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Microsoft Word 運営方針(本編)

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Academic year: 2021

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(1)

第2 事業の現状把握 1 経営分析 経営指標等を用い、工業用水道事業の経営分析を行った。なお、経営分析を行 うに当たり、埼玉県と施設規模(現在配水能力等)が同程度である群馬県及び徳 島県との比較を行った。 (1)給水収益と契約水量 契約水量は、昭和57年度をピークに減っており、平成5年度以降は毎年平 均約2%ずつ減少してきている。(平成17年度には大口需要家の撤退があり、 約5%契約水量が減少する見込みである。) 給水収益も、平成5年度に料金改定を行って以来、実質的な改定は行ってい ないため、近年は契約水量の減少に比例して下降してきている。

給水収益と一日平均契約水量

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 給水収益(百万円) 0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 300,000 350,000 400,000 契約水量(m3/日) 給水収益 2,536 2,471 2,127 2,097 2,091 2,002 1,957 2,005 1,053 2,560 1日平均契約水量 306,551 292,090 250,502 247,645 247,083 235,537 230,864 229,310 189,320 344,053 H5 H10 H12 H13 H14 H15 H16 群馬県 徳島県 全国平均

給水収益と一日平均契約水量

給水収益(百万円) 契約水量(m3/日)

(2)

(2)給水原価(契約水量1m3当たりの費用) 水源転用の効果により平成11年度以降減少傾向にあった給水原価が、平成 16年度は、15年度に比べ増加に転じている。これは、総費用が削減された 以上に契約水量の減少が大きく影響したものである。 群馬県・徳島県や全国平均と比較すると、支払利息は最も低く、維持管理費 (修繕費、薬品費、動力費、委託料及び職員給与費)は最も高くなっている。 これは、1m3配水するための管路距離の比率が群馬県の約 1.4 倍、徳島県 の約 5 倍であることや排水処理方法の違いなど、施設内容の相違により維持管 理コストに違いがでているためと思われる。

給水原価(契約水量1m

3

当たりの費用)内訳

2.88 2.14 1.72 1.59 1.75 1.74 1.58 1.84 1.97 2.41 2.07 1.98 2.04 1.13 1.19 1.06 5.77 6.37 5.28 5.45 5.56 5.61 5.66 7.5 4.96 1.34 1.29 1.12 1.24 1.5 1.55 1.09 2.08 1.38 2.35 4.33 4.28 4.33 4.12 3.8 4.1 3.51 2.52 4 0.36 1.65 3.13 2.85 2.84 2.41 1.85 0.66 1.23 1.52 1.55 0.89 1.36 1.19 0.63 0.57 0.5 0.14 0.04 0.36 0.37 0.42 0.52 0.09 1.61 4.65 7.76 2.57 4.92 2.25 2.42 2.52 2.72 5.61 5.19 2.90 0 5 10 15 20 25 30 H5 H10 H12 H13 H14 H15 H16 群馬県 徳島県 全国平均 円/m3 その他 支払利息 減価償却費 修繕費 薬品費 動力費 委託料 職員給与費 19.19 20.70 21.46 18.93 19.77 21.14 13.70 21.26 24.39 22.89

(3)

(3)営業収支比率と経常収支比率 本業の収益性を示す営業収支比率は、平成16年度は15年度に比べ減少し たが、依然140%程度と良好な状態である。群馬・徳島の2県に比べると低 くなっている。 営業収支に営業外収支を加味した経常収支比率は、12年度以降100%を 超え黒字基調となっている。 営業収支比率と経常収支比率の差は、主に支払利息によるもので、2県と比 べ支払利息の負担が少ないため、その差が小さくなっている。 営業収支比率 通常の営業活動に要する費用を、営業活動に必要なものとして徴収している給水収益等の営 業収益でどの程度賄っているかを示す指標。営業活動のもうけ状況を示す。 営業収益-受託工事収益 営業収支比率(%)= ×100(%) 営業費用-受託工事費用 経常収支比率 経常費用(営業費用+営業外費用)が経常収益(営業収益+営業外収益)によってどの程度 賄われているかを示す指標。営業収支に財務活動などの営業外収支を加味したもの。これが 100%未満であることは経常損失が生じていることを意味する。 営業収益+営業外収益 経常収支比率(%)= ×100(%) 営業費用+営業外費用

