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1. 木津川流域 河道の概要 系名 淀川水系 河川名 木津川 幹川流路延長 99km 流域面積 1,596km 2 八幡水位流量観測所 飯岡水位流量観測所 加茂水位流量観測所 木津川下流 (0K~37.2K) 木津川上流域 ( 笠置より上流 )

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1.木津川流域・河道の概要

八幡水位流量観測所 飯岡水位流量観測所 加茂水位流量観測所 木津川下流(0K~37.2K) 木津川上流域(笠置より上流) 系名 淀川水系 河川名 木津川 幹川流路延長 99km 流域面積 1,596km2

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■木津川下流の砂利採取 ・S33年からS45年までに木津川河道内から4.3百万m3の土砂が持ち出された。 ・S46年に木津川での砂利採取は禁止された。 泉大橋 砂利採取期の航空写真(国土地理院) 砂利採取の痕跡

2.木津川下流の土砂環境に対するインパクトの整理

S 3 3 S 3 4 S 3 5 S 3 6 S 3 7 S 3 8 S 3 9 S 4 0 S 4 1 S 4 2 S 4 3 S 4 4 S 4 5 S42.7.23撮影 木津川 淀川本川 淀川・木津川の砂利採取実績

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0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 7000 8000 S 2 7 S 2 8 S 2 9 S 3 0 S 3 1 S 3 2 S 3 3 S 3 4 S 3 5 S 3 6 S 3 7 S 3 8 S 3 9 S 4 0 S 4 1 S 4 2 S 4 3 S 4 4 S 4 5 S 4 6 S 4 7 S 4 8 S 4 9 S 5 0 S 5 1 S 5 2 S 5 3 S 5 4 S 5 5 S 5 6 S 5 7 S 5 8 S 5 9 S 6 0 S 6 1 S 6 2 S 6 3 H 1 H 2 H 3 H 4 H 5 H 6 H 7 H 8 H 9 H 1 0 H 1 1 H 1 2 H 1 3 H 1 4 H 1 5 H 1 6 H 1 7 H 1 8 H 1 9 H 2 0 H 2 1 H 2 2 H 2 3 H 2 4 流 量 (m 3/ se c ) ■木津川下流の流況変化 ・加茂観測所の平均年最大流量は約2000m3/sである。(S27年~H24年) ・高山ダム等の整備前はピーク流量が5000m3/sを越える洪水が頻発していた。 ・ダム整備後は5000m3/sを越える出水は発生していない ・S41年~S46年、S52年~S56年などの期間は平均年最大流量を下回る年が連続している。

2.木津川下流の土砂環境に対するインパクトの整理

高山ダム S44年竣工 青蓮寺ダム S45年竣工 室生ダム S49年竣工 布目ダム H3年竣工 比奈知ダム H11年竣工 S34年 伊勢湾台風 S28年 台風13号 S57年 台風10号 現計画高水流量:6100m3/s 旧計画高水流量 4650m3/s 平均年最大流量 約2000m3/s 加茂観測所の年最大流量※の変化(S27年~H24年) S41~S46 S52~S56 S62~H3 ※加茂観測所の毎時流量の、各年の最大値を整理したもの

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S23.3 S36.5 S46 S54 H2 H14 H21.4 H25.11 高山ダム竣工(S44) 青蓮寺ダム竣工(S45) 布目ダム竣工(H3) H4~H9で2000m3/s規模以上 の洪水が多発 H10~H20で2000m3/s規模以 上の洪水の発生頻度が小さい 比奈知ダム竣工(H11) S52~S56、S58~H3の 2000m3/s規模以上の洪水の 未発生 樹木群が侵入 ■航空写真で見る砂州の経年変化 ・平均年最大流量(2000m3/s)以上の洪水が発生しない期間に植生域が拡大している。 ・S50年代から砂州が現位置に固定化し、陸域化(樹林化)が進行している。 砂利採取の痕跡 砂利採取禁止(S46) 室生ダム竣工(S49) 植生域の拡大 植生の侵入 現在 植生域の拡大 植生域の拡大 植生の侵入

