• 検索結果がありません。

高校生の自己愛と居場所の選択や居心地との関連

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "高校生の自己愛と居場所の選択や居心地との関連"

Copied!
7
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

高校生の自己愛 と 居場所の選択や居心地と の関連

Relationship between the Narcissism in High School Students and the choice

of their Com fortable places

浅 川 潔 司*

檜 皮 万里子**

雅 則***

ASAKAWA Kiyoshi HIWADA Mariko

M INAMI Masanori

佐々木

;聡****

真 田 穣 人*****

SASAKI Satoshi

SANADA Shigeto

本研究の目的は, 高校生の自己愛傾向 と 学校内外におけ る居場所の選択数 と の関係について検討 し , 高校生の心理的援 助のための資料 を得 るこ と であ っ た。 A 県下の公立高校生988人が本研究に協力者 と し て参加 し た。 内訳は 1 年生485人 (男子255人, 女子230人) , 2 年生260人 (男子121人, 女子139人) , 3 年生243人 (男子112人, 女子131人) であっ た。 自 己愛傾向の測定には, 小塩 (1999) の自己愛人格目録短縮版 (以下, NPI-s) から18項目が用い ら れた。 ま た, 居場所 と 居心地の測定 には, 檜皮 (2003) の居場所 と 居心地目録20項目が用い ら れた。 主な結果は以下の通 り であ る。 (1) 自己愛 水準 L 群 1 年生では男子よ り 女子の居場所選択数が多 く , 自己愛水準 L 群 2 年生では女子 よ り も男子の居場所選択数が 多 かっ た。 (2) 「他の人と一緒に過ごせる空間」 得点は, 「注目 ・ 賞賛欲求」 「優越感 ・ 有能性」 「自己主張性」 のすべてに おけ る群の主効果が有意であ り , いずれも L群, M 群, H群の順に得点が高かっ た。 (3) 「周囲に人がいて も一人で過 ごせ る空間」 得点は, 「優越感 ・ 有能性」 におけ る群の主効果が有意で あり , いずれも L群よ り も H群の得点が高かっ た。 (4) 「周囲に人がいない自分だけの空間」 得点は, 「注目 ・ 賞賛欲求」 「自己主張性」 におけ る群の主効果がそ れぞれ有意であ り , いず れも L群よ り H群の得点が高かっ た。 以上の結果について, 学校心理学的 な側面から考察が行われた。

The present study was designed to investigate the relationship between the Narcissism in the high school students and their choice of com fortable places. Nine hundreds and ninety-eight high school students from two prefectural high school partici-

pated in the study. Their narcissism was measured by the NPI-S ( 0shio 1999) . The hiiwada's inventory of the perceived com-

fort places (2003) was used for the measurement of the choices of the com fortable places in high school students. M ain

findings were as follows;

1 ) the place choose as the com fort place was categorized as three groups; that is, place staying with other peoples, place staying alone, place staying alone at with the other people.

2 ) At those places, students with higher narcissism score showed signi ficantly higher mean scores than the students with lower narcissism scores.

Those findings were discussed from the viewpoints of school psychology.

キーワ ー ド : 自己愛, 居場所, 高校生, 学校心理学

Key words : narcissism, com fortable places, school psychology, high school students

問題 と 目的

高校生の心理につい て, 15 ・ 6 歳の年代 で人間関係に ヤマ ア ラ シ ・ ジ レ ンマ が起 き てい る と 落合 (1999) は指 摘 し た。 すなわち, 高校生は友人関係や異性関係な ど対 人関係で相手 に近づ き , 心 を開い てよ り 親密にな ろ う と し て, 自分に内面 をみせる。 し か し , 自分に自信がも て ない ため, 自分 をわか っ て く れる人 を求めよ う と す るが, 人を求めて内面的に近づ く こ と自体, 自分の不安定な状 態 を相手に さ らけ出すこ と にな る。 人に近づ き支え て も ら い たい と い う 願望があ るが, 自分 を出 し て傷つ く こ と も 経験す るので, 自分 を出す こ と には慎重 にな る。 近づ き たいが近づ く と 傷つ く ので ジ レ ンマ に陥 る と い う 。 ま た, 自分の容姿への過剰な関心や自分 を認めてほ し い と い う 認知欲求や他者評価 に強 く 影響 さ れるのも 思春期や 青年前期の特徴であ る (大渕, 2003) 。 し たがっ て, こ のよ う な自己 に対 す る強い意識のため, たい ていの人が 多 か れ少 なか れ自己愛的 に な る と 考え ら れる。 自己愛は, 「自己像がま と ま り と安定性 を保ち, 肯定 的情緒で彩 ら れるよ う に維持する機能 (Sto1orow, 1975)」 で あ り , 「自己 を価値あ る も の と し て体験 し よ う と す る * 兵庫教育大学大学院人間発達教育専攻学校心理 ・ 発達健康教育 コ ース * * 兵庫県立明石西高等学校 * * * 宝塚市立光 ガ丘中学校 * * * * 松蔭中学校高等学校 * * * * * 大阪市立新高小学校 平成26年10月31 日受理

