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平成29年度

な が さ き 水 産 業 大 賞

受賞者のプロフィール

平成29年11月

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目 次

< 長崎県知事賞 > 収益性の高い魅力ある経営体部門(沿岸漁業の部) 川上 一位(五島市) ・・・・・ 1 収益性の高い魅力ある経営体部門(養殖業の部) 有限会社松永水産(平戸市) ・・・・・ 2 収益性の高い魅力ある経営体部門(水産加工・流通の部) 株式会社津田水産(佐世保市) ・・・・・ 3 浜・地域の魅力を活かした漁村の活性化部門 勝本町漁業協同組合沖船頭(壱岐市) ・・・・・ 4 <長崎県漁業協同組合連合会長賞> 収益性の高い魅力ある経営体部門(沿岸漁業の部) 中庭 功(対馬市) ・・・・・ 5 収益性の高い魅力ある経営体部門(養殖業の部) 株式会社宝生水産(新上五島町) ・・・・・ 6 収益性の高い魅力ある経営体部門(水産加工・流通の部) 株式会社しまおう(五島市) ・・・・・ 7 浜・地域の魅力を活かした漁村の活性化部門 江の浦地区藻場を大切にする会(諫早市) ・・・・・ 8 <特別賞>(ながさき水産業大賞運営委員会長賞) 有限会社丸徳水産(対馬市) ・・・・・ 9 北九十九島地域活動組織(佐世保市) ・・・・・10 ○平成21年度の受賞者 ・・・・・11 ○平成22年度の受賞者 ・・・・・12 ○平成23年度の受賞者 ・・・・・13 ○平成24年度の受賞者 ・・・・・14 ○平成25年度の受賞者 ・・・・・15 ○平成26年度の受賞者 ・・・・・16 ○平成27年度の受賞者 ・・・・・17 ○平成28年度の受賞者 ・・・・・18 ○ながさき水産業大賞の概要 ・・・・・19

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長崎県知事賞

収益性の高い魅力ある経営体部門 沿岸漁業の部

1.取り組みの概要

①タチウオを効果的に釣獲するために独自に曳縄の餌や仕掛けを改良したり、釣により沖 合では漁獲されていなかったクロムツについて漁場開拓による一本釣漁業を確立したこ とに加え、高鮮度保持による魚価の向上と経営の安定に取り組んだ。 ②五島タチウオ曳縄協議会の支部長や会長を長年務め、さらに「長崎県連合太刀魚曳縄協 議会」の会長として、関係漁業者の先頭にたって漁場利用のルール作りと大中まき網や 韓国延縄との連絡調整を行ったほか、タチウオ曳縄とクロムツ一本釣漁業の漁労技術を 若手に伝承するなど後進の育成に取り組んだ。

2.受賞理由

①五島西沖の漁場において、10~3月にタチウオ曳縄、4~9月にクロムツ一本釣の漁 業を営み、地域でも有数の安定した高い水揚を確保し、高鮮度保持などの取組により高 単価での取引を実現したことが評価された。 ②漁場利用のルール作りや他漁業種との連絡調整により資源保護や安心・安定した操業に 繋がり、漁労技術の伝承により新たに若手漁業者が着業するなど、地域漁業の発展に貢献 している。 受賞者名:川上かわうえ 一位か づ い 市 町 名:五島市 主な取組:タチウオ曳縄の漁具改良やクロ ムツの漁法確立、漁場利用のル ール化や操業調整

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長崎県知事賞

収益性の高い魅力ある経営体部門 養殖業の部

1.取り組みの概要

①ヒラメ、トラフグ養殖に加え県内で初めて海水ウナギ養殖を先駆的に導入し、それぞれ の魚種において豊富な経験と綿密に蓄積されたデータを活かした生産管理による高品質 な養殖魚の生産を実践している。 ②西日本トラフグ陸上養殖協議会を立ち上げて、県域を越えた技術交流ネットワークを築 いたほか、自社養殖のトラフグ、ウナギや地元産のウチワエビを使った加工品の製造な ど養殖以外の業種にも取り組み、多角経営を行っている。

2.受賞理由

①養殖では徹底した生産管理により県内の陸上養殖業者の中ではトップクラスの生産量を 誇り、特にトラフグにおいて疾病の抑制による高生残率、高成長によるコスト低減や身 質向上による単価アップに成功したことで、生産販売実績を伸ばし安定した経営を確保 したことが評価された。 ②県内外から研修者を多数受け入れ陸上養殖の発展に貢献していることに加え、地元漁業 者と連携した加工品の開発や、多角経営による事業規模の拡大に伴って地域の雇用創出 にも貢献している。 受賞者名:有限ゆうげん会社がいしゃ松永まつなが水産すいさん 市 町 名:平戸市 主な取組:ヒラメ、トラフグ陸上養殖 及び海水ウナギ養殖、地元 産品を使った加工品の製造 うちわえび ラーメン

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長崎県知事賞

収益性の高い魅力ある経営体部門 水産加工・流通の部

1.取り組みの概要

①堅実な水産加工業の経営を営み、塩干品に特化して研鑽を重ねて技術レベルを向上し、 大衆向けの「中骨なしあじ開き」、「あご丸干し」、「ワイン仕込みサバ」をはじめ、釣りア マダイなど特に厳選された原料を使った高級干物商品「極」を開発し、生産販売を行って いるほか、安定経営を目指し単独での直営店を佐世保市、長崎市さらには福岡市へ出店す るなど攻めの経営を展開している。 ②「東浜水産加工グループ」の先頭に立って、水産加工振興祭など祭事開催に尽力し、多 くの賞を受賞しているほか、干物文化の継承を目的に独自に子供向けの干物食べ方教室 を開催している。

