【論 文
1
UDC :624
.
042.
7 :516.
3日本建築学会構 造系 論 文報 告集 第414号
・
1990年8月Journal of Str−ct
.
Constr.
Engng,
AIJ,
No.
414.
Aag.
,
1990非線
形
弾
性
地
盤
に
関
す
る
基 礎 的研 究
その
1
有
限変形線形弾性
地盤
に お け る非
線 形波 動
NONLINEAR
WAVE
PROPAGATION
IN
ELASTIC
CONTINUA
Part
l
Nonlinear
wavepropagation
in
finite
linear
elastic continuum和 泉
正哲
*,
薛
松
濤
* *
Masanori
IZUMI
andSong
−
taoXUE
The
aim of this paper is to study the wave behavior of nonlinear ground,
After
finishing
developing
nonlinear constitutivelaws
for
soil ground andderiving
the wavefront
propagating equation in such ground bySingular
Surface
theory in references l ),2
>,7
),
weprovide a continued study on wave p匸opagation
in
fillite
linear
ground in this paper.
The result can be noted as :thefinal
wave equation for plane waveidentifies
with the modifiedK −dV
equa−
tion
in
Soliton
Theory。
Thus a way to study nonlinear soilground
by
thefamous
nonlinear tlleorythe Soliton
Theory
has
been
predicated.
The
theo【etical solution in a spec重al case and some cal.
culating exampleshave
alsobeen
presented.
Key
ωerds :1
%η」伽 召r 叨,
Soliton
,
莇 癬 8 伽 皹,
Elastic1.
序 論地 盤におけ る地 震 波 動 伝 播を
薛
析的に扱っ た研 究に お い ては,
媒 体とし て の地 盤を, 線形の構 成 則に従い微 小 変形の範 囲にと どまる いわゆる微小 変形線形 弾 性 体と仮 定し た もの が多い。
し か し な が ら, 特に変 形の大き くな る大地震 時を対 象とし た場 合に は, この よ う な線 形 波 動 で は観測 現象を十 分に説 明で き ない こと が あ る。
し た がっ て,
地震 波 動 伝 播 理 論に非 線形 理論を導入し,
さら に精密 な解 析法 を確 立す る こ と が必要と考え ら れ る。波 動が伝 播 する媒 体において
,
応 力度と変形 勾 配の関 係が線 形である場 合に は線形波動,
そ うでない場 合に は 非 線 形 波 動とな る。
非線形 波動と な るの は,
媒 体 が 弾 性 でない場 合,
弾 性で あっ て も非線形構成則を持つ 場 合な どが考えられる。
本 研 究で は,
媒体 が弾 性 体で,
さ ら に 応 力 度とひずみ度の 関 係 を表す構 成則が線形で あっ て も, 有限変形 状 態を考 慮 することに よ り応 力度と変形勾 配が非 線 形関係を持つ 場 合,
い わゆる有限変形線 形 弾性 体 (Finite
linear
ElasticContinua
)を対象と し
,
こ の よ う な媒体 中を伝 播す る非 線 形 波 動につ い て検 討を行 う。 非 線 形 構 成 則を持つ 弾性 体の場 合の検 討は有限変形 を前提と する ので,
本研 究の 後に続く もの とな る。
な お, 本 研 究 を 含む一
連 の研 究におい て,
非 線 形 弾 性 地 盤 とは 地 盤を有限変形 弾 性 体 (線 形ま たは非線形)と して考慮 するもの であ る。有限変形 線 形 弾 性 理 論は以 下に示す筆者らの文献 1)
,
2
>の ほ か に,3
),
4),
5),
6)でも特 別な例と して紹 介 さ れて い る。 この理論を用い る ことの利点は,
通 常の線形 弾 性 体の Lame の定 数 (また は
Young
係 数とP。is−
son 比)を そのま ま引 用で きる ことで ある文 亅}
・
2}。
筆者ら は先に
,
よ り普 遍 的な有 限 変 形 非 線 形 粘 弾 性 体(
Finite
Nonlinear
Viscoelastic
Continua
)の構 成 方 程式を
,
熱 力学の第一,
第二 法 則を用い て理 論 的に導 き文1)・
Z ),
これ が すべ て の材 料に対し て適 用 可 能な一
般 式 であ り,
既 往の多くの粘 弾 性 体の構 成 方 程 式に関 する理 論をそ の特 殊な場 合と し て包 含するもの である こと を示 し た。 そ して,
文 献7)で は,
文 献1),
2>で導き出し た構成則を用い て,Singular
Surface
理論に基づ く非 線 形波動の波頭 伝 播方程 式につ い て研究し,Bernoulli
型 の微分方程 式に し た がう加速度 波の波 頭 伝 播 式と,
さ ら に複 雑な形を と る ショ ッ ク波の波 頭 伝 播 式と を導い た。 また,
文 献 1),
2)で導 出され た構 成 則の特 別な 場合,
つ まり有 限 変 形 線 形 弾 性 体に おける非線形 な縦波の伝播 方 程 式 を文 献8
)で示し, そ の方 程 式がソ リ トン理 論 中 の 変 形 され たK −dV
方程式文9)−
12 }と一
致する ことを 明ら 奪 東 北 大 学 教 授・
工博 # 東 北 大 学 大 学 院生Professor of Tohoku Univ
.
