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Official News Letter

vol.

29.July.2005

116

J.League Official Sponsors

League Cup Sponsor Network Partner HOT6! “熱い”夏の戦い………1-2 「2005JOMOオールスターサッカー」投票始まる/「サポーターなら、いくしかな い。JリーグAmazing30」………3 Jリーグ・アカデミーだより∼バランス能力向上に有効な新しい運動プログラムの 効果実証プロジェクト………4 Jリーグ百年構想∼ガンバ大阪 学校訪問/レッズランド「The Opening」………5 TOPICS JリーグGM講座を開催/特別セミナー「FCバルセロナの経営改革につい て2」開催/2004年度Jリーグ収支決算報告/Jリーグ公式試合安定開催基金を設 置/実行委員選任/ヴァンフォーレ甲府のホームタウン広域化を承認/日本クラブ ユースサッカー選手権大会を後援/JCYインター・シティー・カップin HIDA、西日本 インターシティーカップサッカーフェスティバルを後援/メニコンカップ2005を後 援/豊田国際ユースサッカー大会を後援/Jリーグ・アカデミーが千葉、神戸、大分の 育 成 セ ン タ ー を 認 定 /「 か ん きょう み ら い カッ プ 2 0 0 5 」を 後 援 … 6 - 7 キャリアサポートセンター 2005クラブガイダンス実施………7 VOICE 「闘う集団」に変ぼうしたサガン鳥栖………8 CONTENTS 約7週間の中断後、Jリーグ ディビジョン1(J1)が、7月2日の第13節で再開した。7月は 24日の第18節終了まで約3週間、各チームが6試合を消化する厳しい日程。「HOT6!」と題さ れたこの期間は、夏本番を思わせる暑さの下、あるいは不安定な気候による激しい雨の中、各地 で文字通りの熱戦が展開された。中断前の第12節終了時点では、鹿島アントラーズが2位のサン フレッチェ広島に勝点9差をつけて首位を走っていた。前半戦が終わった第17節の段階でも、鹿 島がトップの座を維持しているが、2位のガンバ大阪とは勝点4差と、後半戦が非常に楽しみに なってきた。また、Jリーグ ディビジョン2(J2)は、京都パープルサンガが独走態勢を堅持し、 2位以下の争いがし烈になっている。

熱い 夏の戦い

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(2)

首位鹿島を急追するG大阪、磐田

中断前のJ1は、4年ぶりの年間優勝を目 指す鹿島アントラーズが安定した力を発揮 して抜け出し、2位以下が混戦の様相を呈し ていた。ところが、7月2日の再開後は、他チ ームの猛追の前に鹿島の勢いが落ち、首位 争いが非常に興味深いものとなってきた。 J1は7月24日の第18節終了後、再び4週間 の中断期間に入ったが、再開後の第13節か ら7月18日の第17節までの展開を振り返っ てみよう。 鹿島はこの間の5試合が2勝2敗1分け。横 浜 F・マリノス、名古屋グランパスエイトにそ れぞれ1−2、0−3と敗れ、2位チームとの勝 点差が9から4となった。選手の負傷や出場 停止もあり、トニーニョ セレーゾ監督は横浜 FMに敗れた後、「選手層が厚いわけではな く、だれをどこに配するかが悩み」と、連戦に おける選手起用の難しさを語った。 この鹿島を激しく追うのが、中断前の第 11節から6連勝と好調のガンバ大阪だ。得 点ランキング首位のアラウージョ(15点)、 同2位の大黒将志(12点)のコンビが活躍し ているが、彼らが厳しいマークを受けても勝 利をつかむ強さが備わっ ている。 再開初戦こそ川崎フロ ンターレに1−2と敗れた ものの、その後の4試合 を無失点の3勝1分けと 好調を維持した磐田が3 位に上がってきた。今季 の序盤戦では16位まで 順位を下げたこともあっ たが、山本昌邦監督の言 う「守備の安定」が勝点の積み重ねにつな がっている。後方には日本代表クラスをそろ え、前線では若い前田遼一、カレン ロバー トがゴールを量産するなど、新旧、攻守の バランスが取れている。 今季のJ1で最少失点の堅守を誇るサン フレッチェ広島も健闘し、ジェフユナイテッ ド千葉、名古屋も上位をうかがう。大宮ア ルディージャは第15節で浦和レッズに2−1 と、「さいたまダービー」初勝利で意気が上 がる。その浦和も、4位をキープ。浦和と勝 点で並ぶ横浜FMの岡田武史監督が言う「ど の試合も軽視できない。目の前の1試合、1 試合を勝っていかなければ」という状況は、 どのチームにも当てはまる。

