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第 1 章調達件名 町立南伊勢病院オーダリングシステム 医事会計システムの調達について 第 2 章調達目的町立南伊勢病院 ( 以下 当院 という ) においては 現在使用しているオーダリングシステム及び医事会計システムが平成 21 年の導入から7 年以上が経過 ( 耐用年数 5 年 ) しており機器

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町立南伊勢病院

オーダリングシステム

医事会計システム

調達仕様書

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1 第1章 調達件名 町立南伊勢病院オーダリングシステム・医事会計システムの調達について 第2章 調達目的 町立南伊勢病院(以下「当院」という)においては、現在使用しているオーダリン グシステム及び医事会計システムが平成21年の導入から7年以上が経過(耐用年 数5年)しており機器の老朽化対策やシステム機能向上などを踏まえ平成28年度 内にシステムの更新を行なうこととした。 今回の更新をスムーズに行うにあたり最も留意する点は更新に伴う診療業務への 影響、患者様へのサービス低下であり、今回調達するシステムについては電子的な データの完全移行はもちろん操作性についても医療従事者への負荷を最小限に抑え る必要がある。当院医療事業の効率化に資する、現行システムと同等以上の機能を 有するシステムの調達を行う。 本仕様書は、当院の業務を行うための最低限必要となる要求仕様を記載したもので あり、本趣旨を十分に理解した上で提供すること。 第3章 病院概要 病院概要を以下に示す。 ①病院名:町立南伊勢病院 ②所在地:三重県度会郡南伊勢町五ヶ所浦 2969 ③病床:76床(一般病棟50床、療養病棟26床) ④診療科:内科、外科、整形外科、神経内科、皮膚科 第4章 調達概要 4.1 調達の範囲 本調達における調達の範囲を以下に示す。 ① オーダリングシステム・医事会計システムの構築に伴う役務(詳細は第9章「基 本仕様」に記載) ただし、ソフトウェアの保守については本調達には含まないが、入札書提出時に 「提案仕様書」並びに単年度保守点検委託費として当院に提出することとする。 尚、単年度保守点検委託費には、医事会計システムの医療法改正費用を含むこと とする。 ②システム開発役務(仕様要件を満たすための開発が必要な場合) 4.2 応札における基本事項 ①「4.1 調達の範囲」に関わる全ての価格を提示すること。 ②「6.2 機能条件」の要件を満たすための開発が必要となる場合であって、その機能

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2 が平成29年3月本稼働時からシステム使用に影響が生じないよう、「4.1 調達 の範囲②」により機能実装を行うこと。 ③ 本稼働は職員の負荷を避ける為、レセプト期間中の月末から月初を避け月中であ こと。 4.3 契約期間等 契約期間は以下の通りとする。 ① 「4.1 調達の範囲」における①:契約締結日から平成29年3月17日 限り ただしソフトウェア等の作成において、医療法改定について厚生労働省からの必 要な情報や指示の遅れなど、受託者の責に帰さない要因による納入期限の遅延が 生じた場合は、協議の上で納入期限の延長について協議できることとする。 ② ソフトウェア保守については「4.1 調達の範囲」における①の検収月から契約と し、単年度での契約とする。 ③ 「4.1 調達の範囲」における②:契約締結日から平成29年3月17日 限り 4.4 納入場所 〒516-0101 三重県度会郡南伊勢町五ヶ所浦2969 町立南伊勢病院 4.5 成果物 4.5.1 共通事項 ①納品するシステムの操作・運用に必要なマニュアル等は、全て納品場所に納品する こと。 ②指定の成果物を紙および電子媒体(CD-R)により日本語で提供すること。本調達に おけるその他の主な成果物は「表 4.5.1」 のとおりである。納品部数については、 紙媒体は指定された部数を、これらの電子ファイルを保存した電子媒体を 2 部と する。 ③納入形式については、以下のとおりとする。 1)紙媒体について、用紙サイズは日本工業規格 A 列 4 番を原則とするが、図表に ついては必要に応じて A 列 3 番を縦書き、横書きを使用可能とする。また、修 正時に差替え可能とするよう、バインダ方式で製本すること。 2)電子媒体等に保存する形式は、PDF 及び Microsoft Word、Excel、PowerPoint(バ ージョン 2007 以降)形式とする。 表 4.5.1 その他の主な成果物と納品部数 項番 成果物 納品部数 納品期限 備考

