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この度はデイトナ「ファットボブロングリヤフェンダー」をお買い上げ頂きまして誠にありがとうございます

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Academic year: 2021

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取扱説明書

*取り付ける前に必ずお読み頂き、内容をよく理解して正しくお使いください。 *この取扱説明書は、いつでも取り出して読めるよう大切に保管してください。 *この商品もしくはこの商品を取り付けた車両を第三者に譲渡する場合は、必ずこの取扱説明書も併せてお渡しください。

ビッグボアキット

(スチールシリンダー)63cc

適応車種 商品 NO. NSR50(‘87~‘94) NS-1(‘91~‘94) NS50F(‘87~‘95) CRM50(~‘97)

95615

R95615①/⑰ この度はデイトナ「ビッグボアキット」をお買い上げ頂きまして誠にありがとうございます。 ご使用前には必ずこの取扱説明書をよくお読みください。また、取り付け前に必ず商品の内容をお確かめください。 なお、万一お気づきの点がございましたら、お買い求めの販売店にご相談ください。

〈 特 徴 〉

 エンジンの限界まで排気量アップを図った、ビッグボアキットです。  ノーマルのエンジンに近い出力フィーリングのオリジナルシリンダーを使用しています。  ピストンには特殊コーティングを施し、初期のなじみの向上と耐焼き性向上を図りました。

〈 商 品 内 容 〉

№ パーツ名 サイズ(mm) 数量 № パーツ名 サイズ(mm) 数量 ① シリンダー 44mm 1 ⑥ シリンダーガスケット 1 ② ピストン 44mm 1 ⑦ ピストンピン 1 ③ ピストンリングセット 44mm 1set ⑧ リードバルブガスケットセット 1set ④ サークリップ 2 ⑨ 原付二種用標識 1 ⑤ ヘッドガスケット 1

【注意事項】

• この商品を装着すると、ボア‐44mmxストローク 41.4mm、排気量 62.9ccに変わるため、原付ニ種扱いとなります。従って、一 般公道で走行する場合は、次の 1~3 の条件を満たすよう、ナンバー登録、免許、保険等の変更が必要になります。 1. 免許は必ず自動二輪(小型限定以上)の資格を取得している事。 2. 市、町、村、区の役所で車両の 63ccの登録を行ない、原付二種のナンバーを発行してもらう事。 3. 任意および自賠責保険の条件が 63ccの排気量に適合している事。 • ビッグボアキットの組み込みを行なう時は、必ず熟練した経験者の方が作業を行なう様にしてください。 • 取り付け作業に入る前に必ず安全を確保した上で作業を行なってください。 • 取り付けは確実に行なってください。また、走行中にネジ部等が緩むことのないよう規定トルクで確実に締め付けてください。 • 純正シリンダーヘッドでの使用を前提に設計してありますので、純正シリンダーヘッドの加工品や純正部品以外のシリンダー ヘッドは使用しないでください。性能低下や焼きつきの原因になります。 • キャブレターのセッティングの問題や組み付け時の問題による焼きつきは保証の対象外です。 • ビッグボアキットを組み込む時には、必ずピストンやシリンダーヘッドのバリの有無を確認してください。バリが出ている場 合は耐水ペーパー等で修正を行なってからご使用ください。バリが出ている状態でエンジンを始動すると焼きつきを起こしま す。 • 取り付け後、約 100km程度走行したら各部を点検してネジ部等の増し締めを行なってください。その後 500km毎に必ず 点検を行ない、同様の増し締めを行なってください。 • 走行中に異常が発生したと思われる場合は、直ちに安全な場所に停止してから、異常部分を検査して購入したお店に御相談く ださい。 • オーバーサイズのピストンを購入して組み込む時は、ボーリング作業をしてくれる業者にクリアランスを 0.05~0.06mmに 指定してください。(当社では請け負っておりません) • この商品は予告なしに価格や仕様を変更する場合があります。また、文中にて紹介した他の商品につきましても同様です。予 めご了承ください。

(2)

95615②/⑰

■ 取り付け手順 ■

はじめに⑨原付二種用標識の三角マークを、リヤフェンダーの 後側もしくはシートカウル後部に U マークを、フロントフェン ダーの先端に貼り付けます。 1.シートカウル、シート、ガソリンタンク アンダーカウルを外します。 2.ドレンボルトを外し、冷却水(クーラント) を抜きます。 3.エアクリーナー、キャブレター、ラジエターホース マフラーを外します。 4.シリンダー締め付けナットを外してシリンダーヘッド を外します。 5.コンロッドからノーマルピストンを取り外します。 5-1.ラジオペンチ等を使用し、ピストンからサーク リップ(2ケ)を取り外します。 5-2.ピストンからピストンピンを抜き、コンロッド からピストンを取り外します。 *クランクケース内に異物が入らないよう、クランクケース内に ウエス等を詰めて作業を行なってください。 *クランクケース等に、シリンダーガスケットのカスが残ってい る場合はガスケットリムーバーとスクレーバー(工具)等を使 用して完全に取り除いてください。 *クランクケース内にクーラントが入っていないか確認してく ださい。入っている場合は必ず抜き取ってください。 エンジンが掛からない原因となります。 6.キットの②ピストン上部の矢印を排気側に向けて左側に④サークリップ(1ケ)をはめます。 7.キットの③ピストンリングを②ピストンに組み付けます。 7-1.リングの裏表は R マークが付いている方が上になります。また、トップリング、セカンドリングの 区別はありません。 7-2.リング組み付けの前に、リング溝とピン穴に 2 ストロークエンジンオイルを塗布しておいてください。 *サークリップがピストンのサークリップ溝に確実に入っていることを 必ず確認してください。 *サークリップは使用済みの物や折れ曲がったことのある物は使用しな いでください。エンジン始動中にサークリップ溝から外れてしまう事が あり、焼きつき等トラブルの原因となります。 *ピストンリング、サークリップの再使用は絶対にしないでください。 トラブル発生の原因となります。