独走態勢築く京都

7月16、17日に第22節、つまり前半戦を 終えたJ2は、京都パープルサンガがライバ ルを大きく引き離し、第2節以来の首位を キープして折り返した。2位のアビスパ福 岡に勝点18差。昨季同時期の川崎フロン ターレ(2位に勝点22差)には及ばないもの の、独走態勢といえるだろう。2位の座をめ ぐっては、昨季3位の福岡と同最下位のコ ンサドーレ札幌が争いを演じている。横浜 FCは第21節、アウェイで2位だったヴァン フォーレ甲府を1−0と破り、16試合ぶりの 白星を手にした。 また 、ザ ス パ 草 津 の ホーム スタジ アムである群馬県 立敷島公園県営陸 上競技場の改修が 終了し、7月13日の 第21節、福岡戦が お披露目となった。

J1

J2

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大分市内のホテルで7月4 日、「2005JOMOオールスター サッカー」の開催発表が行わ れた。発表には、鈴木昌チェ アマンのほか、(株)ジャパンエ ナジーの瀬野幸一取締役副社長執行役員、大分トリニータの三木隆 司、高松大樹選手が出席した。大会概要と併せてミズノ製のシルバ ーグレーとレッドのユニフォームも発表された。 例年夏に開催されてきたJOMOオールスターサッカーだが、今年 は初めて10月に九州での開催となる。大会は、J1クラブからサポー ター投票などによって選ばれた選手がJ-EASTとJ-WESTに分かれて 激突する。7月5日から始まったサポーター投票は2週間で約41万票 が寄せられ、J-EASTはジェフユナイテッド千葉の阿部勇樹選手、J-WESTはガンバ大阪の宮本恒靖選手が最高得票を獲得している(7 月19日現在)。投票は9月3日に締め切られ、Jリーグ推薦選手を加 えた1チーム16名が選出される予定。

「2005JOMOオールスターサッカー」投票始まる

7月15日、日本サッカーミュージアムで特別企画展「サポ ーターなら、いくしかない。JリーグAmazing30」がスター トした。Jリーグ全30クラブのコーナーが設けられ、各ク ラブが提供したクラブや選手の秘蔵品が公開されている。 「J選手からのメッセージコーナー」では、30クラブから数 名ずつの選手がJリーグファンに向けたメッセージを寄せ ており、好きな選手のメッセージを聞くことができる。 10月10日(月・祝)まで、日本サッカーミュージアムB2ピ ッチ企画ゾーンにて開催されている。

「サポーターなら、いくしかない。

JリーグAmazing 30」

日 本 サ ッ カ ー ミ ュ ー ジ ア ム 特 別 企 画 大会概要を発表する鈴木昌チェアマン、瀬野幸一(株)ジャパンエナジー取締 役副社長執行役員(左から) クラブや選手の秘蔵品を熱心に見る 鈴木チェアマン 三木隆司選手 高松大樹選手 ©J.LEAGUE PHOTOS ©J.LEAGUE PHOTOS ©J.LEAGUE PHOTOS ©J.LEAGUE PHOTOS ©J.LEAGUE PHOTOS ©J.LEAGUE PHOTOS ©J.LEAGUE PHOTOS ©J.LEAGUE PHOTOS

