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第8回四賀地域審議会議事録

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第8回四賀地域審議会会議録

□ 日時 平成18年3月24日(金) 午後14時22分∼午後18時59分

□ 場所 四賀支所201会議室

□ 出席委員(26名)

中島学、降旗滋隆、丸山昭一、本木利昭、望月久光、武川圭助、望月延佳、百瀬博之、野村俊明、

望月道彦、青木尚之、横内怜子、草田喜久江、竹内政恵、竹内昌子、山岸勝子、中嶌昌子、

岩渕浩子、岩渕満喜子、佐々木清夫、斎藤一郎、丸山則行、木村榮太郎、青木史典、金井保志、

柳澤由美

□ 欠席委員(2名)

川窪吉光、大池志真子

□ 松本市議会議員 望月宣治

□ 出席職員

幹線道路課長 三村幸人、幹線道路課幹線道路担当係長 野口文次郎、高齢福祉課長 田嶋憲二

四賀支所長 縣治男、総務課長 山田治雄、教育課長 穂高憲一、建設課長 堀内俊男、

上下水道課長 山口茂幸、健康福祉課長 和田昌朝、市民環境課長 花村堯、

経済課長事務代行 古澤潔、会田病院事務長 宮川昇、総務課振興係長 高橋茂夫、

総務課振興係主事 滝澤修

(進行:山田総務課長)

1.開会 降旗副会長

2.会長あいさつ 中島会長

大変ご苦労様でございます。お忙しい所お集まりいただきました。私どもも地域審議会を結成

して以来8回目になるわけですが、約1年を経過しようとしております。究極の行政改革を願

い、将来に夢のある合併をしよう。そして、足腰の強い自治体の中で我々は夢を見なければい

けないという理想に燃えて合併を成し遂げました。本日は第8回目の地域審議会の中で、通知

に申し上げましたとおり、介護保険料の改定について、松本・四賀直結道路について、平成1

8年度当初予算について報告をいただき、その他では、埋設農薬の処理について、図書施設の

整備について、福祉ひろばについて、村営バスが発展した市営バスの運転委託業務についてそ

れぞれ上程される予定となっております。本日は、四賀地区にとっては大変な課題であり、こ

の地域審議会の非常に重要な検討部分をもっております、議事(2)松本・四賀直結道路につ

きましては、時間を要することから議事事項の順番を前後しまして、一番最後にしたいと思い

ますので最初にご了解をいただきたいと思います。その際に申し上げますので、開会に当たっ

ては省略いたしますが、希望に燃えた理想の合併をしたというつもりが、松本・四賀直結道路

は合併の命でありましたが、大変今迷走をすることになってしまいました。委員の皆様には、

大変にご心労を煩わす次第であります。議事を真剣にご検討を願いたいと思います。

また、私ども6,000人の市民、地域を代表された望月市議会議員におかれましては、議政

壇上で各種のご活躍をいただいていることに心から感謝を申し上げ、今後なお一層のご活躍を

(2)

3.議事

(1)介護保険料の改定について (説明:田嶋高齢福祉課長)

資料1に基き説明

<質問・意見>

丸山(昭)委員 1点目は、介護保険事業認定者数の見込みについては、市全体のものであるが、

平成17年までの前期の四賀地区部分の数字ははっきりしていると思うが、今度の計画の

中で、四賀地区だけの認定者数は分かりますか。

2点目は、地域支援事業費の推計について良く分からないが、保険給付見込額に対する割

合は、どういう関わりをもっているのかということである。また、地域支援事業の内容に

ついてもお聞きしたい。

3点目は、財政安定化基金償還金は、平成17年までの借入金の総額であると思うが、四

賀地区分はどの位あったのかお聞きしたい。

田嶋課長 1点目の介護保険事業認定者数の要介護者数については、平成17年3月1日現在、2

87人で、施設への入所者が10人弱いると思いますので、合算された人数が認定者にな

るかと思います。参考までに、平成17年4月ですが、259人プラスα という数字にな

っております。

2点目の保険給付見込額に対する割合については、介護保険法の中で事業を行わなければ

いけないということから、国の方から給付費の部分に対して、この事業については2.0%

まで使ってよいということの上限であります。平成19年度は2.3%、平成20年度は

3.0%となっていますが、通常では3.0%まで使えることになっていますが、最初は

スタート時点ということの中で抑え目に入っていくということであります。従いまして、

平成20年度以降につきましては、3.0%ということになるかと思います。また、地域

支援事業の主な内容につきましては、ハイリスクな予備群の方に対して予防事業を行うと

いうことで、栄養、機能関係、口腔部分を中心に行う介護予防教室や、地域包括支援セン

ターがこの事業費の中で出ており、当初は市内で3箇所直営でスタートいたします。平成

20年度には8箇所に広がるという部分を踏まえまして、8箇所分のスタッフを最初から

3箇所の直営の地域包括支援センターに配置をするという人件費等も含まれております。

3点目の財政安定化基金償還金については、平成16年度借入金が648万円であります。

平成17年度につきましては、会計が合算されていますので、平成16年度及び17年度

トータルで約2,500万円位の借入金という推定であります。

(2)平成18年度当初予算について (説明:山田総務課長)

資料2に基き説明

<質問・意見>

丸山(昭)委員 4小学校耐震診断委託事業について詳しく説明していただきたい。

穂高課長 会田小学校及び錦部小学校の校舎、錦部・中川・会田・五常の各小学校の体育館の耐震

診断を行うものです。

(3)その他

(3)

資料3に基き説明

有機塩素系農薬は、昭和46年に販売・使用が禁止されました。昭和47年度に、農林水産

省の指導により地中へ埋設処理することになりました。長野県でも11箇所に128tが保

管されています。この内、四賀地区内の2箇所に8t保管されており、平成18年度予算の

中で処理を行うものであります。2月27日に防災行政無線等を通じて、四賀地区内で説明

会を行いました。約30名の参加でありましたが、その中で、平成18年度の秋以降に2箇

所を処理するということであります。この件につきましては、昭和59年度以降毎年周辺の

土壌診断・水質検査等を実施しましたが、農薬の漏洩は無かったということであります。現

在どの様な形で保管されているかということでありますが、厚さ20cm位の水槽を作り保

管をしてあります。長野県内の事業費は、約13億円であり、事業費の半分が国庫補助金、

県が25%、全長野県の市町村で12.5%、JAで12.5%ということで、松本市では、

平成18年度188万円が負担金として処理されます。秋の取入れが終わった後、四賀地区

の2箇所について処理をしていきたいということであります。

<質問・意見>

野村委員 松本市四賀地区に2箇所とあるが、他には無いのですか。

古澤課長代行 他にはありません。

野村委員 どうして四賀地区だけあるのか。

古澤課長代行 その辺の経緯については良く分かりませんが、昭和47年度に、四賀地区が何らか

の形で受けたという中で現在に至っていると思います。

野村委員 この地域全体のものを、四賀地域に持ってきたということですか。

古澤課長代行 そういうことであります。

②図書室整備について (説明:穂高教育課長)