(3)

95615③/⑰ 8.コンロッドに小端ベアリングが入っていることを確認し、手順 7 で組み付けた②ピストンをコンロッドに 取り付けます。 8-1.②ピストン上部の矢印方向を排気に向けて②ピストンをコンロッドに装着し、⑦ピストンピンと④サー クリップを取り付けます。 8-2.③ピストンリングの合い口を②ピストンのノックピン位置に合わせておきます。 8-3.①シリンダーの内側にエンジンオイルを塗布してください。 9.クランクケースベースに⑥シリンダーガスケットを取り付けます。 10.①シリンダーを②ピストンに差し込みます。 10-1.③ピストンリングを指で押さえながら①シリンダーをゆっくりと②ピストンに差し込みます。 *シリンダーは無理な力で押し込まないでください。ピストンリングが折れる場合があります。シリンダーが スムーズに差し込めない場合はピストンリングの合い口がピストンのノックピン位置からずれていることが ありますので、再度手順8に戻って作業を行なってください。 11.ヘッドガスケット、シリンダーヘッドの順に組み、ヘッド締め付けボルトを手で仮り締めしてください。 11-1.リードバルブガスケットは必ず 2 枚重ねて組み込んでください。(1 枚だけの使用で組み込むとリー ドバルブが破損します。) 12.キックペダルを数回踏んで、シリンダーとピストンの芯だしをします。 13.【5N・m】で均等にシリンダーヘッド締め付けナットを、徐々にトルクを上げ最後に規定トルク 20N・m で均等に締めてください。 14.冷却効果を上げるため、サーモスタットは外されても結構です。(レース等で使用される場合は外すことを お勧めします。) 15.ラジエターホース類を接続し、クーラントを規定量入れてください。(クーラントの量はサービスマニュアル を参照願います。) 16.キャブレターのメインジェットを、純正より#10 程度大きい番手のものと交換します。 *点火プラグは必ず#9(NGKの場合)以上の冷え型プラグを使用してください。慣らしの後の全開走行時に プラグの電極が溶けてしまう可能性があります。 17.その他の外したパーツを元通り組み付け、エンジンを始動させ排気漏れ等の異常がなければ取り付け完了です。

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95615④/⑰ [ 慣らし運転 ] ・分離給油で走行する場合 指定オイルは【カストロール TTS】【ワコーズ V2】【モトレックス POWER 2T】【エルフ モト 2 ウイナー】になります。ガソリンタンク内に、100:1 の割合で指定オイルと混合して給油後エンジン回転数を 7,000rpm 以下で約 100km以上の距離を必ず走行してください。 ・混合ガソリンで走行する場合 混合専用オイル、または混合/分離両用タイプのオイルで混合比率はオイルの取り扱い説明書に従ってください。 ・ノーマルキャブレター(メインジェット#10 程度UP)とノーマルマフラー以外は慣らし運転時には使用せず 慣らしが終わってから使用するようにしてください。 ・走行中の水温をチェックしたい場合は、デジタル水温計(47101)\6,500-をご利用いただくとより正確な水 温が確認できます。 [ 慣らし運転終了後 ] ・ノーマルマフラーをご使用になる場合は上記指定オイルを使って分離給油で走行していただいて結構です。 ・純正以外のマフラーをご使用になる場合は[分離給油+混合ガソリン(100:1)]でご使用してください。当社 製以外を使用しますと性能が出にくい場合があります。性能につきましてはマフラーメーカーに問い合わせてくだ さい。 [ セッティング ] ・CDIの交換 ノーマルCDIではビッグボア本来の力を発揮することが出来ませんので、当社 のレーシングCDIユニットなどへ交換することをお勧めします。 ・キャブレターの交換 排気量のアップに応じてキャブレターを 24mm(ケイヒン)のビッグキャブと 交換すると更にビッグボアの性能を発揮することが出来ます。 ・クラッチスプリングの交換 トルク&パワーのアップに伴いクラッチの滑りが発生する場合があります。その 場合は、プロパフォーマンスクラッチスプリング(16261)廃番-の使用をお勧 めします。 ・スプロケットの交換 サーキット等を走る場合は、必要に応じてスプロケットを交換し、ギヤ比のセッ ティングをしてください。

