理 学 療 法 学 第28巻 第⊥号
14
〜
1g
頁 (2eOl
年1報
告
人
工
膝
関 節
全
置換 術 後 早 期
理
学療 法
への
ク リ テ
ィ
カ
ル
・
パ
ス
導 入
の
試
み
*佐 嶋 義 高
D村 井 謙 蔵
1)安 藤 恭
子
1)大 谷
茂
2 )山
中
英
治
3〕要 旨
人
工膝 関 節 全 置換 術
につ いて ク リテ ィ カル・
パ スを作 成
し導
人 し た。
当
院では従
来 よ り.
早 期 離床
・
早期
退院
を 目標
に 理学療 法
を実 施
している。
今
回クリテ ィ カ ル・
パ ス導
入 前 後で,
患 者 及びス タッ フ に 与 え た影響
につ い て比 較検 討 を行
っ た。 ク リ テ ィ カ ル・
パ ス導
入 により,
術 後
か ら退 院
までの 凵数
に は影
響 がな
か っ たも
の の.
患 者満 足
のlfij
ヒ,
チー
ム医療
の推 進 な
どにつ いて は好 結 果
が得
られた、
、
こ の こ と か ら,
更な
る継 続 的 な検 討
と.
導
人 を 開始
し た他
の疾 患
につ い ても積 極 的
に推 進
し ていく価 値
が ク リ テ ィカ ル・
パ ス に はあ
ると思
わ れ た. キー
ワー
ド人
L
膝 関 節
全置換 術
,
クリテ ィカル・
パ ス,
li蝴
理学 療 法
は じ め に 市 立 岸 和 田 rli民 病 院 (以 ド当 院 と略 す )では,
在 院 日数
の矩 縮 と チー
ムワー
クの向
.
L
を 主 な 目 的 と して t’
平
成U
年4
月 ク リ テ ィ カル・
パ ス (Critical
Path
, 以 ドCP
と略
す)推 進 委
員会
が 設 立 さ れ た.
、
人 工 膝 関節 全
置換
術 (以 ドTKA
と略 す ) につ い て は 平 成11
年6
月に使 用 を 開始
し たtt
今
回,
当
院 に導
人 し たCP
を 紹介
し,
患
者
及 びス ダッ フ に対 す
る影 響
につ いて.
導 入 前 後
で比 較
検 討
し た の で報 告す
るtt
対 象平
成11
年
1
月
か ら同 年
12
月 まで にTKA
を 受 けるた め当 院 整 形 外 科
に入院
し た患 者
38
名
〔40
関 節 )
のう
ち の33
名
C33
関 節
) を対 象
と し た。
除 外
し た5
名
(7
関
節 ) はCP
を 適 応 し た 場 合バ リ ア ン ス (個 人 差や 合併
症 グ)出 現 に よ るCP
か らの はず
れ2う
と な るロ∫能
性 が あ る と 医 師 が 判 断 し た もの と,
術 後 合 併 症 が 生 じ た もの で,
その 内 訳 は 表1
の通 りで あ る,
*
Critic
』
alPathis
,
ay of てhc Earty P【)stご〕pemrivc PhysicFd ThcraPy lt,T.
T〔,tとLL
K[1ee
ゴ
、rLhroplast ンl! rl
]
立li.
和田市民 病 院リハ ビ リ テー
ション科 〔〒5968501 大 阪)f
’
」1肝冂田市額原町 L }Yoshltaka Saji
[
11と
1,
RPT,
Kenzu Murai,
RPT,
Yasuk{
p Ando,
RPT:
1)epartment of Rc
,
litd〕[llLution.
Kishl“
,
uda C[ty Hespital21 「r可 整 月彡夕影手1
Shigeru Ot[tTli
,
MD・
DePartmピnl of C)rth〔,Pedi‘: SL】「9ery.
Kishlwada CiLy IR,spiLa13) 「司 タト手ie
Hideharu Yan]anaka
、
NID: L}epartineut OL Surgピry,
1“ishi“adu City II(,spilこd 〔’
妥f
寸1「 2〔}00{1.
3丿」27日/’
受↓璽 卜1 200〔}身三12♪」23HI方
法
1
.
