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JAIST Repository: 金属/絶縁体トンネル接合トランジスタの特性向上に関する研究

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Academic year: 2021

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(1)JAIST Repository https://dspace.jaist.ac.jp/. Title. 金属/絶縁体トンネル接合トランジスタの特性向上に関 する研究. Author(s). 笹島, 亮太. Citation Issue Date. 1999-03. Type. Thesis or Dissertation. Text version. none. URL. http://hdl.handle.net/10119/2600. Rights Description. 松村英樹, 材料科学研究科, 修士. Japan Advanced Institute of Science and Technology.

(2) 金属/絶縁体トンネル接合トランジスタの特性向上に関する研究 笹島亮太. (松村研究室). 1. はじめに 電界効果型トランジスタ (MOSFET) をスイッチング素子として用いた現在の集積回 路は、MOSFET のチャネル長を 50nm 以下に微細化すると、不純物の統計的なゆらぎにより個々 の素子特性がばらつき動作しなくなるなど、高密度集積化の限界があると考えられている。我々 はこの集積回路高密度化の限界に対し、不純物濃度に動作原理が依存しない金属/絶縁体トンネル 接合トランジスタを集積回路のスイッチング素子として提案している。このトランジスタはゲー ト電界によりトンネル障壁の実効的な厚さを変化させ、金属/絶縁体/金属の構造 (MIM 構造) に 流れる Fowler-Nordheim(F-N) トンネル電流を制御するという新原理にもとづいており、チャネ ル長を 15nm 程度に微細化できるだけでなく、高速動作、3 次元集積回路の実現なども期待され る。本研究は、金属電極にチタン (Ti) 、F-N トンネル電流が流れるトンネル絶縁膜にチタン酸化 物 (TiOx ) 、ゲート絶縁膜にシリコン熱酸化膜 (SiO2 ) を用いて本トランジスタを作製し、その動 作を確認することを目的としている。 2. 作製方法および素子構造 図 1 に本研究で用いたトランジスタの作製方法およびその断面構造 摸式図を示す。本トランジスタは低抵抗 n 型 Si 基板をゲート電極として用い、以下の手順で作製 した。(1)n-Si 基板を熱酸化し SiO2 ゲート絶縁膜を形成する。(2) そのゲート構造上にソース電極 となる Ti を蒸着後、レジストの端面がゲート絶縁膜上に来るようパターンニングを行ない、露出 した Ti をドライエチングすることでソース電極 Ti の側壁 (サイドウォール) を出す。(3) ソース電 極 Ti のサイドウォールを非水溶液中で陽極酸化し、トンネル絶縁膜となる膜厚制御された TiOx 層を形成する。(4) ドレイン電極となる Ti を蒸着する。(5)Lift-o によりレジスト上の Ti を取り 除く。このように本トランジスタは、従来のフォトリソグラフィーを用いて作製した。 3. 実験結果 図 2 は図 1(5) に示す SiO2ゲート絶縁膜厚 10nm 、TiOxトンネル絶縁膜厚 16nm を 有する本トランジスタで得られた伝達特性である。ソース・ドレイン間印加電圧 Vds=3V 、測定 温度 90K においてゲート電圧 Vg の-4V から+4V への変化に対し、ドレイン電流が 10012 A から 1007A へと増加するのが確認される。 4. まとめ 本トランジスタが on/o 比 105 というスイッチング特性で動作し、従来の MOSFET に 匹敵する特性を示すことが確認された。この結果は、本トランジスタが MOSFET には実現困難 な高密度集積回路中の素子として期待できることを示している。 Gate insulator. 10-6. Resist. Ti. SiO2. Vds=3V ,Temp.=90K L=16nm dg=10nm. n-Si (1) Formation of Gate insulator. (2) Lithography and Dry etching. 10-8. (3) Anodic oxidation. (4) Ti evaporation. Device structure Source. 10-10. Tunnel insulator. Drain. Gate L=16 nm. dg= 10nm. (5) Lift-off process. 図 1: トランジスタの作製方法及び その断面構造 keywords. Ids (A). Ti. TiOx. 10-12 -4. -2. 0. 2. 4. Vg (V). 図 2: トランジスタの伝達特性. ナノ・テクノロジー, チタン (Ti), 陽極酸化法, F-N トンネル電流,. Copyright c 1999 by Ryouta Sasajima.

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