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第 2 項交通応急対策 災害時には 道路 橋梁等の道路施設が被災するとともに 倒壊建物 がれき等による障害物や 緊急車両 一般車両による交通渋滞が発生し 緊急輸送等に支障をきたすおそれがある 町民等の避難 災害応急対策員の輸送および救助 救護のための資材 物資の輸送を確実に行うため 迅速かつ適切に交

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第4節 交通・輸送

第1項 障害物の除去

水害、山崩れ等の災害によって、道路、家屋、またはその周辺に運ばれた土砂、樹木等で生活 に著しい障害を及ぼしているものを除去し、被災者の保護を図る。 1 実施責任者 道路 町(土木班) 小樽建設管理部真狩出張所 小樽開発建設部倶知安開発事務所 (道路法で規定する道路管理者) 河川 町(土木班) 小樽建設管理部真狩出張所 (河川法で規定する河川管理者) 鉄道 JR北海道倶知安駅および札幌保線所倶知安保線管理室 (鉄道事業法による施設管理者) 住宅またはその周辺 災害救助法が適用された場合は知事が行い、町長はこれを補助する。ただ し災害救助法第 30 条第 1 項の規定により委任された場合は、町長が行う。 2 障害物除去の対象 障害物の除去は、町民の生活に著しい支障や危険を与え、または与えると予想される場合、並 びにその他公共的立場から必要と認めたときに行う。 1 町民の生活および生命・財産を保護するために障害物の除去を必要とする場合 2 障害物の除去が交通の安全と輸送の確保に必要な場合 3 河川における障害物の除去はそれによって河川の流れをよくし、溢水の防止と護岸等の 決壊を防止するために必要と認める場合 4 その他公共的立場から除去を必要とする場合 3 道路における障害物の除去 町(土木班)は、町が管理する道路に関して、障害物の除去を行う必要がある場合には、町有 の資機材をもって除去し、または、建設事業者に委託し、障害物の除去を行う。 国または道が管理する道路に関して、障害物の除去を行う必要がある場合には、それぞれの道 路管理者である小樽開発建設部倶知安道路事務所または小樽建設管理部真狩出張所が障害物の除 去を行う。 4 河川における障害物の除去 町(土木班)は、町が管理する河川に関して、障害物の除去を行う必要がある場合には、町有 の資機材をもって除去し、または、建設事業者に委託し、障害物の除去を行う。 道が管理する河川に関して、障害物の除去を行う必要がある場合には、河川管理者である小樽 建設管理部真狩出張所が障害物の除去を行う。 5 鉄道における障害物の除去 JR が管理する鉄道に関して、障害物の除去を行う必要がある場合には、施設管理者である JR 北海道札幌保線所倶知安保線管理室が障害物の除去を行う。 6 障害物の処理 除去した障害物の処理は、「第 3 章第 5 節第 7 項 清掃」によって行う。

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第2項 交通応急対策

災害時には、道路、橋梁等の道路施設が被災するとともに、倒壊建物、がれき等による障害物 や、緊急車両・一般車両による交通渋滞が発生し、緊急輸送等に支障をきたすおそれがある。 町民等の避難、災害応急対策員の輸送および救助、救護のための資材・物資の輸送を確実に行う ため、迅速かつ適切に交通規制を実施し、緊急輸送等のための交通を確保する。 1 安全確保のための交通規制(土木班) 地震や洪水等の災害により道路施設が被災、または被災のおそれがある場合、その通行を禁止 または制限し、道路交通の安全を確保する。 町(土木班)、小樽開発建設部倶知安道路事務所および小樽建設管理部真狩出張所等の道路管理 者は、道路が被災した場合は、道路の啓開に努めるとともに、その通行を禁止または制限し、迂 回路等を的確に設定する。 倶知安警察署は、道路における危険を防止し、交通の安全と円滑化を図るため必要と認められ る時は、道路通行を禁止または制限する。 交通規制を行ったときは、各道路管理者、倶知安警察署は相互に連絡するとともに、適切な方 法で町民等に周知する。 1 交通の危険を防止するため、必要があると認められる場合 2 被災道路の応急対策のため、必要があると認められる場合 2 緊急輸送のための交通規制(土木班) 町(土木班)は、応急対策を実施する上で、緊急輸送の確保のため必要があると認めるときは、 倶知安警察署と協議し、緊急輸送に当てる道路の区域または区間を指定し、緊急通行車両以外の 車両の通行を禁止または制限する。 3 交通規制の実施(土木班) 1)情報の収集 町(土木班)、道路管理者および倶知安警察署は相互に連携し、関係機関の協力を得て被災状 況の収集を行う。 1 被災により通行不能となった道路および区間名 2 迂回路を設定できるときは、その路線名、分岐点および合流点 3 緊急に通行の禁止または制限を実施する必要の有無 2)規制の実施 町(土木班)、道路管理者および倶知安警察署は次の方法より交通規制を実施する。 1 交通規制を実施するときは、道路標識等を設置する 2 緊急を要し道路標識等の設置が困難なときは、現場警察官の指示によりを規制を行 う 3)規制情報の広報(庶務班・企画広報班) 町(土木班)および倶知安警察署は規制を行った場合、町(庶務班)および道路管理者に報 告する。町(庶務班・企画広報班)は道路規制情報を関係機関に通知するとともに、報道機関そ の他適切な広報手段を通じて町民等および応急対策従事者に周知する。