当 院のTKA
術 後 理 学 療 法CP
導
人 に あ たっ て は,
そ れ まで の当
院の理学 療 法
似.
ドPT
と略 す 〉プロ グラム (図1
) を その ま ま 用い だ、
す
な わ ち,
cp
導
人前後
でPT
プロ グラムは 同・
であ る。
TKA
施 行 後のPT
プ ログ ラ ム の 進行
具 合 は各
施設
ご と に 決定
,
施 行
さ れ てい る 感 が あ る/
t 当 院 に おい て も,
整形 外 科 医 師
,
理学 療 法
1
;がhl
い に情 報 収 集
・
情 報 交 換
に努
め,
徐
々に プロ グ ラ ム に変 更
を加 え
現在
に至っ てい る。まず 術 前
に処 方 箋
が出 さ
れ,
術 前評 仙
とし てH
本 整形
外 科 膝 関 節 機 能 判 定
基準
(以 下,
JOA
と略
す )の スコ アを計測 す
る。 この とき
に計測
を行
っ た 理学 療 法
十 がそ
の患者
を担 当
す るtt術 後
は2
日[
’
:にベ ッ ドサ イ ド より
PT
を開
始 する。
術 後
2
凵 目には車 椅 子
及 び ポー
タブル トイレへ の移 乗 動 作
訓練
を行
う。
これ らの移 乗 動 作
が可
能 と な れ ば 尿 道バ ルー
ンカテー
テルが 抜 去 され,
以後
患 者 は 看 護 婦の 介 助の元,
理 学 療 法1
:が 指 導 した 方 法でポー
タ ブ ル ト イレや車
椅f
を 使 用 す る。
その後 図i
の プロ グラムを
経 て,
約
2
週 間 で自宅 退
院 と な るtt
持
続 的他 動
運動
装 置 (C
、
ontinuousPassive
Nlotion
,
以 卜.
CPM
と 略 す )は,
以前
は看 護 婦
が患者
に装着
し て い た が,
理学 療 法
十の方
が角 度
や アー
ム長
の設 定
を的 確
に行 え るので,
現 在 は 理 学療
法 十が行っ てい る。
週末
は 理 学 療 法 十 が カルテ に設 定 条 件 を 記 入 してお き,
そ れに 従っ て看
護 婦 が 取 り付 け てい る。
(
な
お当院
で は.
術 後
一
般 的
に使
用 さ れている膝 伸
展人
.
i:膝 関 節全置 換術 後 早期 理 学療法へ のク リ ティ カ ル・
パ ス導入の試み ⊥5JOA
ス:〕ア 測 定関
節 可動域訓 練
筋力増
強 訓 練CPM
起 立 訓練
車 椅子・
トイ レ移 乗 動 作 訓 練 平行 棒 内歩
行 訓 練 歩行器 歩 行 訓 練T
杖 歩 行訓 練 (屋内
一
→
屋外)
術 前
●…
iii
…
ii
術 後
2
日 目11
3
日 目 :7
日 目…
10
日 目 : ●→→→→
≦→→→→→→→→→
」
→帰→→→
(必 要であれ ば継続) ●→→→→→”→一→→→→→→→・
・
+
→紳→→
(
〃
)
院
辱
階 段昇
降訓練
、
その他ADL
訓 練i
●→→
→→
→ → →一
・
→→一
ウ
→→→→→→
(
目標 角 度 を 獲 得 す る ま で ) ● ● Fl
I F眄
I I脚
幽
I
I
I
r,
F
I
Il
I
脚
’
●
→→→→
ll
l
コ
●
→→→→
:l
l 1 ●
→→→→→→吋
→ → 1レ
レ
1
】 ●→→→→
1 図1PT
プロ グラ ム 導人前 導 入後 女 女一
女 女 男 表 1 対 象 から除 外し た患 音のプロ フ ィー
ル 78歳OA
両 側 同 時 にTKA
施行 71歳OA
TKA 施 行 後転 倒し大 腿骨 骨 折 70歳OA
パー
キン ソ ン氏 病で術 前から歩 行 困 難 73歳RA
両 膝一
50’
の 屈曲 拘 縮に て術 前から歩 行不 能 82歳C
)A
術 後狭心 症 発 作に よりPT
中IE,
循 環 器 内科に転 科 表2TKA
ク リテ ィ カル・
パ ス 1 3日 4 日 57101415 日・
日 臼 日 日 B 食 事 常 食 常 食124時以降 は 絶 敏 食 〕 絶 飲 食 敏 水 闊 始1 〕 時 常 食 □舸 投薬 口 特 点,
口 生 1 ロ抗生剤慮』
ロ航 生 剤 点1
□抗生剤 ロ抗生剤内 抗 生 剤 内服 内 服 点 滴囗内 服 続 行藁確 認 ロ抗生 剤 点 滴 点 滴 漸 終7 服 開 始 終7 口 卜.