平成17年度9月補正予算で1,748万円の予算措置をしていただき準備をしてきました

四賀公民館図書室の開館式及びテープカットを、4月6日(木)に3階ロビーで行います。

来賓の方にはそれぞれご通知をしてあります。概要ですが、面積は182.4㎡で、旧四賀

村当時に議会の全員協議会室・常任委員会室として使用していた部屋を、一般図書コーナ

ー・児童図書コーナーとして使用いたします。開館時間は、午前9時から午後5時までです。

また、図書室整備に伴う管理の面から、今まで1階にありました教育課が、3階の旧議員控

室に公民館事務局とともに移動することになります。よろしくお願いします。

③福祉ひろばについて (説明:和田健康福祉課長)

3月13日(月)に第6回目の準備会を行い、協議が整いました。4月6日(木)午前10

時からピナスホールにて福祉ひろばのスタート式を行い、船出をしたいと考えております。

スタート式には、準備会の委員、町会長、民生委員等のこれから担当していただく皆さんに

お集まりいただく予定であります。なお、この席上ご承知をいただきました、健康と福祉の

レベルアップを図るということが、私どもの福祉ひろばのメインテーマであります。従いま

して、コーディネーターにつきましては、この3月末で社会福祉協議会を退職されます介護

福祉士の瀧澤長子さんと、元会田病院の看護婦長でありました飯嶋恵美子さんの二人に決ま

(4)

また、放課後児童健全育成事業ということで、予てから計画を進めてまいりましたが、4月

6日(木)から小学校が始まるということから、同日午後4時に放課後児童クラブを開設い

たします。登録者は10名であります。四賀会館にて常時スタッフ2名で行っていくという

運びであります。

<質問・意見>

中島会長 放課後児童クラブの自己負担金についてはどうですか。

和田課長 自己負担金としておやつ代がかかりますが、概ね1カ月2,000円以内と考えており

ます。

④市営バス運行について (説明:花村市民環境課長)

四賀地区バス運行事業ということで、今まで直営で行っていましたが、行政改革の一環とい

うことで、運行管理が業者委託となります。3月16日(木)に委託業者が大新東株式会社

と決定し、現在4月1日からの運行に向けての準備を進めております。住民の皆さんには、

料金等の変更もありませんので、今までと同様の形で運行をしていきたいと考えております。

<質問・意見>

青木(尚)委員 バスの利用者はどの位いますか。

花村課長 年間6,000人位です。

⑤会田病院内科診察日の変更について (説明:宮川事務長)

今まで内科の診察日が、月曜日、木曜日、金曜日でしたが、4月から月曜日、火曜日、金曜

日となります。

<質問・意見>

中島会長 外科の診察日は毎日ですよね。

宮川事務長 はい。

《14時55分から15時05分まで休憩》

<質問・意見>

中島会長 今日は、報道各社からお出でいただき大変ご苦労様でございます。これから議題となる

松本・四賀直結道路については、合併特例事業ではありますが、これからご協議願うこと

に対して、今日の会議の後一定のまとめをいたしまして、明日午前10時から市役所記者

クラブにおいて、嘗ての理事者であった旧四賀村長、助役、議会議長、副議長、議会合併

特別委員会委員の5名から6名位で記者会見を行いたいと存じます。報道各社の皆様方に

おかれましては、お忙しい所ではございますが、私ども旧四賀村民及び新市の市民の皆様

に一定の見解を申し上げる必要が出てきたということで、記者会見を開催しますが何分ご

協力の程をお願い申し上げます。

それでは、審議会を只今から再開いたします。先程日程で申し上げましたとおり、松本・

四賀直結道路については、議事(2)の予定でありましたが、一番最後に回しまして皆様

方からいろいろなご意見を伺うわけですが、前段実は、市民意向確認研究会の方から昨日

(5)

いかと思います。しかし、これは正確な報告を受けてなぜそうなったのか、そして今後ど

うなるのかということが、一つの村を解体して合併していった合併特例事業が、大変危機

に直面しているということで、皆様方の忌憚のないご意見を伺いたいと思います。

なお、先程私が報道の皆様にご協力を求めましたが、今日の協議を最終的には集約いたし

まして、明日午前10時から市役所記者クラブにおきまして、一定の見解を述べさせてい

ただくということでこれから報道いたしますのでどうぞよろしくお願いいたしたいと思

います。

(4)松本・四賀直結道路について (説明:三村幹線道路課長)

資料4に基き説明

〈質問・意見〉

中島会長 三村課長の方から、非常に無責任な解釈をされて研究会から報告があったということが

報告されたわけであります。この中で、一々指摘していること、非常に情報不足の中で、

限られた情報だけで研究会の先生方は判断せざるを得なかったという所が、今日の大変不

幸な結果を出していると思います。合併を真剣に考え、且つ四賀の住民がこのことに命を

懸けようということで、お互いに確認し合って何度も再三確認の上で、このことは合併特

例事業として位置付けるということが可能となったという報告をし、そういうことであれ

ば合併に踏み切ろうという約束が出来たわけであります。今お聞きするように、全く違っ

た情報を集めてこういう報告をする。ましてや私ども何度も申し上げてきましたが、こう

いう問題を、全市228,000人の方に抽出であるといいながらもアンケートを実施す

るということで、これは到底数の上で比較するべきことではない、当然理解は得られない

ということは最初から分かっていたことであります。従いまして、研究会の報告というも

のは、そのことをやはり報告していただくべきではなかったのかと私は思っております。

6,000人と228,000人をいきなり比べて、それは所詮数の上では比較するのは

非常に困難なことだということは、誰も最初から分かっていることであります。そのこと

をしっかりと読んでアンケートを実施したわけですので、そのことを読んでここへ色んな

意見があったという報告が出るだろうと思っていました所、大変踏み込んだ建設するべき

ではないという大それた報告がなされたわけであります。ここにお集まりいただいている

四賀地域審議会委員の皆様は、本当に驚いていると思います。今私どもは、合併が成し遂

げられてから云々ということ自体がおかしいわけで、合併協議の過程でこれはきちんと位

置付けたものでありますので、やはり報告は報告として、そして、私どもは私どもの見解

をきちんとまとめていかなければいけない。そして、この後一つの方向を出される、我々

が信頼して合併した菅谷市長の本当に民の心、それを思う気持ちを必ずや中心に据えて判

断してもらえるのであろうと思うわけですが、これについては、殆どの方が昨日のショッ

クから立ち直れない訳でありますので、今日は十分に意見を出し合っていただきたい。今

課長から説明があったのは、合併後に急変してきた事業の取り扱いを説明されたわけです。

我々よもや信頼に基いて自治体と自治体が合併特例法に基いて、法定協議会の厳然たる場

所で協議し上げたものが、こういう形に様変わりしたということは、到底考えられなかっ

たことですよね。従いまして、先程も申し上げましたが今日は忌憚なく、四賀村合併推進

(6)

