る状. せ るSilicone Tubeを 使 用 し,下 記 吸 引装 置 によつ. 態 にお い て観 測 され る必要 が あ り,吸 引管 を とお し. て‑10cm乃. 至‑15cm水. 柱 圧 にて 水流 ポ ンプ に. て 空 気 もれ を測 定 す る場合 に は吸 引 の方 法 に よ り異. よ る吸 引 を行 つ た. Silicone Tubeは. る と とも に排 液 管 の閉 塞 が な くて 胸腔 内 の 貯 溜 液 が. 上 に及 ぶ 吸 引 を行 つ た場 合 に も閉塞 をみ る ことな く,. 同時 に充 分 に 排除 され る こ とが必 要 で あ る.そ して. 正 し く空 気 もれ の持 続 時 間 に つ いて測 定 す る ことが. 吸 引 を行 う場 合 に は物 理 学 的 にPoiseuilleの. で き る ことを 確 認 した.吸 引装 置 は排 液 管内 の様子. 法則. あ る い は肺 か らの空 気 もれ につ いて 正確 に知 りうる. が 成 立 す る筈 で,こ れ に よれ ば 流 量Vは. た め三 瓶 法 を採 用 し,第 I,第 Ⅱ瓶 は消 毒 し,第 Ⅱ. V=πPR4 /8lη×t. 瓶 に は滅 菌 水 を入 れ,第 V=流. 量. t=時 間. P=圧 R=排. 術 後70時 間以. η=粘 調 度. l=排 液 管 の 長 さ. 尖 端 を1.5cmだ. I瓶 と連 結 せ るガ ラス管 の. け水 中 に 入 れ た(図1).か. くす. 液 管 内腔 の半 径 図1. で あ らわ され る.教 室 の 山名14)は これ らの点 を. 三 瓶法 に よる吸 引. 考 慮 す る とと もに, Siliconeで は血小 板 の破 壊 が お くれ15),血 液凝 固 時 間 が お くれ る16),と い う性 質 を 利 用 して適 度 の 硬度 を え らび 毒 性 の な い,凝 血 によ り閉 塞 さ れ る こ との少 い内径0.8cm,外 長 さ90cmのSilicone. Tubeを. 径1.5cm,. 排 液 管 と して作 製. した.私 は この結 果 に も と ず い て 同 一 のSilicone Tubeを. 排 液 及 び 空気 もれ の 排 除 に使 用 した.. 以 上 のべ た と こ ろ は再 膨 張 を はか る上 で の消 極 的 な 面 よ りの検討 で あ るが,こ れ に対 して 積 極 的 な膨 張 を は か る方法 はど うで あ ろ うか.こ れ につ い て伊 藤17)は 肺 切 除術 後 に 間歇 陽 圧 加 圧 を 行 い,残 存 肺 の 再膨 張 お よび心 肺 機 能 に好 影響 あ り と し,林 田18) は術 後 行 わ れ る間 歇 陽 圧 呼 吸 は肺 萎 縮 時 の肺 循 環 障 碍 と呼 吸機 能 低 下 を 著 明 に 恢復 せ しめ,生 理 的状 態 え の復 帰 を 急速 化 す る効 果 を有 す る もの で呼 吸 危 機 を 回避 す る に役 立 つ もので あ る と して い る.ま た 二 村19)は 肺 葉 切 除 術 後 早 期 に行 われ る間 歇陽 圧 呼 吸 は肺 再 膨 張 及 び 心肺 機 能 に良 好 な効 果 を来 す もの で あ ると して い る. 私 は第1編 に お いて 実験 的 に肺 区域 切 除 術 後 早 期 間 歌 陽 圧 加 圧 を試 みた 場 合 の 空気 もれ及 び 膨 張 に関 す る諸 問 題,加 圧 の肺 実 質 に及 ぼす 影響 な どを明 ら か に した が,さ らに これ を臨 床 上 に適 用 し,空 気 も れ と再 膨 張 につ い て検 討 を行 い,最. も有 効 且 安 全 な. 区域 切 除 術 後 の肺 再 膨 張 法 を見 出 さん と企 て た.. Ⅱ. Ⅲ. れ ば肺 か らの空 気 もれ のあ ると き.はここか ら出 る空 気 泡 の 状態 によ り,空 気 もれ の程度,持 続 時 間,停 止 した時 を知 り うる し,ま た吸 引ポ ンプ を止め ると 第 I瓶 及び 胸 腔 内 が陰 圧 で あ るた あ に第 Ⅱ瓶 の ガラ ス管 内 の水 は上 昇 し呼 吸 と と もに上 下す ることか ら 排 液 管 の閉 塞 され て いな い ことが 証明 で きて都 合が よ い.空 気 もれ 停止 時 間 と して は手 術 終 了時 よ り第 五瓶 中 の排 気 の 全 く停 止 した時 間 まで を測 定 した. 再 膨張 の良 否 は空気 もれ 停止 後 撮 影せ るX線 写 真 を もつ て 判定 した. 第2節 第1項. 検 査成 績 空気 もれ 持 続 時間 と再膨 張. 100例 の肺 区域 切除術 後の 空 気 もれ持 続時 間 を 測 定 した 結 果 は図2に 示 す 如 くで あ る.空 気 もれ停止 ま での 時 間 を12時 間毎 に区 分す る と12時 間以 内10例, 13〜24時 間 が29例, 25〜36時 間22例, 37〜48時 間20 例, 49〜60時 間 が13例, 61時 間以 上6例,計100例 とな る(表1A).比. 較 の た め これ ら空気 もれ持続. 時 間 を そ の長 短 によ り4群 に分 つ た.即 ち空 気 もれ 持 続 時 間 が15時 間 以 内 の もの を第 I群, 30時 間 まで.