,
Dr.
Eng.
Graduate Student of Tokoku Univ
.
かに し
,
その 解 析 解の い くつか を例 示 した。
本論文ではそれ らに引き続い て
,
有 限 変 形 線形弾性体 中を伝播す る非 線 形な平 面 波 を対 象と してい る。 最初に 連 続 体 力 学における平 面 波の概 念を導人 し,
有限 変 形 線 形弾性体を前 提とし た場 合につ い て論 じ る。
そ し て, 横 波の伝 播につ いての解 析 解 を求め,
その導 出し た変形勾 配につ い ての波 動 方 程 式 がソリ トン理 論 中の変形さ れ た K−dV
方 程 式と一
致する こ と を示す。
こ の結 果により,
現 在 既に展 開さ れ てい る ソ リ トン理 論 を 地 盤の非 線 形 波 動の研究へ 応用す ることが 理論的に可 能 と なる。
さ らに,
波 動 方 程 式の厳 密な理 論 解を5 節で導 出し たうえ で, 簡 単な波を 入力し た場 合の解析 例を6節で行っ て い る。2
.
平 面 波 本 論 文では,
図一1
に示す物体B
の変 形 と運 動 を 考 察 す る た め に,
通常の記 号習慣に したがっ て,
図一
1の よ うな二 つ の 直角 座 標を設定す る。
す な わ ち, 大 文 字 X、(i
;
1,
2,3
)が物質座 標 (Material
Coordinate
) を表し,
小 文 字 xt (
i=
1,
2,
3>が空間座標 (Spatial
Coordinate
)を表す。 物 体の変 形と運 動と は各点を物質座標か ら空 間 座 標に動かすこと と考えて いる
。
図一1
で は物 質 点P
を 空 間 点Pに動かすこと を示して い る。
連 続 体 力 学で定 義され る平 面 波とは, 波 面が平 面であ る波,
す な わ ち,一
定 方 向に垂 直平 面 上で振 動の位 相が 同一
な波で ある。一
般 性 を 考 慮しつ つ,
平 面 波 がXi
軸 方向に伝播す る と考え る。
まず, 物質座標と空間座標に おいて の運動方程式が式 (2.
1 >で表され る。
Xl(
x ,
t
)=Xi
+磊,(Xi,
t)二じ2(
X ,
彦)= =X2
十Ut(丿ζ監,置〉・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(2
。
1 ) Xs(X,
の=X3
十冠3〔X
置,の こ こ で,
ul (i
・
i
,
2,
3)は変 位ベ ク トル,
、
tは時間で ある。平 面 波は図
一
2で示 さ れる よ うに,
横 波のSV
波, SH 波と縦 波であ るP
波の 三つ に分か れて伝播す る。
な お,
いわ ゆ るRiemann
問 題 とは式 (2.1
)の特殊な場 合 (輪=
0 )であ る。
平 面 波 運 動 方 程 式 (2
.
1 )に よっ て,Green
の 変 形 テ ン ソ ルC
とLagrangian
の ひ ずみ度テン ソ ルE
は式 (2.
2)と式 (2.
3)の よ うに書くこと が で きる。 図一
1 座 標 系.
−
48
一
ただ し X3 図一
2 平面波c
−[
11
+嘱
剽
一
…イ
柳野
1]
………・
・
…・
…
……
(2.
3) Pt=∂ Ut/∂Xi (i; 1 ,2,3 >・
・
t・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(2.
4) 式 (2.
3
)に基づい て,Lagrangian
ひずみ度テンソ ルの 第一
s 第二 と第三の 三つ の不変量は次式のよ う に導か れ る。1
.=En
+E22
+E33
= 1/2
・
[(1+ρ1)2+ pl十pl
−
1]llE=E22E33
十E33E11
十EiiEn− Ei3
− El
,− Ei
, ;−
1/4・
[P…十 ρ葦] 皿E=det
(E
)=
0…
〔295) これら (2.
1)〜
(2.
5
)式が平 面波の性 質と特徴を示す もの である.
3.