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95615⑤/⑰ [ 補修パーツ ] 名称 品番 標準価格 シリンダー 95683 ¥21,000 ピストンキット(スタンダードサイズ) 95411 \7,500 ピストンキット(0.25mmオーバーサイズ) 10244 廃番 ピストンリングセット(スタンダードサイズ) 13666 \2,000 ピストンリングセット(0.25mmオーバーサイズ) 13668 廃番 ガスケットセット 13710 \1,000 ピストン単体 29067 廃番 ピストンピン 12mmX37 20998 \500 ピストンピンクリップ 12mm 2ケ set 10615 \300 原付二種用標識 37256 \200 サーモスタットカバー プラグ シリンダーヘッド 締付けボルト 純正スタットボルト ④サークリップ ④サークリップ ⑦ピストンピン ②ピストン ⑥シリンダーガスケット 小端ベアリング コンロッド クランクケース サーモスタット シリンダーヘッド ⑤ヘッドガスケット ①シリンダー ⑧リードバルブガスケット *リードバルブガスケットは  必ず2枚重ねて使用して下さい。  (リードバルブの位置調整の役割  があります。) *矢印を確認して組み込む  ように注意してください。 締付トルク 20N・m 締付トルク 20N・m 締付トルク 10N・m 〒437-0226 静岡県周智郡森町一宮 4805 URL: http://www.daytona.co.jp ◎デイトナ商品についてのご質問、ご意見は「フリーダイヤルお客様相談窓口」0120-60-4955 まで

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95615⑥/⑰

取り付けされる前に必ず! お読みください!

ビッグボアKITについて・・・ 当社ビッグボアKITを装着すると取り扱いによっては、焼きつき等の症状を起こすことがあります。 その原因として次の 4 点があげられます。 ①ピストンとシリンダーのクリアランスが十分確保されていない場合 ②当社指定のオイルを使用されていない場合 ③メインジェットの設定不備による場合 ④慣らし運転不十分の場合 当社では、上記①については出荷時に十分確認をしています。万一、クリアランスについての不具合 が発見された場合は、取り付けされる前に必ずご連絡ください。 原因②③④につきましては、下記注意事項を守り正しくお取り扱いください。 *取り付け後のやきつき等のトラブルにつきましては、取り扱い上の不備と判断し保証の対象になり ませんので予めご了承ください。

焼きつきを起こさないための 3 原則

*下記事項を守らないと焼きつき等のトラブルを発生する場合があるため、必ずお読みください。 1.純正オイルのままで使用しない! 当社ビッグボアKITは、ノーマルの排気量に対して約 20%~35%アップしているため、吸入 空気量もその分アップします。それに対し純正オイルポンプのオイル供給量は、50ccの設定と 変わらない(オイプポンプ側ケーブル巻き取り位置等を調整しても、全開時の供給量はそれほど アップしない)ためオイルの取り扱いは、下記の事項を厳守してください。 使用されるエンジンオイルは、当社指定のエンジンオイル以外ご使用にならないでください。 (当社指定のエンジンオイル) メーカー 銘柄 カストロール TTS カストロール TTR ワコーズ V2R *当社テストの結果により当社指定エンジンオイルは耐焼きつき性に優れていることを確認してい るため推奨しています。 2.ノーマルメインジェットのままで使用しない! ①ノーマルキャブの場合 ノーマルメインジェットのサイズよりHONDA車の場合は#5~#7.5 番程度、SUZUKI車 &YAMAHA車の場合は#5~#10 程度上げてください。*車両の個体差により燃料が濃すぎて 所定性能がでない場合がありますが慣らし中は、やむ負えないことですのでご理解ください。 *ノーマルメインジェットのままですとガソリンの量が足らなくなり必ず焼きつきを起こします。 ②ビッグキャブKITの場合 基本的には変更する必要はありませんが[クレームかな・・・? と思ったら!]に従い対処して ください。

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95615⑦/⑰ 3.慣らし運転を必ず行なう! 1.各ビッグボアKITの取扱説明書に従って指定の距離、回転数を守って走行してください。 2.慣らし運転時のオイルの取り扱いについて ①純正のオイルポンプを使用しないでガソリンタンクに混合ガソリンを入れて行なう場合 オイルの銘柄は当社指定のオイルを使用してガソリンタンクの中に、ガソリン 30 に対 しエンジンオイル 1 の割合で混合したガソリンを入れてください。 ②純正のオイルポンプを使用する場合 オイルの銘柄は当社指定のオイルを使用してエンジンオイルタンクにエンジンオイルを 入れた後、ガソリンタンクの中にもガソリン 100 に対しエンジンオイル 1 の割合で混 合したガソリンを入れてください。 3.慣らし運転時の走行方法は時速 30KM/h以下の速度で約 120km以上の距離を走行し てください。 4.慣らし運転後の取り扱いについて ①純正オイルポンプを使用しない場合 上記 2-①の混合対比にて走行してください。 ②純正オイルポンプを使用する場合 ガソリンタンクに混合ガソリンを入れる必要はありませんがオイルタンクの中には、必 ず当社指定のエンジンオイルを入れて走行してください。 5.混合ガソリンの作り方と注意点 ①混合ガソリンとは、ガソリンとエンジンオイルを混ぜたガソリンのことを言います。 ②混合ガソリンを作るには、MIXタンク(品番:13129 2L または、品番:79 701 5L)等を使用し指定の割合でガソリンとエンジンオイルを混ぜてください。 ③混合ガソリンは必ずガソリンとエンジンオイルを良く混ぜたものをガソリンタンクへ入 れてください。ガソリンタンクの中に既に入っているガソリンの中にエンジンオイルを 入れても良く混ざりませんので避けてください。

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95615⑧/⑰

クレームかな・・・?