(2)

心の働 き (上地, 2004) 」 であ る。 こ のよ う な定義に基 づ く な ら ば, 正常な自己愛のあ り 方は, 自己 を価値あ る も の と 体験す る た め には そ れを 認 め て く れる他者が必 要 な こ と を自覚 し てお り , 多少の不安や恥 を感 じ ながら自 己 の価値 を他者 に認めて も ら お う と す る よ う な あ り 方 で あり , 病理的な自己愛 と は, 自然な自己愛 を抑圧ま たは 否認 し , そ れに代 わる不自然な自己確認, 自己尊重 に依 存 し てい るよ う なあり 方であ る (上地, 2004) 。 自己愛についての研究は, Raskin&Hall (1979) によ

る Narcissistic Personality inventory ( 自己愛人格目録, 以下 NPI) によ っ て, 自己愛の測定的研究が助長 さ れ, 正常人を も対象 と する数多 く の実証的研究を生み出すこ と と なり , 自己愛人格傾向の強い者ほど, エネルギ ッ シュ で外向的, 自信家, 自己本位, 競争的, 攻撃的であり , 共感性に乏 し い こ と な どが明 ら かに さ れて き た (宮下,

1991) o

ま た, 青年期におけ る自己愛傾向は, 自分自身への関 心の集中と , 自信や優越感な どの自分自身 に対す る肯定 的感覚やその感覚 を維持 し たい と い う 強い欲求 によ っ て 特徴づけ ら れる (小塩, 1998) こ と が明らかにさ れてき た。 小塩 (1999) によ れば, NPI から 「優越感 ・ 有能感」 「注目 ・ 賞賛要求」 「自己主張性」 に対応 し た NPI-s を開 発 し, 友人関係のあり 方と自己愛傾向の関連を検討 し て い る。 その結果, 自己愛傾向の高い男子高校生は ク ラ ス メ イ ト か ら好かれ, 比較的多 く の友人 と の関係 を も っ て い る こ と が, 友人に今以上に理解 ・ 信頼 さ れたい, 自分 に関わ っ てほ し い と い う 欲求 を も つ こ と が示唆 さ れてい る。 つま り , 自分は優 れてい る と 思 っ てい て も周囲がそ の自己愛的 な欲求 を満た し て く れない時, 青年は現状に 満足 で き ず 「自分 を も っ と 評価 し て く れる場所があ るは ず だ」 , 「 も っ と 認めて く れる人がい るはずだ」 と 居場所 を次々に変 え て さ ま よ い歩い た り , 「自分 を認めて く れ ない周囲が悪いのだ」 と 現在の生活に不満 を抱 き 続け , 周囲の人々と ト ラ ブルを起こ す (小塩, 2004) こ と にな る o こ のよ う な青年期の自己愛の特徴から高校生の対人関 係 を みる と , 自分自身 に対す る肯定的評価が崩 れる可能 性が高 く な るよ う な対 人関係 を回避 し て広 く 表面的 につ き あう こ と や, 一見周囲 と 楽 し く つき あ っ てい るが, 自 分 の本音 を出 さ ず表面的 で互い に気遺 う と い っ た傾向 が あ る よ う に思 われる。 し たが っ て, 自己愛傾向が強い高 校生に と っ ては心が安 ら ぐ場所がな く , 自分の正直 な感 情 な どが表出 さ れに く く な っ てい るのでは ないか と 考え ら れる。 自己愛傾向が強い高校生にと っ て心が安 ら ぐ場所, す なわち 「居場所」 があ るのかと い う 点 につい て述べ る前 に, 「居場所」 の定義に触れておき たい。 「居場所」 と い う 言葉の定義は未だ確立 さ れてい る と はいえ ないが, 現 代 におい ての 「居場所」 と い う 言葉には, 単に人がい る 所 と い う 物理的 な意味 だけ ではな く , 心理的 な側面が含 ま れる (杉本 ・ 庄司, 2006) と いう と らえ方がひろがり つつあ る。 住田 (2003) によ れば, 子 ども自身がホ ツと で き る, 安心で き る, 心が落ち着け る, そ こ にい る他者 か ら受 容 さ れ肯定 さ れてい る と 実感 で き る よ う な場所 が 子 ども の 「居場所」 であり , こ れは子 ども が自分自身で 解釈 し実感 し た感覚的意味 (主観的条件) を 〔関係性 空間性〕 と いう 形で一体化 さ れた一組の客観的条件に付 与す る こ と によ っ て形成 さ れる と い う 。 そこ で本研究 に おいては住田 (2003) の定義に倣い, 「居場所」 を 「生 徒自身 がホ ッ と で き る , 安心で き る , 心 を落ち着かせる こ と がで き る , そ し て, そ こ にい る他者か ら受容 さ れ肯 定 さ れてい る と実感で き る よ う な場所」 と操作的 に定義 す る こ と と し た。 中高生 を対象 と し た 「居場所」 の研究は, 教師や仲間 と の対人関係のあり 方が 「居場所」 の形成に重要な役割 を果たす (小畑 ・ 伊藤, 2001 ; 小畑 ・ 伊藤, 2003 ; 富永 ・ 北山, 2003 ; 藤井, 2003) と の報告があり , 物理的な場 所の如何に関わら ず, 子 ども自身がその場所に 「居場所」 と し ての意味 を付与す る こ と に よ り 構成 さ れる (住田, 2003) も ので あ る こ と が指摘 さ れてい る。 中高生の 「居 場所」 の形成 には性差が見 ら れ, 男子 よ り も 女子の方が 対人関係を重視する (大久保, 1999 ; 秦, 2000) こ とや, 女子は 「居場所」 におい て自分 か ら受け入 れら れてい る と 感 じ る こ と , 男子は自分で自分 を受け入 れら れてい る と 感 じ るこ と が重要 (杉本 ・ 庄司, 2006) であ るこ と が 明 ら かに さ れて き た。 ま た, 「居場所」 の選択 には中学 生 と 高校生で違いがみら れ, 中学生では家族関係, 高校 生では物理的環境が 「居場所」 の有無の決定要因 (杉本 ・ 庄司, 2006) で あ る こ と が明 ら かに さ れてい る。 また, 檜皮 (2003) によ る, 高校生84名を対象 と し た, 一人あ るいは友人 と 過 ごす時に心が落ち着 く 場所 につい ての調査の結果, 一人の場合では自宅 ・ 自分の部屋が一 番多 く (65%) , 次いで教室 (18%) , 部室 ( 7 %) であ り , 友人と の場合では, 教室が一番多 く (40%) , 次い で友人宅 (20%) , 部室 (19%) , 通学路 ( 8 %) , フ ァー ス ト フ ー ド ス ト ア ( 7 %) で あ っ た。 こ う し た結果は, 高校生が学校の内外に物理的環境 と し ての 「居場所」 を 形成 し てい る こ と を示唆 し てい る。 以上のこ と から , 高校生は自分の 「居場所」 を変え る こ と に よ っ て, 周囲か ら の評価 を得 よ う と し たり , あ る いは自分 が傷つかない よ う に し てい る と 考え ら れる。 ま た, 自己愛が高校入学後においては親 し い友人や所属す る集団の獲得に成功 し, 仲間集団にう ま く 溶け込むこ と と 深 く 関係 し ている (小塩, 1999) と いう こ と をふまえ る な ら ば, 自己愛が 「居場所」 の選択に関与 し てい る と 考え る こ と がで き る。 そ こ で, 本研究では高校生の 「居