2.受賞理由

①遠赤外線乾燥など独自製法を他社に先駆けて導入して、表面が乾燥し中身はふっくらと した消費者に好まれる様々な製品の開発に成功し、直営店などで売上を伸長させているこ とが評価された。 ②祭事や子供向けの「干物食べ方教室」や単独での「ひもの祭り」を開催するなど、干物 食文化の普及・継承を図り食の担い手育成や地域の活性化に貢献している。 受賞者名:株式かぶしき会社がいしゃ津田つ だ水産すいさん 市 町 名:佐世保市 主な取組:独自製法による、大衆向けや 高級志向の干物作り、干物文 化の継承等

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長崎県知事賞

浜・地域の魅力を活かした漁村の活性化部門

1.取り組みの概要

①明治39年に起きた海難事故を受け、勝本漁民の操業の安全と相互扶助を目的に勝本浦 19集落の代表で組織され、沖止めによる事故や遭難の防止、事故に備えた連絡指示や救 助体制を整備して操業の安全確保に日々取り組んでいる。 ②漁村集落のバックボーンである地元の祭事や儀式等の世話役を担って、伝統文化を継承 し漁村の活性化や後継者の育成に取り組んでいる。

2.受賞理由

①漁業者が自発的に始めた歴史ある取組により、漁民が安心して出漁し、また各人の事故 防止への意識向上に繋がったことで時化や突風など悪天候に起因する事故や、遭難の発 生をこれまで防いで無事故を実現していることが評価された。 ②地元祭事における参拝方法等細部にわたって伝統が守られ、またそれを受け継ぐ後継者 が育っていることや、地元の港祭りを先頭にたって盛り上げるなど地域活性化に果たす 役割が大きいことが評価された。 受賞者名:勝 本 町かつもとちょうぎょぎょう漁 業きょうどう協 同組合くみあい沖おき船頭せんどう 市 町 名:壱岐市 主な取組:海難事故の防止や地元伝統行事 等の継承 全船沖止めの旗

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長崎県漁業協同組合連合会長賞

収益性の高い魅力ある経営体部門 沿岸漁業の部

1.取り組みの概要

①自らの定置網漁業において漁獲物出荷の工夫をしたり、所属する対馬定置漁業協議会で 同業者間での交流を通じて、漁業技術の向上や研さんに取り組んでいる。 ②漁業就業希望者を研修生として自ら受け入れているほか、対馬市新規就業者就業推進協 議会において、会長として地域での研修生の受入に尽力している。

2.受賞理由

①十分な量が確保できず対馬島外へ出荷できない魚を地元スーパーに販売して利益に変え たり、イカ類の鮮度保持により水揚金額を向上させたことが評価された。 ②自ら受け入れた研修生を従事者として雇用したほか、対馬市新規就業者就業推進協議会 において受け入れた研修生の地域への円滑な定着を促進し対馬で担い手確保に貢献して いる。 受賞者名:中庭なかにわ 功いさお 市 町 名:対馬市 主な取組:定置網漁業の経営や漁業後継者の 育成

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長崎県漁業協同組合連合会長賞

収益性の高い魅力ある経営体部門 養殖業の部

1.取り組みの概要

①ブリ稚魚を安定的に確保し周年出荷体制を確立して生産・販売量を伸ばし、品質面では 肉色の褐変を抑え見栄えが良く体脂肪の過多を軽減した「ビワ茶五島ぶり」を開発・生 産し、大手量販店との取引を成功させている。 ②養殖ブリのアメリカ輸出に取り組むとともに、海外市場での販路拡大を視野に衛生環境 の整備に取り組み、養殖場・施設のEU・HACCPを取得しているほか、高い技術に より高品質の養殖クロマグロを生産している。

2.受賞理由

①他地区産養殖ブリとの差別化を図った「ビワ茶五島ぶり」が好評を博して、大手量販店 と継続的に取引を行うことが可能となり、販売量を伸ばしていることが評価された。 ②クロマグロ養殖や養殖ブリの海外輸出に取り組むなどの事業拡大に伴って、地区で最も 多くの従業員を雇う養殖企業へと成長し、従業員の処遇改善に取り組むなど地域での雇 用創出に貢献している。 受賞者名:株式かぶしき会社がいしゃ宝生ほうせい水産すいさん 市 町 名:新上五島町 主な取組:養殖ブリのブランド化とクロ マグロの生産販売

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すりみ鍋

長崎県漁業協同組合連合会長賞

収益性の高い魅力ある経営体部門 水産加工・流通の部

1.取り組みの概要

①長崎県、五島産の原料を積極的に使用した魚肉ねり製品を生産販売しており、特に長年 自社で改良を加えた「あじすりみ」を中心に安定した販売を続け、新製品やデザインを開 発、幅広い客層や五島はもとより、島外の販路も広く開拓し売上を伸ばしている。 ②学校給食へ食材を提供するとともに、地元小中学生等の見学を受け入れて地元原料を使 った製造工程を見学させるなど地域の社会教育にも貢献している。

2.受賞理由

①島内での小売、飲食業、宿泊業、保育・幼稚園及び老人ホームなど幅広い多方面の業態 や五島外への営業強化に加え、新製品やデザイン開発により若い世代や都市部への商品 アピールが奏功し、売上向上に繋がったことが評価された。 ②加工場の新設等生産規模の拡大に伴って新たに従業員を増やすなど、地域の雇用創出に 貢献しているほか、食育に繋がる小中学生の見学を受け入れるなど地域に貢献している。 受賞者名:株式会社しまおう 市 町 名:五島市 主な取組:五島をはじめ長崎県産の原料を 積極的に使用した魚肉ねり製 品の開発、生産販売 あじの活揚