になってしまっているというこの運命を、やはりもう一度しっかり検証しなければいけな

いと思います。

改めて私どもは、平成16年10月17日のこの新市建設計画を組み上げる時の第11回

法定合併協議会を振り返るわけですが、この新市建設計画の36ページには、四賀地区で

の主な取り組みと書き出していただき、四賀地区と市街地を直接結び、筑北・東信地区と

の重要な道路となり、また地区の孤立感を解消し、住民生活の安全性と利便性が向上する

松本・四賀直結道路の整備を図るとともに、生活道路の総合的な整備を推進します。と言

い切っているわけであります。この中で非常に大事なことは、四賀の山脈に囲まれた特別

な地理的条件、孤立感であります。つまり、研究会の先生方はこのことに一切触れないわ

けであります。四賀には僅か6,000人弱の人間が住んでいてという認識のみでありま

す。約23万人の中の僅か6,000人が、何を言っているのかという認識であります。

私どもは合併の際、この筑摩山地に囲まれた地理的条件が、実は地域発展を阻害している、

非常に孤立感を味わう、過疎化も進んだこのことを脱却しないと、30年、50年後、子々

孫々に対してこの故郷をどうするのかというが、今合併特例事業を使って直結道路を開け

なければ、二度と再びこの故郷を救うことは出来ないし、子孫からこの故郷が見捨てられ

てしまうという危機感に苛まれて、この事業をとても熱心に、真剣に松本市と協議してき

たものであります。そのことについて約束されたはずが約束でない。きちんと法律に基い

て書き込んでいただき、確認の上に確認を重ねたけれども条件ではないと、言えば腹立た

しい、何と裏切り者かということを考えます。しかし、合併を重ねてきた経過というもの

は、正確に協議書にも残っておりますし、新市建設計画の中にきちんと書き込んでありま

す。我々は、ただ何となくその辺に集まって協議したものではございません。合併特例法

第5条に則った地域審議会でこのことを真剣にやってきました。ところが、今課長の方か

ら報告を受けたこの見解を市長が尊重するということになれば、結果は非常に悲観的なも

のになってしまう。故郷の運命を懸けたことが、こうも軽々しく扱われていいものか。こ

のことは、到底偲び難いものだと思います。当時、このことについて一番先頭に立って、

くどいようだがもう一度そこの所をしっかり確認したいということで、第11回法定合併

協議会の席上、2度も3度も念押しをしてこられた合併協議委員の丸山(昭)委員が出席

でありますが、全く偽りのないことでありますので、このことをもう一度反芻しながら協

議を深めてまいりたいと思います。丸山(昭)委員、一つよろしくお願いいたします。

丸山(昭)委員 幹線道路課の所管であると思いますので、先程報告のありました課長に質問をい

たしますが、私達は、研究会の委員に直接このような話をする機会が今までありませんし、

或いは、今後も機会を取っていただけないのではないかということが推測されるので、そ

の発展については後日詰めを行いますが、責任を持った答弁をしていただきたいと思いま

す。皆さん方の発言を、それぞれ研究会の意向として私どもは受け止めますので、そうい

うことでよろしいでしょうか。

それでは申し上げます。1点目は、建設すべきでないという断定的な結論を出したこの委

員会の性格ですが、私達の当初の認識はこういうものではありませんでした。それぞれ多

様な意見があるということに対して、どういう対案があるのだろうということを、市民の

皆さんからお聞きするということのはずであったと思います。ところが、研究会が断定的

(7)

そのものに、結果ではありますが異議を申し上げます。

2点目は、この考察は、委員長の見解であるかどうか。委員全体の意見を集約したものだ

と言われると思いますが、委員長は、この資料に付随してあるが、私の見解は、考察にお

いて述べ尽くされており、特に付け加えることはありませんと言っているので、委員長の

見解がこの考察であると私は受け止めるがそれでいいのかどうか。

三村課長 申し遅れましたが、4月8日(土)午後4時から2時間位の予定ですが、出された調査

報告書の報告会を、研究会委員全員出席により、Mウィング6階ホールで開催予定であり

ます。

望月(道)委員 ここでやったらどうか。

丸山(昭)委員 対象者は誰ですか。

三村課長 一般市民の方々が対象でございます。

中島会長 ここのピナスホールで開催していただくように要求するだね。今、望月(道)委員から、

会場が一番関係がある場所ですので、四賀で開催していただくように要求します。どうで

しょうか。我々は、しょっちゅう松本市へ足を運んでいるわけですから、たまにはいいじ

ゃないですか。昨年10月18日以来、ここではそういう関係する会を行っておりません。

三村課長 現在のところ会場の都合がございまして、昨晩遅くにMウィング6階を予約したという

ことであります。

中島会長 こちらも会場は用意します。

三村課長 2回開催するということではなくて、その日にここで開催するということでよろしいで

すか。一旦持ち帰りまして検討させていただきます。

中島会長 研究会の委員の皆さんに、正式にあいさつもしてないじゃないですか。市長が委嘱した

方ですからね。

丸山(昭)委員 持ち帰ってということではなくて、今ここで断言できないか。その様に取り計ら

うことができないか。

三村課長 帰りまして、上司と相談したいと思います。

丸山(昭)委員 返答はいつまでにするのか。

三村課長 月曜日中には返答したいと思います。周知する時間等もありませんので、マスコミや報

道機関を通じて広報していかざるを得ないかと思っております。

望月市議会議員 あまり意見を言ってはいけないと思うが、これだけは言わせていただきたい。四

賀地区の8割以上の方が、直結道路建設を望んでいながら、その反対の方向になる結論を

出した先生方は、何もMウィングではなくてここへ来て、格好ばかりつけるのではなくて、

現実はやらなければ駄目ですよ。それは当然のことですよ。そんなことができないようで

は、これだけの大きな事を何でこんなに大騒ぎしたのか。ぜひ冷静に考えて下さい。我々

もそれを確定しているので、ああだこうだという意見ではなくて、やはりこの地区で8割

以上の人が出した賛成意見をひっくり返す説明責任は委員の先生方にあるので、旧松本市

で賛成の方が何人、反対の方が何人出るか分かりませんが、反対の方はMウィングで聞か

なくてもいいですよ。建設推進の方はどうしても先生方の話を聞かなければいけないんで

すよ。それが一番多い四賀地区でやらないで、何でMウィングで行うのかという理由をは

っきりさせないといけないですよ。先生の都合と言うが、1,000万円の予算を使って

(8)