営業収支比率と経常収支比率

108.4 110.7 111.7 116.0 121.2 120.8 124.9 114.4 136.4 120.8 131.6 127.7 129.1 134.8 142.6 137.9 138.5 150.0 113.3 97.9 60 80 100 120 140 160 H5 H10 H12 H13 H14 H15 H16 群馬県 徳島県 全国平均 % 営業収支比率 経常収支比率

(4)

(4)損益勘定職員数 柿木浄水場の運転管理室(監視操作業務)の委託化や平成17年3月から の公設民営化に向けて、職員を削減してきた。契約水量10,000m3/日 あたりの職員数についても、16年度は、契約水量の減少分以上に職員を削 減したことにより減少した。 群馬県・徳島県と比べると、契約水量10,000m3/日当たりの職員数 は多くなっている。

損益勘定職員数の推移

35 45 21 29 38 41 41 41 52 40 0 10 20 30 40 50 H5 H10 H12 H13 H14 H15 H16 群馬県 徳島県 全国平均 人 契約水量1万m3/日当たりの職員数 1.02 1.11 1.26 1.65 1.74 1.62 1.66 1.64 1.54 1.70 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 H5 H10 H12 H13 H14 H15 H16 群馬県 徳島県 全国平均 人 損益勘定職員数の推移

(5)

(5)企業債等残高・発行額・元金償還額 平成11年度に、水道用水供給事業への水源転用に伴い企業債を繰上償還し たため、企業債残高が約40億円減少した。また、12年度以降企業債を発行 していないため、残高は少しずつ減少している。(平成17年度に企業債5億 5,600万円の繰上返済を実施した。) 群馬県と比べて、企業債等の残高はかなり少なくなっている。 企 業 債 ・ 機 構 負 担 年 賦 金 等 の 残 高 0 5 ,00 0 1 0 ,00 0 1 5 ,00 0 2 0 ,00 0 百 万 円 建 設 改 良 の た め の 他 会 計 借 入 金 0 0 0 0 0 0 0 4 ,5 5 0 1 8 5 機 構 負 担 年 賦 金 残 高 0 0 0 0 0 0 0 1 ,9 9 5 0 企 業 債 残 高 1 0 , 4 0 7 9 ,3 0 9 5 , 0 2 3 4 , 7 2 4 4 ,4 2 9 4 , 1 2 6 3 , 8 1 1 1 0 , 3 8 1 3 , 8 4 9 H 5 H 1 0 H 1 2 H 1 3 H 1 4 H 1 5 H 1 6 群 馬 県 徳 島 県

建設改良のための企業債発行額と元金償還額

0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1,000 百万円 企業債発行額 974 150 0 0 0 0 0 417 0 376 企業債元金償還金 487 577 303 300 295 303 315 485 200 737 H5 H10 H12 H13 H14 H15 H16 群馬県 徳島県 全国平均 建設改良のための企業債発行額と元金償還額

(6)

(6)企業債残高と内部留保資金 近年、当県の企業債残高は減少傾向にあり、また水源転用に伴う固定資産売 却による特別利益を平成12年度から15年度まで毎年約13億3千万円ず つ計上したため、内部留保資金は大幅に増加した。12年度からは、内部留保 資金が企業債残高を上回り、現在は2県と比べても優良な資金保有状況にある といえる。 ※内部留保資金:流動資産-流動負債-貯蔵品-引当金

企業債残高と内部留保資金

-1,000

2,000

5,000

8,000

11,000

14,000

百万円

内部留保資金 2,422 2,826 5,103 6,552 8,536 9,819 9,878 -340 1,534 2,395 企業債残高 10,407 9,309 5,023 4,724 4,429 4,126 3,811 10,381 3,849 13,101 H5 H10 H12 H13 H14 H15 H16 群馬県 徳島県 全国平均 企業債残高と内部留保資金 百万円

