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( 以下 カードなど ) を普段何枚 ( モバイル決済の場合は何種類 ) 使っているかたずねた ( それぞれの決済手段の定義は別表を参照 ) 各決済手段について 1 枚以上使用している人と全く使用していない人の割合は 岐阜県 愛知県 全国でそれぞれ表のようになった クレジットカードを使用している人の

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Academic year: 2021

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1.調査の目的

2018 年 4 月、経済産業省は「キャッシュレス・ ビジョン」を公表し、2027 年 6 月までにキャッシ ュレス決済比率を40%程度とすることを目標に掲 げた。現在のわが国のキャッシュレス決済比率は 18%程度とされ、韓国の 89%や中国の 60%と比 較して低い。今後、キャッシュレス社会の実現に 向けてさまざまな方策が実施されていくものと思 われるが、当地域をはじめとする消費者のキャッ シュレス決済に対する意識や行動はどのようにな っているのか。アンケート調査を実施した。

2.キャッシュレス決済の浸透度

~クレジットカードは9割が使用。モバイル決済とデビットカードは少数~

 図表1 回答者の内訳 (人,%) (人,%) 年齢別 男性 女性 計 構成比 男性 女性 計 構成比 男性 女性 計 構成比 男性 女性 計 構成比 男性 女性 計 構成比 岐阜県 210 210 420 33.3 20歳代 42 42 84 6.7 42 42 84 6.7 42 42 84 6.7 126 126 252 20.0 愛知県 210 210 420 33.3 30歳代 42 42 84 6.7 42 42 84 6.7 42 42 84 6.7 126 126 252 20.0 全国 210 210 420 33.3 40歳代 42 42 84 6.7 42 42 84 6.7 42 42 84 6.7 126 126 252 20.0 合  計 630 630 1,260 100.0 50歳代 42 42 84 6.7 42 42 84 6.7 42 42 84 6.7 126 126 252 20.0 (注)端数を四捨五入しているため、 60歳以上 42 42 84 6.7 42 42 84 6.7 42 42 84 6.7 126 126 252 20.0 内訳の合計等が合致しない場合がある。 合  計 210 210 420 33.3 210 210 420 33.3 210 210 420 33.3 630 630 1,260 100.0 地域別 岐阜県 愛知県 全国 合計

キャッシュレス決済に関するアンケート調査

調査要領 1. 調査方法 インターネットによるアンケート調査 2. 調査内容 キャッシュレス決済手段に対する意識調査 3. 調査期間 2018 年 8 月 2 日~8 日 4. 回答状況 有効回答 1,260 名 回答者の内訳は図表1のとおり 調査結果の概要 ・現在のキャッシュレス決済はクレジットカードが主流で、9 割が所持。 ・スマホを利用した決済の使用者は約 2 割、デビットカードは約 1 割。 ・岐阜県は愛知県や全国より電子マネーの使用が少ない。 ・ネットショッピングと高速道路ではクレジットカードが現金に代わる決済手段になっている。 ・キャッシュレス決済の利便性、お得感は消費者に高評価。ただし、「100%キャッシュレス」 まではまだ時間がかかりそう。 ・キャッシュレス決済普及の課題は、今キャッシュレス決済を利用していない人に利用のきっか けをつくれるか。

