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産業トピックス 香港駐在報告 中国自動車業界の今 ~ 変化する日系完成車メーカーの NEV 規制への取り組み 2017 年 9 月 黒川徹 (TORU KUROKAWA) STRATEGIC RESEARCH DIVISION (HONG KONG) Bank of Tokyo-Mitsubishi

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【要 約】

 2017 年 1~8 月の中国の自動車工場出荷台数は前年比 4.3%増と、2016 年通

年の伸び率(同 13.7%増)から大きく減速。

 2017 年 6 月に NEV 規制の 2 回目の草案が発表された他、12 月末には車両

購置税の減税が終了予定であるなど、注目される動きが目立つ中国自動車

業界について、以下の 3 つの切り口にて簡単に整理した。

今後 1~2 年の自動車需要をどう見通すか

 主力の乗用車は 2016 年末までの需要先食いの影響、及び減税幅縮小を背

景に伸びが大幅に鈍化。2017 年後半は、駆け込み需要こそ見込まれよう

が、前年の発射台が非常に高い上、足元の減税対象車の低調な推移を踏ま

えると、前年比横這いから微増が精々の展開となる見通し

 2018 年は、2017 年末の減税終了もあり、略横這いの成長に留まる見込み

日系完成車メーカーの NEV 規制に対する取り組みへの本気度はどうか

 中国では、2018 年から新エネ車の生産が義務付けられる見通し

 従来、日系完成車メーカー(OEM)の間では PHEV が最も有望な新エネ

車との見方が大勢を占めていたが、ここ最近、日系 OEM は、EV の早期投

入に向けた取り組みを加速させており、EV 対応への本気度が窺える

新エネ車の主流は EV、PHEV のどちらになるのか

 新エネ車に対し中国政府による補助金の減額があったものの、OEM 各社

の値下げを含む積極的な販促活動等により、生産台数は順調に拡大

 これまで順調に拡大してきた PHEV の販売はマイナス成長に転じており、

政策面で優遇幅の大きい EV への移行が鮮明化。今後も EV が主導しよう

産業トピックス

【香港駐在報告】

中国自動車業界の今

~変化する日系完成車メーカーの NEV 規制への取り組み

黒川 徹 (TORU KUROKAWA)

STRATEGIC RESEARCH DIVISION (HONG KONG)

Bank of Tokyo-Mitsubishi UFJ A member of MUFG, a global financial group

(2)

1. 今後 1~2 年の自動車需要をどう見通すか ✧ 2017 年 1~8 月の自動車工場出荷台数は前年比 4.3%増と 2016 年通年の伸び率(同 13.7% 増)から大きく減速。年後半に向けて好材料が見当たらない上、今年 12 月末には車両購置 税の減税も終了予定であり、先行きに懸念を示す見方が多い。今後 1~2 年の自動車需要を どう見通すか。 (1) 足元の動向 ◇ 主力の乗用車の工場出荷台数は前年比 2.2%増と伸びが大幅に鈍化  2017 年 1~8 月の自動車工場出荷台数は前年比 4.3%増と、2016 年通年の伸び率(同 13.7% 増)から大きく減速(図表 1)。  とりわけ、主力の乗用車の伸び率鈍化は顕著。乗用車の工場出荷台数は、車両購置税の減 税(注)の始まった 2015 年 4Q(10~12 月)から急回復し、2016 年通年も前年比 14.9%増と 二桁成長を記録。しかし、2017 年に入ってからは、2016 年末までの減税に伴う需要先食い の影響、及び減税幅の縮小を背景に同 2.2%増と伸びが大幅に鈍化。  2017 年を仔細にみると、2Q(4~6 月)に前年比 0.9%減と一時的にマイナス成長に転 じ、その後、7~8 月にはプラス成長に回帰したとはいえ、同 4.5%増と昨年の伸び率 を大きく下回っているのが実状。 (注)車両購置税(自動車取得税)は、中国国内で車両を購入した機関・個人が徴収される税。 2015 年 10 月より排気量 1.6L 以下の車両(小型車)の税率が通常の 10%から 5%に減税さ れ、当初は 2016 年末で終了する予定であったが、中国財務省は、2016 年 12 月 15 日に小型 車の減税措置を 1 年延長すると発表。2017 年 1 月から 12 月末の間は税率を 5%から 7.5%に 引き上げ、2018 年 1 月から通常の 10%に戻される見通し。 図表 1:自動車工場出荷台数の動向 (単位:万台) 3Q (7~8月) 615 570 519 752 2,460 652 628 649 865 2,803 700 635 416 1,751 3.9 1.0 2.4 15.8 4.7 6.0 10.2 24.9 15.0 13.7 7.4 1.1 6.0 4.3 乗用車 531 479 444 658 2,115 566 536 567 761 2,438 595 531 355 1,481 9.0 0.5 1.9 18.6 7.3 6.7 11.8 27.7 15.7 14.9 5.1 0.9 4.5 2.2 商用車 85 91 75 94 345 86 93 82 104 365 105 105 60 270 19.4 8.6 5.2 0.3 9.0 1.4 1.8 8.6 10.6 5.8 22.6 12.7 15.4 16.9 2017 1Q 2Q 1~8月 通年 2016 2015 4Q 3Q 2Q 1Q 4Q 前年比(%) 前年比(%) 自動車全体 前年比(%) 3Q 2Q 1Q 通年 (注)通年の数値については、資料の制約から 1Q~4Q の合計と一致せず。 (資料)中国汽車工業協会(CAAM)資料を基に三菱東京 UFJ 銀行戦略調査部(香港)作成

