• 検索結果がありません。

物流EDIに関する一試論

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "物流EDIに関する一試論"

Copied!
20
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

日 本 物 流 学 会 ジ ャ ー ナ ル 第3号(1994) pp41-60

物 流EDIに

関 す る 一 試 論

英 晴

三菱電機(株)

EDI (Electronic Data Interchange: 電 子 デ ー タ 交 換)は 、 既 に 金 融 取 引 を は じ め 、 多 くの 分 野 で 様 々 に 活 用 さ れ て い る が 、 日常 物 流 業 務 へ のEDIの 活 用(物 流E DI)は ま だ 不 充 分 で あ る 。 他 方 で 、 技 術 革 新 と 無 在 庫 経 営 の 副 産 物 と し て 発 生 し た 日常 物 流 業 務 面 の 負 荷 が 、 社 会 的 に も 大 き な 問 題 に な り 、EIAJな ど 多 くの 業 界 で 物 流EDIの 重 要 性 に 関 す る コ ン セ ン サ ス が 形 成 さ れ つ つ あ る 。 そ して 残 され た課 題 は 「ど うす れ ば 、 取 引 先 を含 め た コス トミニ マ ム が 達 成 で き る の か?」 とい う方 法 論 に移 っ て い る 。 こ こ で大 切 な こ とは 、発 注 者 も、受 注 者 も、 更 に路 線 会 社 も、 こ れ ま で 自社 の利 益 だ け を追 求 して 自社 の シス テ ム 改 善 を図 っ て きた こ とが 、 結 果 的 に は 社 会 的 な不 経 済 を生 ん で い る とい う反 省 で あ る。 そ して 次 に大 切 な こ とは 、 お 互 い の 日常 業 務 に 関 す る相 互 理 解 を深 め 、 つ ぎに お互 い に譲 る べ きは譲 り合 う精 神 で あ る。 こ の試 論 は 、 三 者 が お 互 い の 妥 協 点 を探 る一 つ の 試 み で あ る 。 こ の試 論 が 、 社 会 的 な コ ンセ ンサ ス を得 る た め の タ タキ 台 の 一 つ と して 活 用 され る こ とを心 か ら念 願 す る 次 第 で あ る 。

(2)

Some

Discussions

on the

Logistics

- Standards

Hideharu Shimo

MITYUBISHI

ELECTRIC

CORPORATION

ABSTRACT

The EDI

(Electoronic

Data Interchage)

systems have been already applied to many

problems in industries like banking trade. But, in the field of logistics,

the

applica-tions of EDI systems have not been fully utilized as yet.

Since many problems has been,

on the hand, produced in the relation to the heavy

load of daily logistics operations which has been produced as a by-product of the

innovation

of information

technology

and minimum

inventory policy.

The consensus

on the importance

of LOGISTICS-STANDARDS

has been formed in EIAJ

(Electronic-Industries Association

of Japan)

and many other industries.

An unsolved

problem is as ffollws

"How can we accomplish

the COST

-MINIMUM

from suppliers to purchasers?"

The most important is, that, if purchasers,

suppliers and transporters would alter

the present selfish standpoint of view, the present social disadvantage could be

reduced. We should understand more about daily logistics operations among them

and should compromise

each other as much as possible.

This paper is a result of many trials to find out some common

ground based on

EDI systems.

The proposal made in this paper would be taken up as a definite plan to get the

social consensus.

(3)

1. 物 流EDIの 現 状 と 課 題 一 企 業 、 あ る い は企 業 グ ル ー プ の 枠 を超 え た コ ン ピ ュ ー タ ・ネ ッ トワー ク に よ って 企 業 間 の 取 引 を行 うた め のEDIは 、 現 在 、 既 に金 融 取 引 を は じめ 、 多 くの 分 野 で様 々 に 活 用 され て い る。 しか しなが ら、 物 流 分 野 につ い て は 受 発 注 デ ー タのEDIが 標 準 化 され 、 実 用 化 さ れ て い る だ け で 、 受 注 者(納 入者)の 出 庫 業 務 か ら、運 送 者 を経 由 して発 注 者 の検 収 ・収 納 業 務 ま で の 日常 物 流 業 務 へ のEDIの 活 用(物 流EDI)は 、 残 念 なが ら まだ 実 現 され て い な い 。 他 方 で 、 主 と して 情 報 処 理 面 で の 最 近20年 間 の 飛 躍 的 な技 術 革 新 に よ り、 発 注 者 側 も受 注 者 側 も、無 在 庫 経 営 の 一 層 の徹 底 に よる 、 自社 内部(自 社 グル ー プ 内 部 を含 む 、 以 下 同様)に 限 定 した物 流 生 産 性 の 向 上 と、 精 度 の 向上 を積 極 的 に進 め て き た。 無 在 庫 経 営 は 、単 に保 管 費 用 や 在 庫 金 利 な どの物 流 コ ス トの み な らず 、 陳 腐 化 な ど の在 庫 リス ク を 回避 出 来 る点 で 、 企 業 に と っ て は大 変 魅 力 の あ る永 遠 の 課 題 で あ る。 コ ン ピュ ー タの 容 量 や 伝 送 ス ピ ー ドの 飛 躍 的 な 向 上 に よ っ て 、 各 企 業 は、 発 注 側 で は 売 れ た だ け仕 入 れ るJIT(Just In Time)仕 入 を、 受 注 側 で は 製 品 の オ ンラ イ ン リ ア ル タ イム シ ス テ ム を 、積 極 的 に導 入 して 自社 内 部 の 管 理 レベ ル を飛 躍 的 に 向 上 さ せ て きた 。 しか しな が ら、 これ らの 自社 内 部 だ け を対 象 と した 発 注 側 、 及 び受 注 側 双 方 で の 管 理 レベ ル の 向 上 は 、結 果 的 に は 日常 物 流 業 務 を小 口化 、 多 頻 度 化 、 短 納 期 化 し、 日常 物 流 業 務 面 で は 逆 に大 き な負 担 に な って きた 。 ま た 、 これ らの 改 善 が 自社 内 部 だ け の 合 理 化 を 目標 と して い た た め に 、特 に外 部 の取 引 先 に対 して は この傾 向 が 著 しい 。 こ の よ う に して 、 自社 内 部 だ け を対 象 と した 合 理 化 努 力 は 、 日常 物 流 業 務 面 で は逆 に発 注 者 側 で も受 注 者 側 で も、次 の よ う な大 きな コ ス トア ップ要 因 に な っ て きて い る 。 (1) 受 注 オ ー ダー の 小 口 化 や 多 頻 度 化 や 短 納 期 化 は 、受 注 者 側 に と っ て は 出 庫 業 務 の小 口 化 や 短 時 間集 中 、 トラ ッ ク積 載 効 率 の 低 下 等 、 発 注 者 側 に とっ て は検 収 業 務 の 小 口 化 等 、 著 しい コ ス ト上 昇 要 因 と な っ て きた 。 (2) 特 に、 主 と して 発 注 者 の 検 収 業 務 簡 素 化 の 手 段 と して 普 及 した 発 注 者 指 定 納 品 書 制 度 は 、 オ ー ダー の 小 口化 や 多 頻 度 化 に比 例 して受 注 者(納 入 者)に と っ て 耐 え られ ぬ ほ どの 負 担 と な りつ つ あ る。 (3) 又 、情 報 シ ス テ ム面 で は 、 主 と して 発 注 側 が 独 自 の プ ロ トコ ル で 発 注 す るED I (個 別EDI方 式)が 多 く、受 注 者 側 で の 受 け 入 れ ソ フ トの 複 雑 化 を招 い て い る 。 但 しこ の 点 に つ い て はEIAJ((財) 電 子 機 械 工 業 会)等 の 努 力 でEDI の 標 準 化 が 図 られ 、 ほ ぼ 実 用 の レベ ル に達 して い る。