3.木津川下流の土砂環境の変遷

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御幸橋 新御幸橋 八幡水位観測所 京阪電鉄本線 木津川大橋 第二京阪道路橋 上津谷沈下橋 京奈和自動車道木津川橋 近鉄京都線 山城大橋 普賢寺川 飯岡水位観測所 玉水橋 堰橋 泉大橋 JR奈良線 加茂水位観測所 恭仁大橋 笠置橋 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 0 5 10 15 20 25 30 35 実績河床(S40) 〃 (S43) 〃 (S51) 〃 (S55) 〃 (H 2) 〃 (H 6) 〃 (H10) 〃 (H16) 〃 (H20) 〃 (H24) 〃 (H25) 標高(T P m) 縦断距離(km) -5.0 -2.5 0.0 2.5 0 5 10 15 20 25 30 35 変動高(m) S43年河床基準 S43年河床は、36 0~37.2kで欠測につき除外 縦断距離(km) 砂利採取禁止(S46) 下流から低下傾向 S50以降、平均河床は概ね安定している 低下傾向 ■低水路平均河床高の経年変化 ・長期的には、下流部(0K~10K)及び上流部(30K~)で河床低下傾向にある。 下流から低下傾向 S50以降、平均河床は概ね安定している 低下傾向 侵食・低下 堆積・上昇 0.0k 1.0k 2.0k 3.0k 4.0k 5.0k 6.0k 7.0k 8.0k 9.0k 10.0k 11.0k 12.0k 13.0k 14.0k 15.0k 16.0k 17.0k 18.0k 19.0k 20.0k 21.0k 22.0k23.0k24.0k 25.0k 26.0k 27.0k 28.0k 29.0k 30.0k 31.0k 32.0k 33.0k 34.0k 35.0k 36.0k 37.0k

3.木津川下流の土砂環境の変遷

S43年を基準とした変動高(平均河床) 低水路平均河床高縦断図 (S51) 〃 (S55) 〃 (H 2) 〃 (H 6) 〃 (H10) 〃 (H16) 〃 (H20) 〃 (H24) 〃 (H25) 実績河床( ▽S43年河床高

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■最深河床高の経年変化 ・S40年代の河床と比較すると、最深河床は全川でほぼ一様に低下傾向にある。

3.木津川下流の土砂環境の変遷

御幸橋 新御幸橋 八幡水位観測所 京阪電鉄本線 木津川大橋 第二京阪道路橋 上津谷沈下橋 京奈和自動車道木津川橋 近鉄京都線 山城大橋 普賢寺川 飯岡水位観測所 玉水橋 堰橋 泉大橋 JR奈良線 加茂水位観測所 恭仁大橋 笠置橋 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 0 5 10 15 20 25 30 35 実績河床(S40) 〃 (S43) 〃 (S51) 〃 (S55) 〃 (H 2) 〃 (H 6) 〃 (H10) 〃 (H16) 〃 (H20) 〃 (H24) 〃 (H25) 標高(T.P.m) 縦断距離(km) -5.0 -2.5 0 0 2.5 0 5 10 15 20 25 30 35 変動高(m) 43年河床は、36.0~37.2kで欠測につき除外 縦断距離(km) 全川で一様に低下傾向 全川で一様に低下傾向 侵食・低下 堆積・上昇 0.0k 1.0k 2.0k 3.0k 4.0k 5.0k 6.0k 7.0k 8.0k 9.0k 10.0k 11.0k 12.0k 13.0k 14.0k 15.0k 16.0k 17.0k 18.0k 19.0k 20.0k 21.0k 22.0k23.0k24.0k 25.0k 26.0k 27.0k 28.0k 29.0k 30.0k 31.0k 32.0k 33.0k 34.0k 35.0k 36.0k 37.0k S43年河床基準 S S43年を基準とした変動高(最深河床) 低水路最深河床高縦断図 S51) 〃 (S55) 〃 (H 2) 〃 (H 6) 〃 (H10) 〃 (H16) 〃 (H20) 〃 (H24) 〃 (H25) ( 実績河床( ▽S43年河床高 砂利採取禁止(S46)

