• 検索結果がありません。

LT レール・トゥ・レール電流センス・アンプ

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "LT レール・トゥ・レール電流センス・アンプ"

Copied!
11
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

BATTERY CHARGE CURRENT (A) 0 EFFICIENCY (%) 90 95 100 4 1620/21 • TA02 85 80 75 1 2 3 5 VIN = 24V VBATT = 16V VBATT = 12V VBATT = 6V FB ITH LTC1435 SYNCHRONOUS BUCK REGULATOR AVG SENSE LT1620MS8 VCC GND 1 8 6 3 VBATT IBATT TO 4A VIN (VBATT + 0.5V) TO 32V LT1620/21 • F01 IN– IN+ IOUT PROG 4 5 2 7

SIMPLIFIED SCHEMATIC. SEE FIGURE 2 FOR COMPLETE SCHEMATIC 0.1µF 15.75k 1% 3k 1% 0.1µF SENSE– INTVCC VIN SW 27µH 0.025Ω 22µF 35V × 2 1.43M 0.1% 110k 0.1% 22µF 35V + +

レール・トゥ・レール

電流センス・アンプ

特長

正確な出力電流のプログラミング最大32V出力の充電アプリケーションに使用可能充電サイクル終了通知用のプログラム可能な負荷電流 モニタ(16ピン・バージョン) ■デュアル・ファンクションIC(LT1621)によって、負荷 電流および入力電流のセンスが容易 ■電流モードPWMコントローラ用のレベルシフト電流 センス出力 ■NiCd、NiMH、鉛蓄電池、およびリチウムイオン ・ バッテリの充電に使用可能 ■充電アプリケーションで96%以上の効率が可能高出力電流:容易に10A以上可能

アプリケーション

高電流バッテリ・チャージャ高出力電圧DC/DCコンバータ定電流源過電流フォールト保護

概要

LT®1620を電流モードPWMコントローラICとともに使 用すれば、高性能な電流制御バッテリ充電回路の設計が 簡素化されます。 LT1620は入力電圧や出力電圧の変動に影響されずに、 平均出力電流を安定化します。LT1620のPROGピンに印 加するプログラミング電圧によって、出力電流を容易 に調整することができます。 ほとんどの電流モードPWMコントローラは、電流セン ス入力に同相の制約があるため、出力電圧範囲が制限 されています。LT1620は電流センス信号をレベル・シフ トすることにより、この制約を克服し、0V∼32Vの出力 電圧範囲を可能にしています。 LT1620の16ピン・バージョンには、プログラム可能な低 充電電流フラグ出力があります。この出力フラグは、 リチウムイオン・バッテリの充電サイクルが終わりに近 づいていることを通知するのに使用できます。 LT1621はデュアル・ループ・アプリケーション用に、完 全に独立した2つの電流制御回路を内蔵しています。 、LTC、LTはリニアテクノロジー社の登録商標です。 RAIL-TO-RAILは日本モトローラ社の登録商標です。

標準的応用例

図1. 低ドロップアウト、高電流リチウムイオン・バッテリ・チャージャ 効率

(2)

4

ORDER PART NUMBER

ORDER PART NUMBER

θJA = 149°C/W

TOP VIEW

GN PACKAGE 16-LEAD PLASTIC SSOP

1 2 3 4 5 6 7 8 16 15 14 13 12 11 10 9 SENSE NC IOUT NC GND MODE NC IN– AVG NC PROG PROG2 AVG2 VCC NC IN+ θJA = 149°C/W TOP VIEW GN PACKAGE 16-LEAD PLASTIC SSOP

1 2 3 4 5 6 7 8 16 15 14 13 12 11 10 9 PROG A AVG A SENSE A IOUT A GND B IN– B IN+ B VCC B VCC A IN+ A IN–A GND A IOUT B SENSE B AVG B PROG B