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 乗用車の販売動向を的確に示す自動車強制保険(注)の加入台数をみても、2017 年に入って から冴えない展開が継続(図表 2)。単月ベースでは 6 ヵ月連続のプラス成長となるも、1Q (1~3 月)の大幅な落ち込みが響き、1~8 月でマイナス成長を余儀なくされている状況。  特に、減税対象である排気量 1.6L 以下に限ると、2017 年は 2Q(4~6 月)以降、プラ ス成長に回帰したものの、市場全体の伸びを大きく下回って推移しており、需要先食 いの反動減により力強さを欠く展開が継続。 (注)日本の自賠責保険にあたる自動車交通事故責任強制保険(本資料では新車のみカウント)。 中国では、車両を購入した機関・個人は新車登録(ナンバープレートや走行許可証等の登 録)を行う際に強制保険に加入した証書を提出することが必要。 図表 2:自動車強制保険加入台数の動向 (2) 今後の展望 ◇ 2017 年は 1%程度まで鈍化、2018 年は略横這いの成長に留まる見込み  今後 1~2 年の乗用車工場出荷台数を展望すると、まず、2017 年後半は、年末に掛けて 「減税終了前の駆け込み需要が見込まれる」(完成車メーカー、以下 OEM)との見方も あるものの、前年の発射台が非常に高い上、足元の減税対象車の低調な推移を踏まえると、 前年比横這いから微増が精々の展開となる見通し。  中国の乗用車需要は、先進諸国に比して低水準に留まる保有率、経済発展に伴う購入 層の拡がりを背景に、中長期的な視点に立てば、一桁台半ば程度で成長するという市 場コンセンサスに大きな変化はみられない。  但し、2017 年については、年初時点で中国の業界団体(CAAM、CATARC)が“前年 比 5~6%増”との見方を示していたものの、足元では、減税効果の薄れる中で需要先 食いの影響により“同 1~3%増”の小幅な成長に留まるとみる向きが多い。  こうした中、弊部では、2017 年は想定を上回る需要先食いの影響が出ている上、減税幅の 縮小もあって、その伸び率は年初予測の 2%程度から 1%程度まで鈍化するとの見方に下 方修正する。2018 年については、中国政府の政策次第でシナリオが変わる可能性があるが、 2017 年末の減税終了もあり、略横這いの成長に留まる見込み。 (単位:万台) 3Q (7~8月) 512 422 462 624 2,019 539 480 568 761 2,349 469 502 378 1,349 15.4 1.3 4.4 18.3 10.4 5.5 13.7 23.1 22.0 16.3 13.0 4.5 6.2 1.9 1.6L以下 361 284 306 447 1,397 385 341 418 577 1,721 319 347 267 933 18.0 1.9 1.7 21.0 11.4 6.7 20.3 36.6 29.0 23.2 17.1 1.7 2.7 5.4 1.6L超 151 138 156 176 622 155 139 151 184 628 150 155 111 416 9.6 0.0 10.3 11.9 8.1 2.4 0.2 3.3 4.2 1.0 2.6 11.5 15.6 6.9 乗用車全体 前年比(%) 前年比(%) 前年比(%) 3Q 4Q 2015 3Q 4Q 通年 1Q 2Q 2016 2017 通年 1Q 2Q 1~8月 1Q 2Q (資料)中国汽車技術研究センター(CATARC)資料を基に三菱東京 UFJ 銀行戦略調査部(香港)作成