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- 167 - 4 交通規制区間における緊急措置 警察官、消防吏員および災害派遣された部隊の自衛官は、通行禁止区間等において次の措置を とることができる。 警察官 車両その他の物件が緊急通行の車両の妨害となることにより災害応急対策の 実施に支障があると認められるときは、当該車両その他物件の占有者、所有者お よび管理者に対し、当該車両その他物件の移動等の措置を命じることができる。 移動等の措置を命じられた者が措置を取らない場合、または現場にいないため に措置を行う事ができない場合、自らその措置を行うことができる。 消防吏員 警察官がその場にいない場合に限り、車両その他物件の占有者、所有者および 管理者に対し、必要な措置を命じることができる。 措置を命じられた者が措置を取らない場合、または現場にいないために措置を 行う事ができない場合、自らその措置を行うことができる。 自衛官 町長、警察官がいないときに限り、次の措置をとることができる (1)自衛隊用緊急車両の通行確保のための措置の命令および当該措置の実施 (2)警戒区域の設定およびそれに基づく立ち入り制限、禁止および退去命令 (3)現場の被災工作物の除去等 6 緊急通行車両の申請および確認(庶務班) 1)緊急通行車両 災害時において道路通行が禁止または制限されたときは、町(庶務班)および防災関係機関 は、次の目的で使用される緊急車両を通行させるため、後志支庁長または所轄の警察署長に対 し「緊急通行車両確認証明書」および「標章」の交付を申請する。 町および各防災関係機関は、証明書および標章の交付を受けたときは、証明書を携帯すると ともに標章を車両の見やすい箇所に掲示する。 緊急通行車両 の使用目的 1 警報の発令および伝達並びに避難の勧告または指示に関する事項 2 消防、水防その他の応急措置に関する事項 3 被災者の救難、救助その他保護に関する事項 4 災害を受けた児童および生徒の応急教育に関する事項 5 施設および設備の応急復旧に関する事項 6 清掃、防疫およびその他の保健衛生に関する事項 7 犯罪の予防、交通の規制その他災害における社会秩序の維持に関する事項 8 緊急輸送の確保に関する事項 9 その他の災害の発生の防御又は拡大の防止のための措置に関する事項 2)規制対象除外車両 町民等の日常生活上欠くことのできない車両等は、緊急通行車両の通行に支障がない限り規 制対象除外車両として通行できる。規制対象除外車両の使用者は、後志支庁長または倶知安警 察署長に対し「規制対象除外車両通行証明書」および「標章」の交付を申請する。 規制対象除外車両の使用者は、証明書および標章の交付を受けたときは、証明書を携帯する とともに標章を車両の見やすい箇所に掲示する。 規制対象除外車両 1 道路維持作業用自動車 2 通学通園バス 3 郵便物の収集または配達に使用する車両 4 電報の配達のために使用する車両 5 廃棄物の収集に使用する車両 6 感染症患者の収容または予防のために使用する車両 7 その他公益または社会生活上通行させる必要があると認められる車両