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長崎県漁業協同組合連合会長賞

浜・地域の魅力を活かした漁村の活性化部門

1.取り組みの概要

①藻場回復策として、自らが採苗したクロメ等の種を用いた増殖、赤ウニの移植や食害生 物の駆除と防除、栄養塩の供給のための栄養塩ブロックの投入、定期的なモニタリング 等、他地区にない藻場の保全活動に取り組んでいる。 ②地元住民や小学生、地元を利用しているサーファーと共同した浜掃除を実施している。

2.受賞理由

①ヒジキやクロメの藻場回復について、自然群落の保護だけでは効果が薄いと考え、ガン ガゼ駆除と併せて自らが採苗した海藻の種を使ったり、肥料による栄養塩の添加など積 極的な手法を実施しているほか、実施後の効果を計測するために数値化したモニタリン グ調査を行うなど独自性を出して取り組み、効果発現に繋げていることが評価された。 ②漁業関係者以外を取り込んだ沿岸環境の美化に取り組むことにより、住民の環境意識の 向上に貢献している。 クロメの採苗準備作業 ヒジキの種苗床設置作業 受賞者名:江の浦え の う ら地区ち く 藻場も ばを大切たいせつにする会 市 町 名:諫早市 主な取組:海藻の種を使った増殖、栄 養塩の添加等による藻場回 復

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特別賞(ながさき水産業大賞運営委員会長賞)

1.取り組みの概要

①採介藻漁業から開始し、商品価値の低い小型サバ等の短期蓄養による付加価値向上、地 元産原料を使った干物等の水産加工、通販や地元スーパーでの鮮魚販売、地元産水産物 を提供する飲食業まで、様々な業種を組み合せた経営を実践している。 ②対馬地区漁業士会所属の漁業士として、対馬の魚をPRする取組や地元小中学校での魚 料理教室の開催など魚食普及活動に尽力している。

2.受賞理由

①送料など島外出荷に際して不利な条件を持つ離島の水産加工業者でありながら、第1次、 2次、3次産業まで幅広く取り組み、島内での6次産業化の優良事例として継続的に安 定した売上を確保していることが評価された。 ②低利用魚や利益が出ない雑魚を買い取って地元漁業者の所得向上に繋げたり、事業の拡 大に伴う雇用創出に加え、魚料理教室を通じた地元での魚食普及など地域にも貢献して いる。 受賞者名:有限ゆうげん会社がいしゃ丸徳まるとく水産すいさん 市 町 名:対馬市 主な取組:採介藻漁業、出荷調整のため の短期蓄養、水産加工、飲食 店経営など6次産業化 惣菜屋まるとく 肴や えん(飲食店)

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ウニフェンスの製作

特別賞(ながさき水産業大賞運営委員会長賞)

1.取り組みの概要

①アマモ場やホンダワラ類藻場の磯焼け対策について、講習会等で得た新しい知識を活か しながら対策エリアの状況に応じて、独自に考案したウニフェンスや魚ドームを使って 食害生物の防除を図るなど地域の藻場の状況に応じた方法を実施している。 ②青壮年部中心の活動が漁協女性部等の協力を得られるようにまでなり、さらに地元小学 校と共同でのアマモ移植など海藻の増殖に取り組んでいる。

2.受賞理由

①平成8年から磯焼け対策に粘り強く取り組んで、地域の藻場の状況に応じた方法をとる ことで藻場回復が認められた海域ではアオリイカ、カサゴやメバルの卵が見られるよう になるなど効果発現に繋げていることが評価された。 ②漁協青壮年部という漁村を担う若い世代が中心となって始めた活動に、漁協女性部や地 元小学校が参画し活動の輪が地域に広がることで、地域全体の磯焼けに対する意識向上 に貢献している。 受賞者名:北九十九き た く じ ゅ う く島しま地域ち い き活動かつどう組織そ し き 市 町 名:佐世保市 主な取組:地域の藻場の状況に応じた磯 焼け対策の実施 アマモの種粘土づくり

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平成28年度「ながさき水産業大賞」受賞者の概要

1長崎県知事賞 部門名 受賞者名 概 要 収益性の高い魅 力ある経営体部 門(沿岸漁業の 部) 平川 ヒラカワ 和博カズヒロ (対馬市) サイズや季節ごとに適した出荷先の選定や市場の意見を踏 まえた出荷方法の工夫などにより、他地区のアカムツと比べ 1,000 円程度の単価アップに成功している。 アカムツ延縄漁業者を組織化し、漁場利用のルール作りや 他地区の漁業者との操業調整に主導的に取り組む。 収益性の高い魅 力ある経営体部 門(養殖業の部) 有限会社 ユウゲンガイシャ 橋口 ハシグチ 水産 スイサン (新上五島町) 餌料改良によりブランド魚「秋ぶり」を開発、消費者受けのよ い魚臭さを抑え血合肉の変色が遅い肉質改良に成功し販売 量を延ばす。 近年は、米国向け輸出にも取り組み、生産量の拡大、販売 促進の充実を図り地域の雇用確保にも貢献している。 収益性の高い魅 力ある経営体部 門(水産加工・流 通の部) 長崎 ナガサキ 蒲鉾 カマボコ 有限会社 ユウゲンガイシャ (長崎市) 長崎県産魚や消費者ニーズにこだわって新技術や独自の アイデアを活かした練り製品の製造販売に取り組み、安定的 な売上で推移している。 地元小学校の社会科見学を受け入れるなど、魚食普及や 水産業への関心の向上など社会貢献にも取り組む。 浜・地域の魅力 を活かした漁村 の活性化部門 トロの華ハナ生産者セイサンシャ協キョウ 業 ギョウ 体 タイ (対馬市) 美津島町管内のマグロ養殖業者9団体の協業化による「トロ の華」ブランドの確立している。 消費者のニーズに合わせた飼育管理法の構築、出荷方法 を改善した他、県内の養殖業者に対し視察研修を通じて養 殖法を広め、県内のクロマグロ養殖の振興にも貢献してい る。 2長崎県漁業協同組合連合会長賞 部門名 受賞者名 概 要 収益性の高い魅 力ある経営体部 門(沿岸漁業の 部) 大石 オオイシ 久志ヒ サ シ (松浦市) 煮干加工工程の効率化に向け機器を整備し操業回数の増 加を実現、生産量を前年比60%向上させた他、そのまま食 べられるいりこなど新商品の開発にも取り組む。 煮干の生産量増大により経営の安定を図り、地域の雇用確 保にも貢献している。 収益性の高い魅 力ある経営体部 門(養殖業の部) 吉浦 ヨシウラ 英男ヒ デ オ (佐世保市) 養殖トラフグの生産と加工を手がけ、独自ルートによる販売 やふるさと納税返礼品として出荷量を増やすほか、専用スラ イサー等を整備し価値の高い加工品を生産している。 親子で養殖から加工まで行い、それぞれが漁協で理事や 青年部役員を務めるほか、地域でのトラフグ養殖をけん引し 雇用確保にも貢献している。 収益性の高い魅 力ある経営体部 門(水産加工・流 通の部) 南 ミナミ こころ (新上五島町) 地元産トビウオを使って、焼きあごの製造販売、他の地元産 品と組み合わせた商品を開発しトビウオ加工品の販売金額を 年々向上させている。 加工規模を拡大し、周年働ける場を作ることで地域の雇用