(7)

(7)自己資本構成比率と固定負債構成比率 自己資本構成比率は、平成11年度に水源転用に伴う固定資産売却による特 別利益があったことから平成12年以降、順調に上昇し15年度からは80% を超えている。 固定負債構成比率は、自己資本構成比率とは逆の傾向を示し、15年度から は20%を下回った。群馬・徳島県との比較では、当県の自己資本構成比率が 大きく上回り、また固定負債構成比率は大きく下回っており、財政基盤の健全 性が伺える。 自己資本構成比率と固定負債構成比率 負債・資本合計とこれを構成する自己資本、固定負債の関係を示す指標である。固定負 債構成比率は、他人資本依存度を見る指標で、自己資本構成比率とは逆の傾向を示す。 自己資本構成比率が大であり、固定負債構成比率が小であるほど財政基盤が安定してい るといえる。 自己資本金+剰余金 自己資本構成比率(%)= ×100(%) 負債・資本合計 固定負債+借入資本金 固定負債構成比率(%)= ×100(%) 負債・資本合計 自己資本構成比率と固定負債構成比率 62.6 65.7 84.1 37.2 33.6 52.0 36.3 65.4 56.8 71.1 76.8 81.4 47.1 42.4 33.7 22.3 28.1 16.4 15.5 63.1 0 20 40 60 80 100 H5 H10 H12 H13 H14 H15 H16 群馬県 徳島県 全国平均 % 自己資本構成比率 固定負債構成比率

(8)

(8)企業債元金償還金対減価償却額比率 企業債等元金償還金対減価償却額比率は、平成11年度に水源転用による固 定資産売却に伴い企業債の繰上償還を行った効果により、12年度以降の比率 はかなり低下し、16年度で66%となっており、企業債の償還能力は高いと いえる。 群馬県は、当県に比べ高率である。これは、群馬県には建設中の事業があり 未稼働資産が多いので、減価償却費に反映されていないためと考えられる。 企業債等元金償還金対減価償却額比率 投下資本の回収と再投資とのバランスにより投資の健全性をみる指標で、この率が低い ほど償還能力は高いと言える。 一般的にこの比率が100%を超えると、内部留保資金の減少要因となる。再投資を行 うに当たり、企業債等の外部資金に頼らざるを得なくなり、投資の健全性が悪化すること になる。 企業債等元金償還金対減価償却額比率(%)= 建設改良のための企業債等元金償還金+公団負担年賦金元金償還金 ×100(%) 当年度減価償却費

企業債等元金償還金対減価償却額比率

62.6 66.0 76.7 62.7 60.8 85.0 166.2 75.6 58.8 0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 H5 H10 H12 H13 H14 H15 H16 群馬県 徳島県 %

(9)

(9)契約率・施設利用率 契約率は、平成11年度の水源転用により配水能力を253,000m3/日 に縮小変更したので、変更後は100%に近い契約率となっていたが、給水事 業所の撤退など契約水量の減少により近年減少傾向となっている。 施設利用率も、水源転用により11年度には70%を超えたが、その後低下 傾向にある。両指標とも、契約水量及び配水量の減少が続けば、低下していく こととなる。 群馬・徳島の2県との比較では、契約率、施設利用率ともに群馬県よりも当 県が下回っており、徳島県よりも当県が上回っている。徳島県は契約率、施設 利用率から見て大きな施設を保有していることが伺える。当県は、2県と比較 して契約率と施設利用率の乖離が一番大きくなっている。 契約率・施設利用率 施設が、効率的に利用されているかを示す指標。責任水量制の場合、契約水量により料金 を徴収するため、施設利用率が低いことは給水収益に反映されない。しかし、契約率と施設 利用率に著しい乖離が生じた場合は、受水企業から契約水量の減量要望等が出され、給水収 益の減少を招くことが考えられる。 契約水量 契約率(%) = ×100(%) 現在配水能力(日量) 一日平均配水量 施設利用率(%)= ×100(%) 一日配水能力 契約率・施設利用率 76.6 87.2 99.0 93.1 91.3 92.3 83.5 97.9 97.7 74.1 47.7 55.1 71.5 66.6 63.6 59.8 59.3 63.7 56.7 59.1 20 30 40 50 60 70 80 90 100 H5 H10 H12 H13 H14 H 15 H16 群馬県 徳島県 全国平均 % 契約率 施設利用率