三村課長 報告会の主催は、研究会でございます。

中島会長 研究会は、そういう権限をもっているということですか。広く市民を研究会が集めるな

んていう権限があるわけですか。それはおかしいと思うね。市がやるわけでしょ。市は一

切関与しませんか。

三村課長 いえ、研究会が主催であります。

中島会長 それでは、市は一切関係しませんか。

三村課長 関係しません。この報告について、研究会が説明をするということであります。

中島会長 それでは、今望月(道)委員の方から出されたように、研究会はここでその運営をして

下さい。どういう形で市が関係ないということであれば、連絡の仕様が非常に難しいわけ

ですが、いけなければ私どもに先生方の住所、電話番号を全部教えて下さい。こちらで連

絡しますので。当然ですよね。市の主催でなければね。それはどうでしょうか。

三村課長 帰りまして、なるべく早く月曜日中位にはご返事をいたします。

丸山(昭)委員 一様ここにお出でになっているのだから、私達の声を反映してもらわなければ駄

目だよ。上司にだなんて逃げてたら。それだけものをあなた達にはあるはずだよ。取り仕

切ってきたんだから。この様に進めますと言い切れないかね。

野村委員 4月8日(土)というと市長が判断を下す時期じゃないですか。極端な言い方すれば、

決まってしまったその報告会をするみたいなものじゃないですか。もう少し早くできない

んですか。

中島会長 その観測はいかがなものでしょうか。

三村課長 私の推測でございますが、4月8日(土)には多分未だ市長は最終的な判断を出してい

ないと思います。もう1点申し上げますが、昨日このことにつきまして、市長からのコメ

ントを報道機関に投げ込んでいます。コメントを申し上げますが、従来から申し上げてい

るように、この松本・四賀直結道路市民意向確認研究会からの考察を参考にさせていただ

き、できるだけ早い時期に市長としての一定の方針を出し、議会に協議してまいりたいと

考えております。以上でございます。

中島会長 そういうことだそうでありまして、もうこれは市長の正に胸先三寸にあるということで

すので、我々は信頼をして合併をしたわけですから、市長に良い結果を出してもらう以外

にはないと、これはもうひたすらお願いの姿勢で行くということになろうと思います。

丸山(昭)委員 私の出した質問の答えが未だですが。4月8日(土)のことばかり先出てっちゃ

うから。

三村課長 そのことにつきましては、私の方から答えるべきものではなくて、研究会の方から答え

るようにしていただいていきたいと思います。

丸山(昭)委員 これから私達が質問をしたり、疑義を質していこうと思うにはね、そのことを聞

いておかなければいけないだ。だから、恐らくあなた達は、先程申し上げたとおりそのこ

となんだが、そのことは委員が申し上げたことで私達は答えられませんとか、そういうこ

とで全て終わるんではないかと思うから、まずはこの性格を聞いておきたい。一番委員会

の性格が変わってきたのは何時頃からなのか。委員が協議する中から恐らく出てきたと思

うが、市長からの要請でも何でもないと思う。それから、この考察は委員長が最後にまと

めた見解なのかどうか。

(9)

的に委員長が取りまとめたものでございます。

また、昨年7月15日に市長から委嘱いたしまして6名の方にお願いをしたわけですが、

その先生方がどういう所で変わったかと言われても私は分かりませんが、最後に市民の皆

さんに意向を確認するにはどういう形でやっていったらいいかということで、それには住

民投票ではイエスかノーかだという話になって、こういう形でプロセスについて住民の意

見を聞いていこうということで、8月12日にMウィングで開催して、市民の皆様方にこ

ういう形でプロセスを聞いていったらどうですかという形でお聞きして、最終的には8月

30日にまとまりました。その中では、最初に四賀地区で意見交換会を行い、その後アン

ケートを行い、その後全市のアンケートを行い、その後市民討論会を行って意見をお聞き

していくということでプロセスは決まったものですから、今日その結果をもって先生方の

結果報告をいただいたものであります。

丸山(昭)委員 2月18日(土)の討論会以降、委員会をどの位開きましたか。そして、これを

まとめたのは何時か。

三村課長 2月18日(土)に市民討論会を行い、その後3月13日(月)に第9回、昨日第10

回目が開催され、その中でこの報告をいただきました。

丸山(昭)委員 その間に議会に対する説明がありましたね。委員の方はどういう立場で出席され

たのか。議会に対する報告が、3月9日(木)と20日(月)にあったのではないかね。

三村課長 2月定例議会の中で、建設委員会へ報告を申し上げました。また、3月20日(月)の

全員協議会の方へ報告をいたしました。

丸山(昭)委員 報告は誰がやったね。委員長がやったのかね。あなた達がやったのかね。

三村課長 それは、市の理事者の方でいたしました。

望月(延)委員 新しい質問を聞くと私は答えられないとか、持ち帰りますと直ぐに言いそうなの

で、今日は市長代理だと思いますが、係として来ているのですから逃げの言葉だけではな

くて、これだけの委員が関わっているので、建設をするとかしないとかいうことは市長が

判断することですから、正確に答弁していただきたいと思います。さっきから聞いている

とそういう所があり、それでは我々は何のために来たのかということになる。私は、この

中で3点お聞きしたい。

1点目は、3月20日(月)の全員協議会を傍聴に行きました。その時に、松本市議会議

員でさえも非常に疑問視した意見が出てきています。先程も出ましたが、建設すべきでは

ないという意見を委員長並びに委員の方が出して、それは先程も審議会の会長が言いまし

たが、大体最初の話と豪く変わってきている。この考察の中に、特例債は約束されたもの

ではないとかあるとかあるが、このことは中島前村長にもお聞きするわけですが、中島前

村長もそのことについて非常に四苦八苦しているようですが、菅谷市長と中島前村長が分

からないものが、委員の方はなお分からないですよ。そこら辺のことを、何カ月にもなる

ので幹線道路課長は把握していると思いますが、正論で言っていただかないと、これまで

の基本的なことが、この考察を見るとそのことは約束してあるとかないとかで、利便性だ

経済性だということを重視して考えるというのは、委員会の先生方が考える話だと思いま

す。

また、合併して四賀ばかりではなく安曇も奈川も、梓川は少し松本に近いので別ですが、

(10)