ンサミン点 安 静 慶 剰 隈 な し べ.
ン
ド上 安 静30.
B8d 叩可 日起 座 位 囗側 臥 位 ロ端 座 位 ロホ’
一
タ7.
僻 ル ロ璽 椅 子 ロ トイレ □ 歩 行 器 歩 行 開 始 口 杖 歩 行 開 始 囗 入 浴・
シャ ワー
可 〔1回 目 〕「
3目
〆
.
「
2口
〆’
リハ
ビ リ開 始 リハビリ ロ 術 前 評 価 ロボー
釦フ.
ルトィレ移 動 〔]章 槽 子 移 動 口 歩行 濁II鱆 關始 ロ階段 昇 瞬 ロRD 网II績 検査 口術 後X−
P □採 血 囗採 血 口採 血 囗X−
P 口 裸 血 ロ裸 血 口X−
P 処 置 口 鵜 毛 ロ抗生剤テ ス ト ロ 下剤 ロ バ ルー
ン
挿 入 (手 術室} ロ 術 後 患 肢に弾 力包 帯 を 巻 く ロ ドレー
ン抜 去〔緋 液 多い 場 含 は 翌日 に抜 去 ) 匚ン{ルー
ン抜 去 口 撫 糸 ロ 弾 力 包 帯 除 云 ロ振 糸 後 確 認 囗ガー
ゼ 除 去 記 錬 ロドレー
ンからの 排 液1チ{.
汐 ロパイ鰰于1.
汐 r、
「
イ蛄 安 定 するパイ帆于1ッ
ケハ
」
イ9ル弛ッ
ウハ
イタ肝【
ワ
, パィタル予エ
ツクハ
イ9ルチ乙
フ
ウハ
イタルラ尠ウハ
’
イ9馬于エ
ック パイタル于エ
ック パイタル于【
ック 観 寮 ま間 毎で3a 分望 時 に 予Lフ
クす る □10時 囗20 時 口1D時 ロ20 時 ロ10時 020時 ロ10 時 ロ10時 囗10時 ロ10 時 口10 時 口10 時 医 師 ロ 裄 前 説 明 o手 術 同意 書 ロ輸血同 意 書 術 前 肪 閲.
退 院 許 可.
揃 導 看 謹 婦 ロ アナムネー
ゼ ロ麻 酔 医 囗手 術 窒 看 護 婦 口 栴 陵 説 明 口内 服指導 ロ退 院 指導 開 始 口 丙服 指 導 口 退 院 日記 載 ロ 次 回 愛 診 ロ 入 院 時 劃エ
ンテー
泊ンロ血 管 外 科 受 診 予 約 ロ 手 術 オ匚
1工
万一
力ン
口TKA パン7レ7 ト脱 明 ロ 薬 剤 部 訪 間 ロ 入 院 時 診 療 計 画 書 □入 院 時 棔 示 書 伝 表 ロ 手 術 指 示 書 巳輸血伝票 ロ リハ
ビリ依 頼 書 N5 ン位
保持 装
具(
Knee
Brace
) を装 着
せず
起 立 歩行
訓 練 を行
っ て いる。
Knee
Brace
な しで も荷
重 時の 膝 折 れ は 起 こ らず
,
屈 曲 叮能
な た め 立 ち 上 が り動 作
が容
易 に な る と いう利 点
がある。
術 後 数年
間整
形外 科 外 来
で経 過 観 察
さ れてい る が,
装 具 非 装 着 に よ る 悪 影響
は み ら れない。
た だ し術
中 で も伸
展 制 限 が あっ た 症 例 につ い て は伸展 位 保
持H
的で安 静 時に使
用 してい るの2
.