ひずみ度のポテンシャ ル と構成方 程 式 通常,
線 形 弾 性 理 論で は ひずみ度の ポテ ン シ ャ ル はLagrangian
ひずみ度 要 素の 自 乗の 近 似で行わ れ,
次の 式 を用い て表 され る。 Σ=
Σo十 Σ ntLEκt 十1/2ΣκL”NE κLEHN・
・
−t・
一・
・
(3.
1) こ こ に Σ。,
ΣXL,
ΣXLMN は定数で あ る。
こ の うち,
連続 体 力学理論よ り,Lagrangian
ひずみ 度テ ン ソ ルErL
とGreen 変形 テン ソ ルC
肌 と空間座 標 との関 係は次 式で示さ れ る。
2EXLニC
肌一
δKL=
Xi9”x− L一
δκL………・
…・
(3.
2
)(
3.
1)式はテン ソ ル記 号 を用い て示し た異 方 性を有す る弾性体のポテ ン シ ャ ル に関す る式であるが,
本 論文で は等方 弾 性 体の み を考 慮 するの で,
式 (2.
5)と不変量 理論に基づくと,
等 方 体にお け るひずみポテンシャ ル は 次の よ うに導 出 され る。
Σ= Σ 〇十aEI ε十1/2(λE十2μ,)聡一
2 Pt ,ll
,…
(3.
3) ひずみ度の ポテン シャ ル と変 量 Pt (i=
1,
2,
3)との 関係が式 (2.
5)を式 (3.
3
)に代入 して,
次の式の よ うに得ら れ る。 Σ
=
Σ。十1/2・
aE[(1十PL) t 十pi十 ρ1
−
1]十1/
8
(λ,十2
με)[(1一
トp
,} 2 十p
壅十p
蓋一1
]2十
1
/2・
μE[pl十pl]・
……・
…………・
・
…
(3.
4 )連 続 体 力 学 理 論文1)
−
6) で は弾 性 体に おける一
般 的な構 成 方 程 式をつ ぎ の式の よ うに表 現 する。TKI一
畿
・
………・
………・
……一
(・.
5
)こ こ に, Txiは
Piola−
Kirchhoff応 力 度 を表す。
こ こ で は,平面 波のみ を考 慮 する の で,式 (
2.
1>より,
式 (3.
5)の非 零 項はつ ぎの ように 三項し か 残 ら ない こ とに な る。 ∂ΣT
・=瀛
簡 単な記 号で方 程 式を表 現 する た めに, 前式をつ ぎの 式の よ うに書き換え る。
T
・一
諾
(h・
… ,3)………・
・
…一
(・.
・) この結果,
次の構 成 方程 式が導 出さ れ る。
図一
3に は こ の 構 成式に ある応 力 度 Te (‘=
1,
2,3
>の 方 向と作 用 面が示さ れて いる。 す な わ ち,Tl=Tu =
aE(1十’
Pi)十1/2(λ.十2μE)(1十Pi){(1+ ρi)2+pl+pl
−
1]・
・
一 ・
・
………・
(3.
7) こ こ に,T
,はXi
面に作 用す るXi
方向に向く応 力 度,Tt=
=Tlt=
aEP2 十1/2(λ,十2
με)・
P,[(1+P、) 2 + ρ;+pl− 1
]+μ。P
、……
(3.
8 ) こ こ に,
T,はX
,面に作用す るX
,方向に向く応 力 度,T3[
=T13=
aEPs 十1/2(λ£十2μE)・
P3 [(1十Pl)1十P;十 ρ葦一
1]十μEP3……
(3.
9) こ こ に,
T,はXi
面に作 用す るX3
方 向に向く応 力 度で あ る。 も し初 期 状 態で は ひずみ度と応 力 度が共にない と仮 定 す れ ば (換 言 すれ ば最 初は自由 物 体と考え ること に な る),
法 線 方 向の構 成 方 程 式 (3.
8
>, (3,
9
)より,
定 数 aE は0と なる こと がわ か る。
aE=0 ・
…
一
一
・
・
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一・
・
…
一
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(3.
10
)物 体の構 成 方 程 式を明確にする ために
,
各 応力度につ い て考 察 し て み る。
応 力 度T
,とT
,が同じ形で表現さ1
甜黯EAR れて いるの で,
こ こ で は,
T2
を対 象と す る。
も し式 (3.
8 ), (3.
9)に次式の条件を仮 定 す れ ば p2=
ρ3=O …・
・
…・
…・
・
…………・
…一 ・
…・
・
(3.
11 > 式 (3.
7)は次の よ うにな る。T】
=
T,,=
1/2 (λ.十2
με)(1十Pi>[(1十 ρ1)2−
1]=
(鳧十2μE)ρ且十1
/2
(λε十2
μ.)(3p
{十p{)………
(3,
12 ) も し式 (3.
7>, (3.
9)に次式の 条 件を仮 定 すれ ば Pt=
Ps=
0・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
+
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(3.