と思ったら!

1.万が一 エンジンが止まってしまった場合 ☆ピストンのピン穴の回りに何かで削られた様に傷が入っている。 (原因) サークリップの(a)が金属疲労により折れ、その破片が異物となりピストン の(b)、及びシリンダー内部を傷つけたと思われます。 これは取り付けの際、サークリップに無理な力がかかった場合、起こる症状です。 (対処) 申し訳ありませんがもう一度KITをお 買い求めいただくか、傷が浅い場合は 0.25mmオーバーサイズピストンKI Tをご購入していただき、シリンダーを ピストンに合わせてボーリング(径を広 げる)すれば再使用できます。 但し、メッキシリンダー(NSR50、T ZR50 用)はボーリングできませんので KITをお買い求めください。 ☆ピストン上の方が白っぽくなっている。 (原因) キャブレターのセッティングが薄すぎたと思われます。 (対策) メインジェットのサイズを大きくする必要があります。軽度の焼きつきの場合 は、0.25mmオーバーサイズKITをご購入していただき、シリンダーをピス トンに合わせてボーリング(径を広げる)すれば再使用できます。 但し、メッキシリンダー(NSR50、TZR50 用)はボーリングできません のでKITをお買い求めください。 上記の様な症状の場合は、原則として保証の対象となりませんので予めご了承ください。 2.その他 ☆オイルは混合にした方が良いか。 (対処) 組み付けて 100km位は混合にして使用するようにしてください。万が一 焼きつきの症状が起きても、保証の対象となりませんので十分にご注意して ください。 お勧めするオイル ・カストロールのTTS/2TS ・ワコーズのV2R など

(9)

95615⑨/⑰ ☆スクーターでセッティングが出ない。 (対処) ウエイトローラーのセッティングが必要です。 パワーバンドがノーマルよりも上がっておりますのでノーマル時よりもウエイ トを軽くする必要があります。何グラムにするかは車種によって異なりますの で、取扱説明書またはセッティングマニュアルをご参照ください。 ☆エンジンから「カタカタ」と音がする。 (原因) ピストンとシリンダーとのクリアランスによる打音です。 *純正シリンダーと違いアルミ製の薄いフィン形状のため、音が増幅されて大 きく聞こえます。 (対処) 性能面等につきましては、全く問題ありませんのでご安心してお使いください。 また、音がしてもそれが原因で焼きつくことはありません。 ☆ノーマルキャブのままで使用できますか。 (対処) ご使用いただけますがメインジェットを交換する必要があります。ノーマルよ りも 1 サイズ程度大きい物へ交換してください。また、パワーアップさせるた めにはビッグキャブの使用をお勧めします。 *当社で販売しているボルトオンビッグキャブのPE24mmをお買い求めくだ されば当社のボアアップKITを付けた各車種に、ノーセッティングで走行 できます。 ☆マフラーをチャンバーに交換した方が良いか。 (対処) ノーマルマフラーでも十分パワーアップします。更にパワーアップと最高速の 向上を狙うのでしたら市販のチャンバーをお勧めします。 ☆原付二種用標識のシールは、何処に貼るのですか。 「自動車整備車両保安関係通達集により、交通取締および車両保安上必要なため 必ず車体の前方および後方に白色の標識を示すこと」 に従い添付しており前方標識(A)は泥除全端部に、後方標識(B)は、車体後 部の見やすい箇所に添付することと定められています。

お願い

お客様の取り付けミスによるクレームおよびセッティングのミスによるクレームにつ きましては、保証の対象となりませんので予めご了承ください。 また、商品の不具合につきましては保証させていただきますが、当社保証規定により 工賃、関係部品等、商品以外の事柄につきましては保証の対象となりませんので予め ご了承ください。恐縮ですが何卒、ご容赦願います。 ☆上記の事柄以外の問題が起きた場合、または不明な点等ございましたらご連絡ください。 〒437-0226 静岡県周智郡森町一宮 4805 URL: http://www.daytona.co.jp ◎デイトナ商品についてのご質問、ご意見は「フリーダイヤルお客様相談窓口」0120-60-4955 まで

お願い

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95615⑩/⑰

*取り付ける前に必ずお読みください!