(3) 肺区域切 除術後の積極加圧法によ る肺再膨 張に関す る研究 図2. 肺 切後 の空 気 もれ 持 続 時 間. 2237. 大 な る遺 残腔 を有 し膨 張 が そ の ま まに止 ると きは腔 を 閉塞 す るた め の補 正 手 術 を要 す る見 込 の あ る もの と した. そ の結 果,良 好42例(42%),可 不 良18例(18%)で. 良40例(40%),. あつ た.空 気 もれ持 続 時 間 と再. 膨張 とを比 較 対 照 す ると,空 気 もれ 停 止 時 よ りも術 後7日 目 にお け る方 がX線 所見 の良 好 な る例 が 僅 か に増 して い るが ほぼ 同 様 の所 見 で,術 後7日. 目第 I. 群 に お いて は膨 張 の 良好 な もの7例(43.7%)に. 対. し,不 良 例 が7例(43.7%)も. 存 し両 極 端 を示 して. い る ことが注 目され る.こ の理 由 につ い て は後 述 す る.第 Ⅱ,Ⅲ 群 に お いて は空気 もれ の よ り早 く止 る 第 Ⅱ群 にお い て膨 張 の程 度 はやや 良 好 で あ る.し か し第 Ⅳ 群 にお いて も不 良 例 が4例(33.4%)あ 良 好 例 も5例(41.6%)で. るが. あ る.即 ち第 Ⅱ群 以 下 に. お いて は空気 もれ の時 間 が 長 くな る とと も に膨 張 の 程度 が悪 い傾 向 が認 め られ るが,著 明 な相 関 関 係 と い うべ き ほど の もの で は な い(表2). 表2. 表1. 空気 もれ と再膨 張(非 加 圧). 空気 もれ 持 続時 間(非 加 圧). A. B. 第2項. 切離面の空気 もれと空気 もれ持続時 間. を第 Ⅱ群, 55時 間 ま で の もの を 第 Ⅲ 群,そ. れ以上の. 肺 区域 切除 術 を行 い 閉 胸前 に胸 腔 内 に生 理 的 食塩. 長時間 に 及 ぶ も の 及 び 抜 管 時 な お 空 気 も れ の 持 続 し. 水 を注 入 し, 20cm水. てい る もの を 第 ⅣV群 と した .こ して み る と,第 37例(37%) (16%),第. Ⅱ群,第. の よ う に4群. に 区分. み て 切 離面 の空 気 もれ と空 気 もれ持 続 時間 の相 関関. Ⅲ 群 が 最 も 多 く,そ. れぞれ. 係 に つ い て検 討 した.切 離面 の空 気 もれ は その 程度. , 35例(35%)で,次 Ⅳ 群12例(12%)の. 肺再膨張の状 態 をX‑線. 柱 圧 の加 圧 を気 道 か ら加 え て. い で 第1群16例 順 と な る(表1. B) .. 写 真 で厳 密 に区 別 す る こ. に よ り(±),(+),(++),(+++),の4種. に 分 ち,. (±)は 空気 もれ は極 あ て 僅 か で,切 離面 の一 部 か ら極 く小 数 の小 泡沫 の出 る程 度 の もの,(+)と. は. とは困難であ るため に,膨 張 の程 度 に よ り(1)良好 ,. 泡沫 はや や 大 で あ るが漏 出部 は切 離面 の小 範 囲 に限. (2)可 良,(3)不 良 の3群 に分 け た.良 好 と は膨 張 肺 がほぼ胸腔 を充 し,遺 残腔 を ほ とん ど認 め な い もの,. られ るも の,(升)は. 可良 とは遺 残腔 を僅 かに 認 め るが 腔 を 閉塞 す る意 味 での補正手 術 を要 せ ざ る見 込 の もの ,不 良 とはや や. ほ と ん ど全 切 離面 か らの空気. もれ をみ るが,出. る泡沫 の大 き.さは小 さ くその 量 も. 少 い もの,(+++)は. ほ とん ど全 切 離 面 にわ た つ て 大. 量 に空 気 もれ の み とめ られ る もの と した.そ. うす る.

(4) 2238. 日. 下. 哲. 雄. と 切 離 面 よ り の 空 気 も れ の 程 度 が 少 い と考 え られ る. な 再 膨 張 を 示 し, 56例 中 良 好34例(60.7%),可. (±)と(+)を. 20例(35.7%)で. 加 え た63例. 中,第. す る も の は42例(66.6%)で,第 も の は21例(33.4%)で. あ つ た.こ. も れ が 多 い と 考 え られ る(+)と(+++)を 例 中 第 I,第. I,第. Ⅲ,Ⅳ. Ⅱ群 に属. 群 に属 す る. れ に対 して 空気 加 え た37. Ⅱ群 に 属 す る も の は11例(29.7%)に. す ぎ ず,Ⅲ,ⅣV群. に 属 す る も の は26例(70.3%)の. 多 数 で あ つ た.従. つ て 一般 に切 離 面 か らの空 気 もれ. 不 良 は2例(3.6%)に. 良. す ぎな い .. こ れ に対 し Ⅱ 型 で は31例 中 良 好,可. 良 合 計 して22例. (71%),不. 型 に 属 す る もの. 良 例 は9例(29%),Ⅲ. で は 不 良 例 が 増 し,可. 良46%,不. 良54%と. なつてい. る(表4).. 表4. 血胸 型 と空 気 もれ 時 間 と再 膨張(非 加圧). が 多 い 例 で は 空 気 も れ 持 続 時 間 も長 い 傾 向 に あ る と い え る.し (+++)例. か しな が ら第 Ⅳ 群 に つ い て み る と(++),. と(+)程. 度 の も の と が 相 半 ば し て い る(表. 3).. 表3. 切 離 面 の 空気 もれ と空 気 もれ 持 続 時 間 (非 加圧). 註.. Ⅱ. 0I. 血胸 型. 第4項. Ⅲ. 空気 もれ持続時間 と術後排液量. 術 後 排 液 量 の 多少 が 肺再 膨 張 に大 な る関 係を有す る こと は従 来 よ りいわ れて きて い る こ とで あ るが, 第3項. 空気 もれ 持 続 時 間 並 に再 膨 張 と血 胸. 空気 もれ の 有無 が滲 出 液 の貯 溜 に いか な る影響 を及. 術 後 の 血 胸 は主 と して 術後 の 胸腔 内 出血 の 多 い こ. ぼす か につ い て は言 及 された と ころが ない ので この. と と胸腔 内貯 溜液 の 吸 引 排 除 が充 分 に行 わ れ得 な か. 点 につ い て検 討 した.即 ち排 液管 を抜去 す るまで の. つ た 際 に起 る もの で,従 つ て血 胸 の有 無 は術 後 の肺. 全 排 液 量 と空 気 もれ持 続時 間 との関 係 を比 較 した.. 再 膨 張 に も著 る しい 影響 を及 ぼ す もの で あ るこ と は. 表5に 示 す ご と く,術 後 の排 液 量 は500ccを. こえ. い うま で もな い.こ の点 につ いて 検 討 す るた め術 後 表5. 7日 目に 胸部X線 撮 影 を 行 つ て血 胸 型 を次 の4型 に. 空 気 もれ と排 液量(非 加 圧). 分 つ た.即 ち血 液 が ほ とん ど残 存 す る こ とな く充 分 に 排 除 されて い る もの を0型,血. 液 に よ り小 分野 に. 陰 影 の あ る ものを I型,大 半 が うす い陰 影で お お わ れ て い る もの を Ⅲ型,そ. して ほ とん ど全 野 に濃 い 陰. 影 の あ る もの をⅢ 型 と した.空 気 もれ持 続 時 間 と血 胸 形 成 との相 関 関 係 をみ る と,空 気 もれ I群 に属 す る もので は 血 胸0型4例(25%),Ⅲ %)で,こ. 群 に 属す る 例 で は0型1例(8.4%)を ず,Ⅲ. 型7例(43.7. れ らを多 くみ るの に反 して,空 気 もれ Ⅳ み るにす ぎ. 型 は全 くな く,こ れ に反 して I型,Ⅱ 型 を合. せ て11例(91.6%)の. 多 くを み る.空 気 もれ Ⅱ,Ⅲ. 群 に 属す る もので は血 胸 型,0,I,Ⅱ. 型 夫 々 ほぼ. 1000cc以. 下 の も の が 最 も 多 く52例(52%),次. 1000ccを. こえ1500cc以. 500cc以. 液 量500ccま. す る もの は僅 少 で あ る.ま た血 胸型 と再 膨張 の関 係. 間 の 短 い I,Ⅱ. につ いて み る と,0型,I. 3例(21.5%),Ⅳ. 型 に おい て は非 常 に良 好. 下 の も の19例(19%),. 下 の も の14例(14%)で. 同 数 で これ らの間 に有 意 の 差 を みな いが,Ⅲ 型 に 属. いで. 最 も 少 い.こ. の排. で の 場 合 に お い て は 空 気 もれ 持 続 時 が 多 く11例(78.5%)で,Ⅲ 群 に 属 す る も の は な い.し. 群が かし.