(4)

今 後 と も引 き続 き強 化 され て ゆ くで あ ろ う 、技 術 革 新 と無 在 庫 経 営 の 副 産 物 と して 発 生 す る これ らの コス トア ップ要 因 を排 除 し、 そ して そ れ だ け に と ど ま らず 、逆 に 物 流 生 産 性 の 向 上 に 結 び付 け よ う とい う の が 、 こ こ で 言 う 「物 流EDI」 の 最 大 の狙 い で あ り、 課 題 で あ る。 2. 日 常 物 流 業 務 の 特 徴 EDIの 機 能 を有 効 に活 用 す る とい う観 点 か ら見 た 場 合 、 日常 物 流 業 務 は 次 の よ う な特 徴 を備 え て い る 。 2.1. 日常 物 流 業 務 は 本 質 的 に 一 貫 作 業 で あ り、 帳 票 の 共 有 化 が 有 効 で あ る 。 日常 物 流 業 務 そ の も の は発 注 者 で あ れ 、受 注 者 で あ れ 、又 運 送 者 で あ れ 、 「正 確 ・ 迅 速 ・安 全 」 に現 品 を管 理 す る とい う 目的 は 、 全 く共 通 で あ る 。 又 、 あ る複 数 の 製 品 が 特 定 の 受 注 者 か ら特 定 の 発 注 者 に納 入 され る場 合 、 受 注 者 が ピ ッキ ン グ して 出荷 口 で 運 送 者 に 引 渡 し、 運 送 者 は受 け 取 っ た 製 品 を発 注 者 に届 け 、 発 注 者 は引 取 っ た製 品 を生 産 ラ イ ンに投 入 す る。(発 注 者 が 流 通 業 の 場 合 は、 引 き取 っ た 製 品 を販 売 す る)。 これ が 日常 物 流 業 務 で あ るが 、受 注 者 も運 送 者 も、 更 に は発 注 者 も、 そ れ ぞ れ 立 場 の 差 が あ る に もか か わ らず 、 納 入 され る製 品 を管 理 す る方 式 や作 業 内 容 は 、 三 者 と も基 本 的 に は 同 じで あ る。 と こ ろ が 、 一 貫 作 業 で あ る は ず の こ の 日常 物 流 業 務 を、 三 者 が そ れ ぞ れ 別 々の 帳 票 で 分 断 して管 理 して い るの が 残 念 なが ら現 実 の姿 で あ る 。 従 っ て 、 単 一 の 帳 票 を三 者 が 共 同 利 用 す る事 に よ っ て 一 貫 作 業 が 可 能 で あ り、 又 そ れ に よ っ て 三 者 と も非 常 に効 率 化 や 精 度 向 上 が 進 む とい う特 徴 が あ る。 2.2. 日常 物 流 業 務 は情 報 と現 品 の 同 期 化 が 常 に要 求 され るの で 、荷 札 方 式 が 有 効 で あ る 。 我 々 は 、 こ れ まで な ん らか の 指 示伝 票 を中 心 と して 現 品管 理 を行 っ て きた 。 しか し そ の た め に は伝 票 と現 品 との カ ル タ トリ(現 品 探 し)を 出庫 、 搬 出 、検 品 、積 込 み 、 引 渡 し、 検 品 、 検 数 、 収 納 とい う各 段 階 で何 度 も繰 り返 す こ とが 必 要 に な り、 そ れ が 物 流 生 産 性 の 向 上 と ミス の撲 滅 を 困 難 に して き た。 大 手 路 線 会 社 が 採 用 して い る、 荷 札 及 び荷 札 に表 示 したバ ー コ ー ドに よ る現 品 管 理 方 式 は 、 ミス の 原 因 に な り易 い 伝 票 と現 品 との カ ル タ トリ(現 品探 し)を ほ ぼ撲 滅 で き る とい う点 で 、 受 注 者 に と って も、発 注 者 に と っ て も、 合 理 的 な管 理 方 式 で あ る 。 こ の 点 で は 、 受 注 者 側 か ら次 の よ うな 反 論 が 出 るか も知 れ な い 。 「確 か に 、発 注 者 と路 線 会 社 は バ ー コ ー ドサ ー チ だ け で 検 品 が 出 来 、 更 に発 注 者 は

(5)