ビッグボアKITの取り付けにあたって、特に以下の点について注意してください。 間違った取り付けや不注意な行為は、重大な事故にもつながり、また保証対象外となりますので ご注意ください。 このビッグボアKITを装着して一般公道を走行する時には、自動二輪免許を取得していること。 また、市町村役場に装着車両の排気量変更の届け出をしてナンバープレートの取り替えを済ませ ること。 この 2 点を必ず実行してください。なお強制および任意保険についても、排気量の増加に対して カバーできるようにしておいてください。 ビッグボアKITの取り付けにあたっては、設備の整ったオートバイ店もしくは認証整備工場で 専門的な教育を受けた整備士に作業を行なっていただく必要があります。専門外の方が作業を行 なうと、怪我や火傷を負う恐れがあり大変危険です。装着作業は専門のオートバイ店もしくは認 証整備工場へ依頼してください。 ~この商品を取り付ける整備士の方へ~ 「ビッグボア KIT を取り付ける前に」 ☆取り付け前に、必ず取扱説明書をよく読んで、理解した上で正しく作業を行なってください。 ☆付属のカラー、ワッシャー、スペーサー等は、取扱説明書に従って必ずお使いください。 ☆ガソリンタンク、キャブレター、フューエルホース等を取り付け、または取り外すときはガソ リンがこぼれないよう細心の注意をはらって作業を行なってください。また、作業が完了する までガソリンタンクのフューエルコックは必ず閉めておいてください。作業中は火気厳禁を守 ってください。なお、皮膚が敏感な方はガソリンに直接触れないよう注意してください。 ☆走行直後は、エンジンやマフラー等が高温になっています。エンジンやマフラー等が熱い状態 のまま作業を行ないますと火傷の恐れがあり非常に危険です。必ず車体が冷えてから作業に取 り掛かってください。 「使用する 2 サイクルオイルについて」 ☆ビッグボア KIT を装着した場合、分離給油のままでご使用になると、焼きつきを起こす恐れ が非常に高くなります。ガソリンについては必ず混合ガソリンをお使いください。 また、その際は 2 サイクルオイルについては次に記載したグレードのものを必ずご使用くだ さい。 *下記のオイル以外は使用しないでください。 「カストロール」A747-混合比 (ガソリン)30:(A747)1 TTR-混合比 (ガソリン)30:(TTR)1 TTS-混合比 (ガソリン)30:(TTS)1 「ワコーズ」 V2R-混合比 (ガソリン)40:(V2R)1

焼きつきは、基本的にクレーム扱いになりません。

(11)

95615⑪/⑰ 「取り付け上の注意」 ☆シリンダーやシリンダーヘッドを締め付けるボルト、ナットは必ずトルクレンチを使って 締め付けてください。締め付ける場合は、2~3 回に分けて対角順に締め付けてください。 ボルト・スクリュー・ナットの締め付けトルク ネジの呼称 ネジ径(mm) 締め付けトルク (kgf・m) ネジの呼称 ネジ径(mm) 締め付けトルク (kgf・m) M4 4 0.15~0.3 M12 12 7.0~10.0 M5 5 0.3~0.6 M14 14 11.0~16.0 M6 6 0.8~1.2 M16 16 17.0~25.0 M8 8 1.8~2.8 M18 18 20.0~28.0 M10 10 4.0~6.0 締め付ける際にネジ径が解らない場合は、ノギス等の工具で上図指定部分を測定してください。ボルトや スクリューはネジ山の外径、ナットはネジの谷から谷の内径を測ります。 なお、下図はそれぞれの断面を表したものです。測定の参考にしてください。 ☆KITを組み付ける際は、クランクケース内に異物が入らないようウエス等をかぶせて作業 をしてください。 ☆作業中にゴミやホコリのついたパーツをそのまま組み付けますと、エンジンを始動した際に キャブレター内部で詰まったりピストンやシリンダーに付着して焼きつきの原因になります。 必ずきれいにしてから組み付けてください。 ☆ピストン、ピストンピン、ピストンリング、シリンダー等を組み付ける場合は、必ず 2 サイ クルオイルを塗布してください。 ☆ピストンピンクリップは、一度でも使用したものや曲がってしまったものは絶対に使わない でください。走行中にクリップが外れたりして事故の原因となります。必ず新品をお使いく ださい。

(12)

95615⑫/⑰ 「慣らし運転について」 ☆組み付け後、慣らし運転をせずにいきなり全開走行しますと、焼きつきを起こします。必ず 40km/h以下の速度で 100km程走行してください。 「セッティングについて」 ☆純正のキャブレターを使用する場合は、キャブレターのメインジェットの番数を#5~10 番 程度上げてください。キャブレターのセッティングが違ったまま走行しますと焼きつきやエン ジントラブルの原因となります。 ~メインジェットセッティングの目安~ ノーマルキャブ+ノーマルエアクリーナーの場合 #5~10 UP ノーマルキャブ+ターボフィルター装着の場合 #5~10 UP ノーマルキャブ+パワーフィルター装着の場合 #10~15 UP 「点火プラグについて」 ☆#8 以上の熱価の点火プラグを必ずご使用ください。#7 や#6 の点火プラグを使用すると 電極が溶けてピストンに穴があく原因となります。 「その他」 ☆取り付け後、約 100km走行しましたら各部を点検しネジ部等の増し締めを行なってくだ さい。その後は約 500km毎に必ず点検し、ネジ部等の緩みがあれば同様に増し締めを行 なってください。 ☆走行中に異常が発生したと思われる場合は、直ちにバイクを安全な場所に停車させ、異常 箇所を点検してください。 ☆取り付けの際に、疑問や不明な点がある場合は、販売店もしくは弊社までお問い合わせくだ さい。必ず理解された上で取り付けに掛かってください。 ☆この商品もしくはこの商品を取り付けたバイクを、他の第三者へ譲渡する場合は必ずこの警 告書も併せてお渡しください。 その他の注意事項 ・この商品は予告無しに価格を変更する場合があります。本文中にご紹介した当社商品について も予告無しに価格を変更する場合がありますので予めご了承ください。 ・この商品のパッケージに記載してある適合車種以外のモデルにはご使用しないでください。 〒437-0226 静岡県周智郡森町一宮 4805 URL: http://www.daytona.co.jp ◎デイトナ商品についてのご質問、ご意見は「フリーダイヤルお客様相談窓口」0120-60-4955 まで

