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雑誌名 関西学院大学日本語教育センター紀要

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Academic year: 2022

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2020年度活動報告 CJP授業 : 漢字・語彙1

著者 福富 奈美

雑誌名 関西学院大学日本語教育センター紀要

号 10

ページ 56‑56

発行年 2021‑03‑31

URL http://hdl.handle.net/10236/00029358

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2020 年度活動報告 CJP 授業:漢字・語彙1

福富 奈美(関西学院大学日本語教育センター)

1.クラス概要

漢字・語彙クラスは週1回開講されており、総合科目でのレベル判定を基準として、

前後1レベルまで受講することができるため、本クラスはレベル1および2の学生が受 講している。漢字単体の読み・書きだけでなく、語彙学習としての位置づけを行い、運 用を目標としている。教科書は、総合クラスで使用しているメインテキストに準拠した

『みんなの日本語 初級Ⅰ 漢字 英語版』である。

履修登録者は本学に在籍する IBA 院生2名であった。

2.授業内容

全クラス同一曜日・時限に開講されるため、初回授業はレベル 1 からレベル 4 合同 で、前半と後半に分けて同じ内容で2回実施した。学生は希望する2つのクラスを見学 したうえで自分に合うクラスを選んで履修することができる。今期は Zoom を使用した 同時双方向型オンライン授業での開講となることと漢字・語彙クラスの主旨を説明した あと、レベル順に授業内容の概要を紹介した。新型コロナ感染症の拡大を受け、開講が 2週間遅れたことにより、授業回数が例年より少なくなったため、通常は1コマで1課 進み、12 課まで学習するが、10 課までとした。学習内容に大きな変更はなく、教科書 と漢字練習シートを中心に授業を進めた。対面授業時のようにストロークを黒板に書い て示すことができないため、PowerPoint のスライドにストロークを示すアニメーショ ンを埋め込み、画面共有で提示した。また、部首の概念を導入し、同じ形のものを同色 で示すなど工夫を行った。クイズは問題を画面共有して提示し、各自がノートに答えを 書いて Zoom のカメラに映したものを採点してフィードバックした。定期試験は実施困 難なため行わず、適宜復習を行い、学期を通じての宿題とクイズ、参加度で評価した。

3.成果と今後の課題

学生は出席したときは集中して学習し、漢字および語彙の意味や使い方を質問するな ど積極的に参加した。このため、漢字語彙が増え、運用できるようになったという点で は満足度が高かった。しかしながら、「書く」という作業が少なかったためか、授業で は筆順や部首を視覚的に提示する工夫をしたが、興味は示すもののなかなか定着に至ら なかった。また、書記コミュニケーション・ツールを提案したが、学生側に適切な機器 がなかったため、活用することができなかった。

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