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2 3 4 5 6 7 8 S 40 S 42 S 44 S 46 S 48 S 50 S 52 S 54 S 56 S 58 S 60 S 62 S 64 H3 H5 H7 H9 H11 H 1 3 H 1 5 H 1 7 H 1 9 H 2 1 H 2 3 H 2 5 標 高 ( T .P .m) 0.0K 平均河床 最深河床 7 8 9 10 11 12 13 S 4 0 S 4 2 S 4 4 S 4 6 S 4 8 S 5 0 S 5 2 S 5 4 S 5 6 S 5 8 S 6 0 S 6 2 S 6 4 H 3 H 5 H 7 H 9 H 1 1 H 1 3 H 1 5 H 1 7 H 1 9 H 2 1 H 2 3 H 2 5 標 高 ( T .P .m) 5.0K 平均河床 最深河床 12 13 14 15 16 17 18 S 4 0 S 4 2 S 4 4 S 4 6 S 4 8 S 5 0 S 5 2 S 5 4 S 5 6 S 5 8 S 6 0 S 6 2 S 6 4 H 3 H 5 H 7 H 9 H 11 H 13 H 15 H 17 H 19 H 21 H 23 H 25 標 高 ( T .P .m) 10.0K 平均河床 最深河床 16 17 18 19 20 21 22 S 4 0 S 4 2 S 4 4 S 4 6 S 4 8 S 5 0 S 5 2 S 5 4 S 5 6 S 5 8 S 6 0 S 6 2 S 6 4 H 3 H 5 H 7 H 9 H 11 H 13 H 15 H 17 H 19 H 21 H 23 H 25 標 高 ( T .P .m) 15.0K 平均河床 最深河床 20 21 22 23 24 25 26 S 4 0 S 4 2 S 4 4 S 4 6 S 4 8 S 5 0 S 5 2 S 5 4 S 5 6 S 5 8 S 6 0 S 6 2 S 6 4 H 3 H 5 H 7 H 9 H 1 1 H 1 3 H 1 5 H 1 7 H 1 9 H 2 1 H 2 3 H 2 5 標 高 ( T .P .m) 20.0K 平均河床 最深河床 24 25 26 27 28 29 30 S 4 0 S 4 2 S 4 4 S 4 6 S 4 8 S 5 0 S 5 2 S 5 4 S 5 6 S 5 8 S 6 0 S 6 2 S 6 4 H 3 H 5 H 7 H 9 H 1 1 H 1 3 H 1 5 H 1 7 H 1 9 H 2 1 H 2 3 H 2 5 標 高 ( T .P .m) 25.0K 平均河床 最深河床 29 30 31 32 33 34 35 S 40 S 42 S 44 S 46 S 48 S 50 S 52 S 54 S 56 S 58 S 60 S 62 S 64 H3 H5 H7 H9 H11 H 1 3 H 1 5 H 1 7 H 1 9 H 2 1 H 2 3 H 2 5 標 高 ( T .P .m) 30.0K 平均河床 最深河床 32 33 34 35 36 37 38 S 4 0 S 4 2 S 4 4 S 4 6 S 4 8 S 5 0 S 5 2 S 5 4 S 5 6 S 5 8 S 6 0 S 6 2 S 6 4 H 3 H 5 H 7 H 9 H 1 1 H 1 3 H 1 5 H 1 7 H 1 9 H 2 1 H 2 3 H 2 5 標 高 ( T .P .m) 35.0K 平均河床 最深河床 ■平均河床高・最深河床高の経年変化(5Kごと) ・0K~5Kでは平均河床高・最深河床高ともS40年以降低下が続いている。 ・10K~25Kでは平均河床高がS50年代から安定傾向にある。最深河床高はS50年代から緩やかな低下傾向に ある。ただし、H25年洪水後に最深河床高が上昇している箇所が見られる。 ・30K~35KではH10年頃から最深河床高が低下傾向にある。