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- 168 - 6 発見者の通報義務と運転者のとるべき措置 災害が発生、または発生するおそれがあるときに、道路、橋梁、がけ等が被災または被災する おそれがある状況等を発見した町民等は、町または施設管理者に通報するなど、適切な措置を講 じる。 1)被災または被災するおそれがある場合の通報義務 災害時に道路、橋梁等の交通施設が被災、または被災するおそれがある状況を発見した者は、 速やかに町、警察官または施設管理者に通報する。 町民等から通報を受けた町、警察官または施設管理者は相互に連絡を行い、情報を交換する。 2)災害発生時における運転者のとるべき措置 2)-1 災害が発生したとき 車両の運転者は、道路施設の被災現場に遭遇した時、および地震が発生した時は、次の措置 をとらなければならない。 1 できるかぎり安全な方法により車両を道路の左側に停車させること。 2 停車後は、カーラジオ等により災害情報および交通情報を聴取し、その情報およ び周囲の状況に応じて行動すること。 3 車両を置いて避難するときは、道路の左側に寄せて停車させ、エンジンを切り、 4 キーを付けたままとし、窓を閉め、ドアはロックしないこと。 また、避難のために車両を使用しないこと。 2)-2 道路の通行禁止等が行われたとき 車両の運転者は、通行禁止等が行われた場合、次の措置をとらなければならない。 1 区域または道路の区間に係る通行禁止等が行われた場合は、当該車両を速やかに 当該道路の区間以外または道路外の場所へ移動すること。 2 当該道路の区間以外または道路外の場所へ移動することが困難なときは、当該車 両を道路の左端に沿って駐車するなど緊急車両の通行の妨害とならない方法によ り駐車すること。 3 警察官の指示を受けたときは、その指示にしたがって車両を移動、又は駐車しな ければならない。

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第3項 輸送対策

災害時には、避難並びに救助・救出を実施するために必要な人員および物資の輸送を迅速かつ 確実に行うことが必要である。 このため、迅速に輸送経路や輸送手段等を確保し、緊急度、重要度を考慮した緊急輸送を実施 する。 1 緊急輸送の対象 災害時の緊急輸送は、被害の状況、緊急度、重要度を考慮して、必要な輸送対象を優先的に輸 送するものとし、その対象はおおむね次のとおりとする。 1 消防・水防活動等、災害の拡大防止のための人員および資機材の輸送 2 救助・救出、医療活動の従事者および血液・医薬品等の輸送 3 医療機関への負傷者等の搬送 4 被災地外への傷病者の搬送 5 食料、水、衣料等の生活必需品の輸送 6 公共施設(道路、橋梁)やライフライン等の応急復旧および交通規制に 必要な人員・物資の輸送 2 緊急輸送体制の確立(庶務班)(資料-13 機械・車両関係) 町(庶務班)は、輸送・交通施設の被害状況、復旧状況および必要輸送物資量などの情報を収 集し、状況に応じて人員、機材等必要な緊急輸送体制を確立する。 1)緊急輸送路の確保(土木班) 町(土木班)、小樽開発建設部倶知安道路事務所、小樽建設管理部真狩出張所等の道路管理者 は、緊急輸送路に指定された路線の被害情報を収集し、啓開が必要な緊急輸送路線を把握する。 また、町は、緊急輸送路の状況について、町民等からの通報による情報を各道路管理者に提供す る。 緊急輸送路を所管する各道路管理者は、啓開等を実施し、緊急輸送路線の通行を確保する。道 路啓開が必要な緊急輸送路線等が多数発生した場合は、重要度を考慮し、優先順位を定め、次に より道路啓開を実施する。 1 障害物の除去 2 緊急輸送路・緊急交通路等の優先的な応急復旧 なお、地震時に通行を確保すべき道路図は資料編に掲載する。 2)車両の確保(庶務班) 町が応急対策実施上必要とする車両は、原則として町保有車両を使用する。 町保有車両が不足し、または調達不能のため輸送が不可能となった場合は、町(庶務班)は、 次により民間業者または関係機関等に対し調達の要請をし、輸送力を確保する。 民間業者への依頼 町内の自家用およびバス会社等営業用車両の保有者に対して協 力を依頼し、災害の程度に応じて出動の要請を行う。 道への要請 町内で調達が不可能な場合は、道に対して調達の要請を行う。 3 ヘリコプター等による航空輸送の確保(資料-9 ヘリポート) 町(町長・庶務班)は、災害時において車両輸送が困難または不適当と判断したときは、道(防 災消防課防災航空室)に対しへリコプターの出動を要請する。 要請を受けた道は、ヘリコプターを出動させるほか、必要に応じて自衛隊等の協力を得て、ヘリ コプター等を運航し円滑な緊急輸送の確保を図る。

参照

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