LT1620CGN

LT1620IGN

LT1621CGN

LT1621IGN

1 2 3 4 8 7 6 5 TOP VIEW AVG PROG VCC IN+ SENSE IOUT GND IN– MS8 PACKAGE 8-LEAD PLASTIC MSOP

S8 PACKAGE 8-LEAD PLASTIC SO

ORDER PART NUMBER

MS8 PART MARKING

BC

SYMBOL PARAMETER CONDITIONS MIN TYP MAX UNITS

Supply

VCC 5V Supply Voltage ● 4.5 5.0 5.5 V

ICC DC Active Supply Current SENSE = AVG = PROG = PROG2 = VCC 2.8 3.8 mA

LT1620GN 4.5V ≤ VCC≤ 5.5V, IN+ – IN– = 100mV ● 4.0 mA

DC Active Supply Current SENSE = AVG = PROG = VCC 2.3 3.3 mA

LT1620S8, LT1620MS8, 1/2 LT1621GN 4.5V ≤ VCC≤ 5.5V, IN+ – IN– = 100mV ● 3.7 mA

DC Active Supply Current SENSE = AVG = PROG = VCC 1.3 1.9 mA

LT1620S8, LT1620MS8, 1/2 LT1621GN 4.5V ≤ VCC≤ 5.5V, IN+ – IN– = 0mV ● 2.1 mA

Current Sense Amplifier

VCM Input Common Mode Range ● 0 32 V

VID Differential Input Voltage Range 0V ≤ VCM≤ 32V ● 0 125 mV

(IN+ – IN–)

VOSSENSE Input Offset - Measured at ×1 Output VCC ≤ VCM≤ 32V – 5 5 mV

(VSENSE) VID = 80mV ● – 6 6 mV

LT1620CS8

LT1620IS8

LT1620CMS8

θJA = 250°C/W (MS) θJA = 120°C/W (S)

絶対最大定格

(グランドを基準)(Note 1) 電源電圧:VCC ...−0.3V∼7V プログラミング電圧: PROG、PROG2 ... −0.3V∼VCC+0.3V(最大7V) IOUT、SENSE、AVG、AVG2、 MODEの電圧 ... −0.3V∼VCC+0.3V(最大7V) センス・アンプ入力同相範囲 ... −0.3V∼36V 動作周囲温度範囲 コマーシャル ... 0℃∼70℃ インダストリアル ... −40℃∼85℃ 保存温度範囲 ... −65℃∼150℃ リード温度(半田付け、10秒)... 300℃

パッケージ/発注情報

ミリタリ・グレードに関してはお問い合わせください。

電気的特性

注記がない限り、VIN+=16.8V、VCC=5V、VIOUT=2V、TA=25℃

(3)

SYMBOL PARAMETER CONDITIONS MIN TYP MAX UNITS Current Sense Amplifier

VOSAVG Input Offset - Measured at ×10 Output VCC ≤ VCM≤ 32V – 3 3 mV

(VAVG) 35mV ≤ VID≤ 125mV ● – 4 4 mV

VCM = 0V, VID = 80mV ● – 10 15 mV

VOSAVG2 Input Offset - Measured at × 20 Output VCC≤ VCM≤ 32V – 3 3 mV

(VAVG2) 0V ≤ VID≤ 35mV ● – 4 4 mV

VSENSE No-Load Output Offset 0V ≤ VCM≤ 32V, VID = 0V, Referenced to VCC ● – 0.1 – 3 mV

IB(IN+, IN) Input Bias Current (Sink) VCC VCM 32V (Note 2) 200 270 400 µA

● 185 430 µA

Input Bias Current (Source) VCM = 0V (Note 2) 4.0 5.25 mA

● 5.50 mA

Transconductance Amplifier

gm Amplifier Transconductance 3000 3500 4000 µmho

● 2200 4800 µmho

AV Amplifier Voltage Gain 1V ≤ VIOUT≤ 3V 60 80 dB

VOLIOUT IOUT Saturation Limit (Sink) IIOUT = 50µA ● 0.05 0.15 V

IIOUT = 200µA ● 0.10 0.30 V

IIOUT = 1mA ● 0.35 0.65 V

VPROG PROG Input Range ● VCC – 1.25 VCC V

IBPROG Input Bias Current Measured at PROG Pin 20 nA

VOSPROG Input Offset Voltage IIOUT = 130µA – 7 7 mV

(VAVG – VPROG) ● – 8 8 mV

End-of-Cycle Comparator

VPROG2 PROG2 Input Range ● VCC – 2.5 VCC – 0.15 V

VHYST Input Hysteresis Measured at AVG2 Pin 15 mV

IBPROG2 Input Bias Current Measured at PROG2 Pin 20 nA

VOLMODE Output Logic Low Output (Sink) IMODE = 0.5mA ● 0.1 0.5 V

IMODE = 10mA ● 0.5 1.2 V

電気的特性

注記がない限り、IN+=16.8V、VCC=5V、VIOUT=2V、TA=25℃

●は全動作温度範囲の規格値を意味する。 Note 1:絶対最大定格はそれを超えるとデバイスの寿命に影響を及ぼす値。 Note 2:VCCが取り除かれると、IN+、IN−に同相電圧が存在していても入力