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確保にも貢献している。 浜・地域の魅力 を活かした漁村 の活性化部門 新 シン 松浦 マツウラ 漁協 ギョキョウ 青島 アオシマ 女性 ジョセイ 加工 カコウ 部 ブ (松浦市) 昔ながらの添加物を使用しない製法で青島かまぼこを商品 化し販売するなど、低利用魚の加工、販売により女性の雇用 確保等漁村地域の活性化に貢献している。 地元小中学校での魚料理教室等、魚食普及活動にも取り 組む。 3特別賞(ながさき水産業大賞運営委員会長賞) 部門名 受賞者名 概 要 収益性の高い魅 力ある経営体部 門(水産加工・流 通の部) 早田 ソウダ 真路シンジ (対馬市) 水揚不振により売上が減少したイカ加工品に代わり、アマダ イ等の加工品についてSNS等使った販促活動に尽力し、個 人向け販売量を延ばす。 地元小中学校及びケーブルテレビでの魚料理教室の開催 等、魚食普及活動にも取り組む。 浜・地域の魅力 を活かした漁村 の活性化部門 壱岐 イキ 市 シ 立 リツ 八幡 ヤハタ 小学校 ショウガッコウ (壱岐市) 海岸清掃と併せ子供達が水産業に対する理解と関心を深 められるよう、ウニ加工体験や海女漁の講話などを実施して いる。 地域住民や漁協、漁業者等と連携した海岸清掃活動を通 して、児童、教員、保護者、漁協が地域内で連携を深めるこ とに繋がっている。

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平成27年度「ながさき水産業大賞」受賞者の概要

1長崎県知事賞 部門名 受賞者名 概 要 次世代へつなぐ 海づくり部門 佐世保市浅子 ア サ ゴ 地区 活動組織 (佐世保市) 平成25年度から藻場の回復に取組み、水産業普及指導セン ターや民間専門家等の技術サポート、講習会開催等による技 術の向上と情報の共有を図りながら、ウニ等の駆除、保護区域 の設定等を実施した結果、保護区域(約4,400㎡)において 藻場が回復。 収益性の高い 経営体づくり部門 (団体の部) 松浦共同陸上魚類 (松浦市) 平成 18 年度からトラフグ陸上養殖に取組み、全国でもトップ クラスの生産体制を確立するとともに、新松浦漁協等との連携 によりトラフグ加工の拠点づくりにも取り組む。 収益性の高い 経営体づくり部門 (個人の部) 溝川浩司コウジ (長崎市) 「骨食鰤コッショクブリ」(骨まで食べられる荒炊き)等従来品にない新規性 を持った水産加工品の商品開発、製造、販売に取り組み、平 成 25 年度長崎県特産品新作展(水産加工品部門)で最優秀 賞、平成 26 年度長崎県水産製品品評会で水産庁長官賞を受 賞。 活力ある漁村づく り 部門 山田博治ヒロジ (平戸市) 漁業技術の指導により地域の漁業後継者を育成(4名独 立、2名を指導中)するとともに、志々伎イカ釣り組合(任意団 体)の設立による操業秩序の維持、まき網漁業との調整、男女 群島におけるメダイ漁場の開発やイカ釣り用餌木エギ (「早福ハイフク型」) の開発など、様々な活動により地元だけでなく五島などの漁業 にも貢献。 2長崎県漁業協同組合連合会長賞 部門名 受賞者名 概 要 次世代へつなぐ 海づくり部門 半城湾 ハンセイワン 会 (壱岐市) 平成23年から毎年1回、壱岐市郷ノ浦町の半城湾におい て、地域住民等百数十名の参加により、漁船を活用した海浜 清掃により20~30m3のごみを回収。 収益性の高い 経営体づくり部門 (団体の部) 上五島町漁業協同 組合 (新上五島町) 移動販売車の活用による福岡都市圏での消費拡大に取り組 み、平成26年度の売上利益は当初の約2.5倍、仕入額は約 2 倍に増大し、漁協のみならず地域漁業者の経営安定にも貢 献。さらに高齢化への対応のため島内直販事業にも着手。 収益性の高い 経営体づくり部門 (個人の部) ㈱東峰トウホウ水産 (対馬市) 地元のイカを主体としたスルメ加工や県総合水産試験場の技 術を利用した傷イカの有効活用、白子・真子などイカの未利 用・低利用部位の利用により、イカ漁業の安定に寄与。 活力ある漁村づく り 部門 扇 康一 オウギ コウイチ (対馬市) Iターン者等への技術指導(3名が独立)、アマダイ延縄漁 業等の操業方法改善、新漁法(アジ・サバ漕コ ぎ釣り)、鮮度保