(5) 肺 区域 切 除術 後 の 積 極 加圧 法 に よ る肺 再膨 張 に関 す る研 究. 1500ccを. 例 中 に3例(25%)発. こえ る大 量 の 排 液 を み た 例 で も,I,Ⅱ. 2239. 生 し,I,Ⅱ. 群 に はな かつ た.. 群 に属 す る もの が15例 中11例(73%)で,Ⅲ,Ⅳ. 群. ま た再 膨 張 との関 係 をみ ると,膨 張 可良40例 中に2. に属す る もの は4例(27%)に. れ. 例(5%),不. に対 して500ccを 例(40.8%),次. す ぎ な か つ た.こ. こ え1500cc以. 下 の 例 に Ⅲ 群29. い で Ⅱ群26例(36.6%)が. 多 くみ. の肺 区 域 切除 例. にお け る術 後 の 重 篤 な 合 併 症 に つ い て み る と,気 胸2例,シ. ュ ー ブ1例. を み た.こ. は空気 もれ 第 Ⅲ群35例 中 に3例(8.6%),第. 表6. 第3節. 張 良好 例 に はな かつ た.次 に術 後 の補正 成 形 術 施 行 頻 度 につ い て み ると,遺 残 死 腔 を の こ した た め に行. 膿 胸2例,残. 肺 区域 切 除術 後 の合 併 症. 空気 もれ につ い て 検 討 し た100例. 枝瘻3例,膿. 生 し,膨. われ た もの が14例 で最 も多 く,次 い で気 管 枝 瘻3例,. られ た. 第5項. 良 例18中 に4例(22%)発. 小. 管. れ ら. 存 肺 病 巣 の た め1例 の順 で あ る.従 つ. て術 後補 正 成 形 を要 した も の20例(20%),補 形 を要 せ ざ り し もの79例(79%),死. 正成. 亡1例(1%). で あつ た(表6).. Ⅳ 群12. 肺 区域 切 除術 後 の合 併 症 と補 正 成 形頻 度(非 加 圧). 括. く持 続 した もの お よび膨 張 不 良 例 に 多 くみ られ た.. 血小板の破 壊 を遅 延 し,血 液 凝 固 時 間 を延 長 す る 第3章. 性質のため凝 血 で 閉塞 され る こ と の 少 いSilicone. 積 極 的 加 圧 法 を行 つ た肺. Tubeを 使 用 す る こと によ つ て正 確 に空気 もれ を測. 区 域 切 除 術 後 の空 気 もれ. 定することが で きた.こ れ に も とず い て通 常 行 わ れ. と再 膨 張. ている肺区域 切除 術 後 の空気 もれ の 臨 床的 意 義 を術 後の再膨張,血 胸,術 後 排液 量,切 離面 の空 気 もれ,. 第1節 私 は第1編. 検 査材 料 並 に検査 方法 に おい て空 気 もれ を 中心 と して 肺 区域. 合併症などの点 か ら検 討 した .空 気 もれ の持 続 時 間 は術後15時間 か ら20時 間 前 後 に止 ま る もの が最 も多. 切 除術 後の 諸 問題 につ いて 実験 的 に検 討 して,術 後. いが,早 い もの で は10時 間 以 内 に,遅 い もので は60 時間以上 に及 び,か な りの 巾 を有 して い る.そ して. 圧 を加 え て 膨張 を 調節 しな が ら しか も一 様 の再 膨 張. 第Ⅱ群(16〜30時. しめ う るこ とを 明 らか に した.そ. 間),第. Ⅲ群(31〜55時. 間)の. も. のに膨張良好 乃至 可 良 な もの が 多 く,第 ⅣV群で は不 良例は1/3で あ るが第 I群(0〜15時. 再 膨 張 を良 好 な ら しめ るた め術 後 早 期 に気 道 よ り加. を 計 るな らば肺 手 術 後好 影響 を あた え 恢 復 を促 進 せ こで この結 果 を臨. 床 例 に応 用 し,積 極 的加 圧 の 影 響 を検 討 す る こ と と. 間)に お い て. した.す な わ ち 国立 岩 国病 院 で 肺 区 域切 除 を行 つ た. も不良例が多 く43%を 占め た.ま た 切 離面 か らの 空. 30例 につ い て 後記 せ る如 く,間 歇 陽 圧呼 吸 装 置を用. 気もれが少 い もの ほ ど一般 に空 気 もれ持 続 時 間 も短. い て加 圧 を行 い,再 膨 張,空 気 もれ の持 続 時 間,血. く良好な経過 を示 した .術 後 血 胸 の 大小 は 当然 な が ら肺再膨張の良 否 に大 な る影 響 を あ たえ た.排 液 量. 胸,排. の多少は空気 もれ持 続 時 間 の長 短 と は判 然 と した関. 葉 切 除術 後 と異 り広 い 切 離 面 を 有 し空 気 もれ 及 び 出. 係を認めることが で きな かつ た .術 後合 併 症 につ い てみると,気 管枝 瘻 や膿 胸 はい ず れ も空 気 もれ が 長. 血 の 状 態 が持 続 して い る点 に注 意 しな け れ ば な らな. 液 量,合 併 症 な どに つ いて 観 察 を 行 つ た.な. お肺 区 域 切 除 術 後 早 期 に加 圧 を 加 え る場 合 に は,肺. い.従 来 肺 加 圧 の 方法 と して はRespiratorに. よる.

