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DSpace at My University: 英語教育リレー随想 98号(2018.5) 「ムーミン」

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Academic year: 2021

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大阪女学院大学・大阪女学院短期大学 教員養成センター http://www.wilmina.ac.jp/ojc/edu/ttc/ 〈英語教育リレー随想〉第 98 号 1 校種を問わず、希望に満ちあふれた新入生を迎えて1ヵ月が過ぎようとしているが、今 年も、 一昨年の大阪大や京都大で出題ミスがあったことが相次いで発覚し、メディアを賑 わしたにもかかわらず、いろんな大学からの問題作成、採点に当たってのミスのお知らせ が目に飛び込んできた。こうしたことから、文部科学省では正解や解答例を公表すればミ スが早く見つかることもあり、開示のあり方を検討するそうだ。 方向が変わるが、大学入試に関わっては、今年のセンター試験で出された「ムーミン問 題」も話題を呼んだ。これは2018 年センター試験 1 日目の地理 B において出された問題 で、アニメ「ムーミン」の舞台を問う問題である。社会的にもいろいろ物議を醸したよう だが結局の所地理の問題としてムーミンを知らなくても解くことは可能なので不適切問題 にはあたらないということで落着したようだ。 文部科学省によれば、2020 年の入試改革後の大学入学共通テストでは「知識・技能」だ けでなく「思考力・判断力・表現力」が問われることが想定されている。「不確実性」「予 測不可能性」社会と言われる昨今、「思考力・判断力・表現力」と「主体性・多様性・協働 性」という力は「知識・技能」に比べて身につけるために時間がかかると言われる。 こうした観点に立てば、「ムーミン問題」のような、一つの「正解」を選ぶ問題から「最 適解」を選ぶ問題へと大学受験に留まらず、中学受験や高校受験においても、どんどんシ フトして行くことが予測される。今までは正解は「ひとつ」であった。しかしこれからは 一つとは限らない答えをどのように見つけ出しどう示していくのか、知っている知識をた だ披露するのでなく、どう活用して答えの出しにくい問題への最適解を導く思考を養って いくような教育が一層求められるのだろう。 大阪女学院大学・大阪女学院短期大学 教員養成センター

〈英語教育リレー随想〉

2018 年 5 月

「ムーミン」

中垣 芳隆 第 98 号 (中垣芳隆 教授/教員養成センター)

参照

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