(13)

95615⑬/⑰

ボアアップKITについてのQ&A集

Q1.ビッグボアKITはノーマルキャブやノーマルマフラーで使用できますか? A:キャブレターはセッティングが出ていれば問題ありませんのでノーマルでも使用できます。 より大きな出力が欲しいのであれば、ビッグキャブKITに交換することをお勧めします。 マフラーに関しては、ビッグボアKITに対応しているマフラーであれば問題ありません が排気量のアップに対応できないないスペシャルマフラーを装着するなら、ノーマルマフ ラーを使用された方がセッティングも出しやすく扱いやすいです。但し、2000 年以降生 産の排ガス規制対応マフラー(純正マフラー)はボアアップKITと組み合わせるとマフ ラー本体が加熱しすぎて危険なため併用ができませんので純正品以外のマフラーに交換し てください。また、長期間使用されているノーマルマフラーは、中で詰まりがありますの でお勧めできません。 Q2.ビッグボアKITは混合ガソリンでないと使用できませんか? A:混合ガソリンはオートバイのチューニングレベルや車体の状態によって必要になる場合が あります。ノーマルマフラー、ノーマルキャブならば混合ガソリンは慣らし運転の間だけ で結構です。 マフラー交換やビッグキャブ交換などのチューニングを行なっている時は、焼きつく恐れ がありますので混合ガソリンとオイルポンプからのオイルとの併用を必ず行なってくださ い。さらに、スーパーDIO系ボアアップKIT 品番:61046(廃番)につきまして は慣らし運転後も焼きつき防止のため継続的に混合を続けてください。 Q3.オイルの銘柄は気にしなくても大丈夫ですか? A:使用できるエンジンオイルはメーカーでテスト結果の良好だった物が指定されています。 オイルのグレードを下げるようなことはしないでください。焼きつきの原因となります。 Q4.混合ガソリンはどうやって作るのでしょうか? A:混合ガソリンを作るための専用ポリタンクやメスシリンダーなどが各メーカーから発売 されています。そちらの商品を使用して混合ガソリンを作ってください。 (例 100:1 5Lのガソリンに対して 50ccの2サイクルオイルを混合する) 混合比はオイルによって違いますからビッグボアKITの取扱説明書通りに作ってくだ さい。混合ガソリンは必ず作ってからガソリンタンクの中に給油してください。ガソリ ンタンクの中にオイルを垂らしてからオートバイを揺すってみても混ざりませんのでご 注意ください。 Q5.ビッグボアKITは良く焼きついてしまうと聞きました。本当ですか? A:焼きついてしまうのではなく、焼きつかせてしまいやすいのです。焼きつかせてしまう 理由は幾つかありますので以下に記載します。 ①潤滑不足。(混合ガソリンのオイルの割合が低い。または混合ガソリンを使用してい ない。) ②混合気が薄い。(セッティングしていない。メインジェットを薄めでセッティングし ている。) ③二次空気の侵入。(組み付け不良による隙間の発生) ④ピストンピンクリップの脱落。(しっかりと組まれていない、組み付け不良) ⑤ピストンリングの破損。(組み付け時に無理をして負担を掛けている) ⑥ピストンの組み間違え。(ピストンを前後逆に組み込んでいることによる破損、当社 の場合、→マークが排気側の方向です) ⑦指定熱価にプラグを交換していない。(熱価が低すぎるために燃焼状態が悪い) Q6.ビッグボアKITを組み込んだら速くなりますか? A:エンジンの出力が大きくなりますのでセッティングさえ合っていれば、加速、最高速 共にノーマルよりも格段に向上します。もしも良くならなかったり壊れたりしたら、 正常に組み込まれていなかったり、セッティングが出ていないのが原因であることが 殆どです。