(6) 2240. 日. 下. 哲. 雄. 陽 陰 圧呼 吸 が 専 ら使 用 され て い るが,こ の 方法 で は. て は最 初 の 加 圧 は25cm水. 患 者 の 自発 呼 吸 に逆 らつ て 加圧 す る こ と もあ り的確. 柱 圧 まで 増加 した もの. な方 法 と はい えな い.こ の ため 私 は患 者 の呼 吸 に合. で あ る.な お この 際 に は加圧 に吸 引圧 が加算 されて 一 時 に過 大 な 圧 が加 わ る ことの な いよ うに ,ま た胸. せ て吸 気 時 に一定 圧 で 酸 素 が加 圧 吸 入 せ られ る よ う. 腔 内陰 圧 の 強化 に よ り切 離面 よ りの 出血 の増加 を来. に,最 近 主 と して 慢 性 肺 疾 患 に 使 用 さ れ て い る. さ しめ ぬ た め15乃 至20cm水. Benett社. つ て い る吸 引圧 を弱 め,空 気 もれ の 状態 をみな が ら. 製 の 間歇 的肺 内加 圧装 置(I. P. P. B.)を. 使 用 した.. 柱 圧 前後 の陰圧で行. 空気 が充 分 に 排除 され う る最 小圧,即 ち第2瓶 にお. 肺 を膨 張 せ しめ るた め に働 く力 の 主要 な もの は気. い て呼 気 時 に辛 うじて 陰圧 を保 ち うるよ うに加 減 し. 道 内 圧 と胸 腔 内圧 の差 で あ る.従 つ て 切 離面 よ りの. た.そ. 空 気 もれ が著 る し く多 い場 合及 び胸 腔 内 に血 液 の 貯. と と もに 吸 引の強 さをま して15乃. 溜 が 著 る しい 場合 に は,加 圧 に よ る効 果 は不充 分 で. に も ど した.こ の よ うな 加圧 が1回 で は効果 不充分. 膨 張 は不 確 実 とな る.従 つ て 加 圧 を行 う に は術 後 胸. で,な お 空気 もれ が持 続 して い る場 合 に は経過 を観. 腔 内 血液 が 充 分 排 除 され 空 気 もれ が 或 程 度 減 少 した. 察 しな が ら空 気 もれ が減 少 して 肺 の膨張 が保 たれて. 時 期 に行 われ るの が よい.こ の 際加 圧 膨張 に よ り胸. い る状 態 をみ とあ るまで 同様 の加 圧 を3時 間お きに. して 加 圧 終 了の 際 に は徐 々 に加圧 力 を弱 め る 至20cm水. 柱圧. 腔 内 の 血液 及 び 空気 が排 除 され る こと にな るが,そ. くり返 した.な お実 施 に あた つて は患者 の血 圧,呼. の た め に は排 液管 の疏 通 性 が 充 分 に保 た れ て い る こ. 吸 の 状態,麻 酔 の覚 醒 の程 度 等 に注 意 し,気 道 内分. とが 必要 で あ る.而 して排 液 抜 去後 に加 圧 を加 え る. 泌 の 多い とき は予 め 充分 除去 した 後 に加 圧 を加えた.. と,肺 が 膨張 不 完全 で 胸 壁 に癒 着 して い る場合 に は. 第2節. 加 圧 に よ る圧 力 は多 く遺 残 腔 を含 む 部 分 に加 わ る こ. 第1項. と にな り,こ の部 の 過 膨張 を来 し,切 離面 の治 癒 が. 検査 成 績 加 圧 に よ る空気 もれ持 続時 間 の変 化 と再膨 張. 不 完 全 な とき は新 に切 離面 に空 気 漏 出部 をつ くり,. 検 査 方法 に おい て述 べ た如 き加 圧を 行 つた場合の. 気 管 枝 末 梢の 開 ロを み るこ とが あ り,排 液 管 挿 入 中. 空気 もれ持 続 時 間 を 測定 し,肺 再膨 張 の良 否を観察. に行 わ れ る加 圧 に較べ て む しろ危 険 を 伴 う場 合 が 多. した.そ の結 果 は表7Aに. い と考 え られ る.以 上 の 点 か ら加 圧 は術 後 胸腔 内 に 貯 溜 した 血 液 が充 分排 除 せ られて お り,空 気 もれが. 表7. 示 す ごと く12時間以内の. 空気 もれ 持続 時 間(加 圧) B. A. 減 少 して 来 た 時期 に排 液 管 の疎 通 性 を確 認 した上 で 行 つ た.そ して この 観 点 よ り排液 管 に は内 径 の太 い, 閉塞 性 の 少 い もの が使 用 さ るべ きで あ るの で,私 は 内径0.8cmのSilicone. Tubeを. 使 用 した.ま た吸. 引方法 に は必 要 に 応 じて 吸 引圧 が変 え られ る方法 を え らび,排 液 と空 気 もれ を 別個 に観 察 で き る3瓶 法 を採 用 した.次 に吸 引圧 及 び 加圧 に つ いて は,第1 編 の 実験 成 績 に よつ て示 され る如 く, 30cm水. 柱圧. 以 上 にお いて は必 ず し も肺 実 質 に対 す る影 響 な しと はい え な い.そ れ 故 で きれ ば 各症 例 に お いて 必 要 に. もの15例(50%),. 13〜24時 間 の もの11例(36.8%),. して 充 分 な最 小 限 な加 圧 力 が求 あ られ るべ きで あ る. 25〜36時 間 及 び37〜48時 間 の も の 各2例(6.6%). が,実 際 的 に は不 能 の こ とで あ り,ま た肺 が 収縮 し. で あ つ た.ま た 非加 圧 例 の場 合 と同様 に空気 もれ持. て い るよ うな場 合 これ を 速 に加 圧 膨 張 せ しめ るの に. 続 時 間 の長 短 によ つて4群. 要 す る圧 と膨 張 した肺 を そ の 状態 に維 持 せ しめ る圧. と く第A群20例(66.7%)で. と は同 一 で はな い.こ の よ うな 問題 か ら私 は最 初数. 群 が8例(26.6%)第. 分 間15〜20cm水. 柱 圧 に よ る加 圧 を行 い,加 圧 に. 群 に属す る もの はな か つ た.加 圧例 にお いて は空気. よ り増 加 した 排液 の 流 出 の 停 止,打 聴 診,症 例 によ. もれ が12時 間 以 内 に止 ま る例 が 多 く,そ の ほとん ど. つ て はX線 撮 影 な どを行 い,目 的 の膨 張 を来 さ しめ. が24時 間 内 に は停 止 して お り,加 圧 後著 明に空気 も. え た こ とを確 認 した後 は 加 圧 を10cm水. 柱圧前後. れ の 増 加 を来 した例 はな い.再 膨張 が加圧 後 も維持. に お いて 約10分 間 持続 せ しめ た.そ れ 故 症 例 に よ つ. され て い るか ど うか に つ いて 空気 もれが停止 した直. に分 け ると,表7. Bの ご. 最 も多 く,次 いで第 Ⅱ. Ⅲ群 は2例(6.7%)で,第. Ⅳ.