バイアス電流はディスエーブルされる。

ピン機能

VCC:5V±10%電源入力。 IN+:センス・アンプの正入力。通常、電流センス抵抗のイン ダクタ側に接続します。同相電圧範囲は0V∼32Vです。 IN−:センス・アンプの負入力。通常、電流センス抵抗 の負荷側に接続します。同相電圧範囲は0V∼32Vです。 同相電圧範囲は0V∼32Vです。 SENSE:センス・アンプAV=−1出力。PWMコントロー ラ電流センス入力のためのレベル・シフトされた出力と して使用します。このセンス出力は、ゼロ・インダクタ電 流付近の連続性を確実にするために、固有のオフセット を持つように設計されています。標準的な出力は、差動入 力電圧(IN+−IN−)=0の場合、−3mVです。 AVG:センス・アンプのAV=−10出力で、相互コンダク タンス・アンプの正入力です。平均電流制御用の積分 ノードとして使用します。積分時定数は、2.5kΩの標準 出力インピーダンスを使用して計算されます。 PROG:相互コンダクタンス・アンプの負入力。電流 モードの動作時に、負荷に供給する平均電流用のプログ ラム・ノードです。負荷に供給する平均電流によって、 電流センス・アンプ入力で、(外部センス抵抗の両端に)

(4)

4

– + SENSE AMPLIFIER VCC IN+ IN– PROG PROG2* 500Ω 2.5k – + SENSE AVG AVG2* IOUT MODE* LT1620/21 • FBD gm – + 5k

*AVAILABLE IN THE LT1620GN ONLY

+ – +– SENSE– SENSE+ INTVCC ITH PWM CONTROLLER END-OF-CYCLE (ACTIVE LOW) (×1 GAIN) (×10 GAIN) (×20 GAIN) CURRENT SENSE RESISTOR VID GND 5V (VCC−VPROG)/10の電圧が生じます。入力電圧範囲は、 VCCから(VCC−1.25V)です。 AVG2:センス・アンプAV=−20出力とコンパレータの正 入力。サイクル終了決定フラグ用の積分ノードとして使 用します。積分時定数は、5kΩの標準出力インピーダンス を用いて計算します。 PROG2:コンパレータの負入力。サイクル終了決定用のプ ログラム・ノードで、通常は電圧モード動作時に使用します。 電流センス・アンプの差動入力電圧が(VCC−VPROG2)/20に等 しくなると、コンパレータのスレッショルドに達します。入 力の電圧範囲は、(VCC−0.15V)から(VCC−2.5V)までです。 GND:グランド・リファレンス。 MODE:コンパレータのオープン・コレクタ出力。電流 センス・アンプの差動入力電圧が(VCC−VPROG2)/20以下 の場合、出力はロジック“L”です。 IOUT:相互コンダクタンス・アンプ出力。標準的なアプリ ケーションでは、IOUTはコンパニオンPWMコントローラ ICの電流設定ノードから電流をシンクし、電流モードで のループ制御を容易にします。

ピン機能

機能ブロック図

動作

(機能ブロック図を参照) 電流センス・アンプ 電流センス・アンプは、動作入力同相範囲が0V∼32Vの 複数出力電圧アンプです。このアンプは、SENSEピン、 AVGピン、およびAVG2ピン(LT1620GNで使用可能)比 率に対応した出力電圧を発生します。これらの出力信号 電圧は、内部VCC基準抵抗を通して信号電流を引き込む ことにより、VCC電源を基準にしています。 第1の出力(SENSE)は、入力信号(IN+−IN−)をユニ テ ィ ゲ イ ン で レ ベ ル シ フ ト し た 出 力 で す 。 一 般 的 な PWM/チャージャ・タイプのアプリケーションでは、こ の出力を使用して一緒に使用するPWMコントローラIC の電流センス・アンプをドライブします。 他の2つの出力(AVGおよびAVG2)は、それぞれ内部で相 互コンダクタンス・アンプとコンパレータに接続されてい

(5)