13) 式 (3.
8)は次のよ うに書き換え ら れ る。 T2=
=
Tlt== μEP2 十1/2(λ,十2
μE)pl…・
……・
(3,14
)構 成 式 (3
.
12 )と (3.14
)か ら明ら かに, 構 成 式は二 っ の項で成り立つ。
右 辺第一
項は線 形項で, 第二 項は非 線 形項で ある。本論文で着 目 するの は右 辺 第二項で あ る。
図
一
4 は応 力度T
‘(i=1,2
)と変 形 勾 配 ρs (i
=1,2
) との関 係 を表してい る。
以 上 か ら応 力度とひずみ度との 関 係を線 形と仮 定して も,
応 力 度と変 形 勾 配が非 線 形関 係 を持っ て いることが明ら か と なっ た。
これ は,
有限変 形 理 論と微 小 変形 理論との相違点で ある。
4
.
波 動 方 程 式の導出古 典理論で は
,
Piola−
Kirchhof応 力 度の形で表現さ れ る平衡方程 式は,
通 常 物 質 座 標 系の変数で表さ れ るこ と が多い文1}−
6}。 本論 文で も前 節で既にPiola−Kirchhof
応 力度の 構 成 方 程 式 (3.
7) , (3.
8), (3,
9
)を物 質 座 標 系を用い て導 出し た。 こ の た め, 以 降も便 宜 上物質座 標 系の変数を用いることにする。
波動 伝 播 を計 算するとき に は, 線形の場 合で も
,
例え ば, 有限要素法の ように,
近 似 的な手 法 を用い る。 し か し,
これ ら の計算の基礎と して の平 衡 方 程 式は微小要素 の平 衡 を考慮 して導 出さ れて い る の で, 誤 差を生じ る。 た だ し, 線形の 場 合に は,
変 形 を微 小と仮定す るの で,
こ の よ う な誤 差が非 常に小 さ く無 視でき る が,
本論文で は変 形 を有限と して取 扱 うため, こ の よ う な誤 差を無 視 することは で き ない。 平 衡 方 程 式 を有 限 要 素にお け る平 衡 を考 慮して導き,
これ を基に波 動 方 程 式 を得るのが,
本 節の 目的であ る。
こ こで は二種 類の方 法 を用い る。
なお,
既 知の古 典理論に お け る平 衡 方 程 式は次式で あ焦
Xl 図一
3 応 力 テン ソ ル 5 004 00 3 00 室 2001 0DD oo O O Oi「ORMA710N GRADI 匡門丁 D 50004DOo m :oeo攀
v,
200 D 田e.
oOOll
階 羅じAR 図一
4 応 力と変 形 勾 配の関係 05 10DtFORMATIOH GRAO「ENT
1
.
5る
。
こ こ で,
A は密度,
f
は物体力,
v は速 度である。
TκkX 十ρo(丿宝一b
産〉=
0・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
P7・
(4.
1) 4.
1.
波 動 方 程 式の導 出 (第一
の方 法 ) まず,
連続体を 図一5
の ように, 有 限 辺 長 を もつ立 方 体とし て考え る。
この よ う な要 素にNewton
の運 動の第 二 法 則 を適 用し,
波 動方程式 を 導く。
こ こ で は, 波 動の み を考 慮 するの で,
物 体力は考慮し てい ない。
以 下, 簡 単の た めに
,
一
次 元のS
波だ けを 考 慮す るこ と に す る。
こ の ため 立方体が図一
5の よ う な配 列で並ぶ ものと する。
任 意の立 方 体1
の平 衡を考え,
次の平 衡方 程 式を得る。
∂2蝋 1)=S
[T,− T
,(1)]…・
…・
・
…・
・
(4.
2
) ASdX , ∂t2
こ こにS
:図一
5で示され る断 面の面 積T
,(1
):1
番目の立 方 体の左 断 面 上に作 用 する応 力度T2
:1
番目の立 方 体の右 断 面 上に作 用 する応 力 度 蝋D
:1
番 目の立 方体の変位 同じ く, 立 方 体 2での平 衡 を とれば ∂2Ut =S
[T2
(2)一
:「z]・
・
−t・
−t…
tS−t
(4.
3) thSdX , ∂t
! こ こ にT
,:2番目の立 方 体の左断 面上に作 用す る 応力 度T2
{2
):2番 目の立 方 体の右 断 面上に作 用す る応 力 度 u,
(2
):2番 目の立 方 体の変 位 応 力度 T,(1), T,, T,(2)の 間の関 係が Taylor展 開を用 いて次の よ うに表せ る。 T,(・)− T
,・d
駈畿
・望
器
・
望
雛
・望
器
・……
T
,(1
)一
距d
瓦毅
・望
鴛
一
望
器
・望
設
一……
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一…
一・
・
一・
(4噛
4) 1」
1 11
1 1 1 ヒ 1」
L
ヨ」
1.