(3)

場所」 の選択 を自己愛 の側面から と ら え る こ と と し , 高 校生の自己愛傾向 と 学校内外 におけ る居場所の選択数 と の関係, な ら びに高校生が感覚的意味 と し て と ら え てい る居場所 と 居心地につい て検討 を行い, 高校生の心理的 な援助 に資す るこ と を目的 と し た。

方 法

研究協力者 A 県下の公立の二つの高校に在籍す る生 徒計988人が本研究に協力者と し て参加 し た。 内訳は 1

年生485人 (男子255人, 女子230人) , 2 年生260人 (男

子121人, 女子139人) , 3 年生243人 (男子112人, 女子 131人) であ っ た。 調査時期 200x 年12月から200x 十1 年 2 月の期間に 学年別 で調査は実施 さ れた。 質問紙 自己愛傾向の測定には, 小塩 (1999) の自己 愛人格日 録短縮版 (以下, NPI-s) の各因子のう ち高負 荷 を示 し た18項日 が用い ら れた。 ま た, 居場所 と 居心地 の測定には, 檜皮 (2003) の居場所 と 居心地日録20項日 が使用 さ れた。 いず れも 回答は 4 件法で求めら れ, 学級 単位に集団場面で場面で教師の教示の下, 一斉に実施 さ れた。 結 果 NPI-S (18項目) の確認的因子分析 NPI-S (18項日) が小塩 (1999) と同様の 3 因子構造と な るこ と を確かめ る ために共分散構造分析 を用い た確認的因子分析 を行 っ た。 全 ての因子間に共分散 を仮定 し たモ デルで分析 をお こ な っ た と こ ろ , 適合度指 標は GFI = .90, AGFI = .88 RMSEA = .07で , 概ね満足 で き る結果で あ っ た。 Tablet に こ の最終的 な モ デルの結 果 を示 す。 因 子名 は小 塩 (1999) と同様に, 第 1 因子 「注日 ・ 賞賛欲求」 6 項日, 第 2 因子 「優越感 ・ 有能性」 6 項日, 第 3 因子 「自己主 Table t NPI-S (18項目) の確認的因子分析結果 (標準化推定値)