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3 1 納入等計画書 2 契約締結後速やかに ( 1 週間以内) 2 システム設計書 2 当院が別途指定する日 3 テスト仕様書 2 当院が別途指定する日 4 テスト結果報告 書 2 当院が別途指定する日 5 システム操作・運 用管理手順書(バ ッ ク ア ッ プ ソ フ ト に 係 る リ ス ト ア 手 順 書 を 含 む。) 2 当院が別途指定する日 6 構築作業 完了報告書 1 当院が別途指定する日 作 業 実 施 結 果 等 を 報 告するドキュメント 7 保守報告書 1 保守を行った翌月15 日 保 守 対 応 作 業 な ど の 報告 4.5.2 ドキュメントの修正 ドキュメントの修正等があった場合は、紙については更新履歴と修正ページを、電 子媒体等については修正後の全編を、速やかに当院に提出し承認を得た上で、成果 物の差し替えを行うこと。 4.5.3 納入等計画に関する成果物 受託者は、契約締結後速やかに以下の納入等計画書を当院の担当職員に提出し、承 認を得ること。 (1)納入等計画書の内容 ① スケジュール 役務等の実施等の納入スケジュール ② 体制 参画する担当者とその役割を示すドキュメント ③ 推進計画 納入する成果物、進捗報告の確認方法と時期等 4.6 検収 受託者は、次の(1)については、本仕様書の要求要件を満たしているかを明確に し、当院の検収を受けること。納品物については受託者立会いの下、検収すること とする。

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4 (1)「4.1 調達の範囲①」 ① 本調達仕様書に示す物品及び要件が満たされていること。 ② 表 4.5.1 その他の主な成果物と納入部数に掲げる納品物を納品すること。 ③ 本調達システムが適切に稼働し、当院の業務に支障がないこと。 ④ 本番稼働後の通常運用による業務を行い、一連の業務が正常に行われること。 (2)「4.1 調達の範囲②」 ① 開発する機能毎に検収を行うこととする。検収翌月末に提示した費用を支払う こととする。 第5章 前提条件 5.1 基本事項 本調達の対象となるシステム等の前提条件及び応札における基本事項を示す。 5.1.1 遵守規程等 ①情報セキュリティについては、ウイルス対策ソフトを導入すること。また納入する パッケージシステムにおいてはID及びパスワードにおいて操作者及び使用状況 履歴が管理できる機能を有すること。 ②納入業者は当院と「個人情報保護に関する契約」を締結することとする。 5.1.2 セキュリティ (1)基本要件 ① 当院へ設置するサーバ及びクライアント端末には、ウイルス対策システムを導 入すること。 ② システム操作ログを保存する仕組みを有すること。 ③ USB メモリなどの外部記憶装置については、システム的に利用を不可能とする こと。 ④ 不具合等が発生した場合、ログ等の情報を当院から持ち出す場合においては、 格納したデータを当院担当者が確認をしたうえで実施すること。 5.1.3 ハードウェア/ソフトウェアに関する前提条件 本調達の対象となるシステム構築、運用および保守に共通する前提条件を示す。 (1)国際標準/規定等の遵守 本システムに導入するハードウェア及びソフトウェアの構成要素は、オープ ンシステム環境の整備を可能とするため、ITU-T(国際電気通信連合)及び ISO (国際標準化機構)等が規定又は推奨する各種国際標準又は装置の製造やデー タ処理に関して IEEE(米国電気電子技術者協会)等が規定又は推奨する各種