}
}
.
.
ド
ノ.
’
1
’
.
岬
1
.
一 レ广
…
r
〆’
….
「 2’
’
げ
屮
「
【
1_.
__
亠.
_
.
−
r
r
1’
〆
’
ド
一 凵
u2 (1) dレ
d籃丶
v,(2》 T、
C1》↓
’
/
/L
dX、
τ↑
環1.
ー
i … ー Ψ↑
・ω s一
50
一
dX, 図一
5 材 料の分 散 応 力 度は有 限と考え ているの で, 式 (4.
4)の 右 辺の 第六項まで考 慮すれ ば, 精 度は十 分で あ ろ う。
そ し て, 方程 式 (4.
2),
(4.
3)と (4.
4 )か ら ∂2[u:(2)−
Ul(1
>]=
[Tz
(2
)十T2
(1
)− 2
T2
) thdX, ∂t:− dX
器
・響
器
・
・
鹽
鹽
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一…
一・
・
・
…
(4.
5
) を得る。 こ こ で,
線 形理論と の 比較につ い て説 明す る。
線 形 理 論で は微小ひずみ 理論が用い ら れ てい るので,
d
鮒 を 零に近 似す るこ と ができ る。
その結 果,
式 (4.
5)が式 (4.
1) と同じ形にな る (式 (4.1
)で物 体 力f
=
0と仮 定 )。 そ し て,
式 (2.
4)を用いれば式 (4.
5) を次 式の よ う に表すこと がで き る。 dXl ∂4T 、 ∂tp2 ∂2T2・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(4.
6
)向
可
=一
諷 + 12 ∂Xl こ こで,dX
,は有限立 方体 (要 素 )の 1辺の長さ で,
簡 単の た めに,dX
,=1
と す る (次 節の数 値 計 算は,
こ の仮 定に し たがっ て行う)。 通 常の習 慣に し た がっ て, 材料が初 期 状態で応 力 度 0 と仮 定 する と定 数 αE は0
で あ り, そし て,
式 (3.
14
) が次の ように書き換え られ る。
T2
=
μEP2 十1/2(λE 十2
μE)p茎…・
…・
……・
・
…
(4.
7) 式 (4.
7)を式 (4,
6
)に代入 す ることに よ り, つ ぎの式 が導 出される。
・
籌
一
・・(
…
窒
瑞
齢
)
・
去
(・・E・ ・趣)離
…・
……・
・
…・
(… )これ が
,
求めて いた波動
方 程 式で ある。波 動 方 程 式 (4
.
8 )は,
変 形 勾 配p,につ い て の非線形 変 微 分 方 程 式であ る、 その左辺, 右 辺と も,
差 分 を 微 分 で近 似し た も ので あ る。
差 分 式が微 分 式と な る と,
解析 解の取り扱い が 簡 単になる とい う利点が あ る。
これをソ リ トン理 論では連続体 近 似とい う文9 )・
’e)。
4.
2.
波動方程式の導 出 (第二方 法 )本 項で は
,
物質座 標を 用い て記 述された古典力学の平 衡 則 (4.
1)式 を 用い て, 波 動 方 程式 を 導 出 する。
な お,
物 体力f
は零 と する。 平 面波を考慮す るの で, (4.
1> 式は次の よ うに な る。 ∂2Uk・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
−t・
tt・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(4.
9
>丁凋
=
th ∂t
・鍛
一
聯
一 ・
……・
…・
一 ……・
・
……
… 1・) 両 辺の X[に対す る微分 をと る と誓
舞
一
聯
………・
…一 一 ・
…・
(・・
11)』
}
「 り前項で は
,
有 限な大き さの要素が連 結して い る物 体 を 考え た が,
本項で は図一
6に示し た よ うに各要 素 を点と み な し,
その距 離を有 限と仮定して考察 する。
こ の よ う な要素の平 衡を考 慮 すると,き れいな平 衡 則が得 られる。
これ は原子 力 学の基 礎 的な考え かた である。
図一6
で示 さ れ る よ う な要 素が ご く小さいと仮 定し,
た と えば分 子 と考える。そ して,
Xi
(n)位置の要素の平 衡 を とり,
(4,
ユ) 式 を次の よ う な式に書き換え るこ と がで き る。
∂! PitA ∂
t2
=
1
篁
・(・}+ △XI(・))+T・(Xi
(・)一
△Xi
(n))−
2・T ・(x
,(n}) bXl→
o (AX
,(n)) 2・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
’
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(4.
12) こ こ に,
AX ,(n)は格子の間の距 離で ある。
こ こ で は , 前 項と対 比 し な がら,AX
、(n)=
1,
つ まり格子の間の距 離が単 位 距 離と す る。
そ う す る と, 〔4.