当院
のTKA
用
CP
用紙
当 院の
CP
用 紙 (表2
)
は項
目ごとに チ ェ ッ ク欄
(
口 )
を付
け,
「
予定 表 」 だ け
でな く
ワー
ク シー
トの意 味 合
いも兼 ね
てい る。実 際
にはこれ を1
凵分
ご と にA4
用 紙1
枚
に印 刷
し,
同・
用 紙に医 師 及 び看
護 婦の経 過 記録 も
記 入 してい る〔
表
3
)
.
,
理学 療 法
士 はPT
で行
っ た動作
及び そ れ らの動 作
の 自 立 (介 助 ) 度 を 記 入 す る。
患 者 用
CP
用 紙 は表
2
を
わ かり
やす
い占 薬
で書 き直
し た もので ある、
、
原 則 的に こ の用紙
は イ ンフ ォー
ム ド・
コ16 理学
療 法
学第
28巻第
1
号 ンセ ン トの 際 主治 医
か ら患者
に手
渡 さ れ 説 明 が な さ れ る。
患者
は毎朝
担 当看 護 婦
と共
に こ の用 紙
を見
て,
その 日の スケ ジュー
ルを確 認 す
る。3
.
比較 項
目「
ク リテ ィ カル・
パ ス作 成
・
活
用ガイ
ド』
3〕で「
CP
導 入
の効 果 」
とい わ れてい るも
の のう
ち,
理学 療 法 部 門
に関 係
が あると判
断 し た もの一
在 院 日 数短
縮・
患 者 満
足 の向
上・
診 療 録
の改
善
・
チー
ム医療
の推 進
一
を比較 検 討
の項
目 と し た。
た だ し在 院
日数
につ い て は,
理 学療 法
と よ り深 く 関連
を 持 たせ る た め に「
術 後
か ら退 院
まで の日数 」
に変 更
し た。
診 療 録
の改善
, チー
ム医 療
の推 進
は1
つ の項 目にま と め た。 な お解 析
はStudent
’ s t・
testで行
っ た。
結
果
1.
術後
か ら退
院ま
で の 日数 (
表
4
)
まず
,
年 齢
や術 前
JOA
ス コ ア につ いて 両群
で有 意 差
は見
ら れ な か っ た。
術後
か ら 退 院 までの平 均
日数 (
入 院
中
理学 療 法 施 行
日 数 と同義 ) を比 較 す
る と導 入 前
群22
.
15
±3
.
83
日,
導
入後
群20.
10
±3.
19
日 で有 意 差
はな
か っ た。
2
.
患 者 満 足の向
上表 5
は当 院 看 護 部 が
CP
を 適 応 し
た入 院 患 者
に対
し て退 院 時
に行
っ たア ンケー
ト と その結
果であ
る(
全疾 患
,
全病 棟
共 通)
。
88
%の患 者
が「治療 計 画
が よく分
かっ た」
「
頑張
ろう と思
った 」 と答 え
てい る。表
3
ク リ ティ カ ル
・
パ ス用 紙 (一
例 )月
日
(
)
(手術 後
7
日 目) 食事
内服 点滴 口 抗 生 剤 内服 (口 朝 口昼 口 夕 ) 安 静 度 保 清口清
拭口 洗 髪 処
置
(週 に2
,
3
回の包 交) 検査 〔1
血液 検 査 口X
−
P リハ ビリ 自 車 椅 子・
ト イ レ (介 助/監 視下 /自立 ) 匚コ歩
行訓練
:歩行器 〔監視下/自立}杖歩行 〔介助/監視下/自立} ●CPM
(〜
) 観 察 深 夜 (Ns
サ イン ): 疼痛 (
++,
+,
±,
一
)四肢 冷 感 (+,
±,
一
) シビレ臼+,
+,
土,
一
)
足背動脈
触 知 (可,
不可) むくみ(十 十,
十,
±,
一
) 足関節・
足 趾 運 動 (良,
不 良 ) 日勤 (Nsサ イン ): 疼 痛 (→+,
+,
±,
一
) 四 肢 冷感 (+,
±,
一
) シビ レ(十 十,
十,
±,
一
) 足背 動 脈 触 知 (可,
不可) む1
み(+ ←,+,±,
一
) 足 関 節・
足 趾 運 動 (良,
不 良 )準
夜 (Ns
サ イン): 疼痛 (→+
,
+,
±,
一
)四肢 冷 感 (+,
±,一
) シビレ(什,
+,
±,
一
〉 足 背 動 脈 触 知 (可,
不可) むくみい+,
+,
士,
一
〉足関節・
足 趾 運 動 (良,
不 良) 経過 記録3.