なります。全員協議会で議員も言いましたが、全て市民のためになるという観点で考えて

いかなければいけないという言葉をつくづく思って聞いてまいりました。また、この中に

他の114事業に影響があるとあるが、審議会に全然相談も話もなくて影響があるとか、

合併特例債を400億円を200億円にするとかいうそういうこと自体が、どの様に課長

の立場として捉えているか説明していただきたい。

また、この考察には、合併特例債のことが全然載っていない。その様なことをどうして先

生方は触れていないか。また、全員協議会や建設委員会に所管課として出ているので、そ

こに出席している人のデータをを基に、先生方は四賀という所の利便性がどうだというこ

とが分からないから恐らく参考にしていると思うが、お聞きすれば市の職員は中立だ中立

だと聞いたところは良いですが、私も後尻を追って確認をしているわけではないですが。

現実に大手のオープンハウスで市の職員がそういうことを言っているじゃないですか。私

も同僚と行って聞いた時に、それより国道143号線の大口沢の所を改良した方が良いと、

何でそんなことを職員が言うのか。色々と言いましたが、要点は、結局先生方がどうして

そこまで踏み込んだ建設すべきではないという結論を出したかということである。それか

ら、合併特例債は約束されたものではないということは、中島前村長にもお聞きしますが、

課長も市長の代理として来ているので、作る作らないは市長が決めることですので、その

辺については職員としては言えないことですし、これからのことでもありますが、合併特

例債の説明を何故しなかったのか。また、先程ここで出たことですが、四賀地区に来て説

明をしていただきたいということです。また、この考察の中に、クラインガルテン自体の

収支の主張にもデータ上疑問があるとあるが、どういうところから先生方が割り出したか

知らないが、これについても説明をいただきたい。

三村課長 合併特例債の話が出ておりますが、10月1日号の広報まつもとにも出ておりますが、

合併特例債については、先生方にも十分説明をしてきましたし、有利な起債で事業ができ

るというお話もしてまいりました。

中島会長 いや、それはしていないね。承知してない。

三村課長 私どもも、10月1日号の広報まつもとに財源内訳を十分載せてございます。

青木(史)委員 今の説明で、委員の先生が合併特例債の件で承知しているということを課長が言

われましたが、私も市民意向確認研究会の議事録をいただいています。

中島会長 非公開でやっていた時のことが最初分からなかったですからね。

青木(史)委員 7月25日にMウィングで行われた時の資料ですが、この時に、合併特例債につ

いては全然市の担当職員の方も理解していなくて説明していらっしゃるんですよね。例え

ば、言いましょうか。C委員の方が言っているのですが、どいうことを言っているかとい

うと、80億円の直結道路を建設すると、114事業の内50事業しかできませんよ。そ

ういう話になったりする訳ですねと委員の方が聞いているんですよ。それに対して事務局

では、そういうことですということで、委員の先生方が合併特例債のことを分からなくて、

市の担当職員に聞いていながら、その市の担当職員が、分からないまま変な説明をしてい

るんですよね。そうすると、今の課長の言われる委員の先生方が、合併特例債のことをど

れだけ理解しているのか全然分かりません。

中島会長 このことは、野口係長が良く知っているからね。

(11)

中島会長 それは違うね。マスタープランやそういうものに載っていないとできないということを

説明しているのでこれはいいお思います。これから載せていくわけですから。そしたら、

皆さんは載せない方向に誘導したんです。

野口係長 基本的な考え方としては、向こう10年なりもっと長いスパンの財政推計があり、その

中で投資的経費がどの位だというものがあって、それは市が自主的な政策的なものとして

いろいろなところに使うお金の総額として、松本・四賀直結道路に80億円を投入した時

に、総額から80億円を引いた残りの金額を他に使うということで、松本・四賀直結道路

をやった時に財政推計がいくらになるとかそういう議論はあまり意味がないということ

で、投資的経費全体の中で松本・四賀直結道路も位置付けていくんだよということを、そ

ういう意味で説明しております。たまたまここでですね、委員の方の中で、114事業の

内50事業しかできませんよね。そういうこともあるわけですかということについて、そ

ういうことですということで、投資的経費全体の中でのプライオリティーの話であるとい

うことを説明している部分です。従って、114事業の内50事業しかできませんよとい

うそこだけを取り上げて、そういう言い方をされるのはおかしいと思います。つまり、投

資的経費全体の中での割り振りであるという説明をしているものであります。

丸山(昭)委員 ところが、委員がそのように理解したかい。それを言ってるんであって。

中嶌(昌)委員 最後には、他のものも出来なくなるというイメージの方がより具体的だと思われ

ると言ったんだから。

中島会長 これを先にやってしまえば他の事業は出来なくなってしまうというとんでもない嘘を

言っているんですから。

青木(尚)委員 有識者は分かってないんだよ。

金井委員 関連ですから質問をしますが、市のシステムとして、まず事業を計画した場合に、その

財政内訳については、各事業担当課ではなく財政課が関与するわけですか。その辺が分か

れ道だと思いますが。そう申しますのは、研究会の中で合併特例債は、70%ないし80%

しか使わないよと市の職員の答弁の記述があると思いますが、またご覧をいただきたいと

思います。今のシステムについてお答え下さい。

三村課長 基本的に、道路や橋梁の公共事業を行う場合に、まず最初に基本計画をいたします。そ

の中で、この事業はどの様に実施していくかという時に、国又は県と打ち合わせをしまし

て、国庫補助事業のどの事業でとれるのか、又は国庫補助事業が駄目ではないかという

色々な判断があると思います。基本計画を行ってきて最後には採択までもってきますが、

この段階にならないとどの事業で提供していくのかということがわかりません。

中島会長 いや、そんなことを聞いてるんじゃないですよ。もう、松本・四賀直結道路という固有

名称ができちゃって、合併協議会では協議をして、10月28日(火)に議決をしちゃっ

たわけです。それで決まっちゃったから、そこから先はその後合併協議会をもって議決し

たことはないですよ。平成16年10月28日の松本市と四賀村の同時議決が最後のもの

で、最高のものです。それで合併していくわけですから、今更何の事業で採択なんてこと

は、既にその時点では決まっていたことなんです。臨時道路交付金を使って55%の補助

金を得て、残りの95%は合併特例債をちゃんと許可しますよということを国が約束しま

した。そして、既に皆さんにお配りしてありますが、後53日で合併する時に、四賀村と

(12)