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2.日系完成車メーカーの NEV 規制に対する取り組みへの本気度はどうか ✧ NEV 規制の目標は、2017 年 6 月に新たに公表された 2 回目の意見徴収案でも、従来同様、 ICE(内燃機関)車の生産、輸入台数に対し、2018 年に 8%、2019 年に 10%、2020 年に 12%相当の NEV クレジットの獲得が必要とされており、検討中とされていた導入時期の延 期、目標の引き下げはいずれも織り込まれていない。こうした中、日系完成車メーカー (OEM)の NEV 規制に対する取り組みへの本気度はどうか。 (1) NEV 規制の概要 ◇ 2018 年からの新エネ車の生産が義務付けられる見通し  NEV 規制の目標は、2017 年 6 月に新たに公表された意見徴収案でも、従来同様、ICE 車の 生産、輸入台数に対し、2018 年に 8%、2019 年に 10%、2020 年に 12%相当の NEV クレジ ットの獲得(=新エネ車生産の義務付け)が必要とされており、検討中とされていた導入 時期の延期、目標の引き下げはいずれも織り込まれていない(図表 3)。  但し、EV のクレジット計算方法に変更あり。この点については、ICE 車の燃費に該当 する電費(電力量消費率)という要素が加わった上、航続距離に応じたクレジットを 獲得できるようになるなど(注)、「高性能な EV を普及促進したいという中国政府の 意向が明確に示された」(中国政府系シンクタンク)と受け止められている。 (注)2016 年 9 月案では、段階的なクレジット付与方式に留まっており、中資系 OEM を中心に、 最低限の航続距離を満たすことで、効率的にクレジットを獲得しようとする動きが広がる懸 念があった。このため、2017 年 6 月の新たな案では、0.012×航続距離+0.8 という数式で算 出することで、OEM に対して航続距離を伸ばすインセンティブを付与している。 図表 3:NEV 規制(2017 年 6 月の意見徴収案)の概要  なお、NEV 規制の導入が 2019 年に後ろ倒しになるという一部報道もあるが、2019~2020 年における規制の水準自体は不変とみられ、OEM 各社が NEV 規制を突破するための最終 的なハードルの高さは同じであることから、中期的な影響の大きさは変わらない。 中国版カリフォルニア州ZEV規制 「新エネ車クレジット管理弁法」(NEV規制) 導入時期 2018年 規制対象 ICE(内燃機関)車の生産、輸入台数に対して、2018年に8%、 -2019年に 10%、2020年には12%相当のNEVクレジットの獲得 罰則 未定 計算台数 生産、輸入台数 主な 変更点 (EV) - ICE車(HEVはICE車に含まれる)の生産、輸入台数を基に、マイナスクレジットを計算 - 完成車メーカーは、NEV生産、輸入かクレジット購入によりマイナス分のクレジットの補填が必要 - NEV生産、輸入でクレジットの余剰が生じた場合、自社の燃費規制のクレジットの未達成分 - に補填、又は他社に売却が可能 施策 目標 クレジット 計算方法 年間の生産、輸入台数が -5万台以上の完成車メーカー -航続距離に応じて2~5クレジット -電費(電力量消費率)について -の記載はなし -クレジットは「0.012×航続距離+0.8」で算出 -電費が基準に満たない場合、クレジットは半減かつ他社に -売却不可、基準を大幅に上回る場合には同1.2倍カウント <2016年9月の意見徴収案> <2017年6月の意見徴収案> 1 2 3 4 5 80 250 16年9月案 17年6月案 350 150 クレジット 航続距離(Km) EVの航続距離と クレジットの相関図 (資料)FOURIN 資料等を基に三菱東京 UFJ 銀行戦略調査部(香港)作成