チー
ム医 療 推 進
のた めの診療 録
の改
善
PT
場 面
で獲 得 し
たADL
を時 聞
差 なく病 棟
で 実施
し ても
らう
た め,
以前
はADL
の状 態 を 記 録 す る 用 紙 をカ ルテ に はさ
ん でい た。 し か しADL
能力
に 変 化 が あっ た場 合
のみ記
入 す る た め,PT
が 記 入 し た 日 に看 護婦
が目
を通 さな
い ことも
あり
,
目 的 は 達成
で き てい な かっ た。
CP
導 入 後
は 日々 の患 者
のADL
能
力の変
化 を簡
単・
確
実
に医 師
,
看
護 婦
に報告
で き る よう
に なった
。医 師
,
看 護 婦の経 過 記 録 を含
め ス タッ フが同
一
紙
に記
載
する の で,情 報 収 集
が容 易
になっ た。
に よ
り
チー
ム医 療
の充 実 が は か られ
た。項 目が あ らか じめ記 入 して
あ
る の で,
チェ ッ ク漏
れ が なく
なっ た。
考
察
1.
バ リ ァ ン ス今
回の比 較 検 討
で は,
対 象
の項
で述べ た よう
に 何 ら か の理由
に より
CP
を導
入 し ない症 例 が あっ た。
当 院
では 手 術 前に主 治 医 がCP
を 適 応 す る か 否 かを
決定 す
る こと に なっ てい る。
CP
導
入以 降 検 討 を重 ね た 結 果
,
現 在 当
院
ではCP
適 応 外基
準
を次
の よう
に設 定
してい る。独 居
老
人(自
宅 退 院 が 困難
な場 合
があ
るため)
入 院
時歩 行
不能
であ
る高 度
の基 礎 疾 患 (
心 疾 患
,
中枢 神 経
疾 患,精
神 疾 衰4対象患 者 デ
ー
タ と 解析 結果CP
導 入前CP
導
入後 症 例 数 男/女 疾 患OA
/RA
年 齢 (歳 〉 術 前JOA
ス コア 術 後か ら 退院ま での 日数(
日) 13 0/1312
/171.
15
±5
,
78
48,
83
±14.
4222
.
15±3
,
83
20 5/15 18/271.
05
±4
.
50
N
.
S
.
54.
25
±10
.
18
N
.
S
.
20,
10±3.
19 N.
S.
N.
S
,
≡
Not Significant人工膝 関 節 全 置換 術 後 早期理学 療 法へ の ク リ ティカル
・
パ ス導
入の試み 表5
アンケー
ト用 紙 と結 果17
退 院
おめ
でと
う
ご
ざ
いま す
。 今 回 お 渡 し し た 入 院 計 画 表 につ い て お伺い し ま す・
t
医 師 や看 護婦か ら治 療・
検 査や身の まわ りの入院生活につ い て の 経過 を で き る だ け わ か り やすく し、
ま た患 者 様・
ご家 族の 方々に治療・
看 護につ い て充 分 理 解 して頂いた ヒで共に療 養 生 活 が 行 え ること を 願っ て お り ます.
今 後人 阮 さ れ る方々が、
安心して人 院生活が送れるようにして いき たい と思い ま すので、
ド記のアンケー
トにご協 力お願い い た します.
.
● 入 院 計 画表は 誰 か ら 説 明 を受け ま した か? 〔下記に○ 印 をつ けてくだ さい、
重 複回答になっ ても結 構です。
} 医師 看護 婦 その他 ( )88
.
1
%59
.
59
もe
% (司竃や夏同 答 有 り) ● どの ような 説 明内容で し た か ? (下記に○ 印 をつ けてくだ さい、
重 複回答になっ ても結 構です の 治 療 手 術 検査 看 護ケ ア その他 ( 157
.