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5 デファクトスタンダードに準拠し、また、これらと必要十分なインタフェース を有すること。 (2)その他 ① 受託者の責任分界点は原則として本調達に関することに限定するが、本システ ムの運用に不具合が生じた場合は、受託者においても障害の切り分けに協力し、 正常な状態への復旧に努めること。 ② 本システムの運用にあたっては、適切な運用提案が可能であること。 ③ 納品するドキュメント類は原則、日本語で書かれたものとする。 第6章 ソフトウェア要件 本システムにて用いるソフトウェアの要件詳細を以下に示す。なお、将来的にオ ーダ種追加、部門システム連携追加並びに電子カルテ、看護支援システム等への対 応も容易に行えるシステムであること。 6.1 システム構築基本事項 (1)システム操作教育、指導を行うこと。 (2)当該システムの利用にあたり個人情報保護や漏洩防止の対策を行うこと。 (3)当院の業務を適切に遂行可能となるサポート体制を整備し、障害発生時には 速やかに復旧すること。また、制度改正等により内容の変更が発生した場合 には、バージョンアップにて対応できること。 (4)データ移行については「9.9(2)データ移行」記載の通りとする。 (5)受託者は全省庁統一資格に係る一般競争参加資格を得ていること。また「情 報セキュリティマネージメントシステム ISO/IEC27001」「環境マネージメン トシステム ISO14001」「プライバシーマーク」を取得していること。 6.2 機能条件 (1)機能条件の詳細については、入札書提出時に当院に提出する「提案仕様書」 に記載し全ての要件を満たすこととする。 第7章 ハードウェア 納品する機器は全て最新の新品とする。また、日本国内でメーカー修理が行える こと。 7.1 クライアント端末(PC) 次の仕様のPCをデスクトップ33式、ノート13式を当院が指定する場所へ設 置し、当該システムでの利用を可能とすること。 医事会計システムとしては10台。(内、専用端末は1台、オーダリングシステム

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6 相乗端末は9台とする。) (1) デスクトップ型 ① 形状:デスクトップ型パソコン ② CPU:Intel 社製 Corei5 2.6GHz相当以上 ③ メモリ:4GB 搭載 ④ HDD:320GB 以上 ⑤ 表示装置:21.5 インチ以上ワイドカラー液晶ディスプレイ ⑥ ディスプレイ解像度:1280×768 以上 ⑦ キーボード:106JIS 配列キーボード+テンキー ⑧ マウス:USB 接続光学マウス、2 ボタン + ホイールボタン ⑨ OS:Microsoft Windows8.1 Professional(64bit)以降 日本語版

ただし、既存PACSと連携する端末については、PACS側の環境も考慮し、 Microsoft Windows7 Professional(32bit)でも可とする。

⑩ 高精細モニタ:既存の 2M1面カラー高精細モニタ7式と新たに 2M1面カラ ー高精細モニタ3式を追加し、合わせて10式をデスクトップに接続して 2 面構成とする。高精細モニタを接続するために追加で専用のグラフィックボー ドが必要な場合はその費用も含むこと。 (2)ノート型 ① 形状:ノート型パソコン ② CPU:Intel 社製 Corei5 2.6GHz相当以上 ③ メモリ:4GB 搭載 ④ HDD:320GB 以上 ⑤ 表示装置:15.6 インチ以上カラー液晶ディスプレイ ⑥ ディスプレイ解像度:1920×1080 以上 ⑦ キーボード:106JIS 配列キーボード+テンキー ⑧ マウス:USB 接続光学マウス、2 ボタン + ホイールボタン ⑨ OS:Microsoft Windows8.1 Professional(64bit)以降 日本語版

7.2 ラベルプリンタ ラベルプリンタ10式を当院が指定する場所へ設置し、当該システムでの利用を 可能とすること。 ① 熱転写方式採用 ② ヘッド密度(8dot/mm:203dpi) ③ 印字速度 最大150mm/秒(6インチ/秒) ④ 最大有効エリア 最大 長さ400mm*幅104mm ⑤ インタフェース USB、LAN、RS232C