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(以下、カードなど)を普段何枚(モバイル決済 の場合は何種類)使っているかたずねた。(それぞ れの決済手段の定義は別表を参照) 各決済手段について、1 枚以上使用している人と 全く使用していない人の割合は、岐阜県、愛知県、 全国でそれぞれ表のようになった。クレジットカ ードを使用している人の割合(以降、便宜的に使 用率と表記する)は岐阜県89.0%、愛知県 89.0%、 全国86.7%と、岐阜、愛知は全国と比較して若干 使用率が高く、約9 割の人がクレジットカードを 使用している結果となった。電子マネーの使用率 は、岐阜県65.7%、愛知県 76.7%、全国 79.0%で、 岐阜県での使用率は全国と比較して13.3 ㌽低かっ た。モバイル決済の使用率は、岐阜県22.1%、愛 知県19.8%、全国 21.0%であった。デビットカー ドの使用率は岐阜県12.6%、愛知県 14.5%、全国 17.6%と、岐阜、愛知は全国と比較して使用率が 低かった。 使用している枚数をみると、クレジットカード と電子マネーでは1 枚~5 枚以上まで結果が分か れたが、モバイル決済とデビットカードでは使用 していない人が大多数であり、2 枚以上所有して使 い分けている人は少数であった。 次に、岐阜・愛知(当地域)の回答者に絞って 男女別でみると、表のようになった。クレジット カードと電子マネーは女性の使用率の方が高く、 反対にモバイル決済、デビットカードは、男性の 使用率が女性を上回った。 年齢階層別にみると、クレジットカードは年齢 が上がるほど使用率が上がり、デビットカードは 反対に年齢が若いほど使用率が上がった。また、 電子マネーの使用率は20 代が最も高く 82.7%で あった。若い世代は、チャージ式や即時引落とし などの方が、お金の管理がしやすいと感じている のかもしれない。 各決済手段の使用率(当地域男女別・年齢階層別) (%) 使用 不使用 使用 不使用 使用 不使用 使用 不使用 男性 86.9 13.1 66.2 33.8 25.0 75.0 18.3 81.7 女性 91.2 8.8 76.2 23.8 16.9 83.1 8.8 91.2 20代 83.9 16.1 82.7 17.3 22.6 77.4 17.3 82.7 30代 84.5 15.5 65.5 34.5 23.2 76.8 14.3 85.7 クレジットカード 電子マネー モバイル決済 デビットカード 調査対象のキャッシュレス決済手段 ・クレジットカード ・カード型の電子マネー(チャージ可能な IC カードやプリペ イドカード。nanaco、suica、waon など) ・モバイル決済(スマートフォンを使用した決済方法。おサイ フケータイ、Apple Pay、アプリによる QR コード読取など) ・デビットカード(銀行等の預金口座から、買い物と同時に代 金の引き落としを行うカード) 各決済手段の使用率(全国との比較) (%) 使用 不使用 使用 不使用 使用 不使用 使用 不使用 岐阜県 89.0 11.0 65.7 34.3 22.1 77.9 12.6 87.4 愛知県 89.0 11.0 76.7 23.3 19.8 80.2 14.5 85.5 全国 86.7 13.3 79.0 21.0 21.0 79.0 17.6 82.4 クレジットカード 電子マネー モバイル決済 デビットカード

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3.使用頻度

~使用枚数が多いほど使用頻度が高い~

次に、前問でカードなどを使用していると回答 した人に、頻度をたずねた。クレジットカードの 使用頻度は、「週に1 回以上」と「月に 1、2 回程 度」で8 割以上を占めた。電子マネーは両者をあ わせて約7 割であった。 使用枚数との関係をみると、概ね、使用枚数が 多い人ほど、使用頻度が高い傾向があった。クレ ジットカードについて、1 枚のカードを使用してい る人のうち、週に1 回以上使用する人の割合が 30.6%であったのに対し、5 枚以上使用している人 では71.6%であった。電子マネーも同様で、1 枚 使用している人では26.7%が週に 1 回以上使用し ていたが、5 枚以上使用している人は 83.3%が週 に1 回以上使用している。多くの種類、枚数を使 っている人はその使用頻度も高く、現金を使わず カードなどを使用したり、いくつかの種類を使い 分けたりしていると考えられる。

4.場所による違い

~ネットショッピングと高速道路はクレジットカードが現金に代わる決済手段に~

次に、支払いをする場所によって、決済手段に 違いがあるかを調べた。11 の店や支払いについて、 どんな決済手段を使用しているかを複数回答でた ずねた。 クレジットカードが最も使用されているのは 「ネットショッピング」で、75.8%であった。2 位は「高速道路料金」で64.6%、3 位は「ガソリ ンスタンド」で56.2%であった。電子マネーが最 も利用されているのは「公共交通機関」で36.5%、 2 位は「コンビニエンスストア」で 31.4%、3 位は 「スーパーマーケット」で21.2%であった。モバ イル決済は「コンビニエンスストア」で7.7%、デ ビットカードは「ネットショッピング」で2.4%で あったが、その他はほとんど選択されなかった。 一方、決済手段として現金(振込・口座振替含 む)を選択した人が最も少なかったのは、「高速道 路料金」で13.8%であった。次いで、「ネットショ ッピング」で18.1%、「ガソリンスタンド」32.1% であった。クレジットカードが多く利用されてい る場所では、現金決済が比較的少なく、クレジッ トカードへの代替が進んでいる。高速道路の料金 所やネットショッピングでは、スムーズに決済を 終えることが他の買い物などに比べて重要になる ほか、ガソリンスタンドでは専用カードでの割引 があることなどが理由と考えられる。

