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CASH RADAR シリーズをご利用いただき、まことにありがとうございます。 本書は「CASH RADAR PBS」のデータコンバート手順となります。
現行システム CASH RADAR Pro のデータを、新システム「CASH RADAR PBS」データに変換してご利用になる場合にご参 照下さい。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P1 データコンバートの流れ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P2 ① コンバート用データの準備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P3~4 ② コンバート先会社データの作成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P5~8 ③ コンバート用ファイルの作成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P9~11 ④ コンバート実行 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P12 データコンバート後の調整
~データコンバートの流れ~
① コンバート元データの準備 (CASH RADAR Pro) ② コンバート先会社データの作成、および基本情報の登録 ③ コンバート用ファイルの作成
④ コンバート実行
CASH RADAR Pro でデータ保存
コンバート先会社データの作成
コンバート用ファイルの作成
コンバート実行
コンバートされたデータの調整
1、コンバート元データの準備
CASH RADAR Proデータを、コンバートを行う端末の任意のフォルダに保存して下さい。 ◆ 既に保存されているデータを、コピー/貼付けする方法でもかまいません。
◆ CASH RADAR Pro『Ver5.0.0』『Ver5.0.1』のデータがコンバート対象です。
CASH RADAR Pro
[メンテナンス]-[システム管理]-[ユーティ リティ]-[データ保存]メニューで保存 (財務)コンバートの対象 ・仕訳データ ・手形データ(受取/支払) ・期首残高データ ・過去実績値データ ・科目マスタ ・補助科目マスタ ・取引先マスタ ・摘要マスタ 下記のスペックを超過するデータがある場合は、 ・損益部門マスタ ・定時取引マスタ 保存前に不要なデータの削除を行なって下さい。
仕訳数
上限なし 500 件/年 (削除された科目も含む)科目数
5,000 件/年 (削除された科目も含む)補助科目数
摘要数
5,000 件取引先数
5,000 件定時取引数
上限なし(パターン数は 100 まで) 200 部門 (大分類・中分類・小分類 3 階層)部門&階層
配賦パターン数
任意の 10 パターン受取手形数
上限なし支払手形数
上限なし3/19 (給与)コンバートの対象 ・社員設定 ~本人情報、家族情報~ ・支給条件一覧設定(給与・賞与体系 No は対象外) ・支払基準一覧設定(新項目「基本給支給」の月給単価は対象外) ・社会保険一覧設定 ・通勤費一覧設定 ・住民税一覧設定 ・給与振込先一覧設定 ・有給休暇設定
2、コンバート先会社データの作成
会計、あるいは給与のコンバートを先行して実行している場合、既存の会社データへの後追いコンバートが
可能ですので、新規に会社を作成する必要はございません。
(例:既に会計のコンバートを行った会社データに、給与を後からコンバートする→OK)
会計、および給与の上書・追加コンバートはできません。
(例:既に会計のコンバートを行った会社データに、もう一度会計をコンバートする→NG)
(1) <メンテナンスメニュー> システム管理タブ内[会社情報設定] をクリックします。 (2) コンバートを行う会社の情報を登録 します。 名称等は、コンバート後に変更可能です。 (3)<財務会計メニュー>
マスタ作成タブ内[基本情報設定]を クリックします。5/19 (4) コンバートを行う会社と、同じ基本 情報を登録します。 (5)
<給与計算メニュー>
会社設定タブ内[事業所情報]、[住民 税]をクリックします。 ※住民税を使用していない場合は [住民税]設定の必要はありません。 (6) コンバートを行う会社と、同じ情報 を登録します。会計[基本情報設定] コンバート先データの必須設定項目
コンバート先の会社データ(=新システムの会社)では、以下の基本情報をコンバート元の会社データ (=CASH RADAR Pro の会社)と同一にする必要があります。
【消費税関連】タブ
【基本情報】タブ
・消費税計算 ・業種選択 ・経理方法 ・当期事業年度 ・課税方法 ・月次決算締め日 ・消費税金額の計算 ・製造原価科目使用 ・部門別集計7/19
給与[事業所情報] コンバート先データの必須設定項目
コンバート先の会社データ(=新システムの会社)では、以下の基本情報をコンバート元の会社データ (=CASH RADAR Pro の会社)と同一にする必要があります。
【基本情報】タブ
・対象年度(対象年度) ・税務情報【所属部門設定】タブ
【給与支払元銀行設定】タブ
・全項目 コード、および登録順(登録 No)も同一の 内容で登録して下さい。住民税メニュー
・市区町村コード ・納税市区町村名3、コンバート⽤ファイルの作成
