駅前や街頭で声をかけ、店や事務所に同行し契約さ せる商法をキャッチセールスといいます。 事例 1 街頭でネイルアートを無料サービスすると声をかけ られ店舗に行った。ネイルアートの後、「このままだと 10 年後には肌がシミ だらけになる」と言わ れて高額な美顔器を 勧められ契約してし まった。 事例 2 街頭でタレントに ならないかと声をかけられ、事務所に連れて行かれて タレント登録をした。その後、仕事をするには養成講 座の受講が必要と勧められ、断りきれずに契約してし まった。 キャッチセールスは、被害が大都市部に多く見られ る都市型の消費者トラブルで、主に若い人が被害にあっ ています。不意打ち的に声をかけられ、人の出入りの 少ない場所で長時間勧誘され、断れずに契約してしま うことがあります。商品は、化粧品、エステ、美顔器、 絵画などです。 トラブルにあわないために ●街頭や駅前で見知らぬ人に声をかけられたりアン ケートを依頼されても気軽に応じない(「サンプル」 や「無料」などの誘い文句には注意) ●誘われても事務所など には同行しない ●事務所などに連れて行 かれて勧誘されても、 不要なものであれば勇 気を出して断る 契約してしまっても、 契約書面を受け取った日 か ら 8 日 以 内 で あ れ ば クーリング・オフにより無条件で解約できます。また クーリング・オフの期限を過ぎても、販売方法に問題 があれば事業者と解約交渉ができる場合がありますの で、あきらめずに早めに消費生活相談室に相談してく ださい。 (「生活ひとくちメモ」市報ちょうふ 平成 20 年 5 月 5 日号) 事例のような高齢者の新聞契約の相談が最近増えて います。 事例 1 白内障が悪化し、字を読むことが辛くなった。新聞 購読をやめたいと思ったが、あと1か月で契約期間が 終わると思い我慢していた。 店に今月でやめると電話をし たら、2年契約なので、あと 1年やめられないといわれた。 事例 2 購読中の新聞とは別の新聞 が、今月初めから入り始めた。 契約したことを忘れていたため店に配達をやめるよう 電話をしたら、半年間の契約なのでやめられないとい う。2紙も代金は払えない。 事例 1 では、契約時に2年契約だと説明されず、契約 書の内容も視力が低下した相談者には確認できなかった ため、トラブルになりました。 事例 2 は、消費者が契約したことを忘れたために起 こったトラブルです。 契約書を交わしている場合、クーリング・オフ以外 は店の合意がないと中途解約はできません。説明がな かったなど、勧誘時の問題点をついて交渉することに なります。
キャッチセールスにご注意
新聞契約の際は契約内容をしっかり確認しましょう
トラブルを防ぐために ●長期間の契約をしない 新聞は1か月ごとの契約が可 能です。契約は最小単位にする のが気楽ですし、期間を定めな いで継続購読する形もありま す。この場合には、月の途中で も購読終了が可能です。 ●1年後から始まるなど、あま り先の契約は避ける 販売店は、できるだけ多く契 約を取ろうと、ずっと先の勧誘をすることがよくあり ます。特に高齢者は突然生活環境が変わることがあり、 契約を忘れてしまいがちです。 ●契約書、領収書は内容を確認して保管する 小さくても契約書です。契約には責任が伴い、「い つでも解約できる」わけではありません。 販売側も、高齢者の契約については注意が必要です。 同居者が居る場合、家人の確認を取るなどの工夫をし ましょう。 (「生活ひとくちメモ」市報ちょうふ 平成 20 年 4 月 5 日号) 消費生活相談室に次のような相談が寄せられました。 事例 1 市の職員と名乗る男から電話で、銀行のキャッシュ カードを所有していることをしつこく確認された後に、 「新マル優を知っていますか。その説明に訪ねたいがい つ在宅ですか」と言われた。少しおかしいと思いますが、 市でそんな訪問していますか。 この事例は警視庁が 警戒しているカード情 報の入手を狙った、次 の事例 2 のような新し い手口に似ています。 