I[

Iii

【注目・ 賞賛欲求】 14 私には, みんなの注目を集めてみたいという気持ちがある 5 私は, どちらかと言えば注目される人間になりたい 11 私は, 人々の話題になるような人間になりたい 2 私は, みんなの人気者になりたいと思っている 8 私は, みんなからほめられたいと思っている 17 私は, 多くの人から尊敬される人間になりたい 【優越感・ 有能感】 4 私は, 周りの人達より, 優れた才能を持っていると思う 1 私は, 才能に恵まれた人間であると思う 7 私は, 他人よりも有能な人間であると思う 10 私は, 周りの人に影響を与えることができるような才能を持っている 13 私は, 周りの人が学ぶだけの値打ちのある長所を持っている 16 私は, どんなことでも上手< こなせる人間だと思う 【自己主張性】 6 私は, 自分の意見ををはっきり言う人間だと思う 3 私は, 自己主張が強い方だと思う 9 私は, 控えめな人間とは正反対の人間だと思う 15 私は, 自分で責任を持って決断するのが好きだ 18 いつも私は話しているうちに, 話の中心になってしまう 12 私はどんな時でも, 周りを気にせず自分の好きなように振舞っている 8 6 0 9 2 6 8 8 8 7 7 6 4 0 4 6 6 5 8 8 8 7 6 6

GFI=.90 , AGFI=.88 , RMSEA=.07

因子間相関 I I[ III

Ii

.53 7 7 78 6 9 56 60 4 6

58 5 7

m

'

(4)

Table 2 居場所 と 居心地目録の探索的因子分析結果 (バ リ マ ツク ス回転) I[ Iii 【他の人と一結に過ごす空間】 α=.77 14 私に と っ て , 友達の部屋は, 居心地がよ い 13 私に と っ て , 友達の家は, 居心地がよ い 15 私に と っ て , コ ン ビ = は, 居心地がよ い 20 私は, フ ァ ー ス ト フ ー ド店に い る時, 居心地が よ い 【周囲に人がいても一 人で過ごせる空間】 α=.86 6 私は, 図書室に い る 時, 気持 ちが落 ち着 く 19 私は, 図書館に い る 時, 気持 ちが落 ち着 く 【周囲に人がいない自分だけの空間】 α=.70 12 私は, 自分の部屋に い る 時, 心が安 ら ぐ 11 私は, 自分の家に い る 時, 心が安 ら ぐ 1 私は, 一人で時間 を過 ごす時, 居心地のよ い場所が あ る

9

3

1

7

8

8

5

4

0

0

3

2

0

0

0

0

01

. 87

04

. 85

5

0

9

0

0

0

3

3

2

0

0

1

0

9

2

1

1

0

0

0

8

1

0

1

0

6

3

8

6

5

累積因子寄与率

23. 65

41 .37

54. 10

Table 3 自己愛水準 ・ 性 ・ 学年別の居場所選択数の平均値 (標準偏差) M H 男子 女子 男子 女子 男子 女子 1年生 2年生 3年生 2.54 2.74 2.69 5 1 5 4 3 4 2.76 2.63 2.67 9 1 2 2 3 3 2.77 2.76 2.83 2 6 3 3 3 2 2.88 2.78 2.77 8 8 1 2 2 3 2.88 2.70 2.73 0 3 9 3 3 2 2.84 2.78 2.88 (.31) (.30) (.23) 張性」 6 項目と し た。 (Table t 参照) 居場所 と 居心地目録の探索的因子分析結果 居場所 と 居心地目録の構造 を検討す るため, 檜皮 (2003) の居場 所 と居心地目録 (20項目) について, 主因子法一バリ マ ツ ク ス回転によ る探索的因子分析 を行 っ た。 その結果, 第 1 因子 4 項目, 第 2 因子 2 項目, 第 3 因子 3 項目の計 9 項目が検出 さ れた。 第 1 因子は, 「友達の部屋」 「友達の 家」 「 コ ン ビニ」 「 フ ァ ース ト フ ー ド店」 と い っ た特定の 誰かや他人 と 一緒にい る (近 く にい る) 空間に関す る項 目で構成 さ れてい たため 「他の人 と 一緒に過 ごせ る空間」 と命名 し た。 第 2 因子は, 「図書室」 「図書館」 と いう 周 囲に人はい るが静かで干渉 さ れず一人で過 ごす こ と ので き る空間 で構成 さ れてい たため 「周囲 に人がい て も一人 で過ごせる空間」 と命名 し た。 第 3 因子は, 「自分の部 屋」 「自分の家」 「一人で時間を過ごす」 と いう 自分だけ の空間 に関す る項目 で構成 さ れてい た ため 「周囲 に人が いない自分 だけの空間」 と命名 し た。 なお, 各因子の信 頼性係数は, 第 1 因子 α