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Jリーグ・アカデミーだより

Jリーグアカデミーは、各クラブ育成センターを軸とし、

トップからユースまでの『一貫指導による選手育成』と地域

の子供たちへの『サッカー普及』に、各クラブ独自の色を

出しながら取り組んでいる。また、現在18に増えた育成

センターの活動と併せて、育成に関する調査・研究、デー

バランス能力向上に有効な

新しい運動プログラムの効果実証プロジェクト

タベース作りもアカデミーの発展を支える重要な活動の

柱となっている。

アカデミーの遊具としても取り入れているJPクッション

を使った運動プログラムについてアドバイザリースタッフ

の木塚朝博氏に解説していただいた。

子供の体力・運動能力は1980年代中ごろ から低下し続け、バランスに関する能力にも 発達の停滞が見られます。バランス能力はさ まざまな運動能力の根幹となる重要な体力 要素で、その発達が停滞すると、ボールを上 手に投げたり蹴ったりすること、高く飛び跳 ね着地すること、安定的に歩き走ることにも マイナスの影響を及ぼします。一方、現代の 日常生活では凸凹の道は少なく、グラウンド も整備され、足場の悪いところ、不安定なと ころで遊んだり運動する機会は激減していま す。これらのことがバランス能力、さらには転 倒時の危険回避能力の発達を遅らせる一因 になっていると指摘されています。不安定な 場所でも無意識的に身体をコントロールでき るようになれば、バランス能力および危険回 避能力も自然に発達していきます。そこで、バ ランスなどに関する運動能力の効率的な発 達を促すため、不安定な状況を安全に提供 し、そこで楽しく遊び、運動できる試みに期 待が集まっているのです。 JPクッションとは、株式会社ジャテックスが 開発した衝撃吸収用の新素材(ビニール樹脂 を射出し立体網目状に成形したもの)を、筑 波大学とJリーグ・アカデミーが加わり、共同 で運動用具へと発展させた新 しいアイテムです。10cmの厚さ ながら弾力性に優れ、弾む感 覚や浮遊感覚を味わうことがで きます。また動揺性も有してお り、この上では適度にグラグラ と揺れるので不安定感を味わ うこともできます。通気性も良く 衛生面でも優れているので、文 字通り座布団などのクッション としても利用できます。このJPクッションを利 用し、バランス能力の向上に貢献できるさま ざまな運動プログラムを考案しました。 昨年度は、考案したさまざまな運動プログ ラム中で、JPクッションの上で1人で遊べる パーソナル・バージョン(個人型運動プログ ラム)の効果を確かめました。例えば、JPク ッションの上で、ジャンプしながら90度ずつ 回転していく「ぴょんぴょんジャンプ世界1周 (写真1)」、片足立ちで両手を広げてバラン スを取る「飛行機バランス」、リズムに乗って 膝を高く上げて歩く「雲の上マーチ」などを 組み合わせて実施しました。これらのプログ ラムは単純で、1日1回5分という短時間、実 質2カ月という短期間ながら、片足立テスト や飛び石テストなどで見積もられるバランス 能力が統計的にも有意に向上しました。一 方、これらのプログラムを導入しなかった場 合は、バランス能力が向上しませんでした (非導入群)。また、転ばなくなった、かけっ こが速くなった、運動に積極的に参加するよ うになったなどの報告も得られています。こ れらの結果は、JPクッションを用いた運動プ ログラムがバランス能力向上に対して有効 であることを示すもので、本年度9月に開催 される第60回日本体力医学会で報告されま す。 今後、運動時間および運動強度など、い くつかの異なる運動条件を設定し、さらにJP クッションを用いた運動プログラムの有効性 を探り、幼少年期のバランス能力向上に資 する新しい運動プログラムを確立することが 望まれます。これまでのパーソナル・バージ ョンに加え、より大きな効果が期待されるイ ンター・パーソナル・バージョン(対人型運動 プログラム:写真2)およびゲーム・バージョ ン(集団型運動プログラム)へと拡充し、そ の効果を検証していく予定です。 筑波大学大学院人間総合科学研究科 Jリーグ・アカデミー アドバイザリースタッフ

木塚朝博、(鈴木寛康)

1.子供たちの現状 2.新しい運動用具JPクッションについて 3.これまでの成果報告 V V プレ Jリーグ・アカデミーフェスティバル/ プレ Jリーグ・アカデミーリーグを開催 Jリーグ・アカデミーは、すべての子供たちにゲー ムの機会を提供し、能力に応じた指導を受けられる 環境を目指し、12歳以下を対象とした「プレ Jリー グ・アカデミーフェスティバル」、関西のJクラブによ る13歳以下を対象とした1回戦総当りのリーグ戦「プ レ Jリーグ・アカデミーリーグIN関西」を開催する。 「プレ Jリーグ・アカデミーフェスティバル」は、夏 休み期間中の8月上旬から中旬までに全国4カ所で開 催され、8人制・補欠ゼロのゲーム方式で実施する。 また同時に、社会性を育む企画として自然体験、バ ーベキュー、地域文化体験等の総合学習体験の場を 設ける。 「プレ Jリーグ・アカデミーリーグIN関西」はJリー グ関西4クラブが参加して開催される。 ※写真2 ※写真1

