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JAIST Repository: 研究拠点としての大学の役割

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Academic year: 2021

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Japan Advanced Institute of Science and Technology

JAIST Repository

https://dspace.jaist.ac.jp/

Title

研究拠点としての大学の役割

Author(s)

Citation

年次学術大会講演要旨集, 7: 13

Issue Date

1992-10-22

Type

Presentation

Text version

publisher

URL

http://hdl.handle.net/10119/5331

Rights

本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す

るものです。This material is posted here with

permission of the Japan Society for Science

Policy and Research Management.

(2)

パネル諦俳

研究拠点、

としての大学の 役割

司 会 権 田 全 治 パネリスト 岡 久 雄 三菱電機 菖 蒲 梓 新日本製 銭 西 川 哲 治 東京理科大学 古 川 静 二郎 東京工業大学 趣 旨 わが国の大学が 明治維新以来、 西欧近代科学の 導入を積極的に 図り、 日本の科学技術の 研究拠点として 重 糞 な役割をはたして 来たことは改めて 指摘するまでもないことであ ろう。 しかしながら、 戦後の教育改革と それに伴 う 新制大学の設立は 大学教育の量的拡大に 寄与してきたことは 明らかであ るが、 その質的向上に 対 する評価は旧制大学も 含めて必ずしも 定まっていない。 特にわが国経済の 高度成長期以降、 民間企業に於け る研究開発が 活発化するにつれて、 大学への期待は 、 少なくとも自然科学系分野に 於ては、 フロンティア 研 究 拠点としてへの 期待から一歩後退し 、 む L, ろ 、 教育機関としての 役割への期待が 増すように変わってきた。 もちろん、 今日でも、 大学は教育機関であ ると同時に高度な 研究機関であ るとする考えは 一般的に受け 入れ られているが、 その根底には 教育と研究は 不可分であ るとする認識があ るからに外ならない。 しかしながら、 近年大学院も 含め、 科学技術に関する 最も新しい情報の 取得は分野によっては 民間企業の方が 先行している と 云われているのみならず、 研究費及 び 研究施設の量的充実に 於ても、 また研究者の 質的向上に於ても 明ら かに大学のそれを 上まわっていると 云われている。 すでに研究開発はそれ 自身ひとつの 新しい産業として 独 白の道を歩み 始めているとみるべきなのかも 知れない。 しかも、 わが国大学の 研究費全体に 占める基礎研究費比率は 平成 2 年度で 52.9% にとどまって 居り、 応用 研究・開発研究の 占める比率とほぼ 拮抗している。 大学が学術基礎研究の 中心であ るとする定説とは 逆の傾 向を示して居り、 その傾向は近年むしろ 加速される方向にあ る D さらに、 これを民間と 比較してみると、 基 礎 研究費の使用額は、 平成 2 年度で大学が 701 億円、 民間が 589 億円となって 居り、 大学と民間との 格差は年々 縮小する傾向にあ る。 すでに大学の 基礎研究機関としての 役割は終わりつっあ るとみるべきなのであ ろうか 評価の分かれるところであ る。 大学の研究拠点としての 役割が問われている 理由であ る。 本 パネル討論は、 こうした時代的背景をふまえ、 わが国の大学が 今後、 基礎研究を担 う 高度な研究機関と しての役割をはたし 得るものなのか 否か、 あ るいははたすべきなのか 否かほついて、 それぞれの立場から 自 由に討論していただくことを 目的として開催することとします。 従って、 本 討論ではあ くまで教育機関とし ての大学ではなく、 研究機関としての 大学の役割、 あ るいは大学に 於ける研究のあ り方とその社会的役割に ついて討論していただくこととします。 一 13 一

参照

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