= 77, 第2 因子α= 86, 第3 因

子 α= 70と い う 値であ っ た (Table2 参照) 。 自己愛傾向 と 居場所の関係 居場所の有無について, 居場所と 居心地目録 ( 9 項日) の質問項目について 「 4 」 「 3 」 「 2 」 と 回答 し たものを 1 (居場所あり 群) , 「 1」 と 回答 し た ものを 0 (居場所 な し群) と し たう えで, 各群の居場所選択数の得点 を算 出 し た。 次に, NPI-s (18項目) の合計得点 について, 最低値から平均値 1/2SD ま で を L 群, 平均値十1/2SD か ら最高値ま で を H 群, 中間にあた る残り を M 群の 3 水準に群分け し た。 自己愛水準群 ・ 性別 ・ 学年群別の居 場所の平均選択数は Table3 に示す通り であ っ た。 居場所選択数 を開平変換 し た値 を従属変数 と し , 3 (自己愛水準) x 2 (性) x 3 ( 3 学年) の3 要因の分 散分析 を table 4 に基づ い て行 っ た と こ ろ , 2 次の交互

作用 (F(4,685) = 2.79, p<.05) と群の主効果(F(2,685) =

11.21, p<.001) が有意であ っ た。 そ こ で単純 ・ 単純主効 果の検定 を行 っ た と こ ろ , 性の単純単純主効果が L 群 1 年生におい て みら れ, 男子 よ り 女子の居場所選択数が

多かった (F(1,685) = 8.49, p<.01) 。 L 群2 年生において

は, 同様の単純単純主効果がみら れ, 女子 よ り も男子の 居場所選択数が多かっ た (F(1,685) = 4.43, p<.05) 。 ま た, 多重比較の結果, L群< M群< H群 (< は 5 %水準 で有意差があ るこ と を示す) の順に居場所の選択数が多 か っ た。 自己愛傾向 と 居場所の選択 と 居心地と の関係 を検討す る ために, 男女別 に NPI-S の下位尺度別の合計得点につ い て最低値から平均値 一1/2SD ま で を L 群, 平均値 + 1/2SD か ら 最高値 ま で を H 群 , 中間 に あ た る残 り を M 群の 3 水準に群分け し た (Table4 ) 。 その後, 居場所 と

(5)

Table 4 自己愛水準 ・ 時期別の居場所と 居心地得点の平均値 と 標準偏差 注日 ・貸賛欲求 優越感・ 有能感 自己主張性 L群 M群 H群 L群 M群 H群 L群 M詳 H群 男子 94 子 男 1 子 49 女 1 子 19 男 1 子 12 女 1 女子 99 子 1 2 男 1 子 0 7 女 1 子 1 ;l 男 1 子 89 女 1 子 18 男 1 女子 64 子 1 0 男 1 子 4 5 女 1 子 男 1 子 17 女 1 子 男 1 女子 98 他の人と一結にすごす空間 周囲に人がいても一人ですごせる空間 周囲に人がいない自 分だけの空間 7.59 (2.62) 3.94 (1.72) 9.34 (2.18) 7.53 (2.49) 3.97 (1.87) 9.54 (1.87) 8.82 (2.55) 3.80 (1.70) 9.10 (1.90) 8.83 (2.49) 4.03 (1.69) 9.61 (1.98) 9.32 (2.85) 4.17 (1.98) 10.10 (1.81) 9.60 (3.10) 4.39 (2.09) 10.18 (1.85) 7.86 (2.62) 3.63 (1.61) 9.20 (2.19) 8.14 (2.77) 4.03 (1.89) 9.66 (1.96) 9.03 (2.50) 3.94 (1.69) 9.59 (1.80) 8.74 (2.67) 4.07 (1.75) 9.80 (1.86) 9.17 (3.00) 4.38 (2.08) 9.87 (1.91) 9.92 (2.62) 4.44 (2.01) 9.89 (1.94) 7.61 (2.52) 3.71 (1.56) 9.19 (2.09) 8.12 (2.82) 3.99 (1.76) 9.42 (2.01) 8.75 (2.46) 4.11 (1.82) 9.55 (1.96) 8.60 (2.68) 4.17 (1.86) 9.89 (1.90) 9.57 (3.02) 4.07 (2.02) 9.88 (1.89) 9.31 (2.78) 4.18 (2.01) 9.92 (1.83) 上段 : 平均値, 下段 . 標準偏差 Table 5 分散分析結果 (F 値) 注目・ 賞賛欲求 優越感・ 有能感 自己主張性 他の人と一結にすごす空間 27.83

*** L< M< H

18.01 *** L< M≦H

17.93 *** L< M< H

周囲に人がいても一人ですごせる空間 2.75 † M ≦H 5.31 ** L< H 周囲に人がいない自分だけの空間 11.62 *** L・M< H 2.94 † L≦H