(1) <メンテナンスメニュー> システム管理タブ内[データ移行]を クリックします。 (2) [コンバート用ファイル作成]をクリ ックします。 (3) [参照]をクリックします。9/19
(4)
あらかじめ保存した、コンバートの 元になるデータ(=CASH RADAR Pro の保存データ)を検索/選択します。 (5) コンバート元データの情報が表示さ れますので、確認後[F8 次へ]をクリ ックします。 (6) [会社選択]をクリックします。
(7) あらかじめ作成した、コンバート先 となる会社を選択します。 (8) “作成元ファイルの情報”と“コン バート先会社情報”が表示されます。 変換するデータ(会計・給与)にチ ェックを入れ、[コンバートファイル 作成処理実行]をクリックします。 (9) 完了ダイアログに対し[OK]をクリッ クします。 コンバートのデータログが表示されます。 「対象外」は CASH RADAR PBS 上で利 用しない、もしくは再作成されるデータベー スの件数です。(集計ファイルなど)
11/19 (7) [F8 次へ]をクリックします。 (8) [完了]をクリックします。 変換したデータを使用して、引き続きデータ コンバートを実行します。 ◆コンバート用ファイルの保存フォルダ コンバート用の変換ファイル、およびログファイルは、作業を行った端末内に保存されます。 保存先フォルダ フォルダ名
C:\Documents and Settings\ユーザー名\Application Data
WinXP
\CASH RADAR for SaaS\ConvertData
新会社コード-旧会社コード 例:「00001234-0005」 C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming
Win7
4、コンバートの実⾏
(1) <メンテナンスメニュー> システム管理タブ内[データ移行]を クリックします。 (2) [データコンバート]をクリックしま す。 (3) コンバートファイルを作成した会社 が一覧表示されますので、実行した い会社データを選択します。13/19 (4) [F8 次へ]をクリックします。 (5) [データ登録処理実行]をクリックし ます。 (6) 確認ダイアログに対し「はい」をク リックします。
(7) 完了ダイアログに対し[OK]をクリッ クします。 「科目重複」のメッセージが表示された場合 は、[OK]をクリックします。 (8) [F8 次へ]をクリックします。 (8) [完了]をクリックします。 引き続き、コンバートデータの調整を行いま す。
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~データコンバート後の調整(会計)~
◆科目設定、摘要設定、取引先設定の確認=カナ、ローマ字
CASH RADAR PBS では、科目マスタ等に検索用の「カナ」「ローマ字」を設定することができます。 各マスタに「カナ」「ローマ字」を設定して下さい。 科目設定につきましては、標準科目には「カナ」「ローマ字」が登録されていますが、追加した科目や、名称を 変更している科目は調整が必要です。科目設定
取引先設定
検索用の「カナ」「ローマ字」が設定で きるメニュー摘要設定
損益部門設定
◆科目設定の確認=科目コード
CASH RADAR PBS 標準科目コードと CRPro で設定した科目コードが重複している場合は調整を行って下さい。
◆科目設定の確認=貸借区分、マイナス処理
CRPro において本来と異なる場所に科目を増設している場合、コンバート時に当該科目の「貸借区分」「マイナ ス処理」が正しく設定されません。 例)売上値引科目の下に通常の売上科目を追加して運用している場合、当該勘定科目は「売上値引」と同設定にな ってしまいます。 増設した勘定科目の「貸借区分」「マイナス処理」を確認・設定して下さい。◆仕訳日記帳(科目設定、残高登録)の確認=3312 科目未定の検索
何らかの理由でコンバートができなかった勘定科目がある場合、それらは「3312 科目未定」として設定されま す。仕訳日記帳の絞り込み検索で、「3312 科目未定」として登録されている仕訳をご確認下さい。 該当する仕訳があった場合 ①科目設定で本来の勘定科目を追加作成します。 ②「3312 科目未定」が使用されている仕訳を借方・貸方双方で検索し、科目欄に本来の勘定科目を設定し ます。 ③追加作成した勘定科目の期首残高登録、過去実績値登録の金額を登録します。◆損益部門設定=科目別配賦設定
損益部門の共通費配賦設定はコンバートされませんので、CASH RADAR PBS で再設定を行なって下さい。17/19
~データコンバート後の調整(給与)~
◆(新項目)勤怠情報パターンの作成
時間外勤怠情報はコンバートされません。CASH RADAR PBS では、社員区分や役職などに応じて「勤怠パターン」 を設定します。 会社設定タブ 「勤怠情報」「社会保険適用時期」は、給与支給日で認識をします。 前月徴収の場合は、当月支給・翌月支給のいずれも『前月分徴収』を選択します。
◆ 支給項目・控除項目の作成
支給項目・控除項目はコンバートされません。CASH RADAR PBS で項目の設定を行ないます。 会社設定タブ 「支給控除項目」◆ 明細書パターンの作成
給与・賞与体系はコンバートされません。CASH RADAR PBS で「明細書パターン」を設定します。 会社設定タブ 「明細書パターン」◆ 社員マスタへのパターン反映
作成したパターンを各社員マスタ(支給条件)に割り振ります。 社員設定タブ 「支給条件一覧」19/19