ます。AVG出力の利得は10で、AVG2出力の利得は20で す。これらのピンを積分ノードとして使用すれば、電流 センス・アンプの信号を容易に平均化することができま す。(注意:これらのピンのフィルタ・コンデンサは、 VCC電源にバイパスしなければなりません。)これらの信 号を積分すると、DC負荷電流を直接センスおよび制御で き、負荷測定でのリップル電流の混入を排除します。 相互コンダクタンス・アンプ 相互コンダクタンス・アンプは、電流プログラミング入力 電圧(VPROG)と平均電流センス出力(VAVG)との間の電 圧差を、アンプの出力ピン(IOUT)で電流に変換します。ア ンプの出力は一方向性で、電流のシンクだけを行います。 このアンプは、VAVG= VPROGの場合に 、標準出力電 流 130µAで動作するように設計されています。標準的な PWM/チャージャ・タイプのアプリケーションでは、IOUT 電流を使用して、一緒に使用するPWMコントローラICの 電流制御ループをサーボ制御して、プログラムされた負 荷電流を維持します。 コンパレータ コンパレータ回路(LT1620GNでのみ使用可能)は、リチウム イオン・バッテリ充電システムでサイクル終了センサとし て使用できます。コンパレータは充電電流が小さな値(最大 充電電流の標準20%)まで低下したことを検出します。コン パレータは、VAVG2電圧がVPROG2よりも正になると(出力電 流がプログラムされたスレッショルド以下)“L”になるオー プン・コレクタ出力(MODE)をドライブします。

動作

(機能ブロック図を参照)

アプリケーション情報

図2は高性能リチウムイオン・バッテリ・チャージャ・アプ リケーションで、LT1620MS8がLTC1435スイッチング・ レギュレータに接続されています。LTC1435スイッチン グ・レギュレータは、約99%のデューティ・サイクル動作 が可能なため、非常に小さなドロップアウトしか発生し ません。このアプリケーションでは、LT1620に別の電 源電圧は不要です。LT1620には、LTC1435が発生した 5Vローカル電源から直接電源が供給されます。LT1620 の DC充 電 電 流 制 御 と 広 い 同 相 電 流 セ ン ス 範 囲 と 、 LTC1435の低ドロップアウト特性を組み合わせることに より、96%以上の効率を実現し、充電電流3A時の入出力 間電圧降下がわずか0.5Vの4セル用リチウムイオン・バッ テリ・チャージャを構築することができます。LTC1435 の機能、性能、および関連部品の選択についての追加情 報は、LTC1435のデータシートを参照してください(弊 社にお問い合わせください)。 このLT1620/LTC1435バッテリ・チャージャは、バッテリ 充電電流が3.2Aのときに16.8Vのフロート電圧を生成す るように設計されています。VIN電源の範囲は17.3V∼ 28Vです(スイッチMOSFETによって制限される)。この チャージャはバッテリ電圧がプログラムしたフロート電 圧に達するまで、3.2Aの定充電電流を供給します。フ ロート電圧に達すると、高精度電圧安定化ループに制御 が移行し、充電電流はバッテリ充電サイクルを完了する のに必要なレベルに低下できるようになります。 RSENSEの選択 LT1620は0V∼−1.25V(VCCに対して)の範囲の電流プロ グラミング電圧(VPROG)全域で動作しますが、−0.8Vの 電流設定プログラム電圧(電流センス・アンプ入力に印加 される80mVの差動電圧に相当)により、最適な精度が得 られます。希望の電流条件が与えられると、負荷電流セ ンス抵抗RSENSEを選択することができます。3.2A充電 電流が必要な場合は、次のようになります。 RSENSE=80mV/3.2Aすなわち0.025Ω プログラムした3.2A充電電流では、センス抵抗の消費電 力は、(0.08V)(3.20A)=0.256Wであり、相応した定格の ものが必要です。 電流のセンス 電流センス入力は、平均充電電流が流れている場合、IN+ 側を高い電位にしてセンス抵抗の両側に接続します。セ ンス抵抗からIN+およびIN−入力への径路は、ノイズ余 裕度を向上させるために、ツイスト・ペアを用いるか、ま たはPCトレースの間隔を小さくする必要があります。最 高の性能を発揮させるには、リード長を短くするととも に、ノイズ源から離します。

(6)

