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SynScan のバージョン 3.35 の極軸の設定機能の操作手順について 以下に記します 概要 : この機能は 極軸望遠鏡が使えない ( 北極星が見えない ) 環境にいる人などにとっては非常に便利なものです 自動導入を実現するための 2-Star Alignment や 3-Star Alignm

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Academic year: 2021

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SynScan のバージョン 3.35 の極軸の設定機能の操作手順について、以下に記します。 概要:

この機能は、極軸望遠鏡が使えない(北極星が見えない)環境にいる人などにとっては非常に便利なものです。 自動導入を実現するための2-Star Alignment や 3-Star Alignment を行った後、天球の極軸と赤道儀の極軸の ズレを表示する機能があります。(バージョン 3.32 では極軸の”再”設定と呼ばれていましたが、3.35 では極軸設 定 となっています) 極軸の調整のために、極軸微動ネジを使って基準星を視野の真ん中に持ってくるように、基準星を自動的にず らして視野内に導入するところが再調整機能の中心となります。 注意: SynScan バージョン 3.35 は 2013 年 4 月 26 日にリリースされ一般ユーザーにおける検証結果報告は充分出 回っていません(2013 年 5 月現在)。従いまして、SynScan の持っている未知のバグが今後表面化する可能性も あ り ま す 。SynScan を ご 使 用 の 結 果 、 バ グ そ の 他 不 具 合 に よ っ て 機 材 の 破 損 事 故 が 発 生 し て も 、 SynScanOnGP および AZ-EQ6GoTo 以外の破損についての補償は行えません。その点ご理解の上、自己責任 を意識してご利用ください。 メニュー上の極軸調整機能について Setup→Alignment→Polar Align. の位置にありますが、電源投入直後(起動直後)は表示されません。 2-Star Align. または 3-Star Align. を実施した後初めて表示されます。 1-Star Align. を行った時には表示されません。

以下の画面はSynScanOnGP で 2-Star Align.を行った所からの画面です。

この時、極軸の設置は目分量で行っています。なお、2-Star Align はアークトゥールスとベガで行いました。そ の後、アルタイルを基準星にして極軸の調整を行う時の画面です。

操作手順:

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② Utility → Alignment → Polar Align. この位置に極軸調整用のメニューが表示されます。Enter ボタンを押すことで基準星候補が表示されます。 ③ 緯度経度、日時をもとに、その時点で基準星として使用できる星が表示されます 右下、左下の上下ボタンで基準 星候補を選択します このときはアークトゥールスが 最初に表示されましたが、敢え て変更しました。 ④ アルタイルに向けて自動導入するように望遠鏡が動きます。 自動導入のモーターが停止した後は基準星は視野中心にはありません。上下左右(東西南北)を使ってモー ターを動かし、対象を視野中心になるように移動させます。 この時、流れるように表示され る文章は以下の通り

「Use direction keys to center and align the object in the eyepiece. If finish, Press ENTER to accept, or Press ESC to give up alignment.」 この段階で ESC ボタンを押せ ばこの作業は途中終了します。 基準星を視野中心に持ってきた時点でEnter ボタンを押すことでこのステップは完了します。

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⑤ 基準星の導入が終わった後、極軸の高度のずれが表示されます。 表示内容を確認し、Enter ボタ ンを押して次のステップに進み ます。 ⑥ 高度を修正するために必要なだけ基準星が自動で移動します 赤径・赤緯双方とも動いて、基準 星が調整に必要な量だけズレて いきます。自動的なズラシが終 了すると、画面表示が切り替わ ります。 ⑦ 極軸の高度調整ネジによる基準星の導入待の状態です。 モーター停止時には基準星は視野中心にありません。 Enter ボタンを押すまでは上下 左右(東西南北)ボタンは無効と なっています この時、右から左に流れている のは

“Adjust the Altitude

Adjustment T-bolts ONLY.” です。

極軸の高度調整ネジだけを動か して基準星を視野中心まで移動 させた後、Enter ボタンを押します。

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⑧ 極軸の高度調整操作が完了した時の極軸のズレが表示されます Mel(極軸の高度誤差)が修正さ れて誤差量が小さくなったこと が確認できます。 ここで ENTER ボタンを押す と極軸の東西方向の修正方向の ための基準星の移動がはじまり ます ⑨ 東西方向の修正のための移動中の画面です 赤径赤緯のモーターが動き、基 準星が調整に必要な量だけズレ がそれぞれ移動します。 ⑩ モーターが停止した後は方位調整を促す画面に変わります。 Enter ボタンを押すまでは上 下左右(東西南北)ボタンは無効 となっています この時、右から左に流れている のは

“Adjust the Azimuth Adjustment Knobs ONLY.” です

極軸の方位調整ネジだけを動か して基準星を視野中心まで移動させた後、Enter ボタンを押します

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⑪ SynScan の極軸調整機能で調整した結果の極軸のズレが表示されます ・ まとめ これまでの操作により、極軸の誤差は以下のように変異していきました 2-Star Align 終了時 高度調整後 方位調整後 Mel(高度・角度差) -003°27' 32" -000°00' 50" +000°01’ 00” Maz(水平・方位差) -000°43' 48" -000°48' 38" +000°08’ 52” 高度調整を行った後、方位調整を行うことで、高度の誤差は増加する場合があることがわかります。 つまり、この操作は1 回行うことで極軸の誤差が高度、方位共にゼロになることを保証する物ではありませ ん。 この後極軸調整操作を繰り返し行ったところ、Mel=0°0’ 0”, Maz=0°0’ 0”となりました。 2~3 回の繰り返しの実施は効果があると思われます。 ・ ちなみに

マニュアル(SynScan Hand Control Instruction Manual 3.35)によりますと、極軸調整操作後に 2-star align または 3-star align を実施して極軸の設定誤差を確認せよ、とあります。自動導入精度に問題がなけれ ば特にアラインメントを繰り返す必要はないかと思います。 同じくマニュアルには、赤道儀と望遠鏡の直行誤差(cone error)が大きい場合、極軸の調整作業の精度は低 下する、とあります。一般的に日本で販売されている鏡筒、カメラ等の持つ精度では大きな問題になること はあまりないと思います。自作望遠鏡や長焦点、高倍率で運用を行っている時に自動導入精度が期待レベル より低い場合はこのCone Error の調整を検討されたほうがよいと思います。 ・ 注意 この資料は星見屋(hoshimiya.com)が作成しております。全ての文責は星見屋にあります。 この文書の内容についてご意見、ご質問がありましたら、[email protected] までメールでお問い合わせ ください。

参照

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