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津波警報等の留意事項津波警報等の利用にあたっては 以下の点に留意する必要があります 沿岸に近い海域で大きな地震が発生した場合 津波警報等の発表が津波の襲来に間に合わない場合があります 沿岸部で大きな揺れを感じた場合は 津波警報等の発表を待たず 直ちに避難行動を起こす必要があります 津波警報等は 最新

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Academic year: 2021

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2.3 津波に関する防災気象情報 (1)大津波警報、津波警報、津波注意報 地震が発生した時は地震の規模や位置を即時に推定し、これらをもとに沿岸で予想 される津波の高さを求め、津波による災害の発生が予想される場合には、地震が発生 してから約3分を目標に津波予報区ごとに大津波警報、津波警報または津波注意報を発 表します。なお、大津波警報は津波特別警報に位置づけられています。 九州・山口県は16の津波予報区に区分されます。区域図は資料Ⅱ(p.108)に掲載し ています。 津波警報等とともに発表する予想される津波の高さは、通常は数値で発表します。 ただし、地震の規模(マグニチュード)が8を超えるような巨大地震は地震の規模を数 分内に精度よく推定することが困難であることから、予想される津波の高さを定性的 表現(巨大)で発表します。予想される津波の高さを定性的表現(巨大)で発表した 場合は、地震発生からおよそ15分程度で正確な地震規模を確定し、その地震規模から 予想される津波の高さを数値で示した更新報を発表します。 津波による災害の発生が予想される場合には、地震が発生してから約3分を目標に 大津波警報、津波警報または津波注意報を発表 津波警報・注意報の種類 ※「津波の高さ」とは、津波によって潮位が高くなった時点における潮位と、その時点に津波 がなかったとした場合の潮位との差であって、津波によって潮位が上昇した高さをいう。 津波警 報等の 種類 発表基準 津波の高さ予想 の区分 発表される津波の高さ 津波警報等を見聞きした場合に とるべき行動 数値で の発表 巨大地震の場 合の発表 大津波 警報 予 想 さ れ る 津 波 の 高 さ が 高 い と こ ろ で3mを超える場合 10m<高さ 10m超 巨大 ・陸域に津波がおよび浸水するおそれが あ る た め、沿 岸 部 や 川 沿 い に い る 人 は、ただちに高台や避難ビル等、安全 な場所へ避難する ・警報が解除されるまで安全な場所から 離れない 5m<高さ≦10m 10m 3m<高さ≦5m 5m 津波 警報 予 想 さ れ る 津 波 の 高 さ が 高 い と こ ろ で 1 m を 超 え、3 m 以下の場合 1m<高さ≦3m 3m 高い 津波 注意報 予 想 さ れ る 津 波 の 高 さ が 高 い と こ ろ で 0.2 m以上、1m 以 下 の 場 合 で あ っ て、津 波 に よ る 災 害 の お そ れ が あ る 場合 0.2m≦高さ≦1m 1m (表記なし) ・陸域では避難の必要はない。海の中に いる人はただちに海から上がって、海 岸から離れる ・海水浴や磯釣りは危険なので行わない ・注意報が解除されるまで海に入ったり 海岸に近付いたりしない

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津波警報等の留意事項 津波警報等の利用にあたっては、以下の点に留意する必要があります。 ・沿岸に近い海域で大きな地震が発生した場合、津波警報等の発表が津波の襲来に 間に合わない場合があります。沿岸部で大きな揺れを感じた場合は、津波警報等 の発表を待たず、直ちに避難行動を起こす必要があります。 ・津波警報等は、最新の地震・津波データの解析結果にもとづき、内容を更新する 場合があります。最新の情報を入手し利用する必要があります。 ・津波による災害のおそれがなくなったと認められる場合、津波警報等の解除を行 います。このうち、津波の観測状況などにより、津波がさらに高くなる可能性は 小さいと判断した場合には、津波の高さが津波注意報の発表基準未満となる前 に、海面変動が継続することや留意事項を付して解除を行う場合があります。 (2)津波情報 ※1 津波観測に関する情報の発表内容 ・沿岸で観測された津波の第一波の到達時刻と押し引き、およびその時点における最大波の 観測時刻と高さを発表します。 ・最大波の観測値については、観測された津波の高さが低い段階で数値を発表することによ り避難を鈍らせるおそれがあるため、当該津波予報区において大津波警報または津波警報 が発表中であり観測された津波の高さが低い間は、数値ではなく「観測中」の言葉で発表 して、津波が到達中であることを伝えます。(次のページの表A) 津波情報の種類 津波警報等を発表した場合には、 津波の到達予想時刻や予想される津波の高さなどを津波情報で発表 情報の種類 発表内容 津 波 情 報 ①津波到達予想時刻・予想される津 波の高さに関する情報 各津波予報区の津波の到達予想時刻や予想される津波の高さを5段階の数値 (メートル単位)または2種類の定性的表現で発表 [発表される津波の高さの値は、津波警報等の種類と発表される津波の高さなどを 参照] ②各地の満潮時刻・津波到達予想時 刻に関する情報 主な地点の満潮時刻や津波の到達予想時刻を発表 ③津波観測に関する情報 沿岸で観測した津波の時刻や高さを発表※1 ④沖合の津波観測に関する情報 沖合で観測した津波の時刻や高さ、および沖合の観測値から推定される沿岸での 津波の到達時刻や高さを津波予報区単位で発表※2 ⑤津波に関するその他の情報 津波に関するその他必要な事項を発表

