2012年の株式市場の回顧と
2013年1月4日 日興アセットマネジメント株式会社 105 1200 年の株式市場の回顧と
2013年の展望
●2012年の世界の株式市場の振り返り
<2012年の世界株式の推移と主な出来事> (2012年1月2日~2012年12月31日) 95 100 105 100 110 120 (円) ユーロ圏首脳、金融安全網 から民間銀行への直接支援 を容認(6/29) FRB、QE3導入を決定 (9/13) ギリシャの総選挙で 反緊縮財政派が躍進 (5/6) ECB、無制限の国債 買入策を発表 (9/6) ギリシャの財政再建期限を 2016年まで2年延長 オバマ米大統領の 再選確定(11/6) FRB、事実上の インフレ目標導入 (1/25) ギリシャ、再選挙で緊縮派が 議席の過半数を確保(6/17) ギリシャ支援の 見直しで合意 (11/27) ユーロ圏各国、ギリシャ向け 第2次支援で合意(2/21) FRB、量的緩和策の 強化を決定、失業率 目標を明示(12/12) 80 85 90 70 80 90 ↓ご参考:円相場(対米ドル、右目盛) ↑世界株式:MSCI ACワールド指数 (米ドル・ベース、左目盛) 2016年まで2年延長 (11/12) 日銀、「物価安定の (1/25) 議席の過半数を確保(6/17) (11/27) 2011年末=100として指数化 野田首相、衆院解散 の意向表明(11/14) 衆院選で自民党 圧勝(12/16) 第2次安倍内閣 発足(12/26) 円安 円 高 75 60 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 (月) 日銀、 物価安定の 目途」を導入(2/14) 日中関係緊迫化(9月中旬) 上半期 予想を上回る経済指標の発表などを受けた米国景気の回復期待や、新興国での金融緩和、ギリシャ向け第2次支援 についての合意などを背景に 株価は春まで上昇基調となりました その後 米国や中国で経済指標が予想を 以下では、MSCI ACワールド指数(米ドル・ベース)を中心として、世界の株式市場の1年を振り返ります。 高 (信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成) についての合意などを背景に、株価は春まで上昇基調となりました。その後、米国や中国で経済指標が予想を 下回り、景気の先行きが不透明となったほか、ギリシャの総選挙で反緊縮財政派が躍進したことにより連立政権作り がまとまらず、再選挙の実施が決まると、同国のユーロ圏離脱が懸念されるようになりました。さらに、スペインの金融 機関などへ懸念が拡がったこともあり、株価の年初からの上げが帳消しとなりました。しかし、6月中旬の再選挙での 緊縮派の勝利に伴ない、ギリシャのユーロ圏離脱懸念が後退したことなどから、株価が底打ちしました。 下半期 スペインやギリシャへの懸念がくすぶる一方、主要国での金融緩和の強化などが支えとなり、株価は当初、一進一退 となりました。しかし、7月下旬にECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁が、ユーロ防衛に向けてあらゆる手段を講じる 用意があると述べたことなどを契機に株価は上昇に転じ ECBによる高債務国の国債買入策やFRB(米連邦準備 用意があると述べたことなどを契機に株価は上昇に転じ、ECBによる高債務国の国債買入策やFRB(米連邦準備 制度理事会)による追加の量的緩和(QE3)が発表された9月にかけて、上昇を続けました。その後、米国の大統領 選挙および議会選挙が11月初めに終わり、市場の注目が同国の「財政の崖」問題に集まるようになると、株価が軟調 となる場面もありました。ただし、最終的には同問題が回避されるとの見方が根強かったことに加え、ギリシャ支援の 見直しがまとまったことなどもあり、株価は再度、持ち直しを見せ、年末まで堅調な推移となりました。MSCI ACワールド指数に関する著作権、知的財産権その他一切の権利は、MSCI Inc に帰属します。
MSCI ACワールド指数(米ドル・ベース)の年間騰落率は+13.4%と、2年ぶりのプラスとなりました。
(2006年:+18.8%→2007年:+9.6%→2008年:▲43.5%→2009年:+31.5%→2010年:+10.4%→2011年:▲9.4%) MSCI ACワ ルド指数に関する著作権、知的財産権その他 切の権利は、MSCI Inc.に帰属します。
<地域・規模別の2012年の騰落率> 16.0 -5 0 5 10 15 20 25 30 小型株 (%) 15.1 14.7 14.6 新興国株式 成長株 中型株 13.4 13.2 13.2 12.1 世界株式 大型株 先進国株式 バリュー株 (信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成) <セクター(世界産業分類基準の10セクター)別の2012年の騰落率> 25.1 21.5 -5 0 5 10 15 20 25 30 金融 一般消費財・サービス (%) 15.3 13.9 13.6 13.4 11 9 ヘルスケア 情報技術 資本財・サービス ご参考:世界株式 生活必需品 11.9 8.5 3.4 -0.1 -1.4 生活必需品 素材 電気通信サービス エネルギー 公益事業 ※ 世界株式:MSCI ACワールド指数、先進国株式:MSCIワールド指数、新興国株式:MSCIエマージング・マーケット指数、 その他の指数:MSCI ACワールド指数を構成するサブ指数(いずれも米ドル・ベース) ※ 各指数に関する著作権、知的財産権その他一切の権利は、MSCI Inc.に帰属します。 (信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成) ; 地域・規模別では、投資家のリスク選好度の改善を受け、小型株や新興国株式などが相対的に堅調となりました。 ; セクター別では、金融の大幅反発が目立つものの、景気の影響を比較的受けにくいとされるセクター内で、公益 事業が下げた一方、ヘルスケアの堅調が続くなど、リスク選好一色とまでは至りませんでした。 ※上記グラフ、データは過去のものであり、将来を約束するものではありません。