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ガンバ大阪は2003年から、「ホームタウン ふれあい活動」をテーマに、ホームタウン内 の小学校訪問や、児童を万博競技場へ招待 する活動を行っている。7回目となる今回 は6月20日、池田市立小学校10校、大阪教 育大学附属池田小学校、摂津市立小学校 11校、豊能町立小学校4校、能勢町立小学 校6校をガンバ大阪の選手全員とコーチン グスタッフ、下部組織スタッフ等が訪問して 行われた。 大教大附属池田小学校(白石龍生校長) には、2001年から毎年ガンバ大阪の選手 やスタッフが訪れ、児童と交流を深めてい る。今回はシジクレイ、寺田紳一、木村敦

ガンバ大阪 学校訪問

志の3選手とスタッフ が訪問し、体育館に 集まった全校児童約 700人とサッカーゲー ムやリフティング対 決 などを 楽しんだ 。 その後、選手たちは6 年 生 の 教 室 に 移 動 し、給食の時間もと もに過ごした。6年生 の男子児童は「ガンバの皆さんは毎年僕た ちの学校に遊びにきてくれている。来年卒 業を迎えるが、今度は僕たちがガンバを応 援することで恩返しをしたい。それが僕た ちとガンバの皆さんとのつながりになると 思う」と話した。同校とは、関西の他のJク ラブも学校訪問などの交流を続けている。 また同メンバーは池田市立緑丘小学校 (宮前孝雄校長)も訪問し、全校児童とのふ れあいを楽しんだ。宮前校長は「スポーツ が地元とともに歩んでいくことは素晴らしい こと。こうした選手たちとのふれあいを通し て、子供たちに協調協力の心や社会に出て 生きる力を身につけるいい経験となればと 願う」と語った。

レッズランド「The Opening」

7月17日、浦和レッズが運営するJリーグ クラブとしては初の総合スポーツランド「レ ッズランド」が仮オープンし、サポーターや 地域の人々2,795人を集めてオープニング セレモニーが開催された。同施設は、さい たま市桜区の約14万平方メートルの敷地を 整備し、サッカー場5面(うち野球場兼用3 面)、天然芝のミニサッカー場3面、ラグビ ー場、テニスコート11面が建設された。ま たデイキャンプエリア、農園も併設されてい る。浦和レッズは、①青少年のスポーツ育 成を通じての夢づくり②年齢に関係なく生 涯スポーツが楽しめる生きがい づくり③活力あるコミュニティー のための交流・親交づくりを理 念に掲げ、内部でプロジェクト チームを発足させ整備をすすめ てきた。 セレモニーに出席した川淵三 郎・日本サッカー協会キャプテンは「レッズ ランドの開設に際し、お礼と感謝を述べた い。93年のJリーグ開幕時を大きな夢の第 一歩と表現したが、その夢とは地域に根ざ したスポーツクラブづくりを意味していた。 レッズランドはまさにその宣言を具現化し てくれ、自分の夢が実現した思いである」と あいさつした。また、サッカー、野球、テニ ス、ラグビー等の各界トップアスリートもゲ ストとして参加した。元ヤクルト選手の池山 隆寛氏は「素晴らしいスポーツ環境。子供 たちと一緒にスポーツで日本に元気を与え たい」、JFAアンバサダー・元日本代表の福 田正博氏は「こんな素晴らしい施設ならもっ と早く造って欲しかった」と語った。Jリー グからはMr.ピッチがゲスト出演し、子供 たちを中心に熱い声援を受けた。浦和レッ ズの犬飼基昭代表による開会宣言が行われ た後、ゲストによるサッカー、野球、ラグビ ー、テニス、フットサル、サイクリング、ウオ ーキングのスポーツ教室が開催されて多く の参加者がさまざまなスポーツを楽しんだ。 レッズランドは今後もフットサル場等の整 備を続け、Jリーグ百年構想を実現させる 施設として2007年の本格オープンを目指 す。 Jリーグ百年構想 ©J.LEAGUE PHOTOS ©J.LEAGUE PHOTOS ©J.LEAGUE PHOTOS ©J.LEAGUE PHOTOS ©J.LEAGUE PHOTOS ©J.LEAGUE PHOTOS ©J.LEAGUE PHOTOS ©J.LEAGUE PHOTOS ©J.LEAGUE PHOTOS ©©©©©©©©J.LEAGUE PHOTOSJ.LEAGUE PHOTOSJ.LEAGUE PHOTOSJ.LEAGUE PHOTOSJ.LEAGUE PHOTOSJ.LEAGUE PHOTOSJ.LEAGUE PHOTOSJ.LEAGUE PHOTOS