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95615⑭/⑰ Q7.ビッグボアKITを組み込んだらセッティングは必要ですか? A:ご使用になるビッグボアKITやキャブレターによって違います。 ノーマルキャブレターをご使用になる場合は、排気量が大きくなりますから当然のこと混合 比の増量が必要となります。キャブレターのセッティングは必ず取扱説明書に従ってくださ い。駆動系のセッティングはシリンダーの出力特性によって必要になります。高回転、高出 力型のビッグボアシリンダーを組み込もうとするなら、ウエイトローラーの重量などを軽め に変更する必要があります。取扱説明書に従って作業を行なってください。セッティング作 業を行わないと、トラブルによる焼きつき、うまく走らない等トラブルをひき起こす原因と なります。 Q8.自分の使用しているチャンバーはビッグボアKITに使えますか? A:殆どのスペシャルチャンバーが対応できていません。チャンバーメーカーに確認してくださ い。 Q9.プラグの熱価は変更した方が良いのでしょうか? A:ビッグボアKIT(ノーマルヘッド使用)を組み込むと圧縮比が高くなります。燃焼温度も 高くなりプラグの焼けかたも変わってきますので燃焼状態に合わせて必ず変更してください。 NGK社製プラグで#8~#9 の熱価のプラグを使用するのが一般的です。熱価の変更を行 わないとトラブルの原因となる恐れがあります。 Q10.ビッグボアKITの耐久性は? A:ノーマルと比較すると多少は悪くなります。もちろんエンジンですからメンテナンスをしっ かり行うか行わないかで耐久性は大きく異なってきます。ノーマルよりもエンジン出力が大 きくなるわけですから各部に掛かる負担に関しても大きくなります。 Q11.ノーマルシリンダーをボーリングしてボアアップできますか? A:使用できるピストンがあれば不可能ではありませんが、排気量をあまり大きくすることは出 来ません。排気量を大きくするためにシリンダーのボア径を大きくすると、シリンダーのポ ートタイミングが変わってしまい本来持っていたはずの性能が発揮できなくなります。エン ジンの回転数がノーマルの時よりも上昇しなくなってしまうのです。ピストンの外径が合わ せられれば使用できるというものではありません。もちろん燃焼室の容積、スグッシュエリ ア等の問題も発生してきます。焼きつくのは目に見えていますから使用は出来ないと思って ください。各メーカーから発売されているシリンダーは全くのオリジナル品として設計され ています。車種別専用品として発売されている物を購入することをお勧めします。 Q12.慣らし運転はどの程度行ったら良いでしょうか? A:最低でも 100~150kmは行ってください。慣らし運転は以下の記述に従って確実に行って ください。 ①アクセル全開は、1/2 以下。(自動変則装置なのでアクセルを開ければ高回転まで回ります) ②慣らしの期間中は、混合ガソリンと分離給油オイルを併用する。 ③エンジンオイルは指定されている銘柄を使用する。 ④慣らし運転が終了するまでキャブレターとマフラーはノーマルを使用する。 ⑤キャブレター、駆動系のセッティングは必ず取扱説明書通りの変更を行ってから走行する。 ビッグボアKITはチューニングシリンダーです。ノーマルエンジンより取り扱いをシビ アにしないと絶対に壊してしまいます。正確な組み込みや慣らし運転をぜずに壊してしま う方が多いようです。組み込みには細心の注意を払ってください。 Q13.ビッグボアKITを組み込んだらエンジンが掛からないのですか? A:キャブレターからのガソリンはきていますか?メインジェットの交換などでガソリンホース を一度抜いてしまうとクランクをある程度回さないとガソリンが流れません。セルモーター を回すかキックペダルを数回キックしてください。エアクリーナー(パイロットスクリュー) 位置が基準よりずれていたりアイドリングスクリューによるエンジンの回転数が低すぎたり していませんか?また、ガソリン負圧ホースがしっかりついていないとガソリンが流れませ んのでチェックしてみてください。

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95615⑮/⑰ Q14.ビッグボアKITを組み込んだら最高回転数が下がったのですが? A:排気量を大きくするためにピストンも大きい物に交換していますからフリクションロスも大 きくなります。回転抵抗も増えてしまい最高回転数も下がるといっても 500rpm~1000 rpm程度でしょう。 Q15.ビッグボアKITを組み込んだらスタートや中間加速が悪くなったのですが? A:①駆動系のセッティングは行いましたか? エンジンの出力特性と自動変速のタイミングが合っていないため加速の際にエンジンのパワ ーバンドに入れない可能性があります。 ②オーバーヒート気味になっていませんか? 発熱量が上がっていますから熱ダレを起こしやすくなっているはずです。対策を行ってくだ さい。(センタースプリングのバネレートアップ他) ③冷却ファンをノーマル以外の物に交換していませんか? オーバーヒートの原因ですから純正のクーリングファンに戻してください。(当社製クーリン グファンは 50cc専用でボアアップには対応しておりません) ④キャブのセッティングは出ていますか? 中間域の加速が悪いならジェットニードルのクリップ位置を変更してセッティングをしてく ださい。スローの交換は必要ありません。 ⑤スペシャルマフラーを取り付けていますか? 取り付けているとキャブレターと駆動系のセッティングが変わりますのでマフラーに合わせ たセッティングに変更してください。 Q16.チャンバー、キャブを一緒に組んだらセッティングが出ない A:それぞれの部品は交換したときにセッティングが必要な物ばかりです。絶対にドンピシャ!で セッティングは出ないと思っておいてください。(車両には個体差があります) 組み合わせる部品によっては相性が悪く、何をやってもセッティングの出ない場合もあります。 一度に部品は組み込まず、段階を踏んでチューニングは進めるようにしましょう。色々なメー カーの部品を組み合わせた時は、何が原因でセッティングが出ないのかが解明できなくなって しまいがちです。同一メーカー品で揃えることでセッティングデータはメーカーに揃っている 場合がありますのでチューニングを進める時は同一メーカーで揃えることをお勧めします。 Q17.ピストンの頭がかけています。不良品ですか? A:ピストンの頭が欠けているトラブルは、殆どの場合がピストンの前後逆組みで起こります。 ピストンピンはピストンの中心に位置しているわけではありませんので、ピストンを逆に 組んでしまうとピストンが上下する際に首を振ってしまいシリンダーのポートに頭が引っか かって欠けてしまいます。シリンダーを見れば組み間違いかどうか判定できます。組み間違 いですので不良品ではありません。 Q18.ピストンヘッドに穴が開いてしまいました。不良品ですか? A:ピストンヘッドのセンターに穴がぽっかりと空いたら、デトネーション(異常燃焼)が起こっ ていることが考えられます。プラグの熱価とキャブセッティングを適正にしてください。キャ ブレターのセッティングの問題で起こる症状です。不良品ではありません。ピストンヘッドに 小さなくぼみや、へこみができていてもデトネーションが起きています。対処方法としては濃 いめのセッティングに変更することで改善されます。大きくくぼみが、できていたとするとシ リンダー内部の燃焼室に異物が混入してしまったことが考えられます。(取り付けミス、直キャ ブ仕様、部品の破損)異物混入の場合は、クランクケース内部を洗浄してください。洗浄しな いと同じ現象が再度発生する可能性があり危険です。