そ の 荷 札 に検 査 要 否 や納 入 品 の 保 管 エ リヤ が 表 示 さ れ て い れ ば 、 う ま くゆ け ば投 入 迄 一 枚 の 荷 札 で 一 貫 作 業 が 出 来 る とい う大 き な メ リ ッ トが 期 待 で きる 。 しか し、最初 に 荷 札 を作 成 して 貼 り付 け る受 注 者 に とっ て は 、 これ ま で路 線 会 社 委 託 分 だ け に限 られ て い た 荷 札 が 全 件 に拡 大 して 、受 注 者 側 の 負 担 が従 来 よ りも何 倍 も大 き くな る の で は な い か 」 この 点 は 、 従 来 の伝 票 主 体 の 出 荷 作 業 を前 提 とす れ ば 、 確 か に そ の 通 りで あ る。 しか し、 今 や 最 近 の技 術 革 新 に よ っ て 、 配 車 計 画 の 自動 化 や 、荷 札 の 自動 作 成 が 可 能 に な っ た現 在 で は 、従 来 の ピ ッ キ ン グ リス ト(又 は 出庫 伝 票)の 機 能 を荷 札 に移 す こ と に よ っ て 、 従 来 受 注 者 の 倉 庫 内 で何 度 も行 わ れ て い た 現 品 と伝 票 と の カ ル タ トリ が 撲 滅 で きる た め 、 逆 に 受 注 者 も荷 札 出荷 方 式 に よ っ て 一 層 の 合 理 化 が 期 待 で き る の で あ る。 現 実 に、 受 注 者 の 一 部 で は既 に 、 荷 札 出 荷 方 式 を採 用 して 成 功 して い る企 業 もで て い る の で あ り、技 術 革 新 に伴 う発 想 の転 換(パ ラ ダ イ ム シ フ ト)が 求 め られ て い る と 言 え よ う。 2.3. 日常 物 流 業 務 の 最 小 管 理 単 位 は 個 々 の ケ ー ス単 位 で あ る。 出庫 業 務 か ら輸 送 業 務 を経 て検 収 業 務 まで 、 日常 物 流 業 務 の 対 象 とな る現 品 は ほ と ん どの業 界 で は何 らか の ケ ー ス に収 納 さ れ 、 こ の ケ ー ス 単 位 で 管 理 され て い る 。 こ こ で 言 う 「ケ ー ス 」 とは 、 発 注 者 と受 注 者 に と って は 、原 則 と して 同 一 品 番 を収 納 した梱 包 ケ ー ス を示 す 。 従 っ て 、 そ の ケ ー ス に は 同 一 品 番 の 製 品(発 注 者 に と って は部 品 、 以 下 同様)が 複 数 個 収 納 され る場 合 もあ る 。 又 、 運 送 者 に と って は 、納 入 業 務 を委 託 され た貨 物 の 梱 包 ケ ー ス を示 す 。 運 送 者 に と っ て は 、 そ の梱 包 ケ ー ス の 内 容 は ほ とん ど ブ ラ ッ クボ ック ス で あ る。 他 方 で 、 発 注 者 も、 受 注 者 も、 路 線 会 社 も、 そ れ ぞ れ に 自社 の 管 理 の基 本 とな る キ イ コー ドを持 っ て い る。 具体 的 に言 え ば 、発 注 者 は発 注 番 号 で 、 受 注 者 は受 注 番 号 で 、 又 路 線 会 社 は 送 り状 番 号 で 、 自社 の シス テ ム を管 理 して い る。 そ の た め に 、 三 者 共 、 こ れ まで は 自社 の キ イ コー ドを 日常 物 流 業 務 の キ イ コー ドと して 直 接 使 い 、 帳 票 に表 示 す る こ とを取 引 先 に 強 制 す る場 合 が 多 く、 こ の こ とが 帳 票 類 の 標 準 化 や 共 用 化 を 困 難 に して きた 。 しか し、 現 品 管 理 の最 小 管 理 で あ る この ケ ー ス 毎 に三 者 に とっ て 一 年 以 上 ユ ニ ー ク な管 理 番 号(ケ ー ス番 号)を 受 注 者 が 採 番 して表 示 し、 そ れ を三 者 が 共 用 す る こ とに よ っ て 、 こ の 障 害 を ほ とん ど克 服 で きる 。

(6)

3. 物 流 規 約 の 要 件 受 注 者 の 出 荷 指 示 か ら、 発 注 者 の 検 収 あ る い は投 入 まで の 幅 広 い 日常 物 流 業 務 の 合 理 化 を進 め る た め に は 、 単 に デ ー タ交 換 の 標 準 化 と い う意 味 で のEDI化 だ けで は 不 充 分 で あ り、EDIを 前 提 と して 三 者 が お互 い に守 るべ き 日常 物 流 業 務 自体 の約 束事 、 つ ま り、 「物 流 規 約 」 を定 め て 製 造 業 全 般 、更 に は 流 通 業 界 な ど も含 め て な るべ く幅 広 い業 界 で の コ ンセ ンサ ス を得 る こ とが ど う して も必 要 で あ る。 しか し、 この 物 流 規 約 が社 会 規 約 と して 広 く世 の 中 に受 け 入 れ られ る た め に は 、 第 一 に 、 そ の規 約 が 関係 者 が 少 し努 力 す れ ば 、 皆 が 「守 れ る規 約 で あ る 」 こ と、 第 二 に 、 そ れ を守 る こ と に よ っ て 、 関 係 者 が 公 平 に 「成 果 が 得 られ る 」 こ と、 第 三 に、 社 会 経 済 面 や 環 境 面 の 合 理 性 、 い わ ゆ る 「マ ク ロの合 理 性 が あ る 」 こ と、 な どが 不 可 欠 で あ る 。 物 流 規 約 の必 要 条 件 を次 に具 体 的 に列 記 して説 明 す る。 3.1. 普 遍 性 (1) 最 近 の技 術 レベ ル で対 応 す れ ば 、 製 造 業 界 か ら流 通 業 界 ま で か な り幅 広 い業 界 で 実 現 が 可 能 で あ る こ と。(実 現 可 能 性) (2) 事 故 な どで 、EDI(デ ー タ交 換 等)に 支 障 が 生 じて も、 日常 物 流 実 務 面 で は 最 低 限 、 現 行 の 効 率 と精 度 を保 証 で き る こ と。(耐 久 力) (3) このEDIシ ス テ ム は徐 々 に ビ ジ ネ ス 社 会 に広 ま っ て い く、 とい う性 格 を持 つ 関係 で 、EDIシ ス テ ム と非EDIシ ス テ ム とが 同一 企 業 内 で 、 あ る い は 同 一 事 業 所 内 で 、物 流 実 務 面 で の 併 存 が 可 能 で あ る こ と。(併 存 性) 3.2. ミク ロ の 合 理 性 (1) 発 注 者 、 受 注 者 、 及 び 運 送 者 の 三 者 が他 者 の 作 成 した帳 票 と情 報 を共 有 して 、 そ れ ら を あ た か も自 己 の 物 と して活 用 す る こ とに よ っ て 、 自己 の物 流 合 理 化 の 成 果 を 、 自 己 の 努 力 に応 じて獲 得 で き る こ と。(帳 票 と情 報 の 共 有 化) 3.3. マ ク ロ の 合 理 性 (1) この 規 約 に参 加 しな い 、 あ る い は 、 で き ない 事 業 者 も含 め て 、 経 済 的 な弱 者 に 、 過 大 な 負 担 を か け な い 、 で きる だ け公 正 な 規 約 で あ る こ と。(公 正 性) (2) こ の規 約 を三 者 が 遵 守 す る こ と に よ っ て 、 そ れ ぞ れ の 物 流 合 理 化 の 成 果 を 、 で き る だ け 三 者 が 公 平 に享 受 で きる こ と。(公 平 性) (3) この 規 約 を 三 者 が 遵 守 す る こ と に よ っ て 、社 会 全 体 と して の コス ト ミニ マ ム も