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持技術の導入、アマダイのブランド化(「紅王ベニオウ」)により地域漁業 に貢献。 3特別賞(ながさき水産業大賞運営委員会長賞) 部門名 受賞者名 概 要 活力ある漁村づく り 部門 魚のまち長崎応援 女子会 (長崎市) 「魚のまち長崎」の認知度向上や市民の健康増進等のた め、魚料理店のガイドブック4,000部の販売や、調理教室の 実施等の魚食普及活動を推進。 収益性の高い 経営体づくり部門 (個人の部) ㈱浜口水産 (五島市) 五島近海で獲れた新鮮な魚を原料に、県内産の塩と地元 海水塩を混合した塩を使用するなど、地元産にこだわった練り 製品の製造、販売促進に努力。

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平成26年度「ながさき水産業大賞」受賞者の概要

1長崎県知事賞 部門名 受賞者名 概 要 次 世 代 へ つ な ぐ 海 づくり部門 長与浦再生活動組 織(長与町) 地域が一体となり長与浦浅海域の保全活動に取り組んだ結果、アマ モ場が回復した。開始2 年後にはナマコ・シャコの水揚げの増加に よる所得向上が見られ、漁業者や地域住民の環境に対する意識改革 に貢献した。 収 益 性 の 高 い 経 営 体づくり部門(団体 の部) 長崎かんぼこ王国 推進委員会 (長崎市) 「長崎おでん」レトルトパック、「ちゃポリタン」等の新商品開発 やイベントの開催等のPR活動により、練り製品の売上げ増、原料 である地元水産物の消費拡大に貢献した。 収 益 性 の 高 い 経 営 体づくり部門(個人 の部) 末 すえ 竹 たけ 邦彦くにひこ (佐世保市) マガキ養殖のオフシーズンに旬を迎えるイワガキ養殖で、九十九島 地区において先駆的に最新技術の導入に取り組み、品質及び知名度 の向上や地域全体の養殖技術の底上げにより、九十九島養殖イワガ キのブランド化の推進に貢献している。 また、オイスターバーへの出荷や海外への輸出等、新たな分野へ商 品を提供し、養殖カキの販路開拓に寄与している。 活 力 あ る 漁 村 づ く り 部門 草葉 く さ ば 英次 え い じ (対馬市) 地域における漁業後継者育成のため、計画的(約4 年毎)に乗り子 を雇用、漁労技術や心構え等を指導することで漁業後継者の確保及 び定住人口確保に貢献している。 2長崎県漁業協同組合連合会長賞 部門名 受賞者名 概 要 次世代へつなぐ海づ くり部門 長 崎 市 新 三 重 漁 業協同組合 潜水漁業部会 (長崎市) 磯焼け対策に取り組み、ウニの適正管理により藻場の回復と漁獲増 及びアワビ資源の回復に貢献している。 収益性の高い経営体 づくり部門(団体の 部) 鴨 居 瀬 地 区 ヒ ジ キ養殖部会 (対馬市) 主要漁業のイカ釣りの漁閑期に副業としてヒジキ養殖に新たに取り 組んだことで所得向上に貢献するとともに、ヒジキ種苗生産技術開 発にも取り組み、種苗安定確保と経費削減に道筋をつけたことで地 区内外への波及にも寄与している。 収益性の高い経営体 づくり部門(個人の 部) 山口 やまぐち 倫りん矢や (壱岐市) 真珠養殖において日々の研鑽により卓越した挿核技術を習得し、常 に高品質の真珠作りを追及することで収益性の向上に貢献、技術向 上により、企業経営の安定に寄与している。 活力ある漁村づくり 部門 山田 や ま だ 大ひろし (新上五島町) アコヤ貝養殖の遊休漁場を有効活用した貝類養殖(マガキ・イワガ キ等)の推進及び加工品の製造・販売など新たな事業拡大により6 次産業化の推進、地域での新規雇用創出に貢献している。 3特別賞(ながさき水産業大賞運営委員会長賞) 賞の種類 受賞者名 概 要 特別賞 井上 いのうえ 広ひろ孝たか (雲仙市) イワガキ養殖において収獲時の殻破損や形状不良の課題を解消す べくシングルシード種苗生産を発案し、県総合水産試験場のシング ルシード種苗生産技術の開発に貢献した。 この種苗生産技術は、県内各地に技術移転され、本県イワガキ養殖

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の振興に大きく寄与している。 特別賞 細井 ほ そ い 尉 い 佐 さ 義 よし (対馬市) 地域に新たな鮮度保持技術(首折り〆)を導入し、新たな市場を開 拓(築地・熊本)、個人で行っていたインターネットでの鮮魚販売 を地元漁業者グループでの販売までに発展させ、地域漁業の収益力 向上に貢献している。 また、島内で初めて開始した海上バードウォッチングは、ツアー企 画に取り入れられるなど交流人口の拡大及び雇用創出に繋がって いる。