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また、「百貨店、専門店」でも現金が45.0%と半 数を下回り、クレジットカードが53.7%となった。 百貨店では比較的高額な買い物が多いことや、シ ョッピングモールなどの専門店では、専用のクレ ジットカードでのポイント還元など、お得に買い 物ができる仕組みがあるためと考えられる。 反対に、最も現金の割合が高かったのは「飲食 店」で78.5%であった。飲食店では、クレジット カードも40.8%と比較的高い割合であった。金額 やどのような飲食店かによって、決済手段を使い 分けている人が多いのかもしれない。 現金の割合が二番目に高かったのは「コンビニ エンスストア」で69.8%であった。コンビニでは 電子マネーの利用が進んでいるが、現金に代わる 存在にまではなっていない。 3 番目に多かったのは、スーパーマーケットで 67.6%であった。ここでは、クレジットカードが 42.1%、電子マネーが 21.2%と、決済手段は比較 的分散している。

5.考え方

~キャッシュレスの利便性、お得感は高評価~

決済手段に対する考え方について、それぞれ「そ う思う」「そう思わない」「どちらでもない」から 選択してもらった。 「そう思う」と答えた人が最も多かったのは、 を払ってまでカードを持つのはもったいない」で 65.5%であった。 このほかに「そう思う」が半数を超えたものは、 「不正利用が心配」(65.0%)、「使いすぎが心配」 (%) クレジットカード (ETC) 電子マネー モバイル決済 デビットカード 現金(振込・銀行口 座振替含む) ネットショッピング 公共交通機関 コンビニ ネットショッピング 飲食店 75.8 36.5 7.7 2.4 78.5 高速道路料金 コンビニ ドラッグストア 飲食店 コンビニ 64.6 31.4 2.7 2.0 69.8 ガソリンスタンド スーパー ネットショッピング ドラッグストア スーパー 56.2 21.2 2.6 1.7 67.6 1 2 3 決済手段別上位3位

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「そう思わない」と答えた人が最も多かったの は「現金だけあればカードなどは必要ない」で 53.8%、2 位は「スマホで支払ができれば、財布を 持ち歩く必要はない」で47.4%、3 位は「現金が 使えない店(カード払い・モバイル決済のみ)が あってもいいと思う」で38.9%であった。 ポイントがたまるお得感や会計のスムーズさ、 利便性を評価する一方で、現金が使えないなど決 済手段が限定されることに対してや、不正利用な どには否定的な見方をする人が多いことがわかっ た。しかしながら、総じてマイナス面よりプラス 面を評価する人が多い結果となった。

5.今後の利用意向

~今利用していない人に利用したいと思

わせることができるか~

4種類の決済手段について、今使用している人 に、今後の利用意向をたずねた。 クレジットカードは、「今より活用したい」が岐 阜県20.9%、愛知県 22.5%、全国 21.4%、「今と 同じくらい利用していきたい」が岐阜県64.7%、 愛知県66.6%、全国 63.5%であった。両者を合わ せると岐阜県85.7%、愛知県 89.1%、全国 84.9% となり、岐阜県と愛知県は全国と比較してクレジ ットカードの利用に前向きな結果となった。 電子マネーは、前向きな利用意向が岐阜県 82.6%、愛知県 88.2%、全国 85.3%となり、岐阜 県は愛知県や全国と比較して少なかった。しかし、 「今より活用したい」は全国や愛知県と比較して 多かった。 次に、それぞれの決済手段を現在利用していな い人の今後の意向をみると、いずれの決済手段に ついても、(今は利用していないが)、「今より活用 したい」と答えたのは1割未満と極めて少なく、 今利用していない人が今後利用する可能性は低い。

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また、電子マネー、モバイル決済、デビットカー ドの3つは、クレジットカードと比較して「わか らない」と答えた人が多かった。仕組みや使い方 が十分に知られているクレジットカードに比べて、 ほかの3種類は浸透していないためとみられる。 今後キャッシュレス化を推進するにあたっては、 今、現金以外の決済手段を使っていない人たちに 使ってみたいと思ってもらうこと、そのためには 仕組みをよく知ってもらうことや、不正利用防止 などに対しての対策を進めていく必要があるだろ う。 (研究員 稲田 博美)

参照

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