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7 ⑥ 寸 法:幅198mm×奥247mm×高さ181mm以内 7.3 モノクロレーザープリンター モノクロレーザープリンター(A4)22式を当院が指定する場所へ設置し、当該 システムでの利用を可能とすること。 ① 連続プリント速度 片面 35 枚/分(A4) 両面 21 ページ/分(A4) ② ファーストプリント 5.5 秒(A4) ③ 解像度 解像度:600×600dpi 7.4 カラーレーザープリンター カラーレーザープリンター(A3)1 式を当院が指定する場所へ設置し、当該シス テムでの利用を可能とすること。 ① 連続プリント速度

カラー:25 枚/分(A4)、15 枚/分(A3)、両面印刷時:20 ページ/分(A4) モノクロ:25 枚/分(A4)、15 枚/分(A3)、両面印刷時:20 ページ/分(A4) ② ファーストプリント カラー:9.9 秒以下(A4) モノクロ:8.3 秒以下(A4) ③ 解像度:600dpi 多値 ④ 階調:各色 256 階調(1670 万色) 7.5 診察券発行機 診察券発行機1式を当院が指定する場所へ設置し、当該システムでの利用を可 能とすること。 ① 印字方式:熱転写方式(300dpi) ② 印字文字種:数字、英文字、記号、バーコード、漢字 ③ 印刷範囲:54mm×86mm ④ 処理速度:約9秒/枚 ⑤ 動作環境:医事会計システムとの連携可能 7.6 卓上型自動再来受付機 卓上型自動再来受付機1式を当院が指定する場所へ設置し、当該システムでの利 用を可能とすること。 ① ディスプレイ:19インチTFT

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8 ② 入力方式:タッチパネル方式 ③ 受付票:サーマル印字方式・黒色・オートカット、用紙幅80mm ④ インタフェース:LAN ⑤ 動作環境:医事会計システムとの連携可能 7.7 サーバ (1)提案するシステムが適切に動作し、登録したデータが消失することのない環 境を構築すること。 新規のサーバが必要であれば、一般的なサーバの運用管理を行える構成の機 器等を納入すること(モニタ、UPS、バックアップシステム等)。 設置する場合は、当院のサーバ室に設置可能なものを選択すること。UPS のバッテリー切れの場合は、本体交換の必要性が無い限りバッテリーの交換 のみで対応できるものとすること。 7.8 その他 (1)基本要件 ① スイッチングHUB、UTPケーブル等については受託者が用意する。 ただし、本システム導入にあたっての機器増設等により新たにLAN工事及び 電源工事等が必要となる場合は別途協議とする。 7.9 導入役務 (1) 基本要件 ① 当該システムを正常に利用可能とするための全ての作業を実施すること。 ② USB メモリ等外部記憶装置(光学メディア含む)については、システム的に使 用を禁止すること。ただし、当院が指定するユーザーとコンピュータについて は例外的に使用を許可する設定を行うこと。 第8章 運用/保守 受託者は、本システムの導入目的を正しく理解し、正常かつ円滑に当院の業務が行 えるよう本システムの運用をサポートするとともに、障害が発生し当該システムに 不具合が生じた場合はこれを直ちに回復させ、当院の業務運用の質を低下させるこ とのないよう、次に掲げる業務を行う。係る費用は特に指定していない限り入札金 額に含めること。ただし消耗品を除く。 ① ハードウェア保守(サーバ、PC、モノクロレーザープリンタ、カラーレーザープ リンタ) ② 障害時対応