3.木津川下流の土砂環境の変遷

▽S51最深 ▽S51最深 ▽S51最深 ▽S51最深 ▽H10最深 ▽S51最深 ▽S51最深 ▽H10最深 低水路 平均河床高・最深河床高の経年変化 砂利採取禁止(S46) 砂利採取禁止(S46) 砂利採取禁止(S46) 砂利採取禁止(S46) 砂利採取禁止(S46) 砂利採取禁止(S46) 砂利採取禁止(S46) 砂利採取禁止(S46)

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H25.11 ■木津川下流の横断形状の変化 ・みお筋(常時流路)の河床が低下し、砂州(陸上)は土砂堆積が進んでいる。(12.4Kの事例) ・わん曲の外岸で側岸侵食し、内岸で土砂堆積が生じている。(14.8Kの事例) 12.4K 14.8K 12.4K 2000m3/s流下時計算水位 1000m3/s流下時計算水位 2000m3/s程度の洪水 でもみお筋が低下 中規模洪水で は低水路内に 洪水流が集中 S59 H10で顕著に堆積 (樹林化の拡大期) 14.8K 2000m3/s程度の 洪水で局所洗掘 (H10 H16) S59 H10で顕著に堆積 (樹林化の拡大期) 砂州の固定化・樹林化後に 中規模洪水で局所洗掘 (堤防際で洗掘) 砂利採取禁止(S46) 2000m3/s規模以上の洪水未発生 2000m3/s規模以上の洪水未発生 2000m3/s規模以上の洪水多発 2000m3/s流下時計算水位 1000m3/s流下時計算水位

3.木津川下流の土砂環境の変遷

木津川下流の横断形状の変化(12.4K) 木津川下流の横断形状の変化(14.8K)

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-2000 -1500 -1000 -500 0 S 4 0 S 4 3 S 4 6 S 4 9 S 5 2 S 5 5 S 5 8 S 6 1 S 6 4 H 4 H 7 H 1 0 H 1 3 H 1 6 H 1 9 H 2 2 H 2 5 変 動 土 量 (千 m 3 ) 年度 0-5 5-10 10-15 15-20 -2000 -1500 -1000 -500 0 S 4 0 S 4 3 S 4 6 S 4 9 S 5 2 S 5 5 S 5 8 S 6 1 S 6 4 H 4 H 7 H 1 0 H 1 3 H 1 6 H 1 9 H 2 2 H 2 5 変 動 土 量 ( 千 m 3) 年度 20-25 25-30 30-35 35-37 -2000 -1500 -1000 -500 0 S 4 0 S 4 3 S 4 6 S 4 9 S 5 2 S 5 5 S 5 8 S 6 1 S 6 4 H 4 H 7 H 1 0 H 1 3 H 1 6 H 1 9 H 2 2 H 2 5 変 動 土 量 (千 m 3 ) 年度 0-5 5-10 10-15 15-20 -2000 -1500 -1000 -500 0 S 4 0 S 4 3 S 4 6 S 4 9 S 5 2 S 5 5 S 5 8 S 6 1 S 6 4 H 4 H 7 H 1 0 H 1 3 H 1 6 H 1 9 H 2 2 H 2 5 変 動 土 量 ( 千 m 3) 年度 20-25 25-30 30-35 35-37 安定 安定 安定 砂利採取禁止(S46) 砂利採取禁止(S46) 安定 安定 S40年度からの累積変動土量 S40年度からの累積変動土量

3.木津川下流の土砂環境の変遷

■河床変動土量の経年変化 ・0K~10K区間は現在も河床低下が続いている。 ・10K~20Kは砂利採取禁止(S46)以後に安定している。 ・20K~30Kは砂利採取禁止(S46)以後にH3年頃まで上昇に転じ、その後は安定している。 ・30K~37KはS40年から緩やかな河床低下が続いている。 S40年度からの累積変動土量(0K~20K) S40年度からの累積変動土量(20K~37K) ※S40年を基準として、低水路の河床変動土量を5Kピッチで集計した。