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Jリーグは6月21、22日の両日、JFAハウ スでゼネラルマネジャー講座を開催した。 J1、J2の22クラブから24名が参加した。 今回は、テーマを「グループワークによる ビジネス・シミュレーション研修」に絞り、ク ラブの経営者にとどまらず管理者の受講を 積極的に呼びかけたことが特徴で、その結 果、経営、総務、強化、事業、広報など幅 広い分野の受講者が集まり交流を深めた。 [講師] 宮崎英寿 氏 (WOW Sports株式会社 代表取 締役) 遠藤誠 氏 (WOW Sports株式会社 取締 役) [内容] パソコンソフトを活用したビジネ ス・シミュレーション研修により、 組織経営の枠組みを把握し、数 字を根拠とした意志決定能力を 獲得する。

Jリーグ・ゼネラル

マネジャー(GM)講座を開催

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2004年度Jリーグ収支決算報告

Jリーグは7月19日に開催した理事会・総会で2004年度(平成16年度)の収支決算を 承認した。 Jリーグは6月14日、JFAハウスで特別 セミナーを開催した。Jクラブ、メディアお よび大学関係者など約80名が参加した。 またセミナーの後、Jクラブの幹部8名 とFCバルセロナによるスモール・ミーティ ングを開催し、踏み込んだ意見交換を行 った。 [講師] フェラン・ソリアーノ 氏 (FCバルセロナ副会長) [内容] 欧州サッカー産業の現状分析に 続き、2003年夏以降にFCバル セロナがスポーツ、経営、社会 の各分野で取った戦略が紹介さ れた。最後に、今後の課題とし て、日本を含む海外市場の開拓 と、代表チームとクラブチーム の均衡を図るための調整に取り 組んでいることが報告された。

Jリーグ特別セミナー『FCバル

セロナの経営改革について2』

を開催

【収入の部】 1.入会金・年会費 2.協賛金 3.入場料 4.放送権料 5.商品化権料 6.その他 収入合計 前期繰越収支差額 【支出の部】 1.事業費 クラブへの配分金 その他 2.管理費 3.その他 支出合計 当期収支差額 次期繰越収支差額 2004年度実績 980 4,281 300 4,978 682 568 11,789 54 7,680 2,378 1,424 44 11,527 262 316 2004年度予算 880 3,564 230 5,000 554 417 10,645 57 6,390 2,571 1,564 117 10,644 1 58 2003年度実績 940 3,902 326 4,818 739 729 11,454 52 7,667 2,255 1,393 138 11,453 2 54 ■ 2004年度(平成16年度)収支決算 (百万円) * 四捨五入により一部合計があわないところあり。 * 次期繰越収支差額のうち、公益分3億800万円を公式試合安定開催基金に組み入れる予定

実行委員選任

Jリーグは7月19日に開催した理事会で、実行委員の変更を決定した。 クラブ名 変更前 実行委員 変更後 東京ヴェルディ1969 原  章 (株)日本テレビフットボールクラブ 前代表取締役会長兼社長 萩原 敏雄(はぎわら としお) (株)日本テレビフットボールクラブ 代表取締役会長兼社長 ○実行委員