(7)

同 時 に達 成 で き る こ と。(マ ク ロ経 済 性) (4) こ の 規 約 を三 者 が 遵 守 す る こ とに よ っ て、 路 線 会 社 の 活 用 な ど を通 じて 、 結 果 的 に交 通 渋 滞 や排 ガ ス 問題 な ど社 会 問 題 の解 消 に少 しで も役 に立 つ こ と。(社 会 性) 4. 物 流 規 約 の 基 本 的 な フ レ ー ム ワ ー ク この 規 約 の基 本 的 な フ レー ム ワー ク は 、次 の 三 点 で あ る。 (1) 帳 票 の共 用 化……… 〔資 料―1〕 帳 票 共 用 化 モ デ ル 受 注 者 が 出荷 確 定 情 報 に 基 づ い て作 成 す る 帳 票(納 入 荷 札 、 及 び納 入伝 票)を 、 受 注 者 の 出 庫 業 務 か ら、 路 線 会 社 の 輸 送 業 務 を経 て 発 注 者 の 検 収 搬 入 業 務 まで 、 一 貫 し て三 者 が 共 用 す る 。 * 帳 票 は現 品 管 理 上 必 要 最 小 限 に 止 め 、且 つ 一 貫 して 三 者 が 共 用 す れ ば 、 現 在6 種 類 の 帳 票 が2種 類 まで 削 減 出 来 る。 この こ とは 、 単 に作 成 費 用 だ け の 問 題 で は な く、 現 場 作 業 の 簡 素 化 や 精 度 向 上 な ど に大 き く影 響 す る 。 (2) ケ ー ス 番 号 (PACKAGE-I/D)の 共 用 化……… 〔資 料―1〕 帳 票 共 用 化 モ デ ル 前 項 の 各 段 階 で 、 三 者 が 現 品 を管 理 す る 為 の キ イ コ ー ドを ケ ー ス 番 号 に一 元 化 し、 そ れ をバ ー コ ー ド化 して 三 者 が 共 用 す る 。 * ケ ー ス 番 号 を 三 者 が 共 用 で き る た め の 条 件 と して 、 ケ ー ス 番 号 は 三 者 に と っ て 一 年 以 上 のユ ニ ー ク性 を保 証 出 来 る体 系 に す る必 要 が あ る(6 .5.2参 照) (3) 出 荷 確 定 情 報 な どの 共 用 化 受 注 者 が 出 荷 確 定 情 報 を所 定 の 時 刻 ま で に路 線 会 社 、 及 び発 注 者 に伝 達 す る こ と に よ って 、 そ れ ぞ れ の 段 階 で 三 者 が 情 報 を共 用 化 す る 。 * 路 線 会 社 は 、 出 荷 確 定 情 報 に基 づ く手 配 番 号 を 、 自社 の 送 り状 番 号 と リ ン クす る事 に よ って 出 荷 確 定 情 報 を 共 用 化 す る 。 * 発 注 者 は 、 受 注 者 が 提 供 す る発 注 者 の納 入 指 示 番 号 と リ ン ク した ケ ー ス番 号 で 出 荷 確 定 情 報 を共 用 化 す る。 5. 行 動 規 約 物 流EDIへ の 参 加 企 業 が 遵 守 す べ き行 動 面 の規 約 は 、 次 の 通 り。 5.1 .発 注 者(検 収 者)の 義 務 (1) 物 流EDIに 参 加 した 受 注 者 に対 して は 、 指 定 納 品 書 を廃 止 す る 。

(8)

* 荷 札 の バ ー コ ー ド を ス キ ャ ン し て 、 入 着 予 定 情 報 で 検 収 し入 着 計 上 す る 。 (2) 発 注 時 に 、 納 入 伝 票 と荷 札 に 表 示 す る 必 須 項 目 を所 定 の フ ォ ー マ ッ ト に 編 集 し て 受 注 者 に 提 供 す る 。 (6. 2. 3. 及 び6. 3. 3 参 照) (3) 現 品 を 受 領 し た 時 点 で 、 納 品 書 に 受 領 印 を押 印 の 上 、 納 入 者 、 あ る い は 路 線 会 社 に 返 却 す る 。 (4) 荷 札 に バ ー コ ー ド表 示 さ れ た ケ ー ス 番 号 で 、 現 品 を 検 品 で き る 情 報 シ ス テ ム を 準 備 す る 。 5.2. 受 注 者(納 入 者)の 義 務 (1) 納 入 伝 票 、 及 び 荷 札 に 、 発 注 者 ・路 線 会 社 用 の 必 須 項 目 を 標 準 パ タ ー ン に 従 っ て 表 示 す る 。 (6. 2. 3. 及 び6. 3. 3. 参 照) (2) 出 荷 確 定 情 報 を 、 所 定 フ ォ ー マ ッ トで 所 定 時 刻 ま で に 発 注 者 、 及 び 路 線 会 社 に 提 供 す る 。 (3) 荷 札 に バ ー コ ー ド表 示 さ れ た 、 PACKAGE-I/D(ケ ー ス 番 号)で 、 現 品 を 検 品 で き る 情 報 シ ス テ ム を準 備 す る 。 (4) 品 名 ラ ベ ル(又 はJANコ ー ド)を ケ ー ス 毎 に 表 示 す る と と も に 、 出 庫 時 点 で の 検 品 を 実 施 す る 。(荷 札 貼 り間 違 い の 防 止) 5.3. 中 間 の 受 ・発 注 者 の 義 務 (2) そ の 商 品 に 関 す る最 初 の発 注 者(検 収 者)と 、最 終 の 受 注 者(納 入 者)の 問 に 、 デ ー タ処 理 面 で 中 間 商 社 等(中 間 の受 ・発 注 者 と言 う)が 介 在 す る場 合 、 中 間 の 受 ・発 注 者 は 、 そ の 「最 初 の発 注 者(検 収 元)の 発 注 番 号 等 」 の必 須 項 目 を 順 次 受 け 渡 す 。 * 現 実 の取 引 で は 、 商 取 引 だ け の 中 間 商 社 が 介 在 す る場 合 が 多 い。 この 場 合 で も、 最 終 の 受 注 者(納 入 者)は 最 初 の発 注 者(検 収 者)が 必 要 とす る項 目 を 出 荷 確 定 情 報 に 付 加 して 最 初 の発 注 者(検 収 者)に 伝 達 す る 必 要 が あ る。 5.4. 路 線 会 社 の 義 務 (1) 納 入 伝 票 に 、 自社 の 送 り状 番 号 をバ ー コー ドで プ リ印 刷 して 、 納 入 者 の所 定 様 式 で 、受 注 者 に提 供 す る。(納 入 者 側 で 納 入 伝 票 を プ リ ン トす る場 合) (2) 着 店 コー ド等 、 納 入 伝 票 と荷 札 に 表 示 す べ き項 目 を、 事 前 に 受 注 者(納 入 者) に提 供 す る。 (3) 現 品 を受 領 した 時 点 で 、 納 品 書 に 受 領 印 をサ イ ン して 発 荷 主(納 入 者)に 返 却 す る。