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※2 沖合の津波観測に関する情報の発表内容 ・沖合で観測された津波の第一波の観測時刻と押し引き、その時点における最大波の観測時 刻と高さを観測点ごとに、およびこれら沖合の観測値から推定される沿岸での推定値(第 一波の到達時刻、最大波の到達時刻と高さ)を津波予報区単位で発表します。 ・最大波の観測値および推定値については、観測された津波の高さや推定される津波の高さ が低い段階で数値を発表することにより避難を鈍らせるおそれがあるため、当該津波予報 区において大津波警報または津波警報が発表中であり沿岸で推定される津波の高さが低い 間は、数値ではなく「観測中」(沖合での観測値)または「推定中」(沿岸での推定値) の言葉で発表して、津波が到達中であることを伝えます。(このページの表B) 津波情報の留意事項 津波情報に含まれる内容については、利用にあたって以下の点に留意する必要があ ります。 ①津波到達予想時刻・予想される津波の高さに関する情報 ・津波到達予想時刻は、津波予報区のなかで最も早く津波が到達する時刻です。同 じ予報区のなかでも場所によっては、この時刻よりも数十分、場合によっては1 時間以上遅れて津波が襲ってくることがあります。 ・津波の高さは、一般的に地形の影響などのため場所によって大きく異なることか ら、局所的に予想される津波の高さより高くなる場合があります。 ②各地の満潮時刻・津波到達予想時刻に関する情報 ・津波と満潮が重なると、潮位の高い状態に津波が重なり、被害がより大きくなる 場合があります。 発表中の津波警報等 発表基準 発表内容 大津波警報 沿岸で推定される津波の高さ>3m 沖合での観測値、沿岸での推定値とも数値で発表 沿岸で推定される津波の高さ≦3m 沖合での観測値を「観測中」、沿岸での推定値は「推定中」 と発表 津波警報 沿岸で推定される津波の高さ>1m 沖合での観測値、沿岸での推定値とも数値で発表 沿岸で推定される津波の高さ≦1m 沖合での観測値を「観測中」、沿岸での推定値は「推定中」 と発表 津波注意報 (すべて数値で発表) 沖合での観測値、沿岸での推定値とも数値で発表 発表中の津波警報等 発表基準 発表内容 大津波警報 観測された津波の高さ>1 m 数値で発表 観測された津波の高さ≦1m 「観測中」と発表 津波警報 観測された津波の高さ≧0.2 m 数値で発表 観測された津波の高さ<0.2 m 「観測中」と発表 津波注意報 (すべて数値で発表) 数値で発表(津波の高さがごく小さい場合は「微弱」と表現) 最大波の観測値および推定値の発表内容(表B) 最大波の観測値の発表内容(表A)

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③津波観測に関する情報 ・津波による潮位変化(第一波の到達)が観測されてから最大波が観測されるまで に数時間以上かかることがあります。 ・場所によっては、検潮所で観測した津波の高さよりも更に大きな津波が到達して いるおそれがあります。 ④沖合の津波観測に関する情報 ・津波の高さは、沖合での観測値に比べ、沿岸ではさらに高くなります。 ・津波は非常に早く伝わり、「沖合の津波観測に関する情報」が発表されてから沿 岸に津波が到達するまで5分とかからない場合もあります。また、地震の発生場所 によっては、情報の発表が津波の到達に間に合わない場合もあります。 (3)津波予報 地震発生後、津波が予想されないとき、小さな海面変動が予想されるときなど津波 による災害が起こるおそれがない場合や、津波警報等の解除後も小さな海面変動が継 続し、海に入って行う作業などにおいては留意が必要な場合などには、その旨を津波 予報として発表します。 津波予報の発表基準と発表内容 (4)津波の高さと予想される被害の関係 津波は、通常の波浪と違って波長(波の頂点から頂点までの長さ)が長いことか ら、大きな水の「かたまり」が流れとなって海から陸に向かって押し寄せてきます (押し波)。さらに引き波ではこれとは逆に陸から海に向かって激しい流れが発生し ます。これにより、家屋などの建造物や船舶・養殖筏など海上に浮かぶ物に被害が発生 します。 家屋被害については、建築方法などによって異なりますが、木造家屋では浸水1m 程度から部分破壊が起こし始め、2mで全面破壊に至りますが、浸水が50cm程度であっ ても水に流れがあることから船舶や木材などの漂流物の直撃によって被害が出る場合 があります。 地震発生後、津波による災害が起こるおそれがない場合に津波予報を発表 発表基準 発表内容 津 波 予 報 津波が予想されないとき (地震情報に含めて発表) 津波の心配なしの旨を発表 0.2m未満の海面変動が予想されたとき(津波に関 するその他の情報に含めて発表) 高いところでも0.2m未満の海面変動のため被害の心配はな く、特段の防災対応の必要がない旨を発表 津波警報等の解除後も海面変動が継続するとき(津波 に関するその他の情報に含めて発表) 津波に伴う海面変動が観測されており、今後も継続する可能 性が高いため、海に入っての作業や釣り、海水浴などに際して は十分な留意が必要である旨を発表

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※気象庁ホームページより(http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq26.html) ※津波波高(m)は、船舶、養殖筏など海上にあるものに対しては概ね海岸線における津波の高 さ、家屋や防潮林など陸上にあるものに関しては地面から測った浸水深となっています。 ※上表は津波の高さと被害の関係の一応の目安を示したもので、それぞれの沿岸の状況によって は、同じ津波の高さでも被害の状況が大きく異なることがあります。 ※津波による音の発生については、周期5分~10分程度の近地津波に対してのみ適用可能です。 津波波高と被害程度(首藤(1993)を改変) 検潮所における津波の高さと浸水深、痕跡高、遡上高の関係 海岸から内陸へ津波がかけ上がる高さを「遡上高(そじょうこう)」と呼んでいます。「遡上 高」は気象庁が発表する「予想される津波の高さ」と同程度から、高い場合には4倍程度までになる ことが知られています。

参照

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