事例 2 警察官を名乗り大手 都市銀行に口座を持つ 女性に「あなたの口座 が狙われている」と電 話をし、今度は銀行員 を装った男が訪ねてきて「口座を凍結します。キャッ シュカードを貸してください」と要求しました。女性 がカードを渡すと、カード情報読み取り用とみられる 機械をその場で操作し、カードを返して立ち去ってい きました。不審に思った女性が銀行に問い合わせたと ころ、カード偽造が目的のスキミングの可能性がある ため、カードを使用停止にした方がいいと言われ、停 止しました。 このため被害には至りませんでしたが、都内では同 様の手口が発生しています。 スキミングとは 事例 2 のようなキャッ シュカードやクレジット カードの磁気ストライプ 情報を盗むことを「スキ ミング」と言います。ス キミングされると、まっ たく同じ情報を持つ偽造 カードが作られ、悪用さ れてしまいます。 おかしいと思ったらご連絡を 公共機関の職員を装う事件では、にせ税務署員によ る税還付被害などもあります。被害にあわないために も、電話や訪問で、少しでもおかしいと感じたら消費 生活相談にご一報ください。 (「生活ひとくちメモ」市報ちょうふ 平成 20 年 3 月 5 日号)
市職員を装いカード情報を狙う事件が発生しています
事例 1 「無料で、不用な家電製品を引き取る」とアナウンス していたトラックを呼び止め、オーディオの回収を依 頼した。家に来た業者は、「すべて無料ではなく回収に は1万円かかる」と言い、言われるまま支払った。 事例 2 「不用品を無料回収する」という投げ込みチラシを見 て、業者に連絡し自宅に来て もらった。カーペットや自転 車などを積みこんだ後に業者 から回収は無料だが、「リサイ ク ル 料 が か か る 」 と 言 わ れ 3万円を支払った。 事例 3 壊れたパソコンを処分したいと思い、チラシで見た 業者に 3,000 円で引き取ってもらったが、後日、空 き地に不法投棄されていることが分かった。 問題点 事例のように、粗大ごみの処理を依頼したら高額な 料金を請求された、きちんと処分されていなかったと いうトラブルが増えています。本来、家庭から出る粗 大ごみは、各自治体が 処理することになって おり、一般廃棄物の収 集・ 運 搬・ 処 理 に は、 自治体の「許可」が必 要です。 そして、許可業者で あっても直接消費者か ら粗大ごみを収集する ことはできません。また、業者が粗大ごみではなく「不 用品のリサイクル」として回収する場合、許可は不 要ですが、その場合は不用品を買い取るか、無料で 引き取るべきで、高額な処理費用を請求することは 問題です。 被害にあわないために 粗大ごみや不用品の処分は、自治体のルールに従っ て出しましょう。テレビ・パソコンなど法律でリサイ クルが義務付けられているものもあります。 安易に廃品回収業者に依頼することは、トラブルや不 法投棄の元になる場合もありますので注意が必要です。 (「生活ひとくちメモ」市報ちょうふ 平成 20 年 2 月 5 日号) 日本で宝くじが発売されているように、外国でもた くさんの宝くじが発売されていますが、最近、海外の 宝くじを案内するダイレクトメールが頻繁に届くとい う相談が高齢者を中心に寄せられています。トラブル も多く、注意が必要です。 事例 1 カナダのロトくじが当たったという国際郵便が届い た。クレジットカード 番号を記入して返送す るよう案内されている が信用できるか。 事例 2 高齢の父親のもとに国際郵便が次々に届く。毎回 3,000 円の現金を封筒に入れて海外宝くじを申し込ん でいる。本人は1億円が当たると信じている。 問題点 ●わかりにくい文面 ほとんどのダイレクトメールは海外からの手紙で すが、案内文は日本語で書かれています。事例 1 の ケースでは、「海外宝くじの申し込みを業者が代行す る」「当選を業者から通知する」「参加費を申し込み 者のクレジットカードから毎月引き落とす」という ものでした。一般的には、よく読んでもなかなか理 解しにくい文面が多いようです。
廃品回収でのトラブルにご注意
海外宝くじのダイレクトメールにご注意!