(7) 肺 区 域 切 除術 後 の積 極加 圧 法 によ る肺 再 膨 張 に関 す る研 究. 後及び術後7日 目に胸部X線 撮 影 を行 つて 膨 張 の 状. (23.3%)で,不. 態を検査 し,膨 張 の程度 を非 加 圧 の場 合 と同 規 準 に. 後7日. より良好,可 良,不 良 に区分 した.そ の結 果 表8の. 良 な も の11例(36.6%)で,肺. ごとく肺膨張の状 態 は空気 もれ 停止 直 後 にお い て は. る が し か し 不 良 化 した も の は な か つ た.. 30例中良好な も の23例(76.6%),可 表8. 第2項. 良 例 は1例. 2241 も な か つ た.し. は 少 し 退 縮 して は い. 良 な もの7例 空 気 も れ と 再 膨 張(加. 圧例). 切 離面 の空気 もれ と加 圧 例 の 空気 も. で Ⅲ 群 に 属 す る も の は1例(4.5%)に. れ持 続 時間. た.一. 不適当な加圧 に よつて 空気 もれ の著 明 な 増 加及 び. 8例. す ぎ なか つ. 方 比 較 的 空 気 も れ の 多 い と考 え られ る(+) 中 で も I群4例(50%),Ⅱ. 群3例(37.5%). 延長を来す例が あ る ことは第1編 に お いて 明 らか に. で Ⅲ 群 に 属 す る も の は1例(12.5%)に. したので,臨 床 的に はすべ て の 肺 区域 切 除 例 に加 圧. た.ま. を行 うことはしな かつ た.即 ち広 汎 な肺 切 除 を行 つ. 例(45%),(+)7例(35%)で,(+)は4例(20. て膨張せ しめて もな お大 な る遺 残 腔 を残 す 場 合,或. %)に. いは多区域,各 所 にわ た る区 域 切除 例 等 に あ つて は. 例 で は 空 気 も れ が 早 く停 止 して い る.. 加圧によつてかえ つて空 気 もれ持 続 時 間 が 延 長 させ. す ぎな か つ. た 空 気 も れ I群 に 属 す る20例 中 で は,(±)9. す ぎず 一般 的 に みて 切 離 面 の空 気 もれの 少 い. 第3項. られる場 合が考 え られ る.そ こで 第2編 非 加 圧 例 の 場合と同様 に切 離面 の空 気 もれ を(±),(+),(+), (+++)に分類 し,(±),(+),(+)に. か し術. 目 の 所 見 で は 良 好 な も の19例(63.4%),可. 加 圧例 の 空気 もれ 持 続 時 間並 に再 膨 張 と血 胸. 非加 圧 例 で 肺 区域 切 除術 後血 胸の 著 る しい 例 で は. 属 す る もの の. 空気 もれ 持 続 時 間 が短 く,し か も再 膨張 不良 例 が あ. みを検査対象 と し(+++)の もの は除 外 した.そ の結. る こと をの べ た が,か か る例 に対 して 加圧 に よつ て. 果,表9の ごと く空 気 もれ の程 度 が少 い と考 え られ. 術 後 血 胸成 立 を防 止 しえ ぬで あ ろ うか.そ こで加 圧. 表9. 切離 面の 空気 もれ と空 気 もれ と持 続 時 間. 例 にお い て も血 胸 型 を0,I,Ⅱ,Ⅲ. 型 に分 つ て,. 空 気 もれ持 続時 間 と再膨 張 の良 否 を検 した.そ の結. (加圧 例). 果 表10の ご と く空 気 もれ I群 に 属す る もの20例 中 血 胸0型 に属 す る もの は12例(60%)に. 達 し,I 型7. 例(35%)で,Ⅱ. す ぎず,Ⅲ 型. 型 は1例(5%)に. に 属す る もの は な い.即 ち加 圧 例 にあ つ て は空 気 も れが 早 く停 止す る に拘 わ らず 血 胸の 著 る しい例 はな い.空 気 もれ Ⅱ,Ⅲ 群 に属 す るもの の うちで は10例 中血 胸 型0,I. に属 す も の7例(70%),Ⅱ,Ⅲ. に属 す もの3例(30%)で. あ つ た.ま た 血 胸 各 型 と. 再 膨 張 との 関係 をみ る と,0型. に お いて は非 常 に良. 好 な膨 張 を示 し16例 中良 好12例(75%),可 る(±)お. よび(+)例22例. 16例(72 .7%)の. 中 I群 に 属 す る も の は. 多 き を 数 え,Ⅱ. 群5例(22.7%). (25%)で,不. 型. 良4例. 良 例 はな か つ た.血 胸 I,Ⅱ,Ⅲ. につ い て は良 好,可 良1/2ず. 型. つ各7例 を み とめ た が,.