1% 88.
1% 61.
9% 35.
7% 0% 唾 複 回 答 有り) ● 人阮 計 画 表の内容につ い てはいか がでし た か ? t’
i’
)わ か り や す かっ た よ く わ か ら な かっ た 90.
5%9
、
5% ● 入院 計画 表を 見 ることで安心 して人 院 生 満 を 過 ご せ ま し た か ? 安 心 して 過 ご せ た・
121安 心 し て 過ごせ な かっ た ど ち ら と もい え ない90
.
5%0
%9
、
5
% ●人 院計画表が あ ること で
、
入院か ら退 院 までの治 療 計 画が よくわ か りましたか ? 〔1.
)よ く わ かっ た わ か ら な かっ た ど ち ら ともい え ない88
,
1% 2.
4
% 9.
5% ● 入 院 計画 表につ い て説 明 を受 け た り、
そ れ を 見ることでど う思 わ れ ま したか? 〔L
がんばろうと思っ た.
治療に参 加し てい ると思っ た その他 受 ) 88.
⊥% ア,
i% 4.
8% ● 入 院 計 画 表の字の大 き さはい か がでしたか? 字が小さくて読み にくい 字の大 きさは適 当で読み やすかっ た 19% 81% ● 差しつ か えなけれ ば ご記 人 くだ1
い、
、
・
年 齢 r 〕歳・
性 別 〔 )・
病 名 ( ) 65歳ノトこll
碕 L3% 攵’
「生 81% 65〜
70 歳未1
蘭 /9% り}’
1
生 19%70
−
75歳未 満43% 75歳
LV
.
ヒ25
% ●その他お
気
づきの点が あ り ま し た らこ 臼由に お書 き くださいc *ア ン ケー
ト にご協」“yl
き あり がとうござい ました 市立岸 和田市民 病 院クリテ ィカルパ ス推 進委貝 会18 埋学 療 法 学 第
28
巻 第11i
一
患 (痴 呆 を 含 む)な ど) を 有 する両 側 同
峙
手 術 この よう
な 症 例 で はCP
を 適 応 して もバ リア ンス とな
る irf能 性 が 高い、
、
CP
を 適 応 し た 場.
合,
CP
に のっ とっ たチー
ム医療
を行 う
こ と は も ちろ んで あ る が,
CP
に患 者
を無 理
に合
わ せる危 険 性
が あ るこ と か ら,CP
の 適 応 を慎
重に決 定 す
る こ と でバ リア ン ス の 発 生 は あ る 程 度 抑 え ら れ る と思わ れ るtt2
.
術 後
か ら退 院 までの 日 数’
ii院は救
急 及 び急 性 期
医療
を担 う
350
床
の総 合 病 院 で,
平 均 病 床 利 川 率
は97.
2
%,
整 形 外 科
平均 在
院H
数 は18
.
8
凵 である。
在
院Ll
数の 短 縮は当 院 が 期 待 し たCP
導
人 効果
であっ た が,
TKA
に関 して は術 後
から退 院 ま で の口数
に有 意 差
はな
かっ た、 これは杖 歩 行
が 可能
と な れ ば 速やかに退院
とい うパ ター
ン がCP
導
人 に関係
な く すで に出 来 上 がっ ていた ため と思 われ る。
こ の ことか ら も と も と平 均 在 院
日数
の少
ない救 急
・
急 性 期 病 院
で はCP
導
入 は在
院日数の短 縮に は大き
な影 響
を与
え ない可 能 性 が 示 唆 さ れるtt 当 院 外科
において も も と も と 入 院期
問の短い良 性 疾 患 で は 大 差 が ない という結 果
が 出 たt4
1
/
t.
/
3
.
患 者 満 足の向 上イン フ ォ
ー
ム ド・
コ ンセ ン トの 際 あ ら か じ め 医師
か ら術 後
のPT
につ い て 説 明を受
け る だ けでな く.