ヴァンフォーレ甲府の

ホームタウン広域化を承認

Jリーグは7月19日に開催した理事会 で、ヴァンフォーレ甲府がホームタウンを 広域化し、7月19日より従来の「甲府市、 韮崎市をはじめとする13市町村」から「甲 府市、韮崎市を中心とする山梨県全市町 村」をホームタウンとすることを承認した。

Jリーグ公式試合安定開催基金を設置

Jリーグは、7月19日に開催した理事会で、Jリーグ公式試合安定開催基金の設置を決定した。 同基金は、Jリーグに所属する会員(Jクラブ)の保有チームが同会員の財政難により、Jリーグ規約 第40条に定められた公式試合(*1)に参加もしくは参加継続ができなくなることによって公式試合 の運営に支障を来たす事態の発生を未然に防止することを目的として設置を決めたもの。 基金の規模は、全会員クラブの経営規模合算額(*2)の5%を上限の目安とし、主にJリーグ収 支決算後の各年度収支差額の一部を基金に組み入れていく予定。 *1. Jリーグディビジョン1、Jリーグディビジョン2、リーグカップ戦、スーパーカップ、オールスターサッカー、J1・J2入れ替え 戦、および理事会の指定した試合 *2. 参考:平成15年度の営業収入総額(27クラブ)は、542億3千万円

日本クラブユースサッカー選手権

(U-18/15)大会を後援

Jリーグは、日本クラブユースサッカー連盟 が毎夏主催している日本クラブユースサッカ ー選手権(U-18/15)大会を後援する。後援 期間は2005年度大会より2007年度大会まで の3年間。同大会は、クラブサッカーの競技 力向上、地域社会に根差したクラブチーム

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Jリーグは、日本クラブユースサッカー連盟 が主催する「第2回JCYインターシティーカッ プ」を昨年に引き続き、また「2005年第1回 西日本インターシティーカップサッカーフェス ティバル」を後援する。 同大会は、日本クラブユースサッカー選手 権大会に出場できなかったチームがモチベ ーション高く参加できる競技会として位置づ け、日本の将来を担うユース年代の少年た ちのサッカー技術の向上、クラブチームの普 及と発展を目的とし、開催するもの。8月7∼ 14日、岐阜県飛騨市で28チーム、長崎県佐 世保市で16チームが参加して開催される。

第2回JCYインターシティー

カップ(U-15)、(U-18) in

HIDA

第1回西日本インターシティーカ

ップサッカーフェスティバル

(U-15)を後援

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メニコンカップ2005を後援

Jリーグは、日本クラブユースサッカー連盟 が主催する「日本クラブユースサッカー東西 対抗戦(U-15)メニコンカップ2005」を昨年 に引き続き、後援する。今回11回目を迎え る同大会は、次世代のサッカー界を担う年 代の優秀選手を一堂に集め熱戦を繰り広 げる大会として定着しており、9月11日に名 古屋市瑞穂陸上競技場で開催される。

第6回豊田国際ユース

(U−17)サッカー大会を後援

Jリーグは、日本サッカー協会、愛知県サッ カー協会、豊田市等が主催する 「第6回豊 田国際ユース(U−17)サッカー大会」を後援す る。今回6回目を迎える同大会は、次世代の サッカー界を担うU−16の選手のサッカーを通 しての国際交流と選手育成を目的とし開催さ れる。ロシア、アメリカ、メキシコ、韓国、日本の 各代表、名古屋グランパスエイト・愛知県・豊

Jリーグ・アカデミーが千葉、

神戸、大分の育成センターを

新規認定

Jリーグ・アカデミー本部は、2005年度の 育成センター認定第3回応募分(5月)審査の 結果、ジェフユナイテッド市原・千葉、ヴィッセ ル神戸および大分トリニータを新規認定した。 これにより、育成センターは18クラブとなった。