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平成25年度「ながさき水産業大賞」受賞者の概要

1長崎県知事賞 部門名 受賞者名 概 要 次 世 代 へ つ な ぐ 海 づくり部門 勝本町漁協 県外いか釣船組合 (壱岐市) 日本海におけるスルメイカ漁場開拓の先駆者であり、本県いかつり 漁業の中心的役割を発揮し、集魚灯の光力規制や一斉休漁日による 資源管理、LED 集魚灯導入に係る実証事業の実践やブランド化な ど流通改善に取り組み、本県いかつり漁業に貢献している。 収 益 性 の 高 い 経 営 体づくり部門(団体 の部) 対馬あなご籠実行組 合 (対馬市) 「対馬西アナゴ」のブランド化に向けて「対馬あなご祭り」開催や 大都市圏でのPRに取り組み、高品質の評価を得て魚価の向上に繋 げたほか、他漁業との調整により操業秩序の維持や小型アナゴの資 源保護などに寄与している。 収 益 性 の 高 い 経 営 体づくり部門(個人 の部) 吉村 よしむら 元嗣も と し (対馬市) ブリ・タイ延縄など多種類の漁法を独自改良し漁獲を向上させると ともに、これを広く公開し普及に努め、地域漁業の発展に貢献して いる。また、マグロ養殖において、天然種苗の生残率を向上させ、 得られた知見を大学等へ提供し、本県の沿岸漁業、養殖業の振興に 寄与している。 活 力 あ る 漁 村 づ く り 部門 上対馬町漁業協同組 合青壮年部 (対馬市) 青壮年グループ活動を通じて、新漁法の導入、魚食普及、海難防止、 漁場保全などの取組を多岐に亘って展開し、地域漁業の発展に貢献 している。 また、タチウオの「銀太」、アカアマダイの「紅王」のブランド化 に成功したほか、震災被災地への支援など率先した活動は他地域へ の模範となっている。 2長崎県漁業協同組合連合会長賞 部門名 受賞者名 概 要 次 世 代 へ つ な ぐ 海 づ くり部門 五島ふくえ漁協 久賀島潜水部会 (五島市) 磯焼け対策に取り組み、ウニの適正管理により藻場の回復とウニの 身入りを改善するとともに、他漁協婦人部との連携より食害動物 (ガンガゼ等)を有効活用し加工食品化に繋げた。 収 益 性 の 高 い 経 営 体 づ く り 部 門 ( 団 体 の 部) 九 十 九 島 漁 業 協 同組合 (佐世保市) 全国有数の煮干産地として、六次産業化に向け農業・商工業が連携 したユニークないりこ加工品の開発に取り組み、煮干の消費拡大に 貢献するとともに、「九十九島トラフグ」のブランド化の取組など 漁業者の経営安定に寄与している。 収 益 性 の 高 い 経 営 体 づ く り 部 門 ( 個 人 の 部) 北野き た の 寛ひろし (島原市) 「ワカメ養殖研究会」の結成や未利用メカブの共同出荷体制の構築 に貢献するとともに、茹で釜により湯通しの大量処理方法を考案し 普及させ、地域のワカメ養殖の安定生産に寄与した。 活力ある漁村づくり 部門 さ い か い 丼 協 議 会 (西海市) 地元産水産物等を食材に、市内飲食店がオリジナル丼を提供する 「さいかい丼」フェアを開催し、生産者の手取向上、地産地消など 地域活性化に貢献している。 3特別賞(ながさき水産業大賞運営委員会長賞) 賞の種類 受賞者名 概 要 特別賞 橘湾東部漁業協同組合 赤貝業者部会(雲仙市) 小型アカガイの再放流、保護区の設定など、アカガイの資源管理 と操業秩序の維持に取り組み、水揚量が以前と比べ倍増し漁業者 の所得向上に繋がるなど、他地域へ推奨すべき取組である。

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平成24年度「ながさき水産業大賞」受賞者の概要

1長崎県知事賞 部門名 受賞者名 概 要 収益性の高 い経営体づ くり 小長井町漁業協同 組合 (諫早市) シングルシード(一粒種)を用いたマガキ養殖に取り組 み、「華漣(かれん)」と名づけ東京のオイスターバーに出 荷して高い評価を獲得。さらに、第1回かき日本一決定戦 (殻付き生牡蠣)では初代王者の栄誉を得るなどし、新たな ブランドを確立することで地域の活性化に大きく貢献し た。 活力ある漁 村づくり 峰東女性部キッチ ン (対馬市) 「地元の美味しい水産物を子供達に食べてもらいたい」 という地元の要望にこたえた地元産品を活用した水産加 工の取組みが、対馬市内の全町の学校や養護老人ホームで 給食に採用されるまで発展。水産物の付加価値向上、食育 の推進に大きく貢献し、女性の社会参加の模範となってい る。 2長崎県漁業協同組合連合会長賞 部門名 受賞者名 概 要 収益性の高 い経営体づ くり 対馬真珠養殖漁業 協同組合青年部 (対馬市) 長期に渡ってアコヤガイ赤変病の対処方法を研究、発症 低減に尽力。研究の成果は、平成 23 年度の全国の品評会 で「浜揚げ・花珠」の2部門で最高位を受賞するなど評価 されており、本県の養殖技術向上に大いに貢献した。平成 23 年度全国青年・女性漁業者交流大会で農林水産大臣賞 受賞。 活力ある漁 村づくり 奈留町一本つり研 究会 (五島市) ケンサキイカの水揚減少を期に同研究会を発足。学習会 を開催し、タチウオ曳縄漁法の普及に努めた結果、水揚量 が 36.6 トン(H19)から 94.2 トン(H20)に増加。現在も新技 術の開発に取り組む。また、後継者対策では I ターン者に 対しても、技術指導を惜しまず地域の模範となっている。 3特別賞(ながさき水産業大賞運営委員会長賞) 賞の種類 受賞者名 概 要 特別賞 長崎大学水産学部 学友会 (長崎市) 漂着ゴミの問題を機に平成 4 年学部生が自ら提案し、海 浜清掃活動を開始。学部生の志が受け継がれ続け、15 年 間が経過した現在では、夏季と秋季の年2回、毎回 60~ 100 名が参加して行われる学生による地域の環境保全の ボランティア活動として定着・貢献している。 特別賞 新上五島町栽培漁 業推進協議会 (新上五島町) 昭和 60 年度に放流用アワビ種苗(5 万~20 万個)の生 産を開始。カサゴ(5~7 万尾)、オニオコゼ(約 2 万尾)、 サザエ(約 2 万個)の種苗を生産・放流しており、地域の 栽培漁業の中核。放流漁場では放流アワビ混獲率は 80% 前後もあることなど、種苗放流の効果も明らかにした。