総務省、国土交通省、関東地方整備局へ、松本市長を代理されて赤羽建設部長が行って下

さった。本来なら、合併を進めた高橋合併推進部長も行くはずでしたが、不幸にしてその

朝、大町のお姉さんの家の火災があったから行かれなかっただけで、切符まで買って用意

している。そして、正式に最初に総務省に伺って、合併の告示をいただいたことにお礼を

申し上げて、さて兼ね兼ねお願いしてまいりました、いよいよ53日目になりましたから、

総務省でもって合併支援事業の一番最たるものの直結道路に対する特例債をきちんと発

行していただける許可をいただけますかということに対して、それはもう確約しました。

約束しました。このことは、赤羽部長も一緒に聞いてきているわけです。そして、関東地

方整備局へ行けば、臨時道路交付金事業のパンフレットまでくれて、こうやってこうやっ

てこのように申請しなさいと、合併したら一日も早く申請して下さい。パンフレットをも

らってきてありますよ。建設部にあると思います。私も一部もらって、今臨時道路交付金

によるこの直結道路を作る場合には、こういう方法があるということで三通り教えてくれ

ました。昔は1m当たり400万円もかかったが、今は安くなりましてね、この例では、

260何万円で出来ましたとかいうことを全て教えてくれて、パンフレットを持たせてい

ただいて帰ってまいりました。この事業は、目玉事業ですよということを言われました。

松本・四賀直結道路単独では駄目です。迎え入れる松本市の何かの事業と合わせて下さい。

そして、額の大小は言わないけれど、二つのものをつなぐというそういう絵を書いて下さ

い。こういうことまで指導いただいてきました。それは、平成16年10月28日の議決

を受けて、それは最高最大のものでありますから、それを私どもは具体的に松本市とお願

いに行って、どこへ行っても非常に皆さんにおめでとうと歓待をしていただき、そのこと

は全く心配がないと、各省庁横断の市町村合併推進本部において、このことは会議にかけ

て既に皆了承済みであります。そのことを我々は聞いてきておりますので、赤羽部長に確

認いただければ良いわけです。そこが出発点で私どもは合併したのに、合併を済ませたら

これは直ちに実施計画に組み込んで作業をしなければいけないのに、全くそれを止めた。

昨年1月13日に、私どもは四賀村議会13期の皆さんに、平成17年度の予算組みをお

願いしたわけですが、合併が告示されるわけですからその議決はできないということで、

議決に準類した方法で松本市に予算を持って来いということで、予算の立て方について財

政と緊密な連絡をとって予算を組みました。その中で、松本・四賀直結道路については、

1,500万円の建設に向けての調査費をちゃんと盛って、十分協議の上でそれを差し上

げたわけです。合併した途端にそれを全額カット、それでも我々は新しい婿さんと一緒に

なったばかりに色んなことを申し上げることは差し支えなければいけない。6,000人

の方が長い間お世話になるわけですから、多少の取り扱いがちょっと意にそぐわないとこ

ろがあっても、変なことを言ってはいけないということで、四賀はじっと我慢に我慢を重

ねてきているわけであります。ですから、この研究会の皆さんに、そういう性質のものだ

ということを説明しなければいけないのに、幹線道路課だと思いますが、事務局と書いて

あるところは何と言っていますか。これは決して約束したものではないということを、何

も知らない研究会の先生方に情報として入れている。約束したものでないものが、どうし

て平成16年10月28日に同時議決をしたんですか。私は、議決をしてても良いと思い

ます。もし、幹線道路課が気に入らなかったら、あれはやらない予定だから議決をし直し

(13)

の時点で改めて議会を招集して修正案を出して、変わった形でやらなければいけなかった

わけですが、その時は一切黙っていて、合併したら全く方法を変えるという卑劣さ、事情

を知らない先生方にこんな間違った情報を入れて今日の結果を出したということは、全く

無責任であり、責任の重大さをぜひ認識して下さい。

金井委員 先程の続きですが、協議はするけれど、合併特例債或いは過疎債もそうですが、そうい

ういわゆる有利な起債についてのことについては、本日お見えの建設部関係では一切分か

らないということですか。何故ならば、先程私が申し上げたのは、ついこの間も市長が、

過疎債でも借金だと。確かに間違いございません。ただ、今まで私も前に質問をしました

が、松本市が行っている公共事業って全部自分達の金ですか。或いは、全部補助金ですか。

そうじゃないでしょ。必ずや借金しないと仕事は出来ないはずです。全部が全部そうでは

ないにしても、補助金のいわゆる補助裏と申しますその部分につきまして、何の起債を持

ってきたんですか。その起債は、どの位の有利性、優遇性があるわけですか。そのことを

きちんとですね財政当局と話し合って行ったのか。それが、先程私が申し上げた70%、

80%の合併特例債しか使わないよと、これは私の耳で聞いておりますので他にも聞き及

んでいる方がいると思いますが、そういった発言もありましたので今もう一度きちんと確

認をしたいということであります。

三村課長 114事業の要望事業につきましては、国庫補助事業又は合併特例債を充てるというこ

とで決まっております。事業を進めるに当たりましては、毎年実施計画を組みまして、そ

れに基いて緊急性、効率性等色々なものを財政的なものとかみ合わせた中で次年度予算を

立てていくということであります。

中島会長 特例債の性格を聞いていますからもう一度答えて下さい。研究会の委員の方に、どうい

う情報を入れましたか。特例債は、どういう性格のものであると。償還も含めまして。研

究委員に報告したとおりに行って下さい。私達は、非公開で行った時の議事録をようやく

手に入れてしゃべっているわけです。

百瀬委員 青木(史)委員の質問の続きですが、野口係長にお聞きします。議事録で、そういうこ

とですと言っていますね。その後を読んで説明していただけませんか。次のページまで含

めて。事務局ということで野口係長だと記憶しておりますが。この部分を読んで説明して

いただけませんか。お願いします。読みながら説明して下さい。

野口係長 松本・四賀直結道路というのは、10年間の合併特例債の期限、補助金の額からしても、

やるとなったら最優先ということです。これは良いですよね。

中島会長 これは良いですね。それは間違いありません。

野口係長 合併日を含むそれに引き続く10年間という合併特例債の期限のこともよろしいです

よね。

中島会長 それも説明いただきました。

野口係長 それから、今の状況というのは、松本市の財政状況の話を踏まえての話ですが、他の補

助金を削りながらやらないとこの事業はできないことが予想され、市民団体の中には、松

本・四賀直結道路をやった時には負担が大きくなるという言われ方もするというのは、直

結道路をやると税金が増えるのではないかという意見を言われてた方が実際います。

中島会長 委員会ですか。委員ですか。

(14)