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95615⑯/⑰ Q19.焼きついたシリンダーは再使用できますか? A:どの程度の焼きつき、もしくは抱きつき(焼きつきの初期症状)だったのかによります。 傷の深さによって再使用できない場合もありますので、再使用できない時は新品を購入するし か方法はありません。再使用できる場合は、オーバーサイズピストンを購入してからシリンダ ーを内燃機加工業者にボーリング加工をしてもらい再度組み込んでください。(当社ではボーリ ング加工はしておりません)軽い抱きつきの場合は、ピストン、シリンダー共に#600 程度の 耐水ペーパーで磨き、傷が見えなくなる程度まで磨いたらスタンダードサイズのピストンを購 入し再度組み込んでください。使用しているビッグボア KIT メーカーの補修部品以外は使用し ないでください。 Q20.ビッグボア KIT を加工しても大丈夫ですか? A:殆どのシリンダーは精密な加工は施されていませんから、シリンダーやピストンのバリ取り、ポ ート研磨程度は行っても構いません。 ポートを広げたり、位置の変更を行いたいのであれば、自己責任の中で行ってください。ノーマ ルシリンダーヘッドの面研を行なって、圧縮比を上げるようなことは絶対に行なわないでくださ い。焼きつきの可能性が非常に高くなります。ノーマルシリンダーヘッドを使用するタイプのビ ッグボア KIT は KIT を組み込んだ時点で大幅に圧縮比は上がっているはずです。

吸気系のセッティング

キャブレターの構造 ・吸気系の要、キャブレターの原理は霧吹きと同じ。 ・キャブレター内のボア部を空気が通るとき、径の細くなったベンチュリー部で、気の流通が 増し(圧力低下)、吸い出し口からガソリンを吸って混合気となりエンジンへ向かう。 ・スロットルグリップを捻ることでベンチュリー部の口径が変わり、任意にエンジン回転をコ ントロールする。 リードバルブのセッティング ・カーボン製、樹脂製の 2 種類ありどちらもスチール製パーツに比べ、軽く戻りが良い。よっ て高回転でのバルブ開閉に優れ正確に混合気を送ることができる。 ・カーボン製は樹脂製に比べ高回転で、さらに耐久性に優れる。 ・リードバルブは永久部品でなく消耗部品である。 フィルターのセッティング ・パワーフィルターに変えることにより吸入効率が上がり高回転でのトルクを上げる。 ・各ジェット類の交換が必要になる。 ・エアクリーナー系は中性洗剤で、こまめにメンテナンスする。 メインジェットのセッティング ・より良い混合気をシリンダー内へ送るための補正パーツにつき、むやみに交換しても効果は 半減する。ガソリン流量をメインジェットの番数でコントロールする。 キャブレターのセッティング ・大型化により低回転から高回転まで全域に渡ってトルクアップできる。 ・チャンバーの併用、リードバルブの変更等により効果がでる。 吸気系のトータルセッティング ・良否の目安としてプラグの焼け具合をみる。 黒く湿っている ・・・混合気が濃い きつね色に焼けている ・・・適切 白く焼けている ・・・混合気が薄い

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95615⑰/⑰ エンジンの症状 ・混合気が濃い時 ①加速性が悪くなる。 ②ミスファイヤーを起こす。 ③全開にしても、いつもより回らない。 ④加速中または一定のアクセル開度で引っ掛 かりがでる。 ・混合気が薄い時 ①始動性が悪い。 ②オーバーヒートする。 ③最高回転数がいつもより上がる。 ④加速中にキリキリと異音を発生する。 ⑤加速中または一定のアクセル開度でのみ息 つきする。 ⑥トルクが悪い。 ⑦排気煙が薄い。 *以上の症状が出たらアクセル開度により各 ジェットが分担しているので別表を参考に 最良のセッティングを探す。

ボアのセッティング

ボアXストローク ・シリンダーの直径(ボア)とピストンが上下動する量(ストローク)の寸法。 ・ボアと比べてストロークの長いものを、ロングストローク、短いものをショ ートストロークという。 ・一般的にロングストロークエンジンは中低速型、ショートストロークエンジ ンは高回転型といわれています。 ビッグボアのセッティング ・ビッグボアに変更することにより全域に渡ってトルクが上がり最高速が伸びる。 ・ビッグボアにする際、キャブレター、チャンバー等を変更するなどトータルセ ッティングした方がパワーが一段とアップする。 ブラグのセッティング ・正確な焼け状態がわかるのはピストンヘッドの焼け具合をみる(別紙参照)のが 一番良いが、エンジンをばらすことのできない方は、プラグの電極部をみて判断 基準のひとつとする。

参照

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