52.6 50 8 0 10 20 30 40 50 60 トルコ イスタンブール ナショナル100種 エジプトCASE30指数 (%) <世界の主要株価指数の2012年の騰落率> 50.8 35.8 33.0 29.1 26.2 25.7 24 2 エジプトCASE30指数 タイSET指数 フィリピン 総合指数 ドイツDAX指数 ポーランド ワルシャワWIG指数 インドSENSEX30種 ジ ランドNZSX浮動株50 ト タルリタ ン 24.2 22.9 22.9 22.7 19.7 17.9 17 7 ニュージーランドNZSX浮動株50 トータルリターン 日経平均株価 香港 ハンセン指数 南アフリカ FTSE/JSE アフリカ 全株指数 シンガポールST指数 メキシコ ボルサ指数 ベトナムVN指数 17.7 15.9 15.9 15.2 15.1 14.6 13 4 ベトナムVN指数 米国 ナスダック総合指数 アルゼンチン メルバル指数 フランスCAC40指数 ご参考:新興国株式 豪州 S&P/ASX200指数 ご参考 世界株式 13.4 13.2 12.9 10.7 10.3 9.4 8 9 ご参考:世界株式 ご参考:先進国株式 インドネシア ジャカルタ 総合指数 ロシアRTS指数(米ドル建) マレーシア FTSEブルサマレーシアKLCIインデックス 韓国 総合株価指数 台湾 加権指数 8.9 7.4 7.3 7.1 5.8 3.2 台湾 加権指数 ブラジル ボペスパ指数 米国 ダウ工業株30種平均 ハンガリー ブダペスト証取指数 英国 FT100指数 中国 上海総合指数 (信頼できると判断したデ タをもとに日興アセ トマネジメントが作成) ; 景気が軟着陸に向かい、格付が投資適格に引き上げられたトルコや、民主化がひとまず前進したエジプトの株価 が大きく反発したほか、堅調な国内景気などを背景に、タイ、フィリピンなどの株価が上昇しました。 ; 一方、外国人の投資を制限している中国本土では、株式需給の悪化懸念などを背景に株価低迷が続きました。 ただし、資本規制がほとんどない香港では、中国景気の改善期待などを背景に株価は堅調となりました。 (信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成) ※ 世界株式:MSCI ACワールド指数、先進国株式:MSCIワールド指数、新興国株式:MSCIエマージング・マーケット指数(いずれも 米ドル・ベース) なお、その他の指数は、ロシアRTS指数を除き、現地通貨ベース ※ グラフに掲載した各指数に関する著作権、知的財産権その他一切の権利は、当該指数の算出元または公表元に帰属します。 ※上記グラフ、データは過去のものであり、将来を約束するものではありません。
<ご参考:世界の主要通貨の2012年の騰落率(対円)> 円高 円安 -5 0 5 10 15 20 25 30 ( ) 25.6 24.4 23.7 23.0 22.4 21.0 20 4 ポーランド・ズロチ ハンガリー・フォリント コロンビア・ペソ 韓国ウォン メキシコ・ペソ ノルウェー・クローネ リピ ペ (%) 20.4 19.9 19.7 19.4 19.4 18.6 17.9 フィリピン・ペソ ニュージーランド・ドル シンガポール・ドル トルコ・リラ スウェーデン・クローナ ロシア・ルーブル 英ポンド 17.9 17.7 17.3 16.8 16.3 16.0 15.2 英 台湾ドル ナイジェリア・ナイラ マレーシア・リンギ タイ・バーツ カナダ・ドル スイス・フラン 14.9 14.8 14.3 14.0 13.9 13.0 12 8 ユーロ オーストラリア・ドル デンマーク・クローネ 中国人民元 ベトナム・ドン 香港ドル 米ドル 12.8 11.7 9.3 7.7 6.9 6.1 2.6 米ドル ルーマニア・レイ インド・ルピー 南アフリカ・ランド エジプト・ポンド インドネシア・ルピア ブラジル・レアル ; 投資家のリスク回避の動きを受けて2011年に大きく下落した新興国通貨が、リスク選好度の回復などを背景に 急反発し、上位に並びました。 ; ただし、経済活動への政府介入が強まったアルゼンチンの通貨が引き続き軟調となったほか、通貨高回避の政策 が採られたブラジルや、経常収支が赤字で推移したインドネシアの通貨上昇は限定的でした。 (信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成) -1.2 アルゼンチン・ペソ ※上記グラフ、データは過去のものであり、将来を約束するものではありません。
景気 米国、ユーロ圏、日本(以下、G3)、そして中国を中心に、世界経済の成長率は市場予想をやや