(8) 2242. 日. 表10. 下. 哲. 雄. 血 胸 型 と空 気 もれ 持 続 時 間 と再 膨 張. 表11. 空気 もれ と排 液量(加 圧例). (加 圧 例). の もの12例(40%)で, 例(16.6%)に 註:. 血胸型. 0. I. Ⅱ. 1000cc以. 上 に及ぶ 例 は5. す ぎな い.そ して 非 加圧 例の場 合 と. 異 る こ と は,排 液 量 の多 少 と空 気 もれ持 続 時間 の長. Ⅲ. 短 と は平 衡 関 係 に あ り,第 I群 に 属 す る も の は 500cc以 不 良例 はな か つ た. 第4項. 1000ccの. 加 圧 例 の 空気 もれ 持 続 時 間 と術 後 排. 第5項. 空 気 もれ持 続 時 間 と術 後 の排 液 量 につ いて み る と 表11の ごと く排 液 量500cc以. 下 の もの が13例(43.4. 最 も多 く,次 いで500ccを 表12. もの は7例(35%),. で は4例(20%)で. 液量. %)で. 下 に最 も多 く9例(45%)で, 1000cc以. 500cc以 上 上 の もの. あ つ た.. 積極 的加 圧 を加 え た肺 区域 切除術 後 の合 併症. こえ1000ccま. 加 圧 を加 え積 極 的 に再膨 張 を はか つた症 例の合 併 で. 症 及 び補 正 成 形施 行頻 度 につ いて 検す るに,表12の. 肺 区 域切 除術 後 の 合 併 症 と補 正形 施行 頻 度(加 圧例). ごと く加 圧 に よ り直 接 生 じた と考 え られ る合 併 症 は. 後 空 気 もれ の減 少 した時 期 の可 及 的早 期 に排液 管の. 1例 も認 め な かつ た.補 正 成 形 術 は2例 に施 行 した欄. 疎 通 暁が 充分 県た れて い る こ とを確 認 した上 で 行 つ. 即 ち1例 は小 遺 残 腔 に滲 出液 の 貯 溜 を 来 した た あ,. た.初 め15乃 至25cm水. 1例 に小 病 巣 遺 残 せ るため で あ る.前 者 は空 気 もれ. 圧 によ る加圧 を加 え る こと に よつて,肺 区 域 切除術. Ⅲ群 に属 し膨 張 可 良 に 属 して お り,後 者 は空気 もれ. 後 の 空気 もれ 持 続 時 間 は非加 圧 例 に比 して 著明 に 短. 1群 に属 し膨 張 良 好 例 で あ つ た.. 縮 した.即 ち非 加 圧 例 で は24乃 至48時 間持続 す るも. 第3節. 小. 括. 柱圧 で 次 いで10cm水. 柱. のが 多 か つ た の に反 して 加 圧例 で はほ とん どが24時. 動 物 実験 上肺 区域 切除 術 後気 道 か らの 加 圧 が 空 気. 間 以 内 に停 止 し,し か も術 後の 再膨 張 は非加 圧例 に. もれ 停 止 と残 存 肺 の 再 膨 張 に よ り有 利 で あ る点 を認. 較 べ て 著 る し く早 期 に 完 成 し且 良好 で あつた.ま た. め たの で,臨 床 例 に I.P. P. B装. 血 胸 の著 るし い症 例 は少 く,排 液 量 も一 般 に少なか. 置 によ る加 圧 を術.

(9) 肺 区域切除術後の積極加圧法 による肺再膨張 に関す る研究 つた,非 加圧の場 合 に は排液 量 が 多 く,空 気 もれ は 早く停止す るに拘 わ らず,胸 腔 内 に血 液 が 貯 溜 し再 膨張不良を来 した症 例 を みた が,加 圧 例 で はか か る 症例はなかつた.し か も術 後 著 明 な合 併 症 を 経験 し たものはな くいず れ も経過 良 好 で あ つ た.. 2243. 続 時 間 の長 い もの に 排液 量が 多 くな つ て い る.術 後 合 併症 は非 加 圧 例 で は気 管 枝 瘻,膿 胸 な どの 合 併症 を み たの に反 し,加 圧 例 で はか か る重 要 な 合 併症 を 経 験 せ ず,術 後 補正 成 形 施 行頻 度 も非加 圧 例 で は20 %な る に対 し,加 圧 例 で6.7%で. 加 圧 例 にお い て は. るか に少 な か つ た. 第4章. 総 括 及 び 考 按. 肺区域切除術後 の空 気 もれ,排 液 並 に再 膨張 に つ. 肺 区域 切 除 術 後 の空 気 もれ は 香 積13)の い う如 く 術 後4〜5時. 間 で 急激 に減 少 して くるこ と は私 も第. いて検討す るた め に,排 液 管 と して凝 血 に よ り閉塞. 2瓶 に お け る空 気 もれ の状 態 を観 測す るこ とに よ つ. されることの少 いSilicone Tubeを. て 容易 に た しか め る ことが で きた.そ. 使 用 し, 3瓶 法. して 完 全 な停. を用いて空気 もれ と排 液 の 状態 を同 時 に別 個 に観 察. 止 は10時 間前 後 よ り60時 間 に及 ん で い る.し か しな. した,そ して I.P. P. B装. が ら私 の行 つ た方 法 に よ り加 圧 を 行 えば,こ の停 止. 置 を利 用 し最 も自然 な 形. で気道 から加圧 を加 え そ術 後 早期 に再 膨張 を促 進 せ しめた場合 と然 らざ る場 合 とを比 較 検 討 した.空 気. 時 間 は短 縮 され 且膨 張 も極 め て 良好 で あ る. 術 後 の排 液 は主 と して 切 離 面 及 び肋 膜 剥 離部 分 か. もれ持続時間 は0〜15時 間 の 第 I群 に属 す る もの は. らの 出 血及 び滲 出 によ つ て生 ず る もの で あ るか ら,. 非加圧例で は16%に す ぎ な か つ た が,加 圧 例 で は. 術 後 早 期 に良 好 な膨 張 を計 る ため に は吸 引 によ る適. 66.7%で 加圧 に よつて 著明 に短縮 され る こ とを しつ. 切 な 排 液 とと もに胸 腔 内貯 溜 液 の 増 加 を来 さぬ よ う. た.そ して この場 合の残 存 肺 の 再膨 張 の 良 否 を み る. に止 血 を よ く行 う こ と,出 血 部 位 に働 く陰 圧 を少 く. に,良 好な例 は非 加圧 例で34%で. す る こ と,血 液 及 び滲 出液 の 貯 溜 増 加 を来 さぬ た め. あ る に反 し,加 圧. 例では76.7%で あ り,不 良 例 は非加 圧 例 に18%に み. に可 及 的 早 期 に膨 張 させ 腔 の 縮小 を計 る こ と.血 液. られたが加圧 例 に は1例 もみ な か つ た.次 に切 離面. の 凝 固 機 転 を促 進 させ る こと等 が 必要 で あ る.そ し. の空気もれと空気 もれ持 続 時 間 に つい て み ると加 圧. て 排 液 量 の 少 い例 で は再 膨 張 が 良好 で あ ると は木. 例,非 加圧例 と もに空気 もれ の 程度 の 著 る しい もの. 谷20),北 本21)等 多 くの 人 が のべ て い ると ころ で あ. ほど空気 もれ持 続時 間 も長 い が,し か し非加 圧 例 で. るが,私 の行 つ た加 圧 は よ くこの 目的 に合致 す る も. 