4

TG COSC LTC1435 IN– GND IOUT SENSE IN+ LT1620MS8 5 6 7 8 4 3 VBATT 16.8V VIN 17.3V TO 28V LT1620/21 • F02 C11, 56pF C12, 0.1µF RUN/SS ITH SFB SGND VOSENSE SENSE– SENSE+ BOOST SW VIN INTVCC BG PGND EXTVCC VCC PROG AVG 2 1 C10 100pF C9, 100pF R1 1k C14 1nF C13 0.033µF X7R C17, 0.01µF R2 1.5M C4 0.1µF D2* D1* C5, 0.1µF Si4412DY Si4412DY L1 27µH C6 0.1µF C7 4.7µF RSENSE 0.025Ω C15 0.1µF C16 0.1µF RP1 3k 1% RP2 15.75k 1% C18 0.1µF RF2 110k 0.1% RF1 1.44M 0.1% C8, 100pF C3 22µF 35V C1 22µF 35V C2 22µF 35V RUN + + + + * D1, D2: CENTRAL SEMICONDUCTOR CMDSH-3 Li-ION

アプリケーション情報

図2. LT1620/LTC1435バッテリ・チャージャ 充電電流のプログラミング 電流モード動作時の出力電流は、PROGピン(VPROG)の 電圧をプログラムして決定します。前述のとおり、最適 な性能は、(VCC−VPROG)=0.8Vのときに得られます。 LT1620は、LTC1435が発生する精密な5V電源でバイア スされ、VPROGリファレンスのために、VCCからグラン ドへの単純な抵抗分割器を使用できます。PROGピンに 希望の2.5kΩテブナン・インピーダンスを使用すれば、 RP1=3kおよびRP2=15.75kの値を容易に計算できます。 PROGピンはVCC電源に対してデカップリングしなけれ ばなりません。 プログラミング電圧を高くまたは低くするためのVPROG 設定分割器の抵抗値を変化させて、またはセンス抵抗を 前述のとおり適切な値に変更して、充電電流値を変える ことができます。 出力フロート電圧 この3.2Aのチャージャ回路は、4セル用リチウムイオン・ バッテリまたは16.8Vのバッテリ用フロート電圧用に設 計されています。この電圧は、LTC1435のVOSENSEピン にフィードバックされる1.19Vバンドギャップ電圧を基 準とする抵抗分割器を通してプログラムされます。抵抗 値は、RF1=(VBATT−1.19)/(1.19/RF2)の式で求まりま す。RF2=110kとすると、RF1=1.44Mになります。 他のデカップリング問題 図2に示すアプリケーション回路は、別のいくつかのデ カップリング・コンデンサを使用しています。スイッチン グ・アプリケーションによる本質的にノイズの多い環境 では、敏感なノードを慎重にデカップリングする必要が あります。回路図に示すように、電流プログラミング・ピ ン(PROG)からVCCレール、およびIN+入力とIN−入力間

(7)

AVG PROG PROG2 AVG2 VCC IN+ SENSE IOUT VEE MODE IN– LT1620GN LT1620/21 • F03 CONNECTED AS IN FIGURE 2 R1 5.5k R2 50k C2 3.3µF C1, 3.3µF R3 10k END-OF-CYCLE (ACTIVE LOW) + + AVG PROG VCC IN+ SENSE LT1620MS8 1 2 3 4 8 7 IOUT GND IN– 6 5 VSW 7 VIN 5 8 1 VFB 6 S/S 2 IFB 4 GND GND TAB 3 C1 1µF 22µF R P1 3k 1% RP2 12k 1% C2 1µF R1 0.033Ω L1B 10µH 22µF TO SYSTEM LOAD 4.7µF L1A 10µH 24Ω VC 0.22µF 0.1µF X7R LT1513 RUN 5V 57k 6.4k 22µF × 2 MBRS340 VBATT = 12.3V 1620/21 • F04 RSENSE 0.1Ω + + + Li-ION にデカップリング・コンデンサを挿入します。この種の回 路では、大きな過度電流が生じるので、電源レールも効果 的にデカップリングしてください。電源のデカップリン グは、できるだけICに近づけて配置し、また各ICには専用 のコンデンサを接続しなければなりません。 設計式 センス抵抗:RSENSE=VID/IMAX 電流制限用プログラミング電圧: VPROG=VCC−[(10)(VID)] 電圧帰還抵抗: RF1/RF2=(VBATT(FLOAT)−1.19)/1.19 サイクル終了フラグ・アプリケーション 図 3に サ イ ク ル 終 了( EOC)フ ラ グ 機 能 を 含 め 、 LT1620GNを使用した追加接続を示します。EOCスレッ ショルドを使用して、必要な負荷電流がプログラムした 値(通常は、最大負荷に対するパーセンテージで与えら れます)に低下したことをユーザに通知します。 サイクル終了出力(MODE)は、オープンコレクタのプルダ ウンです。すなわち図3の回路では、MODEピンにVCCに接 続した10kのプルアップ抵抗を使用しています。 EOCフラグのスレッショルドは、プログラミングVPROG2に よって決まります。このスレッショルドの大きさは、セン ス・アンプ入力両端の電圧の20倍に相当します。 前 述 の 回 路 説 明 で 述 べ た よ う に 、 充 電 電 流 レ ベ ル は 80mVのセンス電圧に相当するように設定されます。図3 の回路では抵抗分割器を使用して、0.5Vのプログラミン グ電圧(VCC−VPROG2)を発生します。これにより、充電 電流のセンス電圧が0.5V/20すなわち0.025Vに低下する と、MODEフラグがトリップします。したがって、充電 電流が最大値の約30%に減少すると、サイクル終了フラ グがトリップします。 入力電流センシング・アプリケーション 充電システムのVIN電源に接続した負荷は、チャージャ のVIN入力の前段に第2電流センス抵抗を接続してモニタ します。この機能は、バッテリ充電機能や他のシステム 機能の両方が同時に大電流を必要とする場合に、入力電 源(ACアダプタ)に過剰なストレスを与えるシステムに 有用です。これにより、全負荷バッテリ充電要求条件お よび全負荷システム要求条件に対応可能な(同時ではな 図3. LT1620GNによるサイクル終了フラグの導入