(9)

(4) 荷 札 にバ ー コー ド表 示 され た ケ ー ス番 号 で 、 現 品 を検 品 で きる情 報 シ ス テ ム を 準 備 す る。 * 標 準 荷 札 に表 示 され た ケ ー ス 番 号 を、 自 己 の 貨 物 番 号 と して 収 集 し、 納 入 まで の 管 理 を行 う。(少 な く と も、発 店 で の 積 込 み検 品 は行 う。) (5) 発 注 者 あ る い は受 注 者 が 、 ケ ー ス 番 号 又 は 手 配 番 号 で 、 路 線 会 社 の 「追 跡 シ ス テ ム 」 に直 接 ア ク セ ス で き る体 制 を とる 。 6. 帳 票 規 約 物 流 EDIへ の参 加 企 業 が 遵 守 す べ き帳 票 面 の規 約 は 、 次 の通 り。 6.1. 帳 票 と表 示 項 目 納 入 業 務 面 で 、 現 品 を正 確 、迅 速 、 且 つ安 全 に管 理 す る た め に 、 三 者 は2種 類 の 帳 票 を共 用 す る 。 これ ら は 、 納 入 ユ ニ ッ ト(一 口)を 示 す DELIVERY-1/D用 の 帳 票(納 入 伝 票)と 、 ケ ー ス 毎 の 取 扱 要 領 を示 す PACKAGE-I/D用 の 帳 票(荷 札)で あ る。 6.2、 納 入 伝 票 (DELIVERY-I/D)……… 〔資 料-2〕 納 入 伝 票 パ タ ー ン 三 者 の た め に納 入 者 は 、 当 日出荷 分 の 送 り先 毎(一 口 毎)に 所 定 部 数 の納 入 伝 票 を 発 行 す る。 * 納 入 伝 票 の 目 的 は 主 と して企 業 間 、 あ るい は部 門 間 の 受 渡 し確 認 用 、 及 び 現 品 の 盗 難 な ど を含 む トラブ ル対 処 用 で あ り、現 品 管 理 は荷 札 を中心 に進 め られ る。 尚 、 こ の納 入 伝 票 は 、 純 粋 理 論 的 に は 削 除 が 可 能 で あ る。 しか し、 一 般 的 に は 伝 送 トラブ ルや 現 品 の 盗 難 等 の発 生 に伴 う臨 時 対 応 や 、 原 因調 査 、 責 任 判 定 な どの た め に、 荷 札 とは 別 に 、 この 帳 票 が 実 務 面 で 当 面 は必 要 で あ る。

(10)

6.2.1. 標 準 セ ッ ト 各 セ ッ トの 伝 票 名 称 、 及 び 使 用 目 的 は 、 次 の 通 り三 者 で 統 一 す る 。 6.2.2. 表 示 エ リア 、 及 び 伝 票 サ イ ズ 納 入伝 票 に は 、 納 入 者 用 、 発 注 者 用 、 運 送 者 用 、 及 び 共 通 用 の エ リア を設 け る。 表 示 項 目 の表 示 位 置 は、 納 入 伝 票 パ タ ー ン(資 料 一2)に 従 う。 ま た 、 サ イ ズ は 受 注 者 の 任 意 とす るが 、伝 票 実 務 面 か ら10イ ンチ ×5イ ンチ 以 下 を 目安 とす る。 6.2.3. 表 示 項 目の 内 容 前 項 表 示 項 目 の 内 容 は 、 別 途 定 め る納 入 伝 票 表 示 項 目一 覧 表 に従 う。 * 発 注 者 エ リ ア の表 示 項 目は 、 発 注 者 が 納 入 指 示 時 点 で 所 定 の桁 数 に編 集 して受 注 者 に伝 達 す る。(納 入 者 は そ の ま ま所 定 の エ リア に 表 示 す る) * 納 入 者 エ リ アの 表 示 項 目 、 及 び桁 数 は納 入 者 の 任 意 とす る。 6.3. 荷 札(PACKAGE-1/D)……… 〔資 料-3〕 荷 札 と納 入 伝 票 の 関 連 納 入 者 は 、 三 者 の 為 に 、 ケ ー ス毎 に一 枚 の 荷 札 を貼 る 。 出 荷 形 態 は 一 般 的 に ケ ー ス 出荷 、 端 数 出 荷 、再 梱 出荷 、 大 量 出 荷 の 四 種 類 に分 け ら れ 、 そ れ ぞ れ の 目的 に合 わ せ た荷 札 を貼 る。 6.3.1. 荷 札 の種 類……… 〔資 料 −4〕 納 入 荷 札 パ タ ー ン 荷 札 に は,そ の用 途 に応 じて次 の4種 類 を設 定 す る 。 〔資 料 −5〕 納 入 荷 札 サ ンプ ル (1) 標 準 荷 札(単 体 梱 包 品 用) 同 じ商 品 の 「一 個 入 りケ ー ス 」 又 は 「複 数 個 入 りケ ー ス 」 をそ の ま まの 荷 姿 で納 (注) ○ 印 は 、 そ の 帳 票 の 活 用 主(又 は部 門)を 示 す 。