キャリアサポートセンター 

2005クラブガイダンス実施

4年目を迎えたキャリアサポートセンター (CSC)は、5月から全30クラブを訪問して の「2005クラブガイダンス」を実施している (7月12日現在28クラブ終了)。 今回のガイダンスの目的は就学支援金制 度改定の説明と選手のキャリア啓蒙活動。 就学支援金制度は、2003年から始まり、 ECC英会話スクールの無料受講やパソコン 教室の受講支援などを実施してきた。2年 間で多くの選手がこの制度を利用した実績 から今年はさらに対象を広げ、従来の英会 話教室、パソコン教室の受講支援に加え、 さまざまな講座、講習、スクールで受講料 の80%をCSCが支援する制度を設ける。選 手からはすでにポルトガル語、スペイン語講 座の受講など複数の申請が出ている。ガイ ダンスでは同時に「プロフェッショナルに生 きる」をテーマに、他競技の選手(杉山愛さ ん/グレート・サスケさん/小久保裕紀さん) のビデオメッセージの上映も実施した。 ガイダンス参加選手を対象に実施したア ンケートでは図のような結果が出た。CSC では今後も現役選手のキャリア支援をバッ クアップする活動をクラブと一緒に推進し ていく。 <CSC NEWS> キャリアサポートセンターは、法政 大学キャリアデザイン学部(笹川孝一学部長 千代田 区富士見2−17−1)と推薦入学に関する協定の締結 に合意した。 これは、Jクラブとプロサッカー契約経験を有し、CSC が推薦する入学希望者を同大学の社会人推薦入試に おいて一定の条件で受け入れるもの。Jリーグキャリア サポートセンターが大学と推薦入学に関し協定を締結 するのは今回が初めてとなる。2006年度の推薦人数は 1人で、入学時20歳以上のJクラブプロ契約選手を対 象に2006年3月に面接試験を実施する。 0 50 100 150 200 就学支援制度利用による学び・習い事 職業適性検査 マナーエチケット研修 インターンシップ OB交流会 現役選手向け目標設定研修 キャリアカウンセリング 0 50 100 150 200 250 (人) パソコン知識をユーザーとして身につける (パソコン検定試験、情報処理活用能力検定など) 語学力アップの目安になる(TOEIC、TOEFL、英検など) 小型船舶操縦士、アスレチックトレーナー、スポーツプログラマー、 フィットネストレーナーなどスポーツ・健康関連 英語以外の外国語を身につける (フランス語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、中国語など) あらゆる仕事に役立つビジネスマナー、作法、話し方など 手に技をつけるインテリアプランナー、危険物取扱者、大型自動車免許、 クレーン運転士、自動車整備士、電気工事士など ファッション・デザイン関連のデザイナー、パタンナー、 グラフィックデザイン、ヘアーメイクなど フィットネス、スイミング、ゴルフ、テニス、ダイビング、ヨガなど別のスポーツ 教育に携わる保育士、幼児教育、教師など 調理師、食品衛生責任者、栄養士など料理・栄養に関すること ■ 参加してみたいと思われるキャリアサポート活動(複数回答) ■ 学び・習い事に関するランキング(複数回答) の普及・発展を目的とし、1999年から開催 されている。 田市高校選抜が参加し、8月11∼14日、豊 田市運動公園競技場、豊田スタジアムで開 催される。

「かんきょうみらいカップ

2005」を後援

Jリーグは、札幌市が主催する札幌市環 境活動コンテスト「かんきょうみらいカップ 2005」を昨年に引き続き後援する。 これは環境に関する行動喚起を醸成する ことを目的として、小学生を対象に7月から開 催される。 ©J.LEAGUE PHOTOS ©J.LEAGUE PHOTOS ©J.LEAGUE PHOTOS ©J.LEAGUE PHOTOS ©J.LEAGUE PHOTOS ©J.LEAGUE PHOTOS ©J.LEAGUE PHOTOS ©J.LEAGUE PHOTOS ©J.LEAGUE PHOTOS