アプリケーション情報

図4. 入力電流センシング・アプリケーション

(8)

4

い)入力電源システムを使用することができます。大き なバッテリ充電電流と外部システムの要求が重なったた めに入力電源電流が予め決められた値を超える場合は、 外部負荷が減少するまで入力電流センス機能が自動的に バッテリ充電電流を低減します。 図4では、LT1620がLT1513 SEPICバッテリ・チャージャ ICに接続され、入力過電流保護付きチャージャ回路を構 成しています。 プログラミング電圧(VCC−VPROG)は、5V入力電源から グランドへの抵抗分割器(RP1とRP2)によって、1.0Vに設 定されます。この構成では、バッテリ・チャージャが取 り込む入力電流とシステム負荷要求条件が3Aの電流制 限スレッショルドを超える場合は、全入力電源電流が 3Aに制限されるように、LT1620がバッテリ・チャージャ 電流を低減します。追加情報については、 LT1513の データシートを参照してください。 プログラミング精度の考慮事項 PWMコントローラ誤差アンプの最大ソース電流 標準的なバッテリ・チャージャ・アプリケーションでは、 LT1620は関連するPWMコントローラICの誤差アンプ出力 ピンをサーボ制御することによって、充電電流を制御しま す。LT1620が誤差アンプから利用可能なすべての電流を シンクするときは、電流モード制御が行われます。LT1620 の相互コンダクタンスは有限であるため、要求される出力 電流を生成するのに必要な電圧が入力のオフセット誤差 になります。LT1620は130µAの標準IOUTシンク電流を流す ように設計されており、この項を減らすのに役立ちます。 与えられたアプリケーションで、関連するPWMコント ローラの電流ソース能力が分かれば、希望の充電電流を供 給するのに必要なプログラミング電圧を調整できます。標 準的なVPROG電圧オフセットとPWMソース能力のプロッ トを図5aに示します。たとえば、LTC1435の電流ソース能 力は約75µAです。これはVPROGにおいて、約−15mVの誘導 プログラミング・オフセットになります(PROGピンの絶 対電圧は15mV低くなければなりません)。 VCC−VPROGプログラム電圧≠0.8V IN+−IN−=0Vのとき、軽負荷状態で閉ループ動作を確実 に行うために、LT1620のセンス・アンプ回路は3mVの入力基 準固有オフセットを持っています。このオフセットと入力