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(2) 日系 OEM の NEV 規制への取り組み ◇ EV の早期投入に向けた取り組みが加速  振り返ってみると、2016 年前半までは、日系 OEM の間では「EV は短い航続距離の問題か ら公共交通機関での採用に留まり、一般消費者への普及には相応の時間が掛かる。むしろ、 ガソリンのみでも走行可能であり、充電インフラの整備状況の影響を受けにくい PHEV が 最も有望な新エネ車」との見方が大勢を占めていた。  然しながら、2016 年 9 月(NEV 規制の 1 回目の草案発表)以降は、「電池の品質、耐久性の 担保など電池技術の向上があれば、PHEV ではなく一気に EV の普及が進む可能性もある」、 「採算性を度外視して、NEV 規制突破に向けて急ピッチで EV の投入準備を進めている」、 「従来の義務感でやっていた状況から相当な危機感を持って EV 対応を行っている」など、 EV 対応への本気度の窺えるコメントが数多く聞かれるようになった。

 ここ最近の日系 OEM の NEV 規制への取り組みをみると、以下の通り、EV の早期投入に 向けた取り組みが加速。  ホンダ:2018 年に合弁先の東風ホンダ、広汽ホンダの 2 社と共同開発した EV を投入 すると発表(同 2 社のブランド名で販売)  トヨタ:2018 年に PHEV(Corolla、Levin)を投入すると発表した他、2019 年頃には C-HR ベースの EV を投入する検討に入ったとの報道あり  日産:2018~2019 年にかけて EV の品揃えを拡充すると発表(2019 年には東風汽車、 Renault との新たな合弁会社で小型 EV を現地生産すると発表した他、主力 EV の LEAF の投入を検討しているとの報道あり)  弊部試算によれば、大手日系 OEM3 社(グループベース)が 2018 年時点で 8%相当の NEV クレジットを獲得するためには、年間 3~4 万台の EV 生産が必要。  こうした中、「台数を確保するため、中資系 OEM の手掛ける EV を合弁先から調達し、日 系ブランドの EV として投入することで NEV 規制を突破することも検討している様だ」 (サプライヤー)との話も漏れ聞こえるなど、品質重視の日系 OEM では従来考えられな いような打ち手も検討せざるを得ない状況にある模様。このように、現時点では、日系 OEM による NEV 規制の突破は容易ではないことが窺える。  今後を展望すると、中国政府は、2040 年までに ICE 車の販売禁止を表明したイギリス、フ ランスと同様に、ICE 車の生産・販売禁止の検討を始めたとの報道もあり、その政策次第 では、OEM 各社は EV への一段の注力を迫られるだけに、引き続き注視が必要であろう。

