• 検索結果がありません。

外国人のみた日本 日本での興味深い体験 (カルチ ャー・ショック)

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "外国人のみた日本 日本での興味深い体験 (カルチ ャー・ショック)"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

外国人のみた日本 日本での興味深い体験 (カルチ ャー・ショック)

著者 Carlos Maya, 星野 妙子[訳]

権利 Copyrights 日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア

経済研究所 / Institute of Developing

Economies, Japan External Trade Organization (IDE‑JETRO) http://www.ide.go.jp

雑誌名 アジ研ワールド・トレンド

巻 156

ページ 44‑44

発行年 2008‑09

出版者 日本貿易振興機構アジア経済研究所

URL http://hdl.handle.net/2344/00004930

(2)

アジ研ワールド・トレンド No.56(2008. 9)― 

日本での興味深い体験

カルロス・マヤ

カルチャー・ショック 外国人のみた日本

CarlosMaya 出身地:メキシコ

所属:シロアナ自治大学教授 日本滞在:2008年2月~10月

 私が初めて日本文化に接したのは、メキシコで空手を学び始めた十代の頃である。この経験が禅宗、そして十分に理解できなかったものの、何冊かの本へと私を導いた。数年後、私は独力で日本語の勉強を試みたが、結果はとても不満足なものだった。ついに六年前、日本人の先生から日本語の授業を受けられるようになった。実際にはこれが最初の日本文化との接触だった。この経験により、頭でだけ知っていたすべてのことの人間的な側面を教えられた。 しばらくして私は日本へ行ってみたくなった。妻と私は東京で三週間の日本語コースをとり、さらに一週間を旅行で過ごした。言うまでもなく、会う人すべてが親切でやさしく好意的なことに、私たちは魅入られてしまった。私たちの日本語の先生の家族が彼らの家でしてくれるように、通りでもすべての人が親切で、進んで私たちの手助けをしてくれた。 メキシコに帰国後、日本にもっと長く滞在したいと思うようになった。その機会はある日アジア経済研究所(IDE)の存在を知ったことで訪れた。すぐにインターネットで探索し、客員研究員プログラムのことを知った。日本に行く時は、生まれたばかりの息子を連れて旅することになりそ うであった。 時は経ち、妻のアルマ、息子のカルロ・ジョルダーノ、そして私は八カ月の滞在予定でついに日本に来た。すでに三カ月目に入り、毎日、多くの興味深い経験を積んでいる。私にはとても特別に見えるそのうちのいくつかをあげてみよう。 私は鍵を持ち歩く必要がない。私たちが住んでいるアパートのドアは電子式で、中に入るにはキーボードに番号を打ち込むだけでいい。これは高度な技術発展の証しである。しかしIDEでも私は鍵を使う必要がない。ここではすべてがオープンで、私物を心配せずに置いたままにすることができる。これは技術ではなく、倫理的、文化的発展の証しである。すべての人が他人の持ち物、そしてスペースまでをも尊重する。この点について次のことを付け加えたい。ほかのメキシコのような国では騒々しい隣人は常に大問題である。また、建物、オフィス、店、公共の乗り物、通り、劇場、映画館、図書館、教室等々、いたるところに騒々しい人々がいる。ほかの国から来た人々が日本人からこれらのマナーを学ぶことができればいいと思う。 ここで述べたい二つ目の興味深いことがらは、地下鉄、電車、そしてバスでも、乗 客が口数少なく静かなばかりか、熟睡する人までいることである。仕事がとても厳しい、移動時間が長いなど説明はできる。事実そうであるが、日本がとても安全な国であるからとも説明できる。彼らは、ほかの国では不幸にも日常茶飯事となった襲撃、盗み、もろもろの暴力行為を心配することなく眠れるのである。 もちろん日本には私が嫌いな事柄や傾向もある。子供の自殺はその最たるものだ。もう一つは過労死だ。超過労働の不払いも嫌いだ。若い女性の、内側に曲がった膝を見ると悲しくなる。中でも最悪なのは毎年子供が少なくなることだ。もしこの傾向が続けばこの国の未来は暗い。この事実は愛情が低下しつつあることをも意味するのだろうか。どんなに物質生活が発展し洗練されていても人は愛なしには生きられないのだが。(海外客員研究員/訳=星野妙子)

参照

関連したドキュメント

 ベンヤミンが、子供向けの書籍に人並み外れた興味を抱いていたことは良く知られている。ま

友人同士による会話での CN と JP との「ダロウ」の使用状況を比較した結果、20 名の JP 全員が全部で 202 例の「ダロウ」文を使用しており、20 名の CN

本篇ハ渦状紋二關スル研究ノー部デアル.岸(孝義),平井(純磨)(3〕ニョレバ渦状紋ハ男子

日本の生活習慣・伝統文化に触れ,日本語の理解を深める

オープン後 1 年間で、世界 160 ヵ国以上から約 230 万人のお客様にお越しいただき、訪日外国人割合は約

しかし私の理解と違うのは、寿岳章子が京都の「よろこび」を残さず読者に見せてくれる

 2020 年度から 2024 年度の 5 年間使用する, 「日本人の食事摂取基準(2020

●協力 :国民の祝日「海の日」海事関係団体連絡会、各地方小型船安全協会、日本