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IRUCAA@TDC : 社会保障制度改革とわが国の歯科医療サービスの展望 : 日常の歯科診療への影響は,適切な医院運営のあり方は

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

社会保障制度改革とわが国の歯科医療サービスの展望 :

日常の歯科診療への影響は,適切な医院運営のあり方は

Author(s)

上條, 英之

Journal

歯科学報, 116(3): 226-226

URL

http://hdl.handle.net/10130/4037

Right

(2)

最近,歯科診療所の患者さんが高齢化しつつあり,2014年の患者調査で歯科診療所の推計患者数は全国で約 136万人,このうち,65歳以上の方が約56万人で,患者さん全体の約4割を占めています。 8020運動や歯科口腔保健法の制定などにより,成人・高齢者の現在歯数が増えていること,健康への関心の 高まりから歯の定期治療が増えていること等,いくつかの要因が考えられますが,同時期に行われた医療施設 調査で歯科診療所の数は約6万9千で,実状にマッチしているかは別として,1日平均約20人の患者さんが歯 科治療に来られ,このうち,8人の患者さんが65歳以上の高齢者で,基礎疾患を持つ人の治療が増えてきてい るといえます。 また,医療費適正化に伴う在院日数の減少や要介護高齢者の増加で,在宅歯科治療の機会も増え,1日約4 万人が在宅で歯科治療を受ける時代となりました。 少子高齢化が進む中,社会保障給付費を抑制する方向付けがされており,2018年の国民健康保険制度改正で 都道府県が国民健康保険の財政運営に関係する等,国の社会保障制度改革の動きを捉えながらの医院運営が今 まで以上に必要になっています。 平成28年の診療報酬改定では,低い改定率でしたが,地域包括ケアを推進するための地域完結型の歯科医療 を進めていくため,かかりつけ歯科医強化型歯科診療所が制度化されるとともに,在宅歯科医療専門の歯科診 療所の運営が認められるようになるなど,比較的大きな制度改革が行なわれました。 さらに,4根管の治療や補綴関連検査等新たな歯科医療技術が数多く導入されました。 現場の歯科医師にとって,診療報酬がなじみの深い話題となりますが,医療政策の両輪として,在宅歯科 サービスの推進を公的な資金で行う基金制度や後期高齢者に対する歯科健診補助制度等の仕組みを理解するこ とも,医院の適切な運営に必要な時代になったといえます。 もちろん,税と社会保障制度の一体改革が進められる中,2018年には診療報酬改定と介護報酬改定の同時改 定が予定されています。 また,本年1月の中医協では,選定療養についての議論が行われるなど,診療報酬制度の改革についても目 が離せないと推察されます。 在宅での歯科治療の普及や基礎疾患をもつ患者の増加で,歯科医療従事者の養成制度の改革が求められてい ますが,最近の歯科保健医療施策の流れから,今後,考えられる展望について,幅広く触れることとします。 ≪プロフィール≫ <略 歴> 昭和58年3月 東京歯科大学歯学部卒業 昭和62年5月 東京歯科大学大学院歯学研究科修了(口 腔衛生学専攻) 昭和62年1月 厚生省入省(厚生技官として採用 健康 政策局歯科衛生課に配属 歯科衛生係長 を拝命) 昭和63年7月 厚生省健康政策局歯科衛生課課長補佐 平成6年4月 埼玉県衛生部保健予防課副参事 平成8年4月 厚生省保険局医療課医療指導監査室医療 指導監査官 平成8年10月 厚生省保険局医療課医療指導監査室特別 医療指導監査官 平成10年7月 厚生省健康政策局歯科保健課課長補佐 平成14年4月 厚生労働省保険局医療課医療指導監査室 特別医療指導監査官 平成16年4月 国立長寿医療センター運営部政策医療企 画課長 平成16年9月 厚生労働省保険局歯科医療管理官 平成22年7月 厚生労働省医政局歯科保健課長 平成25年12月 応募認定退職制度による認定を受け,定 年前に退職 平成26年4月 東京歯科大学歯科社会保障学教授 公益財団法人8020推進財団嘱託 <所属学会> 日本口腔衛生学会評議員,日本公衆衛生学会,日本産業 衛生学会,医療経済研究会,日本歯科医療管理学会,日 本歯科医学教育学会

特 別 講 演 4

社会保障制度改革とわが国の歯科医療サービスの展望

∼日常の歯科診療への影響は,適切な医院運営のあり方は∼

東京歯科大学歯科社会保障学教授

上條 英之

学 会 講 演 抄 録 226 ― 60 ―

参照

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