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「Jリーグニュース」は100% 再生紙を使用しています。 写真提供:© J.LEAGUE PHOTOS 「経営難の」「チーム存続が危ぶ まれる」…。チーム名を語る前に は「負の形容詞」がつきまとう。2 年間の勝ち星はわずか11。そんな チームが今シーズン、劇的な変化 を遂げようとしている。J2サガン 鳥栖。決して厚いとは言えない選 手層ながら、強豪チームの向こう を張り、ここまでリーグ戦6位と健 闘。ホームゲーム観客動員もすで に昨年の総入場者数を上回った。一時は「Jのお荷物」とも揶 揄(やゆ)されたチームに何が起こったのかを探った。 クラブは1997年の発足以来、大口のスポンサーを獲得で きず、資金繰りに苦しんだ。株主同士の対立もあり、毎年の ように人事などをめぐり迷走を続けてきた。経営面の混乱ぶ りばかりが際立つチームにファンの視線は当然冷たく、入場 者も毎年、平均3,000人台と低迷。営業目標やファン獲得の ための明確な戦略のない経営陣の刷新が望まれていた。 そんな中、今シーズンから佐賀県七山村出身で、人材ネット ワーク会社「クリーク・アンド・リバー社」(本社・東京)を経営 する井川幸広氏が運営会社「サガンドリームス」の社長に就 任し、新体制へ移行した。「リバー社」は年間売り上げ91億円 (05年2月期決算)。豊富な資金力を持ち、経営ノウハウに長 けた井川社長の就任によって、経営面での不安が払しょくされ た。自治体も県唯一の地元プロチームに積極的な協力を行 うようになった。昨年9月、佐賀県を中心に、集客などでサガ ンを側面支援する県プロサッカー振興協議会(会長・古川康 知事)を設立。鳥栖スタジアム内のクラブ事務所に県職員を 常駐させるなど、サガンとの連携を密にし、クラブと自治体が 一体となって県民の盛り上がりを図っている。ホームゲーム では、市郡単位で住民の無料招待事業を実施。同協議会の 担当者によると「1試合平均2,000− 3,000人が利用している」という。プ ロスポーツはあくまで「有料観戦」 が基本だが、薄かったクラブの認知 度を上げ、幅広い年代層のサポー ター獲得のためには効果的だ。ス タジアムには、お年寄りのサポータ ーの姿も目につくようになり、リーグ 前半戦だけで1万人超のゲームが3 試合あった。前身の鳥栖フューチャ ーズ時代から応援を続ける40代の あるサポーターは「クラブにはJ1 を狙うという明確な目標がある。 クラブとしての土台がしっかりした ことで、安心感みたいなものが生 まれているんだと思う」と様変わ りしたクラブの状況をそう分析す る。 企業のサポートもクラブにとっ ては心強い。昨季まで、スタジア ム内には常設看板4本だけ。だが、今季開幕時は常設看板9本、 ピッチ看板22本とスポンサーが格段に増えた。4月末にはク ラブが第三者割当増資を実施。県内企業や団体が株主とな った。 また、JR佐賀駅はホームゲーム毎試合、臨時列車「サガン鳥 栖号」を運行している。当初は6月4日までの予定だったが、サポ ーターらの継続を望む声に後押しされ、今シーズン終了まで運 行を決めている。 県を挙げてのサポートにチームも後押しされているようだ。昨 季からメンバーの顔ぶれが約半数変わり、開幕前はチーム内の 連係やコミュニケーション不足を不安視する声も多かった。だが、 FW新居辰基やMF宮原裕司ら実績のある「移籍組」が徐々に 力を発揮し、負け癖のついたチームを活性化している。 今季から、J1東京ヴェルディ1969で長年コーチを務めた岸 野靖之ヘッドコーチが就任したことも大きい。選手たちととも にフォーメーション練習で汗を流し、チームを鼓舞。出場機会 の少ない選手にも積極的に声をかけ、モチベーションの維持 に努めるなど、就任2年目を迎えた松本育夫監督とのパイプ 役として「闘う集団」づくりに貢献している。また、情報分析 専門のテクニカルスタッフを初めて採用するなど、チーム改革 は一気に進んだ。 自治体、企業そしてファン。県 全体が大きな「サポーター」とな って強い「追い風」を巻き起こし、 クラブを支えている。地域密着と いう理念の下、プロサッカークラ ブとして「あるべき姿」へ変ぼう を遂げつつあるサガン。この大き なうねりは果たして一過性の「勢 い」なのか。フロントの手腕が問 われるのはこれからだ。 佐賀新聞社◎

古川 公弥

(ふるかわ ひろや) 1999年佐賀新聞社に入社。 編集局電子編集センター整 理担当として紙面制作に携 わった後、03年から報道局 社会グループ記者。主に県 内スポーツを取材し、04年 からサガン鳥栖を担当して いる。1976年生まれ。 PROFILE

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「闘う集団」に変ぼうしたサガン鳥栖

全県挙げての支援を受け

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