空気 もれ持続 時間の 長 いⅣ群 に属 す る もので は空気. の で あ る.石 黒21)は 術 後 の 血 胸 併発 例 には 合併 症. もれ(+)の. ものが 相 半 ば し. を起 す ものが 多 い とのべ,膨 張不 全 の ま ま胼 胝 形成. ており,か かる長時 間 にわ た る空 気 もれ は切 離 面 の. を み ると き は肺 機能 に及 ぼ す 影響 も大 き く注 意 を要. 空気 もれの多 少の みで な く,切 り放 され た末 梢 気 管. す る こと は塩沢23)の 述 べ て い る と ころ で あ るが,. 枝の状態が関 係 して い るもの と考 え られ る.ま た加. 加 圧 に よ り血 胸 形 成 を著 明 に減 少せ しめ う る こ とは. 圧例と非加圧例 に ついて 同 一程 度 の 空気 もれ に対す. 術 後 合 併症 の 著 明 な 減 少 と もな りま た一 方 肺機 能 の. る空気もれ持 続時 間を比 較 し て み る と,空 気 もれ. 低 下 を 未然 に防 止 す る こ とと もな る.そ して 肺 区域. (±)の もので は,空 気 も れ I群 に属 す る もの が 加. 切 除 術 後空 気 もれ が 多 く長 く持 続 して膨 張 が 妨 げ ら. 圧例で81.8%,非. れ る もの,さ. (+),(++)で. もの と(+),(+++)の. 加圧 例 で は40%で あ り,空 気 もれ. は I群 に属す る もの が加 圧 例 で57.9. %,非 加圧例で は11%で,加. らに胸 腔 内 出血,滲 出液 が 多 く空気 も. れ は 早 く止 るが 再 膨 張 が 阻害 され て い る等 の 症 例 に. 圧 例 の 方 が 非加 圧 例 よ. も気 道 か らの加 圧 が よ り有利 で あ り,再 膨 張 を促 進. りも早 く停止 してい る.ま た空 気 もれ持 続 時 間 と血. させ る最 良 の方 法 と いえ よ う.し か しな が ら加 圧 す. 胸と再膨張 との関 係 に つい て み る と,加 圧例,非 加. る こ とが適 当 で な い と考 え られ る症 例 は慎 重 に除 外. 圧例ともに血胸 の程度 の 少 い もの ほ ど再膨 張 は良 好. さ るべ き.であ る.後 藤24)は 過 膨 張 の 状 態 で病 巣の. であり,加 圧例で は血 胸0 ,I 型 が86.6%で あ るの に対し非加圧例で は56%で,血 胸0,I 型 は加 圧 例. 悪 化 を 証 明 して い る し, Efskind25)は 切 除 範 囲 が大. にはるかに多 い.ま た空 気 もれ I,Ⅱ 群 に お いて は,. る場 合 には追 加 胸成 を行 うべ きで あ る と して お り,. 血胸0及 び I型 は加圧 例 で は89.3%を. 鈴 木26),高 橋27)等 も 同 意 見 で あ る.こ の よ う に遺. しめ るの に対. し非加圧例で は56.6%で あ る.次 に排 液 量 と空 気 も れ持続時間につ いて み る と,非 加 圧 例 で は両者 の 間 に並行関係はみ られな い が. ,加 圧 例 で は空気 もれ持. き く再 膨 張 困難 の 予想 され る とき或 は病 巣 の 残 存す. 残 病 巣 の 多い もの,多 区 域 各 所 に わ た る切 除 例,切 除 範 囲 が 大 き くて膨 張 に よつ て も胸腔 の大 部 を 充 し えぬ 場 合 には 膨 張 を 目 的 と した加圧 は行 われ るべ き..

(10) 2244. 日. 下. 哲. 雄 2.. で は な い.私 は加 圧 症 例 に つ いて 合 併 症 を 経験 しな. 肺 区域 切 除 術 後 の空 気 もれ持 続 時間 と排液量,. か つ たが しか し不 適 当な 加 圧 は肺 実 質 及 び 空 気 もれ. 血 胸,切 離面 の 空気 もれ の程度,術 後 の肺再膨張,. の 状 態 に 不利 な影 響 を あ た え て,気 道 分 泌 物 の 多 い. 合 併 症 との関 係 に つ いて 検 討 した と ころ,術 後の肺. 場 合 には そ の吸 入 を起 す 等悪 影響 も予 測 せ られ るの. 再 膨張 は,空 気 もれ も排 液 量 も少 い例 にお いで最も. で,加 圧 は 細 心 の注 意 を もつ て 行 わ れ るべ き.であ る. 良 好 で あ る,空 気 もれ の長 く持続 す る もので は膨張. こ とは い うま で もな い.. は遅 延 し,出 血 が 多 く胸腔 内 に血 液貯 溜を残 す場合.. I.P. P. B加. 圧 が 心 臓 及 び 心 肺機 能 に及 ぼ す 影 響. に つい て,林 田18)は 血 圧,脈. 搏, EKG所. ら変 化 を 見 な か つ た と いい,二. 村19)はEKGの. 索 を して+20cm水. 見 に何 検. 空 気 もれ は早 く止 るが 再膨 張 不 良例 が 多い.空 気 も れ持 続 時 間 が48時 間 以 内 の例 で は空 気 もれ持 続時間 と切 離 面 の 空気 もれ とが ほぼ 竝 行 して い る. 3.. 柱 圧 内外 で は と くに 有意 と思. 肺 区 域 切除 術 後 I.P. P. B装. 置に よ る加圧を. われ る障 害 を 認 め な か つ た と して い る.ま た二 村19). 行 い,積 極 的残 存 肺 再膨 張 を 計 ると,術 後 の空気 も. は心 肺 機 能 に及 ぼす 影響 と して 動 脈 血 諸 因子 の 変 動. れ持 続 時 間 は短縮 し,早 い もの で は加 圧直後 に停止. は極 めて 僅微 で ア ノキ シア の 発生 や呼 吸性 ア チ ドー. し,大 部 分 が24時 間 以 内 に停 止 した. 4.. ジス を助 長 す るよ うな傾 向 はみ られ な か つ た との べ, 林 田18)は 収 縮 肺 に加 圧 を加 え た 結 果,動 脈血 酸 素. 加 圧 例 で は術 後 の 再膨 張 は早 期且 良好 で,膨. 張 不 良 例 を認 めな か つ た. 5.. 飽 和 度 は 回 復 が 著 る し く早 く,術 後10日 以 内 に術 前. 加 圧 例 で は,非 加圧 例 にみ るよ うな 胸腔内血. 値 に もど る と して い る.こ れ らの 示 す 如 く術 後 の 心. 液貯 溜 のた め に早 く空気 もれが 停 止す るご とき症例. 肺機 能 に著 る しい 好 影響 が 期 待 せ られ る とと も に私. が減 少 し,空 気 もれが 早 く停 止 した例 はす べて 良好. が組 織 学 的 に も確 か め た如 く分 泌 の 著 る しい抑 制 が. な再 膨 張 を示 し,血 胸 の 著 しい もの はな かつ た.. み られ る点 か ら術 後 の心 肺 機 能 の 危機 に対 して 有 効 に作 用 す る もの と信 ず る.. 6.. ど空 気 もれが 長 く持 続 す る. 7.. 