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9 8.1 ハードウェア保守 ①サーバのハードウェア故障修理についてはオンサイトによる対応とする。ただし、 修理後の PC 等の再設定は、当院の当該システムの利用を回復する目的となるため、 受託者がオンサイトにて行うこと。 ②サーバについては5年間のオンサイト保守費用を本調達の入札金額に含めること。 但し、5年以降は協議の上、単年度契約とする。 ③クライアントパソコンについては5年翌日オンサイト、レーザープリンタについて モノクロレーザーは5年間(定期部品交換含む)訪問修理とし、カラーレーザー は5年間訪問修理とする。 8.2 障害時の対応 ①障害発生時の問い合わせ対応 当院が障害を発見し連絡があった場合は、24 時間 365 日、連絡受付後速やかにリ モート又は必要に応じてオンサイトにより対応すること。 また、第一窓口として障害の切り分け、原因調査を行い、受託者以外が対応する必 要があれば障害の原因となったベンダ等への連絡等を迅速に行うこと。 ②ハードウェアの障害やシステム不具合によりシステムの復旧作業が必要な場合は これを行うこと。 8.3 リモート保守(リモート保守を行う場合) ①リモート保守を行う場合は、事前に当院へ連絡し、作業内容等の承認を得ること。 8.4 オンラインサポート ①サポートセンター 制度の知識、システムの知識に精通した、専門スタッフを配置していること。 受付時間については、「8.2 障害時の対応」に準ずる。 第9章 基本仕様(オーダリングシステム・医事会計システム) 9.1 機能について 各システムに関する詳細機能については、入札書提出時に提出する「提案仕様書」 に記載してある全ての要件を満たすこととし、入札金額に含むこととする。 9.2 導入及び開発体制 (1) 受託者は、専任の導入チームで当開発にあたること。なお、導入チームの構 成員は、病院業務に精通した者で、提案システムを導入した経験を持つ者を 配置すること。 (2) 運用検討は「運用検討ワークシート」を基に選択形式で効率良く取り決めで

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10 きることとする。 (3) 運用検討部会における、議事録を作成し提出すること。 (4) 運用環境が完成した段階で、総合的なリハーサルもしくは全体説明会を行い 本稼働に備えること。 (5) システム設計、プログラム製造からシステム総合テストまでの作業、病院職 員への操作研修、本稼働前のリハーサル、本稼働立ち会い、安定稼働までの システム支援等、全てに対応すること。 (6) システム開発途中においては、随時パッケージソフトを提示し、画面構成お よび機能、操作性の説明を行い、マスタ設定の変更でどのように変化するか ユーザーが確認できるようにすること。 (7) 設置する機器の接続テスト、機能テストおよびプログラムテストは、病院職 員の立ち会いのもとに行い、その評価を受けること。 (8) プログラムのテストランに使用するデータは病院の提供するものを用い、実 際の稼働環境に適切なプログラムであるかどうかを確認すること。 (9) 受託者は、あらかじめシステム導入のスケジュールを当院に提示したうえ、 進捗会議を月 1 回以上開催し、当院に書面にて報告すること(但し、稼動 1 ヶ月前は毎週)。また稼働後も月1回の定例会を実施し、問題や課題の解決 に努めること。 (10) 受託者は、システムごとに病院業務および IT に精通したシステムエンジニ アを召集してシステム開発プロジェクトを編成するとともに、システム開発 初期から本稼動までの期間、正当な理由の無い限り、担当者の変更を行わな いこと。 (11) システム開発中に発生する懸案事項、問題点に対して、受託者側の検討が 必要な場合、解決方策を速やかに提案すること。 (12) 受託者は、導入に際して別途プロジェクトチームを編成し、当院職員に対 して、対象となる情報システムをすべて稼働させるために必要な教育および 端末機等の操作訓練を、受託者の負担において行うこと。また、これに必要 なマニュアル教材および操作手引書についても受託者の負担とすること。 9.3 保守管理体制 (1) ハードウェア・ソフトウェアの一次窓口は一本化されること。 (2) 障害時には、内容と原因および対処等の経過を報告できること。なお、作業 に緊急性がある場合は、事後報告も可とする。