5.28 ** L≦M, L< H

3.11 † 男≦女 *** p < 001 ,** p く.01 ,* p <.05,† p <.10 居心 地日 録 の下位尺度別 の合 計得点 を 従属変数 と し , NPI-s の下位尺度別の群 と 性 を独立変数 と す る 2 要因 の 分散分析 を行 っ た。 その結果, 「 他の人 と 一緒に過 ごせ る空間」 得点は, 「注目 ・ 賞賛欲求」 「優越感 ・ 有能性」 「自己主張性」 のすべ て におけ る群の主効果が有意で あ り , 「周囲に人がい て も一人で過 ごせる空間」 得点は, 「 優越感 ・ 有能性」 におけ る群の主効果が, ま た 「周囲 に人がい ない自分 だけの空間」 得点は, 「注日 ・ 賞賛欲 求」 「自己主張性」 におけ る群の主効果がそ れぞれ有意 で あ っ た。 なお, 交互作用はみら れなか っ た。 その結果 は, Table 5 に示す と お り で あ っ た。

考 察

自己愛傾向 と 居場所の選択数 と の関連性 L群の 1 年生で は女子群が, 2 年生では男子群がそ れ ぞれ居場所の選択数が多 かっ た。 総務庁 (1991) の報告 によ る と , 中高生の友達のつき合い方は, 女子では男子 よ り も深 く 広いつき合い方がみら れた と 報告 さ れてい る。 居場所 の選択数 を どのよ う に考え るかに も よ るが, そ れ が単 に交友関係の広がり の一 つの指標で あ る と す れば, 総務省の報告は自己愛水準の低い生徒群 においては適用 で き るが, 中 ・ 高水準の生徒 におい ては, こ の報告が, 15年 も 前の調査結果で あ り , 現在 も そのよ う にいえ るの かと い う 点で疑問が残 る。 一般的には, 自己愛水準が高 く な ればな るほ ど, 他者 と 個人的に深 く 付 き合 う こ と に よ っ て, 自己が傷つ く と 考え る自己愛的人格の青年は増 加 し てい る。 こ のよ う な心理状態が, 自己愛の水準群別 に見 る と , L群< M 群< H群の順に居場所の選択数が有 意に増加す る と い う 結果に繁栄 さ れてい る よ う に考え ら れる。 つま り , 親密な個人 と の深い関係性は回避 さ れ, あ ち ら こ ち ら で表面的 な付 き合い を広 く し てい る傾向が あ る こ と を こ の結果は示唆 し てい よ う 。 ま た, 先の報告では男子は高校生にな る と 中学生の時 と 比べ る と 「友達 と い る よ り 一人 で い る こ と の方 が気持 ちが落ち着 く 」 と回答 し た人数が増え てい る。 こ う し た 友 だち と のつき合い方の特徴が, L群 2 年生の男子の居 場所 の選択数の増加 に あ ら われてい る と 考え る こ と も で き る。 さ ら に, 自己愛の肯定的な側面に注目す る な ら ば, 自己愛 の高い も のはエ ネ ルギ ッ シ ュ で外交的 で あ る と さ れる ( た と え ば, 宮下, 1991) ま た, 学校で適応 し てい る と 感 じ てい る (檜皮, 2003) と いう 先行研究の結果を 部分的 に裏付け ら れた と いえ る だろ う 。 自己愛傾向の違いから みた居場所 と し ての認知 自己愛の下位尺度であ る 「注日 ・ 賞賛欲求」 と 「自己 主張性」 が高水準の生徒群は, 他の人が一緒にい る空間 であ っ ても, ま た周囲に人がいない自分だけの空間であ っ て も , そ う い っ た空間 を自分の居場所 と と ら え てい る こ と が示唆 さ れた。 こ れは, みんな と 一緒に楽 し く つ き合 う が自分の本音 を出 さ ず表面的で互いに気遺い合 う (小 塩, 1998) と いう 「注日 ・ 賞賛欲求」 の友人関係におけ る特徴か ら考え る な ら ば, みんな と 一緒に楽 し く つき合 う 空間 と その反対 に互い に気遺い合 う 必要のない自分 だ け の空間が, どち ら も自分に と っ ての居場所で あ る と と ら え てい る と 考え ら れる。 「 注目 ・ 賞賛欲求」 は, 注目 さ れたい, 賞賛 さ れたい と い う 欲求のみではな く , 権威 を持ち たい と いう 権力志向的な意味合い を含む (小塩, 1998) と いう 点 も考慮す る と , 他に人と 一緒にす ごす空 間の中に自分の居場所があ る と 感 じ てい るが, 自分の本

(6)