●信用性に疑問 海外の業者が本当に注文通り宝くじを購入するか確 認することは、業者の住所や電話が分からないことが 多く困難です。仮に購入していても当選金を送金して くれる保証もありません。 ●国内での取引は違法 日本国内で海外宝くじを販売、取次ぎ、授受すること は刑法で禁止されています。安易な購入は要注意です。 ●支払い方法の問題 クレジットカード決済の場合、代金請求は国際クレ ジットカードの決済センターを通じて行われており、 返金を申し出ても交渉が困難になります。 また、事例 2 のように、普通の郵便物の中に現金を 入れることは郵便法違反となります。 トラブルにあわないために 不要な国際郵便物は、未開封であれば受け取りを拒 否できます。郵便局に戻してください。 違法な取引に巻き込まれないよう、うまい話の誘い に乗らないようくれぐれも注意してください。 郵便局へ戻す手順 1 付せん(大きさ自由)に「受取拒絶」「住所」「氏名」 を記入し、押印をする。 2 1 の付せんを郵便物ごとに貼って郵便局に持って いくか郵便ポストに投函する。 ご不明な点は郵便局へお問い合わせください。 (「生活ひとくちメモ」市報ちょうふ 平成 19 年 12 月 5 日号) 事例 1 「シルバータレント・モデル募集」の折込チラシを見 て応募。レッスンが必要で 30 万円支払ったが、後で 希望の仕事はないと分かった。 事例 2 「すぐに収入になる」と電話で勧誘され学習塾の代理 店の契約をし、仕事の条件として高額な教材を購入。 しかし近所にチラシを配布しても生徒が集まらない。 契約時と話が違うので解約したい。 事例 3 「在宅ワークをしてみないか」と電話勧誘があり、教 材を購入し資格取得の勉強をしたが、説明のように簡 単な資格ではないし、仕事がないことが分かった。 サイドビジネス商法とは 相談事例のように、業者が仕事を紹介すると勧誘し、 その条件として高額な商品などを契約させる手口をサ イドビジネス商法と言います。 トラブルを避けるには この商法は特定商取引法で業務提供誘引販売取引と して規制されています。業者は契約の前に契約内容を 説明した概要書面を渡し、契約後には契約書を渡す義 務があります。提供される仕事の内容、報酬などを書 面でよく確認しましょう。 特に収入を得るために消費者が先にお金を支払う場 合は注意が必要です。
サイドビジネス商法にご注意を
事例 2本で 1,000 円という音声が聞こえたので、回っ て来たトラックに声をかけた。「1,000 円のものはさ びるからダメ、うんとサービスするから」と業者が言 うので、ステンレス製のさお2本を頼んだ。2万円を 請求されて驚いたが、物干し台に合わせてさおを切っ たので、解約はできないという。渋々支払ったが高す ぎるので、返金してもらえないか。 このほか、2本で「にっきゅっぱ」と音声で流して いたのが、実は 29,800 円だったというように、明 確に値段を言わないで、消費者に誤解させて契約さ せる例や、所持金が無いと近くのATMまで現金を 下ろしに行かせる強引なやり方も苦情として寄せら れています。 返金してほしいと思っても、領収書を渡さなかった り、渡された領収書に連絡先が書いていない、書いて ある連絡先に連絡がつかないという事も多いようです。 巡回販売のように、消費者が購入をしようと業者に 声をかける場合は、クーリング・オフの適用はなく、 書面の交付義務もありません。 注意点 ●声をかけるのは慎重に ●購入前に価格を十分確認する ●領収書は必ず受け取り、その場で連絡先を確認する このほかにも、不用品の処理や、水道の緊急修理を 依頼したら、思いもよらない高額な請求を受けたとい うトラブルも少なくありません。 金額をストレートに聞くのは、なんとなく悪い、は したないと思いがちですが、一旦払ったお金を取り戻 すのは困難です。契約内容と金額をきちんと確認して、 冷静に判断しましょう。 (「生活ひとくちメモ」市報ちょうふ 平成 19 年 10 月 5 日号) 契約に納得がいかない場合は 契約に納得がいかない場合は契約書を受け取って 20 日以内であればクーリング・オフができます。契 約時に事実と異なることを告げての勧誘や、故意に事 実を告げない勧誘は禁止されています。このような行 為により誤解して契約した場合には、契約を取消せる 場合があります。ただし業者が倒産したり、連絡がと れなくなるなど解約が難しいケースもあります。契約 はくれぐれも慎重に行ってください。 またクレジットを組んで商品を契約し、業者とトラ ブルになった場合には、クレジット会社に連絡し一時 的に支払いを停止することができます。