12
)式が次の よ うにな る。
∂2ρk 禽酒
7
=
TMXI (n+1
))+ TKXI(n−
1))− 2
・T
・(XI
(n))”・
・
・
・
…
−t・
・
…
曾
・
・
・
…
一・
・
・
・
・
…
(4.
13 ) こ こ では,
簡 単の ために,S
波だ け を考 慮す ること に す る。 このために,
次式の条件を設定す る。 u1=
Us=
0,
u2≠0・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
t・
・
・
・
・
…
(4.
14 )本項で は以 後, X躙方向の第 η 番の格 子につ いて の横 波の 伝播を検 討 する の で, 記号を簡略 化 するた めに
,
T
,(Xi
(n+1
>)をT
(X
+1)と 書き換え る。
そ し て,
(4.
7) 式 を (4.
13)式 に代入 すれ ば, 次の式が得 られる。
命
鬱
一
・・E[P,{X
+1
>+P2(X −
・)− 2P
,(X)] 十1/2(λE十2μE)(p塁(X
十1
)十p盞(X
−
1)−
2p茎(X
)}・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(4
.
15 )第 η番目の格 子の 変 形 勾 配と第 (n±1) 番 目の格子 の変形勾配と の関 係が
Taylor
展開を用い て, 次の よ う な式に 表さ れる。ノ
rtltli
P・(
x
±1
)−
P・±?
L
+告
±告
+怨
一
+・
一 ・
P ;(
x
±1
}・=P;±響
+(弖
i
厂+一
一
・
…
’
’
’
’
’
”・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
く4.
16) そ して, 最 後に, 波動 方 程 式が次の よ うに得ら れる。
考
舞
一
俺(
∂2 ρ・ +⊥ ∂ 4 ρ・ ∂X2
12 ∂X‘)
+
者
(A.+2絢)籌
・
…・
……・
…
(4.
17) こ れ が,
求めていた波 動 方 程式であ る。 期 待され た と お り に, こ の式は, 前 項で求め た波 動 方 程 式 (4.
8
)と一
致 する。
5.
波 動方程 式の理論解導 出され た波 動 方 程 式 (
4.
8
)あ るい は (4.
17 )の係 数を簡 単にする ために新た な 係 数C
:とk
,C
:一
鴒
・一弖
气
1
権……・
・
……・
一
(・.
1> を用いて書き換え る と,
波 動 方 程 式は次の よ うになる。l
黌
一
・・[
{
霊
・聯
・蝪 疇
)
]
・
・
・
…
一…
tt・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(5.
2) こ こ に,
C
。は線 形 弾 性 体に お け る波 動伝 播 速 度で あ る ことは式 (5.
1 )か ら明ら かであ る。波 勤 伝 播の非 線形 性 を 考察する た め に, 次の よ う な移 動座標を導入 する
。
線形伝播 速 度C
。で伝 播す る横座 標 ξを用い て X を, 時 間 τ を用い て tを置き換え る。
座 標変換 方 程 式は次の よ うにな る ξ=X − C
。t,
τ一C
。t・
・
・
・
・
・
・
…
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(5.
3
)速 度
C
。で伝播す る座標上で は,
波 動の非 線 形性は小 さ いと考え。
式 (5.
2)を次の よ うに変換す るこ と が で きる。
霧
・書
孃
・耀
一
・…一 ・
……
1
・…式 (5
.
4 )は非 線 形 変 微 分 方 程 式で , ちょ う どソ リ ト ン理 論の変 形さ れ たK −dV
方 程 式 と一
致す る。
これ よ り,
非 線形 地 盤にお け る波 動 伝 播は既に展 開さ れて い る 非 線 形の ソ リ トン理論に結びつ け ら れ る。
式 (5.
4)は 線 形 速 度で移 動す る移 動 座 標 上の 波 動 方程式で ある か ら,
波 動の非 線 形 性の考 察に は, 非常に便 利であると考 えら れ る。
さ らに,
次の よ う な仮定を用い ればP
=
▽研
・ τ=
’24
T ・
ξ=
y… t’
… ”
(5・
5) (5.
4 )式は次の ように なる勢
・6・v’
・,+v,yr−
・…一 ・
…・
………・
…
(・.
・)これは標 準 型の変 形され た
K −dV
方 程 式と呼ば れて い る。 波 動 伝 播 だ け を考 慮す るの で, もし C を非線形 波 動 の伝播速度と してお け ば,
波 動 方程 式の理 論 解が次の よ うに仮 定で き る。
v=
丿e(z),
z=
=
Y − CTt −・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(5.
7)一 51 一
との仮 定に基づい て
,
式 (5.6
)が次の よ うに変 形で きる。
− Cf
’
十6f:f
’
十∫”=
0・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(5
.