中島会長 市民がそこで何か言うんですか。

野口係長 ですから、そうではなくて、直結道路をやるから税金が増えるということではなくて、

松本市はずっと健全財政を維持してきたわけですが、その投資的経費というのは、その中

で例えば、800億円、何億円という一般会計の中でも100億円或いは嘗ては250億

円位ありましたけれども、投資的経費の配分の中で泳ぐというか、その中での配分という

ことを申し上げているわけですけれども、市民団体の中には、松本・四賀直結道路をやっ

た時には負担が大きくなるという言われ方をする人もいるが、負担が大きくなるというよ

り、他のものができなくなるというイメージの方がより具体的だと思われる。

中島会長 これはどういうことですか。何で。それはいけないね。

野口係長 つまり、年間100億円とか150億円とかいう予算配分の中で、80億円という最優

先の事業が入った時には、当然後のものが先送りになるということを申し上げているわけ

です。

中島会長 事業採択いただいた場合には、投資的経費が膨らむわけですよ。

野口係長 いいえ、投資的経費の中でしか松本市はこういう建設事業はやらないわけですよ。

中島会長 だから、投資的経費は当然増えますよ。合併した以上。それをやらせないように説明し

ているわけですよ。

金井委員 ただお金が入ってくるんじゃないから。

中島会長 それだったら、合併しなければ良かった。

野口係長 とにかく、投資的経費の配分の中での話だということを、私は申し上げております。松

本市の実施計画事業は、実施計画事業というのは投資的経費の事業の割り振りですが、概

ね100億円から150億円で推移しており、松本・四賀直結道路はその中で位置付ける

ということで、つまり、最優先として入った時には、他の事業はプライオリティーとして

は一つづつ、或いは落ちていくのだろうというイメージの話を申し上げております。

中島会長 これが決定的なことになってしまいました。こんなばかなことがありっこなかったので

すから。これは大きな間違いですね。今のことは、間違いの始まった一番の元を説明しま

した。野口係長がもし説明をしたとすれば、これが先生方への間違った情報です。合併し

た以上どうしても経費を増やさないわけにはいかない。それは、10年間の財政シミュレ

ーション、財政計画を全部新市建設計画の一番最終ページにきちんと付けてあります。そ

れを使えば良いわけであって、あんな余計なことをやれば、他の事業を止めるってことだ

って言ったら、それは市民は許せません。そう許さないように、反対するように最初から

仕向けていたということをこれで検証できますね。

中嶌(昌)委員 市の提供する情報というのが、余りにも偏っている。そして、少ないということ

でずっと思ってまいりました。何でかといいますと、合併前には短縮時間が、本郷消防署

からの救急車の到着時間と搬送時間の合計26分だったのが、10月1日の広報では、何

故か数分となっていました。美須々の交差点からを基準にして通勤時間帯のみの短縮に変

わっていました。それから、財政面ですが、意向確認研究会の先生方の考察で、費用対効

果への疑問及び財政負担への憂慮に対して、賛成の人々はほとんど答えることができてい

ないとなっています。私達も色々なところで言ってはいましたが、合併に伴って村長以下

四役、村議会議員、一般退職された職員の給与等を含めますと、年間1億円以上削減され

(15)

6,000万円ともし維持管理費が1,000万円程度とすれば、もうその1億円で建設

費と維持管理費が出てくるはずなんですよね。合併特例債元利償還分の70%が、必ずし

も交付として約束されたものではないとずっと財政部長がおっしゃっているんですよ。お

配りした県のホームページの資料をご覧いただきたいのですが、合併特例債によって充当

できるのは対象事業費のおおむね95%で、更にその元利償還金の70%が普通交付税に

よって措置されますとちゃんと書いてあるんですよね。満額返ってくるということを財政

部長がおっしゃらないんですよね。必ずしも70%にはならないんだと。基準財政需要額

に算入されるだけであって、70%満額返るものではないといつもおっしゃってるんです

よね。手塚さんが公開質問状を出した時にそのことをおっしゃってました。そして、財政

部長はそうおっしゃったと思いますが、手塚さんは誤解をされて、70%の満額は返って

こないということを思って誤解をされているということを私は知っております。また、次

の資料で、地方交付税が減ってしまうそうだけどとありますが、合併後も合併前の市町村

がそれぞれ存在するものとみなして計算した地方交付税の額を一定期間保障し、不利益を

こうむらないよう配慮がなされています。これを合併算定替といいますというこういうこ

とを、市は一切今まで公表されてきませんでしたよね。私は、これを調べましたが、平成

16年度に旧四賀村に交付された地方交付税の額は、16億5,000万円程度と聞いて

おります。平成17年度は、17億円に増えているそうです。合併のご褒美ということで

5,000万円程増えていると思います。それを何故公表してくれないかということです

よね。そういうことを公表していただければ、もし財政のことを吟味した市民が建設反対

と言ってアンケートで答えたとしても、そういう経済的な裏づけがあるんだったら、それ

は賛成しても良いと思った方もいると思います。そういう誤った情報、不十分な情報とい

うのをどの様にお考えなのかお聞きしたい。

中島会長 答えて下さい。非常に重要なことだと思います。合併特例債の性格、もう一つは、地方

交付税の算定替というのを全く説明していないで、この研究会の皆さん方は、財政に不安

がある、市民は財政のことを心配していると報告書で書いております。こんなことを一人

歩きさせちゃって、こんな重要な問題をこれで取り扱って良いですかということを今問わ

れています。答えて下さい。

三村課長 私どもは、先生方には借入金の関係ですが、合併特例債は借入後20年で償還しますと。

広報まつもとにも書いてございますが、これも全て先生方に目を通していただいてありま

す。当初補助金が50%ということでお話をしておりますので、それでお願いしたいと思

います。

中島会長 どうしてお願いするんですか。55%になっているんだから修正しなさい。

三村課長 50%ということで、補助金が40億円で、残りについて38億円を合併特例債、残り

の2億円が一般財源であります。その中で、地方交付税が70%措置できますよというこ

とで、残り30%は市の負担ですよということです。この地方交付税についても、合併特

例債のことについても、全部説明を先生方にはしております。

中島会長 先生方は承知してますか。

三村課長 はい。

中島会長 そうですか。承知しているそうです。そうすると、何故財政負担が大きい大きいという

(16)