アプリケーション情報

電圧の特性は直線的で、IN+−IN−=80mVのときに0Vを交 差します。このオフセットはAVG出力に(×10で)変換され、 したがってプログラミング電圧VPROGに変換されます。標 準的なVPROGオフセット電圧とIN+−IN−のプロットを図 5bに示します。たとえば、希望する負荷電流がセンス抵抗の 両端での100mVに相当する場合、VPROGでの標準オフセット は7.5mVです(PROGピンの絶対電圧は7.5mV以上でなけれ ばなりません。)80mVから大幅に離れたVID値を使用すると きは、この誤差項を考慮しなければなりません。 VCC−VPROG2プログラム電圧≠1.6V (LT1620GNのみ) 前述したVPROGに対するオフセット項も比例的にVPROG2 プログラミング電圧に(さらに×2)影響を与えます。ただ し、VPROG2電圧は標準的に1.6Vのゼロ・オフセット・ポイ ントよりはるかに低く設定されるので、通常この項に対す る調整は必要になります。標準的なVPROG2オフセット電 圧とIN+−IN−のプロットを図5cに示します。たとえば、 VPROG2電圧がIN+−IN−=15mVになるように設定するに は、通常さらに−50mVオフセットが必要です(PROG2ピ ンの絶対電圧は50mV低くなければなりません)。 センス・アンプ入力同相電圧<(VCC−0.5V) LT1620センス・アンプは、入力がVCC電源よりも大幅に下 がったときは、入力オフセット許容差が追加されます。この アンプは、入力が同相0Vの場合、最大11mVの追加入力基準 オフセットをもたせることができます。この追加オフセッ ト項は、VCMが約VCC−0.5Vのときは、ほぼ直線的にゼロま で減少します。標準的応用例では、このオフセットにより、 VBATがグランドから離れるまで、「コールド・スタート」状 態に対する充電電流の許容差が増加します。その結果生じ る出力電流シフトは一般には負方向ですが、このオフセッ トは正確には制御されません。VCC−0.5V以下のセンス・ア ンプ同相入力で、精密な動作を試みてはなりません。図5dに 入力基準オフセット許容差とVCMを示します。 VCC≠5V LT1620センス・アンプには、VCCが5Vから離れるときに、 別の小さなオフセットを誘導します。このオフセットの特 性は直線的であり、5Vを中心とするVCCの推奨動作範囲に わたって約±0.33mV(入力基準)となります。このオフ セットは(×10および×20で)AVG出力およびAVG2出力 に、そしてプログラミング電圧に変換されます。図5eにプ ログラミング・オフセットとV のプロットを示します。

(9)

IN+ – IN– (VID) INPUT (mV) 0 VPROG OFFSET (mV) 20 10 0 –10 –20 –30 –40 60 100 LT1620/21 • F05b 20 40 80 120 140 VCC = 5V VCM = 16.8V IOUT = 130µA

IOUT SINK CURRENT (µA)

0 VPROG OFFSET (mV) 150 250 LT1620/21 • F05a 50 100 200 40 30 20 10 0 –10 –20 –30 –40 VCC = 5V VID = 80mV VCM = 16.8V VCC (V) 4.50 PROGRAMMING OFFSET (mV) 0 5 5.50 LT1620/21 • F05e –5 –10 4.75 5.00 5.25 10 VPROG VPROG2 VID = 80mV VCM = 16.8mV IOUT = 130µA IN+ – IN– (VID) INPUT (mV) 0 VPROG2 OFFSET (mV) 40 20 0 –20 –40 –60 –80 60 100 LT1620/21 • F05c 20 40 80 120 140 VCC = 5V VCM = 16.8V IOUT = 130µA

IN+, IN– COMMON MODE VOLTAGE (VCM) (V) 0 ±8 ±10 ±12 3 5 LT1620/21 • F05d ±6 ±4 1 2 4 36 ±2 0

ADDITIONAL INPUT REFERRED OFFSET (mV)

±14

VCC = 5V VID = 80mV IOUT = 130µA

アプリケーション情報

図5a. 標準設定点電圧(VPROG)はIOUTピンが

シンクした電流量に応じてわずかに変化

図5b.標準設定点電圧(VPROG)はプログラムされた差

動入力電圧(VID)に応じてわずかに変化

図5e.VPROGおよびVPROG2の標準設定点電圧は、電

源電圧(VCC)に応じてわずかに変化 図5c.標準コンパレータ・スレッショルド電 圧(VPROG2)は、プログラムされた差動入 力電圧(VID)に応じてわずかに変化 図5d.センス・アンプの入力オフセット許容差は、(VCC−0.5V) 以下の入力同相電圧(VCM)に対して低下。これがSENSE、AVG、 およびAVG2アンプ出力に影響を及ぼす。

(10)

