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[記事](研究発表会要旨)オキナワモズク(Cladosiphon Okamuranus TOKIDA)からアルギン酸の抽出・分離: 沖縄地域学リポジトリ

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Academic year: 2021

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Title

[記事](研究発表会要旨)オキナワモズク(Cladosiphon

Okamuranus TOKIDA)からアルギン酸の抽出・分離

Author(s)

田幸, 正邦; 井志嶺, 美紀; 秋吉, 由子

Citation

南方資源利用技術研究会誌 = Journal of the society tropical

resources technologists, 8(1): 73-73

Issue Date

1992-03-20

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12001/14062

(2)

VoL8NoL11992 ニュース

オキナワモズク(aados叫 の 血 mulTZnaSTOKIDA)からアルギン酸の抽出 ・分離 琉球大学生物資源科学 ○田幸正邦 ・井志嶺美紀 ・秋吉由子 [目 的] 海藻から抽出され,ゲル化,増粘,保水,および被膜剤 として食品,医薬品,化粧品,化学およ びその他の工業で広 く利用されている多糖類に,アルギン酸ナ トリウム, カッパーカラギーナ ン, イオタ-カラギーナン,および寒天 (アガロース)等が在る.演者 らは,これ ら多糖類水溶液の レ オロジー解析を行い,ゲル化の機構を分子 レベルで解明 した (1- 4).このような成果 は基礎の みならず応用の分野に重要な知見を与えるものと考える. 一方,モズクは古 くか ら日本人の食卓を潤 している海藻である.近年,沖縄地方でモズクの養殖 技術が確立され,平成元年度には生産量が10,000t(天然産を加えて)に達 し,増産の一途にある. モズクにはアルギン酸が多量存在することが知 られている.しか しながら,沖縄産のモズクか らこ の多糖を分離 した報告は見当たらない.ここでは,モズクの付加価値を高める目的で, オキナワモ ズク (フトモズク)か らアルギン酸塩の抽出 ・分離の条件について報告する. [方 法] オキナワモズクは,北中城村農業開発株式会社 (宜野座村漁業共同組合産)か ら供与 して戴いた. 生モズクを通風乾燥後,1.0%の炭酸ナ トリウム水溶液に加え,一昼夜撹拝を行 い, アルギ ン酸塩 を抽出した.この液を減圧法過,中和 (0.1N HCl)後アルコールで沈澱 させ,粗 アルギ ン酸 を調 製 した.アルギン酸の精製は常法に従 って行った.構成糖の同定は薄層 クロマ トグラフィーで行 っ た.全糖およびウロン酸含量はフェノール硫酸およびカルバゾール硫酸法で行 った.旋光度 は自動 旋光計で測定 し,分子量は粘度法によった.また,金属類の定量は原子吸光分析器で行 った. [結 果] 生モズクか ら,3.1%の収率で粗アルギン酸塩を得た.精製nativeアルギ ン酸塩 は,1.85,0.51, 1.32,および3.34%のNa',K',Ca2',およびMg2'を有 した.精製アルギン酸ナ トリウムの全糖, ウロン酸,およびナ トリウム含量は,各々87.5,87.8,および11.9%であった.加水分解後,薄層 ク ロマ トグラフィTによりD-マンヌウロン酸とL-グルロン酸を同定 した.後者 は,前者 に比較 し て著 しくわずかに検出された.粘度法により求めたアルギン酸ナ トリウムの分子量は230,000であっ た.

1)M.TakoandS.Nakamura,Carbohydr.Res.,155,200(1986). 2)M.TakoandS.Nakam ura,AgriC.Biol.Chem.,50,2817(1986).

3)M.TakoandS.Nakamura,andY.Kohda,Carbohydr.ResH161,247(1987). 4)M.TakoandS.Nakamura,Carbohydr.Res.,180,277(1988).

参照

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