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11 (3) 障害発生時にはリモート環境で速やかに一次対応を行い、必要に応じ保守技 術者を病院へ派遣し、障害復旧作業を行うことを基本とする。 (4) サーバのハードウェア障害においては、24 時間 365 日対応窓口を設置し、緊 急時にも遅滞なく対応できること。なお、窓口の所在地は問わないが、技術 者を有する拠点は町内を基本とする。なお、町内に拠点がない場合は、県内 を限度とし拠点を明記すること。 (5)ソフトウェアに起因する障害においては、24 時間 365 日対応窓口を設置し緊 急時にも遅滞なく対応できること。なお、窓口の所在地は問わないが、技術 者を有する拠点からリモートメンテナンスによる対応が可能なこと。 9.4 拡張性 (1) 将来、対象業務やデータ量が増えた場合の拡張性が考慮されており、機器更 新が容易に行える柔軟性を確保すること。またオーダ種追加、部門システム 連携追加並びに電子カルテ、看護支援システムへの対応も容易にできるシス テムであること。また、訪問診察、施設往診等への対応も見据えてタブレッ ト端末やノートパソコンにてVPNなどセキュリティを確保したインター ネットを利用して接続対応が可能なシステムであること。 (2) ソフトウェアの仕様変更は、可能な限りマスターメンテナンスで対応可能な システムであること。 9.5 端末応答時間 (1) 各種受付・予約患者画面、1 患者の診療履歴画面、診療情報登録・参照画面 等の端末応答時間は、システム利用上、支障の無い応答時間を維持すべく善 処すること。またデータの長期保存により応答時間が低下しないうよう機器 選定、各種パラメータ設定を行なうこと。 (2) 端末応答時間は、以下を目安とすること。 1. 入力項目のチェックは、2~5 秒 2. 複数のデータ検索などは、3~10 秒 9.6 システムのメンテナンス (1) 情報システムは 24 時間 365 日の安定した連続運用が可能であること(制限 がある場合は入札提案時に通知すること)。 (2) オーダリングシステム、医事会計システム等の基幹業務システムを停止する ことなく、データベースのバックアップ等のメンテナンスが行えること。

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12 (3) マスタファイルや設定ファイルの登録・更新により、プログラムの変更なし に、容易にシステム保守が行える仕組みをもっていること。またその方法は ユーザー側の要求に応じて情報提供できること。 (4) マスタファイルや設定ファイルの登録・更新による動作確認の為、標準機能 としてテスト環境が構築されていること。 (5) テスト環境から本番環境へ、テーブル単位のマスタデータ移行が可能である こと。また、その逆も可能なこと。 (6) 設定ファイルは一元管理されていること。但し、端末毎に設定内容の変更・ 削除を可能とし、診療部署の運用に柔軟に対応できること。 (7) 設定ファイルは専用の設定ツールを持ち、保守性が高いこと。 (8) マスタ・設定ファイル・文書のテンプレートはサーバで一括管理し、ユーザ ーの配信の作業が発生しないこと。 (9) 診療科、病棟、病室、部署、病院職員(システム利用者)、運用制限時間等、 病院の基本的な組織・運営に関わる情報について、変更が生じてもマスタ設 定により画面、帳票の修正が容易に可能なこと。ただしデータの追加等によ り画面や帳票のレイアウトが異なる場合や特殊設定が必要な場合は、この限 りではない。 マスタの内容を随時変更する必要がある場合は、マスタ保守画面を開いて、 マスタ登録・更新が可能なこと。 9.7 システムの機能 (1) 各システム間の円滑な情報連携を実現すること(既存の継続使用システム、 医療機器、設備機器との接続においても同様とする)。 (2) オーダリングシステムを基幹システムとして、院内各部門が円滑に運用でき るようシステム機能上配慮すること。 (3) オーダリングシステムの外来患者一覧画面及び入院患者一覧画面は、あらか じめ設定した情報の表示・非表示が選択できること。 (4) オーダリングシステムはオーダ登録したことを各部門などのオーダ端末に 通知(音やポップアップ画面表示など)する機能を有すること。 9.8 データの一元管理、共有化 (1) 患者の基本情報(感染症、アレルギー、血液型、身長・体重を含む)は、一