8) こ こ に,’
は z に関す る微分を表す。
式 (5
.
8 )をz に関す る微 分で括る と妾
(一
・f
・・f
・ ・f
”
)一 ・……・
一 …・
…・
(… ) と な り, (5.
9)式の両辺 を 積 分 す る とf
”=Cf −
2f3 十1
)・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(5
.
10 ) こ こ に,D
は積 分 定 数 と なる。 こ の式の両 側にf
’
を掛け る と, 次の よ うに変 換で き る。
離 姻
一謝号
∫一壱
プ・Df]
…
(・・
11) し た がっ て去
(f
’
)…号
f
・一
告
”・Df
・ ・…………・
(・・
12) ここに,E
は積 分 定 数 式 (5.
12>の性 質 を 調ぺ る た め に,
式 を書き換え る。
1/2 (
f
’
)2十 U(f
);
E・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(5
.
13)、
こ こで, 【1
(f
)につ い て整 理 する と σ(丿「 }=
1/2f4 − 1
/2C
ノ:− D
∫・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(5.
14) これ より,
次の こと が分か る。
方程式 (5.
13 >の左 辺 の 第一
項 を運 動エ ネルギー
(z を 時 間,f
を 変 位,f
〆 を速 度と し て考え る),
第二項 を位 置エ ネル ギー
とみな すことができ,
その運 動エ ネル ギー
と位置エ ネルギー
の 和 が一
定の 定 数,
つ ま り総エ ネル ギーE
とな ることで ある。
位 置エ ネルギー
は 図一
7の よ うに示され る。
最後に, 変 形 さ れ た
K −dV
方 程式の一
般 解 は, 式 (5,
13) を積 分 して決め ら れ る。
∫
、flfh
(
f
−fd
・…・
一 ・
……凾
(・・
15・ こ こ で,
定数D
,E な ど は初 期 条 件と境 界 条 件に よ り与 え ら れ る。 こ こでは, 特 殊な場 合と して条件D =E =0
の場 合を 扱 う。
この時,
式 (5.
15 }は次の よ う な式にな るftt
・r
−
f
・・
…・
…・
・
………一
・… 6 ・ L窺.
oeeonO匪 6
3
日
蝦
一
卜
塞
日
ト
■
nO
.
00一
3.
oo POS[T【ON POTiHT1AL o o o 5 1 0 L5 2 0 2 5 0「SPL轟CじM扈阿1 図一
7 位 置エ ネルギー
一 52 一
こ こ でV6
=lffi
「= ηL・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
tt
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(5
.
17) とお く と 式 (5.
16
)の左 辺一
f
, 、舞
、 一 、お
・綴
・
…・
… 18・ 式 (・.
16)の右 側一
fd
・− x+・一・
……・
…・
・
(… 9) こ こ に,
δ は積分定 数。
m につ い て の解は次の よ うに計 算さ れ る。m
=
V
(r
tanh
[而 (z+δ}]一 ・
…・
・
・
……・
(5.
20
) 最 後に こ の特殊な 場合の理 論 解は以 下の式で求め られ る。η
=煽
;
va
sech [Vτ一
(z十δ)]=
ve
’
sech [》で『
(Y −
CT 十 δ)]・
………
(5.
21) こ の特 殊な場 合の変位式は簡 単に求め られ る。
すな わ ち,イ
匚
・岡 sech[
¢(
X
・一
・・t
一
塾
+ ・)
]
・&…・
…・
…・
・
…一 …
(・・2} こ の特 殊な解に より,
次の よ う な二 つの結論が与え ら れ る。1
) この 特殊な理 論 解が求め ら れ る条件は,
総エ ネル ギー E
がO
である。 これより,
もし初 期 波が (5.
21
> の よ う な 波 形で あれ ば,
波 形がそのま ま伝わっ て行くと 予 想さ れる。
こ れ は,
ソリ トン理論で,
ソ リ トンと呼ば れ ている波であるR9)・
ie ) 。2
) 非 線 形 波 動の伝播速 度は一
定の定 数で はな く振 幅に 依存し, す なわ ち 振 幅 が大き けれ ば,
伝 播 速 度は大きい。
これ は, 線 形 波 動と の相違 点である。
6.
波動方程 式の数 値 解 析 波 動 方 程 式の性 質 を考 察す る た め に, 係 数D
、と D, を 導 入 して,
(5.