(11)

入 す る場 合 に 、 そ の ケ ー ス 毎 に 一 枚 の標 準 荷 札 を貼 る 。 (2) 代 表 荷 札(大 量 出 荷 品 用) 納 入者 は一 口 当 た り一 商 品 で20ケ ー ス 以 上 に な る等 、 多 ケ ー ス に な る た め 、荷 札 貼 り作 業 が 大 き な負 担 に な る場 合 は 、 同 一 の 商 品毎 に一 枚 の代 表 荷 札 を貼 る こ と が で き る。(発 注 者 と路 線 会 社 の 事 前 了 解 が 必 要) * 代 表 荷 札 を使 用 す る 場 合 の規 約 ア.代 表 荷 札 に は 、 「代 表 荷 札 で あ る 旨の 表 示 」 をす る 。 イ.代 表 荷 札 に は 、 総 梱 数 と は別 に そ の 商 品 の ケ ー ス数 を表 示 す る(又 、 そ の ケ ー ス 数 は総 梱 数 に加 え る。) ウ.納 入 伝 票 に代 表 荷 札 を使 用 して い る 旨 の表 示 をす る 。 (3) 内装 荷 札(集 合 梱 包 時 の 内 装 ケ ー ス用) 輸 送 上 の都 合 な どで 再 梱 包 す る場 合 に は、 納 入者 自身 、 及 び検 収 者 の た め に 、 外 装 ケ ー ス に収 納 され て い る ケ ー ス(内 装 ケ ー ス)毎 に 、 一 枚 の 内 装 荷 札 を貼 る。 * 内装 荷 札 を使 用 す る 場 合 の規 約 ア.内 装 荷 札 に は 、 「内装 荷 札 で あ る 旨 の表 示 」 をす る 。 イ.内 装 荷 札 に は 、 「住 所 を表 示 しな い 」等 、標 準 荷 札 との 区 別 を 明確 にす る。 (納 入 者 の 出荷 ミス 防止 の た め) (4) 外 装 荷 札(集 合 梱 包 時 の 外 装 ケ ー ス用) 輸 送 上 の 都 合 な どで 、再 梱 包 す る 場 合 に は 、 再 梱 した 外 装 ケ ー ス 毎 に 、外 装 荷 札 を 貼 る。 * 外 装 荷 札 には 、 「外 装 荷 札 で あ る 旨 の 表 示 」 をす る と と も に、 そ の外 装 ケ ー ス に 入 っ て い る 「商 品 の 明 細 」 を表 示 す る。(納 入 者 用 に) 6.3.2. 表 示 エ リア 、 及 び 荷 札 サ イ ズ 荷 札 に は 、 納 入 者 用 、 発 注 者 用 、 運 送 者 用 、 及 び共 通 用 等 の エ リ ア を設 け 、 表 示 項 目 の 位 置 は 、 納 入 荷 札 パ ター ン (資 料 一4)に 従 う。 又 、荷 札 の サ イズ は受 注 者 の任 意 とす る 。 6.3.3. 表 示 項 目の 内 容 前 項 表 示 項 目の 内容 は 、別 途 定 め る 納 入 荷 札 表 示 項 目一 覧 表 に従 う。 * 発 注 者 エ リア の 表 示 項 目 は 、 発 注 者 が 納 入指 示 時 点 で 所 定 の 桁 数 に編 集 して受 注 者 に伝 達 す る。 (納 入者 は そ の ま ま所 定 の エ リ ア に表 示 す る。) * 納 入 者 エ リア の 表 示 項 目 、 及 び桁 数 は 原 則 と して 納 入 者 の 任 意 とす る 。

(12)

6.4. 品 名 ラ ベ ル (PRODUCT-I/D) 納 入 者 は 、 納 入 者 自 身 、 及 び 発 注 者 の た め に 、 そ の 商 品 の 内 容 を 示 す 背 番 号 (PRODUCT-I/D)を ケ ー ス 又 に ラ ベ ル(品 名 ラ ベ ル と 言 う)、 又 は ソ ー ス マ ー キ ン グ で 表 示 す る 。 但 し、JANコ ー ド を 持 つ 場 合 はJANコ ー ドを 表 示 す る 。 6.5. 帳 票 の キ イ コ ー ド 納 入 伝 票 と荷 札 に バ ー コ ー ド表 示 す る キ イ コ ー ドは 、 次 の 通 りで あ る 。 6.5.1. 納 入 伝 票 の キ イ コ ー ド 路 線 会 社 に 運 送 委 託 す る 場 合 に 限 っ て 、 納 入 伝 票 に は 路 線 会 社 の た め に そ の 路 線 会 社 の 送 り状 番 号 を バ ー コ ー ド表 示 す る 。(路 線 委 託 以 外 は 、 自 由 使 用) * こ の 送 り状 番 号 は 、 技 術 面 の 制 約 か ら路 線 会 社 毎 の コ ー ド体 系 に 従 っ て 路 線 会 社 が プ リ 印 刷 す る 。(納 入 者 側 で 納 入 伝 票 を プ リ ン トす る 場 合) 6.5.2. 荷 札 の キ イ コ ー ド 荷 札 に は 、 必 ず 三 者 に と っ て 「一 年 以 上 ユ ニ ー ク な 」 ケ ー ス 番 号 を 次 の 体 系 で 受 注 者 が 採 番 し、バ ー コ ー ド表 示 す る 。

納入者の企業

I/D番 号(6)

納入者の手配番号

(9) 外 装 ケ ー ス の 荷 札 連 番(2) 内 装 ケ ー ス の 連 番(2) * 納 入 者 の 企 業I/D番 号(6)は 、EDIセ ン タ ー に 登 録 さ れ た 納 入 者 の 企 業 体 番 号 を 使 用 す る 。 * 手 配 番 号 体 系 は 、 受 注 者 の 任 意 と す る 。 例 え ば 次 の 体 系 が 考 え ら れ る 。 連 番6桁 を 確 保 す る こ と に よ っ て 、1日 当 た り 1,000ケ 所 の 送 り先(1,000口)に 納 入 す る 事 業 所 の 場 合 は 、 約3年 間 は ユ ニ ー ク 性 を 保 証 で き る 。 事 業 所 コ ー ド(3) 事 業 所 内 の 手 配 連 番(6) * 荷 札 の バ ー コ ー ドモ ー ドは 当 面 、NW-7と す る 。 こ の 理 由 は 、 路 線 会 社 が ほ と ん ど例 外 な くNW-7を 採 用 し て い る た め で あ る 。 路 線 会 社 に と っ て は 、 ほ ん の 一 部 の 取 引 先 で あ るEDI参 加 者 の た め に 、 現 有