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■河床材料の経年変化 ・S54年は中央粒径2mm程度であり、砂河床であった。 ・その後は全体的に河床が粗粒化し、礫が多くなっている。 (ただし、局所的に細粒化した箇所もある) | | | | | | | | | | 0.005 0.075 0.25 0.85 2 4.75 19 75 300 0.001粘土 シルト 細砂 中砂 粗砂 細礫 中礫 粗礫 粗石 巨石 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 0.001 0.01 0.1 1 10 100 1000 S54(左岸) H10(澪筋) H15( 3.2k) H23(流心) H25(流心) 粒径(mm) 通過百分率(%) 木津川-河床材料調査結果 ( 3.0k付近) 3.0K 28.0K ※H25年台風18号後に局所的に細粒化した 25.0K 粗粒化 | | | | | | | | | | 300 75 19 4.75 2 0.85 0.25 0.075 0.005 0.001 巨石 粗石 粗礫 中礫 細礫 粗砂 中砂 細砂 シルト 粘土 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 0.001 0.01 0.1 1 10 100 1000 S54(右岸) H10(澪筋) H15 H23(流心) H25(流心) 粒径(mm) 通過百分率(%) 木津川-河床材料調査結果 (14.0k付近) 14.0K 粗粒化 粗粒化 細粒化 ※中央粒径 通過百分率が 50%となる粒径 概ね粗粒化傾向

3.木津川下流の土砂環境の変遷

距離標(K) 代表地点の粒径分布変化 木津川下流の中央粒径経年変化 ① ② ①H23年に粗粒化 ②H25年に細粒化

(11)

4.木津川下流の生物環境の変化

■砂州の陸域化(樹林化) ・自然裸地が減少し、草地や樹林が増加傾向にある。河原を好むコアジサシ(京都府の絶滅危惧種)等への影 響が懸念されるとともに、シナダレスズメガヤ(要注意外来種)が増加している。 シナダレスズメガヤ(近鉄橋梁下流) 要注意外来生物指定 コアジサシ(別河川・いであ撮影) 京都府の絶滅危惧種 砂利採取禁止(S46年)以降、裸地が減少し草地等が増加 樹木群はH20年頃から増加(その後伐採し減少している) S 2 3 (1 9 4 8 ) 増加 増加 シナダレスズメガヤの繁茂状況(H21年) 14.8K付近などに シナダレスズメガヤ が定着している。 流向 S 3 6 (1 9 6 1 ) S 4 6 (1 9 7 1 ) S 5 4 (1 9 7 9 ) H 2 (1 9 9 0 ) H 1 4 (2 0 0 2 ) H 2 0 (2 0 0 8 ) H 2 2 (2 0 1 0 ) H 2 4 (2 0 1 2 ) 水面、裸地、草地、樹林の面積割合(資料提供:竹門委員)