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3.新エネ車の主流は EV、PHEV のどちらになるのか ✧ 新エネ車の普及には充電インフラの整備、電池技術に課題が未だ残るとされるが、中国政 府による“2020 年までに累計生産台数 500 万台、2025 年に販売台数 700 万台”という新エ ネ車推進目標に変化はみられない。こうした中、ここ数年、新エネ車の生産台数は順調に 拡大しているが、新エネ車の主流は EV、PHEV のどちらになるのか。 ◇ PHEV はマイナス成長に転じており、政策面で優遇幅の大きい EV への移行が鮮明化  新エネ車(EV、PHEV、FCV)の動向をみると、新エネ車に対し中国政府による補助金の 減額(注)があったものの、「充電インフラの整備が徐々に進みつつある上、OEM 各社が値 下げも含む積極的な販促活動を行った」(調査会社)こともあり、生産台数は順調に拡大 (図表 4)。  こうした中、主力の乗用車では、EV と PHEV との間で二極化の兆しがみられる。具体的 には、補助金や NEV クレジットの獲得数等の政策面での優遇幅の違いを背景に、これまで 順調に拡大してきた PHEV がマイナス成長に転じる一方、EV の伸びが鮮明化。 (注)中国政府は、これまで発表していた補助金の段階的な引き下げ策に加えて、2017 年 1 月以降、 地方政府による補助金に関し中央政府からの交付額の 50%を上限(=上限を設定する一方で、 財源を充電インフラの整備に充当させる狙い)とするなど、補助金政策の一部を改定した。 図表 4:新エネ車の生産台数の動向  中国政府が、「EV 普及を切り口に、中資系完成車メーカーの国際競争力を引き上げるシナ リオを模索している」(中国政府系シンクタンク)とみられる中、ICE 車の生産・販売禁止 の検討を始めたとの報道もあるなど、EV 化が一層加速する兆しもみられる。  EV においては、1 万点超からなるエンジン部品が不要となる他、駆動系部品(トランスミ ッション)や始動系・充電系部品(スターター、オルタネーター)も大幅に減少するだけ に、日系サプライヤーは、日系 OEM の次世代パワートレイン構成比の方向性について更 なる情報収集が必要であろう。 以 上 (単位:台、%) 1,485 5,264 10,763 14,076 65,157 238,633 348,733 684,111 165,776 38.7 EV 1,140 4,970 10,501 13,358 48,597 174,868 274,440 527,874 137,880 63.1 PHEV 345 294 262 718 16,558 63,755 74,229 156,161 27,896 20.4 FCV 0 0 0 0 2 10 64 76 0 n.a. 523 2,596 3,387 6,993 28,193 135,735 170,478 347,905 18,614 56.6 EV 523 1,146 3,063 3,535 14,776 111,686 150,336 285,065 14,578 61.9 PHEV 0 1,450 324 3,458 13,417 24,049 19,577 62,275 3,998 13.8 FCV 0 0 0 0 0 0 565 565 38 n.a. 乗用車 2010 2011 2012 2013 2014 商用車 2010~2016 累計 2015 2016 (1~6月)2017 同期比前年 (資料)FOURIN 資料を基に三菱東京 UFJ 銀行戦略調査部(香港)作成

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Appendix.日系 OEM7 社の 2017 年 1~8 月の販売実績について  日系 OEM7 社が発表した 2017 年 1~8 月の販売実績をみると、上位 4 社(大手 3 社+マツ ダ)は減税対象車や SUV の販売好調により引き続き前年実績を上回った(付表)。その他 3 社については、三菱自こそ現地生産に切り替えた主力 SUV が牽引役となり前年実績を大 きく上回ったが、スズキ、SUBARU はマイナス成長が継続するなど、まだら模様の展開と なった。 付表:日系 OEM7 社の中国販売台数の動向 (単位:万台、%) 2016 前年同期比 トヨタ 輸入車を含む小売販売台数 121.4 121.4 84.1 7.1 マツダ 輸入車を含む小売販売台数 28.6 29.0 18.4 13.2 SUBARU 小売販売台数 4.6 n.a. 1.9 34.2 三菱自動車 輸入車を含む小売販売台数 8.3 n.a. 7.0 58.9 スズキ 小売販売台数 16.8 n.a. 7.2 33.2 18.0 日産(注) 輸入車を含む小売販売台数 113.2 n.a. 72.6 8.5 中国販売台数 2017 実績 計画 1~8月実績 ホンダ 小売販売台数 124.8 135.0 88.7 (注)東風日産、東風ヴェヌーシアの数値で商用車を含まない。 (資料)各社資料を基に三菱東京 UFJ 銀行戦略調査部(香港)作成 当資料は情報提供のみを目的として作成されたものであり、何らかの行動を勧誘するものではありません。ご利用に関し ては、すべてお客様御自身でご判断下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。当資料は信頼できると思われる情報に 基づいて作成されていますが、当部はその正確性を保証するものではありません。内容は予告なしに変更することがあり ますので、予めご了承下さい。また、当資料は著作物であり、著作権法により保護されております。全文または一部を転 載する場合は出所を明記してください。

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発行:株式会社 三菱東京UFJ 銀行 戦略調査部 〒100-8388 東京都千代田区丸の内2-7-1

本件照会先:山本 志乃 (TEL:03-3240-7935、e-mail:[email protected])

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