(13)

の 全 て の ス キ ャ ナ ー に つ い て 、 他 の モ ー ド(CODE-39な ど)も 読 め る よ う に す る に は あ ま り に も 負 担 が 大 き い 。 そ の 反 面 、 発 注 者 と 受 注 者 側 はCODE-39が 一 般 的 で あ る が 、 物 流EDIの 導 入 時 点 で 両 方 読 め る よ う に ス キ ャ ナ ー を セ ッ トす る だ け で 済 む か ら で あ る 。 6.5.3. 品 名 ラ ベ ル 等 の キ イ コ ー ド 品 名 ラベ ル に は 、受 注 者 品 番 をCODE39で バ ー コ ー ド表 示 す る 。 (但 し、JANコ ー ドを持 つ 場 合 は所 定 のJANコ ー ド規 約 に従 う) 7. 物 流EDIの 導 入 メ リ ッ ト 物 流EDIへ の 参 加 企 業 が獲 得 出 来 る主 な 導 入 メ リ ッ トを整 理 す る と、 次 の通 りで あ る 。 尚 、 こ こ で 示 す 導 入 メ リ ッ トは一 般 論 で あ り、 こ こ に表 示 して い な い 効 果 が 発 生 す る場 合 も多 い と思 わ れ る。 又 、 当 然 の こ とな が ら具 体 的 な メ リ ッ トの大 き さ は 、個 々 の 企 業 毎 の現 在 の 技 術 レベ ル と シス テ ム の 内容 に よっ て 異 な る こ とは も ち ろ ん 、短 期 的 に は 現 有 シ ス テ ム の切 替 費 用 も考 慮 す る必 要 が あ り、 企 業 毎 に様 々 で あ る。 しか しな が ら、 ほ ぼ 共 通 的 な メ リ ッ トで あ る 「カ ル タ トリ作 業 の 廃 止 」 「検 品作 業 の 自動 化 」 「現 品 と情 報 の 同期 化 」 「出荷 確 定 情 報 の共 有 化 」 な どだ け で も、定 性 的 、 あ る い は定 量 的 に も大 きな効 果 が期 待 で きる こ とは 、充 分 ご理 解 頂 け る こ と と思 うが 、 具 体 例 を挙 げ る と次 の通 りで あ る 。 (1) 帳 票 間 の カ ル タ トリ作 業 の廃 止……… 〔資 料―1〕 帳 票 共用 化 モ デ ル 発 注 者 指 定 納 品 書 の 廃 止 、 納 入 伝 票 と送 り状 の一 本 化 な ど、 帳 票 の 共 用 化 に よっ て複 数 の 帳 票 を探 した り、 照 合 した り、 セ ッ トした り、 仕 分 け した り、保 管 した り、 回 収 した りす る作 業 が 無 くな る 。(更 に は、 添 付 ミス に よ る機 密 漏 洩 も無 く な る 。) (2) 帳 票 と現 品 との カ ル タ トリ作 業 の 廃 止 … … 〔資 料―3〕 荷 札 と納 入 伝 票 の 関 連 荷 札 出荷 方式 の採 用 に よ り、 出庫 時 に一 度現 品 を カ ル タ トリ して 荷札 を貼 れ ば、 そ れ以 降 は荷 札 の 表 示 に したが っ て 作 業 す れ ば 良 く、現 品 と帳 票 との カ ル タ取 り が 不 要 に な る。(路 線 会 社 に と って は 、荷 札 の作 成 や 、貼 りつ け業務 も無 くな る。) (3)検 品作 業 の 自動 化……… 〔資 料―1〕 帳 票 共 用 化 モ デ ル 受 注 者 の 物 流 拠 点 か ら発 注 者 の受 入 拠 点 ま で何 度 とな く繰 り返 され る検 品作 業 は 、 目立 た ない が ネ ック作 業 の 一 つ で あ っ た。 これ が 、現 品 と一 体 化 され た荷 札 に表 示 した バ ー コ ー ドで 自動 検 品 を行 う こと に よ っ て 、正 確 化 ・迅 速 化 さ れ る 。 (誤 出 荷 ・誤 配 送 の撲 滅)

(14)

(4) 情 報 と現 品 の 同 期 化 に よ る シ ス テ ム の 質 的 向 上 荷 札 に表 示 したバ ー コ ー ドで 自動 検 品 を行 う こ とに よ り、 リ ア ル に確 定 情 報 を 確 保 で き、 在 庫 管 理 精 度 な ど シ ス テ ム の 質 的 向 上 が 図 れ る 。(同 時 に 、 イ ンプ ッ ト作 業 の 削 減 も期 待 で きる 。) (5) 出 荷 確 定 情 報 の 共 有 化 に よ る 、不 突 き合 い 業 務 な どの 削 減 ケ ー ス 番 号 を共 通 の キ イ コ ー ドと して 、受 注 者 の 出 荷 確 定 情 報 を路 線 会 社 も発 注 者 も共 有 す る こ とで 、 物 流 業 務 に 関 す る不 突 き合 い 管 理 が 、原 則 と して 不 要 と な る。(又 、 路 線 会 社 、 発 注 者 に と っ て は 、 予 定 情 報 と して の様 々 な活 用 が 可 能 で あ る 。) (6) 納 入 に関 す る照 会 業 務 の 大 幅 な 削 減 路 線 会 社 の持 つ 追 跡 シ ス テ ムが 共 有 化 が 可 能 に な り、 納 入 に 関 す る照 会 業 務 が 大 幅 に 削 減 で き る 。(情 報 収 集 も早 ま る) (7) 物 流EDIに よ る他 社 との 差 別 化 ・サ ー ビス 向 上 特 に 、 受 注 者 や 、 路 線 会 社 に と っ て は 、客 先 獲 得 の ため の有 効 な手 段 と な る。 (8) 多 端 末 現 象 の 解 消 物 流EDIに 参 加 す る客 先 が 増 え て 行 け ば 、 長 期 的 に は受 注 者 は、 全 て 同 一 の 端 末 で 、 同一 シ ス テ ム で 、 処 理 が 出 来 る よ う に な る 。 (9) シ ス テ ム 開発 負 荷 の 軽 減 物 流EDIに 参 加 す る時 点 に は シス テ ム 開 発 が 必 要 で あ る が 、 そ れ 以 降 は シ ス テ ム 開発 負 荷 の 増 加 が 抑 制 さ れ 、 長 期 的 に は 物 流 管 理 面 の シス テ ム 開発 負 荷 が大 幅 に削 減 され る。 8. ま と め こ れ ま で は 、発 注 者 も、 受 注 者 も、 又 路 線 会社 も 自社 内 部 の 物 流 合 理 化 だ け に 関心 を持 ち 、 自分 達 の 合 理 化 努 力 の 結 果 が外 部 の 取 引 先(つ ま り発 注 者 に とっ て は受 注 者 、 受 注 者 に と っ て は 路 線 会 社 に)に 大 きな負 担 をか け る こ とに な り、 そ れ が 巡 り巡 っ て 、 自社 の 不 経 済 に繋 が る とい う こ と は全 く考 慮 され て い な か っ た。 しか し今 や 、 数 多 くの 人 々 が この ジ レ ンマ に 気 づ き、EIAJを は じめ 多 くの 業 界 で 物 流EDIの 重 要 性 に 関 す る コ ンセ ンサ ス が 形 成 され つ つ あ る 。 そ して残 さ れ た課 題 は 「ど うす れ ば 取 引 先 を含 め た コ ス トミニ マ ム が 達 成 で きる か?」 とい う方 法 論 に 移 っ て い る 。 こ こで 大 切 な こ と は 、発 注 者 も、 受 注 者 も、 更 に路 線 会 社 も、 まず は じめ に相 互 理 解 を深 め 、 つ ぎに お 互 い に譲 る べ きは 譲 り合 う こ とで あ る 。 そ の 意 味 で は 、 こ の試 論 は 三 者 が お 互 い の妥 協 点 を探 る一 つ の 試 み と理 解 して い た