4

AVG PROG VCC +IN SENSE LT1620MS8 1 2 3 4 8 7 IOUT GND –IN 6 5 0.1µF 10k 1% RPROG 18k 0.1µF 1µF IPROG 2N3904 22Ω VN2222LM OUT IN GND SHDN SHUTDOWN 0.1µF 6V TO 28V 470Ω 0.1Ω LT1121CS8-5 0.1µF IOUT 0A TO 1A IOUT = (IPROG)(10,000) RPROG = 40k FOR 1A OUTPUT

LT1620/21 • TA01 8 1 5 3 D45VH10 + AVG PROG PROG2 +IN SENSE LT1620GN 1 3 5 16 14 IOUT GND 13 9 AVG2 6 MODE 12 VCC 8 –IN 11 47k 0.047µF IOUT 0A TO 1A LT1620/21 • TA04 MBRS130T3 20k 0.1µF 10k 1% IPROG RPROG 10k 820Ω 4.7k 1µF 33k 2N7002 2N7002 2N4403 2N4401 10k 4.7k Si9405 22µF 25V TPS 22µF 25V TPS 0.1µF 5V 6V TO 15V 50µH CTX50-4 0.05 IOUT = (IPROG)(20,000) RPROG = 90k FOR 1A OUTPUT

+ +

標準的応用例

プログラム可能な定電流源

(11)

AVG PROG VCC +IN SENSE LT1620MS8 1 2 3 4 8 7 IOUT GND –IN 6 5 4.7k 33k 100k 33k CDELAY 0.1µF 5V 0.033Ω 5V AT 1A PROTECTED FAULT LT1620/21 • TA03 1N4148 2N3904 1k 2N3904 Si9434DY 100Ω

TYPICAL DC TRIP AT 1.6A 3A FAULT TRIPS

IN 2ms WITH CDELAY = 1.0µF

PART NUMBER DESCRIPTION COMMENTS

LTC®1435 High Efficiency Low Noise Synchronous Step-Down 16-Pin Narrow SO and SSOP, VIN≤ 36V, Programmable

Switching Regulator Constant Frequency

LTC1436/LTC1436-PPL/ High Efficiency Low Noise Synchronous Step-Down Full-Featured Single Controller, VIN≤ 36V, Programmable

LTC1437 Switching Regulator Controllers Constant Frequency

LTC1438/LTC1439 Dual High Efficiency Low Noise Synchronous Step-Down Full-Featured Dual Controllers, VIN≤ 36V, Programmable

Switching Regulators Constant Frequency

LT1510 1.5A Constant-Current/Constant-Voltage Battery Charger Step-Down Charger for Li-Ion, NiCd and NiMH

LT1511 3.0A Constant-Current/Constant-Voltage Battery Charger Step-Down Charger that Allows Charging During Computer

with Input Current Limiting Operation and Prevents Wall-Adapter Overload

LT1512 SEPIC Constant-Current/Constant-Voltage Battery Charger Step-Up/Step-Down Charger for up to 1A Charging Current LT1513 SEPIC Constant-Current/Constant-Voltage Battery Charger Step-Up/Step-Down Charger for up to 2A Charging Current LTC1538-AUX Dual High Efficiency Low Noise Synchronous Step-Down 5V Standby in Shutdown, VIN≤ 36V, Programmable

Switching Regulator Constant Frequency

LTC1539 Dual High Efficiency Low Noise Synchronous Step-Down 5V Standby in Shutdown, VIN≤ 36V, Programmable

Switching Regulator Constant Frequency

標準的応用例

電子回路ブレーカ

参照

関連したドキュメント

① 要求仕様固め 1)入出力:入力電圧範囲、出力電圧/精度 2)負荷:電流、過渡有無(スリープ/ウェイクアップ含む)

パスワード 設定変更時にパスワードを要求するよう設定する 設定なし 電波時計 電波受信ユニットを取り外したときの動作を設定する 通常

Q-Flash Plus では、システムの電源が切れているとき(S5シャットダウン状態)に BIOS を更新する ことができます。最新の BIOS を USB

直流電圧に重畳した交流電圧では、交流電圧のみの実効値を測定する ACV-Ach ファンクショ

携帯電話の SMS(ショートメッセージサービス:電話番号を用い

c 契約受電設備を減少される場合等で,1年を通じての最大需要電

c 契約受電設備を減少される場合等で,1年を通じての最大需要電

・カメラには、日付 / 時刻などの設定を保持するためのリチ ウム充電池が内蔵されています。カメラにバッテリーを入