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13 元管理されると同時に、システム間での相互利用が可能なこと。 (2) 患者の予約情報(診療、検査)は、一元管理されると同時に、システム間で の利用、予約時刻重複チェックが可能なこと。 9.9 データ移行 (1) システムの切替えに際し、システム停止する期間は最大2日間とすること。 受託者は可能な限り停止する期間を短縮するように努める事。また、2日間 で必要なデータやマスタを全て移行すること。 (2) 現在稼働中の医事会計システムの以下のデータ及びマスタを移行できるこ と。移行に関する費用は受託者が負うこととする。 また、移行できない場合はデータ入力することとし、入力作業費用の負担及 び入力後のデータの確認と責任を受託者が負うこと。 ①患者基本情報 ②請求明細情報(未収金含む金銭データ) ③病名情報 ④診療情報(過去分を含む) ⑤算定情報(指導料などの算定管理情報) ⑥予約情報 ⑦点数マスタ ⑧病名マスタ ⑨地区マスタ ⑩職員マスタ ⑪予約マスタ ⑫保険者マスタ (3) 現在稼働中のオーダリングシステムの以下のデータ及びマスタを移行でき ること。 移行に関する費用は受託者が負うこととする。 また、移行できない場合はデータ入力することとし、入力作業費用の負担及 び入力後のデータの確認と責任を受託者が負うこと。 ①患者基本情報 ②アレルギー、感染症情報(感染症、薬剤アレルギー、食物アレルギー) ③オーダ情報(未来、過去分を含む) ④予約情報 ⑤付箋データ ⑥処方オーダマスタ ⑦注射オーダマスタ ⑧検体検査オーダマスタ

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14 ⑨検体検査結果マスタ ⑩予約マスタ ⑪文書テンプレート ⑫職員マスタ 9.10 セキュリティ (1) 機密保護対策として、利用者番号およびパスワードによる入力確認を行うこと。 (2) パスワードは暗号化を可能とし、マスターメンテや DB 直接参照でも読み取り 不可とできること。 (3) 利用者毎の所属、職種、権限等を設定し、利用者毎もしくは利用者が所属する グループ毎(職種、役職等)に利用制限を行うことが可能なこと。 (4) 部門登録されている医師のみが許可されるようなアクセス権限の管理がなさ れていること。 (5) USB ポートを使用する各種メディア装置への入出力制限が掛けられること。 9.11 運用説明および操作説明書 (1) 当院指名の担当者に対して、システムの説明及び操作教育、障害発生時対応教 育を実施すること。なお、この際に必要となる運用マニュアル及び操作マニュ アル、障害発生時対応マニュアルを1部提供すること。 ※医療費改正や職員の異動等に伴うマスタ管理を円滑に行うことも念頭に いれること。 9.12 病院職員に対する教育研修 (1) 当院指名の担当者が緊急事態発生時にシステム技術者の電話による説明を理 解できる様に、情報システムに関する教育を実施すること。 9.13 既存システムとの接続 (1) 下記の既存システムとの接続費用については受託者が負うこと。 ① 放射線システム:東芝製PACS(本年度及び来年度の更新時のオーダ側 接続費) ②検体検査システム:シスメックス製CNA-net ③調剤・注射システム:トーショー製 ④健診システム:ソリオ製簡易健診システム ⑤診察券発行機:ドットウエル製診察券発行機 ⑥卓上型自動再来受付機:ドットウエル製卓上自動再来受付機

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15 ⑦コーディングシステム:ニッセイ情報テクノロジー製MEDI-DPC 9.14 その他 (1)要求仕様内業務ソフトウェア類を環境含め、ハードウェア等にインストールし納入 すること。 以上

参照

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