口係長に聞きます。野口係長は、まずこの事業費について、中島村長はあれはばかだと。

中央へ行って説明を聞いて、ああそうですか、どんどん持って来なさいということにおだ

てられて、本当にそうだかと思って喜んでいる。あれは、ばかだと言っておりますが、ど

ういうことでしょう。私は、中央の課長、係長としっかりと相談をして、中島村長間違い

ない、確実にやるからということで一度相談をしました。二度目の指導に伺った時には怒

られました。あれ程はっきりと言っているのに、中島さんは国を信用しないんですか。ち

ょっとおかしいんじゃないですかと、私は大変不快な思いを与えてしまったということで、

すいませんでした。反省しますと。余りにも松本市の中でそういう声が多いものですから、

ついついもう一度再確認させていただいたが、それは申し訳ない。国は合併特例債の7

0%を、この特例部分だけについて別に基準財政需要額を計算して、それに対する元利償

還分の70%を満額措置をしたものを普通交付税の上に乗せてよこすということである

のに、何故分からないかと叱られました。そのことを実は、野口係長は言っていない。そ

んなことは当てにならないと。70%よこすと言ったが、いつも国は嘘を言う。当てにな

らない。これを言います。もう一つ実は、大変悲しいことですが、先日の全員協議会で、

財政部長がこれについて答えましたが、間違えました。必ずしも70%は当てにできない

かもしれないということを言ったので、私はその場で発言ができない立場であるので、後

でそれは違いますよと。新市建設計画に伴う合併特例債は、必ず満額のせると。他の一般

交付税については、基準財政需要額と収入額の差額について措置するが、その時には若干

の補正があるが、新市建設計画に伴う合併特例債の償還分の交付税は、満額措置しますと。

丸山(昭)委員 きちんと言ったかね。

中島会長 ちゃんと国が言っているのでね。これを改めて私は伝えるために、随分誤解を招いてい

るので正して下さい。野口係長も過去のことですが、そう言って大手のオープンハウスに

行った市民を非常に惑わしています。それは、私はついうっかりなのか、これだけ優秀な

方が言うからには、これは意図的だと思っております。中島前村長は、大変不名誉な人間

です。あれはばかだ。そんなものにおだてられて、本当に来ると思っている。極端なこと

を言うと、例えば、50億円ということを言ったって蓋を開けてみろ、必ず国は30億円

くらいしか当てにならないよ。国なんか信用するなというそういう言い方で市民に説明を

しております。大変なことをやってくれているわけですよ。そういうことが積もり積もっ

て、昨日のこういう報告になってしまうと。この辺の責任はまた後程きちんととってもら

わなければいけないと思います。合併過程に及んでいますので丸山(昭)委員どうぞ。

丸山(昭)委員 私は、研究会の先生方を責めるわけではないが、極めて不勉強だなと思います。

学者なんだから色々な持論をもっているなということは感じられるが、この問題について

基本的なことに理解がない。というのは、合併支援策を得ての事業なんだと。それでは、

合併とは何ぞやということからこなきゃいけないんで、約束だの条件だのという問題では

なくて、自治体同士が合併という行為に伴って、まさに将来のビジョンとして決めたこと

なんです。これはぜひとも実現しなきゃいけないことなんだ。それにはどういう手立てが

あるか、どういう有利な支援策があるかというとこから心配しなきゃいけない。ところが、

市民の意向というのは、資料が情報不足ですから、一般の公共事業と同じ理解をしている。

要求な公共事業はやるべきではない、市民に負担をかけるというそういう発想からくる市

(17)

兆円に及ぶ累積債務残高を無視して、合併特例債の利用を強調することは、若い世代の反

発を呼びかねない。考察で示すようにと言っているね。それから、もう一つ、公共事業に

は十分な合議制の検討が必要であると言っている。だから、一般的な公共事業とあれを捉

えているんだよ。ここにもう基本的に間違いがあるんだよ。この理解を先生方がしていな

いと私は見たんだが、何もかも全部が、6人が。このことをやっぱり話し合わなければい

けない。恐らく、建設すべきではないという見解は撤回しないと思うが、今後に進めるた

めに、だから4月8日か知りませんが、なるべく早い時期にこことの懇談を設けて、共通

理解を重ねて欲しい。これが先生方のためにも良い。他の自治体に対するアドバイスを、

こういう経験からやってもらわないと困るんで、そういう様に私は思うんです。その点ど

うですか。

中島会長 ぜひ懇談をここでやってもらいたいという要望が出ました。先程の重ねです。答えて下

さい。

三村課長 委員の先生方と打ち合わせを行わなければいけませんので、先程も申しました様に、ち

ょっと時間をいただきまして、月曜日中には連絡が取れ次第、先生方が6名おりますので、

連絡を取れせていただいて、会場、時間等については、今の所はMウィングで午後4時か

らですが、時間等細部が変わるかもしれませんが、月曜日に報告させていただきます。

望月(道)委員 私は、この度の委員会の答申は、市町村合併というものの対極と本質を見落とし

ていて、言わば猟師が木をて山全体を見ていない時に出す結論の様なものであって、誠に

失望した思いであります。そして、その結論の内容というのは、直結道路を建設すべきで

はないという行き過ぎたものになって、委員会というものは、本当は市長の判断の材料、

調査や分析を行って、その材料を正しい形で揃えて提供するのが委員会であるけれども、

結論を出すという言語道断のことをやっているので非常に怒りを思います。何が足りない

かということを私なりに考えました。今の丸山(昭)委員と表現は違いますが、方程式で

言いますと、AX+BのX+B、X−Bの方はしっかりと出来ているんですが、係数のA

というものが忘れられているんです。これは、やはり市町村合併の重み、合併を選択した

住民の意思というものを、真っ先に掛けることを忘れておったと。そして、これが住民の

意思をやっぱり汲んで求めていくことがこれからの松本市政に大事なことではないかと

思います。どうかこの点について、方程式で言えば係数、この重みを考えていただきたい

と思います。

金井委員 昨日の市民意向確認調査報告書を見ますと、この報告書は全く選択肢がない。この一言

に尽きると思います。四賀地区の民意を代表する各町会長の代表として一言申し上げたい

と思います。昨日の市民意向確認研究会が市長に提出した報告書に、大変憤りを感じまし

た。あれだけのエネルギーを費やした結果が、全市域アンケートの結果から、村上委員長

曰く、結果は歴然としていると言い切っております。あの2月18日に、文化会館で開き

ました市民討論会において、ここにいらっしゃいます青木討論者が、危惧した多勢に無勢

で、一握りに押し切られたという形だと言っても過言はないと思います。私は、松本市町

会連合会の常任理事でございますが、ここでも要望事項として市政トークにも出していた

だき、当地区町会連合会としても、研究会委員の皆様を始め、今でも市当局をひたすら信

頼している矢先のダメージ報告であります。夢と希望をもって、究極の行政改革である合

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