明 文 化 さ れ たCP
川 紙 を 目にす るこ と で,
患 者 は 自 分 が受
け る 治療
やPT
につ い て 理解
,
納 得 す る よう
で あ る。
CP
導
入前
は,
早期
か ら積 極 的
にPT
を行 う
こと
につ いて不安
や不 満
を訴
え ら れ たり
PT
を拒 否
さ れる こ とも あっ た が,
CP
導 人 後
は こ のPT
ス ケ ジュー
ルを 当
たり前
と受
け 人 れてい る よう
であ
るu『
ク リ テ ィ カ ル・
パ ス作 成
・
活
用 ガ イド」
1 に よ る とCP
は「
患 者 満
足の点
で も有 効
1
で,
ま た「
患 著
は自
らの役 割
を知
る ことが でき
,
治療
へ の積
極
的 な参加 意
識 が 生 ま れ ること が期 待
でき
る。」
という
。 これ は 当 院の ア ンケー
ト結 果 を 裏付
ける.
t
病 棟
で自
発的
に 歩行
訓練
等 を行
っ てい る患 者
の姿
を 以前
より多 く見
か け る よう
に なっ たのは ま さ し くCP
の効果
であ ろう
。
4
.
診 療
録の改 善
診 療 録
につ い ては.
現 在
ユ 目1
枚
の もの (表3
) か ら3
〜
4
日分
でA4
用 紙
ユ枚
とな
るサイ
ズのも
の に移
行 中 である。
1日1枚の 用 紙 は経
過記 録 も同
・
紙
に記 載
され ており情 報 収 集
に は 便 利であ る が,
全体
の流
れ を把 握 し
にく
い という意 見
が1「
1
!た た めで ある。
CP
を単
なる幽
」
ス ケ ジュー
ル表
”
と摎
え れば一
般 的 なi
枚
のも
のが 全体
の 流 れ を把 握 し
や すく適
し ている が.
当 院のよ う にワー
ク シー
トの意味 合
い をも持
たせ よう
とす
ると
こ の よ う な 問 題 が 生 じる。
し か しCP
を
記録
用 紙と して活
用 す ること は「
パ スが使 用
さ れ る た めの コ ツ 5)1
で も あ るので , こ の形 式
は今後 も改 良 を加 え な
が ら継 続 す
べ きと考
え る。
5
.
チー
ム医療
の推 進
理
学 療 法
十 と しては,
特
に術 後 数
日間
は全 身状 態
が安
定 してい ない症 例 も あ り,
そ れ ら の情 報
を確 実
に入手
で き る よ うになっ たこと.
訓練
し た動 作 を病 棟
で 日常 的
に活
用 して も ら え ること.
主 治 医へ の報 告
が確 実
,
容 易
に なっ た こ と.
患 者 が その 日に受 け る検 査 な ど を亊 前
に把
握
で きる こ とな ど.
CP
導
入 に よ る利 点
は多
い.
、
これ ら はCP
導
人 に 関 わ ら ず で き てい な くては な ら ない内 容
で あっ た こ と は否めないが,
CP
導 入 が その た めの システ ム作 り
の良
い きっ かけとなっ た と考 え る,
.
今後
は 他の疾患
につ い ても検 討 を行
い,
質
の高
いチー
ム医療
をM
指 し てCP
の確
立 に向
けてス タッ フ全 体の取 り紅み を 続 けて い くことが必要
と思わ れ る。
参 考
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lu'1":wuAli'kwuMewft?Mpa#dizatxa)7iJff?)Jv・]t'xi#J.a)Xis
lg<Abstract>
Critical
Pathway
ofthe
Early
Postoperative
Physical
Therapy
for
Total
Knee
Arthroplasty
Yoshitaka
SAJIMA,
RPT,
Kcnzo
MURAI,
RPT,
Yasuko
i'XNDO,RPT
Dqpartment
ofRehabilitation,Kishiwada
Cdy
Hbspital
Shigeru
OT,"LNI,
MD
Department
ofOrthopedic
Surgerrv,
Kishiwada
Cdy
Hbspital
Hideharu
YAMANAKA,
MD
Department
ofSurgery.
Kishiwada
Cdy
Hospital
A
critieaLpathway
wasdeveLoped
andimplemented
in
order to assist the management ofpatients
whohad
received totatknee
arthroplasty(TKA)
in
ourhospital.
W'e
have
been
ing
physical therapyfor
the early walking anddischarge,
In
Lhis study, we examined the effeetsof the critical pathway
for
TKA
by
eomparing the resuttsbetween
before
and after thementation.