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砂泥厚10~20cm程度の たまりにタナゴ類・イシガイ科 二枚貝が多い ■たまり・ワンドの変化 ・タナゴ類、イシガイ科二枚貝は年8日水位~年16日水位で冠水する“たまり”に多く生息する。 ・上記の条件のたまりは、H21年以前は53箇所程度であったが、H22年以降は28箇所と減少している。 ・底質については、砂泥厚10~20cm程度のたまりにタナゴ類・イシガイ科二枚貝が多く見られる。 全たまりの冠水水位別個数 4 4 47 47 32 32 32 38 38 15 15 15 16 15 13 13 13 33 34 22 21 21 19 18 29 29 29 28 29 48 50 50 8 9 34 31 35 12 12 21 25 21 0 50 100 150 200 250 H19 H21 H22 H23 H23出水後 常時連絡 平水位 年71日水位 年45日水位 年22日水位 年16日水位 年8日水位 年最大水位 年最大水位で冠水しない 木津川各調査年における冠水水位別たまり個数 タナゴ類、イシガイ科二枚 貝の生息個体数が多い冠 水頻度 タナゴ類と冠水する水位のSI(TL09_059除く) 0.00 0.10 0.20 0.30 0.40 0.50 0.60 0.70 0.80 0.90 1.00 冠水する水位 S I値 y=0.83x-0.66 平水位 で冠水する たまり 年最大 水位で 冠水する たまり 年8日 水位で 冠水する たまり 年16日 水位で 冠水する たまり 年22日 水位で 冠水する たまり 年71日 水位で 冠水する たまり 年45日 水位で 冠水する たまり 年最大 水位で 冠水しない たまり 通常 連絡 y=-0.42x+1.83 y=-0.03x+0.30 イシガイ科(生貝)と冠水する水位のSI(TL09_059除く) 0.00 0.10 0.20 0.30 0.40 0.50 0.60 0.70 0.80 0.90 1.00 冠水する水位 S I値 y=-0.31x+2.23 平水位 で冠水する たまり 年最大 水位で 冠水する たまり 年8日 水位で 冠水する たまり 年16日 水位で 冠水す る 年22日 水位で 冠水する たまり 年71日 水位で 冠水する たまり 年45日 水位で 冠水する たまり 年最大 水位で 冠水しない たまり 通常 連絡 y=0.85x-0.70 2<x≦4 y=1.00 たまりが冠水する水位のSI値(過去4ヵ年調査結果) タナゴ類の生息個体 数が多い冠水頻度 イシガイ科の生息個 体数が多い冠水頻度 H23年度調査によるタナゴ、イシガイの確認地点と砂泥圧の関係 冠水頻度8~16日が好適 54 53 28 28 28 たまり たまり たまり 冠水頻度 多 少 H21年洪水 8~16日のたまり

4.木津川下流の生物環境の変化

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5.木津川下流における現状整理

・洪水の少ないS50年~H2年頃、河床高は安定していたが、砂州の固定化や陸域化(樹林化)が進行した。 ・砂利採取(S46禁止)が行われた時期に大きく河床が低下した。 ・みお筋の河床高はS40年以降徐々に低下している。 ・河床材料は、S54年まで中央粒径2mm程度の砂であったが、粗粒化傾向にある。 ・陸域化(樹林化)・砂州の固定化により自然裸地が減少しており、河原を好む動植物への影響が懸念されるとと もに、外来種(シナダレスズメガヤ等)が定着している。 ・近年はタナゴ類やイシガイ科二枚貝に好適な“たまり”が減少傾向にある。(冠水頻度・底質が重要)

生物環境

土砂環境の現状

参照

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第1条

放流先 合流下水道 分流下水道 公共用水域 施設種類 特定施設 貯蔵施設 有害物質 の 使用 有 無.

原子炉隔離時冷却系系統流量計 高圧炉心注水系系統流量計 残留熱除去系系統流量計 原子炉圧力計.

水素を内包する設備を設置する場所 水素検出方法 直流 125V 蓄電池室 水素濃度検知器を設置 直流 250V・直流 125V(常用)・直流

都内の観測井の配置図を図-4に示す。平成21年現在、42地点91観測 井において地下水位の観測を行っている。水準測量 ※5

原⼦炉圧⼒容器底部温度 毎時 毎時 温度上昇が15℃未満 ※1 原⼦炉格納容器内温度 毎時 6時間 温度上昇が15℃未満 ※1.

原⼦炉圧⼒容器底部温度 毎時 毎時 温度上昇が15℃未満 ※1 原⼦炉格納容器内温度 毎時 6時間 温度上昇が15℃未満

12/9 CS系単独注⽔から FDW系単独注⽔へ切替 (注⽔量 1.7m 3 /h) 11/10 CS系単独注⽔,注⽔量低減.. (注⽔量 2.5m 3 /h→1.7m