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平成23年度「ながさき水産業大賞」受賞者の概要 1長崎県知事賞 部門名 受賞者(組織)名 概 要 次世代へつな ぐ海づくり 五島太刀魚曳縄協議会 (五島市) 使用漁具の制限等を定めた操業ルールの遵守や小型 魚の出荷制限等により、タチウオ資源の適切な管理と 「五島太刀」のブランド化を実現 収益性の高い 経営体づくり (団体) 大村湾漁業協同組合 (時津町) 県内の漁協で初となるほぼ毎日稼動の移動販売を開 始し、直売所とあわせて高鮮度かつ安価な地元水産物 の販売に取り組み、消費者からの評価も高い。 収益性の高い 経営体づくり (個人) 山口 やまぐち 立也り つ や (南島原市) 県内最大のヒトエグサ生産量とその品質の良さを誇 り、県内各地からの研修受入れや現地指導を熱心に行 う等、本県ヒトエグサ養殖の普及・定着に尽力 活力ある漁村 づくり 新松浦漁業協同組合 女性部 (松浦市) 都市部の修学旅行生を積極的に受け入れることで漁 村文化を発信、受入数も年々増加し、地域経済への波 及効果も高く、漁村地域の活性化に貢献 2長崎県漁業協同組合連合会長賞 部門名 受賞者(組織)名 概 要 次世代へつな ぐ海づくり 勝本町漁業協同組合 (壱岐市) 30年以上もの長きにわたる継続的な漁場監視活動 により、七里ヶ曽根漁場の操業秩序維持と水産資源の 保護に貢献 収益性の高い 経営体づくり (団体) 勝本町漁協マグロ研究会 (壱岐市) マグロ一本釣漁業において、新技術導入による漁獲物 の鮮度向上等高付加価値化を目指した結果、築地市場 で勝本産マグロの評価と平均単価が向上 収益性の高い 経営体づくり (個人) 島 しま 居い 孝たか廣ひろ (対馬市) 独自ブランド「対洲黄金あなご」を商標登録し、加工 品開発や島内でのイベント開催に尽力した結果、対馬 産アナゴの認知度と平均単価が向上 活力ある漁村 づくり 山川 やまかわ 富士夫ふ じ お (平戸市) 県北地区を代表する漁業者のリーダー、長年一本釣漁 業を営む傍ら、地区漁業士会会長等を務め後進の育 成・指導にも尽力し、地域の発展に貢献 3特別賞 賞の種類 受賞者(組織)名 概 要 長崎県知事賞 小長井町漁業協同組合 カキ生産部会 (諫早市) 小長井牡蠣(地域団体商標登録済み)のブランド化に 取り組み、カキ養殖を地域の基幹漁業にした。また、 震災支援のチャリティーカキ焼きや宮城県での支援 活動の実施など、ボランティア精神にも富む。 長崎県知事賞 九十九島カキ養殖業者 復興支援隊 (佐世保市) 県内最大のカキ養殖産地「九十九島地区」は、宮城県産 種ガキに支えられてきたため、有志により支援隊を結 成し、県内水産業界の先陣を切って宮城県のカキ養殖 業へ人的・物的支援を実施 長崎県知事賞 マル井水産(有) (雲仙市) 日本で初めてサンマ棒受網漁業の集魚灯を全灯 LED 灯に転換し、省電力で作業環境も向上する LED 漁法 のモデル経営体として全国で普及に努めている。ま

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た、地元産原料を使った蒲鉾の製造・販売でも地域活 性化に貢献 長崎県漁業協 同組合連合会 長賞 奈良尾町漁業協同組合 女性部 郷土料理研究会 (新上五島町) 約400年前から奈良尾地区に伝わる郷土料理をア レンジした「紀寿司」を開発し島内外で販売する一方、 地元の公民館等で魚料理教室の講師を務めるなど、郷 土料理を通した島の活性化に積極的に取り組む。