第5章 1.. 加圧 例 で は切 離面 の空 気 もれ の著 しい症例 ほ. 結. 論. 加圧 に原 因 す ると考 え られ る術 後合 併症 は1. 例 もな く,術 後 経 過 は良 好 で あつ た.. Silicone Tubeを 排 液 管 と して使 用 し,‑15cm. 水柱 圧 の 持 続 吸 引を 行 い3瓶 法 に よつ て 肺 区域 切 除 (擱 筆 す るに 当 り終 始 御指 導,御 校 閲を戴 いた 陣. 術 後 の 空 気 も れ と排 液 を同時 に 別個 に 観 測 した と こ ろ,肺 区 域 切除 術 後 の空 気 もれ は術 後12時 間 乃 至24 時 間持 続 す る もの が 多 いが,早. い もの で10時 間 以 内. に,遅 い もの で は60時 間以 上 持 続 す る.. 参 1). 武 田.. 日 胸 外 会 誌,. 3,. 2). 牧 野:. 胸 部 外 科,. 3). 八 塚:. 肺 切 除 Ⅱ 区 域 切 除,胸. 4). 塩 沢:. 肺 区 域 切 除 術,文. 5). 高 橋:. 胸 部 外 科,. 9,. 961,. 6). 赤 倉:. 胸 部 外 科,. 9,. 955,. 7). 林:. 8). 宮 本:. 胸 部 外 科,. 9,. 963,. 9). 加 納:. 胸 部 外 科,. 9,. 965,. 10). 太 中:. 胸 部 外 科,. 9,. 1081,. 11). Overholt,. 8,. 3,. 8,. 239,. 13,. 考. (1955).. (1955). 部 外 双 書,南. 江 堂,. (1955). 胸 部 外 科,. Resektion,南. 9,. Larger:. 御 協 力を 戴 き深 く感 謝 致 します). 文. 献. 12). Steele:. Ame.. rev.. 13). 香 積:. 胸 部 外 科,. 14). 山 名:. 岡 山 医 会 誌, 日 内 会 誌,. Tbe.,. 8,. 7,. 670,. 69,. 636,. 12,. 746,. Leandrom:. (1956).. 17). 伊 藤.. (1956).. 18). 林 田:. 胸 部 外 科,. 19). 二 村.. 胸 部 外 科,. (1956).. 20). 木 谷:. 日 胸 外 会 誌,. 3,. 3,. 161,. (9155).. (1956).. 21). 北 本:. 日 胸 外 会 誌,. 3,. 3,. 230,. (1955).. 22). 石 黒.. 日 胸 外 会 誌,. 4,. 5,. 73,. 23). 塩 沢:. 結 核:. (1956).. Technique of. pulmonary. 24). 156,. (1957).. 山 中.. 日 胸 外 会 誌,. 28, 3,. (1956).. Coagulation. 日 胸 外 科 会 誌,. of Blood,. 4,. 9,. 10,. 1,. 10,. 10,. 3,. 161,. 496, 6,. 467,. (1954).. (1955).. 16). the. 45,. 69,. 15). (1656).. 江 堂,(1954).. 生 省 科 学 研 究 費 の補 助 を 受 け,国 立 岩 国病 院職員 の. 江 堂,(1955).. 1064,. the. 内教 授 に深 甚 の謝 意 を 表わ す と共 に,本 研 究に は厚. 840,. (1956).. (1957). (1957).. (1956).. (1953). (1955).. (1955)..

(11) 肺 区 域 切除 術 後 の積 極 加 圧法 に よ る肺 再膨 張 に関 す る研 究. 25) Leif Efskind et at.. Acta chirurg. Scandiuav, 167, 392, (1954).. Studies. on the. Re-expansion. Method. after Part. 26). 鈴 木:. 胸 部 外 科7,. 27). 高 橋:. 結 核 研 究 の 進 歩,. of the Lung the Segmental 2. Clinical. by the. 11,. 2245 764,. Positive. 5,. (1954). 195,. (1954).. Insufflation. Pneumectomy Study. By Tetsuo. Kusaka. 1st. Dept. of Surgery Okayama University Medical School (Director: Prof. D. Jinnai, M. D. ) 1 The status of the air leak and blood effusion after the segmental pneumectomy was studied using the three bottle catheter suction drainage as the aspiration apparatus. Silicone rubber drain pipe (0.8cm in inside diameter, 1.5cm in outside diameter and 90 cmin length) was used and no closure by clotted blood was experienced by the time the drain pipe was drawn out, that is 72 hours after operation. It was in good condition to observe the air leak. 2. The air leak stops the quickest in 10 hours but mostly in 12 hours to 48 hours. Yet there are some that continues more than 60 hours. 3. The intermittent insufflation after the segmental pneumectomy was performed with the I. P. P. B. apparatus (Bentt), and the air leak, re-expansion, complication etc. were examined compared with that of the non-insufflation. 4. By this positive re-expansion of the lung after the segmental pneumectomy the air leak stops mostly in 6 hours to 24 hours. Furthermore it shows good re-expansion of the lung and no combined symptoms by insufflation can be found..

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