4)式を次式の よ うに書き換え る。
警
・DIP
・霎
・D・i
掌
一
・一 ・・
……・
…
… 1・ こ の式の第二項は非 線 形 項,
第三項は分 散 項とソリ トン 理論で は呼ば れて い る。
特 殊な場 合 P,=
D、
=
Oが 通常 の線 形力学に お ける波 動 方 程 式であ る。 図一
8,
9,
10,
11は簡単な波 を入力した場 合の解 析 結 果である。
横軸は移動 座標ξで, 縦 軸は変 形 勾 配p で ある。 各 図の最 下の波は初 期 波で,
上の 四本の波 が 時点T
、<T2
<T
,<T4
の各 時 点の波 形であ る。
図一
8のA − DIS
Sine
波 を初 期 波と し て入 力 した場 合の 各 時 点の 波 形 を表 して い る。
図一
8−
A は 長 周期の Sine波を 入力し た場 合,
図一
8−
B は 短 周 期のSine
波を 入力し た場 合,
で あ る。
ソ リ トン理 論で 小 さ れてい るの変
形
勾
配
変
形
勾
配
変
形
勾
配
A
C
B
■
図一8
Sine初 期 波A
D
移 動 座 標
図一
9 Exponential初 期 波A
B
移 動 座
標
B
移 動
座
標
図一
10 ソ リトン初期波 と同様に,
時 間が経 過す る に従っ て,Sine
波がい くつ か の ソ リ トン に な る の が わ か る。
D ,
= O,
つ ま り線 形 分 散の場合の 各 時 点の波 形が図一
8−C
であ る。Di=
・
Dz=
0,
つ ま り通 常の線 形 波動の 場合が図一
8−D
で表さ れ,
伝 播して も波 形は変わ ら ない (移動 座 標で考 察す る た め)。
図一9
で は一
般 的な EXPQnential 波を初期波と し た場 合の 各時点の波形を示 す。Exponential
波は (5.
21
)式 で表さ れる ソ リ トンと 形状が 類似 して い る の で,Sine
一
53
一
変
形
勾
配
A
B
移動
座
標
図一11
異 なる 二つ の振 幅を持つ ソ リ トン初 期 波 波よ りも早い時点で ソ リ トンになっ て伝 播 する (図一9−
B)。図
一10
で は特別なExponential
波を初 期 波と し た場 合で あ る。
初 期 波の波 形は (5,
21 )式の よ う な形を取る,
つ ま りソ リ トン で ある。
図一
10−
A は一
つ の ソリ トン,
図一10−B
は 二っ の等振 幅の ソ リ トンを初 期 波とした場 合の各時点の 波 形 を 表し てい る。
図一
10−
A,
B とも,
初 期 波の波 形が その ま ま伝わ っ てい く (線 形 波と同じ性 質を持つ )。 図一
11は振幅の違う二 つ の ソリ トン を初 期 波と して 入 力 し た場 合で ある。 (5.
21
)式か ら わ か る よ うに ソ リ トンの伝 播 速 度は その振 幅の大き さ に 比例す るの で, 図一
11−A ,B
で は振 幅が大き な ソ リ トン が 破 壊し ない ま ま振 幅 が 小 さなソ リ トンを追い越して行く。 この よ う な 性 質か ら,
こうし た波 形はソリ トン (Solitary
Wave
の 粒子 (−
on ))と名 付け られて い る文9LI°)。
7.
結 論 と今 後の研 究 本 論 文で は有 限 変 形 線 形 弾 性 体を伝播す る波の挙動 を 把 握す る た めに, 変 形 勾 配につ い ての非 線 形 波 動方程 式 を二つ の方 法で導 出し た。 興 味深 いこ と に は, その導 出 され た波 動 方 程 式が 互い に一
致す る だ けで は な く,
原子 力 学に お ける変 形さ れ た K−dV
方 程 式と も一
.
一
致する こ と が わ かっ た。 換 言す れば,
非線形の原子力 学 理 論 を地 震工学へ 応用す る一
例が示さ れ,
ま た波動
方 程 式の理 論 解 を導 出 した うえに,
い くつ かの解析解も示し た。 本 論 文では, 簡 単な初 期 波を 入力する場 合につ い て の 解析を行っ た が,
複 雑な地 震 波につ い て も,
そ のま ま応 用で き るもの で ある。 す な わ ち,
現在 線 形 理 論を基 礎と して いる地 震 波 動 理論をこ の非 線 形 波 動理 論に置き換え る こと がで き る。
故に, 今 後の研 究と して は,1
)本 論 文で展 開し た 理論を実 際の地 震 波につ い て応用 する こ と,2)非 線 形 構 成 則を持つ有限変 形 非 線 形 弾 性体の 場 合,
さ らによ り一
般 的な有 限 変 形 非 線 形 粘 弾性 体の場合につ い て波 動 方 程 式を考 察す ること, などが挙 げら れ る。 謝1
辞本 研 究を行うにあ た り
,
種々 ご助 言 を頂い た杉 村義広 東 北 大 学 教 授に感謝す る。 参考 文 献1)M
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