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平成22年度「ながさき水産業大賞」受賞者の概要

1長崎県知事賞 部門名 受賞者(組織)名 住 所 概 要 資源を育む 海づくり 壱岐栽培センター 壱岐市 ・アワビ、アカウニ等の放流用種苗の計画的生産や 放流効果調査、藻場の回復に取り組み、地域の資源 水準の維持に貢献。 魅力ある経 営体づくり (個人) ひさやま 久山 つや子 雲仙市 ・雲仙市の女性リーダーで、地域の活性化や次世代 の育成に尽力。特に「雲仙かまぼこまつり(H21.11)」 を実現するなど、蒲鉾を用いた地域活性化に貢献。 ・県開発のイカすり身技術を利用した商品が売れ筋 になるなど商品開発にも積極的に取り組む。 魅力ある経 営体づくり (団体) 長崎さば生産グル ープ 佐世保市 ・さば養殖業者5社が独自に考案した飼料を用いた 「長崎ハーブさば」を商標登録し、他との差別化に よる単価向上、販路拡大などに成果。また、「長崎 ハーブさば」を使用した加工品の開発・販売にも取 り組む。 未来につな ぐ人づくり・ 漁村づくり 長崎市たちばな漁 業協同組合 長崎市 ・「戸石フレッシュ朝市」の開設や、地元での知名 度が低く消費が少ない魚介類を用いた「戸石はも祭 り」「戸石とらふぐかき祭り」の開催など地産地消 に貢献。 2長崎県漁業協同組合連合会長賞 部門名 受賞者(組織)名 住 所 概 要 資源を育む 海づくり 上対馬町漁協アマ ダイ延縄協議会 対馬市 ・「長崎県対馬海域アマダイ資源回復計画」の実現 に貢献。また、国・県が実施したアマダイの種苗生 産技術や資源管理手法開発の調査・研究に積極的に 協力。 魅力ある経 営体づくり (団体) 有川町漁業協同組 合 新上五島町 ・地元定置網漁業などで水揚げされる水産物(イカ、 トビウオ等)を加工・販売し、地域水産物の付加価 値向上や雇用の確保等、上五島地域の漁業経営安定 化に貢献。 未来につな ぐ人づくり・ 漁村づくり 平戸市漁協青年部 連合会 平戸市 ・市内小学生を対象とした漁業体験や魚料理教室の 実施、市内外の女性を対象とした魚さばき方講座の 開催、独身のまき網船乗組員と独身女性との出会い の場の提供など浜の活性化に貢献。 3特別賞(知事賞) 部門名 受賞者(組織)名 住 所 概 要 魅力ある経 営体づくり (団体) 長崎漁港水産加工 団地協同組合 長崎市 ・長崎魚市に水揚げされる水産物を加工し、付加価 値向上と長崎の水産物のブランド化に貢献。 ・平成「長崎俵物」の県内最大の取扱窓口として年 間約1億円を販売し、海外でもフェアを開催。

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未来につな ぐ人づくり・ 漁村づくり 五島漁業協同組合 岐宿支所女性加工 部(浜ちどり会) 五島市 ・下五島地域で唯一、加工事業に取り組む漁協女性 部。低・未利用雑魚を原料とし、地域の伝統食品で ある潮豆腐などを取り入れた加工品の開発と販売を 実施し、地域の活性化と女性の働く場の提供に貢献。

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平成21年度「ながさき水産業大賞」受賞者の概要

1長崎県知事賞 部門名 受賞者(組織)名 住 所 概 要 資源を育む 海づくり 小値賀町小発動 連合会 小値賀町 ・イサキの徹底した資源管理(疑似餌を使用した一 本釣りの徹底(撒き餌禁止)や小型魚(150g以下)の保 護等)により県内トップの水揚数量を誇る。 ・ここで水揚げされたイサキは「長崎いさき(値賀 咲)」としてブランド化され、主に関東、関西で安 定した取引が行われている。 魅力ある経 営体づくり 長崎市新三重 漁業協同組合 長崎市 ・女性部の積極的な魚食普及活動(市内や首都圏の 小学校での出前講座の開催、毎月1回開催される漁 協の朝市でのイベント開催等)により、地元水産物 のPRを行うとともに、子どもたちに水産業の魅力 や魚のおいしさを伝えている。 ・厳正な規格をクリアしたマアジをブランド化し (「ごんあじ」)、全国で販売展開しており、本県の 魚のブランド化のモデルとして貢献。 未来につな ぐ人づくり ・漁村づく り 野母崎三和漁業 協同組合 長崎市 ・新規就業者の受け入れ体制の整備により着実に就 業者が着業(H15~20で8人)しており、地域の活性 化に寄与している。 ・「伊勢エビまつり」(H12~)は地元料理店等とも連 携した地域ぐるみのイベントで、「野母んあじ」の ブランド化などもあわせて、地元水産物を活かした 地域振興に貢献。 2長崎県漁業協同組合連合会長賞 部門名 受賞者(組織)名 住 所 概 要 資源を育む 海づくり 西海大崎漁協 黒潮会 西海市 ・アワビの資源管理(漁法、操業期間、殻長制限、 藻場の造成等)を総合的に行い、資源水準を維持。 (県内全体の漁獲量は減少している。) ・会員が漁獲物の殻長測定、操業日誌の記帳を自ら 行い、データを収集、実践に取り組む。 魅力ある経 営体づくり 佐世保市相浦 漁業協同組合 佐世保市 ・「カキ」養殖技術の向上や販売促進により生産量 が増大(4倍)し、養殖カキの産地として知名度が向 上。 ・「九十九島かき食うカキ祭り」(H13~)は、カキと いう特定水産物と観光をタイアップした他に類を見 ない特徴ある取組で、市の冬の観光資源として定着 している。 未来につな ぐ人づくり ・漁村づく り 女性グループ 「母々の手」 平戸市 ・観光定置と連携した朝食サービスの提供等、定置 網で獲れた地魚にこだわった浜の料理を提供する食 堂をオープン(H20年4月)。当初の計画を大きく上回 る多くの来店者があり、計画の約4倍もの売上があ った。 ・地元女性の雇用の場(10人)となっており、浜の 活性化にも貢献している。

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3特別賞(知事賞) 部門名 受賞者(組織)名 住 所 概 要 未来につな ぐ人づくり ・漁村づく り 壱岐東部漁協 海女組合 壱岐市 ・県内で唯一の女性グループ(90人)で、ウェット スーツを着用しない伝統的な素潜りで共同労働慣行 による伝統漁法を伝承。発足は明治以前とも言われ ている。 ・資源増大を目的とした禁漁区の設定やアワビ種苗 放流、会員全員で海岸清掃やコンブ養殖を実施する など、漁場の環境保全や漁村の活性化にも貢献。

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参照

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