(10)

(10)契約水量1m3当たりの建設改良費 1m3当たりの建設改良費は、平成5年度は幹線3号の建設で13円程度と かなり高くなったが、その後は3~6円程度となっている。平成15、16年 度は、柿木浄水場の沈でん池改築などにより増加した。 群馬県・徳島県と比較すると、1m3当たりの建設改良費・給水収益に対す る割合ともにかなり高くなっている。これは、現在建設中である柿木浄水場の 沈でん池改築工事が原因であり、これが終了すれば、2県との差が縮まるもの と考えられる。 契約水量1m3当たりの建設改良費と 給水収益に対する割合 0 2 4 6 8 10 12 14 円/m3 0 10 20 30 40 50 60 70 80 % 建設改良費 12.95 3.64 5.48 4.68 2.68 10.40 8.35 7.26 1.50 8.95 給水収益に対する割合 57.16 15.70 23.56 20.18 11.58 44.77 35.97 29.91 9.83 42.66 H5 H10 H12 H13 H14 H15 H16 群馬県 徳島県 全国平均 8.35 円/m3 35.97%

(11)

2 運営上の課題抽出と課題解決の方向 課題A 年々減少する契約水量 課 題 解 決 の 方 向 産業構造の変化や水利用の合理化による水 需要の減少に起因して、契約水量の減少が止 まらない 新規需要拡大の推進 雑用水等利用の拡大 課題B 低利率な資産運用 課 題 解 決 の 方 向 98億円以上の内部留保資金を保有してい るにもかかわらず、受取利息は約9百万円 (平成16年度決算)と、運用利回りが 0.1%を下回っている 内部留保資金の有効活用 企業債の繰上げ償還 課題C 全国平均を上回る維持管理費用 課 題 解 決 の 方 向 給水原価にしめる維持管理費用(修繕費、 薬品費、動力費、人件費)が全国平均に比較 して高い 修繕費、薬品費、動力費、人件 費の縮減 課題D 施設更新による減価償却費の増大 課 題 解 決 の 方 向 平成17年度に第5次業務設備整備計画を 見直し、総事業費を約44億円に圧縮したが 、施設の老朽化の進行に伴う更新の増加に伴 い減価償却費が発生し、収支を悪化させる 優先度を厳しく見定めた施設 更新の実施 低コスト発注方式の導入

(12)

課題E 余剰施設(資産)の保有 課 題 解 決 の 方 向 各浄水場は、経済産業省に事業届出してい る給水能力(柿木浄水場日量16万m3、大久 保浄水場日量9.3万m3 )以上の施設(余剰 施設)を保有しており、それに伴う維持管理 費用も発生している ※ 余剰施設とは今後使用が見込まれず、管 理を必要としない施設をいう。 余剰施設の整理及び維持管理 コストの削減 国が進めている「今後の工業 用水道施策の見直し」に沿っ て事業の広域化の可能性の研 究 課題F 部分的に不透明な顧客満足度 課 題 解 決 の 方 向 将来的には、受水企業に対し、料金改定の理 解を求めるための話し合いをしていく必要が あり、そのためにもこれまで以上に顧客のニ ーズを把握した顧客サービスの向上を図るこ とや、コミュニケーションを密にしていく努 力が必要である 顧客ニーズの把握 課題G 事業情報の分散と経営意識の稀薄化 課 題 解 決 の 方 向 柿木浄水場の公設民営化後に、工水事業に専 任で携わる組織・職員がいなくなったため、事 業情報の分散と工水事業に対する経営意識の 稀薄化が懸念される 情報の共有化及び調整機能の 拡充

参照

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