音 を出せない (出 さ ない) し んど さ も併せ持 つてい る と 考え る こ と がで き る だ ろ う 。 ま た, みんな と 一緒に楽 し く つき合い, かつ自分の考え を積極的 に相手に伝え互い にわかり 合おう とする (小塩, 1998) という 「自己主張 性」 の友人関係 におけ る特徴 か ら み る な ら ば, 他の人 と 一緒 にす ご し てい る空間 を居場所 で あ る と 感 じ る こ と は 自然 な流 れで あ る よ う に思 われる。 その反対 に周囲 に人 がい ない自分 だけ の空間 も , 他人 に干渉 さ れず自分の思 い通り のこ と がで き る と い う 点 で, 自分 に と っ ての居場 所 で あ る と 感 じ てい る可能性があ ろ う 。 小塩 (1998) によ れば, 「注目 ・ 賞賛欲求」 と 「自己 主張性」 は 控え めではない と い う 点で共通 し た意味 を持 つが, 「注目 ・ 賞賛欲求」 が注目 さ れたい と い う 受 動的かつ願望的 な意味合い を持 つのに対 し て, 「自己主 張性」 は自 ら 進んで行動 を起こ す と いう 能動的かつ積極 的 な意味合い を持 っ てい る と さ れる。 し たが っ て, みん な と 一緒に楽 し く つき合 う , 他の人と 一緒にす ごす空間 を居場所 であ る と 感 じ てい て も , そ れが受動的かつ願望 的 な も のなのか, そ れと も 能動的 かつ積極的 な も のなの か と い う こ と に注目 し て居場所 を と ら え る必要があ る だ ろ う o 次 に, 「優越感 ・ 有能感」 が高水準にあ っ た生徒群は, 周囲に人がいて も一人です ごせ る空間 を自分の居場所 と と ら え てい る こ と が明 ら か と な っ た。 こ れは, 自分が才 能 に め ぐ ま れてお り 他者 よ り も 優 れて有能 で あ る と い っ た自尊感情や自信 (小塩, 1998) のため, 一人であ っ て も周囲の目 を気にす る こ と な く , 周囲に人がい て も一人 です ごせる空間 を自分の居場所である と 感 じ てい るので はない か と 考え ら れる。 ま と め

Wapner, Kaplan, & Cohen (1973) は, 人間の行動 を 個人だけ の活動 と し て と ら え るのではな く , 環境 を含め た全体 を一 つの 「人間 一環境 シス テ ム」 と 考え る こ と を 主張 し , Wapner & Demick (1992) は, 人はで た ら め ではな く 目標ま たは目的 に し たが っ て環境 を構造化 し , 環境 と の相互作用 を行 う と 述べ てい る。 こ う し た理論 に 照 ら す な ら ば, 居場所の選択は環境 と の相互作用で あり 環境 の再構造化 の プロ セ ス で あ る と 考え る こ と がで き よ う 。 本研究では, 高校生の居場所の選択 と いう 環境の再 構造化 を, こ の年代の一つの特徴であ る自己愛の側面か ら と ら え よ う と し たも のであ る。 檜皮 (2003) によ れば, 自己愛傾向の高い者ほ ど学校に適応 し てい る と の思いが 強か っ たが, 高橋 (2006) は, 傷つき やす さ を伴う 自己 愛傾向は学校生活の満足感 を抑制す る要因 にな る こ と を 示唆 し てい る。 し たがっ て, 佐々木 (2013) が指摘 し て い るよ う に, 自己愛 と 学校適応感 と の関連におい て, 肯 定的 な側面 と 否定的 な側面がと も に存在す る可能性が考 え ら れる。 今後, 自己愛の下位尺度で示 さ れた特性によ る居場所選択の違い を と ら え る上で, こ う し た肯定的 な 側面 と 否定的 な側面の両面から の検討す るこ と によ り , 高校生の心理的 な援助 につなげ る こ と がで き る と 思われ る。

引用文献

藤井美保 (2003) 「居場所」 と し ての学校と 子 ども たち の対人関係 住田正樹 ・ 南博文 ( 編) 子 ど も た ち の 「 居場所」 と 対 人的 世界 の現在 九州大学出版会

pp 229-248.

秦 彩子 (2000) 「心の居場所」 と 不登校の関連につい て 臨床教育心理学研究, 26, 97-168. 檜皮万里子 (2003) 高校生の自己愛傾向が学校適応と居 場所の選択に及ぼす影響に関す る心理学的研究 兵庫 教育大学平成14年度学位論文 ( 未刊行) 上地雄一郎 (2004) 自己愛の定義 も ろい青少年の心 上地雄一郎 ・ 宮下一博 編著 北大路書房 pp 6-7. 宮下一博 (1991) 青年におけ るナルシシズム (自己愛) 的傾向 と 親の養育態度 ・ 家庭の雰囲気 と の関係 教育

心理学研究, 39, 455-460.

小畑豊美 ・ 伊藤義美 (2001) 青年期の心の居場所の研究一 自由記述に表れた心の居場所の分類 情報文化研究,

14, 59-73.

小畑豊美 ・ 伊藤義美 (2003) 中学生の心の居場所の研究 感情と行動及び意味からの考察 情報文化研究, 17,

155-167.