(15)

だ き、 社 会 的 な コ ンセ ンサ ス を得 る た め の タ タキ 台 の 一 つ と して 活 用 され る こ と を心 か ら念 願 す る次 第 で あ る 。 8.1. 垂 直 型 ネ ッ トワ ー クへ の 普 及 物 流 面 で の 垂 直 型 ネ ッ トワ ー クは 大 企 業 を 中心 に既 に定 着 して い るが 、 如 何 に 大 企 業 、 あ る い は 大 企 業 グ ル ー プで あ っ て も、 自社 との 取 引 ウエ イ トの 高 い取 引 先 は 別 と して 全 て の 取 引 先 に 自社 の 独 自方 式 を強 制 す る こ とは 非 常 に困 難 で あ り、現 実 に は 自 社 方 式 の 不 徹 底 と、 そ れ に伴 う業 務 の 複 雑 化 に悩 ん で い る の が 実 態 で あ る 。 した が っ て 、 実務 的 に使 用 で きる社 会 規 約 が 設 定 され れ ば 、 か な り早 い テ ン ポ で普 及 が 進 む と予 想 され る。 8.2. 中小 企 業 へ の普 及 EDI用 の パ ソ コ ン ソ フ トは 、 通 信 ソ フ トを含 め て も30万 円 以 下 で 入 手 が 可 能 で 、 コス ト面 の負 担 は少 な い 。 しか し、 この 試 論 で は 受 発 注 業 務 が 既 に オ ン ラ イ ン化 され て い る こ とや 、 荷 札 計 算 の 自動 化 な ど、 比 較 的高 い 技 術 レベ ル を前 提 と して い る の で 、 技 術 レベ ル の 低 い企 業 の 多 い 中小 企 業 へ の 普 及 は 、 や や 遅 れ ざ る を得 な い と思 わ れ る。 参 考 文 献 (1) マ ー ガ レ ッ ト・A・エ ン メ ル ハ イ ツ: EDI戦 略: 日本 ロ ジ ス テ ィ ク ス 協 会: 1991-8 (2) 北 沢 博: EDI入 門: (株)ソフ ト リ サ ー チ セ ン タ ー: 1991-3 (3) 北 沢 博: 物 流 情 報 シ ス テ ム: (株)白桃 書 房: 1991-2 (4) 通 商 産 業 省: 最 新EDI事 情: 工 業 調 査 会: 1990年 (5) 日 通 総 合 研 究 所: 最 新 物 流 ハ ン ドブ ッ ク: (株)白桃 書 房: 1991年 (6) 経 営 情 報 学 会EDI研 究 部 会: EDI標 準 化 の 動 向: 経 営 情 報 学 会: 1993年 (7) 加 藤 光 一: 物 流 業 界 に お け る 情 報 化 の 現 状 と課 題: 季 刊 輸 送 展 望: 1993年 春 号 (8) 日 本 ロ ジ ス テ ィ ク ス シ ス テ ム 研 究 所: 物 流 標 準 メ ッ セ ー ジ に 関 す る 研 究: 産 業 研 究 所: 1994年

(16)

〔資 料-1〕

帳 票 共 用 化 モ デ ル

(注)1. (3)∼(5)が 最 低 必 要 な レ ベ ル.(1)(2)は 受 注 者 、(8)(7)は 発 注 者 の 責 任 範 囲 。 2. Δ 印 は 、 バ ー コ ー ド ス キ ャ ン す る 時 点 を 示 す.

(17)
(18)
(19)
(20)

参照

関連したドキュメント

All (4 × 4) rank one solutions of the Yang equation with rational vacuum curve with ordinary double point are gauge equivalent to the Cherednik solution.. The Cherednik and the

We show that a discrete fixed point theorem of Eilenberg is equivalent to the restriction of the contraction principle to the class of non-Archimedean bounded metric spaces.. We

Keywords: continuous time random walk, Brownian motion, collision time, skew Young tableaux, tandem queue.. AMS 2000 Subject Classification: Primary:

This article concerns the behaviour of solutions to a coupled sys- tem of Schr¨ odinger equations that has applications in many physical problems, especially in nonlinear optics..

In this paper, we study the existence and nonexistence of positive solutions of an elliptic system involving critical Sobolev exponent perturbed by a weakly coupled term..

Then it follows immediately from a suitable version of “Hensel’s Lemma” [cf., e.g., the argument of [4], Lemma 2.1] that S may be obtained, as the notation suggests, as the m A

Some new oscillation and nonoscillation criteria are given for linear delay or advanced differential equations with variable coef- ficients and not (necessarily) constant delays

Our method of proof can also be used to recover the rational homotopy of L K(2) S 0 as well as the chromatic splitting conjecture at primes p > 3 [16]; we only need to use the