落合良行 (1999) 高校生活の意味 高木秀明 編著 高 校生の心理 2 深ま る自己 大日本図書 pp.159-187. 大渕意一 (2003) 満た さ れない自己愛 現代人の心理と 対人葛藤 筑摩書房 大久保智生 (1999) 心理的居場所に関す る研究 (1)

-

概 念の検討 と 尺度の作成 第 8 回日本性格心理学会発表 論文集, 92. 小塩真司 (1998) 青年の自己愛傾向と自尊感情, 友人関 係のあり 方と の関連 教育心理学研究, 46, 280-290. 小塩真司 (1999) 高校生におけ る自己愛傾向と友人関係 のあり 方 と の関連 性格心理学研究, 8, 1-11. 小塩真司 (2004) 青年期と自己愛 も ろい青少年の心 上地雄一郎 ・ 宮下一博 編著 北大路書房 pp.14-15. Raskin,R.,& Hall,C.S. (1979) A narcissistic personality

inventory. Psychological Reports, 45, 590.

佐々木 聡 (2013) 女子中学校におけ る学校生活適応感 と自己愛傾向と の関連 中国四国心理学会論文集, 45,

53.

総務庁青少年対策本部 (1991) 青少年の友人関係一青少 年の友人関係に関す る国際比較調査 一 報告書 大蔵省 印刷局

(7)

杉本希映 ・ 庄司一子 (2006) 中学生の 「居場所環境」 と 学校適応 と の関連に関す る研究 学校心理学研究, 6,

31-39.

Sto1orow,R.D. (1975) Toward a functional definition of narcissism. International J「 , ourna1 of Psycho-Analysi, 56,

179-185.

住田正樹 (2003) 子 ども たちの 「居場所」 と対人的世界 住田正樹 ・ 南博文 (編) 子 ども たちの 「居場所」 と 対人的世界の現在 九州大学出版会 pp 3-17. 高橋美知子 (2006) 高校生におけ る自己愛傾向と学校生 活満足感の関連につい て 承認欲求か ら の影響 につい ての検討 一 カ ウ ンセ リ ング研究, 39, 28-39. 冨永幹人 ・ 北山 修 (2003) 青年期と 「居場所」 住田 正樹 ・ 南博文 (編) 子 ども たちの 「居場所」 と対人的 世界の現在 九州大学出版会 pp 381-400.

Wapner,S., & Demick,J. (1992) 鹿島達哉 (訳) 有機

体発達論的 シス テ ム論的 ア プロ ーチ 山本多喜司 ・ s.

ワ ツプナ ー ( 編著) (1992) . 人生移行の発達心理学 北大路書房

Wapner,S., Kaplan,B. & Cohen,S.B. (1973) An

organismic-developmental perspective for understanding transactions of men in environment. Environment and

Table 2  居場所 と 居心地目録の探索的因子分析結果  (バ リ マ ツク ス回転)  I[  Iii  【他の人と一結に過ごす空間】  α=.77  14  私に と っ て ,  友達の部屋は,  居心地がよ い 13  私に と っ て ,  友達の家は,  居心地がよ い 15  私に と っ て ,  コ ン ビ= は,  居心地がよ い 20 私は,  フ ァ ー ス ト フ ー ド店に い る時,  居心地が よ い 【周囲に人がいても一 人で過ごせる空間】  α=.86 6  私は,
Table 4  自己愛水準 ・ 時期別の居場所と 居心地得点の平均値 と 標準偏差 注日 ・貸賛欲求 優越感・ 有能感 自己主張性 L群  M群  H群  L群  M群  H群  L群  M詳  H群 男子 94  子男1 子49 女1 子19 男1 子12 女1  女子99  子1 2 男1 子0 7 女1 子1 ;l 男1 子89 女1 子18 男1  女子64  子1 0 男1 子4 5 女1 子男1 子17 女1 子男1  女子98  他の人と一結にすごす空間 周囲に人がいても一人ですごせる空間

参照

関連したドキュメント

本来的自己の議論のところをみれば、自己が自己に集中するような、何か孤独な自己の姿

A tendency toward dependence was seen in 15.9% of the total population of students, and was higher for 2nd and 3rd grade junior high school students and among girls. Children with

Similarly, TCDD levels observed in breast milk from Da Nang mothers were significantly higher in those living close to the air base (Thanh Khe residents) than in those living

Kaplan – Meier plot of overall survival after hepatic arterial infusion chemotherapy commenced, according to Child – Pugh class and Child–Pugh score.. The mean Child – Pugh scores

The results showed that (1) residence in large cities had no significant effect on taking employment locally, (2) students with higher Japanese ability hoped to find

主として、自己の居住の用に供する住宅の建築の用に供する目的で行う開発行為以外の開

Tskhovrebadze, On two-point boundary value problems for systems of higher- order ordinary differential equations with singularities, Georgian Mathematical Journal 1 (1994),

ているかというと、別のゴミ山を求めて居場所を変えるか、もしくは、路上に